JPS60252497A - マクロファージ活性化作用をもつムラミルペプチド親油性誘導体およびこれを含む薬剤組成物 - Google Patents
マクロファージ活性化作用をもつムラミルペプチド親油性誘導体およびこれを含む薬剤組成物Info
- Publication number
- JPS60252497A JPS60252497A JP60099454A JP9945485A JPS60252497A JP S60252497 A JPS60252497 A JP S60252497A JP 60099454 A JP60099454 A JP 60099454A JP 9945485 A JP9945485 A JP 9945485A JP S60252497 A JPS60252497 A JP S60252497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- liposomes
- groups
- mdp
- gdp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y5/00—Nanobiotechnology or nanomedicine, e.g. protein engineering or drug delivery
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
- A61K9/1271—Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K9/00—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K9/001—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence having less than 12 amino acids and not being part of a ring structure
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K9/00—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K9/001—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence having less than 12 amino acids and not being part of a ring structure
- C07K9/005—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence having less than 12 amino acids and not being part of a ring structure containing within the molecule the substructure with m, n > 0 and m+n > 0, A, B, D, E being heteroatoms; X being a bond or a chain, e.g. muramylpeptides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Immunology (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマクロファージ活性化作用、特に腫瘍破壊性を
有するムラミルペプチド親油性誘導体に係る。本発明は
よシ特定的にはこれらムラミルペプチド親油性誘導体を
含む組成物、特にこの種の誘導体を含むリポソームをベ
ースとするか又はこれらリポソームを形成し得る組成を
もつ組成物に係る。
有するムラミルペプチド親油性誘導体に係る。本発明は
よシ特定的にはこれらムラミルペプチド親油性誘導体を
含む組成物、特にこの種の誘導体を含むリポソームをベ
ースとするか又はこれらリポソームを形成し得る組成を
もつ組成物に係る。
マクロファージの活性化はイ・ムノモジュレータの抗腫
瘍活性の主要メカニズムの1つである。即ち活性化され
たマクロファージは同系1ii m細胞をin vit
roだけでな(in vivoでも破馳できる。
瘍活性の主要メカニズムの1つである。即ち活性化され
たマクロファージは同系1ii m細胞をin vit
roだけでな(in vivoでも破馳できる。
一方、ムラミルペプチドはマクロファージのin vi
troでの抗腫瘍活性を増大させ得ることが判明した。
troでの抗腫瘍活性を増大させ得ることが判明した。
但しこれらの物質を食塩密液の形で用いるin viv
oの場合には事情が異なる。恐らく、この不活性の原因
は、多分、流体の飲作用のためにムラミルペプチドのマ
クロファージ内への浸入が緩慢になることと、これらム
ラミルペプチドが腎臓によって生体から急速に排出され
ることとにある。これら2つの現象が重なるために食塩
溶液の形で注入されたムラミルペプチドはマクロファー
ジ内でそれらを活性化する程十分な濃度には達し得ない
と推察される。
oの場合には事情が異なる。恐らく、この不活性の原因
は、多分、流体の飲作用のためにムラミルペプチドのマ
クロファージ内への浸入が緩慢になることと、これらム
ラミルペプチドが腎臓によって生体から急速に排出され
ることとにある。これら2つの現象が重なるために食塩
溶液の形で注入されたムラミルペプチドはマクロファー
ジ内でそれらを活性化する程十分な濃度には達し得ない
と推察される。
これらの欠点を解消する方法はこれまでにも多数提案さ
れてきた。特に、ムラミルペプチドをリポソーム内に封
入するとそれだけでin vitroでもin viv
oでもかなシの細胞毒活性がマクロファージに与えられ
ることが判明した。フイドラ−(1’IDLBR)等は
この方法を更に発展させ、7対3の割合でホスファチジ
ルコリン(PO)とホスファチジルセリン(PS)とを
含み且つMDPをも含有する多重ラメラリポソームを使
用した。その結果このイムノモジュレータの標的を循環
単球に向けることに成功した。これら単球は細胞内に取
込んだMDPの作用によシ活性化マクロファージに分化
する(キャンサーリサーチ(0anc、 Res、)
、42゜161−167(1982年))。
れてきた。特に、ムラミルペプチドをリポソーム内に封
入するとそれだけでin vitroでもin viv
oでもかなシの細胞毒活性がマクロファージに与えられ
ることが判明した。フイドラ−(1’IDLBR)等は
この方法を更に発展させ、7対3の割合でホスファチジ
ルコリン(PO)とホスファチジルセリン(PS)とを
含み且つMDPをも含有する多重ラメラリポソームを使
用した。その結果このイムノモジュレータの標的を循環
単球に向けることに成功した。これら単球は細胞内に取
込んだMDPの作用によシ活性化マクロファージに分化
する(キャンサーリサーチ(0anc、 Res、)
、42゜161−167(1982年))。
前記リポソームの組成及び性質(多重ラメラ)はこれら
リポソームを特に肺循環毛細血管に向けるのに適してい
る。これらリポソームを取入れた単球は次いで肺内を移
動し、そこで活性化マクロファージに分化する。これら
の活性化されたマクロファージはマウスのメラノー””
r 3316の如き肺内性腫瘍の転移部を破壊する能力
がある。
リポソームを特に肺循環毛細血管に向けるのに適してい
る。これらリポソームを取入れた単球は次いで肺内を移
動し、そこで活性化マクロファージに分化する。これら
の活性化されたマクロファージはマウスのメラノー””
r 3316の如き肺内性腫瘍の転移部を破壊する能力
がある。
しかし乍ら可溶性ムラミルペプチドの使用には多くの問
題が伴う。例えば成る種のリボンーノ、(特に標的を肺
循環単球に向けるのに適した組成をもつもの)では「洩
れ」が生じる、即ち封入溶質が失われる。この洩れはP
O/P S !Jボソームを血清の存在下におくと特
に顕著になる。このような現象は勿論リポソームの保存
に有害である。
題が伴う。例えば成る種のリボンーノ、(特に標的を肺
循環単球に向けるのに適した組成をもつもの)では「洩
れ」が生じる、即ち封入溶質が失われる。この洩れはP
O/P S !Jボソームを血清の存在下におくと特
に顕著になる。このような現象は勿論リポソームの保存
に有害である。
この欠点は多重ラメラリポソームを使用すると多少解消
される。即ち、リポソームが食作用で取入れられる前に
は最も内側のインタラメラ種が前記洩れを抑止又は制限
し得ると考えられる。この場合はしかし乍ら標的設定の
特異性が失われる。
される。即ち、リポソームが食作用で取入れられる前に
は最も内側のインタラメラ種が前記洩れを抑止又は制限
し得ると考えられる。この場合はしかし乍ら標的設定の
特異性が失われる。
実際、単うメラリポソーム即ち僅かの薄膜からなるリポ
ソームを使用する方が標的を肺以外の臓器に設定する上
で有利でちる(ジー・ボス) (G。
ソームを使用する方が標的を肺以外の臓器に設定する上
で有利でちる(ジー・ボス) (G。
PO8TB )他、キャンサーリサーチ、42.141
2−1422(1982年))。
2−1422(1982年))。
この問題を解消すべくフイドラー等は既にN−アセチル
ームラミルーL−アラニル−D−イソグルタミン(MD
P)又はN−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D−
イソグルタミル−L−アラニン(MTP) の親油性誘
導体、例えばMTP−ホスファチジルエタノールアミン
を使用することを提唱していた。
ームラミルーL−アラニル−D−イソグルタミン(MD
P)又はN−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D−
イソグルタミル−L−アラニン(MTP) の親油性誘
導体、例えばMTP−ホスファチジルエタノールアミン
を使用することを提唱していた。
また、マクロファージの細胞毒活性を刺激すべ(MDP
又はMTPをホスファチジルエタノールアミン又はステ
アリン酸分子に結合することも提案された。しかし乍ら
この稲の誘導体を含むリポソームの調製は容易ではない
。%に、これらムラミルペプチド誘導体を含む薄い脂質
薄膜の形成と、従来技術によるこれら薄い脂質薄膜のリ
ポソームへの変換は必ずし2も再現可能な結果をもたら
すとは限らず、得られたリポソームも長期保存は殆んど
不可能である。
又はMTPをホスファチジルエタノールアミン又はステ
アリン酸分子に結合することも提案された。しかし乍ら
この稲の誘導体を含むリポソームの調製は容易ではない
。%に、これらムラミルペプチド誘導体を含む薄い脂質
薄膜の形成と、従来技術によるこれら薄い脂質薄膜のリ
ポソームへの変換は必ずし2も再現可能な結果をもたら
すとは限らず、得られたリポソームも長期保存は殆んど
不可能である。
更に、成る種の親油基を既に含んでいる成る種のムラミ
ルペプチド誘導体は′マクロファージニ対して毒性及び
/又は不安定化作用を示し得ることが判明した。、 本発明の目的は前述の諸問題をよシ効果的に解決するこ
と、特定的には新規のN目〕p銹導体を提供することに
ちる。これら新規誘導体重マクロファージ活性化能力、
特にマクロファージのin viv。
ルペプチド誘導体は′マクロファージニ対して毒性及び
/又は不安定化作用を示し得ることが判明した。、 本発明の目的は前述の諸問題をよシ効果的に解決するこ
と、特定的には新規のN目〕p銹導体を提供することに
ちる。これら新規誘導体重マクロファージ活性化能力、
特にマクロファージのin viv。
での肺瘍破象活性を促進させる能力が大きい。これは特
にこれら誘導体をリポソームの形状で投与した時に顕著
である。
にこれら誘導体をリポソームの形状で投与した時に顕著
である。
本発明はまた、それを含有するリポソームの製造に主と
して使用し得るムラミルポリペプチド親油性誘導体(で
も係る。この種のリポソームはマクロファージを刺激す
る性質が極めて強く、且つこれらリポソーム(又はリポ
ソームへの変換が容易な組成物)の保存の可能性からも
、マクロファージに対する不安定化活性もしくは毒性の
欠如という点からも、極めて安定しているという特徴を
有する。
して使用し得るムラミルポリペプチド親油性誘導体(で
も係る。この種のリポソームはマクロファージを刺激す
る性質が極めて強く、且つこれらリポソーム(又はリポ
ソームへの変換が容易な組成物)の保存の可能性からも
、マクロファージに対する不安定化活性もしくは毒性の
欠如という点からも、極めて安定しているという特徴を
有する。
本発明のムラミルペプチド誘導体は基本的に、各原子か
ら8〜100個好ましくは14〜24個の炭素原子を含
む親油類が分枝されている2つの隣接し合う原子を有す
る基を、必要であれば結合手を介して、ムラミルペプチ
ドと結合(conjugalson)又はカップリング
(coup!age )させることにより得られる。
ら8〜100個好ましくは14〜24個の炭素原子を含
む親油類が分枝されている2つの隣接し合う原子を有す
る基を、必要であれば結合手を介して、ムラミルペプチ
ドと結合(conjugalson)又はカップリング
(coup!age )させることにより得られる。
前記の隣接し合う2原子は主として次の構造−c−c−
; −c−N−ニーN−0−の1つに属する。
; −c−N−ニーN−0−の1つに属する。
II II +1
本発明の好ましい化合物は次式
%式%
で示されることを特徴とする。
前記式中置換基馬、Ra、 X 、 Y 、 A及びB
は下記の意味を表わす。
は下記の意味を表わす。
一馬はH又はOH,である。
一&は−MHz基、−OH基又は−〇W基であシ、Wは
1〜10個の炭素原子を含む炭化水素基を表わす。
1〜10個の炭素原子を含む炭化水素基を表わす。
−xはアラニル、バリル、インロイシル、ノルロイシル
、ロイシル、セリル、トレオニル、フロリル、グルタミ
ニル、アスパラギニル、メチオニル、MJフ)ファニル
、フェニルアラニル。
、ロイシル、セリル、トレオニル、フロリル、グルタミ
ニル、アスパラギニル、メチオニル、MJフ)ファニル
、フェニルアラニル。
チロシル、グリシルを含む基のアミノアシル残基である
。
。
−Yは馬と同じ意味を表わすか又は親油基−OCH,−
0HQ(馬)aHto(R,)を表わし馬及び■−は互
に等しいか又は異々98〜100個の炭素原子を含むア
シル基を表わす。
0HQ(馬)aHto(R,)を表わし馬及び■−は互
に等しいか又は異々98〜100個の炭素原子を含むア
シル基を表わす。
−2は烏と同じ意味を表わすか又は親油基−000HO
(Ra)OJ(20(瓜)を表わし、烏及び瓜は互に等
しいか又は異な98〜100個の炭素原子を含むアシル
基を表わす。但し2つの基X及びYの少なくとも一方は
常に対応親油基であると理解されたい。
(Ra)OJ(20(瓜)を表わし、烏及び瓜は互に等
しいか又は異な98〜100個の炭素原子を含むアシル
基を表わす。但し2つの基X及びYの少なくとも一方は
常に対応親油基であると理解されたい。
−A及びBは直接結合又は互に等しいもしくは異なる1
〜3個のアミノアシル残基を夫々含む互に等しいもしく
は異なる基を表わし、又は−1州−(CH,)−00−
基を表わす。pの値は2〜10である。
〜3個のアミノアシル残基を夫々含む互に等しいもしく
は異なる基を表わし、又は−1州−(CH,)−00−
基を表わす。pの値は2〜10である。
本発明の好ましい化合物では基Xが左旋性アミノ酸残基
である(勿論アミノアシA・残基がグリシル以外の場合
)。特に好ましい基XはL−アラニル、L−セリル、L
−バリル、L−ロイシル、L−インロイシル、L−1−
レオニル又はグリシルである。また馬はアルキル−オキ
シ基であるのが好ましい。
である(勿論アミノアシA・残基がグリシル以外の場合
)。特に好ましい基XはL−アラニル、L−セリル、L
−バリル、L−ロイシル、L−インロイシル、L−1−
レオニル又はグリシルである。また馬はアルキル−オキ
シ基であるのが好ましい。
基A及びBは直接結合を表わすと有利である。
基Yがグルタミル基のガンマ−カルボキシルに直接結合
している場合、及び基2が糖基の6位の酸素原子に直接
結合している場合はこれに当たる。
している場合、及び基2が糖基の6位の酸素原子に直接
結合している場合はこれに当たる。
A及びBは前述のXの意味を表わす1つ以上のアミノア
シル残基、好ましくはL−アラニル及び/又はL−リシ
ルであってもよい。
シル残基、好ましくはL−アラニル及び/又はL−リシ
ルであってもよい。
勿論、前述の好址しい基は1つ以上を任意に組合わせて
使用し得る。これらの基は2つの親油鎖を担持する基に
よって修飾されたムラミルペプチドの基本構造と個々に
組合わせることもできる。
使用し得る。これらの基は2つの親油鎖を担持する基に
よって修飾されたムラミルペプチドの基本構造と個々に
組合わせることもできる。
但し特に好ましい化合物類は、
一基2が前述の如き対応親油基からなり、鳥が炭素原子
を1〜10個、よシ特定的には4個含むアルキル−オキ
シ基、特にn−ブチル−オキシであシ、 一へが直接結合を表わし、且つ −YがNH,基である 化合物である。
を1〜10個、よシ特定的には4個含むアルキル−オキ
シ基、特にn−ブチル−オキシであシ、 一へが直接結合を表わし、且つ −YがNH,基である 化合物である。
この種の化合物は発熱性を殆んど有さないという点で特
に優れている。
に優れている。
特に好ましい親油基R1及び曳はバルミトイル基である
。
。
本発明はよυ特定的には本発明の化合物を1種以上含む
リポソーム組成物又は容易にリポソームに変換し得る組
成物に係る。実際、本発明の化合物をリポソームに合体
(1ncorporation )するとマクロファー
ジに対するリポソームの刺激作用がかなシ増大する。
リポソーム組成物又は容易にリポソームに変換し得る組
成物に係る。実際、本発明の化合物をリポソームに合体
(1ncorporation )するとマクロファー
ジに対するリポソームの刺激作用がかなシ増大する。
グリセリル基の2つの隣接炭素原子上に2つの親油基を
存在させるとムラミルペプチドがリポソームの脂質膜の
上又は中に固定され、且つリポソーム自体を安定させる
と共にこれらと接触するマクロファージに対する青性又
は不安化作用を存在させないという効果が基本的に得ら
れる。少なくともin vitro及びin vrvo
での実験ではこのような(Ia temperatur
e de transition ) T yylが3
7℃を越えるような脂質を使用する・S・と7カ\゛て
゛さる。この転移温度は「固体結晶」状態と「液体結晶
」状態との間の転移が生じる時の平均温度に係シ、この
場合、前記脂質が特にリポソーム膜内でそれよシ低い温
度及び高い温度で存在し得る。Tmが37℃を越えるよ
うなリポソームを使用すればマクロファージのみへの標
的設定が促進される。このような理由からリン脂質は鎖
内に14〜30.特に16〜24個の炭素原子を含む脂
肪酸で形成するのが好ましい。
存在させるとムラミルペプチドがリポソームの脂質膜の
上又は中に固定され、且つリポソーム自体を安定させる
と共にこれらと接触するマクロファージに対する青性又
は不安化作用を存在させないという効果が基本的に得ら
れる。少なくともin vitro及びin vrvo
での実験ではこのような(Ia temperatur
e de transition ) T yylが3
7℃を越えるような脂質を使用する・S・と7カ\゛て
゛さる。この転移温度は「固体結晶」状態と「液体結晶
」状態との間の転移が生じる時の平均温度に係シ、この
場合、前記脂質が特にリポソーム膜内でそれよシ低い温
度及び高い温度で存在し得る。Tmが37℃を越えるよ
うなリポソームを使用すればマクロファージのみへの標
的設定が促進される。このような理由からリン脂質は鎖
内に14〜30.特に16〜24個の炭素原子を含む脂
肪酸で形成するのが好ましい。
リポソーム(又はリポソームの形成に適した組成物)の
形成に使用される脂質に関してはこの分〜20個の炭素
原子を含む脂肪酸誘導体)、ホスジン酸の如きリン脂質
を用いる組成物である。こと特に有利である。有利には
これらリン脂質をDSPC又はホスファチジルコリン(
PC)7容に対し1〜10好ましくは3容のpBの割合
で含む混合物によリポソーム中基成する。本発明の誘導
体を含むリポソームは単ラメラ又は多重ラメラの形状で
かなりの生物学的活性を示す。リポソーム粒子の粒径i
jo、1ミクロン以上、例えば1〜10ミクロンが好ま
しい。
形成に使用される脂質に関してはこの分〜20個の炭素
原子を含む脂肪酸誘導体)、ホスジン酸の如きリン脂質
を用いる組成物である。こと特に有利である。有利には
これらリン脂質をDSPC又はホスファチジルコリン(
PC)7容に対し1〜10好ましくは3容のpBの割合
で含む混合物によリポソーム中基成する。本発明の誘導
体を含むリポソームは単ラメラ又は多重ラメラの形状で
かなりの生物学的活性を示す。リポソーム粒子の粒径i
jo、1ミクロン以上、例えば1〜10ミクロンが好ま
しい。
本発明の化合物はリポソーム中で使用するか、又はこれ
ら組成物を非経口投与する場合には、これらリポソーム
を生理学的に許容し得る水溶液、好ましくは無菌且つ等
張の水浴液に懸濁させたものとして用いるのが好ましい
。
ら組成物を非経口投与する場合には、これらリポソーム
を生理学的に許容し得る水溶液、好ましくは無菌且つ等
張の水浴液に懸濁させたものとして用いるのが好ましい
。
リポソーム懸濁液は媒質1麓当り4〜400μMの脂質
と20〜200μりの本発明ムラミルペプチド親油性誘
導体とを含むと有利である。
と20〜200μりの本発明ムラミルペプチド親油性誘
導体とを含むと有利である。
よシ特定的には本発明は凍結乾燥状態の、従って完全に
無水状態のムラミルペプチド親油性誘導体と合体するリ
ポソーム組成物にも係る。このようなリボンーム製剤を
凍結乾燥するとリポソーム懸濁液の即時的形成後にマク
ロファージ刺激活性が大幅に向上することが判明した。
無水状態のムラミルペプチド親油性誘導体と合体するリ
ポソーム組成物にも係る。このようなリボンーム製剤を
凍結乾燥するとリポソーム懸濁液の即時的形成後にマク
ロファージ刺激活性が大幅に向上することが判明した。
これら凍結乾燥無水組成物は活性損失を伴うととなく数
ケ月間保存できる。
ケ月間保存できる。
本発明の生成物は「ムラミン構造」と称する次の構造を
共通して有するムラミン酸、その類似物質又は誘導体か
ら製造し得る。
共通して有するムラミン酸、その類似物質又は誘導体か
ら製造し得る。
式中B7.は前述の意味を表わす。
本発明の化合物の好ましい製法はペプチド合成分野で従
来より使用されている方法によシ式X−D−Glu −
(A−Y )−xC式中X r A及びYは前述の意味
を表わす〕のペプチド鎖をムラミン構造に固定させ、必
要であれば基−B−Zをムラミン構造の位置6−0−に
固定させることからなる。
来より使用されている方法によシ式X−D−Glu −
(A−Y )−xC式中X r A及びYは前述の意味
を表わす〕のペプチド鎖をムラミン構造に固定させ、必
要であれば基−B−Zをムラミン構造の位置6−0−に
固定させることからなる。
この場合反応し合う物質によって担持され且つこの反応
に介入しない官能基は必要に応じ予め保護しておく。保
護された官能基は本発明の化合物の製法の最終段階で最
後には脱保護される。先行技術の文献、特に後述の仏画
特許出願に記載の方法も本発明の化合物の製造に使用し
得る6置換馬は前記録の合成の前にグルタミル基土での
が好ましい。
に介入しない官能基は必要に応じ予め保護しておく。保
護された官能基は本発明の化合物の製法の最終段階で最
後には脱保護される。先行技術の文献、特に後述の仏画
特許出願に記載の方法も本発明の化合物の製造に使用し
得る6置換馬は前記録の合成の前にグルタミル基土での
が好ましい。
ペプチドの合成は従来の方法によって行なう。
−例として、活性化エステル法、混合無水物法又はカル
ボジイミドタイプの化合物、例えばN、N’ −ジシク
ロへキシルカルボジイミドもしくは他の等価カルボジイ
ミドを使用する方法の如きカルボキシル活性化方法を選
択し得る。従来のペプチド合成法の一例はジエーOエッ
チ・ジョーンズ(J、 H。
ボジイミドタイプの化合物、例えばN、N’ −ジシク
ロへキシルカルボジイミドもしくは他の等価カルボジイ
ミドを使用する方法の如きカルボキシル活性化方法を選
択し得る。従来のペプチド合成法の一例はジエーOエッ
チ・ジョーンズ(J、 H。
JONBS)によシケミストリーアンドインダストリ−
(Ohemistry and Industry )
+ 723 (1974年)に開示されている。その他
例えば仏国特許出願第7529624号、第76068
19号。
(Ohemistry and Industry )
+ 723 (1974年)に開示されている。その他
例えば仏国特許出願第7529624号、第76068
19号。
第7606820号、第7606821号。
第7621889号、第7702646号と、レフラン
シエ(LEFR,ANOIER)他の論文(インターナ
ショナル ジャーナル ペプチド プロティン リサー
チ(Int、 J、 Peptide Protein
&s、 )。
シエ(LEFR,ANOIER)他の論文(インターナ
ショナル ジャーナル ペプチド プロティン リサー
チ(Int、 J、 Peptide Protein
&s、 )。
1977年、乏、249及び1978年、す。
289;並びにJ、 Med、 Ohem、 25.1
982年。
982年。
87)とをも参照し得る。
基烏に対応するエステル化誘導体又はアミド誘導体は公
知の方法で得られる。これに関しては前出の仏画特許出
願、特に第7606820号、第7606821号、第
7621889号及び第7702646号を参照された
い。
知の方法で得られる。これに関しては前出の仏画特許出
願、特に第7606820号、第7606821号、第
7621889号及び第7702646号を参照された
い。
基Yを2つの親油鎖を担持するグリセロール基で構成す
べき場合は、グルタミン基又は(人が直接結合を表わさ
ない時は)0末端アミノアシルのガンマ−カルボキシル
基を必要に応じ活性化させたものを、親油酸特に脂肪酸
によりベータ、ガンマ−ジエステル化したグリセロール
によってエステル化する。但し前記グリセロールは遊離
末端ヒドロキシル基を有する。ペプチド鎖のN末端基は
通常前記エステル化反応に先立ち例えばt−ブチル−オ
キシ−カルボニル(Boo )基によって保護しておく
。これに関しては仏国特許出願第7808049号を参
照し得る。この特許出願には別の基を担持するグリセロ
ール基により修飾されたペプチド鎖の製法が開示されて
いる。これらの製法は本発明の化合物の製造に使用し得
る修飾されたペプチド鎖の形成にも使用できる。このよ
うにすればジ置換した親油基を担持するペプチド配列の
合成が可能になる。
べき場合は、グルタミン基又は(人が直接結合を表わさ
ない時は)0末端アミノアシルのガンマ−カルボキシル
基を必要に応じ活性化させたものを、親油酸特に脂肪酸
によりベータ、ガンマ−ジエステル化したグリセロール
によってエステル化する。但し前記グリセロールは遊離
末端ヒドロキシル基を有する。ペプチド鎖のN末端基は
通常前記エステル化反応に先立ち例えばt−ブチル−オ
キシ−カルボニル(Boo )基によって保護しておく
。これに関しては仏国特許出願第7808049号を参
照し得る。この特許出願には別の基を担持するグリセロ
ール基により修飾されたペプチド鎖の製法が開示されて
いる。これらの製法は本発明の化合物の製造に使用し得
る修飾されたペプチド鎖の形成にも使用できる。このよ
うにすればジ置換した親油基を担持するペプチド配列の
合成が可能になる。
このように、対応ムラミルペプチド誘導体の合成はN末
端アミン基を予め遊離した後にペプチド鎖(ジ置換した
グリセロール基で修飾したもの又は未修飾のもの)をム
ラミン構造とカップリングさせることによシ全うされる
。このムラミン構造自体は予め保護しておいてよい。こ
の構造は例えばアルファー〇−ベンジル−4,6−0−
ベンジリデン−N−アセチルムラミン酸で構成し得る。
端アミン基を予め遊離した後にペプチド鎖(ジ置換した
グリセロール基で修飾したもの又は未修飾のもの)をム
ラミン構造とカップリングさせることによシ全うされる
。このムラミン構造自体は予め保護しておいてよい。こ
の構造は例えばアルファー〇−ベンジル−4,6−0−
ベンジリデン−N−アセチルムラミン酸で構成し得る。
最終的には保護基除去(例えば加水素分解による)後に
グリコペプチド誘導体が遊離状態で得られる。
グリコペプチド誘導体が遊離状態で得られる。
その他、N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D−
グルタミン酸のα−置換した(一般式に従いアミドもし
くはエステルで)誘導体を、非限定的−例として混合無
水物法により予め形成した基H−A−Yと直接結合させ
る方法もある。
グルタミン酸のα−置換した(一般式に従いアミドもし
くはエステルで)誘導体を、非限定的−例として混合無
水物法により予め形成した基H−A−Yと直接結合させ
る方法もある。
基B−Z−が親油酸特に脂肪酸にょシベータpガンマー
ジエステル化されたグリセロール基を含むような本発明
の誘導体は従って、糖基の1,4及び6位の保護基を除
去する前に、前記グリコペプチド誘導体とベータ、ガン
マ−ジエステル化シた対応グリセリン醒とを反応させる
ことにょシ製造し得る。
ジエステル化されたグリセロール基を含むような本発明
の誘導体は従って、糖基の1,4及び6位の保護基を除
去する前に、前記グリコペプチド誘導体とベータ、ガン
マ−ジエステル化シた対応グリセリン醒とを反応させる
ことにょシ製造し得る。
本発明の他の特徴は本発明の好ましい非限定的実施例に
関する以下の説明から明らかにされよう。
関する以下の説明から明らかにされよう。
実施例1
次式
で示されるアルファー(N−アセチルームラミル−ル(
1に 1i 9mM(0,37smM)のBoo−L −Al
a−D−イソGInどi 42m9(0,2s mM)
のベータ、ガンマ−ジパルミトイル−5n−グリセロー
ルと180m9(0,4061M)のBOPとを10m
1のTHF−DMF (1/1 )中に溶解した溶液に
N−メチルモルホリン0.05rnl(0,406mM
)及びイミダゾール31〜(0,457+?、M)を加
える。
1に 1i 9mM(0,37smM)のBoo−L −Al
a−D−イソGInどi 42m9(0,2s mM)
のベータ、ガンマ−ジパルミトイル−5n−グリセロー
ルと180m9(0,4061M)のBOPとを10m
1のTHF−DMF (1/1 )中に溶解した溶液に
N−メチルモルホリン0.05rnl(0,406mM
)及びイミダゾール31〜(0,457+?、M)を加
える。
室温で週末の間装置した後、生成物をクロロホルム中に
抽出し、次いでシリカa o G209のカラムで精製
する。このシリカカラムはクロロホルムで安定させ、次
いでクロロホルム(tooy)とクロロホルム−メタノ
ールの50/1混合液(100m/)と25/1混合液
とで順次溶離したものである。fl)のクロロホルム溶
液を限外済過にかけた後、(I)をジオキザン溶液から
凍結乾燥によシ回収するニア3+++9(33,6%)
。
抽出し、次いでシリカa o G209のカラムで精製
する。このシリカカラムはクロロホルムで安定させ、次
いでクロロホルム(tooy)とクロロホルム−メタノ
ールの50/1混合液(100m/)と25/1混合液
とで順次溶離したものである。fl)のクロロホルム溶
液を限外済過にかけた後、(I)をジオキザン溶液から
凍結乾燥によシ回収するニア3+++9(33,6%)
。
〔アルファ〕二’:O’(c:0.5.氷酢酸)。
0.8H,、N、O,o の分析計算値%:0:66.
4:H:10.3:N:4.8゜ 測定値:O:66.2;H:10.2:N:4.3゜±
二 521■(0,6mM)の(1)を規定塩酸氷酢酸溶液
1,6−により室温で45分間処理する。溶媒濃縮後(
mlをその酢酸溶液の凍結乾燥処理によって得、即刻使
用する:480■。
4:H:10.3:N:4.8゜ 測定値:O:66.2;H:10.2:N:4.3゜±
二 521■(0,6mM)の(1)を規定塩酸氷酢酸溶液
1,6−により室温で45分間処理する。溶媒濃縮後(
mlをその酢酸溶液の凍結乾燥処理によって得、即刻使
用する:480■。
カンマ−ジパルミトイル−sn −f ’) 七〇 −
#(I) :3781n9(0,47ynM )の+1
)と、2601Q(o、ssmM)のMurNAc (
アルファー〇 −Bzl−4,6−0−Bzi )と、
265mM(0,605mM)のBOPと、0.2 m
l (1,75rn M )のN−メチルモルホリンと
を8−のクロロホルム−DMF(5/2)に溶解する。
#(I) :3781n9(0,47ynM )の+1
)と、2601Q(o、ssmM)のMurNAc (
アルファー〇 −Bzl−4,6−0−Bzi )と、
265mM(0,605mM)のBOPと、0.2 m
l (1,75rn M )のN−メチルモルホリンと
を8−のクロロホルム−DMF(5/2)に溶解する。
36時間後生成物をクロロホルムで抽出し、シリカカラ
ムで精製する。このシリカカラムはクロロホルム−メタ
ノール(15/1)混合物で安定させ、次いで、これら
溶媒の(12/1)混合物で溶離したものである。(1
1はそのクロロホルム溶液を限外濾過にかけた後その酢
酸溶液を凍結乾燥処理することにより得られる:545
■(95チ)。
ムで精製する。このシリカカラムはクロロホルム−メタ
ノール(15/1)混合物で安定させ、次いで、これら
溶媒の(12/1)混合物で溶離したものである。(1
1はそのクロロホルム溶液を限外濾過にかけた後その酢
酸溶液を凍結乾燥処理することにより得られる:545
■(95チ)。
〔アルファ:] :+40(C:0.5:氷酢酸)。
0116HI(18N4016 H0,50H3000
Hの分析計算値%:C:66.2;H:8.8;N:4
.5゜測定値:0:66.4;H:8.78N:4.3
゜アルファ(MurNAc −L −A、la −D−
イソGin )+−ル(■): 535■(0,44771M)のfl)を氷酢酸3〇−
中に溶解し、パラジウム5%担持木炭550■の存在下
で40時間水素添加処理する。触媒を濾過した後、酢酸
溶液の凍結乾燥処理によって(IV)を得、クロロホル
ム−メタノール(5/1)混合物によりi離したシリカ
のカラムで精製する。flV)のクロロホルム溶液を限
外濾過し、次いで氷酢酸溶液を凍結乾燥処理して(mを
回収する:348■(7/2%)。
Hの分析計算値%:C:66.2;H:8.8;N:4
.5゜測定値:0:66.4;H:8.78N:4.3
゜アルファ(MurNAc −L −A、la −D−
イソGin )+−ル(■): 535■(0,44771M)のfl)を氷酢酸3〇−
中に溶解し、パラジウム5%担持木炭550■の存在下
で40時間水素添加処理する。触媒を濾過した後、酢酸
溶液の凍結乾燥処理によって(IV)を得、クロロホル
ム−メタノール(5/1)混合物によりi離したシリカ
のカラムで精製する。flV)のクロロホルム溶液を限
外濾過し、次いで氷酢酸溶液を凍結乾燥処理して(mを
回収する:348■(7/2%)。
〔アルファ:) :+23.4(c:0.7;氷酢酸)
。
。
054H9gN4011+ 1.60H3000Hの分
析計算値%:C:60、29 : H: 9.23:N
:4.92゜測定値%:O:60.3.H:9.2:N
:5.0゜実施例1 ルミトイルーL−り!7セリル)−N−アセチル−の合
成 CI−(側御)1番0000H。
析計算値%:C:60、29 : H: 9.23:N
:4.92゜測定値%:O:60.3.H:9.2:N
:5.0゜実施例1 ルミトイルーL−り!7セリル)−N−アセチル−の合
成 CI−(側御)1番0000H。
■
0Hs(OHt)t40000H
グリセリン酸22 zmp(o、2mM)Kジイソプロ
ピルベンジルイソウレア+aam9(2mM)を加える
。室温で3時間攪拌した後、脱ペルオキシド処理した無
水TI(Fを51nt加える。室温で24時間放置した
後、該溶液を一15℃に冷却し、炉iKよってジイソプ
ロピルウレアを除去する。(11はシリカカラムでの精
製後クロロホルムーメタノールー酢酸(120/10/
1)混合物中に回収される:316■(80%)。
ピルベンジルイソウレア+aam9(2mM)を加える
。室温で3時間攪拌した後、脱ペルオキシド処理した無
水TI(Fを51nt加える。室温で24時間放置した
後、該溶液を一15℃に冷却し、炉iKよってジイソプ
ロピルウレアを除去する。(11はシリカカラムでの精
製後クロロホルムーメタノールー酢酸(120/10/
1)混合物中に回収される:316■(80%)。
(7/L’77)” ニー1 a6°(C:0゜55ニ
ジyF#ザン)。
ジyF#ザン)。
赤外スペクトル:3410−3510cIIL (OH
):1735cIIL (エステル)。
):1735cIIL (エステル)。
紫外スペクトル:252nm、257nm、262nm
(ベンジル)。
(ベンジル)。
316q(16mM)の+11を3−の乾燥ピリジン中
に溶解する。0℃で且つアルゴン流を導入しながら、乾
燥ジクロロメタン6−に塩化バルミトイルtas2g(
4、s a mM)を加えた溶液を15分で添加する。
に溶解する。0℃で且つアルゴン流を導入しながら、乾
燥ジクロロメタン6−に塩化バルミトイルtas2g(
4、s a mM)を加えた溶液を15分で添加する。
室温で4時間反応させた後80mの乾燥エーテルと60
−の凍った0、5NH,80,とを順次加える。20分
攪拌した後有機相を中性声になるまで洗浄し、Na18
04で乾燥し、濾過して濃縮する。(llはシリカカラ
ムで精製した後ヘキサンー酢酸エチル(8/2)混合物
中に回収する二835■(77,5チ)。
−の凍った0、5NH,80,とを順次加える。20分
攪拌した後有機相を中性声になるまで洗浄し、Na18
04で乾燥し、濾過して濃縮する。(llはシリカカラ
ムで精製した後ヘキサンー酢酸エチル(8/2)混合物
中に回収する二835■(77,5チ)。
融点(Fc) : 39−40℃
(7/l/77:]” : −11,5°(c : 1
:>ooホルム)。
:>ooホルム)。
C□I(r*omの分析計算値チ:Oニア495:H:
1 0、7 8゜ 測定値%:0ニア5.2:H:10.6゜750mp(
1,11tnM)の(1)を20艷のTHF中でPd5
%担持木炭300mIiの存在下で水素添加処理する。
1 0、7 8゜ 測定値%:0ニア5.2:H:10.6゜750mp(
1,11tnM)の(1)を20艷のTHF中でPd5
%担持木炭300mIiの存在下で水素添加処理する。
3時間後肢溶液を限外濾過し、次いで粉末が得られるま
で濃縮する: s 2 oTn9(80チ)。
で濃縮する: s 2 oTn9(80チ)。
〔アルファ)”ニー6.35°(c : 0.4 ’、
クロロホルム)。
クロロホルム)。
OanHasOmの分析計算値%:cニアztz:H:
11.41゜ 測定値% : 0 : 7 Z O: H: 11.5
゜DMF3−にMurNAC(アルファーBzl )
−L−人1a −D−Gin −0nBu 658W(
1,2mM)?m解した浴液に2 a 3■(o、、s
mM)のtl)、50■(o、4mM)の4−ジメチル
−アミノピリジン、64■(0,4mM)のN−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール及び(15mg(Q、4 ci
mM)のり。
11.41゜ 測定値% : 0 : 7 Z O: H: 11.5
゜DMF3−にMurNAC(アルファーBzl )
−L−人1a −D−Gin −0nBu 658W(
1,2mM)?m解した浴液に2 a 3■(o、、s
mM)のtl)、50■(o、4mM)の4−ジメチル
−アミノピリジン、64■(0,4mM)のN−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール及び(15mg(Q、4 ci
mM)のり。
Oを加える。乾燥ジクロロメタンを1.5−加えた後、
得られた反応混合物を室温で24時間攪拌しながら放置
し、次いでクロロホルム150+dtJII]見る。有
機相をHOL 0.5 M p NaHOOaM及び水
で順次洗浄し、Na1804で乾燥し濃縮する。(IV
)を先ず無水エタノール中に沈殿させ、次いでシリカカ
ラムで精製する。このシリカカラムはり四ロホルムーメ
タノールー酢酸(18/110.1)混合物、クロロホ
ルム−酢酸(5/1 )混合物及びメタ/ −ルで順次
溶離したものである。(IV)のクロロホルム溶液を限
外濾過にかけ、濃縮して[IVlを回収する:3301
n9(69%)。
得られた反応混合物を室温で24時間攪拌しながら放置
し、次いでクロロホルム150+dtJII]見る。有
機相をHOL 0.5 M p NaHOOaM及び水
で順次洗浄し、Na1804で乾燥し濃縮する。(IV
)を先ず無水エタノール中に沈殿させ、次いでシリカカ
ラムで精製する。このシリカカラムはり四ロホルムーメ
タノールー酢酸(18/110.1)混合物、クロロホ
ルム−酢酸(5/1 )混合物及びメタ/ −ルで順次
溶離したものである。(IV)のクロロホルム溶液を限
外濾過にかけ、濃縮して[IVlを回収する:3301
n9(69%)。
融点:157−162℃。
〔アルファ]”:+46°(c:o、5:酢酸)。
0611HIION40160.5 HsOの分析計算
値% : O: 64.38:H:9.23:N:4.
62゜ 測定値チ:O:643:H:9.1 : N : 4.
4゜氷酢酸15−とメタノール1tRtとに溶解した1
20rI+9(0,1?71M)のけ)をPd5%担
持木炭1201vの存在下で20時間水素添加処理する
。
値% : O: 64.38:H:9.23:N:4.
62゜ 測定値チ:O:643:H:9.1 : N : 4.
4゜氷酢酸15−とメタノール1tRtとに溶解した1
20rI+9(0,1?71M)のけ)をPd5%担
持木炭1201vの存在下で20時間水素添加処理する
。
触媒を濾過した後(v)の氷酢酸溶液を凍結乾燥して(
V)を回収する:107109(96%)。
V)を回収する:107109(96%)。
〔アルファ)” : + 15.4’(c:0.4 :
氷酢酸)。
氷酢酸)。
0ssH+o+N40+g I CH4000Hの分析
計算値%:O:61.41 :H:9.28 :N:4
.77゜測定値チ:0:61.5:H:9.0;N:4
.8゜(以下余白) 実施倒用 MDP−sn GDPの製造忙使用したと同様の方法で
合成する。
計算値%:O:61.41 :H:9.28 :N:4
.77゜測定値チ:0:61.5:H:9.0;N:4
.8゜(以下余白) 実施倒用 MDP−sn GDPの製造忙使用したと同様の方法で
合成する。
得られた生成物は次の分析特性を示す;〔α] D ’
+31.5’ (c =0.5 、氷酢酸)C3A
H9!l N4013・I CHsCOOH(1103
546)の元素分析計算値%: C,60,95: H
,9,31: N、 5.07測定値%: C,60,
68: H,9,22: N、 5.17実施例■ 合成法は下記に詳述する。得られた生成物は次の分析特
性を示す: 〔α〕甘甘子+15.6℃c=0.3、氷酢酸)Csy
HrosNsO+s ・2 CHsCOOH(1234
59)の元素分析計算値%: C,59,34: H,
9,06: N、 5.67測定値%: C,59,4
6: H,9,04: N、 5.99実施例■ 〔α〕甘甘子+25.7℃c=0.35、氷酢酸)C1
17HI(13Nl1016 ・1.5CHsCOOH
(120456)の元素分析計算値チ: C,59,8
2: H,9,12: N、 5.81測定値%: C
,59,75: H,9,05: N、 6.06実施
例■及び■の誘導体は次のようにして合成する: アルファーBOC−L−AA!a−D−インG1n−ガ
ンマージパルミトイルー8n−グリセロールの製造につ
いて前述した条件下で、カップリンク”試薬の対(BO
P−イミダゾール)を用いてエステル化することにより
BOC−L −Ala−ガンマ−ジノqルミトイルー1
in−グリ七ロールを製造する。
+31.5’ (c =0.5 、氷酢酸)C3A
H9!l N4013・I CHsCOOH(1103
546)の元素分析計算値%: C,60,95: H
,9,31: N、 5.07測定値%: C,60,
68: H,9,22: N、 5.17実施例■ 合成法は下記に詳述する。得られた生成物は次の分析特
性を示す: 〔α〕甘甘子+15.6℃c=0.3、氷酢酸)Csy
HrosNsO+s ・2 CHsCOOH(1234
59)の元素分析計算値%: C,59,34: H,
9,06: N、 5.67測定値%: C,59,4
6: H,9,04: N、 5.99実施例■ 〔α〕甘甘子+25.7℃c=0.35、氷酢酸)C1
17HI(13Nl1016 ・1.5CHsCOOH
(120456)の元素分析計算値チ: C,59,8
2: H,9,12: N、 5.81測定値%: C
,59,75: H,9,05: N、 6.06実施
例■及び■の誘導体は次のようにして合成する: アルファーBOC−L−AA!a−D−インG1n−ガ
ンマージパルミトイルー8n−グリセロールの製造につ
いて前述した条件下で、カップリンク”試薬の対(BO
P−イミダゾール)を用いてエステル化することにより
BOC−L −Ala−ガンマ−ジノqルミトイルー1
in−グリ七ロールを製造する。
翔7ζ得られた生成物を結合させる。このようにして、
クロロホルム−メタノール(5/1 )で溶離したシリ
カカラムで精製し、クロロホルム−メタノール(1/1
)で溶離したLH20カラムで再度精製した後、MD
P−L−Ala−GDP又はMDP(DD)−L −A
A!a −GDPが得られる。
クロロホルム−メタノール(5/1 )で溶離したシリ
カカラムで精製し、クロロホルム−メタノール(1/1
)で溶離したLH20カラムで再度精製した後、MD
P−L−Ala−GDP又はMDP(DD)−L −A
A!a −GDPが得られる。
実施例■
(6−0−GDP−7ミ/カブoイ#−MDPG−On
Bu) (D合成リポソームの製造ニ アコ00モル比)を無水クロロホルム溶液中でMDP−
GDPと混合する。この溶液を底の丸いガラスフラスコ
内に入れて券、回転攪拌しながら蒸発させる。フラスコ
の内側表面に形成された無水脂質膜をリン酸で緩衝した
塩化ナトリウム溶液PBSと共に10分間20℃に冷却
する。この懸濁液をボルテクス(VORTEX )と称
する装置に入れ60℃で激しく攪拌してリポソームを形
成する。
Bu) (D合成リポソームの製造ニ アコ00モル比)を無水クロロホルム溶液中でMDP−
GDPと混合する。この溶液を底の丸いガラスフラスコ
内に入れて券、回転攪拌しながら蒸発させる。フラスコ
の内側表面に形成された無水脂質膜をリン酸で緩衝した
塩化ナトリウム溶液PBSと共に10分間20℃に冷却
する。この懸濁液をボルテクス(VORTEX )と称
する装置に入れ60℃で激しく攪拌してリポソームを形
成する。
リン脂質に対するMD P −GD Pの相対比と脂質
に対するPB8緩衝液の相対比とは、最終リポソームに
おいて使用懸濁液の量に対するリン脂質及びMDP−G
DPの相対比が添付の結果表に示されている如き値にな
るようその都度選択した。比較を行なうべくMDPを含
むリポソームを同一条件下で製造した。
に対するPB8緩衝液の相対比とは、最終リポソームに
おいて使用懸濁液の量に対するリン脂質及びMDP−G
DPの相対比が添付の結果表に示されている如き値にな
るようその都度選択した。比較を行なうべくMDPを含
むリポソームを同一条件下で製造した。
また、対照リポソームも同様の方法で\但しMDP−G
DPを存在させずに製造した。
DPを存在させずに製造した。
b)凍結乾燥状リポソームの製造
DSPO,PS及びMDP−GDPを適切な割合で28
−30℃の無水2−メチル−2−グロパノールに溶解す
ることによシ凍結乾燥状リポソームを製造した。添付の
結果表に示されている相対量の成分(合計量ニー中)を
含むアリコートを凍結乾燥に適した複数のフラスコに導
入した。この2−メチル−2−グロパノール湾液を+4
℃で凝固させた後、これらフラスコを一20℃で6時間
凍結乾燥処理した。凍結乾燥した脂質組成物は使用時ま
で一20℃又は+4℃で密封フラスコ内に保存した。こ
れら凍結乾燥組成物からのリポソーム製造は、必要量の
PBS緩衝液を60℃で加え、得られた懸濁液をボルテ
クス装置で2分間激しく攪拌し、次いでテスト開始前の
30分間水浴中に保存することによっていつでも実施で
きる。
−30℃の無水2−メチル−2−グロパノールに溶解す
ることによシ凍結乾燥状リポソームを製造した。添付の
結果表に示されている相対量の成分(合計量ニー中)を
含むアリコートを凍結乾燥に適した複数のフラスコに導
入した。この2−メチル−2−グロパノール湾液を+4
℃で凝固させた後、これらフラスコを一20℃で6時間
凍結乾燥処理した。凍結乾燥した脂質組成物は使用時ま
で一20℃又は+4℃で密封フラスコ内に保存した。こ
れら凍結乾燥組成物からのリポソーム製造は、必要量の
PBS緩衝液を60℃で加え、得られた懸濁液をボルテ
クス装置で2分間激しく攪拌し、次いでテスト開始前の
30分間水浴中に保存することによっていつでも実施で
きる。
MDP−GDPを含むリポソームはMDPを用いて製造
したリポソームに比べて著しく安定している。同一条件
下で、但しトリチウムにより標識したムラミルペプチド
を用いて形成したリポソームに関しては下記の如き現象
が観察された。r、 h、 1−FO8媒質(サール(
5earle )塩を含む最小必須培地と子牛胎児血清
との混合物)に懸濁させたリポソーム中でのムラミルペ
プチドの保持テストの結果、37℃で4時間インキュベ
ートした後では合体したMDPの50%以上が失われ、
18時間インキュベートした後では該MDPの80チ以
上が失われることが判明した。逆に、対応リポソームの
MD P −GD Pは殆んど完全に保持されていた。
したリポソームに比べて著しく安定している。同一条件
下で、但しトリチウムにより標識したムラミルペプチド
を用いて形成したリポソームに関しては下記の如き現象
が観察された。r、 h、 1−FO8媒質(サール(
5earle )塩を含む最小必須培地と子牛胎児血清
との混合物)に懸濁させたリポソーム中でのムラミルペ
プチドの保持テストの結果、37℃で4時間インキュベ
ートした後では合体したMDPの50%以上が失われ、
18時間インキュベートした後では該MDPの80チ以
上が失われることが判明した。逆に、対応リポソームの
MD P −GD Pは殆んど完全に保持されていた。
MDP−GDPの合体及び安定性は抗MDPモノクロー
ン抗体との反応テストでも確認された。
ン抗体との反応テストでも確認された。
これらリポソームを同−媒質中37℃で72時間インキ
ュベートするとリポソームと抗体との間に一定の凝着現
象が観察される(95チのリポソームが凝着)。これは
MDP−GDPの損失が殆んどないことを意味する。実
・際、ムラミルペプチドのMDP部分はリポソーム膜の
外側表面に存在することが判明した。このような漏洩は
仮に生じたとしたリポソームにも全く同様の現象が観察
された。
ュベートするとリポソームと抗体との間に一定の凝着現
象が観察される(95チのリポソームが凝着)。これは
MDP−GDPの損失が殆んどないことを意味する。実
・際、ムラミルペプチドのMDP部分はリポソーム膜の
外側表面に存在することが判明した。このような漏洩は
仮に生じたとしたリポソームにも全く同様の現象が観察
された。
従って本発明は特に、極めて短時間例えば2分間ボルテ
クス装置内で攪拌することによシいつでも適切な緩衝溶
液に懸濁させることのできる粉末状凍結乾燥リポソーム
に係る。以下のテストでは「凍結乾燥リポソーム」がし
ばしば使用されるが、言うまでもなくこれは前述の条件
下で特KPBS緩衝液に予め懸濁したものである。
クス装置内で攪拌することによシいつでも適切な緩衝溶
液に懸濁させることのできる粉末状凍結乾燥リポソーム
に係る。以下のテストでは「凍結乾燥リポソーム」がし
ばしば使用されるが、言うまでもなくこれは前述の条件
下で特KPBS緩衝液に予め懸濁したものである。
本発明はより特定的には4〜400μMの脂質に対し本
発明の親油性ムラミルペプチドを20〜4000μq保
持するこの種の凍結乾燥リポソームに係る。脂質自体は
DSPO及びPSを7:1〜7:10特に約7:3のD
SPO/Pa比で混合したもので構成するのが好ましい
。
発明の親油性ムラミルペプチドを20〜4000μq保
持するこの種の凍結乾燥リポソームに係る。脂質自体は
DSPO及びPSを7:1〜7:10特に約7:3のD
SPO/Pa比で混合したもので構成するのが好ましい
。
圭璽崖透lヱ」
1)マクロファージの媒介によるIn vitroの細
胞毒性テスト これらのテストで使用した標的細胞はマウス057B1
/6と同系の単層状に維持したマウスメラノーマ細胞)
316−BL6の培養株である。
胞毒性テスト これらのテストで使用した標的細胞はマウス057B1
/6と同系の単層状に維持したマウスメラノーマ細胞)
316−BL6の培養株である。
使用したマクロファージは200gのオスラツ)−F3
44の肺胞マクロファージである。これらマクロファー
ジは、0.5−の5チネムブタールip(ラボラドワー
ルアボット社(LaboratolresAbbott
S、A、)で麻酔し且つ腎臓動脈内に配置したカニユ
ーレを介して放血したラットの肺をカルシウム又はマグ
ネシウムを含まないダルベツコ(DULBEOOO)の
PB8媒質9×5−で洗浄することにより得られる。遠
心分離後、アール(EarJC)塩(「フローラボラト
リーズ社(Flow LaboratoriesS、A
、)によシ市販の「アールズソルト(Dir15a8a
lts)j )を含み且つ不活性化子牛胎児血清5%と
、グルタミンと、ピルビン酸ナトリウムと、非必須アミ
ノ酸と、ビタミン類と、抗生物質(ペニシリン及びスト
レプトマイシン)とを加えたMBM(最小必須培地)に
マクロファージを懸濁させる。
44の肺胞マクロファージである。これらマクロファー
ジは、0.5−の5チネムブタールip(ラボラドワー
ルアボット社(LaboratolresAbbott
S、A、)で麻酔し且つ腎臓動脈内に配置したカニユ
ーレを介して放血したラットの肺をカルシウム又はマグ
ネシウムを含まないダルベツコ(DULBEOOO)の
PB8媒質9×5−で洗浄することにより得られる。遠
心分離後、アール(EarJC)塩(「フローラボラト
リーズ社(Flow LaboratoriesS、A
、)によシ市販の「アールズソルト(Dir15a8a
lts)j )を含み且つ不活性化子牛胎児血清5%と
、グルタミンと、ピルビン酸ナトリウムと、非必須アミ
ノ酸と、ビタミン類と、抗生物質(ペニシリン及びスト
レプトマイシン)とを加えたMBM(最小必須培地)に
マクロファージを懸濁させる。
次いでこの懸濁液を1−当り5 X 1011個のマク
ロファージを含むよう調整し、タイターチック(THe
rtek ) 76−002−05プラスチック箱内の
各容器毎に100μtの割合で配分する。
ロファージを含むよう調整し、タイターチック(THe
rtek ) 76−002−05プラスチック箱内の
各容器毎に100μtの割合で配分する。
00、を5チ含む雰囲下37℃で4時間インキュベート
するとマクロファージが容器の壁に付着する。
するとマクロファージが容器の壁に付着する。
MEM−FO8媒質で十分に洗浄して未付着細胞を除去
する。次いでマクロファージ単層をリポソーム製剤、非
すボンームMDP及び対照リポソームと共に24時間イ
ンキュベートする。これらリポソーム等は最終量が20
0111になるように導入する。マクロファージ単層を
各洗浄毎に容器当シ200μtのMBM−FO8媒質を
用いて3回洗浄する。
する。次いでマクロファージ単層をリポソーム製剤、非
すボンームMDP及び対照リポソームと共に24時間イ
ンキュベートする。これらリポソーム等は最終量が20
0111になるように導入する。マクロファージ単層を
各洗浄毎に容器当シ200μtのMBM−FO8媒質を
用いて3回洗浄する。
一方、指数増殖期の標的細胞B16−BL6を0.2μ
O+ir /−の tlll IdUrc! (比放射
能2200C・it/mM)の存在下で24時間インキ
ュベートした。未固定**a 1−工dTJrdを完全
に除去すべく単層を血清を含まないMEMで入念に洗浄
した。次いでこれら細胞をトリプシン(0,25%)/
EDT人(0,02%)PB8溶液で1分間処理して剥
離する。剥離細胞をMBM−FO8媒質に懸濁させる。
O+ir /−の tlll IdUrc! (比放射
能2200C・it/mM)の存在下で24時間インキ
ュベートした。未固定**a 1−工dTJrdを完全
に除去すべく単層を血清を含まないMEMで入念に洗浄
した。次いでこれら細胞をトリプシン(0,25%)/
EDT人(0,02%)PB8溶液で1分間処理して剥
離する。剥離細胞をMBM−FO8媒質に懸濁させる。
800gの遠心分離によυ4℃で10分間洗浄した後、
1−当り5 X 10’個の生細胞を含むようにMEM
−FO8媒質に細胞を再びS濁させた。
1−当り5 X 10’個の生細胞を含むようにMEM
−FO8媒質に細胞を再びS濁させた。
複数のアリコート(該懸濁液100μt)を容器にξ
触さ斗
養を行なう。細胞B16−BL6の回復効率(effi
cacit; de recouvrement )は
約90−95%でちった。
cacit; de recouvrement )は
約90−95%でちった。
インキュベーション終了後裔容器を再加熱したPBS2
00μtで3回洗浄し、残留付着細胞を200μtの0
.5 M NaOHの添加によル溶解した。
00μtで3回洗浄し、残留付着細胞を200μtの0
.5 M NaOHの添加によル溶解した。
各容器の溶解物と洗浄後の液体とを混合して液体シンチ
レーションカウンタの檜に導入した。測定は全て3回行
なった。チで表わされる死細胞毒性は次の式を用いて計
算した。
レーションカウンタの檜に導入した。測定は全て3回行
なった。チで表わされる死細胞毒性は次の式を用いて計
算した。
このテストは前記細胞がマクロファージによって殺され
た時にこれら細胞の溶解によって媒質中に遊離式れる細
胞B16−BL6のDNAの割合(又は、生存B16−
BL6細胞に関して言えば非遊離DNAの割合)に基づ
く。
た時にこれら細胞の溶解によって媒質中に遊離式れる細
胞B16−BL6のDNAの割合(又は、生存B16−
BL6細胞に関して言えば非遊離DNAの割合)に基づ
く。
これらテストの結果を表1に示した。この表は前述の条
件下で処理し九細胞の残留放射活性(OPM士標準標準
偏差9D) )と細胞毒性のパーセンテージ(表1の括
弧内に値が示されている)とを示す。
件下で処理し九細胞の残留放射活性(OPM士標準標準
偏差9D) )と細胞毒性のパーセンテージ(表1の括
弧内に値が示されている)とを示す。
この表の左側にはリポソーム懸濁液IN1当υ又は遊離
MDPの場合には食塩溶液1−当シのMDP又はMD
P −GD P濃度も示されている。
MDPの場合には食塩溶液1−当シのMDP又はMD
P −GD P濃度も示されている。
「凍結乾燥リポソーム」製剤から再形成したMDP−G
DP保持リポソームに関しても同じテストを行なった。
DP保持リポソームに関しても同じテストを行なった。
結果は表置及び夏に示す。以下はこれら3つの表に基づ
く考察である。
く考察である。
表1はMDPリボンームが遊離MDPの700倍の感作
活性をマクロファージに及ぼすことを示している。しか
しながらMD P −GD Pリポソームは(MDP当
量で評価して)遊離MDPの7,000倍、従ってM
D P IJボンームの10倍の活性を有する(表1)
。凍結乾燥MDP−GDP iノボソーム(表■及びI
)は同一用量で更に強い活性を示す。
活性をマクロファージに及ぼすことを示している。しか
しながらMD P −GD Pリポソームは(MDP当
量で評価して)遊離MDPの7,000倍、従ってM
D P IJボンームの10倍の活性を有する(表1)
。凍結乾燥MDP−GDP iノボソーム(表■及びI
)は同一用量で更に強い活性を示す。
即ち遊離MDPの500,000倍の刺激活性を有する
(リポソームに保持されたMDP−GDPのMDP等価
用量と比較した値)。マクロファージ刺激効果は共培養
(coculture )を96時間行なうと特に大き
くなる。
(リポソームに保持されたMDP−GDPのMDP等価
用量と比較した値)。マクロファージ刺激効果は共培養
(coculture )を96時間行なうと特に大き
くなる。
との細胞毒性はこれらリポソームの極めて大きな安定性
と重さなると著しい重要性を帯びることになる。これは
粉末状凍結乾燥リポソームが活性損失を伴わずに数ケ月
保存できることを考えると特に重要である。
と重さなると著しい重要性を帯びることになる。これは
粉末状凍結乾燥リポソームが活性損失を伴わずに数ケ月
保存できることを考えると特に重要である。
七m−’r σ)gJ&イI/nnu’rl’OflT
’ll) VI+ ts −A −rxnD−MDPG
−0nBuを含むリポソームのin vivo分布1
0μqのMDP−GDP又は6−6−0−GDP−P
G −0nBu を含む凍結乾燥リポソームを200t
itのPB8に懸濁させてマウス057B1/6Jの尾
の静脈に注射した。24時間後に前述の条件下で前記マ
ウスの肺を洗浄することによシ肺胞マクロファージを採
取した。MEM−FO8緩衝液で洗浄し念後マイクログ
レートのくほみの中にマクロファージを一定量ずつ導入
しくくほみ当υ5×10番個)、C”’I ) −I
d −Urdで標識したメラノーマ細胞B16−BL6
を加えた。
’ll) VI+ ts −A −rxnD−MDPG
−0nBuを含むリポソームのin vivo分布1
0μqのMDP−GDP又は6−6−0−GDP−P
G −0nBu を含む凍結乾燥リポソームを200t
itのPB8に懸濁させてマウス057B1/6Jの尾
の静脈に注射した。24時間後に前述の条件下で前記マ
ウスの肺を洗浄することによシ肺胞マクロファージを採
取した。MEM−FO8緩衝液で洗浄し念後マイクログ
レートのくほみの中にマクロファージを一定量ずつ導入
しくくほみ当υ5×10番個)、C”’I ) −I
d −Urdで標識したメラノーマ細胞B16−BL6
を加えた。
前述の条件で細胞毒性を測定した。
同様のテストを対照リポソームとMDP含有含有リボニ
ーム関しても行なった。結果は表■に示されている。こ
の表から明らかなように、MDP−GDPリポソーム又
は6−Q−GDP−MDPG−OnBu リポソームを
投与した前記動物から得たマクロファージは細胞B16
−BL6に対し゛C大きな細胞毒性を示すが、対照リポ
ソーム又はMDPを含むリポソームを投与した動物から
得たマクロファージは未処理動物から得られるマクロフ
ァージに比べてI丘んの少し高い細胞毒性を示すにすぎ
ない。
ーム関しても行なった。結果は表■に示されている。こ
の表から明らかなように、MDP−GDPリポソーム又
は6−Q−GDP−MDPG−OnBu リポソームを
投与した前記動物から得たマクロファージは細胞B16
−BL6に対し゛C大きな細胞毒性を示すが、対照リポ
ソーム又はMDPを含むリポソームを投与した動物から
得たマクロファージは未処理動物から得られるマクロフ
ァージに比べてI丘んの少し高い細胞毒性を示すにすぎ
ない。
b)凍結乾燥リポソームの臓器内分布
このテストはMDP−GDPを含むがDSPOは炭素1
4で標識したリポソームを前述と同様の条件で動物に注
射することにより実施した。
4で標識したリポソームを前述と同様の条件で動物に注
射することにより実施した。
注射の4時間後にこれら動物を殺して肺、肝臓及び肺臓
を取出した。これら器官と血液とにおける放射活性のパ
ーセンテージを測定した。この測定はDS PO及びP
Sの割合を様々に変えて行なった。結果は表■に示す。
を取出した。これら器官と血液とにおける放射活性のパ
ーセンテージを測定した。この測定はDS PO及びP
Sの割合を様々に変えて行なった。結果は表■に示す。
この表では、実質的量のPSの存在によ、)DSPOに
対するPSの割合が相対的に増大すると、in viv
oで吸着したリポソームの肺への分布が促進されること
を示している。
対するPSの割合が相対的に増大すると、in viv
oで吸着したリポソームの肺への分布が促進されること
を示している。
DSPO/PS のモル比を7:、3にすると特に好ま
しい結果が得られる。次のテストではこのモル比を使用
した。
しい結果が得られる。次のテストではこのモル比を使用
した。
指数増殖期の腫瘍細胞B16−BL6をトリプシン処理
によって採取し、遠心分離によって洗浄し、且つ1−当
り 5 X 10’個の生細胞を含む懸濁液を得るべく
FBSK懸濁させる。この懸濁液0.24をマウス05
7B1/6Jの尾の外側静脈に注射し念。前記腫瘍細胞
を注射した日の3日。
によって採取し、遠心分離によって洗浄し、且つ1−当
り 5 X 10’個の生細胞を含む懸濁液を得るべく
FBSK懸濁させる。この懸濁液0.24をマウス05
7B1/6Jの尾の外側静脈に注射し念。前記腫瘍細胞
を注射した日の3日。
5日、7日、9日及び12日後にMDP−GDP10μ
qを含む前記凍結乾燥リポソームの0.5μM溶液20
0μtを各マウスに静脈内注射した。
qを含む前記凍結乾燥リポソームの0.5μM溶液20
0μtを各マウスに静脈内注射した。
21日目にこれらマウスを頚管部切断によって殺し、肺
転移の数を解剖顕微鈍で記録した。
転移の数を解剖顕微鈍で記録した。
マウスをMDP−GDPを含まない対照リポソームで処
理した。
理した。
マン−ウィトニー(Mann−Witney )の「u
」検定を用いて転移数に関する処理効果を分析した。
」検定を用いて転移数に関する処理効果を分析した。
結果は表■に示されている。この表は特に、細胞B16
−BL6の注射後21日目に処理した種種のグループの
マウスにおいて観察された肺転移数の平均値を示す。
−BL6の注射後21日目に処理した種種のグループの
マウスにおいて観察された肺転移数の平均値を示す。
この結果から明らかなように、MDP−GDPをベース
とする凍結乾燥リポソームは転移を実質的に減少せしめ
るが、対照リポソーム又は等量の遊離MDPはその対照
動物に観察される転移の発生に対して効果がない。
とする凍結乾燥リポソームは転移を実質的に減少せしめ
るが、対照リポソーム又は等量の遊離MDPはその対照
動物に観察される転移の発生に対して効果がない。
処理後の残留転移の大きさを調べると、直径2寓未満の
転移部は完全に根絶されていた。残存していたのは2−
5冑以上のより大きい転移部のみである。
転移部は完全に根絶されていた。残存していたのは2−
5冑以上のより大きい転移部のみである。
従って本発明のリポソームが転移に対して特に有効な活
性を有することは明らかである。これは+錫シ売1.か
榊4人畦俟顛硅υnp今倉lゼソームで処理しても効果
がないというキー エム争イー(KEY M、 E、
)等の観察(ジエー書ナショナル拳キャンサー・インス
チチュート(J、 Na1l。
性を有することは明らかである。これは+錫シ売1.か
榊4人畦俟顛硅υnp今倉lゼソームで処理しても効果
がないというキー エム争イー(KEY M、 E、
)等の観察(ジエー書ナショナル拳キャンサー・インス
チチュート(J、 Na1l。
0anc、 Inat、 ) 69.1189−119
8.1982年)を考慮すればより明白でおる。
8.1982年)を考慮すればより明白でおる。
本発明の化合物類に属する数種の化合物を用いた場合に
in vlvoで得られる結果は、同様の条件下でMT
P−ホスファチジル−モノ−エタノールアミンのリポソ
ームを用いて得られる結果に比べてもかなシ優れている
。実際、後者のリポソームが同一テストで示す活性はM
DPをベースとするリポソームと同程度である。
in vlvoで得られる結果は、同様の条件下でMT
P−ホスファチジル−モノ−エタノールアミンのリポソ
ームを用いて得られる結果に比べてもかなシ優れている
。実際、後者のリポソームが同一テストで示す活性はM
DPをベースとするリポソームと同程度である。
また、本発明の生成物は96時間後に最大の活性を示し
、従って代謝レベルでの作用持続時間も遥かに早い作用
を示す比較分子の持続時間と比べて有利である。
、従って代謝レベルでの作用持続時間も遥かに早い作用
を示す比較分子の持続時間と比べて有利である。
本発明の化合物には用量が比較的多いと成る程度の発熱
性を示すものがあるが、これら化合物に有利と思われる
治療指数(t′1nde)Htberapeutiqu
e )が極めて高い場合にはその影響は少ない。従って
、2つの親油鎖による修飾基が糖基の6位に固定されて
おり且つペプチド鎖の末端基がグルタミル−アルファー
エステル−ガンマ−アミド基であるようなムラミルペプ
チドは発熱性がより低いという理由から%に有利である
。これは、欧州薬局方(Pharmacopee Eu
ropeenne)第2巻、1971年。
性を示すものがあるが、これら化合物に有利と思われる
治療指数(t′1nde)Htberapeutiqu
e )が極めて高い場合にはその影響は少ない。従って
、2つの親油鎖による修飾基が糖基の6位に固定されて
おり且つペプチド鎖の末端基がグルタミル−アルファー
エステル−ガンマ−アミド基であるようなムラミルペプ
チドは発熱性がより低いという理由から%に有利である
。これは、欧州薬局方(Pharmacopee Eu
ropeenne)第2巻、1971年。
58−60ページに記載のプロトコールに従い、よシ特
定的に研究した2種の化合物で3匹1組のウサギを処理
して行なった発熱性測定比較テストからも明らかである
。得られた結果は、前記化合物を1■/ KV投与した
実験動物において観察された温度上昇で表わすと次の通
シである。MDP−GDPの場合1’、0.9°及び1
℃ 6−0−GDP−M6−0−GDP−の場合 0,2:
0.3@及び0.5℃ 本発明の化合物類に属する数種の化合物を用いて得た結
果によれば、ムラミルペプチドに結合された基に担持さ
れている2つの隣接原子から夫々分枝される2つの親油
鎖を導入すると、このムラミルペプチドが、特にリポソ
ームの形状を有している場合には、マクロファージを活
性化し且つ大きな抗腫瘍活性をマクロファージに付与す
るのに特に適した性質をもつようになる。また、本発明
のムラミルペプチド親油性誘導体はMDPの特性、即ち
アジュバント性及び抗感染性(特にクレブシェラ(Kl
ebslellg )に対して)を保持していたことに
も留意されたい。
定的に研究した2種の化合物で3匹1組のウサギを処理
して行なった発熱性測定比較テストからも明らかである
。得られた結果は、前記化合物を1■/ KV投与した
実験動物において観察された温度上昇で表わすと次の通
シである。MDP−GDPの場合1’、0.9°及び1
℃ 6−0−GDP−M6−0−GDP−の場合 0,2:
0.3@及び0.5℃ 本発明の化合物類に属する数種の化合物を用いて得た結
果によれば、ムラミルペプチドに結合された基に担持さ
れている2つの隣接原子から夫々分枝される2つの親油
鎖を導入すると、このムラミルペプチドが、特にリポソ
ームの形状を有している場合には、マクロファージを活
性化し且つ大きな抗腫瘍活性をマクロファージに付与す
るのに特に適した性質をもつようになる。また、本発明
のムラミルペプチド親油性誘導体はMDPの特性、即ち
アジュバント性及び抗感染性(特にクレブシェラ(Kl
ebslellg )に対して)を保持していたことに
も留意されたい。
特に、MDP(GDP)及び6−0−GDP−MDP−
0−GDP−のアジュバント活性をメススイスマウスを
用いて調べた。θ日月、100μqの0474を500
μりの子牛血清アルブミンと共に注射した。30日口重
抗原のみ100μ9の2次注射を行なった。結果は次の
通りである。
0−GDP−のアジュバント活性をメススイスマウスを
用いて調べた。θ日月、100μqの0474を500
μりの子牛血清アルブミンと共に注射した。30日口重
抗原のみ100μ9の2次注射を行なった。結果は次の
通りである。
1次応答 2次応答
出 ul
対照 1,64 5.09 2
MDP 3.97 8,48 1.7−4−+MDP
GDP &64 10.27 0.52+→−6−0−
GDP−MDP()−OnBu Z64 &6 0.7
1+++十F <0.01 力価は受身血球凝集力価のLog 2で示されている。
GDP &64 10.27 0.52+→−6−0−
GDP−MDP()−OnBu Z64 &6 0.7
1+++十F <0.01 力価は受身血球凝集力価のLog 2で示されている。
21日目処は血清をグループで滴定した。36日日目血
清を別個に滴定した。
清を別個に滴定した。
抗感染活性(下記の結果から明らかなように高い)は1
0’個の肺炎杆菌(Klebaiella 7 )細胞
の懸濁液を生後6〜8週間のスイスマウスに静脈内注射
することによって確認した。n(以下余白) 表■から■は試験化合物の投与条件を示し、10日後又
は15日後の生存マウス数と対照に対する比として観察
される予防(protection )率を検討してい
る。
0’個の肺炎杆菌(Klebaiella 7 )細胞
の懸濁液を生後6〜8週間のスイスマウスに静脈内注射
することによって確認した。n(以下余白) 表■から■は試験化合物の投与条件を示し、10日後又
は15日後の生存マウス数と対照に対する比として観察
される予防(protection )率を検討してい
る。
観察されたことは次のように要約できる:(1)3つの
生成物すなわちMDP−GDP、MDP(D、D)−G
DP及びGDP−MDPG −0nBuはマウスへの致
死量の肺炎桿菌(Klebsiellapneumon
las )感染に対し似通った予防活性を有している。
生成物すなわちMDP−GDP、MDP(D、D)−G
DP及びGDP−MDPG −0nBuはマウスへの致
死量の肺炎桿菌(Klebsiellapneumon
las )感染に対し似通った予防活性を有している。
(21MDP −L −AA!a −GDP及び6−O
−GDP−アミノカプロイル−MDPG−0nBuでも
同様の結果が観察される。
−GDP−アミノカプロイル−MDPG−0nBuでも
同様の結果が観察される。
(3) リポソーム中で注射するとMDP−GDPは最
も活性が高((0,1μf)、他の2つでは水+41
MDPと同様に、抗生物質(ゲンタマイシン)との相乗
作用を認めうる。
も活性が高((0,1μf)、他の2つでは水+41
MDPと同様に、抗生物質(ゲンタマイシン)との相乗
作用を認めうる。
(5) カンジダ(Candida ) f用イタ実験
は、MDP−GDPが活性を有しておシ、その効果はリ
ポソーム中に合体することによシ増強され、ファンギゾ
ン(Fungizone ) (アンホテリシンB)の
効果に付加されることを示す。
は、MDP−GDPが活性を有しておシ、その効果はリ
ポソーム中に合体することによシ増強され、ファンギゾ
ン(Fungizone ) (アンホテリシンB)の
効果に付加されることを示す。
カンジダに対して得られた結果は衣中に示す。
本発明は従って本発明の化合物を用いて形成し得る生物
学的試薬にも係る。これらの試薬は、よシ特定的には主
として肺での腫瘍破壊性に関して研究中の化合物のマク
ロファージ活性化作用を調べる場合に基準化合物又は比
較化合物として有効に使用される。
学的試薬にも係る。これらの試薬は、よシ特定的には主
として肺での腫瘍破壊性に関して研究中の化合物のマク
ロファージ活性化作用を調べる場合に基準化合物又は比
較化合物として有効に使用される。
本発明は本発明の化合物の少なくとも1種類を有効成分
として含む薬剤にも係る。これら薬剤はこれを投与され
た被験者におけるマクロファージ活性化の刺激剤として
使用し得る。特に好着しい用途は腫瘍疾患の治療並びに
腫瘍の増殖及び転移の予防である。但し本発明の薬剤は
全ての感染性疾患の治療にも使用し得、特に抗生物質に
対する抵抗性をもつよう疋なった病原菌に対して使用し
得る。更に、本発明の親油性ムラミルペプチドは免疫原
剤によシ宿主体内に誘発される免疫のアジュバント、特
にワクチンの有効成分として主に免疫原剤が微力な場合
に使用し得る。これらアジュバントを使用し得る特定条
件については前出の先行特許を参照されたい。
として含む薬剤にも係る。これら薬剤はこれを投与され
た被験者におけるマクロファージ活性化の刺激剤として
使用し得る。特に好着しい用途は腫瘍疾患の治療並びに
腫瘍の増殖及び転移の予防である。但し本発明の薬剤は
全ての感染性疾患の治療にも使用し得、特に抗生物質に
対する抵抗性をもつよう疋なった病原菌に対して使用し
得る。更に、本発明の親油性ムラミルペプチドは免疫原
剤によシ宿主体内に誘発される免疫のアジュバント、特
にワクチンの有効成分として主に免疫原剤が微力な場合
に使用し得る。これらアジュバントを使用し得る特定条
件については前出の先行特許を参照されたい。
本発明の薬剤は所望の効果を得るのに適した任意の方法
で宿主−動物又はヒト−に投与し得る。
で宿主−動物又はヒト−に投与し得る。
勿論本発明は種々の製剤組成物、より特定的には生理学
的に許容し得る脂質を用い本発明の化合物を必要であれ
ば他の活性物質と共に含み得るリポソームをペースとす
る組成物にも係る。
的に許容し得る脂質を用い本発明の化合物を必要であれ
ば他の活性物質と共に含み得るリポソームをペースとす
る組成物にも係る。
有利な薬剤組成物は本発明の化合物の少なくとも1種を
有効量含む注射可能なリポソーム懸濁液からなる。この
種の懸濁液は好ましくは食塩の又はグルコースの等張滅
菌水相を用いて製造するのが好ましい。
有効量含む注射可能なリポソーム懸濁液からなる。この
種の懸濁液は好ましくは食塩の又はグルコースの等張滅
菌水相を用いて製造するのが好ましい。
本発明はより特定的には真皮内注射、筋内注射。
皮下注射、静脈内注射又は乱切法による投与に適した懸
濁液に係る。
濁液に係る。
本発明は他の方法、例えば経口又は直腸投与により好ま
しくはリポソーム形状で投与し得、又は粘膜特に眼、鼻
、肺又は膣の粘膜と接触させるのに適した形状で投与し
得る薬剤組成物にも係る。
しくはリポソーム形状で投与し得、又は粘膜特に眼、鼻
、肺又は膣の粘膜と接触させるのに適した形状で投与し
得る薬剤組成物にも係る。
従って本発明は本発明の少なくとも1種の化合物をロ、
眼もしくは鼻からの投与に適した形態を与えるための製
薬上許容し得る固体もしくは液体賦形剤か、直腸投与に
適した形態を与える賦形剤か、又は膣投与に適した形態
、例えばゼラチン様形態を与える賦形剤と共に含む製剤
組成物に係る。
眼もしくは鼻からの投与に適した形態を与えるための製
薬上許容し得る固体もしくは液体賦形剤か、直腸投与に
適した形態を与える賦形剤か、又は膣投与に適した形態
、例えばゼラチン様形態を与える賦形剤と共に含む製剤
組成物に係る。
本発明はまた膣投与に適した組成物、特に従来のエーロ
ゾル装置によって投与すべく調製される溶液にも係る。
ゾル装置によって投与すべく調製される溶液にも係る。
宿主の抗腫瘍防衛を強化するための投与量は例えば10
〜10,000μg/体重紛であり、非経口投与の場合
は例えば50〜500μg/Itwとし得、又は経口投
与の場合には1〜10〜/Kfとし得る。
〜10,000μg/体重紛であり、非経口投与の場合
は例えば50〜500μg/Itwとし得、又は経口投
与の場合には1〜10〜/Kfとし得る。
これら投与量はリポソームに含まれるMDP−GDr当
量で表わされる。
量で表わされる。
これらの化合物は乳腫瘍、メラノーマ及び他の固体腫瘍
の如き腫瘍への病巣内注射を行なう場合にも使用し得る
。
の如き腫瘍への病巣内注射を行なう場合にも使用し得る
。
本発明は勿論これまで説明してきた特定実施例には限定
されず、当業者は特許請求の範囲内で種種の変形を実現
し得る。
されず、当業者は特許請求の範囲内で種種の変形を実現
し得る。
特に、特許請求の範囲には特定例として説明した前述の
諸生成物と等価の生成物も全て包含される。各から前述
の如き親油鎖が分枝された前記2つの隣接原子を含む基
とムラミルペプチドとの間の結合が前述の特定実施例と
は異なる方法で行なわれるような化合物は全て前記等価
生成物と見なされる。例えば前記結合はムラミルペプチ
ドのサッカリール基の1位で生起し得る。また、前記結
合が他の結合手、例えばアミノアルコール残基(−隅r
OHOHt O)もしくはその類似物を介して行なわ
れるか、又はグルタミル残基のガンマ−カルボキシルと
エステル結合を形成し且つ他端が任意の結合法によって
親油鎖担持グリセリル基に接続される架橋基を介して被
修飾ペプチド鎖のレベルで行なわれるような化合物も特
許請求の範囲の化合物の等価物を構成する。本発明の範
囲内で実現し得る結合を生起するために使用できる他の
結合手及び方法に関しては例えば仏画特許第78080
49号を参照し得る。逆に1例えばムラミルペプチドの
糖基の炭素6に直接接続される一NH−基に2つの親油
鎖を担持するグリセリル基が直接又は間接的に接続され
るようなムラミルペプチド化合物も等価生成物と見なさ
れる。
諸生成物と等価の生成物も全て包含される。各から前述
の如き親油鎖が分枝された前記2つの隣接原子を含む基
とムラミルペプチドとの間の結合が前述の特定実施例と
は異なる方法で行なわれるような化合物は全て前記等価
生成物と見なされる。例えば前記結合はムラミルペプチ
ドのサッカリール基の1位で生起し得る。また、前記結
合が他の結合手、例えばアミノアルコール残基(−隅r
OHOHt O)もしくはその類似物を介して行なわ
れるか、又はグルタミル残基のガンマ−カルボキシルと
エステル結合を形成し且つ他端が任意の結合法によって
親油鎖担持グリセリル基に接続される架橋基を介して被
修飾ペプチド鎖のレベルで行なわれるような化合物も特
許請求の範囲の化合物の等価物を構成する。本発明の範
囲内で実現し得る結合を生起するために使用できる他の
結合手及び方法に関しては例えば仏画特許第78080
49号を参照し得る。逆に1例えばムラミルペプチドの
糖基の炭素6に直接接続される一NH−基に2つの親油
鎖を担持するグリセリル基が直接又は間接的に接続され
るようなムラミルペプチド化合物も等価生成物と見なさ
れる。
また、先に考察したものと同じ特性要素を有するが、前
述の説明では特に考察しなかった基の局部的置換という
点でのみ異なるような修飾されたムラミルペプチドも全
て本発明の範囲内に含まれる。例えば、糖基の1位の置
換基例えばフェニルアミノ基、又は糖基の4位の置換基
例えば炭素原子を1〜4個有するアシル基を含むような
生成物も本発明の修飾ムラミルペプチドの等価物である
。
述の説明では特に考察しなかった基の局部的置換という
点でのみ異なるような修飾されたムラミルペプチドも全
て本発明の範囲内に含まれる。例えば、糖基の1位の置
換基例えばフェニルアミノ基、又は糖基の4位の置換基
例えば炭素原子を1〜4個有するアシル基を含むような
生成物も本発明の修飾ムラミルペプチドの等価物である
。
更に1修飾され九ペプチド鎖の第4アミノアシル残基及
び/又は第2アミノアシル残基が例えば低級アルキル基
、よル特定的にはメチル基でN−置換されたような生成
物、又はグルタミル基及び/又は必要であればグリセリ
ル基に存在するメチレン基の1つに属する1つの水素原
子がメチルの如き低級アルキルで置換されたような生成
物も本発明の化合物の等価物である。基塩又は瓜がアシ
ル基ではなくアルキル基であるような本発明のムラミル
ペプチド等々についても同様である。
び/又は第2アミノアシル残基が例えば低級アルキル基
、よル特定的にはメチル基でN−置換されたような生成
物、又はグルタミル基及び/又は必要であればグリセリ
ル基に存在するメチレン基の1つに属する1つの水素原
子がメチルの如き低級アルキルで置換されたような生成
物も本発明の化合物の等価物である。基塩又は瓜がアシ
ル基ではなくアルキル基であるような本発明のムラミル
ペプチド等々についても同様である。
要約すれば、これら種々の変形例は前述の如く得られる
ムラミルペプチドの基本的性質、特にマクロファージを
活性化させ且つこれらマクロファージのin v!vo
での腫瘍破壊活性を刺激する力を変化させない限シ本発
明の化合物の等価物の範啼に含まれる。
ムラミルペプチドの基本的性質、特にマクロファージを
活性化させ且つこれらマクロファージのin v!vo
での腫瘍破壊活性を刺激する力を変化させない限シ本発
明の化合物の等価物の範啼に含まれる。
麦−」
マクロファージの細胞毒活性に及ばず作用a:200μ
を容量中の5 X 104個のマクロファージをD8P
O/Pg リポソーム(80nMのリン脂質LmDpも
しくはMDP/GDPを含むD8PO/P8 リポソー
ム又は遊離MDPで24時間予処理した。
を容量中の5 X 104個のマクロファージをD8P
O/Pg リポソーム(80nMのリン脂質LmDpも
しくはMDP/GDPを含むD8PO/P8 リポソー
ム又は遊離MDPで24時間予処理した。
b:マクロファージと〔l諺’I :] −IdUrd
で標識した5 X 10”17)標的細胞B16−BL
6とを共培養し96時間後に細胞毒性を測定した。
で標識した5 X 10”17)標的細胞B16−BL
6とを共培養し96時間後に細胞毒性を測定した。
C:リポソームのMDP−GDP濃度。
d:遊離MDPの濃度。
た5 X 10jの標的細胞B16−BL6とを共培養
し72時間又は96時間後に細胞毒性を測定した。
し72時間又は96時間後に細胞毒性を測定した。
C;リポソームのMDP−GDP濃度。
d;遊離MDPの濃度。
b=マクロファージと〔1”I ] −IdUrdで標
識した5 X 10’の標的細胞B16−BL6とを共
培養し96時間後に細胞毒性を測定した。
識した5 X 10’の標的細胞B16−BL6とを共
培養し96時間後に細胞毒性を測定した。
C:リポソームのMDP−GDP濃度。
表IVa:1回目及び2回目の実験
MDP−GDP又は6−0− GDP −MDPG −
0nBuを含有する凍結乾燥リポソームによるマウス肺
胞マク07アージのその場での活性化 a DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5 tt
M :DSPC/PSのモル比7:3)、MDP10β
yを混合したDSPC/PSリポソーム又は各々10μ
mのMDP/GDP及び6−〇 −GDP −MDPG
−QBBuを含有したDSPC/PSリポソームを各
回200μノ中で用い、尾の外側諦静脈を介してC57
B1/6マウスを処理した。24時間後に肺胞マクロフ
ァージを採取した。5 X 10’のマクロファージの
層を置いた後 (12511−I d Urdで標識し
た細胞B16−BL6 5X108を添加した。共培養
の96時間後にマクロファージで誘発された細胞毒性を
測定した。
0nBuを含有する凍結乾燥リポソームによるマウス肺
胞マク07アージのその場での活性化 a DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5 tt
M :DSPC/PSのモル比7:3)、MDP10β
yを混合したDSPC/PSリポソーム又は各々10μ
mのMDP/GDP及び6−〇 −GDP −MDPG
−QBBuを含有したDSPC/PSリポソームを各
回200μノ中で用い、尾の外側諦静脈を介してC57
B1/6マウスを処理した。24時間後に肺胞マクロフ
ァージを採取した。5 X 10’のマクロファージの
層を置いた後 (12511−I d Urdで標識し
た細胞B16−BL6 5X108を添加した。共培養
の96時間後にマクロファージで誘発された細胞毒性を
測定した。
対照リポソーム+MDPG −0nBuは活性ではなく
、Pの値は示されない。
、Pの値は示されない。
表IVb
MDP−GDP、6−0−GDP−M6−0−GDP−
又はMDP(DD)−GDPを含有するリポソームによ
るマウス肺胞細胞マクロファージのその場での活性化a
DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5μM:D
SPC/PSのモル比7:3)、MDP10μIを混合
したDSPC/PSIJポンーム又は各々10μyのM
DP/GDP及び6−0− GDP・−MDPG−On
Buを含有したDSPC/PSリポソームを各回200
μノ中で用い、尾のりn側静脈を介してC57B1/6
マウスを処理した。24時間後に肺胞マクロファージを
採取した。5×10のマクロファージの層を置いた後
(12!1工)−I d Urdで標識した細胞B i
6− BL65X10Bを添加した。共培養の96時
間後にマクロファージで誘発された細胞毒性を測定した
。
又はMDP(DD)−GDPを含有するリポソームによ
るマウス肺胞細胞マクロファージのその場での活性化a
DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5μM:D
SPC/PSのモル比7:3)、MDP10μIを混合
したDSPC/PSIJポンーム又は各々10μyのM
DP/GDP及び6−0− GDP・−MDPG−On
Buを含有したDSPC/PSリポソームを各回200
μノ中で用い、尾のりn側静脈を介してC57B1/6
マウスを処理した。24時間後に肺胞マクロファージを
採取した。5×10のマクロファージの層を置いた後
(12!1工)−I d Urdで標識した細胞B i
6− BL65X10Bを添加した。共培養の96時
間後にマクロファージで誘発された細胞毒性を測定した
。
皇−N
MDP−oDp%含む凍結乾燥リポソームの臓器内分布
815匹1組のマウス057B1/6の尾の外側静脈に
MDP−GDP(10μg)を含む炭素1番で標識され
たD 8 P O/P Sリポソーム(α5μMのリン
脂質)を200μtの容量で注射した。4時間後にマウ
スを殺し標識X41′)0保持率を測定した。
815匹1組のマウス057B1/6の尾の外側静脈に
MDP−GDP(10μg)を含む炭素1番で標識され
たD 8 P O/P Sリポソーム(α5μMのリン
脂質)を200μtの容量で注射した。4時間後にマウ
スを殺し標識X41′)0保持率を測定した。
b:リポソームの製造に使用したD8PO対P8のモル
比。
比。
C:標識140の保持率は臓器当りの標識の保持率(チ
)で表わす。完全血液における結果は血液1−当シの該
放射性標識のチで表わす。
)で表わす。完全血液における結果は血液1−当シの該
放射性標識のチで表わす。
a : D8POリポソーム(モル比7:0)との明ら
かな差、p(0,05゜ 衣−1 −GDP含有凍結乾燥リポソームの作用a:数組のマウ
ス057B16の尾の外側静脈に0白目f’B16−B
L6細胞を10”注射した。
かな差、p(0,05゜ 衣−1 −GDP含有凍結乾燥リポソームの作用a:数組のマウ
ス057B16の尾の外側静脈に0白目f’B16−B
L6細胞を10”注射した。
b:対照リポソームn5po/ps(o、sμMのリン
脂質)、MDP−GDPIOρqを含むD S P o
7p sリポソーム又は遊離MDP10μりを200
litのPBSに懸濁して、B16−BL6細胞注射し
た日の3 、5 、7゜9及び12日後に尾の外側静脈
に注射した。
脂質)、MDP−GDPIOρqを含むD S P o
7p sリポソーム又は遊離MDP10μりを200
litのPBSに懸濁して、B16−BL6細胞注射し
た日の3 、5 、7゜9及び12日後に尾の外側静脈
に注射した。
c:B16−BL6細胞細胞注射後2自の数を測定した
。
。
d:対照マウスとの明らかな差(マン−ウィトニーのr
uJテスト)。
uJテスト)。
表■b
B 16− BL 6の転移に対するMDP−GDP、
6−0− GDP −MDPG −0nBu又はMDP
(DD)−GDPを含有するリポソームの作用 a DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5 tt
M :DSPC/PSのモル比7:3)、MDP10μ
yを混合したDSPC/PS IJポソーム又は各々1
0μmのMDP / GDP及び6−0− GDP −
MDPG−OnBuを含有したDSPC/PSリポソー
ムを各回200μノ中で用い、尾の側面静脈を介してC
57B1/6マウスを処理した。24時間後に肺胞マク
ロファージを採取した。
6−0− GDP −MDPG −0nBu又はMDP
(DD)−GDPを含有するリポソームの作用 a DSPC/PSリポソーム(リン脂質0.5 tt
M :DSPC/PSのモル比7:3)、MDP10μ
yを混合したDSPC/PS IJポソーム又は各々1
0μmのMDP / GDP及び6−0− GDP −
MDPG−OnBuを含有したDSPC/PSリポソー
ムを各回200μノ中で用い、尾の側面静脈を介してC
57B1/6マウスを処理した。24時間後に肺胞マク
ロファージを採取した。
5×10のマクロファージの層を置いた後、C125I
) −IdUrdで標識した細胞B 16− BL6
5X108を添加した。共培養の96時間後にマクロ
ファージで誘発された細胞毒性を測定した。
) −IdUrdで標識した細胞B 16− BL6
5X108を添加した。共培養の96時間後にマクロ
ファージで誘発された細胞毒性を測定した。
表 ■
肺炎桿菌に感染したマウスの体内に水性懸濁液として注
射したMDP−GDP及びその誘導体の予防作用MDP
100μy 30156 52M、DP−GDP 1
00μr 32/48 65対照 0/32 MDP 100μタ 15/32 47MDPG−On
Bu 100 pf 20/32 62.56−0−G
DP−MDPG6−0−GDP−pf 22/32 6
8.7対照 O/24 MDP 100μf 12/24 50MDP(D、D
) 100μy 5/24 20.8MDPG(D、D
)−GDP 100μf 20/24 83.3マウス
には104の肺炎桿菌を感染させた。
射したMDP−GDP及びその誘導体の予防作用MDP
100μy 30156 52M、DP−GDP 1
00μr 32/48 65対照 0/32 MDP 100μタ 15/32 47MDPG−On
Bu 100 pf 20/32 62.56−0−G
DP−MDPG6−0−GDP−pf 22/32 6
8.7対照 O/24 MDP 100μf 12/24 50MDP(D、D
) 100μy 5/24 20.8MDPG(D、D
)−GDP 100μf 20/24 83.3マウス
には104の肺炎桿菌を感染させた。
表 ■
肺炎桿菌に感染したマウス体内におけるリポソームに合
体したMDP−GDP及びその誘導体の予防作用 一1日月の処理(1,v、) 生存数(15日(イ)予
防率(%)空のりポンーム 2/24 リポソーム MDP−GDP O,01μg 6/16
31.20.1 μ!118/24 66.7 1 μy 18/24 66.7 10 μg20/24 75 空のリポソーム 2/24 り寂−ム6−0−GDP−MDP6−0−GDP−μg
8724 2510μg15/24 54 空のリポソーム 2/24 すd大ン′−ムMDPGの、D)−GDP 1μII
4/24810μg14/24 50 マウスには10 の肺炎桿菌を感染させた表 ■ 少量の抗生物質とMDP又はMDP −GDP とを併
用することによる肺炎桿菌に対する予防効果の増強 一1日月の処理 生存数(I石目) 予防率(チ)対
照 0/24 ゲンタマイシン 5724 21 MDP 30μF 1/ 24 4 MDP+ゲンタマイシン 14/24 58MDP−G
DP 30pl! 4/24 16MDP−GDP+ゲ
ンタマイシン 14/24 58マクスには5X10’
の肺炎桿菌を経静脈で感染させた。感染の2時間後に
ゲンタマイシン10 pFlを皮下投与し、感染の災時
間前にMDP又はMDP−GDP 30μgを経静脈投
与した。
体したMDP−GDP及びその誘導体の予防作用 一1日月の処理(1,v、) 生存数(15日(イ)予
防率(%)空のりポンーム 2/24 リポソーム MDP−GDP O,01μg 6/16
31.20.1 μ!118/24 66.7 1 μy 18/24 66.7 10 μg20/24 75 空のリポソーム 2/24 り寂−ム6−0−GDP−MDP6−0−GDP−μg
8724 2510μg15/24 54 空のリポソーム 2/24 すd大ン′−ムMDPGの、D)−GDP 1μII
4/24810μg14/24 50 マウスには10 の肺炎桿菌を感染させた表 ■ 少量の抗生物質とMDP又はMDP −GDP とを併
用することによる肺炎桿菌に対する予防効果の増強 一1日月の処理 生存数(I石目) 予防率(チ)対
照 0/24 ゲンタマイシン 5724 21 MDP 30μF 1/ 24 4 MDP+ゲンタマイシン 14/24 58MDP−G
DP 30pl! 4/24 16MDP−GDP+ゲ
ンタマイシン 14/24 58マクスには5X10’
の肺炎桿菌を経静脈で感染させた。感染の2時間後に
ゲンタマイシン10 pFlを皮下投与し、感染の災時
間前にMDP又はMDP−GDP 30μgを経静脈投
与した。
注:この実験では、MDPがわずかな作用しか持ってい
ない状態を得るために通常よシ多い量の細菌で感染させ
る。
ない状態を得るために通常よシ多い量の細菌で感染させ
る。
表 X
肺炎桿菌に感染したマウス体内における一連のGDPの
他の生成物の予防作用 一1日月の処理(i、v、) 生存数(15日日月予防
率帳)対 照 2/16 MDP−L−Ala −GDP 12/16 63対
照 2/16 MDP■、D)−L−Ala−GDP 100Pfl
6/16 25対 照 O/16 6()−GDP−アミノカブ−イル−MDPG−OnB
u 9/16 560011g マウスには10 の肺炎桿菌を経静脈で感染させた。
他の生成物の予防作用 一1日月の処理(i、v、) 生存数(15日日月予防
率帳)対 照 2/16 MDP−L−Ala −GDP 12/16 63対
照 2/16 MDP■、D)−L−Ala−GDP 100Pfl
6/16 25対 照 O/16 6()−GDP−アミノカブ−イル−MDPG−OnB
u 9/16 560011g マウスには10 の肺炎桿菌を経静脈で感染させた。
表 X
MDP−GDPとアンホテリシンBとの併用処 理 生
存数(10日日月予防率(%〕対 照 0/16 アンホテリシンB3μ9 2716 13MDP−GD
P 100 pg/日/日日4日間 3/16 19M
DP−GDP+アン水戸リシンす 11/16 69M
DPQ)、D)−GDP 100μ9AV4日関 0/
16MDP(DJ))−GDP+アンホテリシンB 3
/16 19マウスには2×10のカンジダアルビカン
ス(Candida albicans)を経静脈で感
染させた。
存数(10日日月予防率(%〕対 照 0/16 アンホテリシンB3μ9 2716 13MDP−GD
P 100 pg/日/日日4日間 3/16 19M
DP−GDP+アン水戸リシンす 11/16 69M
DPQ)、D)−GDP 100μ9AV4日関 0/
16MDP(DJ))−GDP+アンホテリシンB 3
/16 19マウスには2×10のカンジダアルビカン
ス(Candida albicans)を経静脈で感
染させた。
MDP −GDPは100μ9/日を4日間(−4゜−
3、−2及び−1)靜注し、アンホテリシンB3μgは
感染の日に皮下注射する。
3、−2及び−1)靜注し、アンホテリシンB3μgは
感染の日に皮下注射する。
表 刈
カンジダアルビカンスによる感染に対するMDP−GD
Pの予防作用 処理(−4,−3,−2及び−1岨) 生存数(108
目)予防率対 照 078 MDP−GDP水性懸濁液中(100pIIX4) 6
/8 75 チMDP−GDP リポソーム中 (10
/jgX4) 5/8 62.5%g (aO#x4)
6/875% マウスには106のカンジダアルビカンスヲ経静脈で感
染させた。
Pの予防作用 処理(−4,−3,−2及び−1岨) 生存数(108
目)予防率対 照 078 MDP−GDP水性懸濁液中(100pIIX4) 6
/8 75 チMDP−GDP リポソーム中 (10
/jgX4) 5/8 62.5%g (aO#x4)
6/875% マウスには106のカンジダアルビカンスヲ経静脈で感
染させた。
本発明化合物、特にMDP−GDPの抗菌活性この分子
の抗菌活性はインフルエンザ菌によるマウスの実験感染
系で評価した。実験のプロトコールは種々の経路により
、特に経口及び皮下で0.1v/匹のMDP−GDPを
投与することからなった。インフルエンザ菌APR/8
の1/10000 懸濁液50μノを鼻腔内に感染させ
ることによりマウス(10週令のスイスマウス)を感染
させた。MDP−GDPは感染の24時間#J(−1日
月)又は24時間後(+1日0)に投与した。感染後2
1日口の処理群での生存動物数と非処理対照群での生存
動物数とを比較して抗菌活性を判定した。
の抗菌活性はインフルエンザ菌によるマウスの実験感染
系で評価した。実験のプロトコールは種々の経路により
、特に経口及び皮下で0.1v/匹のMDP−GDPを
投与することからなった。インフルエンザ菌APR/8
の1/10000 懸濁液50μノを鼻腔内に感染させ
ることによりマウス(10週令のスイスマウス)を感染
させた。MDP−GDPは感染の24時間#J(−1日
月)又は24時間後(+1日0)に投与した。感染後2
1日口の処理群での生存動物数と非処理対照群での生存
動物数とを比較して抗菌活性を判定した。
使用用量においては、MDP−GDPの抗菌活性は経口
投与後(56%の生存)及び皮下投与後(44%の生存
)で同様に予防の意味で示された。
投与後(56%の生存)及び皮下投与後(44%の生存
)で同様に予防の意味で示された。
この結果、人間の臨床で使用しうる本発明化合物のこれ
らの投与量は0.01 llv/に9〜0.5 #/k
gとすることができよう。この分子の形状については、
特に水性又は油性懸濁液、油性エマルジョン又はリポソ
ームと組合せた形としての使用が考えられる。
らの投与量は0.01 llv/に9〜0.5 #/k
gとすることができよう。この分子の形状については、
特に水性又は油性懸濁液、油性エマルジョン又はリポソ
ームと組合せた形としての使用が考えられる。
Claims (9)
- (1)各原子から8〜100、好ましくは14〜24個
の炭素原子を含む親油鎖が分枝されている互に隣接する
2つの原子を含む基を、必要であれば結合手を介して、
ムラミルペプチドと結合又はカップリングさせることで
基本的に得られるムラミルペプチド誘導体。 - (2)2つの隣接原子が特に構造 のいずれか1つに属することを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載のムラミルペプチド誘導体。 - (3) 次式 %式% ( 〔式中、置換基&、Ra、X、Y、A及びBは一瓜がH
又はOH,であり、 一烏が基−NH2,−OH又は基−OW であplWは
1〜10個の炭素原子を含む炭化水素基を表わし、 −X カ7ラニル、バリル、インロイシル、ノルロイシ
ル、ロイシル、セリル、トレオニ/I/。 プロリル、グルタミニルアアスパラギニル。 メチオニ/I/、トリプトファニル、フェニルアラニル
、チロシA/、グリ、シルを包含する基のアミノアシル
残基であシ、 −Yが鳥と同じ意味を表わすか又は親油基−OOH,−
OHO(馬)OHxO(&)を表わし、烏及び曳は互に
等しいか又は異な9.8〜100個の炭素原子を含むア
シル基を表わし、 −2が鳥と同じ意味を表わすか又は親油基−QC)−0
HO(R,)OHxO(&)を表わし、馬及び現は互に
等しいか又は異なシ、8〜100個の炭素原子を含むア
シル基を表わし、但し2つの基X及びYの少なくとも一
方は常に対応親油基であるとし、 一人及びBが直接結合又は互に等しいもしくは異なる1
〜3個のアミノアシル残基を夫々含む互に等しいもしく
は異なる基を表わし、又は−■−(OH2)p−Co−
基を表わし、pの値は2〜工0である 〕 で示されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の誘導体。 - (4)アミノアシル残基がグリシル以外の場合は基Xが
左旋性アミノ酸残基、好ましくはL−アラニ/I/、L
−セリル、L−バリル、L−ロイシル。 L−イソロイシル、I、−)レオニル又ハクリシルであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の誘導
体。 - (5) Raがアルキル−オキシ基からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記
載の誘導体。 - (6)基A及びBが直接結合を表わすことを特徴とする
特許請求の範囲第1項から第5項のいずれかに記載の誘
導体。 - (7)基A及びBがXの意味を1つ以上有する1つ以上
のアミノアシル残基、好ましくはL−アラニル及び/又
はL−リシルであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項から第5項のいずれかに記載の誘導体。 - (8)基2が前記対応親油基であシ、鳥が炭素原子を1
〜10%に4個含むアルキル−オキシ基、特に。−ブチ
ル−オキシであJ、YがNH2基であることを特徴とす
る特許請求の![!1第6項に記載の誘導体。 - (9)焉及び瓜がバルミトイル基からなることを特徴と
する特許請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載
の誘導体。 αQ 特許請求の範囲第1項から第9項のいずれかに記
載の1種以上の化合物を含有するリポソーム組成物又は
容易にリポソームに変換し得る組成物0 (ロ)転移温度Trnが37℃よシ高いとどを特徴とす
る脂質、特に14〜30好ましくは16〜24個の炭素
原子を鎖に含む脂肪酸で形成されるリン脂質を用いて形
成されるリポソームの組成物。 U IJy脂質がホスファチジルコリン、ホスファチジ
ルセリン、ホスファチジルイノシトール。 ホスファチジルエタノールアミン及びホスファチジン酸
の中よシ選択され、単独で又は混合して用いられること
を特徴とする特許請求の範囲第11項に記載のリポソー
ム組成物。 0 リポソームがジステアリルホスファチジルコリン(
DSPO)又はジホスファチジルコリン(PC)とホス
ファチジルセリン(PS)とを7容のDSPO又はPO
対7〜10、好ましくは3容のPSの割合で混合したも
のから形成されることを特徴とする特許請求の範囲第1
2項に記載の組成物。 α尋 リポソームが単ラメラ又は多重ラメラの形状を有
し且つリポソーム粒子の大きさがo、 iμ以上、特に
1〜10μであることを特徴とする特許請求の範囲第1
0項から第13項のいずれかに記載のリポソーム組成物
。 (イ)生理学的に許容し得好ましくけ等張性て滅菌しで
ある水溶液に前記リポソームを懸濁させることによって
形成され、このリポソーム懸濁液が1−当り特に脂質4
〜400μMと、特許請求の範囲第1項から第9項のい
ずれかに記載のムラミルペプチド親油性誘導体20〜4
000μ9とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
10項から第14項のいずれかに記載の組成物。 (ト) リポソームが凍結乾燥状態であることを特徴と
する特許請求の範囲第10項から第13項のいずれかに
記載のリポソームの安定した組成物。 (ロ)凍結乾燥リポソームが4〜400μMの脂質に対
し特許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記載の
親油性ムラミルペプチドを20〜2.000 #g保持
することを特徴とする特許請求の範囲第16項に記載の
リポソーム組成物。 (ト)脂質自体がDSPC及びPSを7:エ〜7:10
1特に約7:3のD8PC/Pa比で混合したものから
なることを特徴とする特許請求の範囲第16項又は第1
7項に記載のリポソーム組成物。 (II マクロファージに対して特にマクロファージの
腫瘍破壊性を刺激する作用を及ぼす薬剤組成物であシ、
有効成分として特許請求の範囲第1項から第9項のいず
れかに記載のムラミ/l/ペプチド誘導体を生理学的に
許容し得る製剤ベヒクルと共に含むことを特徴とする組
成物。 曽 前記ムラミルペプチド誘導体が特許請求の範囲第1
0項から第19項のいずれかに記載のリポソーム形状で
存在することを特徴とする特許請求の範囲第48項に記
載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8407340 | 1984-05-11 | ||
FR8407340A FR2564096B1 (fr) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | Derives lipophiles de muramylpeptides ayant des proprietes d'activation des macrophages, compositions les contenant et procede pour les obtenir |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60252497A true JPS60252497A (ja) | 1985-12-13 |
JPH0670080B2 JPH0670080B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=9303899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60099454A Expired - Lifetime JPH0670080B2 (ja) | 1984-05-11 | 1985-05-10 | マクロファージ活性化作用をもつムラミルペプチド親油性誘導体およびこれを含む薬剤組成物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4939122A (ja) |
EP (1) | EP0165123B1 (ja) |
JP (1) | JPH0670080B2 (ja) |
AT (1) | ATE55394T1 (ja) |
CA (1) | CA1259750A (ja) |
DE (1) | DE3579051D1 (ja) |
DK (1) | DK164918C (ja) |
FR (1) | FR2564096B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0832638B2 (ja) * | 1989-05-25 | 1996-03-29 | カイロン コーポレイション | サブミクロン油滴乳剤を含んで成るアジュバント製剤 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0256989A1 (en) * | 1986-08-18 | 1988-02-24 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Pharmaceutical administration systems containing chemotactic peptides |
FR2609393A1 (fr) * | 1988-02-23 | 1988-07-15 | Serobiologiques Lab Sa | Composition notamment utile comme matiere de base pour la preparation de compositions pharmaceutiques, notamment dermatologiques et/ou cosmetiques comprenant une substance azotee, notamment aminoacides, oligo- ou polypeptides, proteines, et leurs derives, et composition pharmaceutique ou cosmetique ainsi preparee. |
HU205147B (en) * | 1989-06-29 | 1992-03-30 | Sandoz Ag | Process for producing muramyl dipeptide derivative and pharmaceutical compostions comprising same |
FR2672496B3 (fr) * | 1990-07-18 | 1993-05-28 | Vacsyn France Sa | Compositions a base de substances hydrophobes, solubilisables dans un solvant aqueux, leur procede d'obtention, et leurs utilisations notamment dans le domaine pharmaceutique. |
FR2664813B1 (fr) * | 1990-07-18 | 1995-01-13 | Vacsyn France Sa | Compositions a base de substances hydrophobes, solubilisables dans un solvant aqueux, leur procede d'obtention, et leurs utilisations notamment dans le domaine pharmaceutique. |
FR2692149B1 (fr) * | 1992-06-12 | 1995-06-09 | Vacsyn France Sa | Composition adjuvante de l'immunite humorale et a mediation cellulaire n'induisant pas de reponse vis-a-vis de determinants auto-antigeniques. |
US5462735A (en) * | 1993-06-10 | 1995-10-31 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Pasteurella haemolytica subunit vaccine containing capsular polysaccharide and muramyl dipeptide |
AU3006697A (en) * | 1996-05-10 | 1997-12-05 | Endorex Corporation | Lipophile derivatives of muramylpeptides for treatment of retroviral infection and induction of chemokines |
EP1909758A1 (en) * | 2005-08-02 | 2008-04-16 | I.D.M. Immuno-Designed Molecules | Process for the preparation of liposomal formulations |
US20160280631A1 (en) * | 2015-03-25 | 2016-09-29 | Biosynthetic Technologies, Llc. | Ester compounds including triesters having terminal vicinal acyl groups |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649397A (en) * | 1979-07-25 | 1981-05-02 | Ciba Geigy Ag | Novel lipophilic muramylpeptide and its manufacture |
JPS56128794A (en) * | 1980-02-15 | 1981-10-08 | Ciba Geigy Ag | Aldohexose derivatives, their manufacture and medicine containing them |
JPS57142996A (en) * | 1981-01-23 | 1982-09-03 | Ciba Geigy Ag | Phosphoryl compounds, manufacture and medicin containing them |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2343035C2 (de) * | 1973-08-25 | 1982-04-01 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Pyroglutamyl-histidyl-prolinamide, Verfahren zu deren Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel |
GB1563561A (en) * | 1976-06-23 | 1980-03-26 | Daiichi Seiyaku Co | Muramyldipeptide derivatives and process for the preparation thereof |
JPS55111499A (en) * | 1979-02-21 | 1980-08-28 | Takeda Chem Ind Ltd | Glucosamine derivative and its preparation |
US4310514A (en) * | 1980-05-05 | 1982-01-12 | Merck & Co., Inc. | Immunologically active dipeptidyl 5-0,6-0-acyl-2-amino-2-deoxy-D-glucofuranose derivatives and methods of preparation |
US4315913A (en) * | 1980-06-09 | 1982-02-16 | Merck & Co. Inc. | Immunologically active dipeptidyl 2-amino-1,2-dideoxy-D-glucose derivatives and methods of preparation |
EP0102319B1 (de) * | 1982-07-23 | 1987-08-19 | Ciba-Geigy Ag | Verwendung von Muramylpeptiden oder deren Analogen zur Prophylaxe und Therapie von Virusinfektionen |
US4683292A (en) * | 1983-08-12 | 1987-07-28 | Immunetech, Inc. | Immunotherapeutic polypeptide agents which bind to lymphocyte immunoglobulin FC receptors |
US4579840A (en) * | 1983-08-12 | 1986-04-01 | Immunetech Pharmaceuticals | Method of blocking immune complex binding to immunoglobulin Fc receptors |
JPS6042398A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-06 | Toshiyuki Hamaoka | ムラミルジペプチド活性エステル誘導体 |
ZA846192B (en) * | 1984-08-09 | 1986-03-26 | Merck Patent Gmbh | Immunotherapeutic polypeptide agents |
JPS6157597A (ja) * | 1984-08-29 | 1986-03-24 | Toshiyuki Hamaoka | ムラミルペプチド活性エステル誘導体 |
-
1984
- 1984-05-11 FR FR8407340A patent/FR2564096B1/fr not_active Expired
-
1985
- 1985-05-10 AT AT85400921T patent/ATE55394T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-05-10 JP JP60099454A patent/JPH0670080B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-10 DK DK209985A patent/DK164918C/da not_active IP Right Cessation
- 1985-05-10 DE DE8585400921T patent/DE3579051D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1985-05-10 EP EP85400921A patent/EP0165123B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-13 CA CA000481425A patent/CA1259750A/fr not_active Expired
-
1988
- 1988-06-09 US US07/206,959 patent/US4939122A/en not_active Ceased
-
1994
- 1994-10-25 US US08/329,142 patent/USRE35706E/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649397A (en) * | 1979-07-25 | 1981-05-02 | Ciba Geigy Ag | Novel lipophilic muramylpeptide and its manufacture |
JPS56128794A (en) * | 1980-02-15 | 1981-10-08 | Ciba Geigy Ag | Aldohexose derivatives, their manufacture and medicine containing them |
JPS57142996A (en) * | 1981-01-23 | 1982-09-03 | Ciba Geigy Ag | Phosphoryl compounds, manufacture and medicin containing them |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0832638B2 (ja) * | 1989-05-25 | 1996-03-29 | カイロン コーポレイション | サブミクロン油滴乳剤を含んで成るアジュバント製剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4939122A (en) | 1990-07-03 |
EP0165123A3 (en) | 1986-03-05 |
DE3579051D1 (de) | 1990-09-13 |
DK164918B (da) | 1992-09-07 |
FR2564096B1 (fr) | 1988-02-19 |
USRE35706E (en) | 1997-12-30 |
EP0165123A2 (fr) | 1985-12-18 |
ATE55394T1 (de) | 1990-08-15 |
FR2564096A1 (fr) | 1985-11-15 |
DK164918C (da) | 1993-01-25 |
DK209985A (da) | 1985-11-12 |
EP0165123B1 (fr) | 1990-08-08 |
JPH0670080B2 (ja) | 1994-09-07 |
CA1259750A (fr) | 1989-09-19 |
DK209985D0 (da) | 1985-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2139664C (en) | Covalent polar lipid-peptide conjugates for biological targeting | |
US5049388A (en) | Small particle aerosol liposome and liposome-drug combinations for medical use | |
JP2933931B2 (ja) | 医療用のリポソームおよび薬物含有リポソームのエアゾールの小粒子 | |
JP2002500165A (ja) | 新規の重合性の脂肪酸、リン脂質、及びそれから得られた重合リポソーム | |
KR960033470A (ko) | 정맥내 투여용 나노현탁액 | |
KR100354944B1 (ko) | 제약조성물 | |
JPS60252497A (ja) | マクロファージ活性化作用をもつムラミルペプチド親油性誘導体およびこれを含む薬剤組成物 | |
EP0003833B2 (de) | Antigenderivate, Verfahren zu deren Herstellung, diese enthaltende pharmazeutische Präparate | |
JPS58208237A (ja) | 免疫原活性を付与されたハプテンとムラムル―ペプチドとの組成物 | |
JP2012001559A (ja) | 疾患治療における脂質複合体の使用 | |
JP2016512226A (ja) | 緩衝化アミノアルキルグルコサミニドホスフェート誘導体を含有する組成物及び免疫応答を増強するためのその使用 | |
JPS62294432A (ja) | リン脂質を基材としたリポソ−ムと医薬組成物 | |
BR112012022059B1 (pt) | Vacina de mucosa produtora de uma iga de mucosa antígenoespecífica e igg do sangue e método para produzir uma vacina de mucosa | |
JPS6412279B2 (ja) | ||
WO1992006714A1 (en) | Combination of hyaluronic acid with medicinal ingredient and production thereof | |
GB1564500A (en) | Biological preparations | |
JP2007126453A (ja) | ヒアルロナン産生促進剤及びヒアルロナン分解抑制剤 | |
EP0213523B1 (de) | Pharmazeutische Zusammensetzungen mit acylierten Phospholipiden | |
JP2641472B2 (ja) | 感染症治療剤 | |
JPS60126297A (ja) | マクロフア−ジ活性化特性を有するムラミルペプチド−ステロイド誘導体 | |
AU2013202151B2 (en) | Lipid conjugates in the treatment of chronic rhinosinusitis | |
Merhi et al. | Synthesis and immunostimulating properties of lipophilic ester and ether muramyl peptide derivatives | |
JP2012526819A (ja) | 脂質−ポリマー複合体、その調製、及びその使用 | |
JPH05508653A (ja) | 水性溶媒に可溶化し得る疎水性医薬の有効成分をベースとする組成物、その製法、及び特に医薬分野におけるその使用 | |
EP3386540A1 (en) | Novel adjuvant formulations |