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JPS6133015B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6133015B2
JPS6133015B2 JP10574078A JP10574078A JPS6133015B2 JP S6133015 B2 JPS6133015 B2 JP S6133015B2 JP 10574078 A JP10574078 A JP 10574078A JP 10574078 A JP10574078 A JP 10574078A JP S6133015 B2 JPS6133015 B2 JP S6133015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terephthalic acid
cake
heel
slurry
acetic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10574078A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS5533421A (en
Inventor
Ichiro Harada
Juji Kadowaki
Setsuo Hirai
Tetsuo Mizukami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP10574078A priority Critical patent/JPS5533421A/en
Publication of JPS5533421A publication Critical patent/JPS5533421A/en
Publication of JPS6133015B2 publication Critical patent/JPS6133015B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明はテレフタル酸結晶を含むスラリー液を
遠心分離してテレフタル酸の結晶を得る方法に関
する。 従来、ポリエステル繊維はテレフタル酸ジメチ
ルとエチレングリコールから製造されていたが、
近年テレフタル酸とエチレングリコールから得る
いわゆる直接重合法が、製品コストの低減のため
に行われる様になつてきた。直接重合可能な高純
度テレフタル酸は一旦得られた粗テレフタル酸を
精製などの後処理を行うことにより得られている
が、これら精製などの後処理を行う場合、工程の
複雑さなどの点で経費が多大となり、テレフタル
酸の価格自体が高くなるため、結局直接重合法を
用いるメリツトが半減する。従つて精製などの後
処理を行わず単にパラキシレンを酸化し、得られ
た反応生成物を固液分離しただけで得られ、且つ
直接重合用として使用できる高純度テレフタル酸
の製造方法が求められ、研究されている。直接重
合用テレフタル酸の品質として、テレフタル酸中
に含まれる金属分がポリエステル繊維としての品
質をきめる因子となり、金属分は出来るだけ少な
く且つ一定であることが必要である。 精製工程などの後処理を行わず、直接重合可能
な高純度テレフタル酸を製造する場合、パラキシ
レンの酸化に用いた重金属触媒やプラントの腐食
により系に入つてくる金属分が固液分離したテレ
フタル酸に含まれてくる。この金属分を除去する
ために従来は反応後のテレフタル酸スラリーを固
液分離し、得られたケーキに更に溶媒を添加して
スラリー化し、再び固液分離する操作を2〜数回
くり返して行う必要があつた。この様に何回も固
液分離、再スラリー化の工程をくり返すことは、
プラントを複雑にしプラントの建設費も多大とな
り且つその操作も複雑となり非常に不利である。 スラリー溶液を遠心力により母液と結晶に分離
する方法は、遠心分離機のバスケツトへのスラリ
ー供給、遠心力による母液の分離、溶媒による洗
浄、バスケツト内壁に付着したケーキのナイフエ
ツジによる掻き取りの操作をくり返す回分式遠心
分離の方法と、遠心分離機にスラリー液を供給し
ながら同時に母液とケーキを連続的に取り出す連
続式遠心分離の方法があるが、本発明は回分式遠
心分離の方法に適用し、何回も固液分離、再スラ
リー化の工程をくり返すことなく得られるテレフ
タル酸に含まれる金属分を出来るだけ少なく且つ
一定にする方法を提供するものである。 回分式遠心分離方法は、バスケツト内壁に付着
したケーキをナイフエツジによつて掻き取る操作
がくり返され、ナイフエツジによるケーキの掻き
取りは遠心分離機のバスケツトの直径方向の横ぶ
れを考慮するとケーキを完全に掻き取ることは出
来ず、バスケツト内壁に設置した材をナイフエ
ツジで損傷することを避ける為に材上に若干の
ケーキを残して(この残つたケーキをヒールとい
う)次のスラリー供給工程へ移るのが通常であ
る。 この残したケーキは材の保護だけでなく、テ
レフタル酸の固液分離においてはこの残つたケー
キによつてテレフタル酸のスラリーの過を行い
これによつてテレフタル酸の粒子の洩れを減らす
働きをも有している。しかしながら、かかる工程
を繰り返してテレフタル酸の結晶の遠心過を行
うときは、ヒールの過抵抗に経時変化が生じ、
スラリー母液の振切れ速度が次第に悪化する現象
が認められる。この為振切れが悪化すると、この
ヒールをアルカリによつて洗浄して回復させる。
このアルカリによるヒールの洗浄の周期を延長さ
せる為に、テレフタル酸結晶のスラリー溶液を遠
心分離しテレフタル酸のケーキを掻きとる際に、
ヒールの厚さを周期的に変化させる方法が提案さ
れている。この方法を用いると母液の振切性が悪
化する時間が延長され、アルカリ洗浄の周期は2
時間〜4時間すなわち、60サイクル程度にするこ
とが可能であるが、テレフタル酸中の金属分はか
なり多く残り、固液分離1回だけでは、金属分が
多すぎ且つ金属分の変動が大きいため、直接重合
用テレフタル酸として到底使用できない。アルカ
リ洗浄の周期を短かくすることによりテレフタル
酸の金属分を少なくすることも可能であるが、遠
心分離機の能力が落ちるため実用的ではなく、ま
たアルカリ洗浄によるアルカリによつてテレフタ
ル酸中の金属分が上昇するという欠点を併う。 本発明者らは、パラキシレンの酸化に用いた重
金属触媒やプラントの腐食により反応系に入つて
くる金属分を簡単な一回だけの固液分離により直
接重合に使用し得る高純度テレフタル酸を得る方
法について鋭意検討した結果、次の知見を得た。
すなわち、テレフタル酸粒子の内部への金属抱え
込み量は、反応に使われる触媒の濃度によつて若
干は異なるが、いずれにしても非常に少なく、テ
レフタル酸中に金属分が多くなる原因のほとんど
は、金属分を含んだ液がテレフタル酸に残る場合
とテレフタル酸の極く表面に金属分が吸着する場
合の2点であることがわかつた。 即ち、固液分離操作でテレフタル酸中の金属分
を少なくする為に最も大切なことは、「金属を含
んだ液を完全に除くこと」と「ケーキ表面に吸着
した金属分をできるだけ除くこと」であることが
わかつた。 酢酸リンス、すなわち固液分離したケーキに酢
酸を添加してケーキを洗浄すること、のできない
遠心分離機では、どうしてもケーキ側に3〜10%
の母液が残つてくる。母液には金属分が0.1〜1
%程度もあるので、単なる固液分離ではテレフタ
ル酸中の金属分を数ppm程度にすることができ
ない。 ケーキ表面に吸着した金属分をできるだけ除く
方法としては、特開昭52−133940号公報に示され
ているように、固液分離したケーキに、充分加熱
された酢酸をふりかける方法が挙げられる。しか
しながら、この方法を用いた場合であつてもケー
キから充分に反応母液が除去されていなければ効
果は必ずしも充分とは言えない。 本発明の目的は、ヒールの過抵抗に経時変化
が生じないようにすることにより金属分を含んだ
液を完全にテレフタル酸のケーキから除くことに
ある。 この目的は、テレフタル酸結晶含有スラリー液
を回分式遠心分離機を用いて過して母液を分離
し、得られたテレフタル酸ケーキを掻き取る操作
を繰り返し行う遠心分離方法において、掻き取り
残りの厚さを徐々に薄くしていくことにより達成
され、さらにテレフタル酸のケーキを掻き取るに
先立つて、該ケーキに酢酸をふりかけ、ふりかけ
た酢酸を遠心分離によりケーキより除去すること
により、一層テレフタル酸より金属分を除去する
ことができる。また、ヒールの厚さを薄くする際
に、薄くする程度を前回薄くした程度より大きく
することにより、ヒールの過抵抗をより一層一
定化することができ、一定純度のテレフタル酸を
得ることが可能となる。以下本発明について詳し
く説明する。 本発明の方法は、テレフタル酸のスラリー液を
回分式遠心分離機、好ましくは酢酸リンスを行う
ことのできる回分式遠心分離機を使つて固液分離
する際に、材上に若干残したケーキ(ヒール)
の厚さを変更することによつて行われる。このヒ
ールの厚さはテレフタル酸の場合、通常3mmから
15mm程度が使われている。薄い程過性が良く、
厚いと早く過性が悪くなる。また、ヒールの厚
さを一定にしておくと、過性が急激に悪下す
る。たとえば、同一のヒールの厚さで遠心分離し
ていると、20サイクル位から過性は悪化し60サ
イクルでは固液分離が出来なくなる。したがつて
本発明においては20サイクル程度ごとに新しいヒ
ール面を使う様にヒールの厚さを変更するのが好
ましい。ヒールの厚さが前より厚くなる場合は、
テレフタル酸中の金属分は高くなつてしまう。し
たがつて逐次ヒールの厚さを薄くする方法によつ
て、過性の良い状態を続ける事が出来る。しか
しながら、新しく生成したヒールを最初から薄く
すると、最初の過性は非常に良いが、早くヒー
ルが薄くなつて、結局最初から最後迄の合計サイ
クル数が少なくなるので、最初のヒールの厚さを
許す限り厚くする事が望ましく、従来の15mm程度
より厚く、18mm〜25mm程度までが良い。厚すぎる
と1サイクルにおけるテレフタル酸の掻き取り量
が減少して遠心分離機の能力が低下する。また新
しく生成したヒールは最初のうち過性が良いの
でサイクル数を延期する方法も考えられるが、ヒ
ールを薄くした時の過性が悪化するため、最初
から最後迄の合計サイクル数は少なくなる。 結局過性を常に良い状態で一定にし、その時
間を長くする為にはヒールの厚さを一定時間ごと
に薄くするのが好ましい。最初は薄くする程度を
少なく、逐次薄くする程度を大きくしてやる事が
前述したように望ましい。薄くする頻度は、連続
的に機械的装置によつて行う事も出来るが、5段
階〜15段階に分けて機械によつて自動的に変更さ
せることも出来るし、手動操作で変更することも
出来る。 酢酸リンスを採用する場合、リンスに用いられ
る酢酸量は、通常、ケーキのテレフタル酸量に対
して0.5〜4重量倍である。 従来方法を用いた場合には、得られるテレフタ
ル酸に含まれている金属分はばらつきが大きく、
60サイクル程度以上は固液分離さえも難しくなつ
ていたが、本発明の方法によつて120サイクル程
度まで安定してテレフタル酸中の金属は少なくす
ることができ、また従来バスケツトを2〜4時間
毎にアルカリで洗浄し、且つ分離されたテレフタ
ル酸中の金属分が多かつたが、本発明によつてア
ルカリによる洗浄は6〜10時間に延長でき且つ酢
酸リンスを採用することにより、直接重合用のテ
レフタル酸として使用可能な金属分に達成でき
る。 本発明の方法はパラキシレンを酢酸溶媒中で重
金属及び臭素化合物を触媒として液相空気酸化し
て得られるテレフタル酸の酢酸スラリーに適用で
きるが、この目的から考えて高純度テレフタル酸
を固液分離する場合に適用するのが効果的であ
る。 以下、実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1 テレフタル酸(テレフタル酸の中心粒径150
μ)30%を含む酢酸スラリー(金属濃度0.5%を
含む)280Kgを自動回分遠心分離機に40秒でフイ
ードし遠心分離40秒で母液をふり切り、その後3
%の水を含む105℃の酢酸120Kg(テレフタル酸に
対して1.5倍)を20秒間供給して洗浄し再びその
液を50秒ふり切つた後5秒間でそのケークをかき
とつた。この操作を繰り返す。この方法において
最初はヒールの厚さを18mmで掻き取る様に操作し
サイクル数と共にヒールの厚さを逐次薄くし、且
つ薄くする程度を逐次大きくしたところ、表1の
様になり、金属分は2ppmで安定した。120サイ
クルでアルカリ洗浄を行い再び1サイクルから繰
り返すことによりテレフタル酸のメタル分の連続
的に安定したものを得た。
The present invention relates to a method for obtaining terephthalic acid crystals by centrifuging a slurry liquid containing terephthalic acid crystals. Traditionally, polyester fibers were made from dimethyl terephthalate and ethylene glycol;
In recent years, so-called direct polymerization of terephthalic acid and ethylene glycol has been used to reduce product costs. High-purity terephthalic acid, which can be directly polymerized, is obtained by post-processing the crude terephthalic acid, such as purification. Since the cost becomes large and the price of terephthalic acid itself becomes high, the merits of using the direct polymerization method are ultimately halved. Therefore, there is a need for a method for producing high-purity terephthalic acid, which can be obtained by simply oxidizing paraxylene without performing any post-treatment such as purification, and then subjecting the resulting reaction product to solid-liquid separation, and which can be used directly for polymerization. , has been studied. Regarding the quality of terephthalic acid for direct polymerization, the metal content contained in terephthalic acid is a factor that determines the quality as a polyester fiber, and it is necessary that the metal content be as low as possible and constant. When producing high-purity terephthalic acid that can be directly polymerized without post-processing such as a purification process, terephthalic acid is produced by solid-liquid separation of metals that enter the system due to the heavy metal catalyst used for oxidizing paraxylene or corrosion of the plant. It is included in acid. In order to remove this metal content, conventionally the terephthalic acid slurry after the reaction is subjected to solid-liquid separation, a solvent is further added to the resulting cake to form a slurry, and solid-liquid separation is repeated two to several times. The need arose. Repeating the solid-liquid separation and re-slurry process many times like this
This is very disadvantageous because it complicates the plant, increases the construction cost of the plant, and complicates its operation. The method of separating a slurry solution into a mother liquor and crystals by centrifugal force involves the following operations: supplying the slurry to a basket of a centrifuge, separating the mother liquor by centrifugal force, washing with a solvent, and scraping off cake adhering to the inner wall of the basket with a knife edge. There are two types of centrifugation methods: a repeating batch centrifugation method and a continuous centrifugation method where a slurry is supplied to a centrifuge while simultaneously taking out the mother liquor and cake continuously.The present invention is applicable to the batch centrifugation method. However, the present invention provides a method for keeping the metal content contained in terephthalic acid as low as possible and constant, without repeating the steps of solid-liquid separation and re-slurrying many times. In the batch centrifugation method, the cake adhering to the inner wall of the basket is repeatedly scraped off using a knife edge. In order to avoid damaging the material placed on the inner wall of the basket with the knife edge, a small amount of cake is left on the material (this remaining cake is called a heel) before moving on to the next slurry supply process. is normal. This remaining cake not only protects the material, but also serves to filter the terephthalic acid slurry during solid-liquid separation of terephthalic acid, thereby reducing the leakage of terephthalic acid particles. have. However, when repeating this process to centrifuge terephthalic acid crystals, the heel resistance changes over time.
A phenomenon in which the shaking-off speed of the slurry mother liquor gradually worsens is observed. For this reason, when swinging becomes worse, the heel is washed with alkali to recover.
In order to extend the cycle of heel cleaning with alkali, when the slurry solution of terephthalic acid crystals is centrifuged and the terephthalic acid cake is scraped off,
A method of periodically changing the heel thickness has been proposed. Using this method, the time during which the shaking properties of the mother liquor deteriorate is extended, and the cycle of alkaline washing is reduced to 2.
4 hours, that is, about 60 cycles, but a considerable amount of metal remains in the terephthalic acid, and solid-liquid separation alone is too much and the metal content fluctuates greatly. , cannot be used as terephthalic acid for direct polymerization. It is possible to reduce the metal content in terephthalic acid by shortening the cycle of alkali washing, but this is not practical as it reduces the capacity of the centrifuge, and the alkali from the alkali washing reduces the metal content in terephthalic acid. It also has the disadvantage of increasing metal content. The present inventors have developed high-purity terephthalic acid that can be used directly in polymerization by simple solid-liquid separation to remove metals that enter the reaction system due to corrosion of heavy metal catalysts and plants used in the oxidation of para-xylene. As a result of intensive study on how to obtain this information, we obtained the following knowledge.
In other words, the amount of metal held inside the terephthalic acid particles varies slightly depending on the concentration of the catalyst used in the reaction, but in any case it is very small, and most of the reasons why the metal content increases in terephthalic acid are It was found that there are two cases: when the liquid containing the metal remains in the terephthalic acid, and when the metal is adsorbed on the very surface of the terephthalic acid. In other words, in order to reduce the metal content in terephthalic acid through solid-liquid separation, the most important things are to ``completely remove the metal-containing liquid'' and ``remove as much metal as possible adsorbed on the cake surface.'' It turns out that it is. Centrifugal separators that cannot perform acetic acid rinsing, that is, washing the cake by adding acetic acid to the solid-liquid separated cake, inevitably contain 3 to 10% of the cake on the cake side.
The mother liquor remains. The metal content in the mother liquor is 0.1-1
%, it is not possible to reduce the metal content in terephthalic acid to a few ppm by simple solid-liquid separation. As a method for removing as much metal as possible adsorbed on the surface of the cake, there is a method of sprinkling sufficiently heated acetic acid onto the solid-liquid separated cake, as shown in JP-A-52-133940. However, even when this method is used, the effect is not necessarily sufficient unless the reaction mother liquor is sufficiently removed from the cake. An object of the present invention is to completely remove metal-containing liquid from the terephthalic acid cake by preventing the over-resistance of the heel from changing over time. The purpose of this is to use a centrifugal separation method in which a slurry containing terephthalic acid crystals is passed through a batch centrifuge to separate the mother liquor, and the resulting terephthalic acid cake is repeatedly scraped off. This is achieved by gradually thinning the terephthalic acid cake, and prior to scraping the terephthalic acid cake, the cake is sprinkled with acetic acid, and the sprinkled acetic acid is removed from the cake by centrifugation. Metal content can be removed. Additionally, when thinning the heel, by making the heel thinner to a greater extent than the previous thinning, the overresistance of the heel can be made even more constant, making it possible to obtain terephthalic acid with a constant purity. becomes. The present invention will be explained in detail below. In the method of the present invention, a slight cake ( Heel)
This is done by changing the thickness of the In the case of terephthalic acid, the thickness of this heel is usually from 3 mm.
Approximately 15mm is used. The thinner the material, the better the processability.
The thicker it is, the faster the hypersensitivity will worsen. Furthermore, if the heel thickness is kept constant, hypersensitivity deteriorates rapidly. For example, if centrifugation is performed with the same heel thickness, the transient properties will worsen after about 20 cycles, and solid-liquid separation will no longer be possible after 60 cycles. Therefore, in the present invention, it is preferable to change the heel thickness so that a new heel surface is used every 20 cycles or so. If the heel is thicker than before,
The metal content in terephthalic acid becomes high. Therefore, by successively decreasing the thickness of the heel, it is possible to maintain a good state of hyperactivity. However, if the newly generated heel is made thinner from the beginning, the initial hyperactivity is very good, but the heel becomes thinner quickly and the total number of cycles from the beginning to the end becomes smaller. It is desirable to make it as thick as possible; it is thicker than the conventional 15 mm, and preferably from 18 mm to 25 mm. If it is too thick, the amount of terephthalic acid scraped off in one cycle will decrease and the performance of the centrifugal separator will decrease. Furthermore, since the newly generated heel has good hypersensitivity at the beginning, a method of postponing the number of cycles can be considered, but since the hyperactivity worsens when the heel is made thinner, the total number of cycles from the beginning to the end becomes smaller. After all, in order to keep the hypersensitivity constant at a good level and extend the period, it is preferable to reduce the thickness of the heel at regular intervals. As mentioned above, it is desirable to reduce the amount of thinning at first and gradually increase the amount of thinning. The frequency of thinning can be done continuously by a mechanical device, but it can also be changed automatically by a machine in 5 to 15 steps, or it can be changed manually. . When acetic acid rinsing is employed, the amount of acetic acid used for rinsing is usually 0.5 to 4 times the amount of terephthalic acid in the cake by weight. When using the conventional method, the metal content in the obtained terephthalic acid varies widely;
Even solid-liquid separation has become difficult after about 60 cycles, but the method of the present invention can stably reduce the amount of metal in terephthalic acid up to about 120 cycles. However, with the present invention, the alkali washing can be extended to 6 to 10 hours, and by using acetic acid rinsing, direct polymerization is possible. A metal content that can be used as terephthalic acid can be achieved. The method of the present invention can be applied to an acetic acid slurry of terephthalic acid obtained by liquid phase air oxidation of paraxylene in an acetic acid solvent using a heavy metal and a bromine compound as a catalyst. It is effective to apply it when The present invention will be explained below with reference to Examples. Example 1 Terephthalic acid (center particle size of terephthalic acid 150
μ) Feed 280 kg of acetic acid slurry containing 30% (containing metal concentration 0.5%) into an automatic batch centrifuge for 40 seconds, shake off the mother liquor after centrifugation for 40 seconds, and then
120 kg of acetic acid (1.5 times the amount of terephthalic acid) at 105° C. containing 50% water was supplied for 20 seconds for washing, the liquid was shaken off again for 50 seconds, and the cake was scraped off for 5 seconds. Repeat this operation. In this method, the thickness of the heel was initially scraped off to 18 mm, and the thickness of the heel was gradually thinned with the number of cycles, and the degree of thinning was gradually increased, as shown in Table 1, and the metal content was Stable at 2ppm. By carrying out alkaline cleaning for 120 cycles and repeating it again from the 1st cycle, a continuously stable metal component of terephthalic acid was obtained.

【表】 比較例 1 ヒールの厚さを変更しない以外実施例1と同様
に操作した結果表2に示す通りで、40サイクル以
上では金属分もあがり、60サイクルを越えると固
液分離が出来なくなつた。アルカリ洗浄を行い再
び1サイクルから繰り返したのでテレフタル酸の
金属分が変動しメタル分は多くなつた。
[Table] Comparative Example 1 The same procedure as in Example 1 was performed except that the heel thickness was not changed. The results are shown in Table 2. After 40 cycles, the metal content increased, and after 60 cycles, solid-liquid separation was no longer possible. Summer. Since the alkaline cleaning was performed and the first cycle was repeated again, the metal content of the terephthalic acid changed and increased.

【表】 実施例 2 ヒールの厚さの変更を等間隔で薄くする以外実
施例1と同様にした結果、表3に示す様であり最
初のうちは良好であるが次第に金属分は上昇す
る。120サイクル後アルカリ洗浄して1サイクル
から繰り返したが、アルカリ洗浄前に金属分は上
昇する。
[Table] Example 2 The heel thickness was changed in the same manner as in Example 1 except that it was made thinner at equal intervals. The results are shown in Table 3, and although the results are good at first, the metal content gradually increases. After 120 cycles, alkaline cleaning was performed and the process was repeated from the 1st cycle, but the metal content increased before the alkaline cleaning.

【表】 比較例 2 周期的にヒールの厚さを変更する以外実施例1
と同様に行つた結果表4に示す通りであつた。金
属分は多くなつた。
[Table] Comparative Example 2 Example 1 except for periodically changing the heel thickness
The results were as shown in Table 4. The metal content has increased.

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 テレフタル酸結晶含有スラリー液を回分式遠
心分離機を用いて過して母液を分離し、得られ
たテレフタル酸ケーキを掻き取る操作を繰り返し
行う遠心分離方法において、掻き取り残りの厚さ
を徐々に薄くしていくことを特徴とするテレフタ
ル酸結晶含有スラリー液の遠心分離法。 2 テレフタル酸ケーキを掻き取るに先立つて該
ケーキを酢酸をふりかけ、ふりかけた酢酸を遠心
分離によりケーキより除去する特許請求の範囲第
1項記載の遠心分離法。 3 掻き取り残りの厚さを薄くする際に、薄くす
る程度を前回薄くした程度よりも大きくする特許
請求の範囲第1項または第2項記載の遠心分離
法。 4 テレフタル酸結晶含有スラリー液が、パラキ
シレンを酢酸溶媒中で重金属触媒の存在下に酸素
含有ガスで酸化することにより得られる反応液で
ある特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
記載の遠心分離法。
[Scope of Claims] 1. In a centrifugal separation method in which a slurry containing terephthalic acid crystals is passed through a batch centrifuge to separate a mother liquor, and the resulting terephthalic acid cake is repeatedly scraped, A centrifugal separation method for a slurry liquid containing terephthalic acid crystals, which is characterized by gradually reducing the remaining thickness. 2. The centrifugal separation method according to claim 1, wherein the terephthalic acid cake is sprinkled with acetic acid before being scraped off, and the sprinkled acetic acid is removed from the cake by centrifugation. 3. The centrifugal separation method according to claim 1 or 2, wherein the thickness of the scraped residue is reduced to a greater extent than the previous reduction. 4. Claims 1, 2, or 3, wherein the terephthalic acid crystal-containing slurry liquid is a reaction liquid obtained by oxidizing paraxylene with an oxygen-containing gas in the presence of a heavy metal catalyst in an acetic acid solvent. Centrifugation method as described in section.
JP10574078A 1978-08-29 1978-08-29 Method of centrifuging slurry containing crystals of terephthalic acid Granted JPS5533421A (en)

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JPS5533421A JPS5533421A (en) 1980-03-08
JPS6133015B2 true JPS6133015B2 (en) 1986-07-31

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US7214760B2 (en) 2004-01-15 2007-05-08 Eastman Chemical Company Process for production of a carboxylic acid/diol mixture suitable for use in polyester production

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