JPS62202601A - 導波管フイルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロ波帯あるいはミリ波帯の通信機やレ
ーダー等に用いられる導波管フィルターに関するもので
ある。

従来の技術 近年、マイクロ波帯あるいはミリ波帯の導波管フィルタ
ーとして、短形導波管のＨ面中央部にＥ面と平行に金属
板を挿入した８面フィルターが脚光を浴びている。以下
図面に従って従来の８面フィルターについて説明する。

第３図（ａｌは従来の８面フィルターの構造を示すため
の斜視図、第３図（ｂＪは導波管の間に挿入される金属
板の形状を示した図である。図において、３０１と３０
２はＨ面中央部でＥ面と平行な面において接合され、導
波路３０４を形成する。金属板３０３は導波管の接合面
に挿入される。第３図（ｂｌにおいて金属板３０３は、
３段の帯域通過フィルターを示している。第４図は、第
３図に示した３段、帯域通過フィルターの伝送特性の測
定値である。測定周波数は８〜１８Ｇｌｌｚであり、フ
ィルターの通過帯域４０１は１１．７〜１２．２ＧＩｌ
ｚである。これらの構成は例えば、エル、キュー。

ブイ　アンド　トン　ダブリュー、ボール“イーブレー
ン　テクニクス　チューン　フィルターズトウ　１７０
Ｇｌｌｚ　　”マイクロウェーブ　アンド　アールエフ
　ＰＰ、１２７〜１３２　２月、　１９８５年（Ｌ、Ω
、Ｂｕｉａｎｄ　Ｄｏｎ　Ｗ、Ｂａ１ｌ　”　Ｅ−Ｐｌ
ａｎｅ　ｔｅｃｈｎｉｑｕｅｓ　ｔｕｎｅ　ｆｉｌｔｅ
ｒｓｔｏ　１７０Ｇｔｌｚ″Ｍｉｃｒｏｗａｖｅ　＆　
ＲＦ　ＰＰ、１２７−１３２　Ｆｅｂ、１９８５）にも
見られる。

発明が解決しようとする問題点 第４図の伝送特性の測定値からかかるように第３図の３
段帯域通過フィルターは通過帯域４０１よりも低い周波
数帯において極めて優れた減衰特性を示すものの、通過
帯域４０１よりも高い周波数帯における減衰特性は悪く
、例えば１４〜１４．５ＧＨｚにおける減衰量（４０２
）は３０ｄＢ程度である。

本発明は上記問題点に鑑み、通過帯域よりも高い周波数
帯においても優れた減衰特性を示す８面フィルターを提
供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の導波管フィルター
は、導波管をその導波管のＥ面に平行に等分割してほぼ
方形の単一導体板を挟持し、その単一導体板に３個の共
振作用を呈する開口を設けて３段の帯域通過フィルター
を形成し、かつ前記帯域通過フィルターの通過帯域より
高い周波数において通過特性を阻止する機能を有する共
振器を前記帯域通過フィルターの入力および出力部の前
記単一導体板にそれぞれ１個ずつ配置する手段を用いた
。

作用 上記手段において、本発明の導波管フィルターは３段帯
域通過フィルターの入力および出力部に通過特性を阻止
する機能を有する共振器が配置されているので、２つの
共振器の共振周波数を適当に選ぶことによってフィルタ
ーの通過帯域よりも高い周波数帯における減衰特性を改
善することができる。さらに共振器は３段帯域通過フィ
ルターに対して対称に配置されているのでフィルター全
体の形状もほぼ対称になりフィルターの入力および出力
のインピーダンス特性の違いを小さくすることができる
。

実施例 以下、本発明の導波管フィルターの一実施例について図
面に従って説明する。第１図は導波管の間に挿入される
金属板の形状を示した図である。

１０１は第３図の金属板３０３と同様に３段の帯域通過
フィルターとして機能する。１０２および１０３は通過
特性を阻止する機能を有する共振器として働く。ｌ、　
＋Ｉｔ、およびＪ、　＋ｊ１４は阻止する波長の約１／
２に設定する。この場合１１とｊｌｔあるいはｌ、と１
４の長さの差が大きくなるほど共振器と導波管の結合が
大きくなり、通過特性を阻止する機能が増す。しかしそ
れに伴ないフィルターの通過帯域におけるインピーダン
ス整合も劣化するのでｌ、と１ｔあるいは！、と１４の
長さの差の最適値は実験により求める。１０４および１
０５はフィルターの通過帯域においてインピーダンス整
合を良好にする機能を有する。ｌ、およびり、、あるい
はｌ、とｈｔの値は実験的に求める。

第２図は第１図に示したフィルターの伝送特性の測定値
である。導波管はＷＲＪ−１２０を用いている。通過帯
域は１１．７〜１２．２ＧＩＩｚである。２．＋。

１２は９．２龍、１３＋１４は８．８鰭であり、阻止周
波数はそれぞれ１４．１（Ｊｚおよび１４．４ＧＨｚに
設定されている。通過帯域（１１，７〜１２．２ＧＨｚ
　）における挿入損失は０．１５ｄＢ以下である。１４
〜１４．５ＧＨｚにおける減衰量は４０ｄＢ以上が得ら
れており、従来の技術で述べた３段帯域通過フィルター
の伝送特性（第４図）と比較して通過帯域より高い周波
数帯における減衰特性が改善されていることがわかる。

また第１図の金属板の形状かられかるようにフィルター
は入出力に対してほぼ対称になっており、入力および出
力のインピーダンス特性の差違が極めて小さい。

発明の効果 以上のように本発明は、従来の３段帯域通過Ｅ面フィル
ターと比較して通過帯域より高い周波数帯における減衰
特性を改善したものであって、この効果により機器の設
計上自由度が高く、量産性に冨んだ安価な導波管フィル
ターを提供することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の導波管フィルターの金属板
の形状を示す平面図、第２図は本発明の一実施例の導波
管フィルターの伝送特性を示す周波数特性図、第３図（
ａｌは従来の導波管フィルターの構造を示す斜視図、第
３図（ｂ）は従来の導波管フィルターの金属板の形状を
示す平面図、第４図は従来の導波管フィルターの伝送特
性を示す周波数特性図である。 １０１・・・・・・３段帯域通過フィルター、１０２．
１０３・・・・・・通過特性を阻止するための共振器、
１０４．１０５・・・・・・インピーダンス整合回路、
３０１．３０２・・・・・・Ｈ面中央部でＥ面に平行に
等分割された導波管、３０３・・・・・・３段帯域通過
フィルターを構成した金属板、３０４・・・・・・導波
路。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名第１図 拵２図 裁褒量（ｄ−βジ 用液（文（（ｒｆｈ　） 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　導波管をその導波管のＥ面に平行に等分割してほぼ方
   形の単一導体板を挟持し、その単一導体板に３個の共振
   作用を呈する開口を設けて３段の帯域通過フィルターを
   形成し、かつ前記帯域通過フィルターの通過帯域より高
   い周波数において通過特性を阻止する機能を有する共振
   器を前記帯域通過フィルターの入力および出力部の前記
   単一導体板にそれぞれ１個ずつ配置したことを特徴とす
   る導波管フィルター。