JPS61269079A - 変圧器の温度上昇試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は変圧器の温度上昇試験方法に関する。

〔従来の技術〕

変圧器の組立工場における温度上昇試験には短絡法が採
用される。即ち、変圧器の２巻線を短絡して１次巻線に
変圧器全損失（鉄損＋銅損）に相当する電流を供給して
行い、第３図に示すように、複数の２次巻線が２ａ（Ｙ
結線）及び２ｂ（Δ結線）がある場合には、各２次巻線
を短絡片３で短絡して１次巻線１　（Δ結線）側から全
損失を与りる電流を供給する。Ｕ、Ｖ、Ｗは１次巻線１
のＵ相、■相、Ｗ相の入力端子をそれぞれ示し、２次巻
線２ａのＵ相、■相、Ｗ相の出力端子はＵｌ、ｖｌ、　
Ｗｌで、２次巻線２ｂのＵ相、■相、Ｗ相の出力端子は
Ｕ２、Ｖ２、Ｗ２で示しである。

しかしながら、１次巻線１と２次巻線２ａ、１次巻線１
と２次巻線２ｂとのインピーダンスに差があると、各２
次巻線を流れる短絡電流１ａとｒｂが異なる値となり、
インピーダンスの小さい側の２次巻線に過大な電流が流
れ、温度上昇試験が信頼性を欠く結果となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このため、従来は、２次巻線２ａ及び２ｂにそ　　　　
　　４れぞれ適切な負荷を挿入して該負荷を調整するこ
とにより各２次巻線２ａ、２ｂの短絡電流が同じになる
ようにしているが、変圧器が第３図に示す　　　　　　
１゜如く、整流器４ａ、４ｂに電力を供給する整流器用
変圧器であって、大電流が流れる２次巻線であるような
場合には、上記負荷が大容量負荷となるので、インピー
ダンス調整が非常に面倒になるという問題があった。

この発明は上記問題を解決するためになされたもので、
簡単に、しかも精度良く行うことができる変圧器の温度
上昇試験方法を得ることを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、２次巻線を直列に
短絡して１次側に電圧から所要の電流を供給するように
したものである。

〔作用〕

この発明では、２次巻線が順次直列に接続されているの
で、２次巻線にインピーダンス調整用負荷を挿入しなく
ても、各２次巻線に流れる電流は同一大きさとなる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す回路図であって、Ｙ
結線された２次巻線２ａ及び２ｂが３個の短絡片３によ
り直列に接続されている。

このため、１次巻線１に電圧が印加されると、短絡片３
を通して各２次巻線２ａ及び２ｂには同一大きさの電流
が流れる。即ちＩａ＝Ｉｂとなる。

なお、上記実施例では、２個の２次巻線を有する変圧器
について説明したが、３個以上の２次巻線を有する場合
にも、これらを順次直列に接続すれば良く、また、複数
２次巻線の結線の種類は問わない。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明した通り、温度上昇試験を短絡法に
より行う場合に、複数の２次巻線を直列に接続するので
、インピーダンス調整用負荷を用いる必要がなく、温度
上昇試験に際して行うべき作業が従来に比して簡単にな
り、しかも、精度の良い試験を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す回路図、第２図はこの
発明が適用される変圧器回路の一例を示す回路図、第３
図は従来の試験方法を示す回路図である。 図において、１−＝　１次巻線、２　ａ　、　２　ｂ−
２次巻線、３−短絡片。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定格を同じくする複数の２次巻線を有する変圧器の温度
   上昇試験を短絡法により行う場合において、上記複数の
   ２次巻線相互を順次直列に短絡して行うことを特徴とす
   る変圧器の温度上昇試験方法。