JPS60228414A - 12−リポキシゲナ−ゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤 - Google Patents
12−リポキシゲナ−ゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤Info
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- JPS60228414A JPS60228414A JP8533584A JP8533584A JPS60228414A JP S60228414 A JPS60228414 A JP S60228414A JP 8533584 A JP8533584 A JP 8533584A JP 8533584 A JP8533584 A JP 8533584A JP S60228414 A JPS60228414 A JP S60228414A
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は12−1ポキシゲナーゼ阻害活性を有するトロ
ポロン又はその誘導体を含有してなるI2−リポキシゲ
ナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤に関するも
のである。
ポロン又はその誘導体を含有してなるI2−リポキシゲ
ナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤に関するも
のである。
更に詳しくは、本発明は一般式(1)
〔式中、R3−R7は水素、低級アルキル基、水酸基、
アミノ基、低級アルコキシ基、ハロゲン。
アミノ基、低級アルコキシ基、ハロゲン。
モノもしくはジ低級アルキルアミノ基、カルボキシル基
又は低級アルキルオキシカルボニル基を示す。)で示さ
れるトロポロン又はその誘導体〔以下、化合物(I)と
いう〕を有有効分として含有してなる12−リポキシゲ
ナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤に関する。
又は低級アルキルオキシカルボニル基を示す。)で示さ
れるトロポロン又はその誘導体〔以下、化合物(I)と
いう〕を有有効分として含有してなる12−リポキシゲ
ナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤に関する。
12−リポキシゲナーゼは、アラキドン酸のC−12位
に酸素を添加する酵素であり、最初血小板で発見されて
以来、白血球、リンパ球をはじめ平滑筋などの種々の組
織でその活性が見出されている。その代謝産物には、1
2−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(12−hydr
oxyeicosatetraenoicacid)
(以下、l 2−HETEという)や12−ヒドロキシ
パーオキシエイコサテトラエン酸や5S、125−ジヒ
ドロキシエイコサテトラエン酸などが知られており、こ
れらの代謝産物は白血球遊走作用、好中球誘引作用、血
小板のトロンボキサン合成酵素阻害作用、プロスタサイ
クリン合成酵素阻害作用、冠動脈収縮作用、平滑筋細胞
遊走作用などの多彩な生理作用を示す。特に12−HE
TEの大動脈平滑筋細胞遊走誘起作用は、至適濃度6
Xl0−15g /mlという非常な低濃度で発現し、
著しく強力であることが最近明らかにされているI:J
、 Nakao ら、Atherosclerosis
、 44.339−342 (1982) ]。平滑筋
細胞は動脈硬化形成の中心的役割を担う細胞であり、内
皮傷害により本細胞が中膜より内皮下控へ遊走・侵入し
、内膜にて分裂・増殖し結合組織蛋白を合成・分泌する
。内皮傷害に対する平滑筋細胞のこれら一連の反応がく
り返されることによって動脈硬化病巣が形成されるとい
われているl:RoRoss and J、 A、Gl
omset。
に酸素を添加する酵素であり、最初血小板で発見されて
以来、白血球、リンパ球をはじめ平滑筋などの種々の組
織でその活性が見出されている。その代謝産物には、1
2−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(12−hydr
oxyeicosatetraenoicacid)
(以下、l 2−HETEという)や12−ヒドロキシ
パーオキシエイコサテトラエン酸や5S、125−ジヒ
ドロキシエイコサテトラエン酸などが知られており、こ
れらの代謝産物は白血球遊走作用、好中球誘引作用、血
小板のトロンボキサン合成酵素阻害作用、プロスタサイ
クリン合成酵素阻害作用、冠動脈収縮作用、平滑筋細胞
遊走作用などの多彩な生理作用を示す。特に12−HE
TEの大動脈平滑筋細胞遊走誘起作用は、至適濃度6
Xl0−15g /mlという非常な低濃度で発現し、
著しく強力であることが最近明らかにされているI:J
、 Nakao ら、Atherosclerosis
、 44.339−342 (1982) ]。平滑筋
細胞は動脈硬化形成の中心的役割を担う細胞であり、内
皮傷害により本細胞が中膜より内皮下控へ遊走・侵入し
、内膜にて分裂・増殖し結合組織蛋白を合成・分泌する
。内皮傷害に対する平滑筋細胞のこれら一連の反応がく
り返されることによって動脈硬化病巣が形成されるとい
われているl:RoRoss and J、 A、Gl
omset。
5cience、 180.1332−1339(19
73) ) 、従って動脈硬化形成の初期において平滑
筋細胞の遊走は重要なプロセスであり、この平滑筋細胞
遊走因子として血小板由来増殖因子(PDGF)や12
−HETEが見い出され、これら因子は動脈硬化の原因
物質の1つと考えられている。更に最近になりPI)G
Fの平滑筋細胞遊走作用は主に11−HETEを介して
いることが明らかとなり[:J、 Nakaoら。
73) ) 、従って動脈硬化形成の初期において平滑
筋細胞の遊走は重要なプロセスであり、この平滑筋細胞
遊走因子として血小板由来増殖因子(PDGF)や12
−HETEが見い出され、これら因子は動脈硬化の原因
物質の1つと考えられている。更に最近になりPI)G
Fの平滑筋細胞遊走作用は主に11−HETEを介して
いることが明らかとなり[:J、 Nakaoら。
8iochem、 Biophys、 Res、 Co
mmun、、 112.866(1983) )動脈硬
化形成におけるメディエータとして12−リポキシゲナ
ーゼ代謝産物が更に注目される結果となった。
mmun、、 112.866(1983) )動脈硬
化形成におけるメディエータとして12−リポキシゲナ
ーゼ代謝産物が更に注目される結果となった。
本発明者らは、12−リポキシゲナーゼ代謝産物に起因
する疾患に対する予防治療薬を探索した結果化合物(1
)が12−リポキシゲナーゼをきわめて強力に阻害し、
その代謝産物の産成を抑制することにより、12−リポ
キシゲナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤とし
て有用であることを見い出し、本発明を完成した。
する疾患に対する予防治療薬を探索した結果化合物(1
)が12−リポキシゲナーゼをきわめて強力に阻害し、
その代謝産物の産成を抑制することにより、12−リポ
キシゲナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤とし
て有用であることを見い出し、本発明を完成した。
本願発明に使用される化合物(I)は、既知化合物であ
るか、文献記載の方法によって製造することができる。
るか、文献記載の方法によって製造することができる。
化合物(I)およびその製造法が記載された文献の例を
第1表に示したが、本願発明はこれらによって限定され
るものではない。化合物(1)の製造法として、例えば
化合物2および3はR,Noyori等CJ、Am、
chem、 Soc、、 100゜177g (197
8) )の方法により合成することができるし、化合物
4はH,A、 Kirst等[J、 Antibiot
ics35、1651 (1982) 〕の方法により
合成ができる。
第1表に示したが、本願発明はこれらによって限定され
るものではない。化合物(1)の製造法として、例えば
化合物2および3はR,Noyori等CJ、Am、
chem、 Soc、、 100゜177g (197
8) )の方法により合成することができるし、化合物
4はH,A、 Kirst等[J、 Antibiot
ics35、1651 (1982) 〕の方法により
合成ができる。
化合物5はUS、 4,057,556 (1979)
の方法により合成することができる。また、化合物5お
よび25はStreptomyces hadanon
enseの培養液中より単離精製することにより製造す
ることもできる(特開昭53−136588 >。
の方法により合成することができる。また、化合物5お
よび25はStreptomyces hadanon
enseの培養液中より単離精製することにより製造す
ることもできる(特開昭53−136588 >。
化合物(I)は、12−リポキシゲナーゼ活性を強力に
阻害し、動脈硬化症や炎症等の12−!Iポキシゲナー
ゼ代謝産物に起因する疾患の治療・予防に有用であり、
一方毒性も低い。例えばマウス経口投与におけるLD、
。はトロポロンで300■/kg、ヒノキチオールで5
13mg/kgである。
阻害し、動脈硬化症や炎症等の12−!Iポキシゲナー
ゼ代謝産物に起因する疾患の治療・予防に有用であり、
一方毒性も低い。例えばマウス経口投与におけるLD、
。はトロポロンで300■/kg、ヒノキチオールで5
13mg/kgである。
上記目的のために用いる投与量は、目、的とする治療効
果、投与方法、治療期間、年令、体重、などにより決め
られるが、経口もしくは非経口(例、注射、塗布、吸入
等)のルートにより、通常成人1日当り化合物(1)と
して0.1〜50 mg/kgである。投与には、化合
物(I)自体をそのまま用いることもできるが、一般に
は錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤、半開、注射
剤等が挙げられる。また医薬組成物に使用される担体と
しては、例えばラクトース、デキストロース、シューク
ロース、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、セル
ロース、シクロデキストリン、タルク、でん粉、メチル
セルロース、ゼラチン、アラビヤゴム、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マ
グネシウム、鉱油、植物油、白色ワセリン、流動パラフ
ィン等が挙げられ、これらは製剤の種類に応じて適宜選
択される。
果、投与方法、治療期間、年令、体重、などにより決め
られるが、経口もしくは非経口(例、注射、塗布、吸入
等)のルートにより、通常成人1日当り化合物(1)と
して0.1〜50 mg/kgである。投与には、化合
物(I)自体をそのまま用いることもできるが、一般に
は錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤、半開、注射
剤等が挙げられる。また医薬組成物に使用される担体と
しては、例えばラクトース、デキストロース、シューク
ロース、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、セル
ロース、シクロデキストリン、タルク、でん粉、メチル
セルロース、ゼラチン、アラビヤゴム、ポリエチレング
リコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マ
グネシウム、鉱油、植物油、白色ワセリン、流動パラフ
ィン等が挙げられ、これらは製剤の種類に応じて適宜選
択される。
実験例1゜
化合物1.3.4および5の12−リポキシゲナーゼ、
5−リポキシゲナーゼ、サイクロオキシゲナーゼ各酵素
に対する阻害作用を試験管内試験により以下に示す方法
によって測定した。
5−リポキシゲナーゼ、サイクロオキシゲナーゼ各酵素
に対する阻害作用を試験管内試験により以下に示す方法
によって測定した。
a) 血小板12−リポキシゲナーゼに対する阻害作用
の測定法: 口、H,Nugternらの方法1:Biochem、
ロ1ophys。
の測定法: 口、H,Nugternらの方法1:Biochem、
ロ1ophys。
^cta、 380.299(1975) ]に準じて
測定した。即ちウシ血小板より調製した標品を酵素源と
して用いた。この血小板リポキシゲナーゼ標品と化合物
1.3.4または5を0. OI M )リス塩酸緩衝
液(pH7,4)中で予め30℃、5分接触させた後、
〔14C〕−アラキドン酸35μMを加えて30℃、1
0分間反応させた。反応生成物を酢酸エチル/メタノー
ル10.2M クエン酸(30/4/1)で抽出してか
ら薄層クロマトグラフィーで分離して(展開ソルベント
系:リグロイン/エチルエーテル/酢酸、50/ 50
/1)、生成物中の12’−HETEのスポットをかき
とり液体シンチレーションカウンターで14Cを測定し
た。
測定した。即ちウシ血小板より調製した標品を酵素源と
して用いた。この血小板リポキシゲナーゼ標品と化合物
1.3.4または5を0. OI M )リス塩酸緩衝
液(pH7,4)中で予め30℃、5分接触させた後、
〔14C〕−アラキドン酸35μMを加えて30℃、1
0分間反応させた。反応生成物を酢酸エチル/メタノー
ル10.2M クエン酸(30/4/1)で抽出してか
ら薄層クロマトグラフィーで分離して(展開ソルベント
系:リグロイン/エチルエーテル/酢酸、50/ 50
/1)、生成物中の12’−HETEのスポットをかき
とり液体シンチレーションカウンターで14Cを測定し
た。
b) 血小板サイクロオキシゲナーゼに対する阻害作用
の測定法: T、YoshimoLoらの方法[J、 Biol、
Chem、。
の測定法: T、YoshimoLoらの方法[J、 Biol、
Chem、。
252、5871(1977) :]に準じて測定した
。即ちウシ血小板より調製したミクロゾームを酵素源と
して用いた。この血小板ミクロゾーム標品と化合物1.
3.4または5を0.01 M )リス塩酸緩衝液(p
H7,4)中で、5mML−)ラットファン、2μM
ヘモグロビン、35.4μM[”’C]−アラキドン酸
とともに24℃、5分間反応させた。反応生成物を酢酸
エチル/メタノール70.2Mクエン酸(30/4/1
)で抽出してから薄層クロマトグラフィーで分離して〔
展開ソルベント系:酢酸エチル/石油エーテル/酢酸(
85/1510.1)) 、生成物中のトロンボキサン
B2および12−ヒドロキシ−5、8,10−へブタデ
カトリエン酸のスポットをかきとり液体シンチレーショ
ンカウンターで14cを測定した。
。即ちウシ血小板より調製したミクロゾームを酵素源と
して用いた。この血小板ミクロゾーム標品と化合物1.
3.4または5を0.01 M )リス塩酸緩衝液(p
H7,4)中で、5mML−)ラットファン、2μM
ヘモグロビン、35.4μM[”’C]−アラキドン酸
とともに24℃、5分間反応させた。反応生成物を酢酸
エチル/メタノール70.2Mクエン酸(30/4/1
)で抽出してから薄層クロマトグラフィーで分離して〔
展開ソルベント系:酢酸エチル/石油エーテル/酢酸(
85/1510.1)) 、生成物中のトロンボキサン
B2および12−ヒドロキシ−5、8,10−へブタデ
カトリエン酸のスポットをかきとり液体シンチレーショ
ンカウンターで14cを測定した。
C)白血球5−リポキシゲナーゼに対する阻害作用の測
定法 B、A、Jakschikら [Biochem、Bi
ophys、Res、Commun。
定法 B、A、Jakschikら [Biochem、Bi
ophys、Res、Commun。
95、103(1980) )の方法を改変して測定し
た。
た。
即ちラットのLeukemic basophilic
granulocyte(RBL−1,ATCCNo
、CRL 1378 )細胞を5−リポキシゲナーゼ酵
素源として用い、本甲胞と化合物1.3.4または5を
0.7 m M強化カルシウム存在下0.07 M )
IJス塩酸緩衝液中で37℃5分間接触後、[”C)
−アラキドン酸20μMを加えて37℃、5分間反応さ
せた。反応生成物を酢酸エチル/メタノール10.2M
クエン酸(30/4/1)で抽出してから薄層クロマト
グラフィーで分離して〔展開ソルベント系:石油エーテ
ル/エチルエーテル/酢酸(5’0150/1):]生
成物中の5−ヒドロキシエイコサテトラエン酸のスポッ
トをかきとり、液体シンチレーションカウンターで”C
を測定した。
granulocyte(RBL−1,ATCCNo
、CRL 1378 )細胞を5−リポキシゲナーゼ酵
素源として用い、本甲胞と化合物1.3.4または5を
0.7 m M強化カルシウム存在下0.07 M )
IJス塩酸緩衝液中で37℃5分間接触後、[”C)
−アラキドン酸20μMを加えて37℃、5分間反応さ
せた。反応生成物を酢酸エチル/メタノール10.2M
クエン酸(30/4/1)で抽出してから薄層クロマト
グラフィーで分離して〔展開ソルベント系:石油エーテ
ル/エチルエーテル/酢酸(5’0150/1):]生
成物中の5−ヒドロキシエイコサテトラエン酸のスポッ
トをかきとり、液体シンチレーションカウンターで”C
を測定した。
その結果、第2表に示すように化合物1.3.4および
5はいずれも12−リポキシゲナーゼに対して低濃度に
おいて阻害作用を示すことが明らかになった。それらの
阻害強度を公知化合物BW−755Cと比較すると本化
合物の方が顕著に優れていることが認められた。更に、
化合物1.3.4 Jよび5は、5−リポキシゲナーゼ
やサイクロオキシゲナーゼを高濃度においても阻害せず
、12−リポキシゲナーゼにきわめて特異性の高い阻害
剤であることが明らかになった。
5はいずれも12−リポキシゲナーゼに対して低濃度に
おいて阻害作用を示すことが明らかになった。それらの
阻害強度を公知化合物BW−755Cと比較すると本化
合物の方が顕著に優れていることが認められた。更に、
化合物1.3.4 Jよび5は、5−リポキシゲナーゼ
やサイクロオキシゲナーゼを高濃度においても阻害せず
、12−リポキシゲナーゼにきわめて特異性の高い阻害
剤であることが明らかになった。
このように12−リポキシゲナーゼのみに特異性を示す
化合物の報告はいままでにみられない。
化合物の報告はいままでにみられない。
第 2 表
1)酵素活性を50%阻害するに要する化合物の濃度実
験例2゜ PDGFによる平滑筋遊走誘起作用に対する化 □合物
1の影響を中尾らの方法[J、 Nakaoら、 Bi
ochem。
験例2゜ PDGFによる平滑筋遊走誘起作用に対する化 □合物
1の影響を中尾らの方法[J、 Nakaoら、 Bi
ochem。
口1ophys、Res、 Commun、 112.
866(1983) 〕に従って調べた。
866(1983) 〕に従って調べた。
雄ウィスター系ラット胸部大動脈中膜切片よりRoss
の方法[R,Ross、 J、 Ccl lBiol、
、 50.172(1971) ]により中膜平滑筋細
胞を分離・培養し、継代培養10代以下の細胞を遁走実
験に供した。
の方法[R,Ross、 J、 Ccl lBiol、
、 50.172(1971) ]により中膜平滑筋細
胞を分離・培養し、継代培養10代以下の細胞を遁走実
験に供した。
112滑筋細胞の遊走能はボイデンチャンバー(Boy
den chamber)を用いて測定した。直径8μ
mD孔(pore )を有するミリポアフィルタ−を用
いた。チャンバーの下室に5%牛血清とPDGF (最
終震度1.33μg /ml )を含むイーグル最小培
地(Eagle’s minimum essenti
al medium) (栄研社。
den chamber)を用いて測定した。直径8μ
mD孔(pore )を有するミリポアフィルタ−を用
いた。チャンバーの下室に5%牛血清とPDGF (最
終震度1.33μg /ml )を含むイーグル最小培
地(Eagle’s minimum essenti
al medium) (栄研社。
日本)を0.8ml、チャンバー上室に5%牛血清と5
XIO3の平滑筋細胞を含むイーグル最少培地を1m
l入れた。95%空気−5%炭酸ガス下で37℃にて8
時間インキニーベートした後、フィルターの表面から3
0μmの深さに走った細胞数を顕散鏡下に10視野数え
、10視野あたりの平均値として平滑筋細胞の遊走能を
表示した。化合物ID平滑筋遊走に対する影響は、平滑
筋細胞を予め化合物1と37℃2分間接触させた後、上
記の方法でその遊走能を測定し、無処理平滑筋細胞の遊
を能と比較することにより判定した。その結果、化合物
1は、PDGFによる平滑筋遊走を、低濃宣(10−5
〜10−’)において顕著に、また濃度衣存的に抑制す
ることが明らかになった(第3表)。
XIO3の平滑筋細胞を含むイーグル最少培地を1m
l入れた。95%空気−5%炭酸ガス下で37℃にて8
時間インキニーベートした後、フィルターの表面から3
0μmの深さに走った細胞数を顕散鏡下に10視野数え
、10視野あたりの平均値として平滑筋細胞の遊走能を
表示した。化合物ID平滑筋遊走に対する影響は、平滑
筋細胞を予め化合物1と37℃2分間接触させた後、上
記の方法でその遊走能を測定し、無処理平滑筋細胞の遊
を能と比較することにより判定した。その結果、化合物
1は、PDGFによる平滑筋遊走を、低濃宣(10−5
〜10−’)において顕著に、また濃度衣存的に抑制す
ることが明らかになった(第3表)。
第3表 PI)GFによる平滑筋細胞遊走の化合物1に
よる抑制 実施例1 錠剤 化合物1 100g ラクトース 40g コーンスターチ 18g カルボキシメチルセルロースカルシウム 10g上記混
合物に10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液を加え
て練合する。この練合液を1.0mmのバスケットを取
り付けた押し出し造粒機で造粒し60℃で乾燥する。得
られた乾燥物を16メツシユ篩で整粒し、ステアリン酸
マグネシウムを加えて打錠用顆粒とし、常法によりl製
剤中(170mg)に化合物1100mgを含む8mm
径の錠剤とした。
よる抑制 実施例1 錠剤 化合物1 100g ラクトース 40g コーンスターチ 18g カルボキシメチルセルロースカルシウム 10g上記混
合物に10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液を加え
て練合する。この練合液を1.0mmのバスケットを取
り付けた押し出し造粒機で造粒し60℃で乾燥する。得
られた乾燥物を16メツシユ篩で整粒し、ステアリン酸
マグネシウムを加えて打錠用顆粒とし、常法によりl製
剤中(170mg)に化合物1100mgを含む8mm
径の錠剤とした。
実施例2 カプセル剤
化合物3 50g ′
ラクトース 803
ポテトスターチ 38g
からなる混合物に、10%ヒドロキシプロピルセルロー
ス溶液を加えて練合する。実施例1と同様に造粒、顆粒
化し、ステアリン酸マグネシウムを加え常法により一錠
剤中(170mg)化合物350mgを含むカプセル剤
とした。
ス溶液を加えて練合する。実施例1と同様に造粒、顆粒
化し、ステアリン酸マグネシウムを加え常法により一錠
剤中(170mg)化合物350mgを含むカプセル剤
とした。
実施例3 軟カプセル剤
化合物410gを大豆油100gに溶解し常法により1
カプセルとして化合物410mgあてこの溶液を充填し
軟カプセル剤とした。
カプセルとして化合物410mgあてこの溶液を充填し
軟カプセル剤とした。
手 続 補 正 書
昭和59年6月11J日
1、事件の表示
昭和59年特許願第85335号
2、発明の名称
12−リポキシゲナーゼ代謝産物に起因する疾患の予防
治療剤 3゜補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
(102)協和醗酵工業株式会社(TIIIL : 0
3−201−7211 内線2751)代表者 加 藤
幹 夫 正する。
治療剤 3゜補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
(102)協和醗酵工業株式会社(TIIIL : 0
3−201−7211 内線2751)代表者 加 藤
幹 夫 正する。
(2)4頁6行の「メディエータJを「メディエータ−
」に訂正する。
」に訂正する。
(3)10頁3行の「強化カルシウム」を「塩化カルシ
ウム」に訂正する。
ウム」に訂正する。
Claims (3)
- (1)一般式(I) (式中、R3−R1は水素原子、低級アルキル基、水酸
基、アミノ基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、モノ
もしくはジ低級アルキルアミノ基、カルボキシル基又は
低級アルキルオキシカルボニル基である。)で示される
トロポロン又はその誘導体を有効成分として含有してな
る1 2− IJポキシゲナーゼ代謝産物に起因する疾
患の予防治療剤。 - (2)R,〜R7のずべてか水素であるか、又は少なく
とも1つが水酸基、低級アルキル基又は低級アルコキシ
基である特許請求の範囲第1項記載の予防治療剤。 - (3)一般式(I)で示される化合物がトロポロン。 ヒノキチオール、7−ヒドロキシトロポロン又は3−メ
トキシトロポロンである特許請求の範囲第2項記載の予
防治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8533584A JPS60228414A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 12−リポキシゲナ−ゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8533584A JPS60228414A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 12−リポキシゲナ−ゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60228414A true JPS60228414A (ja) | 1985-11-13 |
Family
ID=13855765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8533584A Pending JPS60228414A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 12−リポキシゲナ−ゼ代謝産物に起因する疾患の予防治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60228414A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999000366A1 (fr) * | 1997-06-27 | 1999-01-07 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Medicaments pour le traitement/la prevention des mictions frequentes et de l'incontinence urinaire, et derives de tropone |
US6121299A (en) * | 1998-03-30 | 2000-09-19 | Lovelace Respiratory Research Institute | Modulating inflammation with cytochrome P-450 activators and inhibitors |
WO2001089504A1 (fr) * | 2000-05-25 | 2001-11-29 | Nippon Shinyaku Co., Ltd. | Derives de tropolone et compositions pharmaceutiques |
JP2013237618A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Hinoki Shinyaku Kk | サーチュイン1(sirt1)遺伝子活性化剤 |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP8533584A patent/JPS60228414A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999000366A1 (fr) * | 1997-06-27 | 1999-01-07 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Medicaments pour le traitement/la prevention des mictions frequentes et de l'incontinence urinaire, et derives de tropone |
US6221868B1 (en) | 1997-06-27 | 2001-04-24 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Remedies/preventives for frequent urination/urinary incontinence and tropone derivatives |
US6121299A (en) * | 1998-03-30 | 2000-09-19 | Lovelace Respiratory Research Institute | Modulating inflammation with cytochrome P-450 activators and inhibitors |
WO2001089504A1 (fr) * | 2000-05-25 | 2001-11-29 | Nippon Shinyaku Co., Ltd. | Derives de tropolone et compositions pharmaceutiques |
JP2013237618A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Hinoki Shinyaku Kk | サーチュイン1(sirt1)遺伝子活性化剤 |
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