JPS6314613A

JPS6314613A - コンバイン

Info

Publication number: JPS6314613A
Application number: JP15750786A
Authority: JP
Inventors: 秀明大西; 理一越智; 安野　公二
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1986-07-04
Filing date: 1986-07-04
Publication date: 1988-01-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、機体の前端部に刈取部を装架し、その刈取部
の後方に脱穀部を装架するとともに操縦装置および座席
を収蔵せるキャビンを装架した形態のコンバインについ
ての改良に関する。

コンバインは、左右の走行装置により自在に走行する機
体の前端に、収穫すべき殻稈の条列を分草する分草体と
分草した殻稈を引起こす穀稈引起装置と殻稈を刈取る刈
刃装置と刈取った殻稈を後方に搬送する穀稈搬送装置等
を具備せしめた刈取部を装架し、その刈取部の後方に、
それの前記穀稈搬送装置で後方に搬送される刈取殻稈を
フィードチェンの始端部に受継いで脱穀処理する脱穀部
を装架し、かつ、機体の運転操縦をするための操縦装置
と運転者が座乗するための座席とを装架して構成される
が、それの前記操縦装置および座席は、通常、外部に露
出した形態のものとなっている。

これは、座席に座乗した運転者が、操縦装置を操作して
機体の運転操作を行なうだけでなく、刈取部による殻稈
の刈取状況および刈取部の穀稈搬送装置と脱穀部のフィ
ードチェンの始端部との間におけネ殻稈の受継ぎ状況を
監視し、不調が生じた際に、直ちに対処しなければなら
ず、さらに、座席の後方に配設される伝導機構部または
穀粒袋詰装置などのメンテナンスまたは作業状況の監視
を行なわなければならないことから、座席の回りを広く
あける必要があることによる。

このように構成されるコンバインには、収穫作業の際に
運転者の作業環境を良好にするため、機体にキャビンを
装架し、そのキャビン内において機体の運転操作が行な
われるようになっていることの要望があるが、この要望
に応えるべくキャビンを装架すると、視界を悪くするこ
とと座席の四周を囲いこむことから、前述した各作業部
の作動状態の監視およびメンテナンスが充分に行なえな
いようになる問題が出てくる。

本発明は、この問題を解消せしめてコンバインにキャビ
ンを装備せしめるようにするためになされたものであっ
て、キャビンの装架により運転者の作業環境を良好にし
ながら各作業部の作業状態の監視およびメンテナンスが
楽に行なえるようにする新たな手段を提供することを目
的とする。

゛　しかして、本発明は上述の目的を達成すべく種々の
研究と実験を重ねて得られた知見に基づいてなされたも
のである。即ち、第１図および第２図に示している如く
、左右の走行装置１０・１０により走行する機体ａの前
端に、分草体２０・・・・穀稈引起装置２１・・・・刈
刃機構２２・穀稈搬送装置２３等よりなる刈取部２を装
架し、その刈取部２の後方に、それの穀稈搬送装置２３
で後送される刈取殻稈をフィードチェン３０の始端部に
□より受継ぐように自脱型の脱穀部３を装架するととも
に、操縦装置４０および座席４１を室内に装備せるキャ
ビン５を設けてコンバインＡを構成する際に、そのキャ
ビン５を、前記第２図にあるように、それの前面側に刈
取部２の穀稈引起装置２１・・・が位置し、側面側には
刈取部２の穀稈搬送装置２３と脱穀部３のフィードチェ
ン３０の始端部が位置し、後面側には伝導機構部Ｍまた
は穀粒袋詰装置などの穀粒処理装置が位置するように配
位して機体ａに装架すれば、キャビン５の前面側に設け
られる窓５０を介して刈取部２の分草体２０・・・なら
びに穀稈引起装置２１・・・の作業状況の監視が行なえ
、また、機体ａの内側に向かう側面の窓５１を介して刈
取部２の穀稈搬送装置２３の殻稈搬送状況およびその穀
稈搬送装置２３と脱穀部３のフィードチェン３０との間
の殻稈の受継ぎ状況の監−視が行なえ、また、該キャビ
ン５の後方に穀粒処理装置が配設されたときにそれの監
視が後面側の窓５２を介して行なえるようになって、キ
ャビン５に邪魔されることなく各部の作業状況の監視が
行なえることが判り、また、このように設けるキャビン
５を、それのフレーム５ａが、第４図に示しているよう
に、機体ａ側に操縦装置４０および座席４１を残して、
機体ａの側方に回動するように機体ａに対し装架せしめ
ておけば、それの機体ａに対する側方への回動で、座席
４１の周囲に位置する穀稈搬送装置２３ならびに脱穀部
３のフィードチェン３０の始端部および伝導機構部Ｍの
メンテナンスが、キャビン５に邪魔されることなく自由
に行なえるようになる結果が得られたことによるもので
ある。

そして、このことから、本発明においては、前述の目的
を達成するための手段として、走行装置により自在に走
行する機体の前端に、分草体および穀稈引起装置および
刈刃機構ならびに穀稈搬送装置等を具備する刈取部を装
架し、それの後方の左右の一半側に、自脱型の脱穀部を
、それのフィードチェンの始端部が前記刈取部の穀稈搬
送装置の終端部と接続するよう配位して装架し、刈取部
の後方で左右の他半側の前端側には、室内に操縦装置お
よび座席を装備せるキャビンを、前面側に前記刈取部の
穀稈引起装置が位置し内側の側面に穀稈搬送装置が位置
するよう配位して装架し、そのキャビンのフレームを、
機体側の前記操縦装置および座席を残して機体の外側に
回動するよう機体に装架せしめてなるコンバインを提起
するものである。

次に実施例を図面に従い詳述する。

第１図乃至第３図において、ａはクローラに形成しであ
る左右の走行装置１０・１０により自在に走行する機体
、２はその機体ａの前端に昇降自在に装架した刈取部、
３はその刈取部２の後方で機体ａの左半側に装架した自
脱型の脱穀装置よりなる脱穀部、５はキャビン、Ｍは伝
導機構部、６はグレンタンク、７は揚穀装置、８は排藁
処理装置を示し、刈取部２は左右に並列する分草体２゜
・・・と穀稈引起装置２１・・・と刈刃機構２２および
穀稈搬送装置２３とを具備する。また、脱穀部３はそれ
のフィードチェン３０の始端部が刈取部２の穀稈搬送装
置２３の終端部から刈取殻稈を受継ぐように配設しであ
る。

キャビン５は、第２図にあるよう、刈取部２の後方にお
ける脱穀部３と反対側となる左半側の前端で、刈取部２
の穀稈搬送装置２３と穀稈引起装置２１・・・とにより
平面視においてＬ字形に囲われた部位に配位して機体ａ
に装架しである。そして、操縦装置４０および座席４１
はこのキャビン５の室内に位置するよう機体ａに装架さ
れ、また、それらを囲う該キャビン５のフレーム５ａに
は、前面側から内側の側面の前端に渉る部位と、内側の
側面部位と、後面側の部位とに窓５０・５１・５２が開
設してあり、また、外側の側面にはドア５３が開閉自在
に軸着しである。そしてまた、このキャビン５のフレー
ム５ａは、それの外側の下端部が支軸５４により機体ａ
に連結していて、その支軸５４中心に回動さすことで、
第４図に示している如く機体ａ側に操縦装置４０および
座席４１を残して機体ａの外側に回動するようになって
いる。

また、伝導機構部Ｍは、第５図にて破線に示している如
く、前述の座席４１の下方に装設される台箱状の機筺と
一体のケース９内に、エンジンと共にそのエンジンと伝
導連繋した状態で収蔵され、そのケース９の上面および
側面に装設せる点検扉９０・・・を開放することでメン
テナンスが行なわれるようになっている。

グレンタンク６は、前記伝導機構部Ｍの後方に配設され
ていて、それの受入口は脱穀部３の一番揚穀機と連通し
、また、後面側には揚穀装置７の受入口と連通ずる排出
口が開設しである。このグレンタンク６は脱穀部３の一
番揚穀機から排出される穀粒を袋詰め処理する穀粒処理
装置に換える場合がある。

揚穀装置７は、下端部がグレンタンク６の排出口と連通
ずる竪の揚穀筒７０内にスクリューオーガーを収蔵軸架
せる通常のもので、上端部には水平な放出筒７１が上下
および左右の回動自在に連結している。

また、排藁処理装置８は脱穀部３から排出される脱穀処
理ずみの殻稈（排藁）を切截処理する排藁力・ンターで
ある。

このように構成される実施例装置は次のように作用する
。

収穫作業の際は、キャビン５のフレーム５ａを第１図乃
至第３図に示している状態に回動させて、適宜の係止具
によりその状態にセットしておくことで、オペレーター
が、このキャビン５内において、座席４１に腰かけ操縦
装置４０を操作して運転操縦が行なえる。そして、その
キャビン５内から前面側の窓５０を介して刈取部２の作
業状況の監視が行なえ、・また、側面の窓５１を介して
穀稈搬送装置２３と脱穀部３のフィードチェン３０との
間の刈取殻稈の引継ぎ状況の監視が行なえるようになり
、また、後面の窓５２を介して、穀粒処理装置の作業状
態の監視が行なえるようになるまた、キャビン５のフレ
ーム５ａを第４図および第５図に示している如く機体ａ
の外側に回動させれば、座席４１の回りが開放されて、
穀稈搬送装置２３と脱穀部３のフィードチェン３０との
引継部のメンテナンスおよび伝導機構部Ｍのメンテナン
スが楽に行なえる状態となる。

以上説明したように、本発明によるコンバインは、走行
装置により自在に走行する機体の前端に、分草体および
穀稈引起装置および刈刃機構ならびに穀稈搬送装置等を
具備する刈取部を装架し、それの後方の左右の一半側に
、自脱型の脱穀部を、それのフィードチェンの始端部が
前記刈取部の穀稈搬送装置の終端部と接続するよう配位
して装架し、刈取部の後方で左右の他半側の前端側には
、室内に操縦装置および座席を装備せるキャビンを、前
面側に前記刈取部の穀稈引起装置が位置し内側の側面に
穀稈搬送装置が位置するよう配位して装架し、そのキャ
ビンのフレームを、機体側の前記操縦装置および座席を
残して機体の外側に回動するよう機体に装架せしめて構
成しであるのだから、機体に装架したキャビン内の良好
な運転環境のもとにおいて機体の運転操作が行なえるよ
うにしながら、刈取部の作業状態および刈取部と脱穀部
との間の刈取殻稈の引継ぎの状態の監視が適確に行なえ
、しかも、座席のまわりに配設される各部のメンテナン
スが楽に行なえるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施せるコンバインの正面図、第２図
は同上の平面図、第３図は同上の側面図、第４図は同上
のキャビンのフレームを外側に回動させた状態の正面図
、第５図は同上状態の側面図である。図面符号の説明Ａ・・・コンバイン　　　　　　Ｍ・・・伝導機構部ａ
・・・機体　　　　　　　　　１０・・・走行装置２・
・・刈取部　　　　　　　　２０・・・分草体２１・・
・穀稈引起装置　　　　２２・・・刈刃機構２３・・・
穀稈搬送装置　　　　３・・・脱穀部３０・・・フィー
ドチェン　　　４０・・・操縦装置４１・・・座席　　
　　　　　　５・・・キャビン５ａ・・・フレーム　　
　　５０・５１・５２・・・窓５３・・・ドア　　　　
　　　　５４・・・支軸６・・・グレンタンク　　　　
　７・・・揚穀装置７０・・・揚穀筒　　　　　　　７
１・・・放出筒８・・・排藁処理装置　　　　　９・・
・ケース９０・・・点検扉

Claims

【特許請求の範囲】

走行装置により自在に走行する機体の前端に、分草体お
よび穀稈引起装置および刈刃機構ならびに穀稈搬送装置
等を具備する刈取部を装架し、それの後方の左右の一半
側に、自脱型の脱穀部を、それのフィードチェンの始端
部が前記刈取部の穀稈搬送装置の終端部と接続するよう
配位して装架し、刈取部の後方で左右の他半側の前端側
には、室内に操縦装置および座席を装備せるキャビンを
、前面側に前記刈取部の穀稈引起装置が位置し内側の側
面に穀稈搬送装置が位置するよう配位して装架し、その
キャビンのフレームを、機体側の前記操縦装置および座
席を残して機体の外側に回動するよう機体に装架せしめ
てなるコンバイン。