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JPS6236364A - 5−ベンジルヒダントインの製造法 - Google Patents

5−ベンジルヒダントインの製造法

Info

Publication number
JPS6236364A
JPS6236364A JP17329285A JP17329285A JPS6236364A JP S6236364 A JPS6236364 A JP S6236364A JP 17329285 A JP17329285 A JP 17329285A JP 17329285 A JP17329285 A JP 17329285A JP S6236364 A JPS6236364 A JP S6236364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenylacetaldehyde
reaction
ammonium
amount
ammonium bicarbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17329285A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Koyama
裕史 小山
Yoshio Osai
小佐井 義雄
Yasuo Miyashita
宮下 安男
Tsunehiko Shimizui
清水井 恒彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP17329285A priority Critical patent/JPS6236364A/ja
Publication of JPS6236364A publication Critical patent/JPS6236364A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は5−ベンジルヒダントインの製造法に関する。
5−ペンジルヒダンヒダントインは必須アミノ酸で甘味
料の原料として注目されているL−フェニルアラニンの
前駆体物質であり、特に酵素法によりL−7エニルアラ
ニンを製造する際の基質として重要な化合物である。
〔従来の技術〕
従来、フェニルアセトアルデヒFからDL−フェニルア
ラニンを製造する際の中間体の1つとして5−ベンジル
ヒダントインが生成することが知られていた。5−ベン
ジルヒダントインの製造法としては、フェニルアセトア
ルデヒP重亜硫酸塩、青酸カリ、炭酸アンモニウムを各
々1 :2:4のモル比で50チ工タノール水溶液中5
5°Cで反応させ40%程度の収率で得る方法が知られ
ているまた、水と親水性有機溶媒の混合液中フェニルア
セトアルデヒドに等モル以上の遊離のアンモニウムイオ
ン、青酸イオン、炭酸イオンを反応させ、その反応液を
強酸性で処理して収率を高める方法が提案されている(
特公昭第56−14110号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、5−ベンジルヒダインの製造法として前者は収
率が低く、後者の方法は (1)遊離のアンモニアを大過剰に使用する為に反応後
アンモニアが大量に生じこれを回収するコストが大きい
、 (2)反応性の高いフェニルアセトアルデヒドを高温で
仕込む為着色物質を生じ5−ペンツルヒダントインの選
択性及び収率が下がる、(3)反応液の−をアルカリ性
から強酸性に変化させる為反応装置の材質に問題が生じ
る、(4)反応液のPHをアルカリ性から強酸性に変化
させる際に大量の塩を生じる、 等の問題点をもつものであった。
本発明者らはこれらの問題点を解決すべく、鋭惹研究し
た結果、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、水系媒体中、青酸化合物と、重炭酸アンモニ
ウム、炭酸アンモニウム及びカルバミン酸アンモニウム
から選ばれた一種類以上のアンモニウム塩を反応器にあ
らかじめ仕込み、0〜60°Cでフェニルアセトアルデ
ヒISを連続的に添加しながら反応させその後120℃
以下に昇温して反応させることを特徴とする5−ペンク
ルヒダントインの製造法である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に使用するフェニルアセトアルデヒドはそのまま
又は重亜硫酸ソーダ付加塩等でも防用できる。
使用する青酸化合物としてはシアン化水素、シアン化カ
リウム、シアン化ナトリウム、シアン化アンモニウム等
が挙げられる。使用量は、フェニルアセトアルデヒVに
対し等モル以上であり好ましくは1.0〜1.2倍モル
でちる。青酸化合物の量は1.2倍モルを越えて用いて
も反応収率の向上は認められずむしろ増量により生ずる
5−ベンジルヒダントインの着色等の問題がでてくる。
使用する炭酸根を含むアンモニウム塩としては重炭酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニ
ウム等が挙げられる。好ましくは工業的に入手しゃすく
又安価でちる重炭酸アンモニウムを用い使用量はフェニ
ルアセトアルデヒドに対し1.0〜1.6倍モル使用す
るのがよい。
本発明の方法における反応媒体としては水が適当であり
、その使用量はフェニルアセトアルデヒドの仕込時の濃
度が8〜30重量%(以下チは特にことわらない限り重
量で示す)、好ましく1110〜20チの濃度になるよ
うに調整することが望ましい。また水と親水性有機溶媒
の混合液も使用できる。親水性有機溶媒としてはメタノ
ール等の低級アルコールが望ましいが特に制限はない。
親水性有機溶媒の使用量はフェニルアセトアルデヒドに
対し7.5倍モルよりも少ない量で十分である。
また前記の原料、反応媒体を仕込み反応する際の圧力は
常圧、加圧下のいずれも可能であり、反応は攪拌条件下
パッチ式及びフロ一式のいずれの方式でも可能でちる。
フェニルアセトアルデヒドを連続的に添加する時間につ
いては特に制限はないが好ましくは15分〜4時間程度
である。
反応温度はフェニルアセトアルデヒドを連続的に添加し
ている間は0〜60℃、好ましくは10〜50°Cでち
り、添加終了後反応温度をあげ120°C以下、好まし
くは70℃〜100°Cで反応させる。
反応液から5−ベンジルヒダントインの結晶を得るには
、反応、液をそのまま中和若しくは少量濃縮したのち中
和し、析出した結晶をろ過することで容易に得られる。
また当然のことながら反応液にアルカリ等をいれ加熱し
加水分解を行なうことでDL−フェニルアラニンが得ら
れる。
〔実施例〕
低下、実施例で具体的に本発明を説明するが本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例1 1jの電磁かきまぜ式ステンレス製オートクンーデに、
水2099青酸ナトリウム43.1.9(0,88モル
)、重炭酸アンモニウム88.5.9(1,12モル)
及びメタノール150Iを仕込み、攪拌を行ないながら
96%フェニルア七トアルデヒt−”100.9(0,
80モル)を18℃において60分かけて連続添加を行
なった。添加終了後、1時間で80℃まで昇温させ同温
度を保ち衾がら4時間反応させた。反応液の一部を高速
液体クロマトグラフ・イー、(カラム、4φX250m
m、nucleocilloolB  o、iモルリン
酸緩衝液’(pH3,2) :メタノールー80:20
(v/v)流速2.0ml 7分、室温、UV(210
nm)険出霞分析したところ、5−ベンジルヒダントイ
ンの収率はフェニルアセトアルデヒドに対し、91.2
%で、その他N−カルバミルフェニルアラニンアミドが
2.1チ、N−カルバミルフェニルアラニンが2.7%
生成していた。反応液を加温、減圧下、(50〜60°
G−、/ 15’Omrtz H3)でi、aしメタノ
ールを除いた後36%塩化水素水溶液を用いて反応液の
PHを8.0にする。析出した結晶を濾別乾燥し分析し
たところ160.4 gの結晶が得られた。この結晶を
再結晶によシ精製し、元素分析、赤外吸収スペクトル、
核磁気共鳴スペクトルにより分析した結果、5−ベンジ
ルヒダントインであることを確認した。同様に、同結晶
を液体クロマトグラフィーで分析したところ単一ピーク
を与えた。更に同結晶を薄層クロマトグラフィーで展開
したところ(展開溶媒 水:n−デタノール:メタノー
ルニ1:4:1)単一スポットを与えた。
比較レリ1 実施例1と同様でちるが仕込みの際に25%アンモニア
水容液をフェニルアセトアルデヒドに対し6倍モル(1
63g)追加し実施例1と同じ反応条件で反応させ分析
したところ5−ベンジルヒダントインの収率は82.8
%、N−カルバミルフェニルアラニンアミドは8.1%
、N−カルバミルフェニルアラニンは6.1チであった
比較例2 実施例1においてフェニルアセトアルデヒドを80°C
になった段階で連続添加する以外は実施例1と同じ操作
で反応を行なったところ、5−ベンジルヒダントインの
収率は58.2%、N−カルバミルフェニルアラニンア
ミドは6.2%、N−カルバミルフェニルアラニンは2
.0%であった。反応液は黒褐色の液体であった。
実施例2 青酸ナトリウム47.1 g(0,96モル)炭酸アン
モニウム92.49 (0,96モル)水480gを1
1のステンレス製反応器に仕込み、フェニルアセトアル
デヒドの重亜硫酸ソルダ付加塩179I(0,80モル
)を連続添加し、実施例1と同じ操作で反応させた。反
応終了後反応液を分析したところ5−ベンジルヒダント
イン89.8%、N−カルバミルフェニルアラニンアミ
ド3.2%、N−カルバミルフェニルアラニン0.6%
の収率でちった。
実施例3 実施例1と同様な反応操作を用い重炭酸アンモニアを用
いるかわりに炭酸アンモニアをフェニルアセトアルデヒ
ドに対し1.1倍モル(84,51,0,88モル)仕
込み、20℃でフェニルアセトアルデヒドを滴下した。
滴下終了後反応温度を80℃に上昇させ同温度で4時間
反応させた。反応液を分析したところ5−ベンジルヒダ
ントインが91.6%、N−カルバミルフェニルアラニ
ンアミドが3.2%、N−カルバミルフェニルアラエン
カ2.1チの収率で得られた。
比較例6 実施例3と同様な反応操作を行なったが仕込みの際に2
5チアンモニア水溶液をフェニルアセトアルデヒドに対
し4倍モル(218り仕込み80℃で4時間反応させた
。反応液を分析したところ5−ベンジルヒダントインは
75.9%、N−カルバミルフェニルアラニンアミドが
15.5%、N−カルバミルフェニルアラニンが3.9
 %の収率で得られた。
参考例 実施例3のヒダントイン化反応液を抜きださずにカセイ
ソーダ9611(2,4モル)を加え145°011時
間の条件で加水分解を行なった。
加水分解液から、加水分解で副生するアンモニアを加熱
しながら回収した後、反応液を液体クロマトグラフィー
で分析したところDL−フェニルアラニンが163.2
 g生成しており、収率はフェニルアセトアルデヒドに
対し98.9%であった。
実施例4 反応を開放系(常圧)で行なう他、実施例1と同様の反
応操作で、重炭酸アンモニウムなフエニルアセトアル′
?ヒISに対し1.6倍モル(101g)用い80°C
14時間の反応を行なった。反応終了後、分析を行なっ
たところ5−ベンジルヒダントインが90.7%、N−
カルバミルフェニルアラニンアミドが5−01 、N−
カルバミルフェニルアラニンが6.5俤の収率で得られ
た。
〔発明の効果〕
以上て説明したとおり、本発明の製造方法によhば遊離
のアンモニアを使用せず、反応液の着色等の問題がなく
、酸処理の行程なしに高い収率で5−ベンジルヒダント
インを得ることかで^る。
特許出願人  電気化学工業株式会社 手続補正書 昭和60年9月25日 特許庁長官  宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第173292号 2、発明の名称 5−ペンシルヒダントインの製造法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 〒100 住所 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号名称 (3
29)  電気化学工業株式会社明細書の発明の詳細な
説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書1頁、14行目め「5−ベンジルヒダント
イントイノJtr5−ペンシルヒダントイン」と訂正す
る。
(2)同2頁、9行目r Vol 2677.3 Jを
f Vol、、存。
773」と訂正する。
(3)同2頁、15行目「特公昭第56−」を「特公昭
56−」と訂正する。′ (4)同3頁、6行目〜5行目「(2)反応性の・・・
・・・下がる、」までを削除する。
(5)同6頁、6行目r (3) Jをr (2) J
と訂正する。
(6)  同6頁、7行目「反応装置」ヲ「反応装置」
と訂正する。
(7)同6頁、8行目r (4) Jをr (3) J
と訂正する0 (8)同6頁、11行目〜13行目[本発明者らは・・
・・・・到達した。Jt、r本発明者らは、これらの問
題点を解決すべ(鋭意研究をした。、そして過剰の遊離
のアンモニアを使用することにより、N−カルバミルフ
ェニルアラニンアミド、N−カルバミルフェニルアラニ
ア等の副生成物がふえ、5−ベンジルヒダントインの選
択性が下がること、さらに、反応性の高いフェニルアセ
トアルデヒyt高温で仕込むと着色物質を生じて、収率
及び選択性が下がることを見いだした。本発明は過剰の
遊離のアンモニアを使用せず、収率及び選択性めすぐれ
た、5−ペンシルヒダントインの製造法を提供するもの
である。」と訂正する。
(9)  同5頁、9行目「7.5倍モル」を「2倍重
量」と訂・正する。
α1 同6頁、4行目「ろ過」を「濾過」と訂正する。
aυ 同6頁、14行目「水209g青酸」を「水20
9Ii、青酸」と訂正する。
(121同11頁、10行目[行程Jtr工程Jと訂正
する。
(以上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水系媒体中、青酸化合物と、重炭酸アンモニウム
    及びカルバミン酸アンモニウムから選らばれた一種以上
    のアンモニウム塩を反応器にあらかじめ仕込み、0〜6
    0℃でフェニルアセトアルデヒドを連続的に添加しなが
    ら反応させその後120℃以下に昇温して反応させるこ
    とを特徴とする5−ベンジルヒダントインの製造法。
JP17329285A 1985-08-08 1985-08-08 5−ベンジルヒダントインの製造法 Pending JPS6236364A (ja)

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