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JPS61118473A - インクジエツト記録用インク組成物 - Google Patents

インクジエツト記録用インク組成物

Info

Publication number
JPS61118473A
JPS61118473A JP59238494A JP23849484A JPS61118473A JP S61118473 A JPS61118473 A JP S61118473A JP 59238494 A JP59238494 A JP 59238494A JP 23849484 A JP23849484 A JP 23849484A JP S61118473 A JPS61118473 A JP S61118473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink composition
printing
disperse
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59238494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Koike
祥司 小池
Kazuo Iwata
岩田 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59238494A priority Critical patent/JPS61118473A/ja
Publication of JPS61118473A publication Critical patent/JPS61118473A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット記録用インク組成物に関し、
特に、ポリエステル、アセテート等の合成樹脂からなる
被記録材、更に好適には、これらの合成樹脂uli維か
らなる512vあるいは不Ial′aの捺染に適したイ
ンクジェット記録用インク組成物に関する。
(従来の技#i) 従来、ポリエステル、アセテート等の合成matからな
る織布や不織布あるいはこれらの繊維と他のm雄との混
紡織布等の捺染には、ローラー捺染、スクリーン捺染、
転写捺染等の捺染方法が用いられ、また1部にはインク
ジェット記録方法による捺染方法も提案されている。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
従来の一般的な捺染方法は、捺染用のプリント版を作成
する必要があり、これらの版1例えば捺染用版胴やスク
リーン版の作成が高価であり、また転写捺染においても
転写紙を印刷するための版の作成が高価であるため、か
なりの量を生産しない限り、コストが合わない、また、
一般にプリント布の模様の流行期間が短いため、その都
度製版するのは更にコストアップとなり、それらの流行
に迅速に対応できず、大量の在庫をかかえることがある
という重大な問題がある。これらの欠点を解決すべくイ
ンクジェット記録による捺染も提案されたが、このイン
クジェット記録による捺染では、使用するインクの粘度
をプリンターの性質上あまり高くすることができず、且
つ織布は紙等に比較すると織目が粗いため、Ia布面に
は付着したインクジェット記録用インク組成物の織布面
でのニジミの問題があり、細かい絵柄の作成が困難であ
った。更に、微細なノズルからインクを高速でしかも高
周波で吐出させるためにインクの物性値によっては、吐
出が不安定であったり1周波数に対する応答性に制限が
あるなどの欠点があった。
従って1本発明の目的は、上述の如き従来の一般的な捺
染方法における経済的な問題とインクジェット記録によ
る捺染方法における精確で、且つ安定したプリントの問
題を同時に解決し得るインクジェット記録用インク組成
物を提供することである。
また1本発明の別の目的は、織布に限らず、ポリエステ
ルを代表とする各種の合成樹脂成型品、例えばポリエス
テルシートやフィルムにすぐれた耐久性のある文字その
他の絵柄を捺染し得るインクジェット記録用インク組成
物を提供することである。
このような本発明の目的および他の目的は以下の本発明
によって達成される。
(発明の開示) すなわち1本発明は1分散染料および媒体力)らなり、
その表面張力が35〜60 dBe/c層のaidにあ
ることを特徴とするインクジェット記録用インク組成物
である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明を第1に特徴づ
ける構成は、インクジz?)記録用インク組成物の着色
成分として分散染料を使用する。伍であり、また第2に
特徴づける構成は1分散染料を含むインク組成物の表面
張力を一定の範囲に調整した点にある。
すなわち1本発明者は、インクジェット方式による捺染
について種々研究の結果、前述の捺染した絵柄の品位が
インク組成物の表面張力によって影響を受けることを知
見し、これらの表面張力を一定値に!1m!することに
よって主として本発明の目的が達成されたものである。
本発明を第1に特徴づけ1本発明におし1て使用する分
散染料とは、それ自体公知の材料であり。
繊維の染色あるいは昇華転写技術におし1で広く使用さ
れている水不溶性のアゾ系、アントラキノン系その他の
染料である。これらの分散染料は、その構造中にスルホ
ン酸基やカルボキシル基の如き水溶性の基を有さず、且
つ分子量がある程度の範囲に入り、水中分散体として繊
維あるいは織布に適用した後あるいは適用中に80〜2
50℃の温度により主としてポリエステル、アセテート
の如き合成繊維に染着するものである0本発明において
は、これら従来公知の分散染料はいずれも使用すること
ができ1本発明において好ましい分散染料としては、C
,1,ディスバーズイエロー3゜4.5,7.9.13
.24,30.33,34.42.44.49.50.
51.54.56.5B、60,83.64.6B、6
8,71.74.76.79,82,83.85.86
.88.90.91.93.98,99,100.10
4..114,116,118.119゜122.12
4,126,135.140,141.149.160
.162.163.164.165.179.180.
182.183.186、 192. 198. 19
9. 202. 204゜210、 21.1. 21
5. 216. 218. 224;C,1,ディスバ
ーズオレンジ1.3,5゜7、l’1.13,17,2
0.21.25.29.30.31,32,33,37
.38.42.43.44.45.47% 48.49
,50.53.54.55.56,57.5B、59.
61.66.71,73,76.78.80.89,9
0.91,93,96,97.l19.127,130
,139,142.C,I。
ディスバーズレフトl、4.5,7,11.12.13
.15.17,27.43.44.50.52.53.
54.55% 56.58.59.60.65.72,
73,74.75.76.78.81.82.86.8
8.90,91.92.93.98,103,105,
106.107,108,110.Ill、113.1
17.118.121,122,126,127.12
B、131,132,134,135゜137.143
,145,146,151.152.153.154.
 157. 159. 164゜167、 169. 
177、 179. 181.183、184、1J3
5、188. 189. 190゜191、 192.
200.201.202.2゜3、 205、206,
207,210. 221.224、225. 227
,229,239.240.257. 258.277
.278. 279゜281.28g、296.303
.310.311、312.320. 324、328
:C,I。
ディスバーズバイオレットl、4.8.23,26.2
7.28.31.33.35.36,38.40.43
,48.48.50.51,52.58.57.59.
61.63.69.77、C,1,ディスバーズグリー
ン9;C−I。
ディスパーズブラウン1.2.4.9.13.19、:
C,1,ディスパーズブ由自出l、3.7.9,14.
16.19.20.26.27.35.43.44,5
4.55.56.58.60.62.64.70,72
.73.75.79.81.82.83.87.91.
93.94、95. 9&、  102. 106. 
108. 112、113. 115. 118. 1
20. 122.125、 128. 130. 13
9. 141. 142、143. 146. 148
. 149. 153゜154、158.165. 1
67、 171. 173.174.176、 181
. 183. 185.186、 187. 189.
 197. 198. 200、201. 205. 
207、211、214゜224、225. 257.
 259. 267、 268、 270.284. 
285.287. 288゜291、 293. 29
5、29’7. 301 、315.330,333二
〇、1.ディスパーズブラック1.3.10.24;力
’t”t!Iffンレ、ドE−GL、カヤセロンプルー
E−TB、カヤセロンネイビーブル− E−EX、カヤ
セロンブラックE−EX等があげられる。
本発明において上記の如き分散染料を分散または溶解さ
せる媒体としては、従来の一般的染色における媒体、従
来のインクジェット記録用インクの媒体に使用されてい
る媒体はいずれも使用でき1例えば、水および/または
水溶性の有機溶剤が好ましいものであり1例えばメチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
5ec−ブチルアルコール、 tert−ブチルアルコ
ール、イソブチルアルコール等の炭素11jl〜4アル
キルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミド類;7セトン、ジアセトンアルコ
ール等のケトンまたはケトアルコール類:テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類:ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類:エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレンゲリコール、トリエチレングリコール、
1.2.6−ヘキサンドリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、等のフ
ルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリ
コール類;グリセリン;エチレングリコールメチル(ま
たはエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(
またはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ
メチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの
低級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン
、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げら
れる。
上記の如き媒体は単独でも混合物として使用できるが、
最も好ましい媒体組成は、水と1種以上の水溶性有機溶
剤からなり、該水溶性溶剤が少なくとも1種の水溶性高
沸点有機溶剤1例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン等の多価アルコールを含有す
るものである。これらの媒体の使用量は、インク組成物
を調製したときに、前記の分散染料の含有量が約0゜1
−15重景%になる量である。
本発明のインク組成物の必須成分は上記の通りであるが
、その他従来公知の各種の分散剤、界面活性剤、粘度調
整剤、他種の染料等を必要に応じて添加することができ
る。
必要に応じて添加し得る分散剤あるいは界面活性剤とし
ては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アル本ルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩
、シアル挙ルスルホコハク酸塩、フルキルリン酸エステ
ル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオ
キシエチレンフルキル硫酸エステル塩等の7ニオン系分
散剤若しくは界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンフルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、グリセリン脂肪酸エステル、オ参ジエチレンオキシ
プロピレンブロックコポリマー等のノニオン型分散剤あ
るいは界面活性剤が重要である。
粘度調整剤としては、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴム、スターチ等の主として水溶性の天然あるいは合成
高分子物が好ましく、これらの粘度調整剤を使用して、
あるいは使用せずに、本発明のインク組成物の語間を2
5℃で50cps以下、好ましくは1〜10cpsとす
る。
また、インクを帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用されるインクを調合する為には、塩化リチウム
、に!4化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類等
の比抵抗調整剤が添加される。
尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタ
イプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な
物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調
整されることもある。
また、上記三種の添加剤以外についても必要に応じて、
例えば消泡剤、浸透剤、防カビ剤、 pHTA整剤等を
適宜添加することができる。
本発明のインクジェット記録用インク組成物は、上記の
如き必須成分および任意成分を混合し、従来公知の磨砕
手段1例えば、ボールミル。
サンドミル、スピードラインミル等により混合磨砕処理
して得るのが一般的であり1分散染料の粒子径を通常は
30pm以下、好ましくは204m以下程度とする0粒
子径が大きすぎるとインクジェット記録時にノズルの目
詰り等の問題が生じたり、後の染着工程での均染性等に
問題が生じる。また、媒体として分散染料を溶解するよ
うな媒体を選択した時は、加熱等単なる溶解作用のみで
本発明のインク組成物を得ることができる。
以上の如くして本発明のインクジェット記録用インク組
成物が得られるが9本発明において特に重要な点は、上
記の如き必須成分、任意成分を配合し磨砕処理中、ある
いは処理後に得られたインク組成物の表面張力を約35
〜60 dynelcmの範囲に調整することであり、
インク組成物を上記の如!!範囲の表面張力を有するよ
うにすることによって本発明の目的が主として達成され
るものである。このような表面張力のm!1は1分散染
料の選択、媒体の選択と組合せ、各種添加剤の添加によ
って当業者が容易に達成することができる。
本発明のインクジェット記録用インク組成物において、
その表面張力が35 dyne/cm以下の場合には、
被記録材例えばポリエステルを主体とした織布にインク
ジェット記録装2により適用すると、付着したインク組
成物がその表面とで過度な滲みを生じて微細な絵柄の形
成が困難になり、また表面張力が上記範囲の上限を越え
ると、吐出時に安定して均一のドロップレフトを得るこ
とが困難となる等の問題が生じることを知見したもので
ある。尚、以上の表面張力の値はVISCONICEL
D(東京計器社製)を用い25℃の条件で測定した値で
ある。
以上の本発明のインクジェット記録用インク組成物は、
インクジェット記録による織布若しくは不a布の捺染に
有用であり、特に、ポリエステル繊維、7セテー)II
!!、ポリプロピレン繊維、ビニ0フ る織布または不織布あるいはこれらの合成gA維と他の
m維1例えば木綿am等の混紡織布若しくは混紡不織布
の捺染に有用である.これらの織布または不Ia布は従
来公知のものはいずれも使用することができるが,それ
に加えて,これらのJa′Iaまたは不織布をインクジ
ェット記録捺染用に予備処理したものでもよい.このよ
うな予備処理は,織布を構成する繊維の表面に付与され
たインク組成物を速やかに吸収保持できる水溶性または
水分散性ポリで−等を付与せしめることによって行うこ
とができる。更に本発明のインクジェット記録用インク
組成物は、上記の如き、合成繊維からなる織布または不
織布に限らず、ポリエステル、アセテート、ポリプロピ
レン、ナイロン等の合成樹脂からなるシート、フィルム
その他の成型品に文字や絵柄を付与するにもすぐれた効
果を有する。
本発明のインクジェット記録用インク組成物を上記の如
き織布、不織布あるいは成形物に付与するのに使用する
インクジェット記録方式は、インク組成物をノズルより
効果的に離脱させて、射程体である織布、不織布あるい
は成形物に付与し得る方式であれば、いかなる方式でも
よく、それらの方式の代表的なものは1例えば、 IE
EE  Tramsactions an  Indu
stry  Applications  Vol、J
A−13、No 、 1(1977年2,3月号)、日
経エレクトロニクス第305号(1982年12月B日
号)に記載されている。これらに記載の方式は1本発明
のインクジェット記録用インク組成物の使用に好適なも
のであり、その幾つかを説明すると、先ず静電吸引方式
があり、この方式では、ノズルとノズルの数層−前方に
置いた加速電極との間に強電界を与えて、ノズルよりイ
ンクを粒子化して次々に引出し、引出したインク組成物
が偏向電極間を飛翔する間に情報信号を偏向電極に与え
て記録する方式と、インク粒子を偏向することなく、情
報信号に対応してインク粒子を噴射する方式とがあり、
いずれも本発明のインクジェット記録用の適用に有効で
ある。
第2の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り1強制的に微少インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧力、励振
条件をある範囲の適を値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
により利用するものである。この方式の特徴は、従来差
みの太いノズル口径でも微少液滴群を得ることができる
第3の方式としてはピエゾ素子方式があり、この方式で
は、インクに加える圧力手段として、他方式の如くポン
プの様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。2
エゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせるこ
とにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる
方式である。
また1本発明のインク組成物は、特開昭54−5183
7号広報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用
を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化
による作用力によって、インクをノズルから吐出させる
インクジェット方式で捺染を行う方法にも好適である。
以上の如き種々のインクジェ−/ ト記録方式がいずれ
も使用でき、このような方式のいずれかを採用して、a
la、不織布あるいは成型品の表面に着色したインク組
成物による文字1図形等の絵柄が形成されるが1本発明
のインクジェット記録用インク組成物は、前述の如くそ
の表面張力が一定の範囲内にコントロールされているた
め、ノズルからの液滴の吐出安定性が極めて優れている
。更に、織布等の織目等の存在によってインク組成物が
過度には滲まずに適性に付着している。
従って、引続く加熱処理による染着工程を経ることによ
って鮮明で且つ微細な絵柄模様を形成することができる
。これに対して従来のインクジェット記録用インク組成
物を使用した場合には、ドツトが正確に目的の位置に付
着しなかったり、付着したインク組成物のドツトが織布
の織目に沿って速やかに滲み、織布とに微細な絵柄を形
成することが困難であった。
以上の如くして本発明のインクジェット記録用インク組
成物によって、織布等上にインク組成物を画像信号通り
には付着させることができ、この状態のインク組成物中
の分散染料は、単に織布に付着しているに過ぎないので
、引続き加熱処理を要する。このような加熱処理は、従
来公知の加熱処理でよく、例えば、捺染済み織布等を加
熱ローラーの間に通して数秒〜数十秒間120〜250
℃の温度に加熱するか、あるいは過熱スチーム室中に通
す等の如く、インク組成物中の分散染料が織la等を構
成するポリエステル等の樹脂に染着するに必要な温度と
時間加熱処理を加えればよい。
以上の如き本発明によれば、捺染に際して従来の一般的
な捺染における如さ高価なプリント版の作成は不要であ
り、プリントすべさ画像はコンピューターによって極め
て簡単に作成および修正が可能であるので、従来技術の
如き高価な版を必要とせずに、随時流行の変化に即応す
ることができる。従うて従来技術の如く大量生産によら
ずとも、少量生産でも十分な利益を確保することができ
る。また、従って、工業的な捺染方法のみならず、一般
家庭での趣味的なプリント捺染にも応用できるという利
点も有する。更に本発明のインク組成物は、織布や不織
布に限らず、疎水性合成樹脂1例えばポリエステルフィ
ルム、シート等の記録にも有用である0文末、ポリエス
テルシート等の透光性被記録材へのインクジェットによ
る記録は、水溶性染料によるインクを用いていたため。
ポリエステルシートの被記録面に親水性のインク受容層
を形成する必要があり、この受容層でインクを吸収保持
している。従って記録面の耐摩擦性に問題があったが1
本発明のインク組成物によれば、インク中の染料がポリ
エステルフィルム中に染着しているため、これらの問題
が生じるこたがなく、更に鮮明性や透明性が更に改良さ
れるという利点がある。
次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。な
お文中部および%とあるのは重量基準である。
実施例1 分散染料(C,!、ディスパーズブルー187)5部 アニオン系界面活性剤(分散剤)   4部(デモール
N 花王石鹸■製) エチレングリコール        15部ジエチレン
グリコール       13部水         
                 65部上記全成分
をアルミナ製ボールミルにて約36時間分散化を行なっ
た後、水酸化ナトリウムにてPHを8.3に調整し、更
にアルミナ製ボールミルにて3時間分散を行ない、その
後フロロポアフィルターFF−1000(住人電工■製
)にて粒径10gm以上の粗大粒子を除去して1本発明
の水性インク(A)を得た。
実施例2 分散染料(C,Lディスバーズオレンジ55)3部 酸性染料(C,1,ディスバーズイエロー43)1部 アニオン系界面活性剤      0.5部Cニツコー
ル0TP−Zoos、 日光ケミカルス■M) アニオン系界面活性剤      1.5部(チモール
C1花王石鹸輛製) ノニオン系界面活性剤      0.2部(エマルダ
ン911.花王石鹸■製) iso−プロピルアルコール    0.5部プロピレ
ングリコール       15部ポリエチレングリフ
ール       5部水             
             75部上記全成分をアルミ
ナ製ボールミルにて約40時間分散化を行なった後、水
酸化カリウムにてpHを7.4にy4整し、更に2時間
分散化し、その後フロロポアフィルターFF−500(
住人電工■製)にて粒径54m以上の粗大粒子を除去し
て。
本発明の水性インクCB)を得た。
実施例3 分散染料(C,1,ディスバーズレッドIll )7部 反応染料(C,1,ディスバーズレッド80)2部 ノニオン系界面活性剤      1.5部(エマルゲ
ン707.花王石鹸鞠製) ノニオン系界面活性剤      2.0部(レオドー
ルTW−P12G、花王石鹸■製)エチルカルピトール
        20部水             
               7 o部上記全成分よ
り実施例2とrF!1様の方法にて5本発明の水性イン
ク(C)を得た。
実施例4 分散染料(C,1,ディスパーズブルー214)3部 ゛ 分数染料CC,1,ディスパーズブルー137)3
部 アニオン系界面活性剤      5.5部(イオネッ
トD−2.三洋化成工業■製)エチレングリコール  
      25部グリセリン           
 5部1.3−ジメチルイミダゾリジノン  5部水 
                         
 60部上記各成分より実施例りと同様の方法にて1本
発明の水性インク(D)を得た。
比較例1 分散染料(C,1,ディスバーズレッド55)5部 アニオン系分触剤          2部(デモール
N、花王石鹸■製) フッ素系界面活性剤      0.01部(フロラー
ドFC−431、住人スリーエム■製) エチレングリコール        15部ジエチレン
ゴリコール       13部水         
                  65部上記全成
分より実施例1と同様の方法にて、比較用の水性インク
(E)を得た。
比較例2 分散染料(C,1,ディスバーズレッド239)0.4
部 分散染料(C,r、ディスバーズレッド24o)0.2
部 アニオン系界面活性剤(分散#)0.05部(キャリボ
ンB、三洋化成工業vIJ製)テトラエチレングリコー
ル     1部部N−メチルー2−ピロリドン   
 10部水                    
     75部上記上記全文り実施例1と同様の方法
にて、比較用の°水性インク(F)を得た。
実施例1〜4および比較例1.2の各水性インク(A 
−F)の性状を後記81表に示す。
使用例工 実施例1〜4および比較例1.2の各水性インク(A−
F)のインクを、特開昭54−51837号公報に記載
されている方法による。熱エネルギーを利用したインク
ジェットプリンターに搭載して、布にプリントした後、
215℃のオーブンに3分間入れて定着を行ない、その
後、中性洗剤で洗浄してプリント物を得た。結果を第2
表に示す。
使用例2 実施例1〜48よび比較例1.2のインクを。
ポリエステルフィルム(東し@製、ルミラーQ−80)
に印字し、130℃オーブンに1時間放置して定着した
後、プリント物の評価を行なった結果を第3表に示す。
幻シ1j医− IJLJI       嵐」し1 4、zf !、Hf 完(4,6f  gf 4(6f
−d    cs         411     
55     42      コ8       3
1      G2J              8
.3   7.5   5.1    $1.2   
  11.2    ’4.0*−本t   81  
45  83 711   85  381本gtt 
   6   413   12   11本I  I
CPα律限結合プラズマ発光分光分析1&釦にて分析し
た結果を示す。
本2 クールターカウンターにて分析した結果を示す。
Wこ3套一 本1    本2 IL薯      杢−一−−−躊     溌−みエ
ムU靭と黛2まインク(A)  ポリエステル100K
 (ジョーゼット)OOインク(B)  ポリエステル
611 ms!(ブロードつ  o      。
インク(C)  ポリエステル65象&83R(ブロー
ドつ  o      Oインク(D)  ポリエステ
ル+OOX (タック)00JLLJ インク(E)  、t?リエステルloom (ジ、−
ゼヲト)××インク(F)  ポリエステルlo咋(ジ
、−ゼット)   0      ×本! プリント物
の細線(巾約l閣)の尖鋭度を目視にて判定しLO:良
好  ×:不良 本2 ドツトを約1−間隔で一列に並べて30cmプリ
ントし、ドツトのバラツキを目視にて判定し九 〇:良奸  ×:不良 1竪≦L漏に− ILJ          !tJLJインク(A) 
 インクCD)   インク(E)  インクCF)産
−一一一一−−み   o       o     
   x       。
LzlJジグご2ヱ土   Q       Q   
     X       XO:良好  ×:不良 特許出願人  牛ヤノン味式会社 1?/y8.:

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分散染料および媒体からなり、その表面張力が3
    5〜60dyne/cmの範囲にあることを特徴とする
    インクジェット記録用インク組成物。
JP59238494A 1984-11-14 1984-11-14 インクジエツト記録用インク組成物 Pending JPS61118473A (ja)

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