JPS62218305A

JPS62218305A - 自動車ボデイのリフテイング台車

Info

Publication number: JPS62218305A
Application number: JP61063145A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Uchiyama; 内山　和義
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1986-03-20
Filing date: 1986-03-20
Publication date: 1987-09-25
Anticipated expiration: 2012-03-26
Also published as: JP2594039B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動車の組立てラインにおいて、ボディを
所望とする高さ位置まで持上げて搬送することのできる
台車に関するものである。

（従来の技術）自動車の組立てラインにおい°Ｃは、各種の搬送装置が
用いられている。このうち、ボディの搬送装置の従来技
術として、実開昭５７−１６２２１１号公報のものがあ
る。このものは、ボディを作業者にとっＣ作業しやすい
高さ位置にするために、その搬送路の途中に上下方向へ
の傾斜を設けている。つまり、搬送路の傾斜にしたがっ
て搬送台車をアップ・ダウンさぼるようにしているので
ある。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、ボディは搬送途上で持上げ高さが変更さ
れるものの、あくまでも搬送路に設定された高低差の範
囲内で変更されるにすぎない。したがって、工程の変更
あるい作業者の変更があっても、従来のものでは、その
都度の最適高さに調整することは容易ではない。搬送路
全体を改造することとしたのでは、改造費も高くつき、
また改造期間も長くなる等、非常に不都合が多いからで
ある。

そこで、本発明ではボディの持上げ高さの調整を容易に
行なうことができるように図ったのである。また、本発
明の場合、新規に搬送装置を設けるのではなく、既存の
設備の有効利用も併せ又企図している。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明は次のように構成
されている。すなわち、自動車のボディの搬送路のうち
の所定の作業位置において、同搬送路を挟んでその両側
に設置される一対のリフティング台車であって、上記搬
送路の両側にこれと平行にかつ一定笥囲に亘って敷設さ
れたレール上を、それぞれ同所して往復走行可能な台車
本体には、自動車ボディを持上げるためのリフトテーブ
ルがリフト機構を介して昇降可能に取付けられるととも
に、このリフト機構は自動車ボディの持上げ高さを調節
可能な制御手段に接続される構成にしたのである。

（作用）したがって、上記の構成によれば、自動車ボディを搬送
する途上の所定の作業位置において、ボディは両リフテ
ィング台車のリフトＩＲ構によって持上げられる。この
際のリフト量は、制御手段によって調節が可能である。

したがって、工程の変更あるいは作業者の変更等があっ
ても、これに対応した作業高さを選択することができる
ため、作業者の疲労の緩和に寄与する。

（実施例）以下、本発明を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。

第１図は自動車ボディＢの組立てラインを示すものであ
る。図において、１はボディＢを搬送するための搬送台
車であり、既設の軌道２上を走行する。

本例リフティング台車しは、搬送途上の作業位置に必要
に応じて配備されるものである。そして、搬送台車１を
挟んで左右に・一対ずつ設けられ、作業位置における所
定範囲に亘って敷設されたレール３に沿って往復走行す
る。フロアＦにはボディＢの搬送方向に沿ってかつ所定
範囲に亘って１ビーム４が一対、埋め込まれており、上
記したレール３はその上面に長さ方向に沿ってそれぞれ
敷設されている。

以下、リフティング台車りの詳細な構成について説明す
るが、両リフディング台ｒＨＬはともに同じ構成である
ため、片側のみを説明する（第２図から第６図参照）。

リフティング台車りの台車本体５は、レール３に沿って
設けられるベース６とその内と外の両側縁で対向しベー
ス６から前後両方向へ延出した状態で取付けられる一対
の側板７とからなっている。

そして、この側板７における前後両端部寄りの位置には
、両側板７間に横架されたアングル材８を介してスライ
ドユニット９がそれぞれ装着され”Ｃおり、この両スラ
イドユニット９によって、台車本体５はレール３に沿っ
゛ζ円滑に走行することができる。

また、台車本体５の後端部（第２図における左端部）に
は台車本体５を走行させるための駆動装置が、延長プレ
ート１０によって支持されＣいる。

この駆動装置は、走行用サーボモータ１１およびこれと
カップリング１２を介して接続された減速機１３とを備
えている。そして、減速機１３の出力軸にはピニオンギ
ヤ１４が嵌着されており、前記■ビーム４に固定されか
つスライドユニットつと干渉しないようにして所定範囲
に亘って装備されたラック１５と噛合っている。但し、
両リフティング台車りにおける走行用サーボモータ１１
は、図示しない制御装置に接続されており、それぞれは
周期して作動しかつ搬送台車１の搬送速度とほぼ等速で
台車本体５を移動させるように設定されている。

また、台車本体５には内側と外側とで対をなす伸縮式リ
フト機構ＬＭが前後に配置されている。

各リフト機構ＬＭはＸ字状に組合わされたリンク１６ａ
、１６ｂよりなっている。このうち、各外側のリンク１
６ａの下端側は側板７に対しそれぞれ枢支される一方、
上端側はローラベアリング１７を取付けており、リフト
テーブル１８の両側面の中央部において所定範囲に亘っ
て長孔状に貫通された案内溝１９に沿って変位可能に嵌
込んである。これに対し、各内側のリンク１６ｂの上端
側はリフトテーブル１８の両側面における前後両端部に
枢支される一方、下端側は画郭動台２０．２０に対し連
結軸２１を介して回動可能に接続されている。

台車本体５のベース６上には、長さ方向に沿って一本の
レール２２が敷かれている。また、このレール２２を前
後に挟んでベース６上には、一対の支持ブロック２３．
２３が立設されている。ざらに、両支持ブロック２３間
にはねじ軸２４がｕ転可能に横架しである。このねじ軸
２４は、図示右側半分と左側半分とでねじの方向が逆向
きとされており、その一端側は一方の支持ブロック２３
（第２図における右側のもの）の外側において、ベース
６上に支持されたリフト用ナーボモータ２５にカップリ
ング２６を介して接続されている。

但し、このサーボモータ２５は図示しない１ＩＩＪ　ａ
ｌｌ装置によりて、他方のリフティング台車り側と周期
して作動するようになっている。

上記した画郭動台２０は、その下面にスライドユニット
２７を備え°【レール２２に沿って走行可能となってい
るとともに、それぞれボールねじ用ナツト２８を介して
ねじ軸２４を貫いている。両ボールねじ用ナツト２８は
、ねじ軸２４のねじの方向に対応して相互に逆向きとな
っており、このことから、画郭動台２０はねじ＠２４の
回転に伴って相反する方向へ周期して移動することにな
る。

このことによって、両リフト機構ＬＭはそれぞれ伸縮し
てリフトテーブル１８を昇降させるが、この昇降位置お
よび昇降速度は、前述した図示しない制御装置によって
調整可能である。

本例では、リフトテーブル１８の上面にボディＢのずれ
を補正するためのフローティングユニットＦＵが前後に
２か所設けられている。

このフローティングユニットＦＵは、リフトテーブル１
８に固定されたベースプレート２９に対し、中間プレー
ト３０および両フローティングユニット＋−Ｕ間に横架
される支持プレート３１が順に重ねられ、全体が３枚合
せとなっている。

ベースプレート２９は、コの字状に形成されており、下
向ぎにしてリフトテーブル１８上に固定されている。ま
た、同ベースプレート２９の上面には、正方形状の案内
窓部３２が開口し、かつ中間プレート３０に対するフラ
ットベアリング（図示しない）を収納するための複数の
収納溝３３〜３３がそれぞれボディＢの搬送方向と直交
する方向に沿って形成されている。すなわち、中間プレ
ート３０はベースプレート２９に対し搬送方向と直交す
る方向に変位しうるようにしである。

中間プレート３０は平板状に形成されており、その中央
部には長さ方向に沿って溝部３４が凹設され、この溝部
３４の一部には長手方向、つまりボディＢの搬送方向に
沿った長孔状のガイド孔３５が貫通している。このガイ
ド孔３５は、上記した案内窓部３２の片の長さとほぼ同
程度にその長さ範囲が設定されて、案内窓部３２に対し
常に連通ずるようにしである。さらに、中間プレート３
０の溝部３４を挟んで、その両側には支持プレート３１
に対するフラットベアリング（図示しない）を収納する
ための収納溝３６がそれぞれ長さ方向に沿って凹設され
ている。

そして、上記したガイド孔３５および案内窓部３２に対
しては、支持プレート３１の下面に垂設されたガイドビ
ン３７が移動可能に係入されている。すなわち、支持プ
レート３１は中間プレート３０に対しボディＢの搬送方
向に沿って移動可能であるが、中間プレート３０が搬送
方向と直交する方向に沿って変位可能であることから、
支持プレート３１全体は、結局のところ搬送方向および
これと直交する方向へ複合的に移動することができるわ
けである。但し、その範囲はガイドビン３７が案内窓部
３２内を動きうる範囲に限定されている。

なお、支持プレート３１の上面には、ボディＢに対する
図示しない受はブロックが適当位置に取付けである。

また、リフトテーブル１８の上面には各フローティング
ユニットＦＬＪに対応して一対のエアーシリンダ３９．
３９が水平に固定されている。両エアーシリンダ３９は
それぞれガイドビン３７へ向けて、相互に逆を向いて取
付けられている。そして、各シリンダ３９のｌ］ツド端
にはガイドビン３７を位置決めするためのピンボルダ−
４０が接続されている。このビンホルダー４０は、ベー
スプレート２９内を移動しうるような大きさで、ガイド
ビン３７へ向けて開口するＶ字状に形成されてＪ３す、
その付は根の部分でガイドビン３７を保持することがで
きる。また、リフトテーブル１８の上面には、このビン
ホルダー４０の進退動作を円滑に行なわせるための一対
のガイドレール４１がベースプレート２９の中まで敷か
れており、ビンホルダー４０はこのガイドレール４１に
沿って円滑に移動することができる。

なお、４２は片側のリフティング台車りにおける台車本
体５の側板７に取付けられた作業用デツキであり、下面
にはキャスタ４３が取付けられている。但し、作業用デ
ツキ４２は作業者が乗込んだり、自動締付は装置等を搭
載したりする場合等の必要の際に装着されるものであり
、取外しが可能である。

引き続き、上記のよう形成された本例の作用と効果を具
体的に説明する。

自動車のボディＢが搬送台車１によって作業位置にまで
搬送されてくると、両リフティング台車りもこれに沿っ
て伴走する。すなわち、図示しない制御袋とからの指令
に基いて、走行用サーボモータ１１が駆動すると、減速
機１３を介してピニオンギヤ１４が緩速回転する。する
と、ラック１５との噛合いによって、両リフティング台
車りがレール３上を周期してボディＢの搬送速度とほぼ
等速で移動する。

この間に、ボディＢを所望とする高さ位置まで持上げて
各種作業が行なわれる。この場合、まず、リフト用サー
ボモータ２５が駆動すると、カップリング２６を介して
ねじ軸２４が回転し、再移動台２０が互いに逆方向へ移
動する。これによって、両リフト機構ＬＭにおける内側
のリンク１６ｂの下端側がレール２２に沿って押され、
他方外側のリンク１６ａのローラベアリング１７が案内
溝１９に沿って第２図に示す矢印方向へ移動する。した
がって、再移動台２０が制御装置（図示しない）からの
指令により、予め設定されたストロークだけ移動すると
、両リフト機構ＬＭの立上りによってリフトテーブル１
８はボディＢを所望とする高さ位置まで持上げる。作業
はこの状態で行なわれるが、この高さ位置は作業者の身
長に応じて最も作業しやすい高さに調節されているため
、作業姿勢の良化向上により、疲労が緩和されている。

しかして、組付は作業が完了すれば、上記とは逆順にし
て両リフト機構ＬＭが収縮するため、ボディＢは再び搬
送台１１１へ下される。そして、そのまま次工程へ搬送
される。一方、両リフディング台車りは共に原位置に急
速復帰される。

ところで、作業用デツキ４２にロボット等を搭載して、
ボディＢに対する組付けを自動で行なおうとした場合に
は、ボディＢが正規の位置になくてはならない。しかし
、搬送途上はボディＢはラフに位置決めされているため
、この場合にはフ［］−ティングユニットＦＵによって
ボディＢの位置ずれを補正しなければならない。

まず、ボディＢのリフトに先立ち、エアーシリンダ３９
を伸長させてビンホルダー４０にてガイドビン３７を保
持しておく。支持プレート３１を固定しておくわけであ
る。この状態で、ボディＢを支持プレート３１上の図示
しない受はブロックに載置固定し、上記した要領で必要
な高さまで持上げる。その後、エアーシリンダ３９を収
縮さゼてビンホルダー４０を後退させる。このことによ
って、ガイドビン３７が解放され、支持プレート３１が
フリーな状態になる。そして、このフリー状態において
、詳しくは図示しない公知の位置決め装置によりボディ
Ｂの適所をクランプして正規の位置へ矯正する。この場
合、支持プレート３１は前述したように、ガイドビン３
７が案内窓部３２およびガイド孔３５にて案内されなが
ら変位することで、所定範囲内を移動することができる
ため、上記した位置ずれの補正を可能ならしめている。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、ボディの持上げ
高さを自由に設定することができるため、工程変更ある
いは作業者の変更があっても、これに対応することがで
き、最適な作業高さ位置が選択できる。また、既設の搬
送路の途上に付設されるものであり、既存設備の改変を
要せず、これをそのままの状態で有効利用を図ることも
できる、という優れた効果が発揮される。

【図面の簡単な説明】

第１図はボディの組立てラインを示す正面図、第２図は
側断面図、第３図は正面図、第４図は７０−ティングユ
ニットの各プレートを示す分解斜視図、第５図はフロー
ティングユニットを一部破断して示す平面図、第６図は
同側面図である。１・・−搬送台車３・・・レール５・・・台車本体Ｂ・・・ボディＬ・・・リフティング台車ＬＭ・・・リフト機構

Claims

【特許請求の範囲】

自動車のボディの搬送路のうちの所定の作業位置におい
て、同搬送路を挟んでその両側に設置される一対のリフ
ティング台車であって、上記搬送路の両側にこれと平行
にかつ一定範囲に亘つて敷設されたレール上を、それぞ
れ周期して往復走行可能な台車本体には、自動車ボディ
を持上げるためのリフトテーブルがリフト機構を介して
昇降可能に取付けられるとともに、このリフト機構は自
動車ボディの持上げ高さを調節可能な制御手段に接続さ
れていることを特徴とする自動車ボディのリフティング
台車。