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JPS6133007B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6133007B2
JPS6133007B2 JP56179085A JP17908581A JPS6133007B2 JP S6133007 B2 JPS6133007 B2 JP S6133007B2 JP 56179085 A JP56179085 A JP 56179085A JP 17908581 A JP17908581 A JP 17908581A JP S6133007 B2 JPS6133007 B2 JP S6133007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isdn
dissolving
granules
composition
slow
Prior art date
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Expired
Application number
JP56179085A
Other languages
English (en)
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JPS5883613A (ja
Inventor
Takeshi Nara
Tokuo Hatori
Hisashi Hayashi
Osamu Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Eiyo Ltd
Original Assignee
Toa Eiyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Eiyo Ltd filed Critical Toa Eiyo Ltd
Priority to JP17908581A priority Critical patent/JPS5883613A/ja
Publication of JPS5883613A publication Critical patent/JPS5883613A/ja
Publication of JPS6133007B2 publication Critical patent/JPS6133007B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は硝酸イソソルビトール(以下ISDNと
呼ぶ)の持続放出性製剤に関する。 持続放出性製剤の製造法に関しては従来多くの
方法が知られている。しかし製剤に含まれる主薬
はその性質によつて消化管内における溶解性、吸
収部位などが異なるため各々の薬物に必要とされ
る血中濃度曲線を得るためにはその薬物に最も適
した製剤設計を行う必要がある。 ISDNは労作性狭心症、心筋硬塞に伴う狭心症
などの治療薬として、広く使用されているが、
ISDNの肝における初回通過効果が大きいため、
従来の製剤では経口剤投与後15分で最高血中濃度
を示し、約4時間で血液中から消失してしまう。
このため頻回投与を必要とし、また一時的に
ISDNの血中濃度が極端に増加し、激しい頭痛、
急激な血圧下降などの副作用が生ずる。そこでこ
れらの副作用が少なく、かつ有効な血中濃度を長
時間持続する徐放性製剤の開発が望まれていた。 ISDNは融点(70℃)が低く、高温で気化し分
解しやすく、急速に加熱するか又は衝撃を与える
と爆発するおそれがあるので、その製剤化には特
に注意を要する。また、徐放性製剤を製造する場
合は溶媒として四塩化炭素、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素、ヘキサン、ベンゼン等の炭化
水素、低級アルコール、アセトンなどが常用され
ているが、環境汚染の問題を考慮せねばならな
い。 最近は、ISDN製剤に対して投与後直ちに有効
血中濃度に到達し、かつ長時間一定の有効血中濃
度を維持する製剤が望まれている。 従来からの各種方法により製造されたISDN持
続性製剤では、人に投与したとき崩壊せずに原形
を残したまま排泄されたり、ISDNの放出が一過
性となつたりして、持続効果が不充分であつた。
また、単にISDNの溶出を抑制し、その結果とし
て血中濃度を持続させたとしても投与後吸収が開
始するまでの時間がかかり血中濃度の上昇が遅く
なつたり、同一投与量の非持続性製剤と比べて吸
収率が著しく劣るという欠点がある。 本発明者らは、持続性ISDN製剤において従来
方法の欠点を除きISDNの放出を確実に調節する
ことができ、しかも製造の容易な製剤を得るため
種々検討した。その結果、ISDN、特定の合成高
分子物質及び硬化油及び/又はワツクス類(以下
脂質と呼ぶ)を必須成分とする遅溶性組成物と
ISDN含有速溶性組成物とを一定の比率で組合せ
ることにより、ISDNの放出速度が自由に調節で
きること及び人に投与したときの血中濃度の維持
が治療に適した製剤にできることを見出して、本
発明を完成した。 本発明は、速溶性硝酸イソソルビトール組成物
ならびに遅溶化成分としてエチルセルロース及
び/又はアクリル酸・メタアクリル酸エステル共
重合体と硬化油及び/又はワツクス類とを含有す
る遅溶性硝酸イソソルビトール組成物を、含量換
算重量比30:70〜60:40での範囲内で組合せて含
有し、遅溶性組成物の重量に対し、エチルセルロ
ース及び/又はアクリル酸・メタアクリル酸エス
テル共重合体の量が1〜20重量%、そして硬化油
及び/又はワツクス類の量が10〜50重量%で、か
つ両者の配合比率が1:1〜40であることを特徴
とする、硝酸イソソルビトール製剤である。 本発明の製剤は、疎水性物質として特定の合成
高分子物質及び脂質を用いた遅溶性組成物と速崩
壊性のない速溶性顆粒からなる組成物を一定の比
率で混合した製剤であつて、経口投与後謂腸内で
徐々に崩壊し、その後も顆粒の形でとどまり、薬
物を緩徐に放出する。また、水不溶性でかつ水浸
透性を有するフイルム形成性合成高分子物質と撥
水性を有する脂質とがISDNに適当に作用して、
ISDNの放出をコントロールする形態を有する新
規な薬学的調合剤である。 本発明の製剤は、2種の組成物すなわち、
ISDNを含有する速溶性組成物(粒状物A)と、
ISDN、合成高分子物質及び脂質を含有する遅溶
性組成物(粒状物B)を常法により混合し、打錠
して錠剤とするか、それぞれ別の層として打錠し
て多層錠又は有核錠とすることにより錠剤化する
ことができる。 本発明の製剤を製造するに際しては、まず粒状
物A及び粒状物Bを製造する。 粒状物AはISDNと経口投与剤に一般に使用さ
れる添加剤とを混合し、得られた混合物を造粒す
ることにより得られる。造粒法としては、押出造
粒法、破砕造粒法、転動造粒法、噴霧造粒法、流
動層造粒法、乾式造粒法等が用いられる。 粒状物Bは、ISDNに合成高分子物質及び脂質
を加えて混合したのち、練合・造粒した粒状物
(B−1)又はISDNを含有する小粒子を合成高分
子物質及び脂質の混合溶液で被覆した粒状物(B
−2)のいずれでもよく、この両者の混合物でも
よい。 粒状物(B−1)はISDN又はISDNと添加剤を
混合した粉末に、あらかじめ合成高分子物質と脂
質を溶媒に溶解した液状混合物を加え、撹拌練合
したのち造粒することにより得られる。造粒する
ためには、噴霧造粒装置や遠心流動造粒装置を用
いることもできる。しかし練合物の溶媒量を調節
したのち、操作が簡単で高価な装置を必要としな
い湿式造粒法によつて造粒し、次いで乾燥・整粒
することが好ましい。 粒状物(B−2)は粒状物(B−1)をコーチ
ングパンに入れ、合成高分子物質と脂質を有機溶
媒に溶解したのち、必要に応じ付着防止剤として
タルク等を懸濁した混合溶液で被覆することによ
り得られる。 合成高分子物質の量は粒状物Bの1〜20重量
%、好ましくは2〜10重量%である。脂質の量は
粒状物Bの10〜50重量%である。 溶媒量は合成高分子物質及び脂質を溶解できる
量でよい。 合成高分子物質と脂質の比率は1:1〜40、好
ましくは1:3〜20である。コーチング量は粒状
物Bの10重量%以下である。 本発明に用いられるエチルセルロース及びアク
リル酸・メタアクリル酸エステル共重合体は、エ
チルアルコールに可溶であつて、溶解性がPHに依
存しない。両者は混合物としても用いられる。エ
チルセルロースは20℃で5〜100cpsの粘度を有
するもの(エトキシ基含量44〜51重量%)、特に
25℃で50cpsの粘度を有するもの(エトキシ基含
量48〜49重量%)が好ましい。また、アクリル
酸・メタアクリル酸エステル共重合体としてはオ
イドラギツトリタード(オイドラギツトRL、オ
イドラギツトRS)が好ましい。 脂質として用いられる硬化油又はワツクス類
は、融点が50〜90℃でエタノールへの溶解性が高
いものが好ましい。硬化油は水素添加した植物性
油又は水素添加した動物性油である。ワツクス類
としては、パラフインワツクス、石油ワツクス、
ユタワツクス、モンタンワツクス等のミネラルワ
ツクス類、みつロウ、白みつロウ等の昆虫ワツク
ス、カルナウバロウ、木ロウ等の植物性ワツクス
が好ましい。これらは混合して用いることもでき
る。 添加剤としては、経口投与剤に一般に使用され
るもの、例えば賦形剤、可塑剤、結合剤、滑沢
剤、着色剤、矯味矯臭剤等が用いられる。賦形剤
としては例えば乳糖、殿粉、白糖、結晶セルロー
ス、タルク等、結合剤としては例えば殿粉、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、
ゼラチン等、滑沢剤としては例えばタルク、ステ
アリン酸マグネシウム、無水珪酸等が用いられ
る。 有機溶媒は、揮発性を有し、亜硝酸エステル誘
導体に対し非反応性のもので合成高分子物質及び
脂質を溶解する溶媒であればよい。これらの条件
に適合する溶媒としてはメチレンクロライド、ク
ロロホルム、メチルエチルケトン、アセトン、メ
チルアルコール、エチルアルコール等があげられ
る。毒性の少ないエチルアルコールが最も好まし
い。 次いで粒状物A及び粒状物Bを含量換算重量比
30:70〜60:40の割合で混合し、常法により圧縮
成形すると、本発明の製剤が得られる。 本発明の製剤は、粒状物Aと粒状物Bの比率を
変えることによつて、溶出速度及び持続時間を調
節することができる。また粒状物Aと粒状物Bの
含量換算重量比を30:70〜60:40とすることによ
り、投与後すばやく血中濃度が上昇し、しかも有
効血中濃度を長時間にわたり維持することができ
る。 さらに本発明の製剤は、粒状物の大きさ、調製
法、錠剤の硬度等の変動による放出速度の変化が
少なく、このため放出速度の再現性が極めてよい
ので大量生産にも適している。また粒状物の調製
から圧縮成形に至るまでの操作は、従来の製造装
置を用いて行うことができる。 実施例 1 (イ) 速溶性ISDN組成物の製法: ISDN200gに乳糖570g、コーンスターチ150
g及び結晶セルロース80gを加えて混合機でよ
く混合する。次いでメチルセルロース10gを蒸
留水に溶解した液を練合液として練合する。こ
れを造粒・乾燥・整粒して粒状物(粒度分布32
〜16メツシユ)とする。 (ロ) 遅溶性ISDN組成物の製法: ISDN200gに乳糖440g及び結晶セルロース
70gを加えて混合機でよく混合する。次いで温
エタノールにエチルセルロース40g及び硬化油
250gを溶解した液を加え撹拌練合する。 この練合物をペレツターで造粒したのち、乾
燥・整粒して粒状物(粒度分布32〜16メツシ
ユ)とする。 (ハ) 被覆組成物の製法: (ロ)で得られた粒状物900gをコーチングパン
に入れエチルセルロース5g、硬化油25g及び
エタノールからなるコーチング液でスプレーコ
ーチングする。 (ニ) 速溶性組成物と遅溶性組成物からなる持続性
製剤の製法: 各粒状物を第1表に示す含量換算重量比で混
合し、滑沢剤としてタルク及び無水珪酸を適量
加えて錠剤とする。
【表】 実施例 2 (イ) 遅溶性ISDN組成物の製法: 下記の成分を実施例1−(ロ)と同様に造粒する ISDN 200g 乳 糖 350g 結晶セルロース 70g エルチセルロース 30g 硬化油 150g タルク 100g カルナウバロウ 100g (ロ) 速溶性組成物と遅溶性組成物からなる持続性
製剤の製法: 実施例1−(イ)の速溶性組成物及び前記の遅溶
性組成物の等量を混合し、滑沢剤としてタルク
及びステアリン酸マグネシウムを適量加えて1
錠当りISDN20mgの錠剤(V)とする。 実施例 3 (イ) 速溶性ISDN組成物の製法: ISDN200gに乳糖565g、コーンスターチ150
g及び結晶セルロース70gを加え混合機でよく
混合する。次いでハイドロキシプロピルセルロ
ース15gを水−エタノールに溶解した液を加え
練合する。これを造粒・乾燥・整粒して粒状物
とする。 (ロ) 遅溶性ISDN組成物の製法: ISDN200gに乳糖450g及びタルク100gを加
え混合機でよく混合する。次いで温エタノール
にオイドラギツトRL−100を100g及び硬化油
150gを混合・溶解した液を加え撹拌練合す
る。この練合物をペレツターで造粒する。 (ハ) 被覆組成物の製法: (ロ)で得られた粒状物800gをコーチング装置
に入れ、エチルセルロース10g、硬化油30g、
カルナウバロウ10g及びタルク2.0gをエタノ
ールに溶解したコーチング液でコーチングす
る。 (ニ) 速溶性組成物と遅溶性組成物からなる持続性
製剤の製法: (イ)の速溶性組成物40部、(ロ)の遅溶性組成物20
部及び(ハ)の被覆組成物40部を混合し、滑沢剤と
してタルク及びステアリン酸マグネシウムの適
量を加えて1錠当りISDN20mgの錠剤()と
する。 試験例 1 日本薬局方に記載の崩壊試験器を用いて溶出試
験を行つた。ISDNを120mg含有する試料を均等に
補助筒に入れたのち、試験器を37℃の溶出液(第
1液)900ml中に浸漬し、毎分30往復の上下運動
をさせ、経時的に溶出液を採取してISDNの溶出
率を測定した。ISDNの定量は日本薬局方に記載
のISDN錠の定量法に従つた。その結果は第1図
に示すとおりである。図中,,及びは実
施例1、は実施例2、は実施例3の各製剤、
1−(イ)、1−(ロ)及び1−(ハ)はそれぞれ比較として
の実施例1の速溶性組成物、遅溶性組成物及び被
覆組成物を示す。 遅溶性組成物の比率が増大するにしたがつて持
続時間は延長される。しかし、溶出試験と血中濃
度測定結果の関係から、投与後すばやく血中濃度
が上昇し持続時間も長く保たれるISDN製剤とす
るには、第2図に示したようにT50(溶出率が50
%に達する時間)が1時間以上4時間以下が望ま
しいことから、通常、速溶性組成物と遅溶性組成
物との含量換算重量比は30:70〜60:40の範囲内
で組合せるのがよいことが知られる。 試験例 2 ISDN製剤を健常人被験者3名に経口投与して
ISDNの血漿中濃度を調べた。試験例1と同じ試
料を20.0mg/ヒト(1−(イ)のみ5.0mg/ヒト)の
割合で経口投与したのち、経時的に採血し、この
血液から分離した血漿中のISDNをガスクロマト
グラフイー法により定量した。その結果は第3〜
5図に示すとおりである(図中の記号は第1図と
同じ)。 各組成物単独については第3図に示すとおりで
ある。粒状物A(実施例1−(イ))ではすばやく血
中濃度が上昇し、投与後15分にピークを示し、2
〜4時間で血中から消失している。粒状物B−1
(実施例1−(ロ))では3〜4時間にピークを示
し、12時間で血中から消失している。粒状物B−
2(実施例1−(ハ))では血中濃度は徐々に上昇し
て4〜6時間にピークを示し、12時間で血中から
消失している。 第4図に前記速溶性組成物(粒状物A)と遅溶
性組成物(粒状物B)とをそれぞれ30:70、45:
55及び60:40の含量比率に組合せた製剤
(ISDN20mg含有)、また第5図に実施例1、2及
び3の製剤の一回投与によつて得られた血中濃度
の時間推移を示す。 ISDNの有効血中濃度は約1ng/mlであり、粒
状物Aと粒状物Bを含量換算重量比30:70〜60:
40の範囲で含有する本発明の製剤は、投与後すみ
やかに有効血中濃度に達し、しかも長時間にわた
り有効血中濃度を維持していることが知られる。 また試料1−(イ)と試料との間における最高血
漿中濃度(Cnax)、最高血漿中濃度に達するに要
する時間(Tnax)及び血漿中濃度−時間曲線下
の面積(AUC)を第2表に示す。この成績によ
つて、本発明の試料は有効血中濃度の持続時間が
長いにもかかわらず、全吸収量については速溶性
の試料1−(イ)と有意差が認められず、加工により
吸収率が損なわれていないことが知られる。
【表】 比較例 1 ISDN200g、乳糖730g及び結晶セルロース50
gからなる混合物に、ヒドロキシプロピルセルロ
ース20gを蒸留水に溶解した液を加え撹拌練合す
る。これを造粒・乾燥・整粒して粒状物(粒度分
布32〜16メツシユ)とする。ヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート70gを塩化メチレ
ン/アセトン混液に溶解した被覆液を用いて、こ
の粒状物を被覆する。得られた粒状物は硬化油を
含有しない、。 比較例 2 ISDN100g、乳糖450g、結晶セルロース70
g、タルク300g及びメタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウム50gからなる混合物に、エチルセルロー
ス30gをエタノールに溶解した液を加え、撹拌練
合する。これを造粒・乾燥・整粒して粒状物(粒
度分布32〜16メツシユ、硬化油不含)とする。 比較例 3 ISDN100g、乳糖80g、結晶セルロース70g、
タルク300g及びメタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム50gからなる混合物に、硬化油400gをエタ
ノールに溶解した液を加え、撹拌練合する。これ
を比較例2と同様にして粒状物(合成高分子物質
不含)とする。 比較例 4 ISDN200g、乳糖530g、結晶セルロース70g
及びタルク100gからなる混合物に、エチルセル
ロース50g及び硬化油50g(10%より少ない)を
エタノールに溶解した液を加え、撹拌練合する。
これを比較例2と同様にして粒状物とする。 比較例 5 ISDN200g、乳糖322g及び結晶セルロース70
gからなる混合物に、エチルセルロース8g及び
硬化油400g(両者の比は1:50)をエタノール
に溶解した液を加え、撹拌練合する。これを比較
例2と同様にして粒状物とする。 試験例 3 比較例1〜5の粒状物を健常人被験者に経口投
与してISDNの血漿中濃度を調べた。試料をISDN
として20.0mg/ヒト(比較例1のみ7.0mg/ヒ
ト)の割合で経口投与したのち、経時的に採血
し、この血液から分離した血漿中のISDNを、ガ
スクロマトグラフイにより定量した。その結果を
第3表に示す。比較例1〜5の製剤の場合は、投
与後6時間以後のISDNの血漿中濃度は1ng/ml
以下であつて、実用価値の著しく劣ることが知ら
れる。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜3で得られた試料の溶出試
験の結果を示すグラフ、第2図は粒状物A及び粒
状物Bの配合比率とT50の関係を示す図、第3図
は実施例1で得られた試料1−(イ)、1−(ロ)及び1
−(ハ)のヒト試験の血漿中ISDN濃度を示すグラ
フ、第4図は実施例1で得られた試料1〜及び
第5図は実施例1〜3で得られた試料〜のヒ
ト試験の血漿中ISDN濃度を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 速溶性硝酸イソソルビトール組成物ならびに
    遅溶化成分としてエチルセルロース及び/又はア
    クリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体と硬
    化油及び/又はワツクス類とを含有する遅溶性硝
    酸イソソルビトール組成物を、含量換算重量比
    30:70〜60:40の範囲内で組合せて含有し、遅溶
    性組成物の重量に対し、エチルセルロース及び/
    又はアクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合
    体の量が1〜20重量%、そして硬化油及び/又は
    ワツクス類の量が10〜50重量%で、かつ両者の配
    合比率が1:1〜40であることを特徴とする、硝
    酸イソソルビトール製剤。 2 剤形が錠剤である特許請求の範囲第1項に記
    載の製剤。
JP17908581A 1981-11-10 1981-11-10 硝酸イソソルビト−ル製剤 Granted JPS5883613A (ja)

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