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JPS63135336A - 整腸剤 - Google Patents

整腸剤

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Publication number
JPS63135336A
JPS63135336A JP28287186A JP28287186A JPS63135336A JP S63135336 A JPS63135336 A JP S63135336A JP 28287186 A JP28287186 A JP 28287186A JP 28287186 A JP28287186 A JP 28287186A JP S63135336 A JPS63135336 A JP S63135336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
immunoglobulin
whey
cattle
milk serum
agent
Prior art date
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Granted
Application number
JP28287186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0739352B2 (ja
Inventor
Toshiro Hori
俊郎 堀
Katsuya Nishimoto
西元 勝也
Masaaki Kimura
正明 木村
Nagataka Yamazaki
山崎 長孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kagaku KK
Original Assignee
Taiyo Kagaku KK
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Publication date
Application filed by Taiyo Kagaku KK filed Critical Taiyo Kagaku KK
Priority to JP61282871A priority Critical patent/JPH0739352B2/ja
Publication of JPS63135336A publication Critical patent/JPS63135336A/ja
Publication of JPH0739352B2 publication Critical patent/JPH0739352B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は人、特に乳幼児や老人の下痢の治療に好適に用
いることができる整腸剤に関するものである。
従来の技術 一般に下痢の多くは、細菌、ウィルスまたはそれらの生
産する毒素によって起こるとされている。このような下
痢の治療を目的とする医薬品としては、抗生物質、化学
療法薬、乳酸菌製剤が使用されている。抗生物質、化学
療法薬は、細菌およびウィルス感染による下痢の治療に
効果が大きい反面、副作用も強く乳幼児や老人への使用
において充分なものとは言い難い。乳酸菌製剤は、腸内
で乳酸菌が繁殖して細菌およびウィルスの増殖を抑制し
生理的自然な整腸作用を示すが、下痢治療作用が遅くま
た人における治療効果に差が大きいため充分なものとは
言い難い。近年、人母乳の腸管における免疫機構が解明
され、母乳中の免疫グロブリンがIIgJ管の表面を覆
ってm菌およびウィルス感染防御に働くことが見出され
た。免疫グロブリンの腸管に対する上述の作用は、整腸
剤として人体に投与した場合、抗生物質のように有用腸
内細菌の生育を阻害することなく、細菌およびウィルス
の感染を防御するため人体への障害が少なく、下痢治療
効果が大きいことを示唆するものである。しかしながら
、人の免疫グロブリンを使用することは、原料として人
母乳を用いるためその供給量、調整方法、保存方法、安
全性等に問題があり使用が難しい状況にある。
発明が解決しようとする問題点 発明者等はかかる現状に鑑み、人母乳にかわる原料を検
索した結果、チーズやカゼインの製造時に副産物として
得られる牛乳清が、人母乳中の免疫グロブリンと同等の
作用を有する免疫グロブリンを含むことを見出した。し
かしながら、牛乳清はそのままでは蛋白質含有量特に免
疫グロブリン含有量が少なく、効果を得るためには多量
の牛乳清を投与しなければならないことの他、多量の乳
糖、塩類を含むため、乳幼児や老人には適用しがたい欠
点を有する。
そこで本発明者らは、牛乳清中の免疫グロブリンをイオ
ン交換、ゲル濾過、アフィニティクロマトグラフ法、排
除限界分子+110万での限外濾過等の手法を用いて分
離濃縮して得た牛乳清の免疫グロブリンに着目して検討
した結果、牛乳清の免疫グロブリンが人母乳中の免疫グ
ロブリンと同等の作用を示すことを見出した。また、上
述の方法により得られる牛乳清の免疫グロブリンは供給
量、安全性、価格面の全てについてすぐれた原料である
ことを見出した。この牛乳清の免疫グロブリンの効果を
調べるため賦形剤と混合した整腸剤を人、特に乳幼児や
老人に投与したところ、下痢治療効果が大きいことを見
出し本発明を完成するに到った。
問題点を解決するための手段 すなわら本発明は、牛乳清の免疫グロブリンを有効成分
として配合してなる整腸剤である。
以下本発明につき詳細に説明する。
本発明の牛乳清の免疫グロブリンとは、牛乳清中に含ま
れる全免疫グロブリンを指し、IgG。
IgA、IgM等特定のクラスの免疫グロブリンを指す
ものではない。
本発明に使用しうる牛乳清の免疫グロブリンとしては、
例えば健康な牛の常乳から酵素および/または酸を作用
させて沈殿するカゼインを除去した乳清部分をイオン交
換、ゲル濾過、アフイニテイクロマトグラフ法、排除限
界分子ff1to万での限外濾過等の手法を用いて低分
子の可溶性塩類、乳糖、ならびに分子量致方のタンパク
等を除去し免疫グロブリン画分を分離濃縮することによ
って得られるものがあり、また使用上の観点から牛乳清
の免疫グロブリンの含有率は全固形分中の50%以上で
あることが望ましい。牛乳清の免疫グロブリンの形態は
粉末、液体等を問うものではないが、保存性、取り扱い
上粉末化したものが好ましい。牛乳清の免疫グロブリン
粉末を得る方法としては、加熱による免疫グロブリンの
力価の低下を生じない方法であればよく、例えばできる
だけ低い温度で瞬時に噴霧乾燥する方法や凍結乾燥する
方法などが好適である。牛乳清の免疫グロブリンと賦形
剤との混合割合は、適宜決定できるが下痢治療効果を期
待するためには牛乳清の免疫グロブリンを人体型kgあ
たり10mg以上投与する必要があり、また人への薬剤
の投与量としては服用のしやすさから1g以下が好まし
く、従って整腸剤における牛乳清の免疫グロブリンの使
用量は固形物換算で50重量%以上であることが望まし
い6上記のように得た整腸剤は人、特に乳幼児や老人に
通常散剤、細粒剤の形で投与する。
作用 次に、牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末中の免疫グロブ
リン含有量、ウィルスに対する抗体価および急性毒性を
以下の試験例にて示す。
試験例1 新鮮な牛の常乳1000kgに乳酸を加えpH4,8と
し、沈殿するカゼインを除去した乳清部分を排除限界分
子量10万の限外濾過膜を用いて乳糖がほとんど検出さ
れなくなるまで水を加えながら分[縮を行ない最終9.
5kgの牛乳清の免疫グロブリン濃縮物を得た。次いで
このものを品温50°C以下で噴霧乾燥し牛乳清の免疫
グロブリン濃縮粉末800gを得た。得られた牛乳清の
免疫グロブリン濃縮粉末(乾燥直後および乾燥後3ケ月
)、人母乳の噴霧乾燥粉末の免疫グロブリン含有量を、
プロティンAをリガンドとしたアフィニティカラムによ
る高速液体クロマトグラフ法(装置:東洋曹達803D
システム、カラム:昭和を工PA−894)で測定する
ことによって求めた。
結果を表1に示した。牛乳清の免疫グロブリンの濃縮粉
末中の含有量は80%であり、人母乳粉末の免疫グロブ
リン含有量より著しく多いことが認められた。さらに牛
乳清の免疫グロブリン濃縮粉末は、保存による免疫グロ
ブリン含有量の低下も小さいことが認められた。
表1 試験例2 試験例1と同様の牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末(乾
燥直後および乾燥後3ケ月)および人母乳粉末につき、
ロタウィルスHl抗体価(赤血球凝集抑制反応より求め
る)の推移を測定した。
結果を表2に示した。乳幼児に下痢を起こすウィルスで
あるロタウィルスに対する牛乳清の免疫グロブリン濃縮
粉末の抗体価は、人母乳粉末以上であることが認められ
た。さらに牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末は、保存に
よる抗体価の低下も小さいことが認められた。本試験例
により牛乳清の免疫グロブリンは、乳幼児に下痢を起こ
すウィルスに対し有効な抗体であることが実証きれた。
表2 試験例3 試験例1と同様の牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末の急
性毒性を以下の方法で試験した。牛乳清の免疫グロブリ
ン濃縮粉末を100mg/ml。
200mg/mlとなるように水に懸濁し、体重9〜l
1gの離乳期にある著効マウス(ddY系、雄性、1群
20匹)に経口投与(0,01,0,03m1/マウス
体重g)した後3日以内に死亡するマウスの四散を調べ
た。なお、牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末は粘度等の
物性的要因により200 m g / m 1以上の濃
度にすることができず、マウス体重kgあたりの最大投
与量は該濃縮粉末として6gであった。
結果を表3に示した。投与量1,3.6g/kgのすべ
ての投与群において死亡が認められなかった。よって、
牛乳清の免疫グロブリン濃縮粉末の離乳期にある著効マ
ウスに対する50%致死率(L D6゜)は6g/kg
より大であった。このことは牛乳清の免疫グロブリンの
哺乳動物における毒性がほとんど無いことを示すもので
ある。
表3 実施例 実施例1 試験例1で得た牛乳清の免疫グロブリンa縮粉末を用い
て、整腸剤中の免疫グロブリン含有量が30.50.7
0%となるように乳糖と混合して整腸剤A、B、Cを得
た。
次に、下痢を発病した生後3〜4ケ月の乳児、3才の幼
児および60才以上の老′人に対し、本発明品A、B、
Cを乳児には0.1gを、幼児には0.3gを、老人に
は1gを1日3回、3〜10日間投与した。なお、対照
として既存の乳酸菌整腸剤を投与した。
整腸剤の投与期間、下痢の治徐状況を表4に示す。本発
明の整腸剤の内で、牛乳清の免疫グロブリンが50%以
上含まれる整腸剤B1、Cを投与した乳幼児および老人
に下痢の早期治療が認められた。
表4 実施例2 実施例1により得た整腸剤Bを下痢を頻繁に発病する生
後3〜4ケ月の乳児に実施例1と同様の方法で1ケ月間
投与した。なお、対照として既存の乳酸菌整腸剤を投与
した。
投与前ならびに投与後の乳児における下痢発生数の変化
を表5に示した。本発明の整腸剤を投与した乳児には投
与期間ならびに投与後1ケ月間下痢の発病が認められな
かった。
表5 実施例1.2に示した如く、本発明の整腸剤は人、特に
乳幼児や老人の下痢を治療しうろことが実証された。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明は人、特に乳幼児や老人に起
こりやすい下痢の治療効果を有する成分として牛乳清の
免疫グロブリンを効果的に配合した整腸剤に関するもの
であり、従来の整腸剤と比べ副作用がなく、下痢症を治
療することができるもので人、特に乳幼児や老人の健康
に寄与するところすこぶる大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、牛乳清の免疫グロブリンを有効成分として配合して
    なる整腸剤
JP61282871A 1986-11-26 1986-11-26 整腸剤 Expired - Lifetime JPH0739352B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61282871A JPH0739352B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 整腸剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61282871A JPH0739352B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 整腸剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63135336A true JPS63135336A (ja) 1988-06-07
JPH0739352B2 JPH0739352B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=17658163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61282871A Expired - Lifetime JPH0739352B2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26 整腸剤

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JP (1) JPH0739352B2 (ja)

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Publication number Publication date
JPH0739352B2 (ja) 1995-05-01

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