JPS6154910B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車その他の車両等における扉を
自動的に開閉させるようにした装置に関し、より
詳しくは、このような自動扉開閉装置の開扉作動
の初期に、ドアロツクのロツク状態を自動的に解
除させるようにした装置に関する。

このような装置の従来例としては、例えば第１
図に示すような装置がある。

この装置は、ドアａのドアヒンジｂの枢軸b′よ
り若干側方に外れた車体ｃ側に一端を枢着された
ほぼ水平な押動杆ｄの他端を、基端をドアａ内に
枢着されたアームｅの遊端に連結し、該アームｅ
を、ドアａ内に枢着された駆動板ｆの正逆回動に
より、ドアａの前後方向に回動させて、押動杆ｄ
をほぼ軸線方向に押動、牽引することにより、ド
アａを開閉し得るようにするとともに、ドアロツ
クにおけるラツチの係止状態を解除させる解放レ
バー（図示略）と、駆動板ｆの上端部とを、ワイ
ヤ等の可撓性の索条ｇをもつて連結し、かつ索条
ｇを案内する可撓性のアウターケースｈの一端を
ドアロツク近傍のドア適所に、かつアウターケー
スｈの他端をアームｅの作動に追従するようにそ
の上端部にそれぞれ止着してある。

しかして、開扉する場合には、モータｉに連結
された減速装置ｊにより、駆動板ｆを第１図にお
ける反時計方向をなす正転方向に回動させ、索条
ｇを牽引して解放レバーを作動させ、ドアロツク
を解除状態とする。

次いで、駆動板ｆがさらに正転方向に回動する
と、ピンｋがアームｅの側縁に当接し、アームｅ
を第１図における反時計方向に回動させ、これに
よつて押動杆ｄはドアａより押し出され、ドアａ
は開扉する。

開扉する場合には、モータｉを逆転させること
により、駆動板ｆを第１図における時計方向をな
す逆転方向に回動させる。

これによつて、それまでアウターケースｈより
引き出されていた索条ｇは、アウターケースｈ内
に押し込まれ、解放レバーを不作動位置に戻し、
ドアロツクをもとの非解除状態とする。

さらに駆動板ｆが逆転方向に回動すると、ピン
ｌがアームｅの側縁に当接し、アームｅを第１図
における時計方向に回動させ、押動杆ｄをドアａ
内に牽引してドアを閉扉し、最終的に第１図に示
すもとの状態に復帰する。類似するものに実公昭
45―8562号公報などがある。

この従来装置は、概ね上述のような構成と作用
を有するものであるが、次のような欠点がある。

(1) ドアａが開扉状態にある間中、索条ｇは駆動
板ｆにより牽引された状態となり、駆動板ｆを
逆転方向に回動させて閉扉操作するときに、初
めて索条ｇが弛緩し、解放レバーが不作動位置
に戻される構成となつているので、長時間にわ
たつて、索条及び解放レバー等に無駄な負荷が
掛かる恐れがあり、強度上及び耐久性の上で好
ましくない。

(2) 閉扉操作時、ドアａが勢いよく閉まり、駆動
板ｆの復帰回動に比して、アームｅの復帰回動
が先行した場合、解放レバーが作動位置に位置
し、ドアロツク解除状態のまま閉扉する恐れが
ある。このような場合、一旦閉扉した後、即座
にドアａが開いてしまう恐れがある。また、こ
のような解放レバーの戻り不良を防止するため
の対策がなされていない。

(3) アームｅの回動に伴つて、アウターケースｈ
の一端が移動し、その中間部が開閉扉操作の度
毎に撓曲するので、耐久性の点で望ましくない
だけでなく、不快音を発生したり、アウターケ
ースｈが他のドア内構成部材に引つ掛かり、装
置が不作動となる等の恐れがある。

本発明は、上述のような欠点を除去した自動扉
開閉装置におけるロツク解除装置を提供すること
を目的としている。

この目的を達成するため、本発明においては、
ドアロツクにおけるラツチの係止状態を解除させ
る解放レバーと、上述の従来装置における駆動板
ｆと同様な駆動板の近傍において、ドアに枢着さ
れた解放レバーとを、該解除レバーが不作動位置
にあるときは、解放レバーも不作動位置にあり、
かつ解除レバーが作動位置に達したとき、解放レ
バーがラツチの係止状態を解除させる作動位置と
なるように、適宜の連係手段をもつて互いに連係
するとともに、前記解除レバーを常時不作動位置
に向けて付勢するばねをドアの適所に設け、かつ
前記駆動板の一側部要所に、前記解除レバーの回
動軌跡内に突入し得る係合位置と、前記解除レバ
ーの回動軌跡から外れた離脱位置とに移動可能
で、かつ常時係合位置に向けて付勢されたつめ部
材を枢着し、前記駆動板が正転方向に回動すると
きは、前記つめ部材が解除レバーを作動位置に蹴
動させることができ、かつ前記駆動板が逆転方向
に回動するときは、前記つめ部材が解除レバーに
当接して離脱位置に押動され、解除レバーは不作
動位置に維持されるようにしてある。

本発明のこのような構成により、解放レバー
は、開扉操作の初期に作動されるだけとなり、長
時間にわたつて解放レバーによりドアロツクを解
除状態に維持するということはなくなるととも
に、万一解放レバーや解除レバーが戻り不良を起
こしても、閉扉操作時、駆動板が逆転方向に回動
するとき、つめ部材が解除レバーを不作動位置に
押動し、それらの戻り不良を解消することがで
き、しかも従来のように、索条を案内するアウタ
ーケースが、開閉扉操作の度毎に移動し、撓曲す
るということもなくなる等の利点がある。

次に、本発明を、第２図以下に示す実施例に基
づいて説明する。

第２図において、１は、自動車の後部のドア、
２は、センターピラー２３とドア１の前端とを連
結する上下１対のドアヒンジ、２ａは、ドアヒン
ジ２の枢着である。

ドア１のインナーパネル１ａの適所には、正逆
回転可能なモータ３が固着されている。モータ３
の回転軸３ａは、インナーパネル１ａの適所に固
着された減速器４における入力軸５に、互いに同
期回転するべく連結されている。

減速器４における入力軸５の中央部には、ウオ
ーム６が固着され、このウオーム６は、減速器４
の中央に枢支されたウオームホイール７と噛合し
ている。ウオームホイール７の中心には、出力軸
８が回転自在に設けられ、この出力軸８の減速器
４外に突出する端部には、出力ギヤ９が固着され
ている。

しかして、ウオームホイール７と出力軸８と
は、減速器４内に内蔵された電磁クラツチ（図示
略）を介して、互いに連係されたり、連係を断た
れたりするようになつている。

１０は、ドア１の内外方向を向く水平な軸１１
をもつてインナーパネル１ａに枢着された駆動板
で、その下端縁部には、軸１１を中心とする円弧
状をなし、かつ減速器４の出力ギヤ９に噛合する
セクタギヤ１２が形成されている。

第２図及び第３図に明示するように、駆動板１
０の上部後縁には、ほぼ上下方向をなす軸１３を
もつて、車内側を向くつめ部材１４が枢着されて
いる。このつめ部材１４は、軸１３の下端に巻回
され、一端をつめ部材１４に、かつ他端を駆動板
１０にそれぞれ係止された巻きばね１５をもつ
て、常時は第３図に実線で示すように車内側を向
くが、必要に応じて、第３図に想像線で示すよう
に、遊端が前方に傾倒し得るように保持されてい
る。

駆動板１０の上端前部には、車内側を向くピン
１６が突設されている。

軸１１における駆動板１０より車内側の部分に
は、ほぼ上下方向をなすアーム１７の基端（下
端）が枢着されている。このアーム１７の中間
は、つめ部材１４とピン１６との間に位置し、そ
れらの間を若干回動可能であるが、常時は、巻き
ばね１８によりピン１６側に当接している。巻き
ばね１８は軸１１まわりに巻回され、その一端は
アーム１７の後縁に、かつ他端は駆動板１０の前
縁にそれぞれ係止され、駆動板１０を常時第２図
における時計方向に付勢している。

第２図及び第４図に示すように、アーム１７の
遊端（上端）には、ドア１の内外方向を向く水平
な軸１９をもつて、ドア１の前後方向をなすほぼ
水平な押動杆２０の後端が枢着されている。な
お、２１は、軸１９の大径頭部１９ａと押動杆２
０との間における軸１９まわりに縮設された圧縮
コイルばねである。

押動杆２０の中間は、ドア１の前端板１ｂに穿
設された窓孔２２を貫通しており、また押動杆２
０の前端は、ドアヒンジ２の枢軸２ａより若干側
方に外れた位置において、車体のセンターピラー
２３に固着されたブラケツト２４に、上下方向の
軸２５をもつて枢着されている。

かくして、アーム１７の遊端を前方に回動させ
て、押動杆２０をドア１より前方に押動させるこ
とによりドア１を開扉することができるととも
に、アーム１７の遊端を後方に回動させて、押動
杆２０をドア１内に牽引することによりドア１を
閉扉することができる。

第２図及び第３図に明示するように、駆動板１
０近傍のインナーパネル１ａには基板２６が固着
され、この基板２６には、ドア１の内外方向をな
す軸２７をもつて、解除レバー２８が枢着されて
いる。

解除レバー２８は、駆動板１０に枢着されたつ
め部材１４に当接可能な上縁が傾斜したアーム２
８ａを備え、常時は、巻きばね２９の付勢力によ
り、下部後縁が、基板２６に突設されたストツパ
ピン３０に当接した第２図に示す不作動位置で停
止している。

巻きばね２９は、軸２７に巻回され、一端をス
トツパピン３０に、かつ他端を解除レバー２８の
下部前縁にそれぞれ係止されて、解除レバー２８
を第２図における反時計方向に付勢している。

解除レバー２８の下端には、可撓性のアウター
ケース３１内へ挿通したワイヤ等の可撓性を有す
る索条３２の一端が止着されている。

索条３２の他端は、ドア１の後部に設けられた
ドアロツク３３における解放レバー３４の遊端に
止着されている。

アウターケース３１の一端は、解除レバー２８
の下端近傍における基板２６に、かつアウターケ
ース３１の他端は、解放レバー３４の遊端近傍に
おけるインナーパネル１ａにそれぞれ止着され、
索条３２を案内している。

ドアロツク３３は、対向する車体の側部後枠３
５に固着されたストライカ３６と、ドアロツク３
３内に設けられたラツチ３７との噛み合いによ
り、ドア１を閉止状態で拘束するようにしたもの
で、その構成は、ほとんど従来の公知の装置と同
様である。

解放レバー３４は、従来のドアロツクにおける
解放レバーと同様な機能を有するもので、第２図
に示す不作動位置にある状態により、索条３２を
牽引して、第２図における反時計方向に回動さ
せ、作動位置とすることにより、ラツチ３７を係
止しているポール（図示略）をラツチ３７から外
し、ラツチ３７とストライカ３６との係合を解除
させることができるようにしたものである。

その他のドアロツク３３の構成は、従来のもの
と同一であるので、詳細な説明は省略する。

しかして、解放レバー３４と解除レバー２８と
は、索条３２をもつて、解除レバー２８が不作動
位置にあるときは、解放レバー３４も不作動位置
にあり、かつ解除レバー２８が、不作動位置より
第２図において時計方向に所要角度回動した作動
位置に達したとき、解放レバー３４が作動位置と
なるように、互いに連係されている。

次に、上記実施例の作動について説明する。

ドア１が閉じているときには、解除レバー２８
と解放レバー３４とはそれぞれ不作動位置にあ
り、ラツチ３７がストライカ３６に係合した状態
で係止され、ドアロツク３３は係止状態となつて
いる。

また、モータ３は停止し、減速器４内に内蔵さ
れた電磁クラツチは消磁され、かつ駆動板１０及
びアーム１７は、第２図に示すような位置で停止
し、さらに押動杆２０は、ドア(1)内に引つ込んだ
状態で停止している。

この状態からドア１を開くには、自動車の運転
席等に設けられた開扉用スイツチ（図示略）を入
れ、減速器４内の電磁クラツチを通電励磁し、モ
ータ３を正転方向に作動させる。

すると、減速器４を介して、駆動板１０は、第
２図における反時計方向をなす正転方向に回動さ
せられる。

この駆動板１０の正転方向への回動の初期に、
解除レバー２８のアーム２８ａの回動軌跡内に突
入する係合位置にあるつめ部材１４がアーム２８
ａの下縁に当接し、駆動板１０の回動に伴つて、
解除レバー２８を作動位置に蹴動する。

これによつて、解放レバー３４も作動位置に回
動され、この解放レバー３４により、ラツチ３７
の係止は解かれ、ドアロツク３３は解除状態とな
り、ストライカ３６はラツチ３７から離脱し、ド
ア１はウエザーストリツプ反力等により若干開か
れる。

つめ部材１４が解除レバー２８から外れると、
解除レバー２８は巻きばね２９の付勢力により不
作動位置に復帰し、それに伴つて、解放レバー３
４も不作動位置に復帰する。

つめ部材１４が解除レバー２８から外れた後、
駆動板１０がさらに正転方向に回動すると、つめ
部材１４は今度はアーム１７の中位部後縁に当接
し、アーム１７を第２図における反時計方向に回
動させて、押動杆２０をドア１より前方に押動
し、ドア１を開放させることができる。

ドア１が全開すると、ドア１の全開状態を検出
する適宜のリミツトスイツチ（図示略）が作動
し、モータ３の作動を停止するとともに、減速器
４内の電磁クラツチを消磁させる。

ドア１が開放している状態から閉扉するには、
運転席等に設けられた閉扉用スイツチ（図示略）
を入れ、減速器４内の電磁クラツチを通電励磁
し、モータ３を逆転方向に作動させる。

すると、減速器４を介して、駆動板１０が第２
図における時計方向をなす逆転方向に回動させら
れ、この駆動板１０の回動に伴つて、アーム１７
はピン１６により第２図における時計方向に回動
させられる。さらにこのアーム１７の回動によ
り、押動杆２０はドア１内に牽引され、ドア１は
閉じる。

ドア１が完全に閉じる直前に、つめ部材１４の
後面は、傾斜したアーム２８ａの上縁に当接する
ことにより解除レバー２８の回動軌跡から外れた
第３図に想像線で示すような離脱位置に押動され
る。

このとき、万一解除レバー２８が作動位置から
不作動位置に復帰していない場合には、つめ部材
１４により、解除レバー２８は不作動位置に確実
に復帰回動させられる。

つめ部材１４がアーム２８ａの先端から外れた
とき、つめ部材１４はもとの係合位置に復帰し、
すべて第２図に示す状態に戻る。

一方、ドアロツク３３側においては、ストライ
カ３６がラツチ３７に噛合し、その状態でラツチ
３７がポールに係止され、ドア１は閉止状態で拘
束される。

ドア１が完全に閉止すると、そのことを適宜の
リミツトスイツチ（図示略）が検出し、モータ３
の作動を停止させるとともに、減速器４内の電磁
クラツチを消磁させる。

本発明は、上述のような構成としてあるので、
次のような効果を奏することができる。

(1) 解除レバーが作動位置となるのは、駆動板が
正転方向に回動する初期の瞬間的な時間だけで
あるので、従来装置のように、解放レバーやそ
の連係手段に無駄な負荷が掛かることがなく、
強度上及び耐久性の上ですぐれている。

(2) 万一解放レバーが不作動位置への戻り不良を
起こしたとしても、閉扉時における駆動板の逆
転方向への復帰回動時に、つめ部材が解除レバ
ーを不作動位置に向けて押動するので、このよ
うな解除レバーの戻り不良を解消することがで
き、有意義である。

なお、このときのつめ部材により解除レバー
を不作動位置に押動させる力は、上述の実施例
における巻きばね１５の強さを変えることによ
り調整することができる。

(3) 本発明においては、従来のように、可動のア
ームに、解放レバーの連係手段であるアウター
ケース等を止着する必要はない。解放レバーの
連係手段である上述の実施例におけるアウター
ケース３１は、固定部であるドアのインナーパ
ネルに止着すればよく、したがつて、従来のよ
うにこのアウターケースが作動の度毎に移動し
たり撓曲したりすることはなく、耐久性が損わ
れたり、誤作動の原因となつたりする恐れはな
い。

以上、本発明の実施例について説明したが、こ
れら実施例について幾多の設計上の変更が可能で
ある。

例えば、上述の実施例におけるつめ部材１４に
代えて、第５図に示すように、駆動板１０′の上
端後部に、ドアの内外方向を向く軸３８をもつ
て、扇形のつめ部材３９を枢着し、このつめ部材
３９が、上述の実施例におけるのと同一構成の解
除レバー２８のアーム２８ａの回動軌跡内に突入
する第５図に示す係合位置と、その状態より軸３
８を中心として第５図における反時計方向に若干
回動し、アーム２８ａの回動軌跡から外れた離脱
位置とに移動し得るようにしてもよい。

４０は、つめ部材３９を係合位置に向けて付勢
する巻きばね、４１は、つめ部材３９を係合位置
で停止させるためのストツパ、４２は、アーム１
７の中位部後縁を押動するために駆動板１０′に
突設された車内側を向くピンである。

その他の構成は、上述の実施例のものと同一と
してよい。

このような構成としても、上述の実施例と同様
な作用、効果を奏し得ることはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の自動扉開閉装置におけるロツ
ク解除装置の一例を示す自動車用ドアの要部の一
部切欠正面図、第２図は、本発明の第１実施例を
示す自動車ドアの一部切欠正面図、第３図は、第
２図の―線に沿う拡大断面図、第４図は、第
２図の―線に沿う拡大断面図、第５図は、本
発明の第２実施例の要部の正面図である。 １……ドア、２……ドアヒンジ、１０，１０′
……駆動板、１４，３９……つめ部材、１７……
アーム、２０……押動杆、２８……解除レバー、
２８ａ……アーム、３２……索条、３３……ドア
ロツク、３４……解放レバー、３６……ストライ
カ、３７……ラツチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 車体側に一端を枢着されたほぼ水平な押動杆
   の他端を、基端がドア内に枢着されたアームの遊
   端に連結し、該アームを、ドア内に枢着された駆
   動板の正逆回動により回動させて、前記押動杆を
   ほぼ軸線方向に押動、牽引することにより、ドア
   を開閉するようにした自動扉開閉装置において、
   ドアロツクにおけるラツチの係止状態を解除させ
   る解放レバーと、前記駆動板の近傍においてドア
   に枢着されて、不作動位置と作動位置とに移動可
   能で、かつ常時不作動位置に向けて付勢された解
   除レバーとを、適宜の連係手段をもつて互いに連
   動可能に連係し、さらに前記駆動板の一側部要所
   に、前記解除レバーの回動軌跡内に突入し得る係
   合位置と、前記解除レバーの回動軌跡から外れた
   離脱位置とに移動可能で、かつ常時係合位置に向
   けて付勢されたつめ部材を枢着し、前記駆動板が
   正転方向に回動するときは、前記つめ部材が解除
   レバーを作動位置に蹴動させることができ、かつ
   前記駆動板が逆転方向に回動するときは、前記つ
   め部材が離脱位置に押動されて、解除レバーが不
   作動位置に維持されるようにしたことを特徴とす
   る自動扉開閉装置におけるロツク解除装置。