JPS6233300B2 - - Google Patents
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- JPS6233300B2 JPS6233300B2 JP59113128A JP11312884A JPS6233300B2 JP S6233300 B2 JPS6233300 B2 JP S6233300B2 JP 59113128 A JP59113128 A JP 59113128A JP 11312884 A JP11312884 A JP 11312884A JP S6233300 B2 JPS6233300 B2 JP S6233300B2
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- JP
- Japan
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- zinc
- shot
- iron
- hardness
- blasting
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Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ブラストシヨツト及びその製造方法
に関する。特にダイカスト製品のブラスト用に適
した硬度その他の特性を有する亜鉛合金シヨツト
及びその製造方法に関する。
に関する。特にダイカスト製品のブラスト用に適
した硬度その他の特性を有する亜鉛合金シヨツト
及びその製造方法に関する。
金属表面の清浄化法の一つとしてブラスト法が
よく知られている。ブラスト法は、粒子を被処理
物品の表面に投射することにより、表面に付着す
るスケール等を除去する方法である。
よく知られている。ブラスト法は、粒子を被処理
物品の表面に投射することにより、表面に付着す
るスケール等を除去する方法である。
一般に、ダイカスト製品のシヨツトブラストを
行う場合、ブラスト対象素材に応じて、ブラスト
シヨツト材を変えることが望ましく、通常は対象
物と同種の金属シヨツトが用いられている。
行う場合、ブラスト対象素材に応じて、ブラスト
シヨツト材を変えることが望ましく、通常は対象
物と同種の金属シヨツトが用いられている。
しかし、アルミダイカストや小物ダイカストを
ブラストする場合、アルミカツトワイヤでは、粉
化したアルミニウムの爆発の危険性が高く、この
ためスチールシヨツトやステンレスカツトワイヤ
が用いられている。
ブラストする場合、アルミカツトワイヤでは、粉
化したアルミニウムの爆発の危険性が高く、この
ためスチールシヨツトやステンレスカツトワイヤ
が用いられている。
しかしながら、スチールシヨツトを使用した場
合には、粉化した鉄粉の付着により錆が発生し、
またステンレスカツトワイヤを使用した場合に
は、エツジ部で深削りとなり、軟かいアルミダイ
キヤスト等に傷をつける等の問題があつた。
合には、粉化した鉄粉の付着により錆が発生し、
またステンレスカツトワイヤを使用した場合に
は、エツジ部で深削りとなり、軟かいアルミダイ
キヤスト等に傷をつける等の問題があつた。
そこで、これに代えて、亜鉛シヨツトが最近重
要視され、亜鉛シヨツトはその適度の軟らかさそ
の他の物性の故に素材を傷つけることなく良好な
ブラスト作用を奏し、製品の美観や耐食性を損う
こともない。
要視され、亜鉛シヨツトはその適度の軟らかさそ
の他の物性の故に素材を傷つけることなく良好な
ブラスト作用を奏し、製品の美観や耐食性を損う
こともない。
一般に、ブラスト用亜鉛シヨツトは、最純亜鉛
と呼ばれる高純度の亜鉛をシヨツト化することに
より製造されている。
と呼ばれる高純度の亜鉛をシヨツト化することに
より製造されている。
こうした亜鉛シヨツトを使用して、特にアルミ
ダイカスト製品をブラストした場合、ダイカスト
表面の黒色化が生じうることが認められた。
ダイカスト製品をブラストした場合、ダイカスト
表面の黒色化が生じうることが認められた。
この黒色化については、様々の因子が考えられ
るが、その一つとして亜鉛シヨツトの硬度を従来
より少し高めることが有効であることが判明し
た。
るが、その一つとして亜鉛シヨツトの硬度を従来
より少し高めることが有効であることが判明し
た。
そこで本発明者は、鉄を少量加えた発明をすで
に開示しているが、より硬度の高い、かつ脆さの
ないシヨツトを得ることが出来た。
に開示しているが、より硬度の高い、かつ脆さの
ないシヨツトを得ることが出来た。
即ち、本発明は、Pb0.03〜15％、Fe0.04〜2.0
％残り亜鉛及び不純物からなる亜鉛合金をブラス
ト用シヨツトとして用いる亜鉛合金に関する。さ
らに、Pb0.03〜15％、Fe0.04〜2.0％残り亜鉛及
び不純物からなる亜鉛合金の溶湯を水温20℃以下
の水に滴下しシヨツト化するブラストシヨツトの
製造方法に関する。
％残り亜鉛及び不純物からなる亜鉛合金をブラス
ト用シヨツトとして用いる亜鉛合金に関する。さ
らに、Pb0.03〜15％、Fe0.04〜2.0％残り亜鉛及
び不純物からなる亜鉛合金の溶湯を水温20℃以下
の水に滴下しシヨツト化するブラストシヨツトの
製造方法に関する。
以下本発明について、詳細に説明する。
本発明における対象合金の成分は、鉛0.03〜15
％であり、鉄0.04〜2.0％の亜鉛合金である。
％であり、鉄0.04〜2.0％の亜鉛合金である。
鉛の下限を0.03％としたのは、これ以下では硬
度が目的のHv＝40を越えないためであり、上限
を15％としたのは、亜鉛に対し過飽和状態で混入
させることが出来る上限だからである。
度が目的のHv＝40を越えないためであり、上限
を15％としたのは、亜鉛に対し過飽和状態で混入
させることが出来る上限だからである。
また鉄の下限を0.04％としたのは、これ以下で
は硬度が目的のHv＝40を越えないためであり、
上限を2.0％としたのは、2.0％以上含めると脆さ
が大となり、ブラストシヨツトの寿命が短くなつ
てしまうからである。
は硬度が目的のHv＝40を越えないためであり、
上限を2.0％としたのは、2.0％以上含めると脆さ
が大となり、ブラストシヨツトの寿命が短くなつ
てしまうからである。
シヨツト化は、噴霧法、円板上に溶湯を流下さ
せ分散化を計る衝突法等種々あるが、中でも水中
に自然落下させる方法が好ましい。
せ分散化を計る衝突法等種々あるが、中でも水中
に自然落下させる方法が好ましい。
この場合、水温が20℃以下の水に滴下すること
が望ましい。Hv＝40以上の硬度が容易に得られ
るからである。
が望ましい。Hv＝40以上の硬度が容易に得られ
るからである。
また、硬度を容易に得るためには、鉛を0.3％
以上、鉄を0.08％以上とすることにより、水温が
40℃前後であつても高い硬度（Hv＝40以上）を
得ることが把握された。
以上、鉄を0.08％以上とすることにより、水温が
40℃前後であつても高い硬度（Hv＝40以上）を
得ることが把握された。
この場合、亜鉛製錬で発生する鉄ドロスをその
添加材料とすることにより、その溶解性が良好で
簡易に上記目的の合金を製造できる。
添加材料とすることにより、その溶解性が良好で
簡易に上記目的の合金を製造できる。
鉄ドロスは、例えば以下のような成分である。
即ち、鉛５〜15％、鉄1.0〜3.0％、その他の不純
物0.1〜0.2％、残りは亜鉛からなるものである。
即ち、鉛５〜15％、鉄1.0〜3.0％、その他の不純
物0.1〜0.2％、残りは亜鉛からなるものである。
本発明のブラストシヨツト用亜鉛シヨツトは、
つぎのような方法により好適に製造される。
つぎのような方法により好適に製造される。
亜鉛溶湯温度 530〜670℃
ノズル孔直径 0.5〜0.8mm
ノズル下端から水面までの距離 10mm以下
水 温 50℃以下好ましくは20℃以下
ノズル セラミツク製
こうして生成された亜鉛合金シヨツトは、500
〜2000μ、特に1000〜1400μの粒度のものを主体
とする球状シヨツトである。ビツカース硬さは40
〜60の範囲であり、各種ダイカスト製品、特にア
ルミダイカスト製品のブラスト用に適したもので
ある。
〜2000μ、特に1000〜1400μの粒度のものを主体
とする球状シヨツトである。ビツカース硬さは40
〜60の範囲であり、各種ダイカスト製品、特にア
ルミダイカスト製品のブラスト用に適したもので
ある。
以上のように本発明の合金および製造方法によ
り以下のような効果が得られた。
り以下のような効果が得られた。
(1) 鉄のみでなく、鉛も含有して硬度を上昇させ
ているため、鉄のみのものに比べ脆さが少くブ
ラスト用亜鉛シヨツトとしての寿命が長くなつ
た。
ているため、鉄のみのものに比べ脆さが少くブ
ラスト用亜鉛シヨツトとしての寿命が長くなつ
た。
(2) 水温を低温にしなくとも、ある程度高い硬度
を得ることができる。
を得ることができる。
(3) 亜鉛製錬で発生する鉄ドロスを用いることに
より、容易に鉄、鉛を含む亜鉛合金シヨツトの
製造が可能となつた。
より、容易に鉄、鉛を含む亜鉛合金シヨツトの
製造が可能となつた。
(4) アルミのように粉塵爆発の危険がなく、亜鉛
のみのシヨツトに比べ、製品の黒色化がなくな
つた。
のみのシヨツトに比べ、製品の黒色化がなくな
つた。
実施例
亜鉛製錬で発生した鉄ドロス（成分；鉛7.8
％、鉄1.64％、その他不純物0.16％残亜鉛）を添
加し、亜鉛シヨツト鉛0.35％、鉄0.10％ブラスト
シヨツトを得た。
％、鉄1.64％、その他不純物0.16％残亜鉛）を添
加し、亜鉛シヨツト鉛0.35％、鉄0.10％ブラスト
シヨツトを得た。
この場合、湯温550℃、水温15℃で処理し、得
られた硬度はHv＝51〜63.6のものが得られた。
られた硬度はHv＝51〜63.6のものが得られた。
水温40℃で処理した場合は、Hv＝46〜59のも
のが得られた。
のが得られた。
従つて、水温が仮に溶湯により上昇したとして
も一定以上の硬度を得ることは容易であつた。
も一定以上の硬度を得ることは容易であつた。
比較例
Pbのみ0.5％添加したものと水温15℃のものに
滴下したところHv＝44〜53となり、Hv＝50に達
するものは少く、大量に好ましいシヨツトを製造
することが出来なかつた。
滴下したところHv＝44〜53となり、Hv＝50に達
するものは少く、大量に好ましいシヨツトを製造
することが出来なかつた。
硬度が低く、あまり好適にブラストシヨツト用
亜鉛シヨツトとしては用いられなかつた。
亜鉛シヨツトとしては用いられなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Pb0.03〜15％、Fe0.04〜2.0％、残り亜鉛及
び不純物からなる亜鉛合金を用いることを特徴と
するブラストシヨツト。 ２ Pb0.03〜15％、Fe0.04〜2.0％、残り亜鉛及
び不純物からなる亜鉛合金の溶湯を水温20℃以下
の水に滴下しシヨツト化することを特徴とするブ
ラストシヨツトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11312884A JPS60258443A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | ブラストショット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11312884A JPS60258443A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | ブラストショット及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60258443A JPS60258443A (ja) | 1985-12-20 |
| JPS6233300B2 true JPS6233300B2 (ja) | 1987-07-20 |
Family
ID=14604246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11312884A Granted JPS60258443A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | ブラストショット及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60258443A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110722170A (zh) * | 2019-10-26 | 2020-01-24 | 江苏亿达铸造机械有限公司 | 一种钢丝切丸气雾加工法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645372A (en) * | 1979-09-13 | 1981-04-25 | Dowa Teppun Kogyo Kk | Material for blast and surface treatment method by use of said material |
| JPS5715671A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-27 | Shintou Bureetaa Kk | Burr removing grinder material |
| JPS57192205A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-26 | Nippon Mining Co Ltd | Manufacture of zinc or zinc alloy shot sphere |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11312884A patent/JPS60258443A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645372A (en) * | 1979-09-13 | 1981-04-25 | Dowa Teppun Kogyo Kk | Material for blast and surface treatment method by use of said material |
| JPS5715671A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-27 | Shintou Bureetaa Kk | Burr removing grinder material |
| JPS57192205A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-26 | Nippon Mining Co Ltd | Manufacture of zinc or zinc alloy shot sphere |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60258443A (ja) | 1985-12-20 |
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