JPS6217965Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6217965Y2 JPS6217965Y2 JP16378679U JP16378679U JPS6217965Y2 JP S6217965 Y2 JPS6217965 Y2 JP S6217965Y2 JP 16378679 U JP16378679 U JP 16378679U JP 16378679 U JP16378679 U JP 16378679U JP S6217965 Y2 JPS6217965 Y2 JP S6217965Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- inner cylinder
- fuse
- electric wire
- terminal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主として屋外配電線に取り付けて、
過負荷または短絡等による過電流または大電流の
通電時、これを無音・無放出で遮断して配電線を
保護する密閉形電線ヒユーズに関するものであ
る。
過負荷または短絡等による過電流または大電流の
通電時、これを無音・無放出で遮断して配電線を
保護する密閉形電線ヒユーズに関するものであ
る。
この様な電線ヒユーズにおいては、電線接続時
にかかる捻回力や引張力に対する強度が要求され
るわけであるが、従来の電線ヒユーズにおいて
は、これに対処する構造として、きわめて手間の
かかる、作業能率の悪い構成を採用していたので
ある。
にかかる捻回力や引張力に対する強度が要求され
るわけであるが、従来の電線ヒユーズにおいて
は、これに対処する構造として、きわめて手間の
かかる、作業能率の悪い構成を採用していたので
ある。
そこで、この考案の目的とするところは、組立
作業が簡単であり、それだけコストの低減を図り
得る実用性の高い電線ヒユーズを提供するところ
にある。
作業が簡単であり、それだけコストの低減を図り
得る実用性の高い電線ヒユーズを提供するところ
にある。
以下、先ず第1図に従つて従来の構造につき説
明すると、1は磁器またはガラス材よりなる内筒
であり、密閉栓2,2′によつて外筒3内に支持
されている。4は両端を端子金具5,5′に取り
付けて、内筒1内において支持された可溶体であ
る。端子金具5,5′は密閉栓2,2′によつて保
持されており、これを貫通して突出させた外端部
に電線を接続可能としている。電線接続時におけ
る耐捻回力・耐引張力を具備させる手段として採
用されているのが、ピン6,6′であり、外筒
3、密閉栓2,2′及び端子金具5,5′の3者
に、一直線上に位置する貫通穴を設け、この貫通
穴に上記ピン6,6′を打ち込むことによつて耐
捻回力・耐引張力を持たせていたのである。しか
しながら、この作業はきわめて繁雑で時間がかか
る上、コストアツプに連なる難点でもあつたので
ある。さらにまた磁器又はガラス材よりなる内筒
1が、そのまま密閉栓2,2′によつて外筒3内
に支持されていたので、内外の衝撃力に弱く、た
とえば、遮断時の衝撃的な内圧によつてひび割れ
を起したり、また、ヒユーズ輸送時における振動
や取付後の風の影響等による振動によつて、ある
いは柱上で取付作業中に誤つてヒユーズを落下さ
せた時などにも、ひびが入つて大電流遮断能力が
低下するおそれがあつた。なお、7,7′は外筒
端部に被せた保護キヤツプ、8,8′は端子力バ
ーである。
明すると、1は磁器またはガラス材よりなる内筒
であり、密閉栓2,2′によつて外筒3内に支持
されている。4は両端を端子金具5,5′に取り
付けて、内筒1内において支持された可溶体であ
る。端子金具5,5′は密閉栓2,2′によつて保
持されており、これを貫通して突出させた外端部
に電線を接続可能としている。電線接続時におけ
る耐捻回力・耐引張力を具備させる手段として採
用されているのが、ピン6,6′であり、外筒
3、密閉栓2,2′及び端子金具5,5′の3者
に、一直線上に位置する貫通穴を設け、この貫通
穴に上記ピン6,6′を打ち込むことによつて耐
捻回力・耐引張力を持たせていたのである。しか
しながら、この作業はきわめて繁雑で時間がかか
る上、コストアツプに連なる難点でもあつたので
ある。さらにまた磁器又はガラス材よりなる内筒
1が、そのまま密閉栓2,2′によつて外筒3内
に支持されていたので、内外の衝撃力に弱く、た
とえば、遮断時の衝撃的な内圧によつてひび割れ
を起したり、また、ヒユーズ輸送時における振動
や取付後の風の影響等による振動によつて、ある
いは柱上で取付作業中に誤つてヒユーズを落下さ
せた時などにも、ひびが入つて大電流遮断能力が
低下するおそれがあつた。なお、7,7′は外筒
端部に被せた保護キヤツプ、8,8′は端子力バ
ーである。
この考案は上述の様な点に鑑み組立作業が簡単
であり、しかも耐捻回強度・耐引張強度を有し、
しかも内筒の耐破壊強度を上げ内外力による破損
を防止し得る密閉形電線ヒユーズを提供したもの
で、端子金具の内端外周面にローレツト等の凹凸
を施してキヤツプ成型時にキヤツプと固着一体化
し、このキヤツプで外筒両端開口部を封止し、ま
た内筒外周面の全体または一部にゴム又は合成樹
脂製の弾力性を有する被覆層を設けたことを特徴
とするものである。
であり、しかも耐捻回強度・耐引張強度を有し、
しかも内筒の耐破壊強度を上げ内外力による破損
を防止し得る密閉形電線ヒユーズを提供したもの
で、端子金具の内端外周面にローレツト等の凹凸
を施してキヤツプ成型時にキヤツプと固着一体化
し、このキヤツプで外筒両端開口部を封止し、ま
た内筒外周面の全体または一部にゴム又は合成樹
脂製の弾力性を有する被覆層を設けたことを特徴
とするものである。
以下、この考案に係る密閉形電線ヒユーズの具
体例につき、図面に従つて説明する。
体例につき、図面に従つて説明する。
第2図において、1は従来例と同様の磁器また
はガラス材よりなる内筒、3は同じくポリカーボ
ネイト樹脂等からなる外筒である。可溶体4は内
筒1内において両端部を端子金具9,9′に半田
付等にて取り付けられて支持されている。この例
では、図示の通り、一端部を端子金具9′に半田
付で取り付け、他端部は、端子金具9の取付孔に
挿通した後、端子金具を外側から圧縮して固着し
ている。10,10′は外筒3の両端開口部に接
着剤、高周波、超音波融着等で固着して封止した
キヤツプで、上記端子金具9,9′はこのキヤツ
プ10,10′に予め非回動状態で取り付けられ
ている。第3図はその取り付け状態の一例を示す
もので、C図に示すごとく、端子金具の内端外周
面にローレツト切り等による凹凸を形成し、キヤ
ツプの成型時に一体化したもので、これによつて
耐捻回力・耐引張力を保持させたものである。1
1は内筒1の外周面の全体あるいは一部に設けた
弾力性を有する被覆層で、内外両筒内において密
にゴム層又はビニール、シリコーン、ポリエチレ
ン等の樹脂層をコーテイングするか、あるいは同
材質からなる収縮チユーブで被覆するか、あるい
はまた同材質からなるシート状物を巻きつけて形
成したものであり、内筒1の耐破壊性を高めてい
る。すなわち、このような弾力性を有する被覆層
11を設けた場合、これら大電流遮断時の衝撃的
内圧や振動あるいは外的衝撃力を被覆層11が吸
収するので、ヒユーズ内筒の耐破壊強度を上げる
ことができる。内外力よる破損を防止し得るもの
である。なお第2図において、符号12,12′
は端子金具9,9′及びキヤツプ10,10′の被
覆層であり、被覆層11と同様に弾力性を有する
素材で形成されており、外的衝撃力から内筒をさ
らに有効に保護している。なお、上記密閉形電線
ヒユーズの組立手順は、次の通りである。まず、
キヤツプ10′と一体化された端子金具9′に可溶
体4の一端部を半田付けで固着する。次いで内筒
1、被覆層11及び外筒3からなる構造体の一端
部をキヤツプ10′にはめ込み、キヤツプ10と
一体化した端子金具9の取付孔に可溶体4の他端
部を合せて、構造体の他端部にキヤツプ10をは
めこむ。しかるのち、端子金具9を外側より圧縮
して可溶体4の外端部を端子金具に固着すればよ
い。なお、被覆層12,12′は弾力性を利用し
て、最後にキヤツプ外周に被せられている。な
お、端子金具9′と可溶体4の一端部との固着
も、半田付によらず、圧縮固着方式とすることも
できる。
はガラス材よりなる内筒、3は同じくポリカーボ
ネイト樹脂等からなる外筒である。可溶体4は内
筒1内において両端部を端子金具9,9′に半田
付等にて取り付けられて支持されている。この例
では、図示の通り、一端部を端子金具9′に半田
付で取り付け、他端部は、端子金具9の取付孔に
挿通した後、端子金具を外側から圧縮して固着し
ている。10,10′は外筒3の両端開口部に接
着剤、高周波、超音波融着等で固着して封止した
キヤツプで、上記端子金具9,9′はこのキヤツ
プ10,10′に予め非回動状態で取り付けられ
ている。第3図はその取り付け状態の一例を示す
もので、C図に示すごとく、端子金具の内端外周
面にローレツト切り等による凹凸を形成し、キヤ
ツプの成型時に一体化したもので、これによつて
耐捻回力・耐引張力を保持させたものである。1
1は内筒1の外周面の全体あるいは一部に設けた
弾力性を有する被覆層で、内外両筒内において密
にゴム層又はビニール、シリコーン、ポリエチレ
ン等の樹脂層をコーテイングするか、あるいは同
材質からなる収縮チユーブで被覆するか、あるい
はまた同材質からなるシート状物を巻きつけて形
成したものであり、内筒1の耐破壊性を高めてい
る。すなわち、このような弾力性を有する被覆層
11を設けた場合、これら大電流遮断時の衝撃的
内圧や振動あるいは外的衝撃力を被覆層11が吸
収するので、ヒユーズ内筒の耐破壊強度を上げる
ことができる。内外力よる破損を防止し得るもの
である。なお第2図において、符号12,12′
は端子金具9,9′及びキヤツプ10,10′の被
覆層であり、被覆層11と同様に弾力性を有する
素材で形成されており、外的衝撃力から内筒をさ
らに有効に保護している。なお、上記密閉形電線
ヒユーズの組立手順は、次の通りである。まず、
キヤツプ10′と一体化された端子金具9′に可溶
体4の一端部を半田付けで固着する。次いで内筒
1、被覆層11及び外筒3からなる構造体の一端
部をキヤツプ10′にはめ込み、キヤツプ10と
一体化した端子金具9の取付孔に可溶体4の他端
部を合せて、構造体の他端部にキヤツプ10をは
めこむ。しかるのち、端子金具9を外側より圧縮
して可溶体4の外端部を端子金具に固着すればよ
い。なお、被覆層12,12′は弾力性を利用し
て、最後にキヤツプ外周に被せられている。な
お、端子金具9′と可溶体4の一端部との固着
も、半田付によらず、圧縮固着方式とすることも
できる。
この考案の密閉形電線ヒユーズは、上述の通
り、端子金具の内端外周面にローレツト等の凹凸
を施し、キヤツプ成型時に固着一体化し、このキ
ヤツプで外筒両端開口部を封止するとともに、比
較的機械的強度の弱い内筒の外周面の全体あるい
は一部に、ゴム又は合成樹脂製の弾力性を有する
被覆層を設ける構成としたので、ヒユーズの組立
作業がきわめて簡単であり、かつ電線接続時にか
かる捻回力や引張力に十分耐え得るとともに、遮
断時の衝撃的内圧や、輸送時の振動、あるいはま
た取付後の風の影響等による振動、さらにまた柱
上作業時に落下させた場合等においても内筒の破
損を防止することができ、きわめて実用性に富ん
だ密閉形電線ヒユーズを提供し得たのである。
り、端子金具の内端外周面にローレツト等の凹凸
を施し、キヤツプ成型時に固着一体化し、このキ
ヤツプで外筒両端開口部を封止するとともに、比
較的機械的強度の弱い内筒の外周面の全体あるい
は一部に、ゴム又は合成樹脂製の弾力性を有する
被覆層を設ける構成としたので、ヒユーズの組立
作業がきわめて簡単であり、かつ電線接続時にか
かる捻回力や引張力に十分耐え得るとともに、遮
断時の衝撃的内圧や、輸送時の振動、あるいはま
た取付後の風の影響等による振動、さらにまた柱
上作業時に落下させた場合等においても内筒の破
損を防止することができ、きわめて実用性に富ん
だ密閉形電線ヒユーズを提供し得たのである。
第1図は従来の密閉形電線ヒユーズの縦断面
図、第2図はこの考案に係る密閉形電線ヒユーズ
の一実施例を示す縦断面図、第3図は端子金具の
キヤツプに対する取り付け状態を示すもので、A
は取付状態における正面図、Bは右側面図、Cは
端子金具のみの正面図である。 1……内筒、3……外筒、4……可溶体、9,
9′……端子金具、10,10′……キヤツプ、1
1……被覆層。
図、第2図はこの考案に係る密閉形電線ヒユーズ
の一実施例を示す縦断面図、第3図は端子金具の
キヤツプに対する取り付け状態を示すもので、A
は取付状態における正面図、Bは右側面図、Cは
端子金具のみの正面図である。 1……内筒、3……外筒、4……可溶体、9,
9′……端子金具、10,10′……キヤツプ、1
1……被覆層。
Claims (1)
- 磁器またはガラス材よりなる内筒とポリカーボ
ネイト樹脂等よりなる外筒との内外2重のヒユー
ズ筒を有し、外筒両端開口部より電線接続用の端
子金具を突出させて両端開口部をキヤツプで封止
し、内筒内においてこれら端子間に可溶体を接続
した密閉形電線ヒユーズにおいて、上記端子金具
がその内端外周面にローレツト等の凹凸を有し、
キヤツプ成型時に固着一体化されており、かつ、
内筒外周面の全体あるいは一部の領域において、
ゴム又は合成樹脂製の弾力性を有する被覆層を内
外両筒間において密に設けてなる密閉形電線ヒユ
ーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16378679U JPS6217965Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16378679U JPS6217965Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5679962U JPS5679962U (ja) | 1981-06-29 |
JPS6217965Y2 true JPS6217965Y2 (ja) | 1987-05-08 |
Family
ID=29674753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16378679U Expired JPS6217965Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217965Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-26 JP JP16378679U patent/JPS6217965Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5679962U (ja) | 1981-06-29 |
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