JPS6219554A - 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 - Google Patents
酢酸ビニル反応生成物の精製方法Info
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- JPS6219554A JPS6219554A JP15889885A JP15889885A JPS6219554A JP S6219554 A JPS6219554 A JP S6219554A JP 15889885 A JP15889885 A JP 15889885A JP 15889885 A JP15889885 A JP 15889885A JP S6219554 A JPS6219554 A JP S6219554A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はエチレン、酢酸及び酸素を反応させて得られる
酢酸ビニル含有反応生成ガスを精製して、不純物のない
酢酸ビニルを得る方法に関する。
酢酸ビニル含有反応生成ガスを精製して、不純物のない
酢酸ビニルを得る方法に関する。
[従来の技術1
パラジウムあるいはパラジウム塩を主触媒としてエチレ
ン、酢酸及び酸素を気相下で反応させて酢酸ビニルを製
造することは公知である。
ン、酢酸及び酸素を気相下で反応させて酢酸ビニルを製
造することは公知である。
上記反応において得られる反応生成ガスには酢酸ビニル
以外に未反応のエチレン、未反応の酸素、未反応の酢酸
、水、炭酸ガス更には不活性ガス等が含まれているので
、これらの不純物を除去するために反応生成ガスの精製
が行われる。即ち、工業的方法における代表的な精製方
法としては、反応生成ガス混合物を多段階で冷却し、こ
の際得られる凝縮物を蒸留に付し、一方未凝縮成分は反
応器に再循環する方法である。蒸留操作はまず第1の蒸
留塔で酢酸ビニル/水の混合物を頂部から、一方酢酸を
底部から留去させる。酢酸は反応に再使用される。上記
混合物は有機層と水層とに2層分離したあと、有機層は
第2の蒸留塔へ導入されて頂部からの水/低沸点成分混
合物と低部からの酢酸ビニル/高沸点成分混合物とに分
離される。酢酸ビニル及び高沸点成分よりなる混合物は
蒸留塔3において頂部から留出する純粋な酢酸ビニルら
れるのである。
以外に未反応のエチレン、未反応の酸素、未反応の酢酸
、水、炭酸ガス更には不活性ガス等が含まれているので
、これらの不純物を除去するために反応生成ガスの精製
が行われる。即ち、工業的方法における代表的な精製方
法としては、反応生成ガス混合物を多段階で冷却し、こ
の際得られる凝縮物を蒸留に付し、一方未凝縮成分は反
応器に再循環する方法である。蒸留操作はまず第1の蒸
留塔で酢酸ビニル/水の混合物を頂部から、一方酢酸を
底部から留去させる。酢酸は反応に再使用される。上記
混合物は有機層と水層とに2層分離したあと、有機層は
第2の蒸留塔へ導入されて頂部からの水/低沸点成分混
合物と低部からの酢酸ビニル/高沸点成分混合物とに分
離される。酢酸ビニル及び高沸点成分よりなる混合物は
蒸留塔3において頂部から留出する純粋な酢酸ビニルら
れるのである。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしなから、かかる周知の精製法においては、蒸留に
膨大なエネルギーが必要で、特に水の分離だけに蒸留に
必要な全エネルギーの約60〜80%ものエネルギーが
消費されるのである。
膨大なエネルギーが必要で、特に水の分離だけに蒸留に
必要な全エネルギーの約60〜80%ものエネルギーが
消費されるのである。
省資源、省エネルギ一時代の到来を迎えている現在、高
価な熱エネルギーを多大に必要とする蒸留法においては
、当然その省力化を再検討する必要があることは言うま
でもない。
価な熱エネルギーを多大に必要とする蒸留法においては
、当然その省力化を再検討する必要があることは言うま
でもない。
かかる対策の一つとして例えば特開昭52−11151
1号公報中に提案がなされており、従来法に比して熱エ
ネルギーの筋滅効果はおよそ20〜35%程度とかなり
大ではあるが、工業的な実施に当っては更に高度の熱エ
ネルギーの節減が要請されるところである。又製品酢酸
ビニルの品質面においても該方法ではかなり多量の酢酸
エチルが含有されているという問題がある。
1号公報中に提案がなされており、従来法に比して熱エ
ネルギーの筋滅効果はおよそ20〜35%程度とかなり
大ではあるが、工業的な実施に当っては更に高度の熱エ
ネルギーの節減が要請されるところである。又製品酢酸
ビニルの品質面においても該方法ではかなり多量の酢酸
エチルが含有されているという問題がある。
[問題点を解決するための手段]
40%以上、場合によっては50%以上も節減可能であ
る上、酢酸エチル等の不純物ら大幅に低下した酢酸ビニ
ルが得られるという産業上極めて有用な効果を発揮し得
る精製方法を見出し、本発明を完成するに到った。゛即
ち本発明は 「触媒の存在下にエチレンと酢酸及び酸素を気相で反応
させて得られる酢酸ビニルを含む反応生成ガスを精製す
る方法において、反応帯から出てくる前記反応生成ガス
を蒸留塔1に導入し、この塔の頂部から出るガス混合物
を冷却し凝縮物をデカンタ−に供給して有機層と水層と
に二層分離した後、有機層を蒸留塔2に導入して頂部か
ら低沸点成分を、底部から高沸点成分を含む粗酢酸ビニ
ルを得、更に該粗酢酸ビニルを蒸留塔3へ導入して精製
された酢酸ビニルを取得し、一方前記蒸留塔1の底部よ
り取り出される酢酸/水/酢酸ビニル混合物を蒸留塔4
に導入して頂部より酢酸ビニル/水混合物を、底部より
酢酸を留出させると共に該酢酸ビニル/水混合物を蒸留
塔1へ循環せしめる 」 明の態様である。
る上、酢酸エチル等の不純物ら大幅に低下した酢酸ビニ
ルが得られるという産業上極めて有用な効果を発揮し得
る精製方法を見出し、本発明を完成するに到った。゛即
ち本発明は 「触媒の存在下にエチレンと酢酸及び酸素を気相で反応
させて得られる酢酸ビニルを含む反応生成ガスを精製す
る方法において、反応帯から出てくる前記反応生成ガス
を蒸留塔1に導入し、この塔の頂部から出るガス混合物
を冷却し凝縮物をデカンタ−に供給して有機層と水層と
に二層分離した後、有機層を蒸留塔2に導入して頂部か
ら低沸点成分を、底部から高沸点成分を含む粗酢酸ビニ
ルを得、更に該粗酢酸ビニルを蒸留塔3へ導入して精製
された酢酸ビニルを取得し、一方前記蒸留塔1の底部よ
り取り出される酢酸/水/酢酸ビニル混合物を蒸留塔4
に導入して頂部より酢酸ビニル/水混合物を、底部より
酢酸を留出させると共に該酢酸ビニル/水混合物を蒸留
塔1へ循環せしめる 」 明の態様である。
本発明の方法を第1図に基づいて説明する。
反応器5を出た反応生成がス(実質上、酢酸ビニル、未
反応エチレン、未反応酢酸、未反応酸素、二酸化炭素、
水、不活性ガス等を含む)は、蒸留塔1へ導入される。
反応エチレン、未反応酢酸、未反応酸素、二酸化炭素、
水、不活性ガス等を含む)は、蒸留塔1へ導入される。
該ガスは導入される前に、熱交換を行って冷却されるの
が望ましい。
が望ましい。
蒸留塔1及び次に述べる蒸留塔2,3.4は棚段塔、充
填塔、スプレー塔等いずれのものであっても良い。塔1
から出たガスは凝縮器6を経て気液分離器7へ導かれ、
未凝縮ガスと凝縮物とに分離される。凝縮物はデカンタ
−8において有機層9と水層10に二層分離される。そ
の後、水層10は排出される。有機層9は蒸留塔2に導
入され、頂部より低沸点成分や水が、底部より少量の高
沸点成分やポリマー成分を含む粗酢酸ビニルが取得され
る。粗酢酸ビニルは蒸留塔3に導入されて頂部より純粋
な酢酸ビニルが底部より高沸点成分及びポリマー成分が
得られ、精製が終了する。
填塔、スプレー塔等いずれのものであっても良い。塔1
から出たガスは凝縮器6を経て気液分離器7へ導かれ、
未凝縮ガスと凝縮物とに分離される。凝縮物はデカンタ
−8において有機層9と水層10に二層分離される。そ
の後、水層10は排出される。有機層9は蒸留塔2に導
入され、頂部より低沸点成分や水が、底部より少量の高
沸点成分やポリマー成分を含む粗酢酸ビニルが取得され
る。粗酢酸ビニルは蒸留塔3に導入されて頂部より純粋
な酢酸ビニルが底部より高沸点成分及びポリマー成分が
得られ、精製が終了する。
4に供給される。底部から取得される分離した酢酸は反
応に再使用される。頂部よりの留出物である酢酸ビニル
/水混合物は蒸留塔1に循環される。本発明では上記混
合物を循環再使用することが、最も大きな特徴点であり
、かかる操作によってエネルギーの節減及び製品中の不
純物、即ち酢酸エチルの含量が著しく減少させられるの
である。 。
応に再使用される。頂部よりの留出物である酢酸ビニル
/水混合物は蒸留塔1に循環される。本発明では上記混
合物を循環再使用することが、最も大きな特徴点であり
、かかる操作によってエネルギーの節減及び製品中の不
純物、即ち酢酸エチルの含量が著しく減少させられるの
である。 。
第2図は第1図の改良工程の一つを示す。
即ち、蒸留塔2の底部留出物即ち高沸点成分及びポリマ
ー成分を少量含む粗酢酸ビニルの一部分を蒸留塔1に循
環するのである。かかる操作によって蒸留塔1における
精留効果が増大し、本発明の効果は更に顕著に発揮され
る。該粗酢酸ビニルを循環する時には蒸留塔1からの頂
部留出物である酢酸ビニル/水混合物と混合しておいて
もよいが、それと別々に蒸留塔1に供給しても良い。
ー成分を少量含む粗酢酸ビニルの一部分を蒸留塔1に循
環するのである。かかる操作によって蒸留塔1における
精留効果が増大し、本発明の効果は更に顕著に発揮され
る。該粗酢酸ビニルを循環する時には蒸留塔1からの頂
部留出物である酢酸ビニル/水混合物と混合しておいて
もよいが、それと別々に蒸留塔1に供給しても良い。
第3図も改良を行ったものである。
即ち、気液分離器7で分離された未凝縮が又はスクラバ
ーに11に導入され、実質上水分を含まない酢酸ビニル
中に吸収される。該水を吸収した粗酢酸ビニルは蒸留塔
1に循環されるのである。循環に当っては酢酸ビニル/
水混合物あるいは粗酢酸ビニルと混合して供給しても、
又別々に供給しても差支えない。
ーに11に導入され、実質上水分を含まない酢酸ビニル
中に吸収される。該水を吸収した粗酢酸ビニルは蒸留塔
1に循環されるのである。循環に当っては酢酸ビニル/
水混合物あるいは粗酢酸ビニルと混合して供給しても、
又別々に供給しても差支えない。
スクラバー頂部からでるがスは酢酸で洗浄する等の周知
の手段で精製され、循環がスとして反応に再利用される
。又、上記の酢酸洗浄液には酢酸ビニルが吸収されるの
で蒸留塔4へ循環される。
の手段で精製され、循環がスとして反応に再利用される
。又、上記の酢酸洗浄液には酢酸ビニルが吸収されるの
で蒸留塔4へ循環される。
[作 用]
本発明では蒸留塔1からの塔底留出物である酢酸/水/
酢酸ビニル混合物を蒸留塔4に供給し、頂部より得られ
る酢酸ビニル/水混合物を蒸留塔1に循環させることに
より、従来の精製法に比し、エネルギーの節減が可能と
なると共に、酢酸エチル等の不純物の少い高純度の酢酸
ビニルが得られる。
酢酸ビニル混合物を蒸留塔4に供給し、頂部より得られ
る酢酸ビニル/水混合物を蒸留塔1に循環させることに
より、従来の精製法に比し、エネルギーの節減が可能と
なると共に、酢酸エチル等の不純物の少い高純度の酢酸
ビニルが得られる。
本発明の方法は精製工程における製品の経路が従来の精
製工程では不可欠とされていた脱酢酸塔、即も本発明の
蒸留塔4に相当する蒸留塔を経由しないという点て画は
、未凝縮ガスをスクラバーで洗浄した後の含水酢酸ビニ
ルを蒸留塔1に循環することにより、その効果は更に向
上する。
製工程では不可欠とされていた脱酢酸塔、即も本発明の
蒸留塔4に相当する蒸留塔を経由しないという点て画は
、未凝縮ガスをスクラバーで洗浄した後の含水酢酸ビニ
ルを蒸留塔1に循環することにより、その効果は更に向
上する。
[実施例1
次に実施例を挙げて本発明の方法を更に具体的に説明す
る。「%」は特にことわりのない限り、重量基準である
。
る。「%」は特にことわりのない限り、重量基準である
。
実施例1(第2図参照)
反応器5内でシリカに担持されたパラジウム主触媒の存
在下、エチレンと酢酸及び酸素を気相で反応させた。
在下、エチレンと酢酸及び酸素を気相で反応させた。
得られる反応生成ガス(ガス組成;酢酸ビニル4.4容
量%、未反応酢酸10容量%、未反応エチレン41容量
%、未反応酸素2.5容量%、水5.7容量%、二酸化
炭素18容量%、不活性ガス18容量%)を凝縮器12
で100°Cに冷却して気液分離器13に導入し、酢酸
を主成分とする凝縮物から分離された混合ガスを蒸留塔
1(径100aoo、高さ10mの5/8”ボールリン
グ充填塔)に仕込んだ。頂部より出る混合ガスを凝縮器
6で35℃に冷却し、気液分離器7に導入した。分離器
7からの凝有機層は22ノ/Hの割合で蒸留塔2に導入
された。蒸留塔2の頂部(45℃に設定)からは低沸点
成分(組成;酢酸ビニル87.8%、水9.2%、アセ
トアルデヒド2.7%、酢酸メチル0.3%)が2ノ/
Hの割合で留去された。蒸留塔2の底部(56℃に設定
)から水5OppI11、酢酸エチル120ppm、を
含有する粗酢酸ビニルが得られた。該粗酢酸ビニルの一
部は、12ノ/Hの割合でスクラバー11に導入され、
残りの粗酢酸ビニルは7ノ/Hの割合で蒸留塔3へ送ら
れ、頂部(50°Cに設定)よI)純粋な酢酸ビニル、
底部から高沸点成分が分離された。
量%、未反応酢酸10容量%、未反応エチレン41容量
%、未反応酸素2.5容量%、水5.7容量%、二酸化
炭素18容量%、不活性ガス18容量%)を凝縮器12
で100°Cに冷却して気液分離器13に導入し、酢酸
を主成分とする凝縮物から分離された混合ガスを蒸留塔
1(径100aoo、高さ10mの5/8”ボールリン
グ充填塔)に仕込んだ。頂部より出る混合ガスを凝縮器
6で35℃に冷却し、気液分離器7に導入した。分離器
7からの凝有機層は22ノ/Hの割合で蒸留塔2に導入
された。蒸留塔2の頂部(45℃に設定)からは低沸点
成分(組成;酢酸ビニル87.8%、水9.2%、アセ
トアルデヒド2.7%、酢酸メチル0.3%)が2ノ/
Hの割合で留去された。蒸留塔2の底部(56℃に設定
)から水5OppI11、酢酸エチル120ppm、を
含有する粗酢酸ビニルが得られた。該粗酢酸ビニルの一
部は、12ノ/Hの割合でスクラバー11に導入され、
残りの粗酢酸ビニルは7ノ/Hの割合で蒸留塔3へ送ら
れ、頂部(50°Cに設定)よI)純粋な酢酸ビニル、
底部から高沸点成分が分離された。
一方蒸留塔1の底部からは15j!/Hの割合で酢酸/
水/酢酸ビニル混合液 (組成;酢酸44%、酢酸ビニ
ル50%、水5.7%、酢酸エチル0.053%)が取
出され、続いて該混合液は蒸留塔4に導入された。蒸留
塔の底部(125°Cに設定)より2%の水を含む酢酸
が29I/Hの割合で得られた。頂部(70℃に設定)
からの留出物は凝縮器14で35℃に冷却され、デカン
タ−15に導かれて有機wJ16と水r@17に二層分
離された。水層 ゛は1.l/Hの割合で廃棄され
、有機層(主成分の組成 :、酢酸ビニル98.5%
、水1.5%)は14ノ/Hの割合 □で蒸留塔の
頂部へ循環された。又気液分離器7を出た未凝縮ガスは
酢酸で洗浄されて、循環ガスとして反応に再使用された
。
水/酢酸ビニル混合液 (組成;酢酸44%、酢酸ビニ
ル50%、水5.7%、酢酸エチル0.053%)が取
出され、続いて該混合液は蒸留塔4に導入された。蒸留
塔の底部(125°Cに設定)より2%の水を含む酢酸
が29I/Hの割合で得られた。頂部(70℃に設定)
からの留出物は凝縮器14で35℃に冷却され、デカン
タ−15に導かれて有機wJ16と水r@17に二層分
離された。水層 ゛は1.l/Hの割合で廃棄され
、有機層(主成分の組成 :、酢酸ビニル98.5%
、水1.5%)は14ノ/Hの割合 □で蒸留塔の
頂部へ循環された。又気液分離器7を出た未凝縮ガスは
酢酸で洗浄されて、循環ガスとして反応に再使用された
。
実施例2(第3図参照)
反応器5内でシリカに担持されたパラジウム主触媒の存
在下、エチレンと酢酸及び酸素を気相で反応させた。
在下、エチレンと酢酸及び酸素を気相で反応させた。
得られる反応生成がス(〃ス組成;酢酸ビニル4.4容
量%、未反応酢酸10容量%、未反応エチレン41容量
%、未反応酸素2.5容量%、水5.7容量%、二酸化
炭素18容量%、不活性ガス18容量%)を凝縮器12
で100℃に冷却して気液分離器13に導入し、酢酸を
主成分とする凝縮物から分離された混合がスを蒸留塔1
(径100mm、高さ10a+の5/8″′ポールリン
グ充填塔)に仕込んだ。頂部より出る混合ガスを凝縮器
6で35℃に冷却し、気液分離器7に導入した。分離器
7からの凝縮物はデカンタ−8に入れられ、有機層9と
水層10とに分mされた。水層は0.681 /Hの割
合で廃棄され、有機層は221/Hの割合で蒸留塔2に
導入された。蒸留塔2の頂部(45℃に設定)からは低
沸点成分(組成;酢酸ビニル87.8%、水9.2%、
アセトアルデヒド2.7%、酢酸メチル0.3%)が2
ノ/Hの割合で留去されtこ。蒸留塔2の底部(56℃
に設定)から水50 ppm。
量%、未反応酢酸10容量%、未反応エチレン41容量
%、未反応酸素2.5容量%、水5.7容量%、二酸化
炭素18容量%、不活性ガス18容量%)を凝縮器12
で100℃に冷却して気液分離器13に導入し、酢酸を
主成分とする凝縮物から分離された混合がスを蒸留塔1
(径100mm、高さ10a+の5/8″′ポールリン
グ充填塔)に仕込んだ。頂部より出る混合ガスを凝縮器
6で35℃に冷却し、気液分離器7に導入した。分離器
7からの凝縮物はデカンタ−8に入れられ、有機層9と
水層10とに分mされた。水層は0.681 /Hの割
合で廃棄され、有機層は221/Hの割合で蒸留塔2に
導入された。蒸留塔2の頂部(45℃に設定)からは低
沸点成分(組成;酢酸ビニル87.8%、水9.2%、
アセトアルデヒド2.7%、酢酸メチル0.3%)が2
ノ/Hの割合で留去されtこ。蒸留塔2の底部(56℃
に設定)から水50 ppm。
酢酸エチル120ppmを含有する粗酢酸ビニルが得ら
れた。該ネ…酢酸ビニルの一部はクーラーで35℃に冷
却され、12.5ノ/Hの割合でスクラバー11に導入
され、残りの粗酢酸ビニルは7jl!/Hの割合で蒸留
塔3へ送られ、頂部(50°Cに設定)より純粋な酢酸
ビニルが取出され、底部から高沸点成分が分離された。
れた。該ネ…酢酸ビニルの一部はクーラーで35℃に冷
却され、12.5ノ/Hの割合でスクラバー11に導入
され、残りの粗酢酸ビニルは7jl!/Hの割合で蒸留
塔3へ送られ、頂部(50°Cに設定)より純粋な酢酸
ビニルが取出され、底部から高沸点成分が分離された。
−力無留塔1の底部からは15t7/Hの割合で酢酸/
水/酢酸ビニル混合液(組成;酢@44%、酢酸ビニル
50%、水5.7%、酢酸エチル0.053%)が取出
され、続いて該混合液は蒸留塔4に導入された。蒸留塔
の底部(125℃に設定)より2%の水を含む酢酸が2
9ノ/Hの割合で得られた。頂部(70℃に設定)から
の留出物は凝縮器14で35℃に冷却され、デカンタ−
15に導かれて有機層16と水層17に二層分離された
。水層は1.8j!/Hの割合で廃棄され、有機層(主
成分の組成;酢酸ビニル98.5%、水1.5%)は1
4ノ/Hの割合で蒸留塔の頂部へ循環された。又気液分
離器7を出た未凝縮が又はスクラバー11に導入されて
蒸留塔2からの底部留出物(粗酢酸ビニル)と向流接触
させられ、スクラバー11からの底部流出液(組成;酢
酸ビニル98.5%、水1.5%)は1:)l’/Hの
割合で蒸留塔1へ循環された。
水/酢酸ビニル混合液(組成;酢@44%、酢酸ビニル
50%、水5.7%、酢酸エチル0.053%)が取出
され、続いて該混合液は蒸留塔4に導入された。蒸留塔
の底部(125℃に設定)より2%の水を含む酢酸が2
9ノ/Hの割合で得られた。頂部(70℃に設定)から
の留出物は凝縮器14で35℃に冷却され、デカンタ−
15に導かれて有機層16と水層17に二層分離された
。水層は1.8j!/Hの割合で廃棄され、有機層(主
成分の組成;酢酸ビニル98.5%、水1.5%)は1
4ノ/Hの割合で蒸留塔の頂部へ循環された。又気液分
離器7を出た未凝縮が又はスクラバー11に導入されて
蒸留塔2からの底部留出物(粗酢酸ビニル)と向流接触
させられ、スクラバー11からの底部流出液(組成;酢
酸ビニル98.5%、水1.5%)は1:)l’/Hの
割合で蒸留塔1へ循環された。
スクラバー11の頂部からのガスは酢酸で洗浄されて、
循環ガスとして反応に再使用された。
循環ガスとして反応に再使用された。
第1図、第2図、第3図は本発明を実施する場合の工程
系統図である。 1;蒸留塔110;水層 2;蒸留塔211;スクラバー 3;蒸留塔312;g縮器 4;蒸留塔413;気液分離器 5;反応器 14;凝縮器 6;凝縮器 15;デカンタ−7;気液分離
器 16;有機層 8;デカンタ−17;水層 9;有機層 特許出願人 日本合成化学工業株式会社手続補正書 昭和61年6月−夕日 2、発明の名称 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 事件との関係 特許−出願人 住 所 大阪市北区野崎町9番6号(郵便番号530)
故 4、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 1、明細書第5頁第16行の 「酢酸を」を[酢酸あるいは含水酢酸な」と訂正する。 2、明細書第7頁第13行の 「蒸留塔1」を「蒸留塔4」と訂正する。 3、明細書第10頁第7行〜第8行の 「スクラバー11に導入」を「蒸留塔1に循環」と訂正
する。 4、明細書第10頁第9行〜第10行の5、明細書第1
2頁第7行の 「純粋な」を「酢酸エチルの含有量力’120ppto
の」と訂正する。 以 上
系統図である。 1;蒸留塔110;水層 2;蒸留塔211;スクラバー 3;蒸留塔312;g縮器 4;蒸留塔413;気液分離器 5;反応器 14;凝縮器 6;凝縮器 15;デカンタ−7;気液分離
器 16;有機層 8;デカンタ−17;水層 9;有機層 特許出願人 日本合成化学工業株式会社手続補正書 昭和61年6月−夕日 2、発明の名称 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 事件との関係 特許−出願人 住 所 大阪市北区野崎町9番6号(郵便番号530)
故 4、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 1、明細書第5頁第16行の 「酢酸を」を[酢酸あるいは含水酢酸な」と訂正する。 2、明細書第7頁第13行の 「蒸留塔1」を「蒸留塔4」と訂正する。 3、明細書第10頁第7行〜第8行の 「スクラバー11に導入」を「蒸留塔1に循環」と訂正
する。 4、明細書第10頁第9行〜第10行の5、明細書第1
2頁第7行の 「純粋な」を「酢酸エチルの含有量力’120ppto
の」と訂正する。 以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、触媒の存在下にエチレンと酢酸及び酸素を気相で反
応させて得られる酢酸ビニルを含む反応生成ガスを精製
する方法において、反応帯から出てくる前記反応生成ガ
スを蒸留塔1に導入し、この塔の頂部から出るガス混合
物を冷却し凝縮物をデカンターに供給して有機層と水層
とに二層分離した後、有機層を蒸留塔2に導入して頂部
から低沸点成分を、底部から高沸点成分を含む粗酢酸ビ
ニルを得、更に該粗酢酸ビニルを蒸留塔3へ導入して精
製された酢酸ビニルを取得し、一方前記蒸留塔1の底部
より取り出される酢酸/水/酢酸ビニル混合物を蒸留塔
4に導入して頂部より酢酸ビニル/水混合物を、底部よ
り酢酸を留出させると共に該酢酸ビニル/水混合物を蒸
留塔1へ循環せしめることを特徴とする酢酸ビニル反応
生成物の精製方法。 2、蒸留塔2の底部留出物の一部を循環させる酢酸ビニ
ル/水混合物と混合するか、又は混合することなく蒸留
塔1に循環させることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の精製方法。 3、凝縮物から分離される未凝縮ガスをスクラバーに導
入し、実質上水を含まない酢酸ビニルと向流接触させて
ガス中の水分を酢酸ビニルに吸収させ、水を吸収した酢
酸ビニルを蒸留塔1へ循環させることを特徴とする特許
請求の範囲第1項及び第2項記載の精製方法。 4、実質上水を含まない酢酸ビニルが蒸留塔2の底部か
ら留出した、高沸点成分を含む粗酢酸ビニルであること
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15889885A JPS6219554A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15889885A JPS6219554A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6219554A true JPS6219554A (ja) | 1987-01-28 |
Family
ID=15681778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15889885A Pending JPS6219554A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 酢酸ビニル反応生成物の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6219554A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030085833A (ko) * | 2002-05-02 | 2003-11-07 | 재원산업 주식회사 | 비닐 아세테이트 단량체의 정제방법 |
JP2007045821A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Celanese Chemicals Europe Gmbh | 酢酸ビニルの単離法 |
CN106905156A (zh) * | 2015-12-22 | 2017-06-30 | 中国石化集团四川维尼纶厂 | 一种醋酸乙烯的精馏装置及方法 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP15889885A patent/JPS6219554A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030085833A (ko) * | 2002-05-02 | 2003-11-07 | 재원산업 주식회사 | 비닐 아세테이트 단량체의 정제방법 |
JP2007045821A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Celanese Chemicals Europe Gmbh | 酢酸ビニルの単離法 |
CN106905156A (zh) * | 2015-12-22 | 2017-06-30 | 中国石化集团四川维尼纶厂 | 一种醋酸乙烯的精馏装置及方法 |
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