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JPS6137157A - 生理用ナプキンとその製造方法 - Google Patents

生理用ナプキンとその製造方法

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Publication number
JPS6137157A
JPS6137157A JP15883984A JP15883984A JPS6137157A JP S6137157 A JPS6137157 A JP S6137157A JP 15883984 A JP15883984 A JP 15883984A JP 15883984 A JP15883984 A JP 15883984A JP S6137157 A JPS6137157 A JP S6137157A
Authority
JP
Japan
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layer
width
fluff pulp
tightening
pulp
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Application number
JP15883984A
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English (en)
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西野 鉄也
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフラッフパルプを主材とした生理用ナプキン、
特に最少数の材料で最大の月経吸収保持効果を発揮する
生理用ナプキン、ならびにそのような生理用ナプキンの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来市販されている生理用ナプキンの典型的な例は第5
図および第6図に示されるようなものである。第5図は
日本製の代表的な、または平均的な商品を示し、第6図
はアメリカおよびカナダで広く使用されている商品を示
している。第5図および第6図とも、積層された種々の
材料を順次切り裂いて層状構造を明瞭にした斜視図であ
る。
まず、第5図に示される生理用ナプキンは、外側を不織
布1で包まれていて、不織布の1側縁1bと両端1aに
ヒートシール部が形成されている。
上側の不織布1をめくると、ステーブル綿20層がある
。この層は、ナプキンを身体部分に当てかったときソフ
ト感を出すためのものである。ステーブル綿層2の下に
吸収紙3があシ、その下に薄い層状のフラッフパルプ層
4を置いて再び吸収紙5が置かれている。吸収紙3,5
は、ナプキンに吸収された月経の量が多くなると、幅(
ホ)方向に洩れやすくなるので、なるべく液を長さ建)
方向に誘導しようという目的で、縦目クレープ紙などが
用いられる。ここで「月経」とは子宮粘膜、粘液、水分
および少量の月経血が混在した排出物であり、また「月
経血」とは暗赤色で黒味がかつておシ、通常の血液とは
異なり固まらない。本明細書において、月経とはかかる
意味に用いる。吸収紙5の下には高分子吸収体を有する
高分子吸収材6が置かれる。高分子吸収体はそれ自身の
重量の60倍以上の液を吸収する能力があり、水分を抱
え込みそれ自体がrル化する特性があるが、水分を周囲
へ拡散させない。最後に、高分子吸収材6と不織布1の
間に防水材7が置かれる。防水材2はポリラミネートシ
ートまたはポリビニルシートなど月経の透過を防ぐ素材
から成る。
第6図に示されるナシキンは、外側を不織布1で包まれ
、l側縁と両端をヒートシールされていることは前例と
同様であるが、中味は吸水紙8の下に、比較的厚く、た
とえば1.7〜2.5crn厚のフラッフパルプ9があ
シ、その下に防水材10があるだけの比較的単純な構造
である。
これら従来の生理用ナプキンに共通して認められる問題
点は、ナプキン上表面に局所的に(スポノド的に)排出
された月経がその局所的範囲において上から下へ各層を
貫いて沈降し、長さくL)方向へ十分に拡散することが
できないことである。そのため、月経吸収量が多いとき
は、幅(W)方向に横洩れを生じる傾向がある。第5図
に示されたナプキンにおいては、縦目クレープ紙などの
ような吸収紙3,5が、月経をなるべく長さ方向に引張
ろうとする目的で使用されているが、それでもなお月経
の上から下への局所的沈降傾向をなくすことはできず、
結局、月経は局所的範囲とそのわずかな周辺の限られた
範囲にある高分子吸収材によって保持されるだけである
。この限られた範囲内の高分子吸収材の保持能力を越え
て上層から沈降してくる月経は、スポット吸収部分から
みてナプキン両端寄シに乾燥したまま残っている部分お
よび高分子吸収材の方へ送られることなく、横方向(幅
W方向)に漏出するにいたる。このような横漏れを防止
する意図で、最下層に置かれた防水材7゜10はその両
側線を上方へ弯曲状に折り曲げられている(7e、10
e)が、十分な効果は期待できない。
月経の局所的沈降の傾向は、第6図に示されたタイプの
ナシキンにおいて特に大きい。第6図において、フラッ
フパルf9の上面に破線で描かれだ円98は月経がナプ
キン上に局所的に(スポット的に)排出される範囲を略
示的に表わしている。
この範囲に受は入れられた月経は、長さ方向および幅方
向にほとんど拡がることなく、はとんど直線的に上から
下へ沈降貫通する。従って、このタイプのナシキンの月
経吸収保持能力はもっばらフラッフパルプ9の厚さに依
存していることになる。
フラッフパルf9の厚さを局所的に貫通した月経は防水
材10の上に溜まシ、両側縁10e沿いに流れ出る可能
性がきわめて大きい。
さらに、従来の生理用ナシキンに認められる別の問題点
は、横洩れするほど悪化した状態においても、なおナシ
キレ材料が乾燥したま捷の未使用部分を多く残している
ことである。これは材料使用上の大きな不経済さを意味
する。第5図のナノキンは、数種類の材料を使用するた
め、材料費が高くつくという不利益に加え、使用した高
価な高分子吸収材が長さくL)方向の両端まで十分に利
用されないという不経済さがある。月経を受は入れる局
所的範囲から離れた領域の材料は、横洩れが生じるよう
な段階においても、月経の吸収保持に役立っていないこ
とが多い。第6図のナシキンにおいては、厚い、そして
長いフラッフパルプの全量のうち、月経吸収保持に実際
に寄与するのは11とんど局所的範囲9Sだけであると
いう大きな不経済さが認められる。ナプキンの幅方向の
両側縁さえ乾燥未使用部分として残ることがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
ので、最少数の材料で最大の月経吸収保持能力を発揮し
得る、安価で、経済的な生理用ナプキンを提供すること
を目的とする。
本発明の他の目的は、幅よシ大きい長さをもつ生理用ナ
プキンであって、安価な1種の材料を主成分として用い
て、長さ方向へ月経を拡散させ吸収し保持する能力を高
めた生理用ナシキンを提供することである。
さらに具体的に、本発明は厚みの中間層において吸収月
経を拡散させる構造とすることにょシ、身体に付着する
表面の大部分は乾燥状態を保ち、いわゆる濡れ感がなく
、また吸収した月経の有形成分で粘膜、粘液、赤血球な
ど)が拡散の段階で繊維間に捕捉されて、側縁に達する
ときは濾過された、半透明な水分になっているため着衣
を汚すことがない生理用ナプキンを提供することを目的
とする。
本発明のさらに他の目的は、上記のような生理用ナプキ
ンを製造するだめの方法を提供することである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記問題点を解決するだめの本発明の生理用す。
デキンは、引締められ、絡合していない(絡合がきわめ
て少ない)パルプ繊維の引締め層を主柩唯−の吸収保持
材)とし、それを折重ねた第1層と第2層によ多構成さ
れるものであシ、かかる引締め層およびその製法は、従
来例に存在しなかったものである。
第1層と第2層は、平板状に連続して引締められている
が、′繊維どうしがほとんど絡合していない、フラッフ
・やルプの連続帯状引締め層として形成される。連続帯
状引締め層の幅は第1層と第2層の幅を合わせたもので
ある。連続帯状引締め層の第1層となるべき半分幅の上
へはデオドラントが適用され、表面近くの・臂ルプ繊維
9間に潜シ込ませ保持される。第2層となるべき残9半
幅の上へはスプレーにより得られる水滴どうしを衝突(
スプラノシー)させた適量の微小水粒子が適用されて、
表面近くの成る厚みの中の・やルゾ繊維を湿潤させる。
湿潤された繊維には、帯状層の大体長さ方向に沿って圧
力が加えられ、湿潤繊維を可及的に、かつ優勢的に長さ
方向に方向づけると共に繊維間の距離を小さくする。こ
のようにして得られた湿潤繊維は、加熱乾燥されて繊維
どうしの結合を強められると共に、前記加圧により与え
られた方向性を固定される。こうしてできた第2層の表
面近くの硬い皮のような層はクラスト層と呼ぶことにす
る。クラスト層は、横(幅)方向へよりも優勢的に長さ
方向に大きな毛管作用を付与されている。
ついで、デオドラントを含んだ第1層は、第2層のクラ
スト層の上へ、帯状引締め層の幅の中心線上で折り返さ
れ、第1層と第2層はデオドジント層とクラスト層とを
接面して重ね合わされる。
こうして本発明の生理用ナプキンはフラッフ/fルグ層
だけを吸収保持材として構成される。
〔作 用〕
上記のように構成された本発明のフラッフ/ぐルグを主
材とする生理用ナプキンは、優勢的に長さ方向に毛管作
用を付与されたクラスト層を有するから、ナプキン上に
局所的に蔓は入れられた月経はその局所的範囲内におい
て第1層のフラッフ・iルゾを貫いて沈降し、クラスト
層に達する。すると、月経はクラスト層により優勢的に
長さ方向へ、そして少しは横方向へ、いずれもクラスト
層内で拡散される。月経が第1層の局所的範囲に続いて
第2層を屯同様力局所的範囲で貫通沈降することはない
。クラスト層内で拡散された月経は、クラスト層に接し
ているデオドラント層に親密に接触され、強力効果的な
脱臭作用を受ける。クラらト層内に拡散され脱臭された
月経は、引き続いて受は入れられる多量の月経がある場
合、クラスト層と一体をなしている第2層のフラッフ・
やルプの厚みの中へ浸透していく。この浸透は、第2層
のクラスト層に接している表面積の全面で行なわれ、第
2層内のフラッフパルプの乾燥未使用状態で残される面
積は非常に少ない。かくして、ナノキン形成に使用され
た材料は最大限に有効に利用され得る。第1層のフラッ
フパルプは、月経を受は入れた局所的範囲以外は乾燥し
たまま残るが、第1層表面は体に当る部分であるから乾
燥していることは不快な使用感を避けるのに役立つ。な
お、第1層の月経を受は入れた局所的範囲は第1層表面
より若干陥没するので、濡れた部分が直接肌に触れる感
じは少々く、不快感はない。さらに、第2層に吸収保持
されている月経は脱臭されているから、不快臭を発する
ことがなく、この点でも快適である。
〔発明の実施例〕
次に図面を参照して本発明の好適実施例について説明す
る。
第1図は本発明の生理用ナプキンを部分的に切り裂き、
一部を断面(横断面CSと縦断面LS )で示す斜視図
である。全体的に符号11で示される本発明の生理用ナ
プキンは、不織布などの外包材12で包被されていて、
外包材のl側縁にヒートシール部12a1両端にヒート
シール部12bが形成されている。外包材12の中には
折重ねたフラッフパルプ引締め層14が包まれており、
この引締め層14はその形成の際に受紙として使用しそ
のまま残した多孔性シート、たとえばティッシュd −
ノ! l 3で包まれている。
フラッフパルプ引締め層14は、引締められた、しかし
パルプ繊維どうしが絡合していないフラッフ・やルプか
ら成υ、それを折重ねて第1層(又は上層)15と第2
層(又は下層)18とを構成する。第1層と第2層との
界面17に接する第1層の下部はデオドラント16を含
んだ層であシ、また第2層の上部には第2層と一体的に
クラスト層19が形成されている。クラスト層19は、
その中のパルプ繊維が優勢的に第1図に矢印りで示す長
さ方向に方向づけられ、かつ互いに絡合を強められてい
る層であって、月経を界面17に沿って運ぶ毛管作用が
優勢的に長さ方向に強められている。
このような方向性毛管構造を第1図において第2層18
の横断面CSに規則的に配列した黒丸により略示してあ
シ、縦断面LSには規則的に配列した太い短線により略
示しである。界面17の上のランダムな小さい点はデオ
ドラント16を含んだ層を略図的に表わしている。
ティノシュペー/4’ l 3は第1層15の上面と第
1層および第2層の1個面と第2層18の下面とを包被
しており、第2層下面を包んでいるティノシュペー・そ
の下に防水材20が置かれている。防水材20は在来の
材質のものでよい。本発明においては、第2層18のフ
ラッフパルプを貫通して多量の月経が防水材上に浸み出
てくることはないから、防水材20の両側線は、第5−
図、第6図のナプキンにおけるように、意図的に上方へ
大きく折り曲げる必要は々い。
第2図は、本発明の生理用ナプキン1ノの月経吸収拡散
保持作用を説明するだめの拡大部分縦断面図を表わして
いる。ナプキンの上面に局所的に受は入れられた月経は
、符号15sで指示される太いハツチングを施した領域
で表わされるように、第1層15のフラッフパルプを通
じて局所的に沈降し、第2層18上面のクラスト層19
に達する。
ここで月経は、クラスト層1g“℃優勢的に長さ方向に
発達した毛管作用により、クラスト層19内を主として
長さ方向に、また少しは幅方向に、拡散される。この拡
散の態様は、クラスト層19沿いに太いノ・ノチングを
施した領域で略示されるよ゛うに、従来の生理用ナプキ
ンには見られないものである。
拡散された月経は、クラスト層19に接しているデオド
ラント16に親密に接触され、月経特有の臭いを除去さ
れる。クラスト層19がもちこた見られない程の量の月
経は、第2層18のフラッフ・ぐルノ内へ少しずつ浸透
していく。この浸透は、第2層18の1表面積(界面1
7における面積)のほぼ全体にわたって起こるから、本
発明のナプキンによって保持され得る月経量は、従来に
比を見ない程大きい。そして、保持されている月経は界
面17において脱臭作用を受けているから、不快臭の発
生もない。
こうして本発明の生理用ナプキンにおいては、月経吸収
保持材、特に第2層18のフラッフパルプ、がそのほぼ
全体積を吸収保持のために利用されることができ、乾燥
未使用状態のまま残されることが少ないから、材料の効
率的経済的な利用がはかれる。その上、本発明の生理用
ナプキンは、安価なフラッフ・セルノを主材(唯一の吸
収保持材)として製造されるもので、高価な高分子吸収
体などを必要としないでそれ以上の確実安全な月経保持
機能を達成できる。
次に、第3図および第4図を参照して本発明の生理用ナ
ノキンを製造するだめの方法を説明する。
第3図は本発明方法の最初の工程を略図的に表わす略示
側面図である。まず、受紙として用いる多孔性シート、
たとえばティッシュ4−・ぐ13がティッシュ波−ノソ
・ロール2ノから繰シ出され、コンベアベルト22上に
給送される。コンベアベルビ22は、数個(第3図では
3個)のロールにより矢印A方向に走行される空気透過
性ベルトとする。ベルト22の上方走行部の上方には、
フラッフパルプPを貯留している積繊機23が配置され
ている。ベルト上方走行部の下には、積繊機23の底部
に対向してサクションデノクス24が配置される。積繊
機23内には1対のベルト25が図で見て下方へ狭ぼる
ようチーΔ状に配置され、これらベルトの下方出口部分
には矢印方向に回転するブラシ26が設置され、ブラシ
26の回転によ。
リフラッフパルプのカーシング(carding )を
行なう。なお、図では2個のカーシングブラシ26を示
しであるが、1個でもよく、場合によ92個以上でもよ
い。
ベルト22に乗ったティッシュo−t+x3に:)上へ
積繊機23の底部からカーノングされたフラッフ・ぐル
ノが連続的に落下供給される。フラッフパルプは、サク
ションボックス24の作動によ、シフラノフ・やルゾ、
ティノシーイー・ぐおよヒ透過性ヘルドを通じて空気が
吸引されるので、繊維が引締められた、しかし絡合はほ
とんどない層となり、連続帯状引締め層14として次工
程(たとえば次のコンベアベルト27)へ矢印A方向に
連続して送られていく。連続帯状引締め層14の幅は、
第1図に示された第1層の幅と第2層の幅とを合わせた
幅である。ティッシュ波−ノやまたはその他の多孔性シ
ート13は、この連続帯状引締め層14の底面に密着し
た状態となっておシ、帯状引締め層14が成る工程から
次の工程へと受は渡される時などにフラッフパルプが崩
落したシすることがないように帯状引締め層の一体性を
保つのに役立つ。
第4図は、本発明の最初の工程(第3図)に続く、いく
つかの工程を説明するだめの部分平面図であり、フラッ
フパルプの連続帯状引締め層14はいくつかのコンベア
ベルト(第4図では簡単のため省略)に乗せられて矢印
A方向へ連続状に送られていく。
第4図における最初の工程は、フラッフパルプ帯状引締
め層14の上の第2層18(第1図参照)となるべき幅
の表面上へ微小水粒子を適用することである。微小水粒
子は、略示的に符号28で表わされた適宜スジレヤーに
よって適切な圧力で適用され、半幅部分(18)の表面
近くのパルプ繊維を湿潤させる。第4図で、こまかい点
の配列29はこうして湿潤されたフラソフノクルゾ層の
表面を略図的に表現している。適用される水分の量およ
び/または適用圧は、パルプ繊維が湿潤される表面から
の深さ、従って後に形成されるべきクラスト層19の厚
さ、を決定する。大きい圧で大量の水分を適用すれば、
それだけ厚いクラスト層が形成される。しかし、水分適
用の結果半幅部分(18)の厚さが目に見えて減少する
程の水分量を使用すべきではない。第4図において、符
号30は残りの半分の幅の表面を前記水粒子から遮蔽す
る仕切シ部材を表わしている。しかし、スフレヤー28
自体が前記水粒子の方向をコントロールできるものであ
れば、仕切り部材は必要ない。
湿潤された表面29は、次の工程で方向性をもった加圧
を受ける。この加圧は、たとえば湿潤表面29に軽く圧
接する加圧ロー231によって行なわれ得る。加圧ロー
231は矢印で示す如く回転され得る。このような加圧
は、湿潤されたパルプ繊維を半幅部分(18)の表面沿
いに、かつ長さ方向(矢印A方向)に可及的に整列させ
つつ、繊維間距離を縮めて繊維間に絡合および/または
結合を生じさせる。第4図で、短かい線の配列32は、
このように方向づけられ、絡合結合した・ぐルプ繊維を
略示している。このように方向づけされ絡合結合した・
ぐルノ繊維は、次の工程で加熱乾燥される。この加熱乾
燥は、連続帯状引締め層J4の表面部分32をたとえば
電熱手段またはガス加熱手段など適宜の加熱手段33の
下に通すことにより行なわれ得る。こうして、引締め、
湿潤、方向性加圧および加熱乾燥の諸工程を経たパルプ
繊維は、繊維間の水酸基どうしが軽度の水素結合を生じ
て、優勢的に長さ方向に毛管作用を付与されているクラ
スト層19となる。第4図で細い連続した線の配列はこ
のような毛管構造を強調的に表わしている。クラスト層
19は、その下の引締められているがほとんど絡合して
いないフラッフ・やルプ層(第1図の第2層18)と一
体に連続した、や\硬い皮のような外観となる。
次の工程では、連続帯状引締め層14の残りの半分の幅
(第1層15となるべき幅)に対する処理が行なわれる
。残りの幅(15)の上方に配置された適宜デオドラン
ト供給器34から、微粉状または粒子状のデオドラント
16がフラノ7ノやルノ表面に散布される。デオドラン
ト16はフラッフ・やルゾ層の表面に乗シ、或いは表面
近くの・やルゾ繊。
維の中へ潜シ込むが、表面に乗っている微粉または粒子
をフラッフ/4’ルグにしっかり保持させるため、軽い
加圧が行なわれる。この加圧は、フラッフパルグ表面に
軽く圧接しつつ矢印方向に回転する加圧ロール36によ
りて行なわれ得る。
こうして、幅の半分ずつに別々の処理を受けたフラッフ
パルプ連続帯状引締め層14は、次の工程で、その縦中
心線X上で太い矢印36で示、すように、底面のティノ
シーに−・ぐと−緒に折り返される。こうして、第1図
に示したようなティッシュペーパ13で包まれだ折重ね
フラッフ・ぐルア”3+締め層14が連続長のものとし
て形成される。
次の工程では、図に示してないが、連続長の折重ねフラ
ッフパルプ引締め層14の下(すなわち第2層18の下
のティッシュペーパ13の下)へ連続長の防水材20が
供給される。防水材の供給は、たとえば第3図の2つの
コンベアベルト22と27と同様に離間設置した2つの
コンベアベルト(図示してない)の上をフラッフパルプ
引締め層14が移行する時に、下方に設けた防水材ロー
ルから連続長防水材を繰出してフラッフ・セルゾ引締め
層14の底面へ合流させることにより行なわれ得る。
続いて、ティノシー被−パ13で包まれ防水材20を合
わせた連続長のフラッフパルプ引締め層14は、第1図
に示したような1個ずつの生理用ナシキンの長さに切断
される。切断された被切断物は不織布などの外包材12
で包まれ、外包材12の側縁はヒートシール12aされ
、両端も7−ル12bされる。こうして完成した生理用
ナプキン1ノは、たとえば横に三つ折重するなどしてコ
ン・セクトな形に包装され、出荷される。
以上説明した本発明のナプキン製造方法は、生理用ナシ
キンのほか、たとえば、おしめ、外科用または産婦人科
周当てもの、またはベッド敷物などの吸湿材の製造にも
応用し得るものである。これら生理用ナノキンよシ広幅
の製品を製造する場合は、受紙とそれを搬送するコンベ
アベルトを相応の幅とする以外は、以上説明したのと同
様な諸工程が行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明の生理用ナプキンは、安価なフラッフパルプを主
たる吸収保持材料として使用し、このフラッフ・やルゾ
に引締め、湿潤、方向性加圧、乾燥という処理を施して
方向性毛管構造を備えたクラスト層を形成したから、材
料を長さ方向にも幅方向にも全体積にわたシ吸収保持の
ためにフルに活用することができ、未使用部分を多く残
した材料を廃棄するような無駄または不経済さを排除す
ることができる。
また、本発明のナプキンはクラスト層による長さ方向の
拡散が優れているから、従来の生理用ナプキンに見られ
るような横洩れがない。本発明のナプキンは、平板状の
フラッフパルプ引締め層を折重ねて第1層と第2層とし
て重ね合わせて二層構造とし、その界面には上記クラス
ト層を形成されているから、第1層の表面は乾燥状態で
残シ、体に当る部分の濡れがほとんどないので、使用感
は快適である。さらに、本発明のナプキンは月経の拡散
作用を行なうクラスト層に接してデオドラント層を設け
であるから、月経の不快臭を脱臭する効果が顕著である
本発明の方法によれば、フラノフッ4ルゾを単に落下堆
積させるだけでなく、吸引により引締めるから、繊維ど
うしが絡合はしていないが、よく引締まった密度の高い
フラッフ・ぐルノ引締め層が得られ、月経の吸収保持能
力を高めることができる。
本発明の方法は、安価な材料に、引締め、湿潤、加圧、
加熱など比較的費用のかからない加工を施すものである
から、きわめて性能の優れた生理用ナプキンを従来に比
を見ない安価で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る生理用ナプキンを一部切り裂き、
一部所面で示す斜視図、 第2図は本発明のナプキンの月経吸収拡散保持作用を説
明する部分拡大縦断面図、 第3図は本発明方法の最初の工程を説明する略示側面図
、 第4図は最初の工程に続く本発明方法のいくつかの工程
を説明する部分平面図、 第5図および第6図はそれぞれ従来品の構造を説明する
だめの一部切シ欠き斜視図である。 〔主要符号〕 12・・・外包材(不織布) 1J・・受紙(ティソシ、ベーノや) 14・・・折重ねフラッフパルプ引締 15・′・第1層 16・・デオドラント 17・・・界面 18・・・第2層 19・・クラスト層 22・・・空気透過性ベルト 23・・・フランフパルゾ積繊機 24・・サクシミンボックス 26・・カーシングブラシ 28・・・スゲレヤー 3ノ・・・加圧ロール 33・・・加熱手段 34・・・デオドラント供給器 36・・・折重返し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、引き締められ、絡合していないフラッフパルプ引締
    め層を折重ねた第1層と第2層とから成り、 前記第1層と第2層との界面にはデオドラントをパルプ
    繊維間に含んだ層が形成され、 該界面の下には優勢的に長さ方向に方向づけられ、互い
    に結合を強められたパルプ繊維から成るクラスト層が第
    2層と一体的に結合して形成され、それによって第1層
    と第2層との界面において優勢的に長さ方向への毛管作
    用が強められていることを特徴とする生理用ナプキン。 2、前記第2層の下に受紙を介して防水材が置かれ、全
    体の外側が外包材により包被されているところの特許請
    求の範囲第1項記載の生理用ナプキン。 3、前記受紙が多孔性シートであり、前記外包材が不織
    布であるところの特許請求の範囲第2項記載の生理用ナ
    プキン。 4、生理用ナプキンを製造する方法であって、a)一方
    向に走行する空気透過性コンベア手段上に、製造しよう
    とする生理用ナプキンの幅の約2倍の幅を有する連続長
    の通気性受紙を乗せて同方向に連続状に走行させ、 b)前記空気透過性コンベア手段に向けフラッフパルプ
    を供給し、該コンベア手段の下から前記受紙を介して空
    気を吸引して、前記受紙上にその幅ほぼ全体に拡がるフ
    ラッフパルプの引締め層を形成し、これによりパルプ繊
    維どうしが絡合していないが引締められている、所定の
    厚みと前記受紙とほぼ同じ幅を有する連続帯状のフラッ
    フパルプ引締め層を形成し、 c)前記連続帯状フラッフパルプ引締め層の幅の約半分
    の領域上に微小水粒子を適用して、該領域の上表面近く
    の厚みの中のパルプ繊維を湿潤させ、 d)前記湿潤された領域上に連続帯状フラッフパルプ引
    締め層の走行方向とほぼ平行な方向への加圧を行なって
    、該湿潤領域内におけるパルプ繊維を長さ方向(走行方
    向)に引きそろえ、かつ繊維間距離を短縮させ、 e)前記加圧された湿潤領域に加熱を行なって、湿潤パ
    ルプ繊維を乾燥させ、それによりパルプ繊維どうしの結
    合を強めると共に前の工程で繊維に与えられた方向性を
    固定し、かくして前記帯状フラッフパルプ引締め層の幅
    の約半分に長さ方向の毛管作用を強めたクラスト層を形
    成し、 f)前記連続帯状フラッフパルプ引締め層の残りの半分
    の幅の表面上へデオドラントを適用して、その表面付近
    のパルプ繊維間に保持させ、g)前記連続帯状フラッフ
    パルプ引締め層の縦中心線上で、デオドラントを含む半
    幅部分をその下の前記受紙と共に前記クラスト層の上へ
    折り返して、前記所定の厚みの約2倍の厚みと前記帯状
    層の幅の約半分の幅を有し、かつ上面、一側面および下
    面を前記受紙で包被された連続長の折重ねフラッフパル
    プ引締め層を形成し、そして h)前記連続長の折重ねフラッフパルプ引締め層を所定
    長の最終製品寸法に横切断する ことから成る生理用ナプキンの製造方法。 5、前記デオドラントを適用したのち、前記残りの半分
    幅の表面上へ軽い加圧を行なうところの特許請求の範囲
    第4項記載の方法。 6、前記横切断は、前記連続長の折重ねフラッフパルプ
    引締め層の下にある前記受紙の下へ連続長の防水材を供
    給したのち行なわれる特許請求の範囲第4項記載の方法
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