JPS6056659B2 - アンチスキツド制御系における制御補償装置 - Google Patents
アンチスキツド制御系における制御補償装置Info
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- JPS6056659B2 JPS6056659B2 JP54030723A JP3072379A JPS6056659B2 JP S6056659 B2 JPS6056659 B2 JP S6056659B2 JP 54030723 A JP54030723 A JP 54030723A JP 3072379 A JP3072379 A JP 3072379A JP S6056659 B2 JPS6056659 B2 JP S6056659B2
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- circuit
- control
- wheel
- wheel speed
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/88—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means
- B60T8/885—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means using electrical circuitry
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/40—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
- B60T8/4004—Repositioning the piston(s) of the brake control means by means of a fluid pressurising means in order to reduce the brake pressure
- B60T8/4009—Repositioning the piston(s) of the brake control means by means of a fluid pressurising means in order to reduce the brake pressure the brake control means being the wheel cylinders
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- Fluid Mechanics (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車輪の制動力を制御するためのアンチスキッ
ド制御信号を発生する、車輌用アンチスキッド制御系中
の主制御回路系の故障によつて車輪がロック状態となつ
たときには、そのような状態を検知して直ちに通常のア
ンチスキッド制御系による制御作動に代わつて、予め設
定された時間だけ車輪の制動力を解除するように作動す
る、アンチスキッド制御系における制御補償装置に関す
)るものである。
ド制御信号を発生する、車輌用アンチスキッド制御系中
の主制御回路系の故障によつて車輪がロック状態となつ
たときには、そのような状態を検知して直ちに通常のア
ンチスキッド制御系による制御作動に代わつて、予め設
定された時間だけ車輪の制動力を解除するように作動す
る、アンチスキッド制御系における制御補償装置に関す
)るものである。
アンチスキッド制御系の故障としては次の二つの型の故
障、すなわち車輪に制動力が全く作用しなくなる第1の
型の故障と、車輪に対して制動力は作用するが、アンチ
スキッド機能が失つてしま・う第2の型の故障とが考え
られる。
障、すなわち車輪に制動力が全く作用しなくなる第1の
型の故障と、車輪に対して制動力は作用するが、アンチ
スキッド機能が失つてしま・う第2の型の故障とが考え
られる。
従来においては特に前記第1の型の故障が重視され、こ
の第1の型の故障が生じたときには、直ちにアンチスキ
ッド制御系の電源を遮断してアンチスキッド機能を停止
させることにより、結果的に前記第2の故“障の状態と
同じ状態になるように転換し、また、前記第2の故障が
生じたときには単に警報を発するように、アンチスキッ
ドブレーキ装置を構成することが普通であつた。ところ
で、一般にアンチスキッド機能が作用しているときの制
動感覚とアンチスキッド機能が作用していないときの制
動惑覚との間には大きな差異があつて、特に単一のアン
チスキッド制御系により複数輪あるいは全輪の制動力を
制御するように構成された車輛において、アンチスキッ
ド制御系の故障により急激にアンチスキッド機能が停止
した場合には、通常の制動感覚に馴れ切つている運転者
は、制動惑覚の急変に追従することが極めて困難で、通
常の制動感覚のまま各車輪に対して大きな制動力を付与
することとなり、その結果各車輪力珀ツク状態になり易
くなつて、運転上種々の不都合を生じることとなる。
の第1の型の故障が生じたときには、直ちにアンチスキ
ッド制御系の電源を遮断してアンチスキッド機能を停止
させることにより、結果的に前記第2の故“障の状態と
同じ状態になるように転換し、また、前記第2の故障が
生じたときには単に警報を発するように、アンチスキッ
ドブレーキ装置を構成することが普通であつた。ところ
で、一般にアンチスキッド機能が作用しているときの制
動感覚とアンチスキッド機能が作用していないときの制
動惑覚との間には大きな差異があつて、特に単一のアン
チスキッド制御系により複数輪あるいは全輪の制動力を
制御するように構成された車輛において、アンチスキッ
ド制御系の故障により急激にアンチスキッド機能が停止
した場合には、通常の制動感覚に馴れ切つている運転者
は、制動惑覚の急変に追従することが極めて困難で、通
常の制動感覚のまま各車輪に対して大きな制動力を付与
することとなり、その結果各車輪力珀ツク状態になり易
くなつて、運転上種々の不都合を生じることとなる。
このような不都合をできるだけ少なく抑えるためには、
各車輪毎にそれぞれ互いに独立して作動するアンチスキ
ッド制御系を設けて、いずれか一つのアンチスキッド制
御系が故障をしても、そのアンチスキッド制御系に対応
する車輪以外の他の車輪のアンチスキッド機能には影響
を与えないようにアンチスキッドブレーキ装置を構成す
ることが考えられるが、この場合、もし後輪に対応する
アンチスキッド制御系が故障すると、前輪はアンチスキ
ッド機能が作用することによつてロックせずに、後輪の
みがロックするという状態が生じる可能性がある。
各車輪毎にそれぞれ互いに独立して作動するアンチスキ
ッド制御系を設けて、いずれか一つのアンチスキッド制
御系が故障をしても、そのアンチスキッド制御系に対応
する車輪以外の他の車輪のアンチスキッド機能には影響
を与えないようにアンチスキッドブレーキ装置を構成す
ることが考えられるが、この場合、もし後輪に対応する
アンチスキッド制御系が故障すると、前輪はアンチスキ
ッド機能が作用することによつてロックせずに、後輪の
みがロックするという状態が生じる可能性がある。
このような状態が生じたときには車輌が不意に旋回した
りして、全輪がロックした場合以上に不都合な事態を招
くことがある。本発明は以上の諸事情に鑑み提案された
もので、車輌用アンチスキッド制御系中の主制御回路系
の故障により車輪がロック状態となつたときには、直ち
に制動力を所定時間だけ解除することによつてその車輪
咄ンク状態が長く持続することのないようにして、前記
主制御回路系の故障を補償し且つその故障による制動惑
覚の急変を抑えることができるような、アンチスキッド
制御系における制御補償装置を得ることを主な目的とす
るものである。本発明の別の目的は、選択された複数個
の車輪の制御力を一括して制御する形式の、アンチスキ
ッド制御系中の主制御回路系が故障することにより、前
記複数個の車輪のうち少なくとも一つ力忙ツク状態とな
つたときには、直ちに前記複数個の車輪の全ての制動力
を所定時間たけ解除することによつて、一部の車輪だけ
力珀ツクする事態を未然に防止てきる、アンチスキッド
制御系における制御補償装置を得ることである。
りして、全輪がロックした場合以上に不都合な事態を招
くことがある。本発明は以上の諸事情に鑑み提案された
もので、車輌用アンチスキッド制御系中の主制御回路系
の故障により車輪がロック状態となつたときには、直ち
に制動力を所定時間だけ解除することによつてその車輪
咄ンク状態が長く持続することのないようにして、前記
主制御回路系の故障を補償し且つその故障による制動惑
覚の急変を抑えることができるような、アンチスキッド
制御系における制御補償装置を得ることを主な目的とす
るものである。本発明の別の目的は、選択された複数個
の車輪の制御力を一括して制御する形式の、アンチスキ
ッド制御系中の主制御回路系が故障することにより、前
記複数個の車輪のうち少なくとも一つ力忙ツク状態とな
つたときには、直ちに前記複数個の車輪の全ての制動力
を所定時間たけ解除することによつて、一部の車輪だけ
力珀ツクする事態を未然に防止てきる、アンチスキッド
制御系における制御補償装置を得ることである。
以下、図面について本発明の実施例を説明する。
ます、アンチスキッド制御系の作動を理解し易くするた
めに、従来のアンチスキッドブレーキ装置の具体的な一
例について説明すると、第1図において、ブレーキペダ
ル1はマスタシリンダ2に対して作動的に連結されてお
り、運転者がこのブレーキペダル1を踏むと、マスタシ
リンダ2は制動油圧を発生するようになつている。マス
タシリンダ2は、油路3を介して、車体に装着されたホ
ィールシリンダ6内の一対のピストン7,8間.に形成
された制動油室11に連通している。各ピストン7,8
のロッド9,10はそれぞれホィールシリンダ6の端壁
を貫通して外方に延びており、各ロッド9,10の外端
部は、車輪に装着されたブレーキドラム4と摩擦接触す
ることによソー制御トルクを発生する一対のブレーキシ
ュー5,5″にそれぞれ連結されている。したがつて、
ブレーキペダル1が踏まれることによりマスタシリンダ
2が制動油圧を発生すると、この制動油圧は油路3を経
て制動油室11内に伝達され、その結果、各ピストン7
,8が互いに離反する方向に押圧移動され、それに伴な
つて各ブレーキシュー5,5″がブレーキドラム4の摩
擦面に向けて押圧され、ブレーキドラム4と協働して車
輪に対して制動トルクを発生する。制動油室11内の制
動油圧が大きすぎると、各ブレーキシュー5,5″とブ
レーキドラム4との間に発生する制動トルクが大きすぎ
、その結果車輪がロック状態となる。
めに、従来のアンチスキッドブレーキ装置の具体的な一
例について説明すると、第1図において、ブレーキペダ
ル1はマスタシリンダ2に対して作動的に連結されてお
り、運転者がこのブレーキペダル1を踏むと、マスタシ
リンダ2は制動油圧を発生するようになつている。マス
タシリンダ2は、油路3を介して、車体に装着されたホ
ィールシリンダ6内の一対のピストン7,8間.に形成
された制動油室11に連通している。各ピストン7,8
のロッド9,10はそれぞれホィールシリンダ6の端壁
を貫通して外方に延びており、各ロッド9,10の外端
部は、車輪に装着されたブレーキドラム4と摩擦接触す
ることによソー制御トルクを発生する一対のブレーキシ
ュー5,5″にそれぞれ連結されている。したがつて、
ブレーキペダル1が踏まれることによりマスタシリンダ
2が制動油圧を発生すると、この制動油圧は油路3を経
て制動油室11内に伝達され、その結果、各ピストン7
,8が互いに離反する方向に押圧移動され、それに伴な
つて各ブレーキシュー5,5″がブレーキドラム4の摩
擦面に向けて押圧され、ブレーキドラム4と協働して車
輪に対して制動トルクを発生する。制動油室11内の制
動油圧が大きすぎると、各ブレーキシュー5,5″とブ
レーキドラム4との間に発生する制動トルクが大きすぎ
、その結果車輪がロック状態となる。
この危険な状態を防止するために、各ピストン7,8と
ホィールシリンダ6の端壁の間には一対の制御油室12
,12″が形成されており、これらの制御油室12,1
2″内の制御油圧を制御することにより、制動油室11
内の制動油圧が大きすぎて車輪のロックの可能性あるい
は危険性が生じたときには、各ピストン7,8の制動油
圧による移動を抑制するように構成されている。そこで
以下、制御油室12,12″内の制御油圧を制御するた
めの制御装置について説明する。
ホィールシリンダ6の端壁の間には一対の制御油室12
,12″が形成されており、これらの制御油室12,1
2″内の制御油圧を制御することにより、制動油室11
内の制動油圧が大きすぎて車輪のロックの可能性あるい
は危険性が生じたときには、各ピストン7,8の制動油
圧による移動を抑制するように構成されている。そこで
以下、制御油室12,12″内の制御油圧を制御するた
めの制御装置について説明する。
ポンプPにより油槽Tから吸上げられた後加圧された制
御油は、油路15および蓄圧器13を経て電磁作動器2
0により切換制御されるインレットバルブ14の入口側
ボートに送られるようになつていると)もに、インレッ
トバルブ14の出口側ボートは、油路16を介して制御
油室12に、さらに油路17を介して制御油室12″に
それぞれ連通している。また制御油室12は油路16、
油路17、油路18を介して、さらに制御油室12″は
油路18を介して、それぞれ電磁作動器21により切換
制御されるアウトレットバルブ19の入口側ボートに連
通しているとともに、アウトレットバルブ19の出口側
ボートは油槽Tに連通している。インレットバルブ14
は、通常は第1図において右側に切換えられた状態に保
持されており、この状態においては各制御油室12,1
2″はポンプPおよび蓄圧器13から遮断されている。
御油は、油路15および蓄圧器13を経て電磁作動器2
0により切換制御されるインレットバルブ14の入口側
ボートに送られるようになつていると)もに、インレッ
トバルブ14の出口側ボートは、油路16を介して制御
油室12に、さらに油路17を介して制御油室12″に
それぞれ連通している。また制御油室12は油路16、
油路17、油路18を介して、さらに制御油室12″は
油路18を介して、それぞれ電磁作動器21により切換
制御されるアウトレットバルブ19の入口側ボートに連
通しているとともに、アウトレットバルブ19の出口側
ボートは油槽Tに連通している。インレットバルブ14
は、通常は第1図において右側に切換えられた状態に保
持されており、この状態においては各制御油室12,1
2″はポンプPおよび蓄圧器13から遮断されている。
そして、電磁作動器20に通電されることによつて電磁
作動器20が作動すると、インレットバルブ14は第1
図において左側に切換えられ、その結果、ポンプPから
送られた制御油は蓄圧器13、インレットバルブ14を
経て、各制御油室12,12″内に圧送され、各ピスト
ン7,8を制動油室11内の制動油圧に抗して互いに接
近する方向に押圧する。また、アウトレットバルブ19
は、通常は第1図において左側に切換えられた状態に保
持されており、この状態においては各制御油室12,1
2″はアウトレットバルブ19を介して油槽T内に開放
されている。
作動器20が作動すると、インレットバルブ14は第1
図において左側に切換えられ、その結果、ポンプPから
送られた制御油は蓄圧器13、インレットバルブ14を
経て、各制御油室12,12″内に圧送され、各ピスト
ン7,8を制動油室11内の制動油圧に抗して互いに接
近する方向に押圧する。また、アウトレットバルブ19
は、通常は第1図において左側に切換えられた状態に保
持されており、この状態においては各制御油室12,1
2″はアウトレットバルブ19を介して油槽T内に開放
されている。
そして、電磁作動器21に通電されることによつて電磁
作動器21が作動すると、アウトレットバルブ19は第
1図において右側に切換えられ、その結果、各制御油室
12,12″は油槽Tから遮断される。そこで、第1の
作動状態として、インレットバルブ14が右側に切換え
られ、アウトレットバルブ19が左側に切換えられてい
る状態、すなわち各電磁作動器20,21の何れにも通
電されていない状態を考えると、この状態においては、
各制御油室12,12″は油槽T内に開放されているの
て、各ピストン7,8は制動油室11内の制動油圧のみ
に依存して押圧移動され、その結果、制動時の制動トル
クは運転者の制動操作に従つて自由に増大する。
作動器21が作動すると、アウトレットバルブ19は第
1図において右側に切換えられ、その結果、各制御油室
12,12″は油槽Tから遮断される。そこで、第1の
作動状態として、インレットバルブ14が右側に切換え
られ、アウトレットバルブ19が左側に切換えられてい
る状態、すなわち各電磁作動器20,21の何れにも通
電されていない状態を考えると、この状態においては、
各制御油室12,12″は油槽T内に開放されているの
て、各ピストン7,8は制動油室11内の制動油圧のみ
に依存して押圧移動され、その結果、制動時の制動トル
クは運転者の制動操作に従つて自由に増大する。
次に、第2の作動状態として、アウトレットバルブ19
が右側に切換えられた状態、すなわち電磁作動器21に
通電された状態を考えると、この状態においては、各制
御油室12,12″は油槽Tから遮断され、各制御油室
12,12″内の制御油はロックされた状態となるので
、各ピストン7,8は、たとえ制動油室11内の制動油
圧が増加し続けたとしても、それ以上の移動を抑止され
る。
が右側に切換えられた状態、すなわち電磁作動器21に
通電された状態を考えると、この状態においては、各制
御油室12,12″は油槽Tから遮断され、各制御油室
12,12″内の制御油はロックされた状態となるので
、各ピストン7,8は、たとえ制動油室11内の制動油
圧が増加し続けたとしても、それ以上の移動を抑止され
る。
その結果、制動時の制動トルクは運転者の制.動操作と
は無関係に一定の大きさに保持されるので、この第2の
作動状態は車輪のロックの可能性が生じた場合に適合す
る。そして、第3の作動状態として、インレットバルブ
14が左側に切換えられ、アウトレツトバル.゛ブ19
が右側に切換えられた状態、すなわち各電磁作動器20
,21にともに通電された状態を考えると、この状態に
おいては、ポンプPから送られた制御油は蓄圧器13、
インレットバルブ14を経て各制御油室12,12″内
に圧入されると・ともに、各制御油室12,12″は油
槽Tから遮断されるので、各ピストン7,8は制動油室
11内の制動油圧に抗して互いに接近する方向に押圧移
動される。
は無関係に一定の大きさに保持されるので、この第2の
作動状態は車輪のロックの可能性が生じた場合に適合す
る。そして、第3の作動状態として、インレットバルブ
14が左側に切換えられ、アウトレツトバル.゛ブ19
が右側に切換えられた状態、すなわち各電磁作動器20
,21にともに通電された状態を考えると、この状態に
おいては、ポンプPから送られた制御油は蓄圧器13、
インレットバルブ14を経て各制御油室12,12″内
に圧入されると・ともに、各制御油室12,12″は油
槽Tから遮断されるので、各ピストン7,8は制動油室
11内の制動油圧に抗して互いに接近する方向に押圧移
動される。
その結果、制動時の制動トルクは運転者の制動操作とは
無関係に減少するので、この第3の作動状態は車輪のロ
ックの危険性が生じた場合に適合する。次に第1図に示
されたようなアンチスキッドブレーキ装置の作動を制御
するためのアンチスキッド制御系について説明する。
無関係に減少するので、この第3の作動状態は車輪のロ
ックの危険性が生じた場合に適合する。次に第1図に示
されたようなアンチスキッドブレーキ装置の作動を制御
するためのアンチスキッド制御系について説明する。
第2図において、車輪の周速度を検出して車輪の周速度
に関する車輪速度信号を発生する車輪速度検出器22は
、その出力信号を主制御回路23・に送る。
に関する車輪速度信号を発生する車輪速度検出器22は
、その出力信号を主制御回路23・に送る。
主制御回路23は、車輪速度信号から車体速度を推定す
るとともに車輪加速度を求め、さらに車体速度信号に基
準スリップ率を加味することによつて基準車輪速度を設
定し、車輪速度信号と基準車輪速度信号とを比較すると
ともに車輪加速度信号と予め設定された基準車輪加速度
信号とを比較して、車輪のロックの危険性が生じたと判
断したときには、出力信号を発生して、その出力信号を
出力トランジスタ25を介して電磁作動器27に送るよ
うに構成されている。この際、主制御回路23は、必ず
しも上記の構成のものに限定される必要はなく、車輪速
度信号に基づいて、車輪のロックの危険性が生じたとき
には出力信号を発生するようなものであれば、別の構成
のものであつても良い。
るとともに車輪加速度を求め、さらに車体速度信号に基
準スリップ率を加味することによつて基準車輪速度を設
定し、車輪速度信号と基準車輪速度信号とを比較すると
ともに車輪加速度信号と予め設定された基準車輪加速度
信号とを比較して、車輪のロックの危険性が生じたと判
断したときには、出力信号を発生して、その出力信号を
出力トランジスタ25を介して電磁作動器27に送るよ
うに構成されている。この際、主制御回路23は、必ず
しも上記の構成のものに限定される必要はなく、車輪速
度信号に基づいて、車輪のロックの危険性が生じたとき
には出力信号を発生するようなものであれば、別の構成
のものであつても良い。
また、第2図に示された主制御回路23は、単一の出力
信号を単一の電磁作動器27に送るように構成されてい
るが第1図に示された従来例のように、アンチスキッド
ブレーキ装置が一対の電磁作動器20,21により作動
される場合には、主制御回路23が互いに異なつた一対
の出力信号をそれぞれ対応電磁作動器20,21に対し
て発生するように構成することもできる。さて、電磁作
動器27は、主制御回路23の出力信号を受けると、直
ちに通電状態に置かれ、第1図の電磁作動器20,21
が共に通電状態に置かれた場合と同じようにして、制動
力を解除させるようにアンチスキッドブレーキ装置を作
動させる。
信号を単一の電磁作動器27に送るように構成されてい
るが第1図に示された従来例のように、アンチスキッド
ブレーキ装置が一対の電磁作動器20,21により作動
される場合には、主制御回路23が互いに異なつた一対
の出力信号をそれぞれ対応電磁作動器20,21に対し
て発生するように構成することもできる。さて、電磁作
動器27は、主制御回路23の出力信号を受けると、直
ちに通電状態に置かれ、第1図の電磁作動器20,21
が共に通電状態に置かれた場合と同じようにして、制動
力を解除させるようにアンチスキッドブレーキ装置を作
動させる。
また、車輪のロックの危険性がなくなると、主制御回路
23は出力信号の発生を停止し、それに伴なつて電磁作
動器27は非通電状態となつて再び車輪に対して制動力
を付与するようにアンチスキッドブレーキ装置を作動さ
せる。以後は、このような動作が繰り返されながら、全
体として車体速度が減少していく。したがつて、主制御
回路23および出力トランジスタ25が含まれる、アン
チスキッド制御系中の主制御回路系が正常に作動してい
る間は、車輪がロック状態となるようなことはない。
23は出力信号の発生を停止し、それに伴なつて電磁作
動器27は非通電状態となつて再び車輪に対して制動力
を付与するようにアンチスキッドブレーキ装置を作動さ
せる。以後は、このような動作が繰り返されながら、全
体として車体速度が減少していく。したがつて、主制御
回路23および出力トランジスタ25が含まれる、アン
チスキッド制御系中の主制御回路系が正常に作動してい
る間は、車輪がロック状態となるようなことはない。
そして、もし主制御回路系に、車輪に制動力が全く作用
しなくなる第1の型の故障が生じた場合には、従来周知
のように直ちに警報が発せられるとともに、主制御回路
系への通電を停止してその作動を停止させることにより
、制動力が自由に増大することができる状態に自動的に
切換えられる。またもし主制御回路系に、車輪に対して
制動力は作用するがアンチスキッド機能が発揮されない
第2の型の故障が生じた場合には直ちに警報が発せられ
る。いずれの場合でも、主制御回路系の故障により車輪
がロックし易い状態となるものである。次に、上記のよ
うな主制御回路系の故障に対する補償装置について説明
する。
しなくなる第1の型の故障が生じた場合には、従来周知
のように直ちに警報が発せられるとともに、主制御回路
系への通電を停止してその作動を停止させることにより
、制動力が自由に増大することができる状態に自動的に
切換えられる。またもし主制御回路系に、車輪に対して
制動力は作用するがアンチスキッド機能が発揮されない
第2の型の故障が生じた場合には直ちに警報が発せられ
る。いずれの場合でも、主制御回路系の故障により車輪
がロックし易い状態となるものである。次に、上記のよ
うな主制御回路系の故障に対する補償装置について説明
する。
第2図において、制御補償装置を構成する制御補償回路
24および出力トランジスタ26は、主制御回路23お
よび出力トランジスタ25に対して並列的に接続されて
おり、制御補償回路24は車輪速度検出器22が発生し
た車輪速度信号を入力信号として受けるとともに、その
出力信号を出力トランジスタ26を介して電磁作動器2
7に送るように構成されている。
24および出力トランジスタ26は、主制御回路23お
よび出力トランジスタ25に対して並列的に接続されて
おり、制御補償回路24は車輪速度検出器22が発生し
た車輪速度信号を入力信号として受けるとともに、その
出力信号を出力トランジスタ26を介して電磁作動器2
7に送るように構成されている。
第3図には、制御補償回路24の詳細な回路図が示され
ている。
ている。
車輪速度信号は入力端子28を介して演算増幅器29に
送られる。ここで、車体速度信号Uおよび制動力の制御
の対象となる車輪の車輪速度信号V、、iの時間的経過
に対する信号波形が第4図Aに示されたような信号波形
を形成したものとすると、演算増幅器29は、第4図B
に示されるように、車輪速度信号■、、1を一定振幅の
パルス波形信号に調整し、その出力信号を本発明の第1
の回路を構成するリトリガプル・モノステーブル発振器
30の入力端子T1に送る。リトリガプル・モノステー
ブル30は、その入力端子T1にパルス信号が加わるご
とに、コンデンサC1および抵抗R1によつて定まる一
定時間幅ちのパルス信号を発生するが、リトリガプルで
あるため入力パルスの間隔が一定時間幅ち未満であれば
その出力端子′Q,には常に「L」レベルの出力信号を
生じるが、入力パルスの間隔が一定時間幅t1に達する
と、出力信号′Q1からは「H」レベルに反転された出
力信号が発せられる。したがつて、リトリガプル・モノ
ステーブル発振器30からは第4図Cに示されたような
パルス信号が発生して本発明の第2の回路を構成するリ
トリガプル・モノステーブル発振器31の入力端子T2
に加えられる。リトリガプル●モノステーブル発振器3
1は、その入力端子T2に加わる入力パルス信号が「L
」レベルから「H」レベルに反転するとき、コンデンサ
C2および抵拍只2によつて定まる一定時間幅!のパル
ス信号をその出力端了Q2から発生する。
送られる。ここで、車体速度信号Uおよび制動力の制御
の対象となる車輪の車輪速度信号V、、iの時間的経過
に対する信号波形が第4図Aに示されたような信号波形
を形成したものとすると、演算増幅器29は、第4図B
に示されるように、車輪速度信号■、、1を一定振幅の
パルス波形信号に調整し、その出力信号を本発明の第1
の回路を構成するリトリガプル・モノステーブル発振器
30の入力端子T1に送る。リトリガプル・モノステー
ブル30は、その入力端子T1にパルス信号が加わるご
とに、コンデンサC1および抵抗R1によつて定まる一
定時間幅ちのパルス信号を発生するが、リトリガプルで
あるため入力パルスの間隔が一定時間幅ち未満であれば
その出力端子′Q,には常に「L」レベルの出力信号を
生じるが、入力パルスの間隔が一定時間幅t1に達する
と、出力信号′Q1からは「H」レベルに反転された出
力信号が発せられる。したがつて、リトリガプル・モノ
ステーブル発振器30からは第4図Cに示されたような
パルス信号が発生して本発明の第2の回路を構成するリ
トリガプル・モノステーブル発振器31の入力端子T2
に加えられる。リトリガプル●モノステーブル発振器3
1は、その入力端子T2に加わる入力パルス信号が「L
」レベルから「H」レベルに反転するとき、コンデンサ
C2および抵拍只2によつて定まる一定時間幅!のパル
ス信号をその出力端了Q2から発生する。
したがつて、リトリガプル・モノステーブル発振器31
からは、第4図Dに示されたようなパルス信号が発生し
て、出力端子33を介して出力トランジスタ26に送ら
れる。ところで、リトリガプル●モノステーブル発振器
31にはリセット端子K2が設けられており、このリセ
ット端子′R2はリセット信号発生器32に接続されて
いる。
からは、第4図Dに示されたようなパルス信号が発生し
て、出力端子33を介して出力トランジスタ26に送ら
れる。ところで、リトリガプル●モノステーブル発振器
31にはリセット端子K2が設けられており、このリセ
ット端子′R2はリセット信号発生器32に接続されて
いる。
リセット信号発生器32は、車体速度がアンチスキッド
作動を必要としない程度まで低下したときリセット信号
を発生し、リトリガプル・モノステーブル発振器31に
送る。リトリガプル・モノステーブル発振器31は、リ
セット端子I2においてリセット信号を受けている間は
、何ら出力信号を発生しない。第2図および第3図に示
された制御補償装置は以上のように構成されているので
、アンチスキッド制御系中の主制御回路系が故障をする
ことによつて、車輪速度検出器22が発生する車輪速度
信・号が車輪のロック状態を示すに至つたとき、即ち第
4図Bのパルス信号の間隔が所定時間ζを超えたときに
は、リトリガプル●モノステーブル発振器30は、直ち
に出力信号を発生し始める。
作動を必要としない程度まで低下したときリセット信号
を発生し、リトリガプル・モノステーブル発振器31に
送る。リトリガプル・モノステーブル発振器31は、リ
セット端子I2においてリセット信号を受けている間は
、何ら出力信号を発生しない。第2図および第3図に示
された制御補償装置は以上のように構成されているので
、アンチスキッド制御系中の主制御回路系が故障をする
ことによつて、車輪速度検出器22が発生する車輪速度
信・号が車輪のロック状態を示すに至つたとき、即ち第
4図Bのパルス信号の間隔が所定時間ζを超えたときに
は、リトリガプル●モノステーブル発振器30は、直ち
に出力信号を発生し始める。
一方、車輪速度信号が、車輪のロック状態が解除さ・れ
たことを示すに至つたとき、即ち第4図Bのパルス信号
の間隔が所定時間ち以下になつたときには、直ちに出力
信号の発生を停止する。而してリトリガプル・モノステ
ーブル発振器30が出力信号を発生し始めると、リトリ
ガプル・モノステーノブル発振器31は、直ちに予め定
められた一定時間幅ちの、電磁作動器27に通電させる
ための出力信号を発生する。電磁作動器27が通電状態
に置かれると、直ちにアンチスキッドブレーキ装置は制
動力を解除して、車輪をロック状態から解放する。かく
して、制動力は第4図Eに示されたような時間的経緯を
辿るものである。そして、車体速度が低下していつて車
体速度信号の値が予め設定された低基準車体速度信号の
値よりも小さくなつたとき、すなわちアンチスキッド作
動を必要としない程度まで車体速度が低下したときには
、リセット信号発生器32がリセット信号を発生するこ
とにより、リトリガプル●モノステーブル発振器31は
全く出力信号を発生せす、電磁作動器27は通電されな
い。第5図には、選択された複数個の車輪の制動力を一
括して制御するアンチスキッド制御系に対する制御補償
装置の一例が示されている。
たことを示すに至つたとき、即ち第4図Bのパルス信号
の間隔が所定時間ち以下になつたときには、直ちに出力
信号の発生を停止する。而してリトリガプル・モノステ
ーブル発振器30が出力信号を発生し始めると、リトリ
ガプル・モノステーノブル発振器31は、直ちに予め定
められた一定時間幅ちの、電磁作動器27に通電させる
ための出力信号を発生する。電磁作動器27が通電状態
に置かれると、直ちにアンチスキッドブレーキ装置は制
動力を解除して、車輪をロック状態から解放する。かく
して、制動力は第4図Eに示されたような時間的経緯を
辿るものである。そして、車体速度が低下していつて車
体速度信号の値が予め設定された低基準車体速度信号の
値よりも小さくなつたとき、すなわちアンチスキッド作
動を必要としない程度まで車体速度が低下したときには
、リセット信号発生器32がリセット信号を発生するこ
とにより、リトリガプル●モノステーブル発振器31は
全く出力信号を発生せす、電磁作動器27は通電されな
い。第5図には、選択された複数個の車輪の制動力を一
括して制御するアンチスキッド制御系に対する制御補償
装置の一例が示されている。
第2図の主制御回路23と同様な機能を持つ主制御回路
23″は、一対の車輪速度検出器22−1,22−2が
それぞれ発生した車輪速度信号を入力信号として受ける
とともに、その出力信号を出力トランジスタ25″を介
して電磁作動器27″に送り、選択された車輪のうち少
なくとも一つにロックの危険性が生じたときには、直ち
に電磁作動器27″を通電状態に置いて、選択された全
ての車輪の制動力を解除するように構成されている。こ
れに対し、制御補償回路24″は、各車輪速度検出器2
2−1,22−2が発生した車輪速度信号を入力信号と
して受けるとともに、その出力信号を出力トランジスタ
26″を介して電磁作動器27″に送るように構成され
ている。第6図には、制御補償回路2Cの具体的な一例
が示されている。
23″は、一対の車輪速度検出器22−1,22−2が
それぞれ発生した車輪速度信号を入力信号として受ける
とともに、その出力信号を出力トランジスタ25″を介
して電磁作動器27″に送り、選択された車輪のうち少
なくとも一つにロックの危険性が生じたときには、直ち
に電磁作動器27″を通電状態に置いて、選択された全
ての車輪の制動力を解除するように構成されている。こ
れに対し、制御補償回路24″は、各車輪速度検出器2
2−1,22−2が発生した車輪速度信号を入力信号と
して受けるとともに、その出力信号を出力トランジスタ
26″を介して電磁作動器27″に送るように構成され
ている。第6図には、制御補償回路2Cの具体的な一例
が示されている。
一対の入力端子28−1,28−2は、それぞれ対応す
る車輪速度信号を受け一て、それぞれ第3図の演算増幅
器29と同様な機能を持つ対応した演算増幅器29−1
,29−2を介して、同じくそれぞれ第2図のリトリガ
プル・モノステーブル発振器30と同様な機能を持つ対
応したリトリガプル・モノステーブル発振器。30−1
,30−2の入力端子T1−1,T2−2に、変調後の
車輪速度信号を送る。リトリガプル・モノステーブル発
振器30−1は、コンデンサC1−1および抵抗R1−
1により定まる応答特性を有し、その出力信号を出力端
子・O1−1からダイオードD,−1を介して、第3図
のリトリガプル・モノステーブル発振器31と同様な機
能を持つリトリガプル●モノステーブル発振器3「の入
力端子T2″に送る。
る車輪速度信号を受け一て、それぞれ第3図の演算増幅
器29と同様な機能を持つ対応した演算増幅器29−1
,29−2を介して、同じくそれぞれ第2図のリトリガ
プル・モノステーブル発振器30と同様な機能を持つ対
応したリトリガプル・モノステーブル発振器。30−1
,30−2の入力端子T1−1,T2−2に、変調後の
車輪速度信号を送る。リトリガプル・モノステーブル発
振器30−1は、コンデンサC1−1および抵抗R1−
1により定まる応答特性を有し、その出力信号を出力端
子・O1−1からダイオードD,−1を介して、第3図
のリトリガプル・モノステーブル発振器31と同様な機
能を持つリトリガプル●モノステーブル発振器3「の入
力端子T2″に送る。
また、リトリガプル●モノステーブル発振器30−2は
、コンデンサC1−2および抵拍只,−2により定まる
応答特性を有し、その出力信号を出力端子0,−2から
ダイオードD1−2を介して、リトリガプル・モノステ
ーブル発振器3「の入力端子T2″に送る。リトリガプ
ル・モノステーブル発振器3「はコンデンサC2″およ
び抵抗R2″により定まる応答特性を有し、各ダイオー
ドD1−1およびD1−2のノ作用により、各リトリガ
プル・モノステーブル発振器30−1および30−2が
発生したパルス信号のうち最先のパルス信号に応答して
、一定時間幅のパルス信号を出力端了Q2″から発生し
、その出力信号を出力端子33″および出力トランジス
・夕26″を介して電磁作動器27″に送ることにより
、電磁作動器27″を通電状態に置く。
、コンデンサC1−2および抵拍只,−2により定まる
応答特性を有し、その出力信号を出力端子0,−2から
ダイオードD1−2を介して、リトリガプル・モノステ
ーブル発振器3「の入力端子T2″に送る。リトリガプ
ル・モノステーブル発振器3「はコンデンサC2″およ
び抵抗R2″により定まる応答特性を有し、各ダイオー
ドD1−1およびD1−2のノ作用により、各リトリガ
プル・モノステーブル発振器30−1および30−2が
発生したパルス信号のうち最先のパルス信号に応答して
、一定時間幅のパルス信号を出力端了Q2″から発生し
、その出力信号を出力端子33″および出力トランジス
・夕26″を介して電磁作動器27″に送ることにより
、電磁作動器27″を通電状態に置く。
リトリガプル・モノステーブル発振器3「のリセット端
子N2″は、ダイオードD2−1を介してリセット信号
発生器32−1に接続されていると″ともに、ダイオー
ドD2−2を介してリセット信号発生器32−2にも接
続されている。
子N2″は、ダイオードD2−1を介してリセット信号
発生器32−1に接続されていると″ともに、ダイオー
ドD2−2を介してリセット信号発生器32−2にも接
続されている。
各リセット信号発生器32−1および32−2は、互い
に独立して車体速度を検出する一対の車体速度検出器の
出力信号をそれぞれ対応して受け、各車体速度検出器が
発生した車体速度信号の値が、予め設定された低基準車
体速度信号の値よりも小さくなつたときは、それぞれリ
セット信号を発生するように構成されている。したがつ
て、リトリガプル●モノステーブル発振器3「は、各ダ
イオードD2−1,D2−2の作用により、車体速度が
低下したことによつて各リセット信号発生器32−1,
32−2のうち少なくとも一つがリセット信号を発生し
ている間は、何ら出力信号を発生せず、その間電磁作動
器27″は通電されない。以上のように本発明によれば
、車輪速度信号が車輪のロック状態を示したときには、
直ちに所定時間だけ電磁作動器を通電状態に置くことに
よつて制動力を解除するための出力信号を発生する、主
制御回路から独立した制御補償回路を備えるようにした
ので、アンチスキッド制御系中の主制御回路系の故障に
起因して車輪速度信号が車輪のロック状態を示したとき
には、直ちに車輪の制動力を所定時間だけ解除すること
ができて、その車輪ロック状態が長く持続することを未
然に防止することができ、しかも上記主制御回路系の故
障に伴う制動感覚の急変も抑えることができる。また選
択された複数の車輪に対して各車輪毎に設けられていて
、対応する車輪速度検出器が発生した車輪速度信号が対
応する車輪のロック状態を示したときには直ちに出力信
号を発生し始め、車輪速度信号が、対応する車輪のロッ
ク状態が解除されたことを示すに至つたときには直ちに
出力信号の発生を停止する、主制御回路から独立した第
1の回路の群と、第1の回路の群のうち少なくとも一つ
の回路が出力信号を発生し始めると直ちに所定時間幅の
、電磁作動器を作動させるための出力信号を発生する単
一の第2の回路とを備えるようにしたので、選択された
複数個の車輪のうち少なくとも一つがロック状態となつ
たときには、直ちに選択された複数個の車輪の全ての制
動力を所定時間だけ解除することができて、一部の車輪
だけがロックするような事態を未然に防止することがで
きるものである。
に独立して車体速度を検出する一対の車体速度検出器の
出力信号をそれぞれ対応して受け、各車体速度検出器が
発生した車体速度信号の値が、予め設定された低基準車
体速度信号の値よりも小さくなつたときは、それぞれリ
セット信号を発生するように構成されている。したがつ
て、リトリガプル●モノステーブル発振器3「は、各ダ
イオードD2−1,D2−2の作用により、車体速度が
低下したことによつて各リセット信号発生器32−1,
32−2のうち少なくとも一つがリセット信号を発生し
ている間は、何ら出力信号を発生せず、その間電磁作動
器27″は通電されない。以上のように本発明によれば
、車輪速度信号が車輪のロック状態を示したときには、
直ちに所定時間だけ電磁作動器を通電状態に置くことに
よつて制動力を解除するための出力信号を発生する、主
制御回路から独立した制御補償回路を備えるようにした
ので、アンチスキッド制御系中の主制御回路系の故障に
起因して車輪速度信号が車輪のロック状態を示したとき
には、直ちに車輪の制動力を所定時間だけ解除すること
ができて、その車輪ロック状態が長く持続することを未
然に防止することができ、しかも上記主制御回路系の故
障に伴う制動感覚の急変も抑えることができる。また選
択された複数の車輪に対して各車輪毎に設けられていて
、対応する車輪速度検出器が発生した車輪速度信号が対
応する車輪のロック状態を示したときには直ちに出力信
号を発生し始め、車輪速度信号が、対応する車輪のロッ
ク状態が解除されたことを示すに至つたときには直ちに
出力信号の発生を停止する、主制御回路から独立した第
1の回路の群と、第1の回路の群のうち少なくとも一つ
の回路が出力信号を発生し始めると直ちに所定時間幅の
、電磁作動器を作動させるための出力信号を発生する単
一の第2の回路とを備えるようにしたので、選択された
複数個の車輪のうち少なくとも一つがロック状態となつ
たときには、直ちに選択された複数個の車輪の全ての制
動力を所定時間だけ解除することができて、一部の車輪
だけがロックするような事態を未然に防止することがで
きるものである。
第1図は従来のアンチスキッドブレーキ装置の一例を示
す要部断面説明図、第2図はアンチスキッド制御系にお
ける制御補償装置の一例を示す回路図、第3図は第2図
中の制御補償回路の具体的な一例を示す回路図、第4図
は各種信号の波形例示図、第5図は第2図とは異なつた
アンチスキッド制御系における制御補償装置の一例を示
す回路図、第6図は第5図中の制御補償回路の具体的な
一例を示す回路図である。 22,22−1,22−2:車輪速度検出器、23,2
3″:主制御回路、24,2『:制御補償回路、26,
26″:出力部(出力トランジスタ)、27,27″:
電磁作動器、30,30−1,30−2:第1の回路、
31,3「:第2の回路、32,32−1,32−2:
リセツト信号発生器。
す要部断面説明図、第2図はアンチスキッド制御系にお
ける制御補償装置の一例を示す回路図、第3図は第2図
中の制御補償回路の具体的な一例を示す回路図、第4図
は各種信号の波形例示図、第5図は第2図とは異なつた
アンチスキッド制御系における制御補償装置の一例を示
す回路図、第6図は第5図中の制御補償回路の具体的な
一例を示す回路図である。 22,22−1,22−2:車輪速度検出器、23,2
3″:主制御回路、24,2『:制御補償回路、26,
26″:出力部(出力トランジスタ)、27,27″:
電磁作動器、30,30−1,30−2:第1の回路、
31,3「:第2の回路、32,32−1,32−2:
リセツト信号発生器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車輪の周速度を検出して車輪の周速度に関する車輪
速度信号を発生する車輪速度検出器22、22−1、2
2−2と、この車輪速度検出器22、22−1、22−
2が発生した車輪速度信号を入力信号として受け、車輪
の制動力を制御するためのアンチスキッド制御信号を発
生する主制御回路23、23′と、この主制御回路23
、23′が発生した制御信号に従つて通電状態に置かれ
たときには、車輪の制動力を解除するようにアンチスキ
ッド制御装置を作動させる電磁作動器27、27′とを
含むアンチスキッド制御系における制御補償装置であつ
て、前記車輪速度検出器22、22−1、22−2か発
生した車輪速度信号を入力信号として受け、前記車輪速
度信号が車輪のロック状態を示したときには直ちに所定
時間t_2だけ出力信号を生成する、前記主制御回路2
3、23′から独立した制御補償回路24、24′と;
この制御補償回路24、24′が生成した出力信号を、
前記電磁作動器27、27′を通電状態に置くための信
号として前記電磁作動器27、27′に送る出力部26
、26′と;を有するアンチスキッド制御系における制
御補償装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のアンチスキッド制御系
における制御補償装置において、前記制御補償回路24
、24′は、前記車輪速度検出器22、22−1、22
−2が発生した車輪速度信号を入力信号として受けるこ
とにより、前記車輪速度信号が車輪のロック状態を示し
たときには直ちに出力信号を発生し始め、前記車輪速度
信号が、車輪のロック状態が解除されたことを示すに至
つたときには、直ちに出力信号の発生を停止する第1の
回路30、30−1、30−2と、前記第1の回路30
、30−1、30−2が出力信号を発生し始めると直ち
に所定時間幅t_2の、前記電磁作動器27、27′を
作動させるための出力信号を発生する第2の回路31、
31′とを有している、アンチスキッド制御系における
制御補償装置。 3 特許請求の範囲第2項記載のアンチスキッド制御系
における制御補償装置において、前記制御補償装置は、
さらに、車体速度の大きさを示す車体速度信号の値が予
め設定された低基準車体速度信号の値よりも小さくなつ
たときにリセット信号を発生するリセット信号発生器3
2、32−1、32−2を備え、前記第2の回路31、
31′は、前記第1の回路30、30−1、30−2の
出力信号を受けるとともに前記リセット信号をも入力信
号として受け、前記第2の回路31、31′が前記リセ
ット信号を受けている間は、前記電磁作動器27、27
′を通電状態に置くための出力信号を全く発生しないよ
うに構成されている、アンチスキッド制御系における制
御補償装置。 4 複数個の車輪の各々に対して配設されていて、それ
ぞれ対応する車輪の周速度を検出して対応する車輪の周
速度に関する車輪速度信号を発生する複数個の車輪速度
検出器22−1、22−2と、これら各車輪速度検出器
22−1、22−2が発生した車輪速度信号を入力信号
として、前記複数の車輪の制動力を一括して制御するた
めのアンチスキッド制御信号を発生する主制御回路23
′と、この主制御回路23′が発生した制御信号に従つ
て通電状態に置かれたときには、前記各車輪の制動力を
一括して解除するようにアンチスキッド制御装置を作動
させるための電磁作動器27′とを含むアンチスキッド
制御系における制御補償装置であつて、前記各車輪毎に
設けられていて、対応する車輪速度検出器22−1、2
2−2が発生した車輪速度信号を入力信号として受ける
ことにより、前記車輪速度信号が対応する車輪のロック
状態を示したときには直ちに出力信号を発生し始め、前
記車輪速度信号が、対応する車輪のロック状態が解除さ
れたことを示すに至つたときには直ちに出力信号の発生
を停止する、前記主制御回路23′から独立した第1の
回路30−1、30−2の群と、前記第1の回路30−
1、30−2の群のうち少なくとも一つの回路30−1
または30−2が出力信号を発生し始めると直ちに所定
時間幅の、前記電磁作動器27′を作動させるための出
力信号を発生する単一の第2の回路31′とを有してい
るアンチスキッド制御系における制御補償装置。 5 特許請求の範囲第4項記載のアンチスキッド制御系
における制御補償装置において、前記制御補償装置は、
さらに、互いに独立して車体速度を検出する複数個の車
体速度検出器と、これら車体速度検出器毎に対応して設
けられていて、各車体速度検出器が発生する車体速度信
号の値が予め設定された低基準車体速度信号の値よりも
小さくなつたときにリセット信号を発生する複数個のリ
セット信号発生器32−1、32−2とを有し、前記第
2の回路31′は、前記複数個のリセット信号発生器2
8−1、28−2のうち少なくとも一つがリセット信号
を発生している間は前記電磁作動器27′を通電状態に
置くための出力信号を全く発生しないように構成されて
いる、アンチスキッド制御系における制御補償装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030723A JPS6056659B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | アンチスキツド制御系における制御補償装置 |
US06/121,585 US4335430A (en) | 1979-03-16 | 1980-02-14 | Control and compensation device in an anti-skid control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030723A JPS6056659B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | アンチスキツド制御系における制御補償装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55123549A JPS55123549A (en) | 1980-09-24 |
JPS6056659B2 true JPS6056659B2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=12311559
Family Applications (1)
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JP54030723A Expired JPS6056659B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | アンチスキツド制御系における制御補償装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6056659B2 (ja) |
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Family Cites Families (4)
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US4061402A (en) * | 1976-09-29 | 1977-12-06 | General Motors Corporation | Wheel lock control system failure and disabling circuit |
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1979
- 1979-03-16 JP JP54030723A patent/JPS6056659B2/ja not_active Expired
-
1980
- 1980-02-14 US US06/121,585 patent/US4335430A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS55123549A (en) | 1980-09-24 |
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