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JPS6134105B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134105B2
JPS6134105B2 JP50041744A JP4174475A JPS6134105B2 JP S6134105 B2 JPS6134105 B2 JP S6134105B2 JP 50041744 A JP50041744 A JP 50041744A JP 4174475 A JP4174475 A JP 4174475A JP S6134105 B2 JPS6134105 B2 JP S6134105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
block
amplitude
distance
arrival time
Prior art date
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Expired
Application number
JP50041744A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50137095A (ja
Inventor
Wai Paradaisu Ronarudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Singer Co
Original Assignee
Singer Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Singer Co filed Critical Singer Co
Publication of JPS50137095A publication Critical patent/JPS50137095A/ja
Publication of JPS6134105B2 publication Critical patent/JPS6134105B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S1/00Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith
    • G01S1/02Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith using radio waves
    • G01S1/08Systems for determining direction or position line
    • G01S1/44Rotating or oscillating beam beacons defining directions in the plane of rotation or oscillation
    • G01S1/46Broad-beam systems producing at a receiver a substantially continuous sinusoidal envelope signal of the carrier wave of the beam, the phase angle of which is dependent upon the angle between the direction of the receiver from the beacon and a reference direction from the beacon, e.g. cardioid system
    • G01S1/48Broad-beam systems producing at a receiver a substantially continuous sinusoidal envelope signal of the carrier wave of the beam, the phase angle of which is dependent upon the angle between the direction of the receiver from the beacon and a reference direction from the beacon, e.g. cardioid system wherein the phase angle of the direction-dependent envelope signal is a multiple of the direction angle, e.g. for "fine" bearing indication TACAN

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は全体として航空機用の航行装置に関
し、更に詳しくいえば航空機用のデジタルタカン
(TACAN)処理装置(いわゆるタカン機上装
置)に関する。 〔発明の技術的背景と問題点〕 タカン装置は選択した任意のタカン局までの距
離と方位指示を得るために、たいていの軍用機に
おいて使用されている。タカン方式においては、
地上局が約2700ppsの割合でタカンパルスを送信
する。地上局のアンテナは1秒間に15回回転し、
カージオイド成分を持つアンテナ指向性パターン
を有する。そのために航空機に搭載されている受
信機により受号されるパルスはプラスマイナス20
%振幅と、タカン局に対する航空機の方位に依存
する位相との15Hz変調を受ける。タカン送信機は
絶対基準位相を定めるために、アンテナ回転の固
定点からアンテナ1回転ごとに基準パルスも送
る。航空機に搭載されている機器は、振幅変調さ
れた信号の位相を基準位相パルスと比較すること
により方位を決定する。更に確度を高めるため
に、第9高調波がアンテナ指向性に重畳され、
135Hzの振幅変調を行わせる。これは上記の15Hz
変調と位相のコヒーレンス性をもつて受信機に生
じ、2速度サーボ系で使用されている方法と類似
の方法でより精密な決定を行う。 距離を測定するために航空機は地上局に対して
質問を送信し、その質問に対する応答までの時間
間隔を用いて距離を決定する。他の航空機に対す
る応答や他の機能を与えるためのような多くの送
信も地上局から行われる(およそ2700pps)。こ
れらは方位パルスのために用いられるのと同じパ
ルスである。全体のパルスは全ての応答を構成
し、コード化された基準パルスや付加的なパルス
は地上局によりランダムに加え合わされて
(2700pps)の希望される数を達成し、航空機は
ある数の質問全体にわたつて相関させることによ
りそれ自体の応答を識別せねばならない。一般
に、最初の質問モードの間は、質問をスピードア
ツプするために1秒間当り約150質問という高い
速度が用いられる。その後で1秒間当30以下の減
少した質問速度でトラツキングモードが導入され
る。質問モード中は、従来のタカン距離測定器
(DME)は零から最大距離でを典型的には10秒要
して走査する低速走差を採用している。 タカン情報を処理するための従来の大低の装置
はアナログ式であるが、構成が複雑であるために
非常にコストが高い。これは方位を決定する必要
がある装置の場合に特にそうである。このように
コストが高いために大部分の民間航空会社では、
タカンDMEとともに、方位決定用として構成の
簡単なVOR装置(超短波全方向性レンジビーコ
ン)を使用している。 従つて、安価で正確であり、しかも動作速度が
高く、軍用と民間用の両方に全世界で使用できる
タカン装置に対する需要があることがわかる。 〔発明の概要〕 本発明のタカン信号処理装置は少数の専用
MOS/LSIチツプを用いて構成でき、または既に
航空機に搭載されている汎用コンピユータを特殊
コンピユータ回路とともに用いて構成でき、もし
くは両者を用いて構成できる新規な最適信号処理
装置である。この装置は最小自乗回帰(カルマン
(Kalman))フイルタの技術を用いて、現在の方
位値を新データ入力ごとに最適な方法で更新す
る。方位計算を行う際には、カルマンフイルタは
基周波数Wと基準位相θの値を連続的に与える。
方位信号トラツカとして動作する第2のカルマン
フイルタは振幅データと、第1フイルタからのデ
ータと、各方位パルスの到達時間とを受け、15Hz
および135Hzの変調の振幅と位相、および変調さ
れた方位パルスの平均振幅を与える直流振幅とに
関連する5つの状態変数を更新する。最後に、方
位コンピユータは方位信号トラツカの出力と基準
位相トラツカの出力とを用いて、パイロツトに指
示すべき最終的な方位を計算する。 本発明のデジタル処理技術を用いることにより
取得時間を短縮でき、信号対雑音比が小さくても
方位確度を改善でき、信号対雑音比を自動的にモ
ニタでき、ハードウエアと時間周波数測距通信機
器のような他の機器との統合または役割分担を改
良できる。 測距機能実行機器により全ての距離を同時に走
査し、かつ1秒よりも十分に短かい時間で結果を
得ることができる。この結果を得る段階の間に、
ある距離単位で表した特定の許容誤差を含む粗距
離測定が最少数の質問で行われる。このような動
作を行うために、最大許容距離で示されるRmax
(Rmaxは通常は約480Km(約300マイル)に等し
い)は分割され、Wキロメートルとして予め選択
される等しい間隔すなわち「ビン(bins)」によ
り完全にカバーされる。結果取得中は各ビン中に
生じた距離パルスの総数Fの記録が保持され、こ
の記録は新しい質問のたびに更新される。航空機
の距離に対応する距離ビンの内容は各質問ごとに
1カウントだけ増すが、他の全ては受信される他
のパルスのランダムな発生により決定されるよう
によりゆつくりと大きくなる。分析によれば約
3.68Km(2.3マイル)幅ごとに距離が128ビンに分
割されていると、各ビンは20の質問で9以下の余
計なパルスを累積する。同じ時間間隔の間に、た
まに失われるパルスを除いて各質問後に正しい距
離ビンが1カウント増加する。控え目に20%の損
失を許すと、適切なビンは20個の質問ごとに少く
とも16個のパルスを累積する。このデータを用い
て、どのビンが正しい距離に一致するかを決定す
るためにいくつかの決定を行うことができる。2
つのビンの間のライン上に落ちる問題をさけるた
めに、ビン数を2倍にして重畳するビンを設け
る。 プラスマイナスW/2の許容誤差範囲内で粗距
離が決定されると、精密トラツキングが間始され
て確度を向上し、約0.16Km(0.1マイル)よりも
良い所要の確度を得てそれを維持する。ここで2
状態変数、距離および変距の簡単なカルマンフイ
ルタが使用される。 この装置のデジタル距離トラツキング部分によ
り、結果を得る速度が向上し、地上局に対する質
問数が減少し(従つて交通密度を高くでき)、カ
ルマン波技術を用いることにより確度が高くな
る。この方法はある特殊目的要素とともに既存の
汎用コンピユータを、コンピユータに負荷する余
分な仕事量を小さくして他の機能に関連して用い
ることにより実施でき、または1枚または2枚の
専用デジタル回路カードを用いるハードウエアで
実施できる。 〔発明の実施例〕 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 デジタルタカン機上装置の全体について デジタルタカン装置の全体のブロツク図を第1
図に示す。地上局から送られてくる前記した15
Hz、135Hzおよび基準パルス情報を含む方位情報
は通常の受信アンテナにより受信され、RFおよ
び検波段13に与えられる。RFおよび検波段1
3は周波数シンセサイザ15から入力を受ける。
周波数シンセサイザ15はチヤンネル選択ユニツ
ト17により選択されたタカンチヤンネルに依存
する周波数を出力する。周波数シンセサイザ15
は変調器・増幅器18へも出力を与える。この変
調器・増幅器18の出力端子は送信アンテナに接
続される。この部分は距離決定に使用される質問
パルスを送信するために用いられる送信機であ
る。質問パルスはパルス発生器12により発生さ
れる。RFおよび検波段13の出力は整合フイル
タ23に与えられる。第1図に示す装置のこの部
分は従来のタカン装置の対応する部分と同一であ
るから説明は省略する。しかし、フイルタ23は
希望によつては従来技術を用いてデジタル整合フ
イルタとして作ることができることに注意すべき
である。 フイルタ23の出力は第1アナログ−デジタル
変換器25に与えられ、そこでその出力は符号化
されて到達時刻出力を与える。このアナログ−デ
ジタル変換器25は単に高周波発振器すなわちク
ロツクとカウンタである。カウンタはタカン基準
パルスの間に発生されたパルスの数をカウントす
る。新しいパルスを受けるたびに発振器−カウン
タの出力はゲートされ、カウンタはリセツトされ
る。この操作によりパルスの間のΔtが得られ
る。これは以下に説明するように問題とする量で
ある。フイルタ23からの出力は第2のアナログ
−デジタル変換器27にも与えられる。このアナ
ログ−デジタル変換器27はその出力の振幅を符
号化する。この変換器27はピーク検出器のよう
な振幅検出形であつて、受けた各パルスの振幅を
サンプリングし、保持し、変換する機能を果す。
タカン地上局はチヤンネル識別用のコード群を送
信する。このコード群は普通の装置により解読さ
れてパイロツト用表示装置31に与えられる。 到達時刻情報は基準デコーダ33を介して基準
位相トラツカ35に与えられる。この基準位相ト
ラツカ35はカルマンフイルタである。地上局は
基準位相を識別するためにコード化パルス列を送
出する。デコーダ33はこのコードを解読するた
めの普通の解読回路を含み、コードが与えられる
たびに出力を発生する。基準位相トラツカ35は
後述するカルマンフイルタである。基準位相トラ
ツカ35は基準周波数Wと位相θの最適値を連続
的に与える。このW出力は振幅アナログ−デジタ
ル変換器27の出力とともに、方位信号トラツカ
37に与えられる。この方位信号トラツカ37も
カルマンフイルタである。方位信号トラツカ37
においてはこのデータは15Hzおよび135Hz変調の
振幅および位相と、直流振幅成分とに関連する5
つの状態変数を更新させるために使用される。方
位信号トラツカ37の出力は方位コンピユータ3
9に与えられ、そこで基準位相トラツカ35から
の位相情報とともに、最終方位出力を計算するた
めに用いられる。この出力は表示器31に与えら
れる。 到達時刻情報は距離トラツカ41にも与えられ
る。距離トラツカ41への第2入力として質問パ
ルスが与えられる。距離トラツカ41はこれらの
入力を用いて以下に説明するようにして距離を決
定する。この距離トラツカ41の出力も表示器3
1に加えられる。方位信号トラツカ37の別の出
力は信号対雑音モニタ43に与えられる。 カルマン波技術について ここでカルマン波技術の非常に基本的な説明
を行う。要するにこの技術はいくつかのデータ測
定の重みをつけた平均と考えることができる。2
個の電圧計を用いて電圧を測定することを例とし
て説明してみる。第1電圧計の指示をV1、第2
電圧計の指示をV2とする。平均電圧Vは第1電
圧V1に重み係数Lを乗じたものに、別の重み係
数Kを乗じた第2電圧V2を加えたものを、それ
らの重み係数で除したものに等しい。(これらの
重み係数は2個の電圧計の相対確度すなわち偏差
に関連することはもちろんである。重み係数の和
(L+K)を1に等しくした(L+K=1)とす
ると除算は不必要である。その結果得られる式は
V^=LV1+KV2である。ここで平均電圧Vの上の
〓印は求められた値を示す。ここで本質的に行わ
れるカルマン技術はこの式で重み係数Kの値を決
定することである。重み係数Kの値を知れば重み
係数Lを決定することができる。LはKマイナス
1(L=K−1)である。これを本発明に適用す
れば、2つの測定値は別々の装置からの入力では
なくて、異つた時刻に生ずる測定値である。本発
明のカルマン波技術は測定の間に測定された値
を保持し、前記した式に類似する式に新しい測定
した値とともに用いて、新しい予測値を得る。測
定の間の予測値の流れを保授するためにシステム
のモデルが使用される。このようにして装置は2
つの量の追従を続ける。それらの2つの量のうち
の一方はXで示される被測定量であり、他方はP
で示される変動を表す量で、求められた値の誤差
すなわち非信頼性の測定であつて、カルマン利得
として示されるKを計算するために使用される。 異つた時刻に得られた2種類の測定値から電圧
を求めるために前記した式を使用する場合につい
て考えてみる。そうすると、第1電圧V1はいま
はV(t1)、第2電圧V2はV(t2)である。ここ
でt1は第1回の測定時刻、t2は第2回の測定時刻
である。するとこの式はV=LV(t1)+LV(t2
となる。時刻t1で求められた値が新しい値を求め
るため用いられている。この例は一定電圧とラン
ダムな測定誤差を仮定している。ここで、観測者
から直線上を遠去かりつつある移動物体までの距
離Rのような変化する値の測定について考えて見
る。この場合に行われる計算はR^=LR2+KR^
で表される。もし測定の時間間隔が狭いと、この
式は適切な重みづけで実際の結果に良く合う。し
かし測定の時間間隔が広いと、第1距離R1のよ
り良い値を与える助けとなる。これは距離と変距
の両方を用いることにより行うことができる。カ
ルマンの式においては、これは
【式】の ようなマトリツクスの形で表わされる。ここに
X1は距離、X2は変距である。X1とX2はX^で表わ
されるベクトルの状態変数である。ここで、時刻
t1で被測定量X^(t1)を測定したとすると、時刻t
oにおける被測定量X^(to)の現在値は見積られ
た変距X2とto−t1=Δtを用いて計算できる。
すなわち、R(to)=R(t1)+(変距)Δt。さ
て、式R^=LR(to)+KR^(to)で更新される
R(to)はより正確な見積値を得るために使用
できる。現在の距離を見出すための計算は装置/
モデルが手に入る場合である。この例の装置では
距離に対する我々のモデルは速度、時間および距
離の間の周知の関係である。後に明らかになるよ
うに同様な公知モデルがタカン装置において用い
られている。システムモデルと、各種の式の偏差
とについての詳細な説明は、この明細書の末尾に
附した附録において行つている。二次元の場合に
対する変動値P^は前記スカラー変化の代りに、共
変マトリツクスとなる。変動値P^の計算において
類似する共変マトリツクスが用いられることに注
意されたい。たとえば、いまの例では である。ここに、変動値P1とP2は被測定値X1
X2のそれぞれの悪さすなわち偏移に関連し、P3
はX1とX2の間の相関の測定値に関連する。X1
X2は距離と変距の見積値の量をそれぞれ表す。 カルマン波技術はジヤーナル・オブ・ベーシ
ツク・エンジニヤリング(Journal of Basic
Engineering)1960年3月号35ページ所載のアー
ル・イー・カルマン(R.E.Kalman)の「直線
波に対する新しいアプローチと予測問題(Anew
Approach to Lineer Filtering and
Prediction)」と題する論文、および同じ雑誌の
1961年3月号95ページ所載のカルマンおよびアー
ル・エス・ブキイ(R.S.Bucy)の「直線波お
よび予測理論における新しい結果(New Results
in Linear Fitering and Prediction Theory)〓
と題する論文において詳細に説明されいる。 基準位相トラツカ35について 第2図は第1図に示す基準位相トラツカ35の
動作を示す流れ図である。第2図に示すように、
この装置は受けている基準パルスの数を表す変数
であるNを零にセツトすることにより(ブロツク
50)、まず初期設定される。 次に基準パルス受信時刻t0をブロツク51で示
すように読取る。この計算のために変数XとPを
次のように定義する。 ここでωは基準パルス周波数(すなわち1秒間
当りの基準パルス数)、θは基準パルス位相(す
なわち2πωt、(ここでtは基準ピークパルス
信号の受信時からの経過時間である))である。 XとPの初期値を ととる。ここに、Ωは15Hzまたは135Hzであつ
て、どちらをとるかはどのパルス周波数を利用す
るかによりきめられる。P1(O)、P2(O)は最
良の推測値である(ブロツク52)。ブロツク5
2に示されている値の上につけられている〓記号
は、値が見積られていることを示す周知の記号で
ある。計算は次にブロツク53まで進む。このブ
ロツクではNは1だけ大きくされる。次の基準パ
ルスの到達時刻はブロツク54で示されているよ
うにして読まれる。これからパルス間の測定され
た経過時間がブロツク55により示されているよ
うに計算される。(前記したように実際にはΔto
が第1図に示す到達時刻アナログ−デジタル変換
器25から直接供給される。)それから遷移マト
リツクスφと、装置の雑音共変マトリツクスQの
値を次のようにして計算する。 それからX^とP^の更新された値を次のようにし
て更新して(ブロツク56)、 X(to)=φoX(to-1) P(to)=φoP(to-1)φoT+Q(to-1)Δ
o 位相が時間を乗ぜられた周波数であるシステム
モデルに従つて、位相と周波数とそれらの変化の
現在の見積値を与える。カルマン利得であるベク
トルKは次のようにして計算される。 K=P(tn)HT(HP(tn)HT+R)-1 ここにHは行ベクトル〔01〕で、Rは観測ノイ
ズvar(r)である。Kのこの値からブロツク5
7で示すようにX^(tn)とP^(tn)の新しい値が
計算される。ブロツク57に示す式は、重みづけ
を計算するために前記した簡単な式と本質的には
同じである。ここで何が起つたかについて考えて
みる。すなわち、アンテナはパルスで表わされる
1回転を完了している。したがつて、新しい位相
は測定値2を表わすのを助けることができる。こ
こで前述の式V=LV(t1)+LV(t2)に戻ると、 X2=(1−K2)X2(t1)+K2X2(t2) =X2(t1)+X2(New) =(1−K2)X2(Predicted) +K2X2(Measured) となる。X2(Measured)=2πを代入すると、 X2(New)=(1−K2)X2(Predicted) +2πK2、 すなわち、 X2(New)=X2(Pred)+K2(2π −X2(Pred))=X2(Pred)+K2(2π −HX(Pred))。 が成立する。ここでHマトリツクス〔0、1〕
は、ベクトルXを2πと同じ形に戻すように変換
させるために、すなわち位相を投影するために含
まねばならない。同様なX1に対して書くことが
でき、それをマトリツクス形で得るためにそれら
はブロツク57で第2の式となる。Pの計算も同
様な形で続けられる。これらは全てブロツク57
で行われ、その出力はブロツク53に与えられ
る。これはトラツキングループであつて、このル
ープを通る各時間ごとにX^とPの新しい値が計算
され、現在の見積値を維持するために使用され
る。時刻tn+1とtnの間の時刻t1における任意の
パルスに対して、ブロツク58で示すようにX
(ti)は図示のようにq量に等しい。
【式】であるから、第1図のブロツクへ のωとθの出力を与えるためにX1とX2を利用で
きることを思い出されたい。) 方位信号トラツカ37について 第3図は第1図の方位信号トラツカ37で行わ
れる動作を流れ図の形で示す。この装置はブロツ
ク59でiを零に等しいようにセツトすることに
より初期設定され、それからブロツク60で信号
の振幅y0と、その到達時刻の読取りが行われる。
これらの読取値はブロツク61でX^(O)とP^
(O)の初期値を計算するために使用される。こ
こでXは5状態変数の関数である。 これらは15Hz位相と振幅(2)135Hz方位相、平均
振幅を与える振幅(2)と直流成分(1)とから生ずる。
同様に、共変マトリツクスP(O)はそれらの各
量の変化に対応する5つの零でない量を有する。
各反復に対してブロツク62で示されているよう
にiは1ずつ大きくされ、振幅yの新しい値と受
けるパルスの到達時刻tiの新しい値とが読込まれ
る(ブロツク63)。次にブロツク64において
Δtn=ti−ti-1が計算される。(再び繰り返えせ
ば、Δtは前記したように直接与えられるのが一
般的である。)値K、X^、P^が前記したようにし
てブロツク65において計算される。〔第3図の
ブロツク65は第2図のブロツク57に対応し、
ブロツク67,68は第2図のブロツク56に対
応する。これら2つの計算の順序は特に問題では
ない。その理由は両方の場合にループが閉じられ
ているからである。〕ブロツク65で使用される
見積られた古い値はブロツク68で得られてい
る。ブロツク65の出力は方位コンピユータ39
と信号対雑音モニタ43に加えられる。ここで、
基準位相トラツカ35からの新しいwがブロツク
66で得られ、ブロツク64でマトリツクス計算
が行われる。θはパルスの間でwとΔtを用いて
絶えず計算され、ブロツク68で得られる現在の
見積値を保持する。図示のマトリツクスは近似形
である。正確なマトリツクスは附録に示すように
正弦関数と余弦関数を含む。(ここでは角度が小
さいためにsinωをω、cosωを1と仮定してい
る。)計算されたθの値からブロツク68におい
てX^とP^の更新された値が計算され、それからト
ラツキングループ69を介してブロツク62へ与
えられる。 ブロツク65,67,68で示されている計算
は最も時間のかかる計算である。コンピユータシ
ユミレーシヨンの結果によれば、初期見積の不正
確なことのために、Kの零でない成分の値は最初
は大きいが急速に一定の限度に達することが示さ
れている。そうするとKの一定な成分を供給する
ことが可能となり(またはそれらの成分を段階値
として供給して設定プロセスをスピードアツプす
ることが可能となり)、妥当に短い時間内に方位
信号をなお要求する。従つて、ブロツク65にお
けるKの計算と、ブロツク61,65,68にお
けるPの計算は必要とされる計算の量を十分に減
少させるまで全てなくすことができる。残りの時
間のかかる計算はブロツク65と68における計
算である。明らかなように、多くのマトリツクス
乗算を必要とし、その数は確度を維持すべきもの
とすると、約2700個の各パルスについてその乗算
を行わねばならない。この数は航空機に搭載され
ているほとんどの汎用デジタルコンピユータの能
力を超える。従つて、以下に説明するように、こ
れらの計算を実行するために特殊目的の計算用ハ
ードウエアが設けられる。 方位コンピユータブロツク39について 方位コンピユータブロツク39の方位計算動作
を第4図の流れ図で示す。ブロツク70で示され
るように、方位信号の要求された更新時に時刻tj
の新しい値が入力される。そうすると値X(tj)
とP(tj)が方位信号トラツカ37から得られ
る。上記のようにPの計算がなくされると、P
(tj)の値は使用されない。ブロツク71におい
ては値θ(tj)が基準位相トラツカ35から得ら
れる(ブロツク72)。Xの状態変数からブロツ
ク73と74で示されるように粗方位と精密方位
が計算される。それからブロツク75において、
精密方位が信頼できるかどうかを調べるためのチ
エツクがP^を用いて行われる。Pが計算されない
とすると、精密方位を使用するか否かの決定は計
算開始からの経過時間を基にすることができる。
精密方位が信頼できないとすると、ブロツク76
で示されるように方位は粗方位に等しくセツトさ
れ、表示器への出力として与えられる。精密方位
が信頼できるものだとすると、ブロツク77で示
される計算が行われる。この計算は粗方位と精密
方位を組合せて、表示すべき最終的な方位出力を
得る。 距離取得モード動作について 距離取得モードにおける動作を第5図の流れ図
で示す。まず、ブロツク80で示すように取得モ
ード開始の指令が与えられ、値iが零にセツトさ
れる。ブロツク81ではiの値は1だけ大きくさ
れ、ブロツク82で示すように質問パルスが送出
される。この質問パルスの送出の後で、受けられ
て全てのパルスはブロツク83へ与えられ、Rが
Rmaxよりも大きいかどうかを調べるためのチエ
ツクがブロツク84で行われる。値Rは周知のや
り方で到達時刻に直接関連づけられる。すなわ
ち、パルスは光速で動く。従つて、質問パルスの
伝送時間と地上局が応答する態様を知ると、パル
スの送信の間に各受信パルスの到達時刻の間のΔ
tを知り、それに定数を剰じて、その受信パルス
に関連する距離Rを得ることが必要なだけである
(ここでは各パルスは質問に対する応答であると
仮定している)。Rmaxに対応する時間の後で受
けられたどのパルスも応答できない。パルス自体
はこの決定に使用でき、あるいは最大距離におけ
る応答に関連する時間の経過を指示するためにタ
イマが用いられる。RがRmaxに達しないとする
と、ブロツク85においてK=Y/ω/2が計算され る。この値Kはブロツク86において値F(K)
とF(K+1)を計算するために使用される。こ
れらの値は受信パルスが入る2つの重なり合う距
離ビンに対応する。これら2つの距離ビンは1だ
け大きくされる。それから計算はブロツク83へ
戻り、装置はこのループ内に留まつて、Rmaxよ
りも大きいRに対応するパルスが受信されて、全
てのビンを含む全距離が循環されていることを示
すまで、各パルスに対する距離ビンを決定する。
この点ではRはRmaxよりも大きく、プログラム
はブロツク87に入る。このブロツク87では質
問パルスの数であるIが20に等しいかどうかを調
べるためのチエツクが行われる。Iが20に等しく
ないとすると、ライン88に与えられる出力は質
問パルス発生器からのゲートを開いて他のパルス
を送らせることを可能にし、それからブロツク8
1に戻つてIを1だけ大きくする。この装置の動
作は次にブロツク82,83,84,85,86
を通り、20個の質問パルスが送られるまでこれら
2つのループ内を循環する。20個の質問パルスの
後でブロツク84はライン90に出力を与える。
この時には20個の質問パルスが送り出されてお
り、各ビンは各パルスごとに1回調べる。ブロツ
ク91では値FMが最大F(I)に等しいように
セツトされる。すなわち、どのビンが最も多くの
エントリを有するかを調べるために距離ビンが探
索され、FMはいずれのビンの中の最大数に等し
くセツトされる。それからFMが15よりも大きい
かどうかについてのチエツクが行われる。前記し
たように、正しい距離を表すビンが20個の質問パ
ルスのうちの少くとも16個のパルスを受ける。他
のビンは応答に対応しないパルスによりランダム
に増大される。FMが15よりも小さいとすると、
そのFMが9よりも小さいかどうかについてのチ
エツクがブロツク93において行われる。もしそ
のFMが9よりも小さいとすると、それが距離か
ら外れているということを装置に知らせるための
指示がライン94に与えられる。もし距離から外
れているとすると、各ビンはランダムに増大さ
れ、20個の質問を行うのに要する時間内に9個以
上のパルスを受けるビンはない。もしそうでない
と、すなわちFMが9と16の間であるとすると、
異常な状態が存在することを示す指示がライン9
5に与えられる。FMが9と15の間にあるとする
と、何かが悪く、再び距離を得るためのステツプ
をとらねばならない。 FMが15よりも大きいとすると、ブロツク96
においてMがFMのF-1に等しくセツトされる。
すなわち、Mは中にFMを累積したビンの数にセ
ツトされる。それからF(M)とF(M±1)を
除く全てのF(I)が9よりも小さいかどうかの
チエツクがブロツク97で行われる。ただ1つの
ビン、および重なり合いのために、その次のビン
がその中に9よりも大きいF(I)を持つている
はずである。これらのビン以外のビンが9より大
きいF(I)を持つていなければ、適切なビンが
選択されたことを示す出力が発生され、粗距離R
がω/2×Mに等しくセツトされる。(距離はそれぞ れが約1.6ω/2Km(ω/2マイル)幅の1個のビンに 分割される。すなわち、Rmaxが約480Km(300マ
イル)に等しく、y=128とすると256個の重なり
合うビンが与えられる(すなわち2×128×3.68
Km(2.3マイル)ビン、そうするとM×
3.68Km(2.3マイル)/2=480Km(300マイル)
)もしそ うでないと、取得モードを再開させるために使用
できる異常な状態を示す出力がライン95に与え
られる。 距離トラツキングモードについて 第6図はこの装置の距離部分のトラツキングモ
ードを示す流れ図である。粗距離値R0はブロツ
ク100に入れられ、X^を計算するために使用さ
れる。X^はここでは距離(X1)と(X2)に対応す
る2状態変数を有する。Pは上記のように見積ら
れる。(P1は距離変数、P2は速度変数である。)次
にブロツク101で示されているように質問パル
スが送り出され、距離応答に等しい新しいRの群
が受信される(ブロツク102)。それから、受
信したRがX1±30に等しいかどうかを調べるた
めのチエツクが行われる。ここにX1は距離見積
値であり、0はl1から得られる標準偏差である。
距離ゲートは応答が予測される時間に対応する短
い時間だけ開くことができる。実際にはこのゲー
トは反応パルスだけをゲートするために十分狭く
作ることができ、パルスの存在または非存在を決
定するためにブロツク103の計算が減少され
る。もし答が否定であればブロツク103の出力
はライン104を介してブロツク105へ与えら
れ、計算はブロツク105で行われる。答が肯定
であればブロツク106に進み、Xiに最も近い
yの値が選択される。実際には1個のパルスだけ
がゲートを通じて受けられるから、これらはいず
れも行う必要はない。 次にブロツク107において、値X^とP^を得る
ために方位計算に関連して前記したのと同じやり
方で、カルマン更新が行われる。距離はR=X1
にしてブロツク108で示すように更新される。
このブロツク108の後でブロツク105に入
る。このブロツクでの計算はブロツク107から
の値X^とP^を用いて、またはライン104を介し
て得られる初期値を用いて行われ、図示のマトリ
ツクスから得られる値と装置のノイズ共変である
Qを用いて新しいXとPを計算する。これにより
パルスの間で装置は絶えず更新される。次に設定
された値であるPmaxよりP1が小さいかどうかを
調べるためのチエツクが行われる。もしP1
Pmaxよりも小さいと動作はライン110を介し
てブロツク101へ戻り、別の質問パルスを送出
させる。P1がPmaxよりも小さい限り装置はこの
トラツキングモードに留まる。P1がPmaxよりも
小さくないとすると、ブロツク107はライン1
11に出力を与えて装置を取得モードへ戻す。 デジタルタカン機上装置の基本ハードウエアにつ
いて 第7図に本発明によるデジタルタカン機上装置
の基本的なハードウエアのブロツク図を示す。入
力パルスは前記した受信機121により受信され
て変換器123に与えられ、そこでパルスの到達
時刻、基準パルスの指示および振幅信号Yが出力
として与えられる。第2,4,5,6図に関連す
る計算がデジタルコンピユータ125で行われ
る。方位信号トラツカモジユール127は後述す
る特殊目的計算ハードウエアを備えている。方位
信号トラツカ127はデジタルコンピユータ12
5から出力θとyを得て、X^Bを計算するために
それらの出力を使用する。X^Bは第4図に示す方
位出力の計算に使用するためにコンピユータ12
5へ戻される。デジタルコンピユータ125で得
られる方位出力と距離出力は表示器129に与え
られる。 第7図に示す方位信号トラツカ127を第8図
にブロツク図で詳しく示す。第8図に示す方位信
号トラツカ127は加算器、レジスタ、掛算器の
ような普通のデジタル計算素子を含む。第8図に
示す計算動作は図示を簡単にするために粗方位に
ついてだけ示してある。 この装置の心臓部は破線で囲んだ部分131で
ある。ここでは第3図のブロツク67,68で示
したマトリツクスの掛算が行われる。新しい入力
を受けた後でX^、X^、X^の値がそれぞれの
レジスタ133,134,135に加えられる。
X^は直流成分であつて新しい更新が要求される
まで単にレジスタ135に貯えられている。しか
し、X^とX^の値は位相と周波数の見積値を保
持するために増大させねばならない。パルス更新
の値は約300マイクロ秒ごとに得られる。ブロツ
ク131における計算は約90マイクロ秒ごとに更
新される。これには各更新中に0.5度の増分を角
度に加えることを要する。更新を実行する際にレ
ジスタ133内の値がブロツク136に与えら
れ、そこでcosθを掛けられる。ここにθは回転
角度すなわち0.5度である。この角度のような小
さな角度に対しては余弦はほぼ1に等しいから、
ブロツク136は実際には省略できる。レジスタ
134の出力はブロツク137に与えられ、そこ
でsinθを掛けられる。実際にはこの掛算は桁送
りにより行われる。掛算後の値は加算ブロツク1
39に与えられ、そこでそれらの値が互いに加え
合わされてからレジスタ133に与えられる。同
様にして、レジスタ133の出力にはブロツク1
40においてcosθが掛けられ、レジスタ133
の出力にはブロツク141においてsinθが掛け
られ、これら2つの値は加算器143において加
え合わされてからレジスタ134に与えられる。
このように、更新の間にレジスタ133と134
の中の値が絶えず大きくされて、状態変数の最良
の見積値を与える。新しいy1入力が得られると、
その入力は加算器149に加えられ、そこでレジ
スタ133内の値が差し引かれる。これは更新さ
れた値であり、特定のハードウエア構成により加
算器139またはレジスタ133から与えること
ができる。また、その新しい入力はレジスタ13
5に貯えられている値も差し引かれる。これによ
り第3図のブロツク65に示す値Y−HXが発生
される。この値は次に3つの掛算器151,15
3,155に与えられる。これらの掛算器におい
て上記の値にはK1、K2、K3で示されるカルマン
利得が乗ぜられる。前記したように、これらのカ
ルマン利得は一定にできる。なるべくならそれら
の利得は、掛算器151,152,153で行わ
れる掛算が桁送りによる簡単なやり方で行うこと
ができるように、2のべきにする。この場合には
掛算器151,153,155はレジスタとする
ことができる。これらの掛算器の出力は次に加算
器157,159,161においてX^、X^
X^の見積られた値にそれぞれ加え合わされて、
最終的に更新された値を与える。このことは第3
図のブロツク65の第2式に対応する。これらの
出力は次にレジスタ133,134,135の内
容を更新させるために使用され、第7図のデジタ
ルコンピユータ125への出力としても与えられ
る。第8図に示す動作は使用するハードウエアを
少くし、しかも必要な動作速度を得るためになる
べく直列演算で構成する。 第9図は第8図に示す装置に関連する制御装置
をブロツク図で示す。ローテータ131はコレク
タブロツク165で示されている第8図に示す計
算ハードウエアの残りとともに示されている。新
しいデータが第8図に示すレジスタにロードされ
ると、クロツク167はそのレジスタに入力を与
えて、前記したようにベクトル回転を行わせる。
この回転はライン169上のy1割込みで示される
ように新しいy1の値が得られる。途中で回転計算
の中断を避けるために、クロツク出力がこの計算
が終つたことを示すまではそれ以上何も行われな
い。それからライン171を介してアンドゲート
群173,174,195に入力が与えられ、新
しい出力がライン176に与えられる。これらの
信号に応答してローテータ131内の値がコレク
タ165に入れられ、そこで第8図を参照して説
明した加算と掛算が行われ、新しい値がローテー
タ131に直ちに帰還されて、ローテータ131
内のレジスタの内容を更新する。それからクロツ
ク167の出力に応じて回転が続けられる。 以上、カルマン液技術を使用する改良したデ
ジタルタカン装置を詳細に説明したが、以下に本
発明の主な実施の態様を要約して烈挙する。 1 特許請求の範囲の第2項に記載の装置におい
て、前記第1カルマンフイルタと前記計算装置
とはプログラム式デジタルコンピユータを構成
し、前記第2カルマンフイルタはカルマン式を
実施するために相互接続される計算回路を構成
してなる装置。 2 特許請求の範囲の第2項に記載の装置におい
て、距離を測定する装置を更に含んでなる装
置。 3 態様2に記載の装置において、距離を計算す
る前記装置は送信アンテナと、この送信アンテ
ナから複数の質問パルスを送信する装置と、取
得装置と、トラツキング装置とを計備え、前記
取得装置は、各パルスの到達時刻を入力として
受け、質問後に受けた各パルスの指示を到達時
刻を表す距離に対応するビンに貯える装置と、
所定数の質問パルス後に各ビンに貯えられてい
る指示の数を所定の値と比較し、大部分のエン
トリーを有するビンに関連する距離を粗距離値
として選択し、その距離値を出力として与える
装置とを備え、前記トラツキング装置は初期値
入力として前記粗距離を有する第3カルマンフ
イルタを備え、かつ見積つた距離プラスマイナ
ス所定許容誤差に対応する各質問後に受けるパ
ルスの到達時刻の指示と受け、これらの受けた
到達時刻を用いて現在の距離見積値を維持する
装置を含んでなる装置。 4 態様3に記載の装置において、前記第3カル
マンフイルタの共変を所定値と比較し、その値
より大きい時に再取得の必要を示す出力を発生
する装置を更に含んでなる装置。 5 特許請求の範囲の第1項に記載の方法におい
て、前記タカン局までの距離も、最大距離を増
分に分割し、各増分に距離ビンを割当てる過程
と、送信中に各受信パルスの到達時刻を用いて
その到達時刻に対する距離に対応するビンを増
加させる過程と、所定数の質問パルスが送信さ
れた後でピンを検査し、見積られた距離として
大部分のエントリイを有する一つを選択する過
程と、質問速度を低下させる過程と、前記見積
られた距離を第3カルマンフイルタ内の初期値
として次の質問パルスからの応答とともに用い
て、現在の距離見積りを維持する過程とを備え
てなる方法。 6 態様5に記載の方法において、距離がビンの
間に落ちた時の問題を避けるために以前のビン
に重畳する付加的なW個のビンを与えることを
含む方法。 7 特許請求の範囲の第2項に記載の受信機にお
いて、変化するパルスを送信する装置と、距離
を計算する装置とを含んでなる受信機。 8 態様7に記載の受信機において、距離を計算
するための前記装置は取得装置と、トラツキン
グ装置とを備え、前記取得装置は、各パルスの
到達時刻を入力として受け、到達時刻を表す距
離に対応するビン内の質問後に受けた各パルス
の指示を貯える装置と、所定数の質問パルス後
に、各ビンに貯えられている指示の数を所定の
値と比較し、大部分のエントリイを粗距離値と
して有するビンに関連する距離を選択し、前記
距離値を出力として与える装置とを備え、前記
トラツキング装置は初期入力として前記粗距離
を有する第3カルマンフイルタを備え、かつ見
積られた距離プラスマイナス所定許容値に対応
する各質問後に受けるパルスの到達時刻の指示
を受けて、その到達時刻を現在の距離見積値を
維持するために使用する装置を含んでなる受信
機。 附 録 基準位相トラツカ 装置モデル 基準位相トラツカ用の装置および観測モデルを
第10図に示す。この図でt1は受信したi番目の
基準位相パルスの到達時刻、U1,U2,vは装置
ノイズおよび観測ノイズ(一定変化を示す。選択
した任意の値に対して周波数ωおよび位相θの最
良の見積値ω^、θ^を得たいものとする。
【式】Y=HX、H=〔01〕、
【式】 v=〔v〕 とおくと、上記モデル X〓=U1、X〓=X1+U2、y=X2+v X1(t2)=∫0t2U1dt=X1(t1)+∫t1t2U1dt X2(t2)=X2(t1)+∫t1 t 2(X1+U2)dt =X2(t1)+∫t1 t2+X1dt +∫t1 t2t1 t2U1dt2+∫t1 t2U2dt ここでΔt(t1)〓t2−t1と定義する。この時間
間隔Δtの間に X1=X1(t1)=一定 U1=U1(t1)=一定 U2=U2(t2)=一定 であるようにΔtが十分に小さい(しかし一定で
はない)と仮定すると、 X1(t2)=X1(t1)+U1(t1)Δt(t1) X2(t2)=X2(t1)+X1(t1)Δt(t1) +U1(t1)Δ2t(t1)+U2(t1)Δt(t1) これから、 X(N+1)=φ(N){×(N) +(U(N)Δt(N)} ここに
【表】 観測更新 X^n+=X^n−+Kn(Yn−HX^n−)(カル
マンフイルタ式)ここに添字の−と+はカルマン
更新の直前と直後の値を示す。 ここに Kn=Pn−H1(HP−H1+R)-1(カルマン利
得) P〓Xの共変マトリツクス R〓変化(v)=〔δ〕=一定 i=1の時の最初の観測について考えてみる
と、 Y=〔y〕=2π また、 であるから、 X^n=X^n−+Kn(2π−θ^n−) または 各測定更新の後でθが連続的に大きくならない
ようにするために、2πを引くたびにθo+をリセ
ツトする。すなわち、θo+=θo+−2πにセツト
する。この式はこの記号は「等しいこと」を意味
するのではなく、置換を意味する。 ここでδo〓θ^o-−2πを定義する。これは予
測誤差角度、すなわち、更新に先立つ時間に対す
る予測された角度マイナス最後の測定値である。
そうすると、 または この後の任意の時刻に対しては、 X^(to+Δt)=φ(Δt)X^(to) P^(to+Δt)=Φ(Δt)P^(to+)ΦT(Δ
t) +Q(Δt) ここに 附 録 方位信号トラツカ 装置モデル 第11図は方位信号トラツカに対する受信信号
を示す。 y=Asinωt+Bcosωt+Esin9ωt +Fcos9ωt+D X1=Asinωt+Bcosωt、 X2=Acosωt−Bsinωt とすると、 X〓=ωAcosωt−ωBsinωt X〓=−ωAsinωt−ωBcosωt となるから、 X〓=ωX2、X〓=−ωX1 である。また、 X3=Esin9ωt+Fcos9ωt X4=Ecos9ωt−Fsin9ωt とすると X〓=9ω(Ecos9ωt−Fsin9ωt) X〓=9ω(Esin9ωt−Fcos9ωt) であるから X〓=9ωX4;X〓=−9ωX3 となる。更に、 X5=D X〓=O(ランダムウオーク定数) とする。 ここでωは基準トラツカから知られているゆる
やかに変化する値であると仮定する。従つて、第
12図に示す特有のノイズを有する装置モデルは
次のように表すことができる。 X〓=ωX2+U1 X〓=−ωX1+U2 X〓=9ωX4+U3 X〓=−9ωX3+U4 X〓=O+U5 y=X1+X3+X5+v 遷移マトリツクスの誘導 X1、X2はX3、X4、X5とは独立しているからま
ずX1とX2についてだけ考えると次のようにな
る。 従つて、 X(t2)=eA(t 2 -t 1 )X(t1)=Φ(t2−t1)×(t1) =Φ(Δt)×(t1) となる。他の手段で級数展開することにより であることを示すことができる。また、ωΔt≪
1、すなわち小さな角度または回転に対して となる。同様に、X3、X4に対しては (≒はωΔt≪1/9の時には良い近似である) となる。 完全な遷移マトリツクスは となる。 U=U(ti)と仮定すると、すなわち、Δtに
対するノイズベクトル定数を仮定すると、小さな
ωΔtに対して、 X(t2)=Φ(Δt)×(t)+(Δt)U カルマン公式の応用 qi=変化(Ui)=定数(装置ノイズ)(i=
1.5)とすると、 となる。また、 R〓Δt〔r〕 r=定数 H=〔10101〕、Y=HXであることにも注意された
い。 そうすると適用可能な公式は次の通りである。
【表】 〓 〓 〓
時間更新〓 Xo+1〓ΦXo+

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タカン局により送信されたタカンパルスを受
    信する過程と、 各パルスの到達時刻とその振幅を決定する過程
    と、 各基準パルスの到達時刻を決定する過程と、 前記基準パルスの到達時刻から送信された信号
    の見積られた周波数と位相を第1カルマンフイル
    タで計算する過程と、 周波数と振幅および見積られた周波数とから方
    位信号の状態変数の見積りを第2カルマンフイル
    タで計算する過程と、 前記状態変数と前記見積られた位相から送信局
    に対する受信機の方位を計算する過程と を有することを特徴とするタカン方位を決定する
    方法。 2 (a) アンテナと、 (b) このアンテナに結合されるRFおよび検波器
    段と、 (c) このRFおよび検波器段の出力を入力として
    受ける整合フイルタと、 (d) このフイルタの出力端子に結合され、各信号
    パルスの到達時刻を検出してそれを示す出力を
    与える信号パルス到達時刻検出装置と、 (e) 各信号パルスの振幅を検出してそれを示す出
    力を与える信号パルス振幅検出装置と、 (f) 前記フイルタの出力端子に結合され、基準パ
    ルスの到達時刻を検出し、それを示す出力を与
    える基準パルス到達時刻検出装置と、 (g) 第1のカルマンフイルタを実行するようプロ
    グラムされたデジタル計算機と、このデジタル
    計算機に接続され送信局の方位を計算するため
    第2のカルマンフイルタを実行する特殊目的の
    計算回路とを有し、前記信号パルス到達時刻検
    出手段と前記信号パルス振幅検出手段と前記基
    準パルス到達時刻検出手段の出力を入力として
    受け、 (1) 記基準パルスの到達時刻から、前記第1の
    カルマンフイルタを用いて送信信号の見積ら
    れた周波数と位相を計算し、 (2) 周波数と、振幅と、見積られた周波数とか
    ら、前記第2のカルマンフイルタを用いて方
    位信号の状態変数の見積値を計算し、 (3) 前記状態変数と見積られた位相とから、送
    信局に対する受信局の方位を計算する ようにプログラムされたデイジタル計算装置と を備えたことを特徴とするタカン方位を決定する
    装置。
JP50041744A 1974-04-05 1975-04-05 Expired JPS6134105B2 (ja)

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