JPS63185588A - 電動ドリルドライバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】

本発明はビットの交換によってドリル及びドライバーと
して使用することができる電動ドリルドライバーに関す
るものである。

【背景技術】

電動ドリルにおけるドリルビットを保持するチャックと
しては、孔明は完了後にドリルビットを被穿孔物から抜
き取る時のために、通常、チャックハンドルを使用して
ドリルビットの締め付けを行なういわゆるドリルチャッ
クが用いられている。 一方、電動ドライバーにおいては、ドライバービットを
保持するチャックとして、ドリルチャックのような構造
であると、着脱の手間のこともあって、ドライバービッ
トをチャックに差し込めば、ばね力によって抜け止めが
なされる構造とし、回転止めはチャックにおけるドライ
バービットの差し込み孔及びドライバービットの断面形
状を利用して行なうようにしたものが用いられている。 ここにおいて、電動ドリルとしても電動ドライバーとし
ても使用することができるものにおいては、チャックを
どのような構造のものにするかは大きな問題である。上
記両者のうちの前者を使用すれば、ドライバーとして使
用する際には、別設締め付けによる抜け止めは必要とし
ないのであるから、ドライバービットの交換にがかる手
間が煩わしい。しかし、電動ドリルとして使用する際に
は、後者のチャックであると、孔明は完了後に被穿孔物
かＣ，ドリルビットを抜き取る際に、ドリルビットがチ
ャックから抜けてしまうという事態が生じる。

【発明の目的】

本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところはドリルピッＦが容易に外れず、しか
もドライバービットは容易に着脱することができて、使
い勝手に優れた電動ドリルドライバーを提供するにある
。

【発明の開示】

しかして本発明は、ドリルビットとドライバービットの
両ビットを取り替え自在とした電動ドリルドライバーに
おいて、ビットを保持するチャックをビットの差し込み
式であり且つばね力にてビットを係止するものとすると
ともに、ドリルビットに対する係止力をドライバービッ
トに対する係止力よりも大としていることに特徴を有し
ているものである。この係止力に差を持たせるにあたっ
ては、ドリルビットの装着時には上記ばね力に加えて、
他の係止部材がドリルビットに係止するようにしてもよ
く、またばね力が変化するようにしてもよい。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する。 まず全体構造から説明すると、この電動ドリルドライバ
ーは第５図に示すように、先端面にビットが装着される
本体１と、本体１の後端に連結されたグリップ２とから
なるもので、このグリ・／プ２は電池パック２０の収納
部ともなってνする。 先端部に締め付けトルクの調節用クラッチノ）ンドル１
０が設けられているとともに、後端側の側面にスイッチ
ハンドル１１が設けられている本体１の後端に、グリッ
プ２前端が回動自在に連結されており、第５図（ａ）に
示す直線状の状態と、同図（ｂ）に示すグリップ２を本
体１に対して折り曲げた状態との２状態をとることがで
きるようになっている。またこの２つの状態が、指のは
さみ込み防止用を兼ねたヒンジカバー３０によって保持
されろようになっている。 この点について更に説明すると、本体１は第９図に示す
ように、２つ割りのハウノング１　ａｔ　１　ｂで構成
されたもので、その後端には半円状の軸受片１２．１２
を備えており、筒状に形成されたグリップ２もその先端
に同じく一対の半円状の軸受片２１．２１を備えている
。そしてこれら軸受片１２．２１を貫通するボス２２及
びねじ２３によって、本体１に対し、グリップ２が回動
自在に連結されている。図中２４はカバーである。ヒン
ジカバー３０はその一端の両側縁より軸３１，３１を突
出させるとともに、他端に弾性片３２を備えて本体１と
グリップ２とを折り曲げた時に内隅側となるところに配
設されたもので、上記軸３１をハワノングｌａ、ｌｂの
内面に形成された溝１３に摺動自在を二係合させること
と、他端をグリップ２に設けた摺動孔２５に差し込むこ
ととによって、配設されている。 そしてこのヒンジカバー３０における弾性片３２はその
先端に摺動孔２５の両端の係止凹部２６゜２７に弾性係
止自在となっている突起３３を備九でおり、第７図に示
すように、本体１とグリップ２とを直線状とした時に、
突起３３が摺動孔２５の一端側の係止凹部２６に係止し
、グリ７プ２を折り曲げた時にＰＡ８図に示すように、
摺動孔２５の他端側の係止凹部２７に突起３３が係止す
る。 本体１とグリップ２とを折り曲げ自在とするにあた１）
、両者の内隅側に生じてしまう凹所で指をはさむことが
ないようにしているヒンジカバー３０によって、本体１
とグリップ２どの上記２状態の保持を行なえるようにな
っているわけである。 尚、この保持力を高くした時には、上記の状態の変更が
困難となるが、第１０図に示すように、グリップ２に紬
３４によってシーン−動自在に取り付けられた解除レバ
ー３５を設けて、この解除レバー３５の両端を各係止凹
部２６．２７に位置させたならば、この解除レバー３５
を押すことによって、突起３３と係止凹部２６，２７と
の係止の解除を行なえるために、保持力を高（しても、
係止を解除して状態を変更させることが容易となろ。 さて、この電動ドリルドライバーにおける本体１内には
、第１図に示すように、モータ３と、このモー２３出力
を減速する２段の道！１機構と、電動ドライバーとして
使用する時のための締め付けトルクｌｌ！整機構と、チ
ャックとが設けられている。 これらについて順に説明すると、モータ３の出力軸に設
けられたサンギア４１と、ギアケース１４内面に固着さ
れたリングギア４３とにキヤ１１７４４で支持された複
数個の遊里で７４２が噛み合っており、そしてキャリア
４４に一体に形成されでいるサンギア４５と遊転自在に
支持されているリングギア４６とに複数個のｉ星ギア４
７が噛み合っている。ここにおける遊星ギア４７は、ギ
アケース１４に軸受１５によって支持されているととも
に先端面にビット差し込み孔４９が設けられている出力
軸４８によって支持されている６締め付けトルク調整機
構は上記２段目の！！星機構における遊転自在とされた
リングギア４６を利用しているもので、このリングギア
４６の軸方向端面に形成された突条５０と、ギアケース
１４に設けられた貫通孔１６に配設されて上記突条５０
と係合するボール５１と、ギアケース１４の先端部外周
面に螺合した調整ナツト５２と、調整す７ト５２に一端
を弾接するとともに他端をスラスト板５４を介して上記
ボール５１に弾接させるクラッチばね５３とからなるも
ので、７ｇ４整ナツト５２はその外周面に前記クラッチ
ハンドル１０の内面に形成されている縦溝１８と摺動自
在に係合する突起５５を備えて、クラッチハンドル１０
の回転に伴なって螺進退するものとなっている。 チャックは、角形のビット差し込み孔４９を備えた上記
出力軸４８の周面に孔を形成してこの孔にボール６０を
配設するとともに、出力軸４８の外周面にボール６０を
内方倉こ向けて付勢するＣ字形の板ばね６１を取り付け
たものとして構成されている。 ドリルビット５及びドライバービット６は、第６図に示
すように、共に断面角形の基端部の周面に環状の溝６５
を備えたものとして構成されているもので、上記ビット
差し込み孔４９に差し込んだ時、ボール６０が板ばね６
１による付勢で溝６５に弾性係止することにより、チャ
ックに保持される。チャックに対するビットの着脱は抜
き差しで簡単に行なうことがで柊る。 次に、電動ドライバーとして使用する際に機能させるト
ルク調節Ｗ１楕の動作について説明する。 第１図は締め付けトルクを最も小さくした状態を示して
おり、モータ３の出力は、１段目の遊星機構と、クラッ
チばね５３による付勢でボール５１が係止することによ
り回転が妨げられているリングギア４６を憤乏た２段目
のｉ星機構とｌ：よって減速されて出力軸４８及びこれ
に装着されたビットに伝達される。そしてリングギア４
６にかかる負荷トルクが、クラッチばね５３によって与
えられたボール５１とリングギア４６との係合力よりも
高くなれば、リングギア４６がクラッチばね５３に抗し
てボール５１を押し出して、空転を始め、締め付けトル
クを制限する。 クラッチハンドル１０を回転させることにより、調整ナ
ツト５２を第１図中において右方に移動させてクラッチ
ばね５３を圧縮したならば、ボール６０とリングギア４
６との係合力が大さくなるために、リングギア４６が空
転を始める負荷トルクが大きくなる。つまり、締め付け
トルクが大きくなる。そして、第２図に示すように、ク
ラッチばね５３がいっばいに圧縮された状態となるまで
クラッチハンドル１０を回転させた時には、リングギア
４６が固定されて締め付けトルク調節機構が働かない状
態となる。電動ドリルとしての使用に対処した状態とな
るわけである。尚、クラッチばね５３からリングギア４
６に加えられるスラスト力は、ギアケース１４に貫通し
て取り付けられたバー５９によって受けている。 ここにおいて、第３図に示すように、クラッチハンドル
１０はその内面にねじりコイルばね７が取り付けられた
ものとなっている。クラッチハンドル１０の内面から突
設されたボス７５によってコイル部が支持されるととも
に、一端が突起７６゜７６によって固定されているねじ
りコイルばね７は、その他端に屈曲部７０を有してクラ
ッチハンドル１０に設けられた突起７７に外周側の片を
当接させている。 電動ドライバーとして使用する時、つまり上述の締め付
けトルク調節機構が有効である時には、この第３図にも
示すように、ねじりコイルばね７は単にクラッチハンド
ル１０の内面に取り付けられているだけの存在であるが
、クラッチハンドル１０をいっばいに回して締め付けト
ルク調節機構が働かないようにした時には、１５４図及
び第２図に示すように、ギアケース１４の先端面より突
出する係合ビン１７に屈曲部７０の外周片が押されて内
方へとたわみ、ドリルビット５に設けられている係止段
７３に係止して抜け止めを行なう。 つまりは、締め付けトルク調節Ｗ１構を有効として電動
ドライバーとして使用する場合には、板ばね６１による
係止力だけでドライバービット６が係止されている状態
であり、簡単に抜き差しできるわけであるが、クラッチ
ハンドル１０を回すことによって、締め付けトルク調節
機構を無効として電動ドリルとして使用する場合には、
ねじりコイルばね７による係止が加わるために、ドリル
ビット５が不用意に抜けてしまうことがないものである
。 第１１図以下に他の実施例を示す。ここでは出力軸４８
に設けるボール６０をドライバービット６用の小径のボ
ール６０ａと、ドリルビット５用の大径のボール６０ｂ
の２種とし、トリルビ７ト５には上記両ボール６０ｂが
係止する溝６５を、ドライバービット６にはボール６０
ａが係止する溝６５を設けたものである。板ばね６１に
よる付勢力で両ボール６０ａ、６０ｂは共にビットの溝
６５に係止するのであるが、直径が大きい分だけボール
６０ｂのほうがボール６０ａよりも係止力が高くなって
いる。第１３図にドライバーとット６の装着時を、第１
４図にドリルビット５の装着時を示す。ドライバービッ
ト６を装着した時のボール６０）】は、ドライバービッ
ト６の後端部に設けられた小径部６６に位置する。 第１５図及Ｖ第１６図は、上記実施例に係るものに、一
端がドリルビット５、他端がドライバーとット６とされ
且つ上記２種の溝６５が形成されているビットを取り付
けることがで終るように、各サンギア４１．４５の中心
部に逃げ孔を設けたものを示している。

【発明の効果】

以上のように本発明においてはドライバービットの着脱
は容易であり、ドリルビットは抜けにくくなっているも
のであり、電動ドリル及び電動ドライバーとして極めて
使い勝手に優れたものとなっている。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明一実施例の縦断面図、ｐｔＳ
３図及びｔｊＳ４図は同上の横断面図、第５図（ａ）（
ｂ）は同上の側面図、第６図（ａ）（ｂ）はビットの側
面図、第７図及び第８図は同上の破断側面図、第９図は
同上の分解斜視図、第１０図は同上の他側の破断側面図
、第１１図は他の実施例の縦断面図、ｔＩＳ１２図（ａ
）（ｂ）は同上のビットの側面図、第１３図及び第１４
図は同上の縦断面図、第１５図は更に他の実施例のビッ
トの側面図、ｔ５１６図は同上の縦断面図であって、５
ドリルビツト、６はドライバービット、７はねじりコイ
ルばね、１０はクラッチハンドル、４８は出力軸、６０
はボール、６１は板ばねを示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 ”ｆｓ２図 らＳ 第３図 第４図 第５図 第６図 第７ＵＡ 第８図 第１０図 第１１図 第１２図 第１３図 第１４図 第１５図 第１６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドリルビットとドライバービットの両ビットを取
   り替え自在とした電動ドリルドライバーにおいて、ビッ
   トを保持するチャックをビットの差し込み式であり且つ
   ばね力にてビットを係止するものとするとともに、ドリ
   ルビットに対する係止力をドライバービットに対する係
   止力よりも大としていることを特徴とする電動ドリルド
   ライバー。
2. （２）締め付けトルク調節用のクラッチハンドルを備え
   るとともに、このクラッチハンドルの締め付けトルク調
   整機構を無効とする操作に伴なってビットの抜け止めを
   行なう抜け止め材を備えていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の。 電動ドリルドライバー。
3. （３）ばね力を受けてビットを係止するボールが、ドラ
   イバービット用の小径ボールと、ドリルビット用の大径
   のボールとからなることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電動ドリルドライバー。