JPS6019995A - 遠心形流体機械のデイフユ−ザ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は遠心形流体機械、例えばタービンポンプに用い
られるディフューザに関するものである。

〔発明の背景〕

従来のタービンポンプは第１図に示すように、回転軸２
に取付けられた羽根車１と、この羽根車１の外周に設け
られ、かつ複数枚（図では１６枚）の導流具４ａ〜４ｐ
を有するディフューザ３Ａとからなり、前記導流具４ａ
〜４ｐは周方向に等ピッチに配設されているので、低流
量域では導流具４３〜４０への入射角が変化し、いずれ
か一部の導流具、例えば４ａ、４ｂにより形成される流
路５に失速域を生ずる。この失速域は羽根車１の回転に
より圧力変動を生ずるから、羽根車１およびその軸２に
変動応力および振動を与える欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記にかんがみディフューザの導流具によシ形
成される流路に生ずる失速域を分散させ、羽根車および
その軸に作用する変動応力を低減することを目的とする
ものである。

〔発明の概要〕

本発明は上記目的を達成するために、遠心形流体機械の
羽根車の外周に設けられ、かつ複数枚の導流具を有する
ディフューザにおいて、前記導流具により形成された複
波個の流路のうち、一部の流路を他の流路よりも広く形
成して任意数の失速域を構成したことを特徴とするもの
である。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実、捲例を図面について説明する。

第２図りにおいて。、１は回転軸２に賊付けられた羽根
車、３は羽根車１の外周に設けられ、かつ複数枚（図で
は１３枚）の導流具４ａ〜４ｐ（ただし、４ｆ、４ｊ、
４ｐを削除）を有するディフューザで、その導流具４ａ
〜４ｅ、４ｇ〜４１゜４ｈ〜４０の相隣る翼間の間隔（
流路５）は同一に設けられているが、その他の導流具４
ｅ〜４　ｇ　＋４１と４に、４ｏと４ｐ間の間隔（流路
５ａ〜５ｃ）は前記間隔（流路５）よりも広く形成され
ている。換言すれば、本実施例は、従来例（第１図）の
等間隔に配設された導流具４３〜４ｐのうちの導流具４
　ｆ、４ｊ、４ｐを削除し、その部分の間隔すなわち流
路５ａ〜５Ｃを広くして３個所の失速域を設けたもので
ある。

このようにディフューザ３に任意数の失速域５３〜５Ｃ
を分散して設けることにより、低流量域における羽根車
１からディツユ−讐３に流入する流体の流入角度が変化
しても、流路５ａ〜５ｃに失速を生ずるのみで、その他
の流路５では失速を生ずることがない。

上記のように本実施例によれば、第１図に示す従来のデ
ィフューザのように失速域が１個所に集中することなく
、３個所に分散させることができるので、低流量域で羽
根車に作用する応力を低減することができ、かつ軸振動
を大幅に軽減することが可能である。また、本実施例の
ように導流具を不等間隔に配設しても、効率は羽根の入
口から出口の面積と羽根角度で決定されるから従来例と
何等変らない。

なお、前記ディフューザ５の失速域（流路）５ａ〜５Ｃ
を等角度に分散して配設すれば、回転軸２に作用する応
力はつシ合い、かつ失速域５ａ〜５Ｃは旋回しないから
、回転軸２が振動するのを防止することが可能である利
点がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ディフューザの導
流具により形成される流路に生ずる失速域を分散させる
ことによシ、羽根車およびその軸に作用する変動応力を
低減することが可能であるので、軸振動を大幅に減少さ
せることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の遠心形流体機械のディフューザの横祈面
図、第２図は本発明の同ディフューザの一実施例を示す
横断面である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、遠心形流体機械の羽根車の外周に設けられ、かつ複
   数枚の導流具を有するディフューザにおいて、前記導流
   具により形成された複数個の流路のうち、一部の流路を
   他の流路よりも広く形成して任意数の失速域を構成した
   ことを特徴とする遠心形流体機械のディフューザ。 ２、上記失速域を等角度に分散して設けたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の遠心形流本機械のディ
   フューザ。