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JPS6318945B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6318945B2
JPS6318945B2 JP13238580A JP13238580A JPS6318945B2 JP S6318945 B2 JPS6318945 B2 JP S6318945B2 JP 13238580 A JP13238580 A JP 13238580A JP 13238580 A JP13238580 A JP 13238580A JP S6318945 B2 JPS6318945 B2 JP S6318945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
nitrophenyl
nitrochlorobenzole
water
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13238580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5758662A (en
Inventor
Junji Toda
Kenji Kunikata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP13238580A priority Critical patent/JPS5758662A/ja
Priority to DE19813135367 priority patent/DE3135367A1/de
Publication of JPS5758662A publication Critical patent/JPS5758662A/ja
Publication of JPS6318945B2 publication Critical patent/JPS6318945B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 (式中Xは、ハロゲン原子、Yは水素又はハロ
ゲン原子を表わす。) で表わされる化合物とβ−メルカプトエタノール
を、酸結合剤の存在下に無溶媒でまたは水性溶媒
中、または非プロトン性極性溶媒中で反応させる
ことを特徴とする式 (式中Yは前記と同じ)で表わされるo−ニト
ロフエニル−β−ヒドロキシエチルスルフイド類
の製造法である。
本発明のo−ニトロフエニル−β−ヒドロキシ
エチルスルフイド類は染料の中間体の製造に用い
られる。
o−ニトロフエニル−β−ヒドロキシエチルス
ルフイドの製造法としてはG.M.Bannett,W.A.
Berry:J.C.S1666〜1669(1927)に記載されてい
るようにo−ニトロクロルベンゾールと硫化ソー
ダをアルコール溶媒中で反応させてo−ニトロチ
オフエノールとし、水にあけて未反応のo−ニト
ロクロルベンゾールを除去後、エチレンクロルヒ
ドリンを反応させて製造するか、又は、o−ニト
ロクロルベンゾール或いはo−ニトロブロモベン
ゾールをアルコール溶媒中でメルカプトエタノー
ルのカリウム塩を反応させる事により製造する方
法がある。
しかしながらこれらの製造法は、それぞれ次の
ような欠点を持つている。o−ニトロチオフエノ
ールを経由する方法はチオフエノールが酸化され
てジスルフイドを生成し易い事や、ニトロ基が還
元される事による収率の低下の問題があり、又ア
ルコール溶媒を用いてメルカプトエタノールのカ
リウム塩と反応させる方法は多量のアルコール溶
媒を必要とするため、仕込効率が悪く、又アルコ
ールの回収及びo−ニトロフエニル−β−ヒドロ
キシエチルスルフイドを取り出す操作が大変であ
る。
o−ハロゲノニトロベンゾールを原料として簡
単な操作でo−ニトロフエニル−β−ヒドロキシ
エチルスルフイドを高収率、高純度で製造できれ
ば工業上極めて有利であり、種々検討を行つた結
果、本発明方法を見出した。
本発明の方法は、酸結合剤の存在下に式(1)で表
わされるo−ハロゲノニトロベンゾール又は、そ
のハロゲン置換化合物とβ−メルカプトエタノー
ルを(a)無溶媒、(b)水性溶媒、(c)非プロトン性極性
溶媒のいずれかで縮合し、高純度、高収率でo−
ニトロフエニル−β−ヒドロキシエチルスルフイ
ドを得る方法である。
式(1)で表わされる化合物としては、o−ニトロ
クロルベンゼン、o−ニトロブロモベンゼン、
2,5−ジクロルニトロベンゼン、2,5−ジブ
ロモニトロベンゼンなどが挙げられる。
酸結合剤としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属
炭酸塩、重炭酸塩及び水酸化物等の塩基性無機化
合物が好ましい。
β−メルカプトエタノールの使用量は式(1)の化
合物に対し1.0〜2.0当量を用い反応温度は30〜
200℃であり、使用する溶媒により異なるが、好
しくは45〜120℃である。
非プロトン性極性溶媒としては、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、N−メチルイミダゾ
リジノン等のアミド系溶媒が好ましい。N,N−
ジメチルホルムアミドは安価であり、反応系から
の回収も簡単であり特に好ましい。
これら非プロトン性極性溶媒と水を混合した溶
媒でも使用できる。
水性溶媒としては、原則的には水であるが、必
要により少量の分散剤、溶剤などが含まれていて
もよい。
又、本反応は発熱に注意しながら行えば無溶媒
でも高収率、高純度で目的物が得られる。
以下、実施例を記す。文中、部は重量部、%は
重量%を表わす。
実施例 1 β−メルカプトエタノール31.2部とo−ニトロ
クロルベンゾール31.5部を45℃に加熱し完溶させ
る。得られた溶液に45−50℃を保ちながら50%炭
酸カリウム水溶液35部を15分間で滴下する。更に
50−55℃に保ちながら50%炭酸カリウム水溶液35
部を1時間で滴下し、滴下終了後、同温度で4時
間反応する。反応終了後、水65部を加えて70℃に
昇温後、室温迄冷却すると黄色結晶が析出する。
結晶を濾取、水洗、乾燥すれば2−ニトロフエニ
ル−β−ヒドロキシエチルスルフイド38.0部が得
られる。
収率95% 融点102〜103℃ 実施例 2 実施例1のo−ニトロクロルベンゾールを2,
5−ジクロルニトロベンゾール38.4部に変えて実
施例1と同様に反応すれば2−ニトロ−4−クロ
ルフエニル−β−ヒドロキシエチルスルフイド
44.6部が得られる。
収率95.5% 融点92〜93℃ 実施例 3 水70部にo−ニトロクロルベンゾール31.5部、
β−メルカプトエタノール26.5部及び炭酸ナトリ
ウム18部を加え60〜70℃で5時間反応した後、更
に90℃に加熱して5時間反応させる。反応終了
後、水100部を加えた後、室温迄冷却すると、結
晶が析出する。
結晶を濾取、水洗乾燥すれば2−ニトロフエニ
ル−β−ヒドロキシエチルスルフイド35.4部が得
られる。
収率89% 融点102〜103℃ 実施例 4 水40部にo−ニトロクロルベンゾール31.5部、
炭酸カリウム36部及びエマルゲン147(花王アトラ
ス社製)0.3部を加え65℃に加熱する。得られた
懸濁液にβ−メルカプトエタノール20.3部を65〜
70℃に保ちながら2時間で滴下する。滴下終了後
70℃に保ち6時間反応する。
反応終了後、水65部を加えて室温迄冷却し、析
出した結晶を濾取、水洗、乾燥すると2−ニトロ
フエニル−β−ヒドロキシエチルスルフイド37.4
部が得られる。
収率94% 融点102〜103℃ 実施例 5 N,N−ジメチルホルムアミド26部にo−ニト
ロクロルベンゾール31.5部とβ−メルカプトエタ
ノール15.7部を加え、撹拌して完溶させる。得ら
れた溶液に無水炭酸ナトリウム(微粉化したも
の)11.2部を加え、昇温して100℃で7時間、反
応した。反応終了後真空ポンプで100〜110mmHg
に減圧し70〜80℃で水を留去し、更に減圧度を高
めながら、N,N−ジメチルホルムアミドを留去
した。
最後に15mmHg,120℃で30分間保つた後、冷却
した固化した結晶を乳鉢ですり潰し水洗、濾過、
乾燥し、o−ニトロフエニル−β−ヒドロキシエ
チルスルフイド39.1部を得た。
収率98.2% 融点102〜103℃ 実施例 6 実施例5のo−ニトロクロルベンゾールを、o
−ニトロブロムベンゾール40.4部に変えて実施例
5と同様に反応し後処理を行えば、o−ニトロフ
エニル−β−ヒドロキシエチルスルフイド38.7部
が得られる。
収率97.3% 融点102〜103℃ 実施例 7 N−メチルイミダゾリジノン20部に、o−ニト
ロクロルベンゾール31.5部と、β−メルカプトエ
タノール15.7部を加え、加熱して完溶させる。得
られた溶液に炭酸水素ナトリウム17.7部を加え更
に昇温して90℃で5.5時間反応した。以下実施例
5と同様な後処理を行い、o−ニトロフエニル−
β−ヒドロキシエチルスルフイド36.4部が得られ
る。
収率91.5% 融点102〜103℃ 実施例 8 o−ニトロクロルベンゾール31.5部と、β−メ
ルカプトエタノール15.7部を加熱溶解し、得られ
た溶液に、冷却により70℃以下に保ちながら炭酸
カリウム微粉末14.5部を1時間かけて添加する。
添加終了後約30分かけて105℃迄昇温し、同温度
で4時間反応し、温水を加えて100℃に10分間保
つた後冷却し、濾過、乾燥し、o−ニトロフエニ
ル−β−ヒドロキシエチルスルフイドを主成分と
する結晶37.0部を得た。
G.C.分析値(o−ニトロフエニル−β−ヒドロキ
シエチルスルフイド 91.8% o−ニトロクロルベンゾール
7.12%) 実施例 9 o−ニトロクロルベンゾール31.5部と、β−メ
ルカプトエタノール15.7部を加熱溶解し、得られ
た溶液に炭酸ナトリウム微粉末11.2部を加え120
℃に昇温し、同温度で8時間反応した。反応液に
温水を加え、100℃に10分間保つた後、冷却し、
濾過、乾燥し、o−ニトロフエニル−β−ヒドロ
キシエチルスルフイドを主成分とする結晶36.0部
を得た。
G.C.分析値(o−ニトロフエニル−β−ヒドロキ
シエチルスルフイド 86.5% o−ニトロクロルベンゾール
12.7%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中Xは、ハロゲン原子、Yは水素又はハロ
    ゲン原子を表わす。) で表わされる化合物とβ−メルカプトエタノール
    を、酸結合剤の存在下に無溶媒でまたは水性溶媒
    中、または非プロトン性極性溶媒中で反応させる
    ことを特徴とする式 (式中Yは前記と同じ) で表わされるo−ニトロフエニル−β−ヒドロキ
    シエチルスルフイド類の製造法。
JP13238580A 1980-09-10 1980-09-25 Production of o-nitrophenyl-beta-hydroxyethylsulfide Granted JPS5758662A (en)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13238580A JPS5758662A (en) 1980-09-25 1980-09-25 Production of o-nitrophenyl-beta-hydroxyethylsulfide
DE19813135367 DE3135367A1 (de) 1980-09-10 1981-09-07 "verfahren zur herstellung von nitrophenyl-(beta)-hydroxyaethylsulfid- und -(beta)-hydroxyaethylsulfon-derivaten"

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13238580A JPS5758662A (en) 1980-09-25 1980-09-25 Production of o-nitrophenyl-beta-hydroxyethylsulfide

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Publication Number Publication Date
JPS5758662A JPS5758662A (en) 1982-04-08
JPS6318945B2 true JPS6318945B2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=15080143

Family Applications (1)

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JP13238580A Granted JPS5758662A (en) 1980-09-10 1980-09-25 Production of o-nitrophenyl-beta-hydroxyethylsulfide

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0652140U (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 直江津電子工業株式会社 炉心管ダスト吸引治具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4612394A (en) * 1982-04-06 1986-09-16 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing aminophenyl-β-hydroxyethylsulfone

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JPH0652140U (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 直江津電子工業株式会社 炉心管ダスト吸引治具

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JPS5758662A (en) 1982-04-08

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