JPS61238076A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複写機、プリンター、印刷機及びこれらの複
合機器等の記録装置に用いられる、ベルトやローラー等
の回転体対を定着用に具備し、この回転体対の一方の表
面にオフセット防止液を塗布する手段を有する定着装置
に関する。

（従来技術） 定着装置にはローラ対と、このローラ対の一方にシリコ
ーンオイルのようなオフセット防止液を塗布する部材と
が一般的に設けられている。この塗布部材による塗布量
は、定着装置が組込まれる記録装置の記録速度によって
多少異なるが一般に多くなる。

特に、トナー像を複数の現像剤で形成するようなカラー
画像記録装置や高速記録装置では、オフセット防止液が
多量に塗布されている。又、多量塗布が定着作用時のみ
に行われるように塗布手段に接離機構を設けることも知
られている。

しかしながら、この接離機構を設けない場合はもとより
、設けたとしても定着用ローラ対間にはオフセット防止
液のオイル溜まりが形成されて、記録材のシートを汚し
てしまう。特に記録材に樹脂シートのような非吸液性表
面を持ったシートを使用した場合は、オフセット防止液
がシート表面に流れてトナー像を乱してしまりたり、オ
イルの流れ模様が形成されてしまうといりた特殊な問題
が発生してしまう。

従来では特殊な目的のためにローラ対の回転速度を変化
させることも行われているが、このような装置では、回
転速度を遅くすることでより一層の液溜まりが形成され
てしまい不都合を助長してしまう。

（本発明の目的） 本発明は、上記液溜ま９によりて生じる記録材の不都合
を解決することを目的とし、液溜まりによる汚れ又は画
像乱れのない記録画像を形成できる定着装置を提供する
。

本発明の別の目的は樹脂シートにカラー画像を形成する
際における所望色の画像を液溜まりによりて乱すことな
く、優れた定着性のものにできる定着装置の提供にある
。

（本発明の概要） 本発明は、記録材が定着回転体対間の直接に達した時点
で定着用回転体対間のオイル溜まシを大幅に減少せしめ
るために、記録材の先端が定着用回転体対に到達する以
前に１回転体対の回転周速を一時的に記録材に対する定
着速度よりも高速にして回転体対を回転させる回転制御
手段を有し、記録材定着時には該定着速度で定着するこ
とを特徴とする定着装置である。

（本発明の実施例） 以下、実施例を説明しながら本発明についてさらに説明
する。

第２図は本発明を適用し得るフルカラー複写画像を形成
するための電子写真複写機の要部断面図を示す。

図において、潜像担持体である感光ドラム１は矢印方向
に回転する。その周囲には帯電器２、露光光学系３、現
像装置４、転写系５、そしてクリーニング器６が配設さ
れている。光学系３は原稿走査部３ａと色分解フィルタ
一部３ｂを有す。また、現像装置４はイエロートナーを
用いるイエロー現像器４Ｙ、マゼンタトナーを用いるマ
ゼンタ現像器４Ｍ、シアントナーを用いるマゼンタ現像
器４Ｃそしてブラックトナーを用いるブラック現像器４
８Ｋを一体に有す。各現像器は本願出願人による特公昭
５５−２０５７９号公報に開示がある如く、磁界の作用
でトナーの飛散を防止し、図示の如く支持体４ａに着脱
可能に保持され中心軸４ｂを中心に回転することで、現
像位置に対する現像器の交換を行う。一方、転写部５は
グリッパ５ａを有したドラム５ｂと、その内側の転写用
放電器５ｃを有している。

フルカラー画像の形成は従来の複写機と同様に、上記転
写ドラム上に支持したシート上に順次ト輿ナーを転写す
ることで形成する。このシートはカセット７から供給さ
れ、転写工程を終了した後転写部５から分離手段８によ
り分離される。この後シートは搬送手段３１によって搬
送され定着器９を介して）Ｌｆ’＋１０上に至る。

上記転写ドラムを有する転写部以前の画像、形成手段は
駆動モータＭによって駆動が与えられるが、搬送手段３
１及び定着器９内のローラ駆動はモータＭとは別の駆動
手段２６（モータ等）で行われる。

ここで第２図を用いて定着器９内の構成を説明する。１
１はシートに当接してシート上のトナー像を加熱溶融し
定着するシリコンゴム表面を有する定着ローラ１２はシ
リコンゴム５１１０−ラ１１に当接して熱補給をおこな
うと同時にシート裏面を加熱する、熱源２０を内蔵した
４＄化エチレンの樹脂表面を有する加圧ロー２１３は定
着ロー２１３に当接してオイル補給、熱補給及び加圧を
おこなう加圧ローラ１２と同様の構成の塗布ローラ３０
は塗布ローラ１３に当接して離型性オイルを塗布する為
のフェルｌ−，２９は離型性オイルを収容する容器、２
０は塗布ローラ１９内に収納された熱源、２１はシート
をローラーより分離する為の分離爪である。

２７はクリーニングウェブで、シートが樹脂シート（以
下トラペンと呼ぶ）か又は定着ローラ加圧ローラがシー
トに応じて定められた定着用速度より高速になる時（オ
イル溜シ除去時〕のいずれかく定着ローラ１１の表面に
当接して、定着ローラ表面をクリーニングする。このウ
ェブ２７の移動はプランジ−１８の作動によりて移動す
る押圧ローラ２８によりて行われ、ウェブ２７の当接位
置は、オイルを除去しやすいようにシート進入側で且つ
塗布ロー２１３と定着ローラ１１と加圧ロー−）ＸＺと
の圧接部との間で接離する。又、ウェブ２７は不図示の
モータによりステップ駆動され、定着ローラ１１の当接
部において、ウェブ２７とローラ周面との移動方向が相
対的に逆である。

プランジ−１５は加圧ローラ１２を加圧コロ１６を支点
１７のまわりに回動することで定着ローラに加圧せしめ
、プランジ−１４はフェルト３０を塗布ローラ１３に対
して接離させる。これらのプランジ外１４　ｓ　１５は
、コピー信号が入力されると作動してフェルトを当接、
加圧ローラ１２を加圧せしめる。

本実施例では普通紙のシートに対しての定着速度、定着
温度を速度ｖ１設定温度Ｔ、とし、トラペンに対しての
定着速度、定着温度を速度Ｖ、　（ηくη入設定温度Ｔ
＊　（’ｒｔ＜　Ｔ１）としである。これは、トラペン
に対する定着性を向上し、画像の混色性（カラー）を良
くすると共にオフセットを防止する効果をもつものであ
る。

以下第３図フローチャートを用いてローラ１３．１１，
１２の回転周速を制御する回転制御手段２５について説
明する。尚、１３１，１２１は夫々ローラ１３＊’　　
９１２の駆動ギアで駆動手段２６からの駆動力を受けて
回転し、ローラ１３゜１１．１２の周速を従動駆動を介
して同速にする。

メインスイッチがオンとナシ、所定の画像形成条件（定
着ローラ温度、感光ドラム表面電位、シートの有無等）
が満たされるとスタンバイ状態となる。このとき、定着
されるべきシートがパネルＰ上に指定キーＴ、Ｆで選択
された後、コピースイッチＣがオンされるとこのフロー
チャートが作動する。

まず判別４０で、記録シートの判別が行われ、シートに
応じた定着速度、定着温度が設定される。

本例ではトラペンＴと普通紙Ｆとを判別し、先の条件設
定がトラペンのとき速度Ｖ１、温度Ｔ！（設定４１）に
、普通紙のとき速度η、温度ＴＩ（設定４２）に、切換
えられる。以下、トラペンモードの工程と普通紙Ｆの工
程はほぼ同じであるため、トラペンモードでの説明をす
る。尚、フローチャート中の数字の添字つは普通紙を示
している。

定着条件が設定切換された（公知の基準値変更手段等で
行われる）後、プランジ−１４，１５がオンされて、フ
ェルト°３０が塗布ローラ１３１Ｃ当接される。この後
像形成の帯電、露光、現像、転写のプロセスを経過して
３色又は４色のトナーがシート上に転写される。この転
写が終了した後に、転写ドラム５からシートが分離され
る（この時、光源２３とセンサー２４との透過光検知と
、グリップｓ＆からの信号とで、さらにシートがトラペ
ンであることが確認できる）と、定着ローラ１１及び塗
布ローラ１３、加圧ローラ１２が速度馬で高速回転（速
度Ｖ、　、　Ｖ、より高速）して、同時にプランジャー
１８が作動されウェブ２７が定着ロー２１１表面に当接
される。この高速回転によって、各ローラの接触部直前
に形成されていたオイル溜５２２１．２２は各ローラ周
面によって搬送されて塗布ロー２１３表面に回収されて
いき減少すると共に、ウェブ２７のような当接する液吸
収可能な部材へ吸収されていくので、特に定着ローラと
加圧ローラとの間のオイル溜まり２２はほとんど無なら
しめることができる。この高速は、定着速度の２倍以上
であることが好ましく、本例では菖、１に対して馬を２
〜３倍となるよつに設定した。

この後シートが定着ローラ近傍になったことを、搬送速
度で定まる時間又はシート先端の実質検知（センサー２
４′、光源２３′ン等で検知してローラ速度をオイル溜
まり除去用の高速ηから定着用のトラペンシートに対応
した速度罵に切換えて定着処理を行う（工程４７．４８
．５０）。

この定着処理時にはシートがオイル溜まり２２を通過し
ないのでオイル溜まシによる像流れが防止され、シート
上のオイル汚れも減少できる。

この後連続して同じシートへの定着が行われる（単数枚
コピー）時はこのフローを繰り返えせば良く、連続コピ
ーの２枚目がある場合はオイル溜まり除去を行わなくて
も良い状態となっているので行程４８．５０を行えば良
い（第３図フローでは高速回転を行わないという意味で
示した）。

尚、普通紙モードの時は、行程４２．４３’。

４４′・・・４９′を行った後、行程４９でウェブ２７
を定着ローラから離間させてローラ速度を普通紙に適し
た定着速度ηにして定着処理を行う。これはクリーニン
グウェブ２７の消費を抑制すると共に、トラペンモード
専用のクリーニング手段であることを示している。

本実施例では普通紙に対するオイル溜まシ除去をも行っ
たが普通紙の定着速度が低速でないか又はオイル溜まシ
を無視するならば、普通紙のモーり除去を行っても良い
。この時、ローラ高速馬を普通紙の定着速度篤と一致さ
せても良い。

いずれにしても、ローラ対間にオイル溜まりのような液
溜まりが発生して問題を生じる場合は、ローラ対を高速
回転せしめて溜まりを分散せしめ好ましくは他の液吸収
部材を当接させて分散効果を高めれば、上記問題が解決
される。

ウェブ２７のような液吸収部材を補助作用させる場合は
、上記高速回転をオイル溜まりが液吸収部材に吸収され
るまで行われるだけで十分である。

上記実施例によれば、定着時にあらかじめ高速回転し、
清掃部材により過剰なオイルを吸収することにより定着
ローラーニップ部のオイル溜すヲ減らしＯＨＰフィルム
先端のオイル溜れによる画像流れを防止するのに効果が
ある。

上記実施例中のローラはベルトでも良（、クリーニング
ウェブは、吸液性のフェルト等でも良い。

本発明は、シート自体が非吸収性又は吸液性の劣るよう
なシートに対して定着速度が低速化される場合に特に優
れ几効果？奏するものである。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術思想を適切に利用したものすべてを含むものであ
る。

（発明の効果） 本発明は、高速回転処理を定着回転体対間に記録材が到
達する前に行っている几め、オフセット防止液の液溜ま
りを減少できるので、液汚れや液による偉乱れが防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明定着装置の実施例要部説明図、第２図は
第１図が組み込まれ、本発明の特に好ましい実施例を示
すカラー複写機の概略図、第３図は第１図実施例の７０
−チャートである。 １１は定着ローラ、１２Ｖｉ加圧ローラ、１３は塗布ロ
ーラ、２２，２２１１−ｊ：ｆｉ溜まり、２７はクリー
ニングウェブ、１４，１５，１８はソレノイド、２５は
回転制御手段、漬はオイル溜まり除去用の高速度、漬は
トラペン定着速度、■は普通紙定着速度。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録材を挾持搬送してトナー像を記録材に定着す
   るための定着用回転体対と、該回転体対を互いに圧接す
   る手段と、該回転体対の一方の表面に少なくともオフセ
   ット防止液を塗布する手段と、該回転体対を定着時に圧
   接回転する駆動手段と、該回転体対へ上記記録材を搬送
   する手段と、を有する定着装置において、 上記記録材の先端が上記回転体対に到達する以前に、上
   記回転体対の回転周速を一時的に上記記録材に対する定
   着速度よりも高速にして上記回転体対を回転させる回転
   制御手段を有し、記録材定着時には該定着速度で定着す
   ることを特徴とする定着装置。
2. （２）上記駆動手段は、上記記録材の種類に応じて上記
   定着速度を変更する手段を有し、上記回転制御手段は上
   記記録材が樹脂シートであって上記定着速度がある紙シ
   ートに対する定着速度より低速である時に作動し、上記
   高速の回転周速が樹脂シートに対する定着速度より高速
   である特許請求の範囲第１項記載の定着装置。