JPS61204492A - シ−ト巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はシート巻取装置に関し、更に詳細には、例え
ば畜舎や温室等の建屋における採風、“採光調節その低
温度調節のために、窓面に沿って巻取りおよび巻戻し自
在に懸吊される長尺のシートを、その全幅に亘って円滑
に巻上げ得るシート巻取装置に関するものである。

従来技術 例えば牛舎や豚舎等に代表される畜舎は、家畜を収容す
るスペースがその長手方向において複数に画数されてお
り、このため一般に畜舎は２０〜４０ｍに及ぶ長大なも
のとなるのが普通である。

またこの種の畜舎では１通風および採光を充分に良好な
ものとする必要があり、前記畜舎の長手方向に沿って開
放窓が開設されている。この窓は多くの場合、第１図に
示すように、水平な中間窓枠１１を挾んで上下２段の構
造になっている。そして窓１０の上段および下段には、
上端部を水平な上部窓枠９および中間窓枠１１に夫々取
付けたシート１２．１２が巻上げおよび巻下げ自在に配
設されて、採風その他採光調節をなし得るようになって
いる。

すなわちシート１２の下端部には巻筒１４が止着され、
この巻筒１４の一端部には、該巻筒１４を回転させてシ
ートの巻取りを行うための巻取機構８が配置されている
。また窓１ｏの両側に立設される各垂直支柱７には、前
記巻筒１４の端部に固定される巻取機構８を回転させる
ためのロープ６が取付けられている。そしてロープ６を
所定方向に引張って、前記巻取機構８を駆動することに
より、前記巻筒１４の回転が行われ、巻筒外周面にシー
ト１２が巻取られる。この場合は、窓１゜の長手方向に
所定間隔でガイドベルト１６を吊下げ、このベルトに沿
ってシート１２および巻筒１４を上昇させる。また巻取
機構８を逆転させることにより、シート１２の巻下げが
行われる。

発明が解決しようとする問題点 前述した巻取装置によってシートを巻上げる場合におい
て、シートは畜舎に沿って相当の長さに亘って延在する
ように設定されており、しがも巻筒はその一端部におい
てのみ駆動力が与えられる構造となっているため、該シ
ートをその全長に亘り均一に巻くことは困難であり、ま
た巻上げに要する労力が大きかった。更に巻筒はシート
を介して懸吊されているだけであるので、風によりシー
トが前記ガイドベルトと共に揺動し、騒音を発生して近
隣の迷惑となっていた。

発明の目的 本発明は、前述した従来技術に内在している前記欠点に
鑑み、これを改良すべく提案されたものであって、窓枠
に取付けられるシートをその全幅に亘って均一に巻上げ
ると共に、該シートの設けられる建屋に安定的に懸吊さ
せることを目的とする。

問題点を解決するための手段 前記目的を達成するため、本発明に係るシート巻取装置
は、建屋に開設される窓枠の一部を形成する互いに平行
で垂直な枠体の長手溝中に案内レールおよびラックを配
設し、前記窓枠の一部を形成する水平枠に上端部を固定
したシートの下端部を巻筒に止着すると共に、この巻筒
を挿通軸支した一対の支持板を前記垂直枠体の溝中に昇
降自在に設け、前記一対の支持板の間に位置する巻筒端
部に前記ラックと噛合するビニオンを配設固定し、更に
前記枠体内に臨む支持体に前記案内レールと当接して該
枠体から支持体が脱落するのを防止する複数の車輪を設
け、このように構成したシート巻取機構を前記巻筒の両
端部側に配置される前記一対の垂直枠体に夫々配設し、
一方の巻取機構において前記巻筒の端部を回転駆動する
よう構成したことを特徴とする。

実施例 次に本発明に係るシート巻取装置につき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する
。第２図は本発明に係るシート巻取装置を取付けた建屋
における窓の一部斜視図であって、窓１０の垂直な枠体
１８．１８間に水平に架設される巻筒２０には、遮光ま
たは遮風のために使用されるシート１２の下端部が止着
されている。なおシート１２の上端部は、前記窓１０の
水平な上部枠体２２に取付けられている。前記垂直な枠
体１８は、第３図に示すように例えば口字状の部材で構
成され、該枠体１８の長手溝における開放端部は建屋の
前方を指向させると共に、第３図に示す如く案内レール
２４．２４が一体的に形成されている。更に枠体１８の
長手溝中には、その前面開放部よりラック歯を若干突出
させた案内ラック２６が垂直に配設され、上下方向の両
端部において、ボルト２８を介して枠体１８に固定され
ている。

第５図に示す如く、移動体３０が前記枠体１８に沿って
昇降動自在に配設されており、この移動体３０は前記巻
筒２０の軸方向端部を支持し、後述する昇降移動に伴っ
て巻筒２０に回転力を付与するようになっている。すな
わち移動体３ｏは、前記ラック２６を挾んで対向する２
枚の支持板３４．３４を備え、この支持板３４，３４に
前記巻筒２０の一端部が回転自在に挿通軸支される。こ
の巻筒２０の挿通部には、ラック２６と噛合するピニオ
ン３２が固定されている。また支持板３４゜３４の他端
部は、枠体１８の長手溝内に臨む位置において複数の車
輪３６が回転自在に配設され。

これにより前記移動体３０が、枠体１８から脱落するこ
となく自在に昇降し得るようになっている。

例えば前記車輪３６は、枠体１８に一体形成した前記案
内レール２４の内面に当接して脱落を阻止されると共に
、安定した案内走行がなされるものである。

また前記巻筒１８の移動体３０から外方に突出する端部
には、チェーンホイール３８が固定され、このチェーン
ホイール３８に巻掛けた無端チェーン４０を人力その他
モータ等の回転源により引張ることによって、チェーン
ホイール３８を回転させるようになっている。すなわち
チェーンホイール３８と共に巻筒２ｏは回転して、シー
ト１２の巻取りまたは巻戻しが行われる。このときピニ
オン３２は前記ラック２６に噛合しつつ回転するので、
前記複数の車輪３６により枠体１８内に安定的に保持さ
れた移動体３０が、枠体１８に沿って円滑に昇降移動す
ることが諒解されよう。なお第５図に示すと同様の本発
明に係る巻取機構が、巻筒２０の他端部側に位置する別
の垂直枠体１８にも設けられており、筒機構に共通する
巻筒２０の回転によって、夫々のシート巻取機構におけ
る移動体３０．３０が、前記巻筒２ｏを保持したまま同
期的に昇降動するものである。但し他方の巻取装置には
、チェーンホイールおよびチェーンからなる回動機構は
設けられていない。

次にこのように構成した本発明に係るシート巻取装置の
作用につき説明する。第５図に示す如く巻筒２０の端部
に固着したチェーンホイール３８を１人力またはモータ
によりチェーン４０を所要方向に引張って回動させれば
、シート１２の巻取りまたは巻戻し方向に前記巻筒２０
は回転する。

このとき巻筒２０の回転に伴い前記ピニオン３２はラッ
ク２６に噛合って回転し、前記巻筒２ｏの一端部が挿通
される移動体３０を垂直枠体１８に沿って上昇または下
降移動させる。移動体３ｏは、前述した如く複数の車軸
３６が前記枠体１８の前面開放部に配設した案内レール
２４の内面に当接し、これに案内されつつ移動するため
、昇降動作は極めて安定して行われる。また前述した如
く巻筒２ｏの他端部側に設けた同一構成の巻取装置でも
、共通の巻筒２０の回転により、ラック・ピニオン機構
の作用下に、同期的に移動体３０が巻筒２０を保持した
まま昇降する。なお前記チェーン４０は、図示しない係
止部に引掛けることにより、シートを所要位置で停止さ
せることができる。

発明の効果 本発明によれば、シートの巻取りおよび巻戻しを行う巻
筒は、その長手方向の両端部に挿通軸支した各移動体が
、支柱を兼ねる枠体１８に沿って円滑に昇降するので、
長尺なシートであってもその巻取りおよび巻戻し量は長
手方向の全幅に亘って安定する。また巻筒は、長手方向
両端部において各移動体を介して枠体に安定保持されて
いるがら、強風によってもシート下端部が風に煽られて
騒音を発することもない。

なお図示の実施例では、畜舎に本発明装置を使用した場
合につき説明したが、ＷＡ芸用のガラス温室における夜
間の放熱防止のために使用する等、温度調節の目的にも
好適に採用し得るものである。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建屋に開設される窓枠の一部を形成する互いに平行で垂
   直な枠体の長手溝中に案内レールおよびラックを配設し
   、前記窓枠の一部を形成する水平枠に上端部を固定した
   シートの下端部を巻筒に止着すると共に、この巻筒を挿
   通軸支した一対の支持板を前記垂直枠体の溝中に昇降自
   在に設け、前記一対の支持板の間に位置する巻筒端部に
   前記ラックと噛合するピニオンを配設固定し、更に前記
   枠体内に臨む支持体に前記案内レールと当接して該枠体
   から支持体が脱落するのを防止する複数の車輪を設け、
   このように構成したシート巻取機構を前記巻筒の両端部
   側に配置される前記一対の垂直枠体に夫々配設し、一方
   の巻取機構において前記巻筒の端部を回転駆動するよう
   構成したことを特徴とするシート巻取装置。