JPS60132662A - 排気ガス集塵装置における放電線の固着機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、集塵装置、例えば、サイクロン集塵装置内に
放電線を装備したエンジンの排気ガス集塵装置における
放電線の固着機構に関するものである。

従来、上記排気ガス集塵装置、例えばサイクロン集塵装
置内に配備された放電線は、該サイクロン集塵装置内の
適宜な部位に設置された碍子に堅固に固着されていた。

そのため、従来のサイクロン集塵装置内にエンジンから
の排気ガスが流入されると、エンジンの排気圧及びエン
ジンサイクルによる排気脈流による振動風圧が前記放電
線に当たるため、該放電線は振動を起して固着部の疲れ
破壊を惹起した。

また更に、従来のサイクロン集塵装置内に張設された放
電線は、サイクロン本体内の適宜な部位に通常使用され
る材料及び形状でなる碍子を介して固着される構成であ
った。

そのため、排気ガス中のカーボン粒子が前記碍子表面に
付着して、放電線の高圧電流がサイクロン本体に漏洩し
、集塵機能を低下し排気ガスの浄化を不能にすると込う
不具合があった。

本発明は、上記問題点を解消すべ〈発明されたものであ
り、放電線を金属部と完全に絶縁でき得る構成とすると
共に、放電線の端部を堅固に固定せずに可動可能にする
ことで、排気ガスの振動風圧による放電線の疲れ破壊を
無くし得る排気ガス集塵装置における放電線の固着機構
を提供するものである。

以下、添付図面に基づき本発明に係る排気ガス集塵装置
における放電線の固着機構の一実施例を挙げ詳細に説明
する。

１は外形略円錐形状でなるサイクロン本体であり、該サ
イクロン本体１の上方側部にエンジンの排気ガスが流入
される流入管２を有すると共に、土壁中央部には流出管
３を突設した排気ガス導出管４を有している。該排気ガ
ス導出管４の上方端には後述する端子を固着した絶縁材
料でなる蓋５が、前記サイクロン本体１の下方円筒部に
は粉塵溜６がそれぞれ着脱可能に固着されている。

７は放電線であシ、該放′成線７は前記サイクロン本体
１の軸心部に張設配備されている。該放電線７の一方端
はホルダ８に固着されておバその固着構成を第２図（ａ
）及び第２図（ｂ）を加えて説明すれば、該ホルダ８は
所定肉厚を有する中空の円錐台形状でなシ、上端部は放
電線７が挿通する孔８ａを有し、下端部は雄ねじ８ｂが
形成されている。該ホルダ８内には、上端部が円滑な曲
面でなる滑動子８ｃが滑動自在に配備されてｌる。該滑
動子８ｃはその適宜な部位に穿設さｎた細孔８ｄ内に前
記放電線７を挿装しセットポル）８ｅにて固着している
。換言すれば、放電線７の一方端をホルダ８内罠滑動自
在に配備した滑動子に保持させている構成となる。

上記放電線７を保持したホルダ８は、サイクロン本体１
の下方円筒内部に設置された粉塵の下降する孔９ａを有
するブラケット９の中央部に一体的に設けられたセラミ
ック材料でなる長柱１０上に固着される構成となる。付
言すれば該長柱１０の上端に設けられた雌ねじ１０ａ部
に前記ホルダ８の雄ねじ８ｂが螺合し固着する。

次に、放電線に４の他方端の固着構成を第３図（ａ）及
び第６図（ｂ）を中心に説明する。

１１は放電１１１７の上部絶縁部で、セラミック材料で
なる長柱である。該長柱１１は、その中央部に放電線７
が挿通される細孔１１ａが穿設されでいる。１２ｉ放電
線７に高電圧を印加する端子で、該端子１２は上方中央
部に穿設された穴１２ａ内に細片１２’ｂを介してボル
ト１２ｃによシ放電線７を挾持する構成となる。１６は
金属キャップで高圧ケーブル１４に接続されている。

１５はゴムキャップでアル。

次に、上記実姉例における作動を説明する。

西該サイクロン集塵装置内に電気集塵機能を付加すべく
放電線を配備した排気ガス集塵装置は、その流入管２か
ら流入されたエンジンの排気ガスはサイクロン本体１の
内壁に沿って回シ降を続ける。この際、放電線７がらの
コロナ放電による排気ガス中の微粒子をサイクロン本体
１の内壁部に吸引すると共に、回転下降に伴う遠心力に
よシ排気ガス中の微粒子が沈降さｎて集塵される。そし
て、サイクロン本体中を回転下降した排気ガスは、円錐
部の下端近くまで達すると流れは反転上昇を始め、放電
線７部全回転しつつ該放電線７からのコロナ放電によシ
上記サイクロン本体１で集塵できなかった微粒子をさら
に集塵して、排気ガス導出管４を経由して流出管６から
完全に浄化された排気ガスが流出される。

上記のように、流入管２から流入したエンジンの排気ガ
スは、高熱と脈流を伴う風圧をもって放電線７に衝突し
、連続的に振動を与える。

加振された放電線７は、その振動をホルダ８内に滑動自
在に配備された滑動子８Ｃの滑動に変換し、放電線７と
ホルダ８との干渉及び放電線７の固着部の曲げストレス
を防止している。すなわち、放電線７は固着部の振動疲
労による切断がなくなシ、排気ガス中に含まれているカ
ーボン粒子等の微粒子は、放電線７からのコロナ放電に
よりサイクロン本体１の内壁部に吸引された後粉塵粒６
内へ下降する。

またセラミック材料でなる長柱１０，１１は排気ガスの
高温に耐え、サイクロン本体１と良好な絶縁を保ち、排
気ガス中のカーボン粒子の付着による絶縁低下を防ぐ作
用も有してｌる。

本発明に係る排気ガス集塵装置における放電線の固着機
構は、叙上した構成、作用を有するので下記の効果を奏
する。

すなわち、サイクロン本体中にエンジンの排気ガスの高
熱及び脈動を伴う高圧に対して放電線を破壊から守る放
電線の固着機構を得ることができる。

また、放電線はセラミック材料でなる長柱間に張設した
ので、サイクロン本体と良好な絶縁を保ち、排気ガス中
のカーボン粒子の付着による絶縁不良を防止できる。

また更に、中空円錐台形状のホルダ内に滑動自在に挿装
した上端部が円滑な曲面で構成された滑動子に放電線を
保持する構成とすることで、放電線の振動に対してあら
ゆる方向に該放電線の保持部を可動させ、放電線に対し
てストレスの低減を図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図（ｂ）は本発明に係る排気ガス集塵
装置における放電線の固着機構の一実施例を示すもので
あシ、第１図は一部断面斜視図、第２図（ａ）は要部拡
大斜視図、第２図（ｂ）はホルダの断面図、第６図（ａ
）は要部拡大斜視図、第６図（ｂ）は端子の断面図であ
る。 １・・・・・・サイクロン本体、２・・・・・・流入管
、３・・・・・・流出管、４・・・・・・排気ガス導出
管、５・・・・・・蓋、６・・・・・・粉塵溜、７・・
・・・・放電線、８・・・・・・ホルダ、８Ｃ・・・・
・・滑動子、９・・・・・・ブラケツ）、１０．１１・
・・・・・長柱。 １２・・・・・・端子、１６・・・・・・金属キャップ
、１４・・・・・・高圧ケーブル。 以弐 第２図（ａ） 第３図（ａ） ） 第３図（ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　サイクロン集塵装置内に放電線を配備しエンジ
   ンの排気ガス中の微粒子を除去する排気ガス集塵装置に
   おいて、前記放電線の一方端を高電圧入力側に他方端を
   ボルダ内に滑動自在に挿装した滑動子、で保持し、前記
   ホルダをサイクロン本体底部に配備されたセラミック材
   料でなる長柱上に固着したことを特徴とする排気ガス集
   塵装置における放電線の固着機４黄。
2. （２）　前記ホルダは所定肉厚を有する中空円錐台形状
   でなり、該ホルダ内に上端部が円滑な曲面で構成された
   滑動子を有することを特徴とする特許請求範囲第１項記
   載の排気ガス集塵装置における放電線の固着機構。