JPS6028787B2 - 気泡コンクリ−トの製法 - Google Patents
気泡コンクリ−トの製法Info
- Publication number
- JPS6028787B2 JPS6028787B2 JP6683677A JP6683677A JPS6028787B2 JP S6028787 B2 JPS6028787 B2 JP S6028787B2 JP 6683677 A JP6683677 A JP 6683677A JP 6683677 A JP6683677 A JP 6683677A JP S6028787 B2 JPS6028787 B2 JP S6028787B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- foaming agent
- cement
- cationic surfactant
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセメント、水、蛋白質性発泡剤及びカチオン性
界面活性剤より造る気泡コンクリートの製法に関し、そ
の目的とするところは軽量で、かつ高強度の建築、土木
用材料を得ることにある。
界面活性剤より造る気泡コンクリートの製法に関し、そ
の目的とするところは軽量で、かつ高強度の建築、土木
用材料を得ることにある。
現在気泡コンクリートの製造においては、スラリー中で
アルミ粉末を発泡させてオートクレープ養生を行なうと
いう方法が大部分を占めている。この方法は画一的な製
品を大量に製造するという点に関しては非常に有効であ
るが、現場施工には向いていないという欠点がある。又
、現場施工として使用されている発泡スチレン工法にお
いては、内部に介在する発ポリスチレンには骨材として
の強度は期待できず、軽量化しようとすると耐燃性が不
十分になる。
アルミ粉末を発泡させてオートクレープ養生を行なうと
いう方法が大部分を占めている。この方法は画一的な製
品を大量に製造するという点に関しては非常に有効であ
るが、現場施工には向いていないという欠点がある。又
、現場施工として使用されている発泡スチレン工法にお
いては、内部に介在する発ポリスチレンには骨材として
の強度は期待できず、軽量化しようとすると耐燃性が不
十分になる。
さらには発泡ポリスチレンが高価なため、建築、±木の
限られた分野にしか適用できない。軽量、耐燃性があり
現場施工も容易に行える材料は見あたらないのが現状で
ある。本発明者は発泡剤としてオートクレープ養生を必
要としない蛋白質性発泡剤に着目し、気泡コンクリート
の強度増加をはかる方法として泡の膜を強化することに
成功した。
限られた分野にしか適用できない。軽量、耐燃性があり
現場施工も容易に行える材料は見あたらないのが現状で
ある。本発明者は発泡剤としてオートクレープ養生を必
要としない蛋白質性発泡剤に着目し、気泡コンクリート
の強度増加をはかる方法として泡の膜を強化することに
成功した。
一般に界面活性剤は起泡性を有している。
これは界面張力の異常な低下と界面における特異な吸着
に起因しているが、界面活性剤による泡は蛋白質系の物
質を添加すると消滅し難くなる傾向があり、さらには蛋
白質性発泡剤によって作られた泡が界面活性剤によって
消滅することがないばかりでなく、かえってその膜が強
化されることを知った。一方セメント粒子は硬化以前で
は水中において負に帯電しており、又界面活性剤の中で
はカチオン界面活性剤が凝集力に富んでいる。
に起因しているが、界面活性剤による泡は蛋白質系の物
質を添加すると消滅し難くなる傾向があり、さらには蛋
白質性発泡剤によって作られた泡が界面活性剤によって
消滅することがないばかりでなく、かえってその膜が強
化されることを知った。一方セメント粒子は硬化以前で
は水中において負に帯電しており、又界面活性剤の中で
はカチオン界面活性剤が凝集力に富んでいる。
本発明者はこれら一連の知識のもとにカチオン界面活性
剤及び蛋白質性発泡剤とから生じた泡が界面の吸着に優
れ、セメント粒子を泡の膜に凝集させ、泡膜付近で高密
度になり、泡をさらに強化することを確認した。蛋白質
性発泡剤、カチオン界面活性剤、セメント、水との複合
による気泡セメントスラリーは容易に現場施工ができ、
又養生もビニールシート類で被って湿気を与えるだけで
充分という利点があり、それ自体で高強度を有する鉄筋
の周囲に施けば一層強力なものとなる。
剤及び蛋白質性発泡剤とから生じた泡が界面の吸着に優
れ、セメント粒子を泡の膜に凝集させ、泡膜付近で高密
度になり、泡をさらに強化することを確認した。蛋白質
性発泡剤、カチオン界面活性剤、セメント、水との複合
による気泡セメントスラリーは容易に現場施工ができ、
又養生もビニールシート類で被って湿気を与えるだけで
充分という利点があり、それ自体で高強度を有する鉄筋
の周囲に施けば一層強力なものとなる。
使用されるカチオン界面活性剤のうちで好ましいものは
第4級アンモニウム塩であり、そのアルキル基力む,.
ないしC,5であればなお良く、C,.以下では泡の質
が粗荒になり、C,5以上では低温での起泡力は弱まる
。
第4級アンモニウム塩であり、そのアルキル基力む,.
ないしC,5であればなお良く、C,.以下では泡の質
が粗荒になり、C,5以上では低温での起泡力は弱まる
。
気泡コンクリートに使用される蛋白質性発泡剤は対セメ
ント重量比が0.1%ないし1%であり、特に0.3%
ないし0.5%が良い結果を生む。
ント重量比が0.1%ないし1%であり、特に0.3%
ないし0.5%が良い結果を生む。
又、カチオン界面活性剤の使用量は対蛋白質性発泡剤の
重量比が0.1%ないし5%である。特に好ましい範囲
は曲げ強度、圧縮強度、比重、どれを重視するかによっ
て異なり、曲げ強度及び比重を重視しようとすれば0.
5ないし2%が良く、圧縮強度及び比重を重視しようと
すれば2%ないし5%が良い。
重量比が0.1%ないし5%である。特に好ましい範囲
は曲げ強度、圧縮強度、比重、どれを重視するかによっ
て異なり、曲げ強度及び比重を重視しようとすれば0.
5ないし2%が良く、圧縮強度及び比重を重視しようと
すれば2%ないし5%が良い。
カチオン界面活性剤の量が0.1%以下は曲げ強、圧縮
強度共著しい増加は見られず、5%以上では泡膜にセメ
ント粒子が凝集しすぎて泡が消滅して密度が低下し軽量
化を期待することできなくなる。
強度共著しい増加は見られず、5%以上では泡膜にセメ
ント粒子が凝集しすぎて泡が消滅して密度が低下し軽量
化を期待することできなくなる。
気泡コンクリートの作製方法としては使用する発泡機又
は蝿梓磯原料投入力法、投入順序が重要な意味を持つ、
例えば鷹梓機においては泡の量を増すために高速に回転
するものが良くセメントの投入方法では少量づつ一定量
を投入し固まりができないようにする等注意すべき点が
多々ある。
は蝿梓磯原料投入力法、投入順序が重要な意味を持つ、
例えば鷹梓機においては泡の量を増すために高速に回転
するものが良くセメントの投入方法では少量づつ一定量
を投入し固まりができないようにする等注意すべき点が
多々ある。
発泡セメントスラリーを作る方法として有効なのは以下
に掲がる三つの方法であり、特に■の方法が最も好まし
い。■ 水、蛋白質性起泡剤、カチオン界面活性剤を混
合し、発泡機によって泡を作っておき、この泡を水、セ
メントよりなるセメントスラリー中に注入、損辞するこ
とによって発泡セメントスラリーとする。
に掲がる三つの方法であり、特に■の方法が最も好まし
い。■ 水、蛋白質性起泡剤、カチオン界面活性剤を混
合し、発泡機によって泡を作っておき、この泡を水、セ
メントよりなるセメントスラリー中に注入、損辞するこ
とによって発泡セメントスラリーとする。
■ 水、蛋白質性建泡剤、カチオン界面活性剤を混合、
擬枠することによって泡を作っておき、この泡を水、セ
メントよりなるセメントスラリ−中に注入燈洋すること
によって発泡セメントスラリ−とする。
擬枠することによって泡を作っておき、この泡を水、セ
メントよりなるセメントスラリ−中に注入燈洋すること
によって発泡セメントスラリ−とする。
■ 水、蛋白質性起泡剤、カチオン界面活性剤を混合、
擬梓することによって泡を作り、この中にセメント粉を
少量づつ混入、縄拝することによって発泡セメントスラ
リーとする。
擬梓することによって泡を作り、この中にセメント粉を
少量づつ混入、縄拝することによって発泡セメントスラ
リーとする。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例
カチオン界面活性剤としてェソカードC−12(ライオ
ン油脂株式会社製)を使用し、蛋白質性発泡剤として米
国マール社のマールクリ−トP液を使用した。
ン油脂株式会社製)を使用し、蛋白質性発泡剤として米
国マール社のマールクリ−トP液を使用した。
ボルトランドセメント100の重量部に対し、マールク
リートP液3重量部に第1表に記載した重量部のェソカ
ードC−12を添加し、それを水で稀釈し60の重量部
とした発泡混合水溶液を加え気泡コンクリート板を作製
した。
リートP液3重量部に第1表に記載した重量部のェソカ
ードC−12を添加し、それを水で稀釈し60の重量部
とした発泡混合水溶液を加え気泡コンクリート板を作製
した。
その板の強度比較を第1表に示す。この結果からェソカ
ードC−12を混入したものは混入しないものに比べて
曲げ強度、圧縮強度に増加がみられ、曲げ強度では0.
03部でピークに達し、圧縮強度では増加を続けた。
ードC−12を混入したものは混入しないものに比べて
曲げ強度、圧縮強度に増加がみられ、曲げ強度では0.
03部でピークに達し、圧縮強度では増加を続けた。
第1表
(注)
曲レナ雌健鴫拳
圧縮比強度=鞭鰹
図面は上記本発明の実施例において、ェソカ−ドC−1
2の発泡剤に対する添加量と強度との関係を示すグラフ
である。
2の発泡剤に対する添加量と強度との関係を示すグラフ
である。
Claims (1)
- 1 セメント、水及び蛋白質性発泡剤とにより気泡コン
クリートを製造する方法において、蛋白質性発泡剤中に
カチオン性界面活性剤を重量比で0.1〜5%混入する
ことを特徴とする気泡コンクリートの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6683677A JPS6028787B2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 気泡コンクリ−トの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6683677A JPS6028787B2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 気泡コンクリ−トの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS541322A JPS541322A (en) | 1979-01-08 |
JPS6028787B2 true JPS6028787B2 (ja) | 1985-07-06 |
Family
ID=13327319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6683677A Expired JPS6028787B2 (ja) | 1977-06-07 | 1977-06-07 | 気泡コンクリ−トの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028787B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104446088A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-03-25 | 陕西师范大学 | 氨基酸类阴离子-阳离子表面活性剂复合型发泡剂 |
-
1977
- 1977-06-07 JP JP6683677A patent/JPS6028787B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS541322A (en) | 1979-01-08 |
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