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JPS61255919A - 低光沢熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

低光沢熱可塑性樹脂の製造方法

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Publication number
JPS61255919A
JPS61255919A JP9803585A JP9803585A JPS61255919A JP S61255919 A JPS61255919 A JP S61255919A JP 9803585 A JP9803585 A JP 9803585A JP 9803585 A JP9803585 A JP 9803585A JP S61255919 A JPS61255919 A JP S61255919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
monomer
acrylonitrile
polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9803585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0530844B2 (ja
Inventor
Kazuo Kishida
岸田 一夫
Yutaka Toyooka
豊岡 豊
Yoshiyuki Mikami
三上 芳行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP9803585A priority Critical patent/JPS61255919A/ja
Priority to DE3688101T priority patent/DE3688101T3/de
Priority to EP86106266A priority patent/EP0201099B2/en
Priority to CA000508728A priority patent/CA1281450C/en
Priority to AU57304/86A priority patent/AU583118B2/en
Publication of JPS61255919A publication Critical patent/JPS61255919A/ja
Priority to US07/135,470 priority patent/US4877844A/en
Publication of JPH0530844B2 publication Critical patent/JPH0530844B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は光沢がなくしかも優れた加工性及び耐衝撃性を
有する熱可塑性樹脂の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ABS樹脂はその優れた成形加工性、機械的強度、耐薬
品性及び良好な光沢を有するところから種々の用途に使
用されている。そして例えば自動車内装部品、カメラ、
スーツケースのハウジングなどには表面光沢の少ないい
わゆる艶消状態のものが望まれている。
一般に熱可塑性樹脂の艶消方法としては、(i)タルク
炭酸カルシウム及び特公昭49−44582号に示され
る様な鉛ビスマスの酸化物を熱可塑性樹脂に混合する方
法、(ii )特開昭48−383号、特開昭48−1
0628号、特公昭54−142259号、特開昭56
−133353号及び特開昭59−161459号に示
される様なゴム変性熱可塑性樹脂を添加する方法、(i
ii )或は特公昭44−25897号、特公昭48−
24034号、特開昭58−171411号に示される
ようなゴム成分を、重合後に添加する方法等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記(i)の方法は、製造法が比較的容易であるが、艶
消程度が充分でなく、高温で成形すると光沢が発生し、
又衝撃強度の低下が大きい等の欠点がある。又(ii 
)の方法は艶消程度が成形条件により変化したり、成形
物の外観の平滑性が損なわれ且つ衝撃強度の低下も゛大
きい、さらに(in )の方法は艶消程度が充分でなく
均一な艶消状態にならず又剛性も低下する傾向にある。
そして通常ABS樹脂の製造に於て、ポリブタジェンは
重合開始時に全量仕込んだ後にグラフト重合を行なうこ
とにより光沢が高く衝撃強度の良好なABS樹脂が得ら
れる。一方艷消ABS樹脂を得る目的で、重合率40〜
70重量%の範囲でポリブタジェンの一部を添加してグ
ラフト重合する方法が開示されているが、この方法はグ
ラフト構造の制御を再現性よく行う事が困難な為艶消し
の再現性にも問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれらの欠点を解決することを目的とし、前段
の重合に於いて、衝撃強度を発現させるべく通常のAB
S樹脂製°造と同様の製法でグラフト重合を終了し、後
段でさらにゴム成分と残余のモノマーを添加することに
より、ゴム成分への部分的なグラフトを行うようにし、
この部分的にグラフトされた共重合体は賦形時或は成形
時の熱によってゴムの凝集現象を起こすことになるが、
この凝集部分を押出賦型機等により適宜分散させること
により低光沢を発現させるようにしたものであって、こ
の2種類のグラフト重合の組み合せによる2段重合方式
を取ることにより上記ABS樹脂の有する諸物性を低下
させることなく、良好な艶消し効果が得られることを見
出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は少なくとも70重量%がブタジェンか
ら構成されるブタジェン系重合体20〜70重量部に対
し、シアン化ビニル単量体15〜40重量%、芳香族ビ
ニル単量体85〜60重量%で、且つシアン化ビニル単
量体と芳香族ビニル単量体の合計量が30〜80重量部
となるような組成割合で2段重合することにより低光沢
熱可塑性樹脂を製造する方法において、1段目のブタジ
ェン系重合体を全ブタジェン系重合体の20〜80重量
%に相当する量、ならびにシアン化ビニル単量体および
芳香族ビニル単量体を全シアン化ビニル単量体および全
芳香族ビニル単量体のそれぞれ20〜80重量%に相当
する量を仕込み1段目の重合を完結した後、残りのブタ
ジェン系重合体、シアン化ビニル単量体および芳香族ビ
ニル単量体を仕込んで2段目の重合を行なうことを特徴
とする。
この発明においてABS樹脂として実用的な物性を保有
させるにはブタジェン系重合体にシアン化ビニル及び芳
香族ビニル単量体をグラフト重合させる必要がある。こ
の場合基体となるブタジェン系重合体の量は70重量部
以下が好ましく、70重量部以上ではABS樹脂として
の基本的な特性を発現するに必要なグラフト量が得られ
ないためジエン系重合体の凝集が進み成形品にした際の
剛性及び表面特性が劣る傾向にあり、さらに衝撃強度が
低下する傾向にある。又2o重量部以下では艶消しに必
要な適当なグラフト構造を取ることが困難となり成形品
にした際の艶消程度が不充分である。
又本発明において使用するシアン化ビニル単量体は40
重量%を越えると得られたABS樹脂は加工時の流動性
が低下し且つ加熱成形時の着色が著しい、又15重量゛
%未満ではABS樹脂としての加工時の流動性は向上す
るが耐衝撃性、剛性、耐薬品性の低下があり実用的でな
い。
本発明に於いて使用するブタジェン系重合体は、ポリブ
タジェン、スタジェンースチレン共重合体、ブタジェン
−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレンなどであ
り、これらの単独或は併用で使用してもよい。
本発明に於いて使用するシアン化ビニル単量体は、アク
リロニトリル、メタシクロニトリル、工タシクロニトリ
ル、フマロニトリなどであり、これらの単独或は併用で
使用しても良い。
又本発明に於いて使用する芳香族ビニル単量体は、スチ
レンα−メチルスチレン、O−メチルスチレン、1.3
−ジメチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルトル
エン、t−ブチルスチレン、ハロゲン化スチレン、p−
エチルスチレンなどがありそれら単独或は併用で使用し
てもよい。
本発明において1段目のブタジェン系重合体量が全ブタ
ジェン重合体の20重量%以下では衝撃強度発現に必要
なグラフト量が得られず衝撃強度等が劣り、ブタジェン
系重合体の凝集が進む傾向にあって成形品にした際の表
面外観が劣る傾向にあり、又この1段目の全ブタジェン
系重合体が80重量%以上では2段目の重合においてブ
タジェン系重合体へのグラフトが進み艶消程度が不充分
である。
本発明により得られたグラフトABS樹脂は光沢が低く
、かつ衝撃強度の高い性質を有しており、このグラフト
ABS樹脂を通常のABS樹脂と同様にAs樹脂や、ア
クリロニトリル−α−メチルスチレン共重合体、アクリ
ロニトリル−αメチルスチレン−マレイミド系共重合体
等とブレンドして用いることも可能であり、又ポリカー
ボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等とブ
レンドして用いることも可能である。さらにこのグラフ
トABS樹脂を通常のABS樹脂と同じようにメッキや
スパッタリング、ホットスタンプ等の光輝処理をして使
用することも可能である。
〔作 用〕
この発明においては、衝撃強度を発現させるべく通常の
ABS樹脂製造と同様に前段のグラフト重合を行い、後
段でさらにゴム成分と残余のモノマーを添加することに
より、ゴム成分への部分的なグラフトを行うようにし、
このような2種類のグラフト重合の組み合せによる2段
重合方式を取ることにより上記ABS樹脂の有する諸物
性を低下させることなく、良好な艶消し効果が得られる
のである。
(実施例〕 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、各実施
例、比較例中部は重量部を示しまた物性の評価は下記の
方法によった。
■ モノマー転化率: 乳化グラフト重合体ラテックスを常温にてイソプロピル
アルコール中に加えこれを80℃まで昇温しで重合体を
凝析固化させた後、炉別、洗浄、乾燥しグラフト重合体
ラテックスの固形分濃度を次式にて算出する。
■ グラフト率: 乳化グラフト重合体ラテックスを常温のイソプロピルア
ルコール中に加え、これを80℃まで昇温しで重合体を
凝析固化せしめた後、炉別、洗浄、乾燥しグラフト重合
体を得、この粉末の一定量(a)をアセトン中に投入し
て加熱し遊離の樹脂質共重合体を完全に溶解させた後、
この液から遠心分離機にて分離し不溶分(blを得て、
次式により算出した。
■ ダsp/c グラフト重合体中の遊離のシアン化ビニル−芳香族ビニ
ル共重合体の比粘度は25℃に於ける0、1%ジメチル
ホルムアミド溶液で、ウベローデ型粘度計にて測定した
■ !zOD  アイゾツト衝撃強度:厚みA”ノツチ
付試片^STM−D−256(kg −tx / cs
 )@  1lII  メルトフローインデックス:2
00℃、5 kg加重 ^S↑M−D−1238  (
g / 10m1n )■ Rロックウェル硬度: ASTM−D−785(Rスケール) ■ V、S、Tビカット軟化温度: 130−306            [’C)@ 
 GLoss光沢度: 村上彩色■光沢計反射角60℃による( % 〕■ Y
−1イエローインデックス: JIS K−71030
外観 表面の平滑性: (肉眼判定)◎ 非常に平滑がある 0 平滑がある × 平滑が悪い # 平滑が非常に悪い 実施例−1 ポリブタジェンラテックス(粒径300 mμ、固形分
50%)20部(固形分換算)と、蒸留水200部、ロ
ジン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0
.2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ
0.35部、アクリロニトリル9部、スチレン21部を
反応釜に仕込み攪拌下で、クメンハイドロパーオキサイ
ド0.15部、ターシャリドデシルメルカプタン0.3
部を入れ70℃迄昇温した後、硫酸第一鉄0.01部と
、ビロリン酸ナトリウム0.2部の混合水溶液を仕込み
重合を開始させた。1段目ラテックス物性を下表に示す
このラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス
(前記と同様のもの)20部とアクリロニトリル9部、
スチレン21部、ターシャリドデシルメルカプタン0.
5部を仕込み75℃迄昇温した後クメンハイドロパーオ
キサイド0.2部を入れ重合を完結させた6重合完結後
上記ラテックスにB・H−Tを0.2部(対ポリマー)
を添加した後硫酸で凝固させ、濾過、乾燥した。得られ
た樹脂固形物40部にアクリロニトリル−スチレン共重
合体樹脂(アクリロニトリル含量25重量%、η3p/
cO,6>60部をブレンド後40m/−単軸押出機に
て溶融混練後ペレット化し102射出成形機にて成形し
た試験片の物性を測定し同表に示した。
実施例−2 ポリブタジェンラテックス(粒径300 mμ、固形分
50%)30部(固形分換算)と、蒸留水200部、ロ
ジン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0
゜2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ
0.35部、アクリロニトリル9部、スチレン21部を
反応釜に仕込み攪拌下で、クメンハイドロパーオキサイ
ド0.15部、ターシャリドデシルメルカプタン0.3
部を入れ70℃迄昇温した後、硫酸第一鉄0.01部と
、ピロリン酸ナトリウム0.2部の混合水溶液を仕込み
重合を開始させた。1段目ラテックス物性を下表に示す
このラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス
(前記と同様のもの)10部とアクリロニトリル9部、
スチレン21部、ターシャリドデシルメルカプタン0.
5部を仕込み75℃迄昇温した後クメンハイドロパーオ
キサイド0.2部を入れ重合を完結させた0重合完結後
上記ラテックスにB・H−Tを0.2部(対ポリマー)
を添加した後硫酸で凝固させ、炉遇、乾燥した。得られ
た樹脂固形物40部にアクリロニトリル−スチレン共重
合体樹脂(アクリロニトリル含量25重量%、ηSp/
cO,6)60部を溶融混線後ペレット化し同様に射出
成形品にて物性を測定し同表に示した。
実施例−3 ポリブタジェンラテックス(粒径300量μ、固形分5
0%)10部(固形分換算)と、蒸留水200部、ロジ
ン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0.
2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ0
.35部、アクリロニトリル9部、スチレン21部を反
応釜に仕込み攪拌下で、クメンハイドロパーオキサイド
0.15部、ターシャリドデシルメルカプタン0.3部
を入れ70’C迄昇温した後、硫酸第一鉄0.01部と
、ピロリン酸ナトリウム0.2部の混合水溶液を仕込み
重合を開始させた。1段目ラテックス物性を下表に示す
このラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス
(前記と同様のもの)30部とアクリロニトリル9部、
スチレン21部、ターシャリドデシルメルカプタン0.
5部を仕込み75℃迄昇温した後クメンハイドロパーオ
キサイド0.2部を入れ重合を完結させた0重合完結後
上記ラテックスにB・H−Tを0.2部(対ポリマー)
を添加した後硫酸で゛凝固させ、炉遇、乾燥した。得ら
れた樹脂固形物40部にアクリロニトリル−スチレン共
重合体樹脂(アクリロニトリル含量25重量%、η$1
)/cO,6)60部を溶融混線後ペレット化し射出成
形品にて物性を測定し同表に示した。
実施例−4 ポリブタジェンラテックス(粒径300 mμ、固形分
50%)20部(固形分換算)と、蒸留水150部、ロ
ジン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0
.2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ
0.35部、硫酸第一鉄0.01部と、ピロリン酸ナト
リウム0.2部の混合水溶液を反応釜に仕込み、攪拌下
で70℃迄昇温した。
60℃に達した時点でアクリロニトリル6部、スチレン
14部、クメンハイドロパーオキサイドo、ts部、タ
ーシャリドデシルメルカプタン0.27部の混合溶液を
滴下し重合を開始させた。上記混合溶液の滴下時間は7
0分であった。1段目ラテックス物性を下表に示す、こ
のラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス(
前記と同様のもの)40部を仕込み75℃迄昇温させた
後、アクリロニトリル6部、スチレン14部、クメンハ
イドロパーオキサイド0.15部、ターシャリドデシル
メルカプタン0.27部の混合溶液を滴下し重合を開始
させた。混合溶液の滴下時間は7.0分であった。上記
混合溶液滴下終了後クメンハイドロパーオキサイドを0
.15部添加し重合を完結した。
重合完結後上記ラテックスにB−H−Tを0.2部(対
ポリマー)を添加した後硫酸にて凝固させ、濾過、乾燥
した。得られた樹脂固形物25部にアクリロニトリル−
スチレン共重合体樹脂(アクリロニトリル含量25重量
%、ηsp/cO,6) 75部を溶融混練後ペレット
化し射出成形品にて物性を測定し結果を同表に示した。
実施例−5 ポリブタジェンラテックス(粒径300 mμ、固形分
50%)30部(固形分換算)と、蒸留水150部、ロ
ジン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0
.2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ
0.35部、硫酸第一鉄0.01部と、ビロリン酸ナト
リウム0.2部の混合水溶液を反応釜に仕込み攪拌下で
70℃迄昇温させた後、アクリロニトリル6部、スチレ
ン14部、クメンハイドロパーオキサイド0.15部、
ターシャリドデシルメルカプタン0.27部の混合溶液
を滴下し重合を開始した。上記混合溶液の滴下時間は7
゜分であった。1段目ラテックス物性を下表に示す。
このラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス
(前記と同様のもの)30部を仕込み75℃迄昇温させ
た後、アクリロニトリル6部、スチレン14部、クメン
ハイドロパーオキサイド0.15部、ターシャリドデシ
ルメルカプタン0.27部の混合溶液を滴下し重合を開
始させた。混合溶液の滴下時間は70分であうた。上記
混合溶液滴下終了&クメンハイドロパーオキサイドを0
.15部添加し重合を完結した0重合完結後上記ラテッ
クスにB−H−Tを0.2部(対ポリマー)を添加した
後硫酸にて凝固させ、濾過、乾燥した。得られた樹脂固
形物25部にアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂
(アクリロニトリル含量25重量%、ηsp/co、 
6 ) 75部を溶融混練後ペレット化し射出成形品に
て物性を測定し結果を同表に示した。
実施例−6 ポリブタジェンラテックス(粒径300−μ、固形分5
0%)40部(固形分換算)と、蒸留水150部、ロジ
ン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0.
2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ0
.35部、硫酸第一鉄0.01部と、ピロリン酸ナトリ
ウム0.2部の混合水溶液を反応釜に仕込み攪拌下で7
0℃迄昇温させた後、アクリロニトリル6部、スチレン
14部、クメンハイドロパーオキサイド0.15部、タ
ーシャリドデシルメルカプタン0.27部の混合溶液を
滴下し重合を開始した。上記混合溶液の滴下時間は70
分であった。1段目ラテックス物性を下表に示す。
このラテックスに70℃にてポリブタジェンラテックス
(前記と同様のもの)20部を仕込み75℃迄昇温させ
た後、アクリロニトリル6部、スチレン14部、クメン
ハイドロパーオキサイド0.15部、ターシャリドデシ
ルメルカプタン0.27部の混合溶液を滴下し重合を開
始させた。混合溶液の滴下時間は70分であった。上記
混合溶液滴下終了後クメンハイドロパーオキサイドを0
.15部添加し重合を完結した0重合完結後上記ラテッ
クスにB−H−Tを0.2部(対ポリマー)を添加した
後硫酸にて凝固させ、濾過、乾燥した。得られた樹脂固
形物25部にアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂
(アクリロニトリル含量25重量%、ηsp/cO,6
) 75部を溶融混線後ペレット化し射出成形品にて物
性を測定し結果を同表に示した。
実施例−7 実施例−5で得られた樹脂固形物25部に、アクリロニ
トリル−アルファメチルスチレン共重合体樹脂(アルフ
ァメチルスチレン含量80重量%、ηsp /c O,
5) 75部を溶融混線後ベレット化し、射出成形品に
て物性を測定し結果を同表に示した。
実施例−8 実施例−5で得られた樹脂固形物35部に、アクリロニ
トリル−アルファメチルスチレン共重合体樹脂(アルフ
ァメチルスチレン含量80重量%、マsp/co、 5
 ) 65部を溶融混練後ペレット化し、射出成形品に
て物性を測定し結果を同表に示した。
実施例−9 実施例−1で得られた樹脂固形物40部に、アクリロニ
トリル−アルファメチルスチレン共重合体樹脂(アルフ
ァメチルスチレン含量80重量%、ηsp /c O,
5) 60部を溶融混練後ベレット化し、射出成形品に
て物性を測定し結果を同表に示した。
比較例−1 ポリブタジェンラテックス(粒径300−μ、固形分5
0%)50部(固形分換算)と、蒸留水150部、ロジ
ン酸カリウム1.0部、デモールN(花王石鹸製)0.
2部、水酸化ナトリウム水溶液0.02部(固形分換算
)、デキストローズ0.35部、硫酸第一鉄0.01部
と、ピロリン酸ナトリウム0.2部の混合水溶液を反応
釜に仕込み、攪拌下で70℃迄昇温した後アクリロニト
リル15部、スチレン35部、クメンハイドロパーオキ
サイド0.3部、ターシャリドデシルメルカプタン0.
6部の混合モノマー溶液を120分間で滴下させ重合を
完結し、冷却後上記ラテックスにB−H−7012部(
対ポリマー)を添加したグラフトポリマーラテックスを
得た。上記ラテックスを硫酸で凝固させ洗浄、濾過、乾
燥させグラフトポリマーを得た。得られた樹脂固形物3
0部にアクリロニトリル−スチレン共重合体(アクリロ
ニトリル含量25重量%、ηsp/cO,6) 70部
を溶融混練後ペレット化し射出成形品にて物性を測定し
結果を同表に示す。
比較例−2 アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合樹脂ダ
イヤベットA B 33001M (三菱レイヨン■製
メッキ用標準タイプABS樹脂) 100部に対し、ブ
タジェン−アクリロニトリル共重合体(アクリロニトリ
ル含量20%以下NBRと略す)10部をヘンシェルミ
キサーにて混合した後2輪ベント付き押出機にて溶融混
練後ペレット化し射出成形品にて物性を測定し結果を下
表に示す。
比較例−3 ポリブタジェンラテックス(粒径300−μ、固形分5
0%)40部(固形分換算)と、蒸留水200部、ロジ
ン酸カリウム2.0部、デモールN(花王石鹸製)0.
2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ0
.35部、アクリロニトリル7部、スチレン18部を反
応釜に仕込み攪拌下で、クメンハイドロパーオキサイド
0.15部、ターシャリドデシルメルカプタン0.3部
を入れ70’C迄昇温した後硫酸第−鉄0.01部とビ
ロリン酸ナトリウム0.2部の混合水溶液を仕込み重合
を開始させた。このラテックスに70℃にてポリブタジ
ェンラテックス、(前記と同様のもの)10部とアクリ
ロニトリル7部、スチレン18部、ターシャリドデシル
メルカプタン0.5部を仕込み75℃迄昇温させた後ク
メンハイドロパーオキサイド0.26Bを入れ重合を完
結させた。重合完結後、上記ラテックスにB −H−T
 O,2部(対ポリマー)を添加した後硫酸で凝固させ
、濾過、乾燥し得られた樹脂固形物35部にアクリロニ
トリル−スチレン共重合体樹脂(アクリロニトリル含量
25重量%、ηsp /c O,6) 65部を溶融混
線後ペレット化し射出成形品にて物性を測定し結果を同
表に示した。
比較例−4 比較例−1で得られたラテックスにブタジェン−スチレ
ン共重合体(スチレン含有量20重量%)ラテックス1
5部(固形分換算)をラテックスブレンドし硫酸で凝固
させ洗浄、炉遇、乾燥した。
得られた樹脂固形物30部にアクリロニトリル−スチレ
ン共重合体樹脂(アクリロニトリル含量25I11%、
ηsp/cO,6) 70部をヘンシェルミキサーにて
ブレンドし溶融混線後ペレット化し射出成形品にて物性
を測定し結果を同表に示す。
比較例−5 比較例−1で得られたグラフトポリマー30部に、市販
の艶消材(ローム&ハース社製KF−710)30部と
アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂(アクリロニ
トリル含量25重量%、ηsp/cO,6)70部をヘ
ンシェルミキサーにてブレンドし、溶融混線後ペレット
化し射出成形品にて物性を測定し結果を同表に示す。
〔発明の効果〕
本発明の方法による低光沢熱可塑性樹脂は上記説明及び
実施例の結果から明らかな如く、それらの成形加工性、
機械的特性を低下させることなく優れた艶消外観を呈す
るものであり、自動車用部品を中心とした大型薄肉成形
品等、耐衝撃性、高流動性を要求される分野への成形材
料として特に好適である等の優れた効果を奏する。
手続補正書(自発) 昭和6n年8月−1日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも70重量%がブタジエンから構成されるブタ
    ジエン系重合体20〜70重量部に対し、シアン化ビニ
    ル単量体15〜40重量%、芳香族ビニル単量体85〜
    60重量%で、且つシアン化ビニル単量体と芳香族ビニ
    ル単量体の合計量が30〜80重量部となるような組成
    割合で2段重合することにより低光沢熱可塑性樹脂を製
    造する方法において、1段目のブタジエン系重合体を全
    ブタジエン系重合体の20〜80重量%に相当する量、
    ならびにシアン化ビニル単量体および芳香族ビニル単量
    体を全シアン化ビニル単量体および全芳香族ビニル単量
    体のそれぞれ20〜80重量%に相当する量を仕込み1
    段目の重合を完結した後、残りのブタジエン系重合体、
    シアン化ビニル単量体および芳香族ビニル単量体を仕込
    んで2段目の重合を行なうことを特徴とする低光沢熱可
    塑性樹脂の製造方法。
JP9803585A 1985-05-10 1985-05-10 低光沢熱可塑性樹脂の製造方法 Granted JPS61255919A (ja)

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CA000508728A CA1281450C (en) 1985-05-10 1986-05-08 Process for producing a low gloss thermoplastic resin
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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