JPS62231005A

JPS62231005A - 使い捨て吸収性パンツ

Info

Publication number: JPS62231005A
Application number: JP61073768A
Authority: JP
Inventors: 伊賀上　降光; 浩之丹治
Original assignee: Unicharm Corp
Current assignee: Unicharm Corp
Priority date: 1986-03-31
Filing date: 1986-03-31
Publication date: 1987-10-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、乳幼児用のおむつ・いわゆるトレーニングパ
ンツ、失禁者用おむつ等として供するための、予め完全
なパンツ型に形成された使い捨て吸収性パンツに関する
。

（従来の技術）従来、予め完全なパンツ型に形成され、ウェストバンド
と一対のレッグホールとにそれぞれ伸縮部材を有する使
い捨て吸収性パンツが特開昭５８−１１５０７において
開示されている。

（発明が解決しようとする問題点）前記公知技術のパンツによれば、前身頃と後身頃とを形
成する大きさの横長方形の透水性トップシートと同形の
不透水性バックシートとの間に、これらの横方向対向端
間の中央領域にスペースをおいて前身頃と後身頃用のそ
れぞれの吸収性コアを介在し、該バックシートの上端に
ウェストバンド用伸縮部材、その下端にレッグホール用
伸縮部材をそれぞ九接着して積層体を形成し、該スペー
ス部を中心として該積層体を折曲し、該スペース部と反
対端との間の下端において前身頃と後身頃とを接合する
ことにより、パンツ型に形成される。

しかし、このように形成されたパンツは、製法が簡単で
あるという利点を有するが、前身頃と後身頃の各構成部
材の接合二分が股下領域に位置するので、吸収機能に問
題があるばかりでなく、股下領域は着用者の脚の運動に
よって最も強い引張力を受ける二分であるので、該接合
二分が分離または破損してパンツ機能を喪失して排泄物
が漏れ。

また、該接合二分が着用者に不快な違和感を与えるとい
った問題がある。さらにまた、前身頃と後身頃とが同じ
大きさに形成されているとともに、前記接合線上、すな
わち、パンツの縦方向における前身頃と後身頃とに区分
される中心線上に一対のレッグホールが位置しているの
で、パンツの構成部材とくに吸収性コアの剛性と１人体
（乳幼児）の体型のゆえに、臀二分に相当する二分が突
っ張られる（いわゆる″きつり″なる）一方、腹二分に
相当する二分が緩む（いわゆる′″たるむ′）といった
問題もある。

したがって０本発明の目的は、前記問題点をきわめて簡
単な手段によって解決しうる使い捨て吸収性パンツを提
供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、前記問題点を解決するため１着用者の肌に接
する透水性トップシートと、該トップシートと反対側に
位置する不透水性バックシートと、該両シートの間に介
在する吸収性コアとからなるパンツ本体と；　ウェスト
バンドと、一対のレッグホールとにそれぞれ伸縮ギヤザ
ーを作る伸縮部材とを含む使い捨て吸収性パンツであっ
て；前記一対のレッグホールは、前記パンツ本体の展開
状態において、股下領域の横方向対向側に有する凹欠部
により形成され；前記各伸縮部材は前記ウェストバンド
と前記一対のレッグホールとを形成する前記トップシー
トと前記バックシートの各二分間に接着され；前記レッ
グホールの前記伸縮部材は、前記パンツ本体の展開状態
において、前記凹欠部の縦方向対向端にあって横方向へ
延びる第１部材と、前記凹欠部の横方向内側にあって縦
方向へ延び前記対向第１部材と接続する第２部材とから
なり、よって、前記凹欠部は、前記パンツ本体の展開状
態において、前記伸縮部材により該凹欠部の外側を除い
て囲まれていること；前記パンツ本体は、これを二分す
る横方向を中心線を介して縦方向に折り返され、その横
方向対向側縁に沿ってこれらが接合されることにより組
み立てられていることを特徴とするｂのである。

とくにもましい実施例においては、前記凹欠部は、前記
パンツ本体の展開状態において、前記中心線よりも前側
領域側へ偏位し；前記パンツ本体は背側領域が前側領域
よりも大きく形成され；前記パンツ本体は、その展開状
態において、前側領域と背側領域における横方向対向側
縁であって該各領域における縦方向対向端間に凹欠部を
有する。

（実施例）さら、に、本発明にかかるパンツを図示の実施例に基づ
いて説明すると、以下のとおりである。

第１図、第２図において、パンツ本体１はその全体を符
号１で示しである。パンツ本体１は、透水性トップシー
ト２と、同大の不透水性バックシート３と、該両シート
よりも小さい吸収性コア４とからなる。また、パンツ本
体は、ウェストバンドにギヤザーを作る伸縮部材５と、
レッグホールにギ　ャザーを作る伸縮部材６ａ、　６ｂ
、　６ｃとを有する。

トップシート２には不織布、バックシート３にはプラス
チックフィルムまたは該フィルムと不織布とのラミネー
トシート、コア４にはフラッフパルプまたは該パルプと
高吸収性ポリマー粒子との混合物のマット状体とその上
下面に配置する透水性シートなどが使用される。伸縮部
材５には比較的広幅（たとえば１０〜４５１ＩＩ１１）
のウレタンホームなど。

伸縮部材６ａ　、　６ｂには糸状ゴムなど、伸縮部材６
ｃには熱処理で伸縮性を発現する比較的広幅（たとえば
１０〜４５　ｕ＋ｍ　）のプラスチックフィルムなどが
使用される。ただし、伸縮部材５　、６ａ、６ｂ、６ｃ
の材質・幅は、それらが取り付られるパンツ本体１の部
位によって必ずしも限定されず、適宜選択さ九うる。

パンツ本体１の前側領域（前身頃）７と背側領域（後身
頃）８におけるトップシート２とバックシート３の縦方
向対向端間、すなわち、ウェストバンド１０中には、伸
縮部材５ａ、５ｂが介在し接着されている。パンツ本体
１の股下領域９におけるトップシート２とバックシート
３の横方向対向側には、レッグホール１１を形成するた
め、パンツ本体１を二分する横方向中心線Ｘよりも、前
側領域８の側へ偏位する半楕円状の凹欠部１２が設けら
れている。

したがって、パンツ本体１は前側領域７よりも背側領域
８が大きく形成されている。トップシート７とバックシ
ート８の凹欠部１２の縦方向対向端間には、伸縮部材５
と平行に横方向へ延びる伸縮部材６ａ　、６ｂが介在し
接着されている。トップシート７とバッグシート８の凹
欠部１２の縦方向対向内側間には、互いに平行に縦方向
へ延び伸縮部材６ａ。

６ｂと接続する伸縮部材６ｃが介在し接着されている。

前側領域７と背側領域８とにおけるトップシートＺとバ
ックシート３の横方向対向側縁であって該各領域におけ
る縦方向対向端間には、■状の凹欠部１３が設けられて
いる。凹欠部１３は曲線で形成されていてもよい。トッ
プシート２とバックシート３の中央領域間には、股下領
域９において幅狭く、かつ、前側領域７よりも背側領域
８において大きく形成されているコア４が比較的不動に
接着されている。トップシート２とバックシート３の外
１１８８間や、トップシート２および／またはバックシ
ート３に対する伸縮部材５　、６ａ、　６ｂ、　６ｃや
、トップシート２または／バックシート３に対するコア
４のそれぞれの接着は、ホットメルト型接着剤でなされ
るか、またはそれらが熱溶着性を有していれば、それで
なされることもある。

第３図に示すように、このようなパンツは、方形のトッ
プシート２とバックシート３との間にコア４、伸縮部材
５　、６ａ、　６ｂ、　６ｃを配置接着したのち、トッ
プシー１−２とバックシート３を一点鎖線１４に沿って
切断することによりえられる。ちなみに、このようなパ
ンツを機械で連続生産するときは。

トップシート２とバックシー１−３は、それらの縦方向
へ連続したものが供給され、前記切断と同時に、縦方向
の所定長さに切断なされる。

このようにして形成されたパンツは、横方向中心線を介
してバッグシート３が外側に位置するように縦方向に折
り返され、前側領域７と背側領域８の横方向対向側縁１
５が好ましくは熱溶着で接合され、これにより、第１図
に示すように、組み立てられる。

（発明の効果）本発明にかかるパンツによれば、完全なパンツ型に形成
されているので、着用時に組み立てる従来の使い捨てお
むつに比較して１着用がきわめて容易であるとともに、
着用者の身体に対するフィツト性が良好であることはも
ちろんである。

とくに、既述の公知技術によるパンツのように、前記一
対のレッグホール間、すなわち、股下領域に構成部材の
接合部が全くなく、シかも、該パンツとは異なり吸収性
コアが前側領域と後側領域とにわたって連続している。

したがって０着用者が両脚を自由に運動させても、前記
股下領域が分離または破損してパンツ機能を喪失して排
泄物が漏れたり１着用者に不快な違和感を与えたりする
ことが全くない。また、パンツ本体の展開状態において
、股下領域の横方向対向側にレッグホールを形成するた
めの凹欠部を有し、しかも、該凹欠部には、該レッグホ
ールが完全に形成された状態において、該レッグホール
が囲まれるように伸縮部材を設けられているので、該レ
ッグホールが肩囲りに完全に密着し、そこから排泄物が
漏れるおそれがない。

さらに、実施例においては、後側領域が前側領域よりも
大きく形成され、しかも、パンツ本体の展開状態におい
て、前記レッグホールを形成するための前記凹欠部が該
パンツ本体の横方向中心線よりも前側領域に偏位し、か
つ、該面領域の対向側縁に身体にフィツト性をよくする
ための凹欠部を有し、該凹欠部がその側縁に沿って接合
されているので、完成されたパンツは、構成部材の剛性
と着用者の体型のゆえに、臀部今に相当する二分が突っ
張られたり、腹二分の相当する二分が緩んだりすること
などがなく、前記フィツト性がさらに向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明にかかるパンツの実施例を示すもので、第
１図は完成状態の斜視図、第２図は一部を切欠した展開
平面図、第３図は形成過程を示す展開平面図である。１・・・パンツ本体２・・・トップシート３・・・バックシート４・・・コア５　、６ａ、６ｂ、６ｃｍ伸縮部材７・・・前側領域８・・・背側領域９・・・股下領域１０・・・ウェストバンド１１・・・レッグホール１２．１３・・・凹欠部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）着用者の肌に接する透水性トップシートと、該ト
ップシートと反対側に位置する不透水性バックシートと
、該両シートの間に介在する吸収性コアとからなるパン
ツ本体と；ウェストバンドと、一対のレッグホールとに
それぞれ伸縮ギャザーを作る伸縮部材とを含み；次の事
項を備えることを特徴とする使い捨て吸収性パンツ。ａ、前記一対のレッグホールは、前記パンツ本体の展開
状態において、股下領域における横方向対向側に有する
凹欠部により形成されていること。ｂ、前記各伸縮部材は前記ウェストバンドと前記一対の
レッグホールとを形成する前記トップシートと前記バッ
クシートの各部分間に接着されていること。ｃ、前記レッグホールの前記伸縮部材は、前記パンツ本
体の展開状態において、前記凹欠部の縦方向対向端にあ
って横方向へ延びる第１部材と、前記凹欠部の横方向内
側にあって縦方向へ延び前記対向第１部材と接続する第
２部材とからなり、よって、前記凹欠部は、前記パンツ
本体の展開状態において、前記伸縮部材により該凹欠部
の外側を除いて囲まれていること。ｄ、前記パンツ本体は、これを二分する横方向中心線を
介して縦方向に折り返され、その横方向対向側縁に沿っ
てこれらが接合されることにより組み立てられているこ
と。
（２）前記凹欠部は、前記パンツ本体の展開状態におい
て、前記中心線よりも前側領域側へ偏位している特許請
求の範囲第１項記載のパンツ。
（３）前記パンツ本体は背側領域が前側領域よりも大き
く形成されている特許請求の範囲第１項記載のパンツ。
（４）前記パンツ本体は、その展開状態において、前側
領域と背側領域とにおける横方向対向側縁であって該各
領域における縦方向対向端間に凹欠部を有する特許請求
の範囲第１項記載のパンツ。