JPS63109873A - 微量薬液注入ポンプ - Google Patents
微量薬液注入ポンプInfo
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- JPS63109873A JPS63109873A JP61254647A JP25464786A JPS63109873A JP S63109873 A JPS63109873 A JP S63109873A JP 61254647 A JP61254647 A JP 61254647A JP 25464786 A JP25464786 A JP 25464786A JP S63109873 A JPS63109873 A JP S63109873A
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、医療分野における薬液注入ポンプに係り、特
に化学反応によって発生するガスの圧力を駆動源にした
連続微量薬液注入ポンプに関する。
に化学反応によって発生するガスの圧力を駆動源にした
連続微量薬液注入ポンプに関する。
−aに、医学、医療分野においては、例えば不妊症、糖
尿病、癌、内分泌疾患などの治原の際に、或いは薬理作
用等に関する動物実験などの際に、薬液を連続して且つ
小量づつ注入することが必要とされる。
尿病、癌、内分泌疾患などの治原の際に、或いは薬理作
用等に関する動物実験などの際に、薬液を連続して且つ
小量づつ注入することが必要とされる。
従来、このような目的のポンプとしては、通常モータで
駆動されるポンプが用いられていた。
駆動されるポンプが用いられていた。
しかしながら、このようなモータ駆動ポンプは、その構
成上、電源を必要とし、また機械的に複雑な機構を要し
、更に水に濡れた場合などに故障を誘発するなどの難点
がある。しかも、小形化には一定の限界があった。この
ようなことから、モータを必要としないポンプ、例えば
フロロカーボンの気化圧を利用するポンプあるいは浸透
圧を利用するポンプが現在実用に供されている。しかし
、この種のポンプは、モータ駆動ポンプの欠点を成る程
度解決するものではあるが、他方において、ポンプ本体
を体内に埋込んで用いなければならないため、その都度
外科手術を要するという不便あるいは欠点を新に提起す
るものである。このため、従来から、一般の注射器に近
い大きさで、体内に埋め込むことなく、しかも連続して
i量の薬液を注入できる注入ポンプの開発が強く要望さ
れていた。
成上、電源を必要とし、また機械的に複雑な機構を要し
、更に水に濡れた場合などに故障を誘発するなどの難点
がある。しかも、小形化には一定の限界があった。この
ようなことから、モータを必要としないポンプ、例えば
フロロカーボンの気化圧を利用するポンプあるいは浸透
圧を利用するポンプが現在実用に供されている。しかし
、この種のポンプは、モータ駆動ポンプの欠点を成る程
度解決するものではあるが、他方において、ポンプ本体
を体内に埋込んで用いなければならないため、その都度
外科手術を要するという不便あるいは欠点を新に提起す
るものである。このため、従来から、一般の注射器に近
い大きさで、体内に埋め込むことなく、しかも連続して
i量の薬液を注入できる注入ポンプの開発が強く要望さ
れていた。
このような観点から、本出願人は先に、体外で簡単に使
用できる小形、軽量の薬液注入ポンプを開発し、特許出
願を行なった(昭和61年特許願第129432号)、
すなわち、先に提案した微量薬液注入ポンプは、第8図
に示すように、薬液注入シリンジ10と、このシリンジ
10のシリンジ本体12内に内装されてガス圧で移動さ
れる移動子16と、シリンジ本体12内に装着されて成
子(図示せず)によって強制的に移動される固定子20
とで構成されており、移動子16の小空隙内には予め所
要量のヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウム(以後第
1試薬と称する)■が粉末状に乾燥固着されているもの
である。
用できる小形、軽量の薬液注入ポンプを開発し、特許出
願を行なった(昭和61年特許願第129432号)、
すなわち、先に提案した微量薬液注入ポンプは、第8図
に示すように、薬液注入シリンジ10と、このシリンジ
10のシリンジ本体12内に内装されてガス圧で移動さ
れる移動子16と、シリンジ本体12内に装着されて成
子(図示せず)によって強制的に移動される固定子20
とで構成されており、移動子16の小空隙内には予め所
要量のヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウム(以後第
1試薬と称する)■が粉末状に乾燥固着されているもの
である。
このような構成において、注入ポンプを作動させるとき
は、先ず過酸化水素溶液(以後第2試薬と称する)Hの
所要量を注射器(図示せず)により固定子22を貫通し
て移動子16に向けて注入する。このとき、固定子16
は図において左方へ移動される。次に、固定子20の係
合凹部22内に成子の係合突起(図示せず)を係合させ
、成子を操作して固定子20を一旦図において左側へ強
制移動したのち再び図示の位置に引き戻す。図はこの引
き戻された状態を示し、シリンジ本体12の吐出口14
側内部には注入用薬液Mが充填されている。これにより
、ポンプの作動′$備が完了され、第1試薬Tと第2試
薬I(との間で化学反応が進行し、これによって発生す
る酸素ガスのガス圧によって移動子16が左方へ移動し
、薬液Mがシリンジ吐出口14から連続して且つ微量づ
つ吐出される。
は、先ず過酸化水素溶液(以後第2試薬と称する)Hの
所要量を注射器(図示せず)により固定子22を貫通し
て移動子16に向けて注入する。このとき、固定子16
は図において左方へ移動される。次に、固定子20の係
合凹部22内に成子の係合突起(図示せず)を係合させ
、成子を操作して固定子20を一旦図において左側へ強
制移動したのち再び図示の位置に引き戻す。図はこの引
き戻された状態を示し、シリンジ本体12の吐出口14
側内部には注入用薬液Mが充填されている。これにより
、ポンプの作動′$備が完了され、第1試薬Tと第2試
薬I(との間で化学反応が進行し、これによって発生す
る酸素ガスのガス圧によって移動子16が左方へ移動し
、薬液Mがシリンジ吐出口14から連続して且つ微量づ
つ吐出される。
しかるに、このような試薬の反応発生ガス圧を駆動源と
するいわゆる化学的ポンプは、基本的に機構が極めて簡
便であるという優れた特徴を持つものであるが、反面、
試薬の物性が経時的に変化すると共に滅菌工程時にも影
響をこうむるものであったため、従来は実用に耐えられ
ないものとされていた。そこで、先に提案したポンプは
、上述の難点を解決したものである。
するいわゆる化学的ポンプは、基本的に機構が極めて簡
便であるという優れた特徴を持つものであるが、反面、
試薬の物性が経時的に変化すると共に滅菌工程時にも影
響をこうむるものであったため、従来は実用に耐えられ
ないものとされていた。そこで、先に提案したポンプは
、上述の難点を解決したものである。
すなわち、先に提案した薬液ポンプにおいては、試薬を
第1試薬としてのヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリ
ウムと第2試薬としての過酸化 。
第1試薬としてのヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリ
ウムと第2試薬としての過酸化 。
水素に限定し、しかも第1試薬はその所要量を予め粉末
の状態で反応室内に乾燥固着できるようになすと共に、
第2試薬は所要の濃度の水溶液としてポンプ使用時に反
応室に注入できるように構成することにより、前述した
試薬の経時的ならびに・滅菌時における物性変化を防止
することがヤきる。これによって、化学的ポンプの特徴
である簡便性と小形性が活かされると共に、連続して且
つ微量づつ吐出が行なわれる安定した微量薬液注入ボン
、ブが提供されるに至っている。
の状態で反応室内に乾燥固着できるようになすと共に、
第2試薬は所要の濃度の水溶液としてポンプ使用時に反
応室に注入できるように構成することにより、前述した
試薬の経時的ならびに・滅菌時における物性変化を防止
することがヤきる。これによって、化学的ポンプの特徴
である簡便性と小形性が活かされると共に、連続して且
つ微量づつ吐出が行なわれる安定した微量薬液注入ボン
、ブが提供されるに至っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の薬液注入ポンプにおいても、なお
、いくつかの問題点が存在するものであった。
、いくつかの問題点が存在するものであった。
すなわち、先ず初めに、試薬は過酸化水素水Hとヨウ化
ナトリウムまたはヨウ化カリウム粉末lの混合液として
反応室内に存在し、シリンジ本体12の内周壁面ならび
に移動子18および固定子20の壁面に常に接触してい
ると共に、しかも反応室内には移動子16に用いられる
潤沿剤が浸潤しているので、反応室内の試薬は、上記壁
面との接触ならびに潤滑剤の混入のために、実際上は物
性的な変化を免れないものであった。特に、試薬の濃度
が低い場合には、試薬の物性変化が著しく、ポンプの作
動時間の経過と共に、薬液の吐出量が低下する難点があ
った。
ナトリウムまたはヨウ化カリウム粉末lの混合液として
反応室内に存在し、シリンジ本体12の内周壁面ならび
に移動子18および固定子20の壁面に常に接触してい
ると共に、しかも反応室内には移動子16に用いられる
潤沿剤が浸潤しているので、反応室内の試薬は、上記壁
面との接触ならびに潤滑剤の混入のために、実際上は物
性的な変化を免れないものであった。特に、試薬の濃度
が低い場合には、試薬の物性変化が著しく、ポンプの作
動時間の経過と共に、薬液の吐出量が低下する難点があ
った。
また、製作上の問題で移動子16のシリンジ本体12の
内周壁面との接触面に微小な疵がある場合や、あるいは
この疵はなくても、成子によるシリンジ10内への薬液
Mの吸入充填時に急激な操作がなされた場合などには、
薬液Mが反応室内に漏洩して試薬中に混入することが免
れなかった。このため、試薬の物性が変化し、その反応
速度が、薬液の種別に対応して、加速されたりあるいは
低下される難点があった。
内周壁面との接触面に微小な疵がある場合や、あるいは
この疵はなくても、成子によるシリンジ10内への薬液
Mの吸入充填時に急激な操作がなされた場合などには、
薬液Mが反応室内に漏洩して試薬中に混入することが免
れなかった。このため、試薬の物性が変化し、その反応
速度が、薬液の種別に対応して、加速されたりあるいは
低下される難点があった。
このように、従来の薬液注入ポンプにおいては、ポンプ
の作動経過時間と共にポンプ性能が不安定になることが
あり、長時間の使用に際し、ポンプの吐出量の精度を安
定に保持できなくなるという問題があった。そこで、本
発明の目的は、化学的操作を行なうシリンジ状の微量薬
液注入ポンプにおいて、反応室内に薬液あるいはW!J
滑油が漏洩することがあっても、これによって試薬が影
響をこうむることがなく、長時間安定して使用すること
ができる微量薬液注入ポンプを提供することにある。
の作動経過時間と共にポンプ性能が不安定になることが
あり、長時間の使用に際し、ポンプの吐出量の精度を安
定に保持できなくなるという問題があった。そこで、本
発明の目的は、化学的操作を行なうシリンジ状の微量薬
液注入ポンプにおいて、反応室内に薬液あるいはW!J
滑油が漏洩することがあっても、これによって試薬が影
響をこうむることがなく、長時間安定して使用すること
ができる微量薬液注入ポンプを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の微量薬液注入ポン
プは、弾性伸縮性を有するピストン状移動子を内挿した
シリンジ状薬液注入容器と、この薬液注入容器の前記移
動子に対向する一端開口部に着脱自在に嵌合しかつガス
注入口を介して前記開口部にガスを供給する円筒状ガス
発生器とを備え、前記ガス発生器は、過酸化水素とヨウ
化ナトリウムまたはヨウ化カリウムとからなる試薬を収
納する反応室と、前記反応室で発生する酸素ガスを導入
してこれを貯留するガス貯留室とから構成することを特
徴とする。
プは、弾性伸縮性を有するピストン状移動子を内挿した
シリンジ状薬液注入容器と、この薬液注入容器の前記移
動子に対向する一端開口部に着脱自在に嵌合しかつガス
注入口を介して前記開口部にガスを供給する円筒状ガス
発生器とを備え、前記ガス発生器は、過酸化水素とヨウ
化ナトリウムまたはヨウ化カリウムとからなる試薬を収
納する反応室と、前記反応室で発生する酸素ガスを導入
してこれを貯留するガス貯留室とから構成することを特
徴とする。
また、本発明の注入ポンプにおいては、ガス発生器の反
応室に試薬注入用のセプタムを取付けることができると
共に、さらに該反応室を過酸化水素用の第1区画室とヨ
ウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウム用の第2区画室と
に分割することができる。
応室に試薬注入用のセプタムを取付けることができると
共に、さらに該反応室を過酸化水素用の第1区画室とヨ
ウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウム用の第2区画室と
に分割することができる。
本発明に係る微量薬液注入ポンプによれば、ガス発生器
がシリンジ状薬液注入容器に対して別体とされ、しかも
、ガス発生器が反応室とガス貯留室とで構成されている
ため、薬液注入容器の一端開口部に移動子の摺接面を通
って薬液あるいは潤滑剤が浸潤しても、これらがガス発
生器の反応室に浸入することがない。また、ガス発生器
は、試薬注入前に滅菌処理することができることなどか
ら、試薬のガス発生器壁面との接触による経時変化が有
効に防止される。したがって、ポンプは、試薬が物性変
化をこうむることがなく、長時間に亘って安定して作動
させることができる。
がシリンジ状薬液注入容器に対して別体とされ、しかも
、ガス発生器が反応室とガス貯留室とで構成されている
ため、薬液注入容器の一端開口部に移動子の摺接面を通
って薬液あるいは潤滑剤が浸潤しても、これらがガス発
生器の反応室に浸入することがない。また、ガス発生器
は、試薬注入前に滅菌処理することができることなどか
ら、試薬のガス発生器壁面との接触による経時変化が有
効に防止される。したがって、ポンプは、試薬が物性変
化をこうむることがなく、長時間に亘って安定して作動
させることができる。
次に、本発明に係る微量薬液注入ポンプの一実施例につ
き、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
き、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図および第2図において、本発明に係る微量薬液注
入ポンプは、シリンジ状薬液注入容器30と円筒状ガス
発生器50とからなり、ガス発生′a50が薬液注入容
器30の一端開口部34内に着税自在に嵌合されるよう
に構成されている。薬液注入容器30のシリンジ本体3
2内には、弾性伸縮性を有するピストン状移動子38が
内挿され、この移動子38の開口部34側の壁面中央部
には、第3図に示す成子42の係合突起44が係合され
る係合凹部が設けられている。なお、参照符号36は薬
液吐出口を示す。ガス発生器50は、一端面が開放され
た外v152と、この外筒52の開口部に内挿される両
端面が閉塞された内筒54とからなり、外筒52の底壁
と内筒54の内蓋56との間に試薬の反応室60が形成
されると共に、内筒54の内部すなわち内蓋56と外蓋
58との間にはガス貯留室58が形成される。ここで、
ガス発生器50は、試薬に影響を及ぼすことのない材質
、例えばポリエチレンなどを使用して構成する。
入ポンプは、シリンジ状薬液注入容器30と円筒状ガス
発生器50とからなり、ガス発生′a50が薬液注入容
器30の一端開口部34内に着税自在に嵌合されるよう
に構成されている。薬液注入容器30のシリンジ本体3
2内には、弾性伸縮性を有するピストン状移動子38が
内挿され、この移動子38の開口部34側の壁面中央部
には、第3図に示す成子42の係合突起44が係合され
る係合凹部が設けられている。なお、参照符号36は薬
液吐出口を示す。ガス発生器50は、一端面が開放され
た外v152と、この外筒52の開口部に内挿される両
端面が閉塞された内筒54とからなり、外筒52の底壁
と内筒54の内蓋56との間に試薬の反応室60が形成
されると共に、内筒54の内部すなわち内蓋56と外蓋
58との間にはガス貯留室58が形成される。ここで、
ガス発生器50は、試薬に影響を及ぼすことのない材質
、例えばポリエチレンなどを使用して構成する。
なお、内蓋56の中央部には、反応室60とガス貯留室
62を連通ずる直径0.5〜1,2 nの円形の小孔6
4が設けられ、また、外蓋58の中央部にはガスをシリ
ンジ本体開口部34に向は供給する直径0.5〜1.2
1の円形の小孔66が設けられる。外筒52のシリンジ
本体開口部34に対する嵌合部近傍は、僅かに先細りテ
ーバ状に形成し、ガス発生器50を薬液注入容器30内
へ簡単且つ気密に嵌着できるよう構成されている。なお
、本発明で使用される試薬は、第1試薬としてはヨウ化
ナトリウムまたはヨウ化カリウムと、第2試薬としては
過酸化水素が限定的に使用される。
62を連通ずる直径0.5〜1,2 nの円形の小孔6
4が設けられ、また、外蓋58の中央部にはガスをシリ
ンジ本体開口部34に向は供給する直径0.5〜1.2
1の円形の小孔66が設けられる。外筒52のシリンジ
本体開口部34に対する嵌合部近傍は、僅かに先細りテ
ーバ状に形成し、ガス発生器50を薬液注入容器30内
へ簡単且つ気密に嵌着できるよう構成されている。なお
、本発明で使用される試薬は、第1試薬としてはヨウ化
ナトリウムまたはヨウ化カリウムと、第2試薬としては
過酸化水素が限定的に使用される。
次に、本発明の注入ポンプの作動ならびに使用方法につ
いて、第4図fal、 fb)、 (C)を参照しなが
ら説明する。
いて、第4図fal、 fb)、 (C)を参照しなが
ら説明する。
使用にあたっては、薬液注入容器30ならびにガス発生
器50を滅菌したのち、一方の薬液注入容器30に関し
ては、先ず、その移動子38の係合凹部40内に成子4
2の係合突起44を係合させ、成子42の把手46を押
圧して移動子38を、第4図(a)に示すように、シリ
ンジ本体32の左端−杯に達するまで押し進める。なお
、シリンジ本体32の吐出口36には対象物に注入する
のに適した薬液注入具、例えば注射針を装着する。従っ
て、注射針を所要の薬液Mを収容した容器(図示せず)
内へ浸漬し、この状態で成子42を操作して移動子38
を、第4図(b)に示すように、右方向へ引張れば、シ
リンジ本体32内に所要量の薬液Mを吸入することがで
きる。この状態で、成子42は取外される。
器50を滅菌したのち、一方の薬液注入容器30に関し
ては、先ず、その移動子38の係合凹部40内に成子4
2の係合突起44を係合させ、成子42の把手46を押
圧して移動子38を、第4図(a)に示すように、シリ
ンジ本体32の左端−杯に達するまで押し進める。なお
、シリンジ本体32の吐出口36には対象物に注入する
のに適した薬液注入具、例えば注射針を装着する。従っ
て、注射針を所要の薬液Mを収容した容器(図示せず)
内へ浸漬し、この状態で成子42を操作して移動子38
を、第4図(b)に示すように、右方向へ引張れば、シ
リンジ本体32内に所要量の薬液Mを吸入することがで
きる。この状態で、成子42は取外される。
次に、他方のガス発生器50に関しては、所要の容量な
らびに濃度の第1試薬■および第2試薬Hを、例えば注
射器内に吸引収納したうえで、注射器の注射針を外蓋5
8および内蓋56の小孔66.64に貫通し、前記試薬
1.Hを反応室60内に注入する。最後に、試薬1.H
を注入したガス発生器50を薬液注入容器30の開口部
34内に挿入し、気密に嵌着する。第4図(C)は、こ
のようにしてポンプの作動準備が完了した状態を示す。
らびに濃度の第1試薬■および第2試薬Hを、例えば注
射器内に吸引収納したうえで、注射器の注射針を外蓋5
8および内蓋56の小孔66.64に貫通し、前記試薬
1.Hを反応室60内に注入する。最後に、試薬1.H
を注入したガス発生器50を薬液注入容器30の開口部
34内に挿入し、気密に嵌着する。第4図(C)は、こ
のようにしてポンプの作動準備が完了した状態を示す。
これにより、反応室60内において両試薬T、Hの化学
反応が進行して酸素ガスが発生し、この酸素ガスが連通
小孔64を通ってガス貯留室62に至り、更に注入小孔
66を通ってシリンジ本体32の開口部34内に供給さ
れる。したがって、移動子38が矢印方向く第4図<c
l参照)に押圧移動されて薬液Mが吐出口36から吐出
される。
反応が進行して酸素ガスが発生し、この酸素ガスが連通
小孔64を通ってガス貯留室62に至り、更に注入小孔
66を通ってシリンジ本体32の開口部34内に供給さ
れる。したがって、移動子38が矢印方向く第4図<c
l参照)に押圧移動されて薬液Mが吐出口36から吐出
される。
このように、本発明の注入ポンプにおいては、試薬I、
Hが滅菌されたガス発生器50内に使用時に注入され
るので、注入ポンプの長時間の作動に亘っても試薬は同
等経時変化をこうむることがない。また、移動子38が
内挿されているシリンジ本体32の開口部34側空間に
は、試薬そのものは存在せず、反応発生酸素ガスのみが
存在するものであり、一方間口部34側空間に浸潤する
薬液Mならびに潤滑油は試薬混合液が存在する反応室6
0には浸入することがないので、仮に試薬濃度が極めて
低い場合であっても、試薬混合液が物性変化をこうむる
ことがない。なお、試薬混合液が反応室60からガス貯
留室62に浸出し、さらに万一開口部34空間内まで浸
出することがあったとしても、その量は極めて微量に止
るので、このためにポンプの特性に影響が及ぼされるよ
うなことはない。
Hが滅菌されたガス発生器50内に使用時に注入され
るので、注入ポンプの長時間の作動に亘っても試薬は同
等経時変化をこうむることがない。また、移動子38が
内挿されているシリンジ本体32の開口部34側空間に
は、試薬そのものは存在せず、反応発生酸素ガスのみが
存在するものであり、一方間口部34側空間に浸潤する
薬液Mならびに潤滑油は試薬混合液が存在する反応室6
0には浸入することがないので、仮に試薬濃度が極めて
低い場合であっても、試薬混合液が物性変化をこうむる
ことがない。なお、試薬混合液が反応室60からガス貯
留室62に浸出し、さらに万一開口部34空間内まで浸
出することがあったとしても、その量は極めて微量に止
るので、このためにポンプの特性に影響が及ぼされるよ
うなことはない。
このように、試薬が極めて低濃度である場合でも試薬に
物性変化が生じないので、薬液注入の適用範囲すなわち
時間当りの注入量および注入時間を広範囲に設定するこ
とができる。
物性変化が生じないので、薬液注入の適用範囲すなわち
時間当りの注入量および注入時間を広範囲に設定するこ
とができる。
第5図は、ガス発生器の第2の実施例を示すものである
。本実施例においては、先の実施例における反応室に試
薬注入用のセプタムを取付けたものである。すなわち、
ガス発生器70の外筒72には、その底面に試薬注入用
のセプタム88が取付けられており、内筒74を挿着し
たときに形成される反応室80に対して試薬を外部から
注射針などにより注入できるように構成されている。こ
の場合内筒74の外蓋78には小孔86を設け、内蓋7
6には切り込み84を設ける。本実施例のガス発生器7
0においては、反応室80内に第1.第2試薬のうちの
いずれか一方の試薬を予め収納した状態でガス発生器7
0を薬液注入容器30に嵌着しておき、使用時に他方の
薬液をセプタム88を介して反応室80内へ注入できる
便宜がある。
。本実施例においては、先の実施例における反応室に試
薬注入用のセプタムを取付けたものである。すなわち、
ガス発生器70の外筒72には、その底面に試薬注入用
のセプタム88が取付けられており、内筒74を挿着し
たときに形成される反応室80に対して試薬を外部から
注射針などにより注入できるように構成されている。こ
の場合内筒74の外蓋78には小孔86を設け、内蓋7
6には切り込み84を設ける。本実施例のガス発生器7
0においては、反応室80内に第1.第2試薬のうちの
いずれか一方の試薬を予め収納した状態でガス発生器7
0を薬液注入容器30に嵌着しておき、使用時に他方の
薬液をセプタム88を介して反応室80内へ注入できる
便宜がある。
第6図はガス発生器の第3の実施例を示すものである0
本実施例においては、反応室を第2試薬用の第1区画室
と第1試薬用の第2区画室とに分割したものである。す
なわち、ガス発生器90の外筒92は、外筒本体92A
とこの外筒本体92Aが入子式に螺合されるキャンプ9
2Bとからなり、ガス発生器90の反応室100は、外
筒本体92Aと内筒94との間に形成される第1区画室
100Aと、キャップ92Bと外筒本体92Aとの間に
形成される第2区画室100Bとで構成されている。第
1区画室100Aの底面には周縁部を薄肉溝92a′で
四項された脆弱壁部92aが設けられており、キャップ
92Bを外筒本体92Aに対して螺入したとき、キャッ
プ92Bの突起92bが脆弱壁部92aを破壊して、両
区画室100A。
本実施例においては、反応室を第2試薬用の第1区画室
と第1試薬用の第2区画室とに分割したものである。す
なわち、ガス発生器90の外筒92は、外筒本体92A
とこの外筒本体92Aが入子式に螺合されるキャンプ9
2Bとからなり、ガス発生器90の反応室100は、外
筒本体92Aと内筒94との間に形成される第1区画室
100Aと、キャップ92Bと外筒本体92Aとの間に
形成される第2区画室100Bとで構成されている。第
1区画室100Aの底面には周縁部を薄肉溝92a′で
四項された脆弱壁部92aが設けられており、キャップ
92Bを外筒本体92Aに対して螺入したとき、キャッ
プ92Bの突起92bが脆弱壁部92aを破壊して、両
区画室100A。
100Bが連通されるように構成される。なお、脆弱壁
部の構造は、上記に限定されることなく、例えば開口を
設けてこれに金属箔を貼付しておいてもよい。この場合
、内筒92の外蓋98には小孔106を設け、内蓋96
には切込み104を設ける。本実施例のガス発生器90
においては、第1区画室100A内に第2試薬を、第2
区画室100B内に第1試薬をそれぞれ収納した状態で
、ガス発生器90を薬液注入容器30に嵌着しておき、
使用時にキャップ92Bを外筒本体92Aに対して螺進
させて両区画室100A、100Bを連通させ、両試薬
の化学反応を開始させることができる。なお、本実施例
において、第2区画室100Bに収納される第1試薬す
なわちヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリウムは、乾
燥粉末状で収納されるものであるので、第1試薬を収納
した状態でガス発生器90を滅菌処理しても、第1試薬
に物性変化を生じさせるおそれはない。
部の構造は、上記に限定されることなく、例えば開口を
設けてこれに金属箔を貼付しておいてもよい。この場合
、内筒92の外蓋98には小孔106を設け、内蓋96
には切込み104を設ける。本実施例のガス発生器90
においては、第1区画室100A内に第2試薬を、第2
区画室100B内に第1試薬をそれぞれ収納した状態で
、ガス発生器90を薬液注入容器30に嵌着しておき、
使用時にキャップ92Bを外筒本体92Aに対して螺進
させて両区画室100A、100Bを連通させ、両試薬
の化学反応を開始させることができる。なお、本実施例
において、第2区画室100Bに収納される第1試薬す
なわちヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリウムは、乾
燥粉末状で収納されるものであるので、第1試薬を収納
した状態でガス発生器90を滅菌処理しても、第1試薬
に物性変化を生じさせるおそれはない。
次に、本発明の注入ポンプの特性について、第7図を参
照して説明する。
照して説明する。
第7図において、線図Aは、第1実施例に示す注入ポン
プにおいて、ガス発生器50の反応室60内に第1試薬
Iとしてのヨウ化ナトリウムの0.01%濃度液50μ
lと、第2試薬Hとしての過酸化水素の3.85%濃度
液0.5 mlをそれぞれ注入し、−万葉液注入容器3
0内に薬液Mの代りとして水を充填した場合における、
ポンプ作動時間(hr)に対する吐出注入量(ml)の
関係特性を示す。また線図Bは、第2実施例に示す注入
ポンプにおいて、反応室80内に予め第2試薬Hとして
の過酸化水素の3.85%濃度液0.5 mlを収納し
ておき、次いで第1試薬■としてのヨウ化カリウムの0
.01%濃度液50μlをセプタム88を介して注入し
、−万葉液注入容器30内に水を充填した場合における
関係特性を示す。さらに線図Cは、第3実施例に示す注
入ポンプにおいて、反応室100の第1区画室100A
に第2試薬Hとしての過酸化水素の3.85%濃度液0
.5 mlを収納し、第2区画室100Bに第1試薬I
としてのヨウ化ナトリウムの0.01%濃度液50μl
を乾燥粉末化したものを収納したうえで、両試薬1.H
を合体すると共に、薬液注入容器30内に水を充填した
場合における関係特性を示す。なお、ここで、上記いず
れの場合においても、ポンプ作動環境温度は、24℃に
維持した。このことは、環境温度の変化によってポンプ
特性が変化するからであり、このような化学的ポンプに
おいては実際の適用面において常に考慮されるべき要件
である。
プにおいて、ガス発生器50の反応室60内に第1試薬
Iとしてのヨウ化ナトリウムの0.01%濃度液50μ
lと、第2試薬Hとしての過酸化水素の3.85%濃度
液0.5 mlをそれぞれ注入し、−万葉液注入容器3
0内に薬液Mの代りとして水を充填した場合における、
ポンプ作動時間(hr)に対する吐出注入量(ml)の
関係特性を示す。また線図Bは、第2実施例に示す注入
ポンプにおいて、反応室80内に予め第2試薬Hとして
の過酸化水素の3.85%濃度液0.5 mlを収納し
ておき、次いで第1試薬■としてのヨウ化カリウムの0
.01%濃度液50μlをセプタム88を介して注入し
、−万葉液注入容器30内に水を充填した場合における
関係特性を示す。さらに線図Cは、第3実施例に示す注
入ポンプにおいて、反応室100の第1区画室100A
に第2試薬Hとしての過酸化水素の3.85%濃度液0
.5 mlを収納し、第2区画室100Bに第1試薬I
としてのヨウ化ナトリウムの0.01%濃度液50μl
を乾燥粉末化したものを収納したうえで、両試薬1.H
を合体すると共に、薬液注入容器30内に水を充填した
場合における関係特性を示す。なお、ここで、上記いず
れの場合においても、ポンプ作動環境温度は、24℃に
維持した。このことは、環境温度の変化によってポンプ
特性が変化するからであり、このような化学的ポンプに
おいては実際の適用面において常に考慮されるべき要件
である。
実験結果から明らかなように、本発明の注入ポンプによ
れば、いずれの実施例においても、ポンプの作動時間に
関する薬液の吐出・注入量が略直線的な関係にあること
を示している。すなわち、実験例に示すように、第1試
薬として低濃度あるいは極めて微量のヨウ化ナトリウム
またはヨウ化カリウムを使用した場合でも、第1試薬と
第2試薬との化学反応が安定して且つ確実に行なわれ、
したがって長時間に亘って極<miの薬液を連続して吐
出注入できることを示している。
れば、いずれの実施例においても、ポンプの作動時間に
関する薬液の吐出・注入量が略直線的な関係にあること
を示している。すなわち、実験例に示すように、第1試
薬として低濃度あるいは極めて微量のヨウ化ナトリウム
またはヨウ化カリウムを使用した場合でも、第1試薬と
第2試薬との化学反応が安定して且つ確実に行なわれ、
したがって長時間に亘って極<miの薬液を連続して吐
出注入できることを示している。
以上、好ましいいくつかの実施例について述べたが、本
発明はこれら実施例に限られることなく、発明の精神を
逸脱しない範囲において、種々の応用が可能であること
は云うまでもない。
発明はこれら実施例に限られることなく、発明の精神を
逸脱しない範囲において、種々の応用が可能であること
は云うまでもない。
以上説明したように、本発明の微量薬液注入ポンプは、
シリンジ状の化学的ポンプにおいて、ポンプ本体を互い
に着脱自在に嵌合される薬液注入容器とガス発生器とで
構成し、しかもガス発生器を試薬の反応室とこの反応室
で発生されるガスを貯留するガス貯留室とで構成するこ
とにより、試薬混合液への薬液ならびに潤滑剤の浸入な
どを防止することができ、試薬の経時的ならびに物性的
変化が阻止されて、低濃度あるいは微量の試薬を用いて
もこの試薬の化学反応が安定し且つ継続して行なわれる
。したがって、化学的ポンプの基本的に備える簡便な構
造性ならびに小形軽量性を活かしながら、長時間に亘っ
て掻く微量の薬液を連続して吐出注入できる信頼性に富
んだ注入ポンプを提供することができる。
シリンジ状の化学的ポンプにおいて、ポンプ本体を互い
に着脱自在に嵌合される薬液注入容器とガス発生器とで
構成し、しかもガス発生器を試薬の反応室とこの反応室
で発生されるガスを貯留するガス貯留室とで構成するこ
とにより、試薬混合液への薬液ならびに潤滑剤の浸入な
どを防止することができ、試薬の経時的ならびに物性的
変化が阻止されて、低濃度あるいは微量の試薬を用いて
もこの試薬の化学反応が安定し且つ継続して行なわれる
。したがって、化学的ポンプの基本的に備える簡便な構
造性ならびに小形軽量性を活かしながら、長時間に亘っ
て掻く微量の薬液を連続して吐出注入できる信頼性に富
んだ注入ポンプを提供することができる。
第1図乃至第3図は本発明に係る微量薬液注入ポンプの
一実施例を示すもので、第1図は薬液注入容器の断面図
、第2図はガス発生器の断面図、第3図は薬液注入容器
に薬液を充填するために用いる成子の断面図、第4図(
aL fb3. (c)は第1図乃至第3図に示す微量
薬液注入ポンプの使用方法を説明するそれぞれ要部断面
図であって、第4図(a)は薬液成子の第一工程を示し
、第4図(blは薬液吸入完了状態を示し、第4図(C
)はポンプ作動準備完了状態を示し、第5図はガス発生
器の第2実施例を示す断面図、第6図はガス発生器の第
3実施例を示す断面図、第7図は本発明に係る微量薬液
注入ポンプの時間−吐出量特性線図、第8図は従来の微
量薬液注入ポンプの要部断面図である。 30、、、薬液注入容器 32.、、、シリンジ本体
34、、、開口部 36.、、、吐出口38、
、、移動子 40.、、係合凹部42)、、成
子 44.、、係合突起46、、、把手
50,70,90.、、ガス発生器52.72.
92.、、外筒 54,74,94.、、内筒56
.76.96.、、内蓋 58,78.9B、、
、外蓋60.80,100.、、反応室 62.82,
102.、、ガス貯留室64、、、小孔 6
6.86,106 、、、小孔84.104.、、切込
み 92A 、、、外筒本体92a 、、、脆弱壁
部 92B、、、キーjs7ブ92b 、、、突起
100A 、、、第1区画室1oon 、、、
第2区画室
一実施例を示すもので、第1図は薬液注入容器の断面図
、第2図はガス発生器の断面図、第3図は薬液注入容器
に薬液を充填するために用いる成子の断面図、第4図(
aL fb3. (c)は第1図乃至第3図に示す微量
薬液注入ポンプの使用方法を説明するそれぞれ要部断面
図であって、第4図(a)は薬液成子の第一工程を示し
、第4図(blは薬液吸入完了状態を示し、第4図(C
)はポンプ作動準備完了状態を示し、第5図はガス発生
器の第2実施例を示す断面図、第6図はガス発生器の第
3実施例を示す断面図、第7図は本発明に係る微量薬液
注入ポンプの時間−吐出量特性線図、第8図は従来の微
量薬液注入ポンプの要部断面図である。 30、、、薬液注入容器 32.、、、シリンジ本体
34、、、開口部 36.、、、吐出口38、
、、移動子 40.、、係合凹部42)、、成
子 44.、、係合突起46、、、把手
50,70,90.、、ガス発生器52.72.
92.、、外筒 54,74,94.、、内筒56
.76.96.、、内蓋 58,78.9B、、
、外蓋60.80,100.、、反応室 62.82,
102.、、ガス貯留室64、、、小孔 6
6.86,106 、、、小孔84.104.、、切込
み 92A 、、、外筒本体92a 、、、脆弱壁
部 92B、、、キーjs7ブ92b 、、、突起
100A 、、、第1区画室1oon 、、、
第2区画室
Claims (5)
- (1)弾性伸縮性を有するピストン状移動子を内挿した
シリンジ状薬液注入容器と、この薬液注入容器の前記移
動子に対向する一端開口部に着脱自在に嵌合しかつガス
注入口を介して前記開口部にガスを供給する円筒状ガス
発生器とを備え、前記ガス発生器は、過酸化水素とヨウ
化ナトリウムまたはヨウ化カリウムとからなる試薬を収
納する反応室と、前記反応室で発生する酸素ガスを導入
してこれを貯留するガス貯留室とから構成することを特
徴とする微量薬液注入ポンプ。 - (2)特許請求の範囲第1項記載の微量薬液注入ポンプ
において、ガス発生器の反応室に試薬注入用のセプタム
を取付けてなる微量薬液注入ポンプ。 - (3)特許請求の範囲第1項記載の微量薬液注入ポンプ
において、ガス発生器の反応室が、過酸化水素用の第1
区画室と、ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウム用の
第2区画室とに分割され、且つ分割区画室が破壊可能に
構成されてなる微量薬液注入ポンプ。 - (4)特許請求の範囲第3項記載の微量薬液注入ポンプ
において、第1および第2の区画室が互いに入子式に螺
合されるスリーブ状容器でなり、両区画室の相互螺入に
より各区画室が破壊されるように構成されてなる微量薬
液注入ポンプ。 - (5)特許請求の範囲第3項および第4項記載の微量薬
液注入ポンプにおいて、分割区画室の被破壊壁部分の周
縁部が薄肉溝で囲繞されてなる微量薬液注入ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254647A JPS63109873A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 微量薬液注入ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254647A JPS63109873A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 微量薬液注入ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63109873A true JPS63109873A (ja) | 1988-05-14 |
Family
ID=17267921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61254647A Pending JPS63109873A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 微量薬液注入ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63109873A (ja) |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61254647A patent/JPS63109873A/ja active Pending
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