JPS6013598A - 偽造防止印刷物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 された印刷物に関する。

偽造はいかなるばあいであっても好ましくないが、有価
証券、紙幣、クレジットカード、商品券、入場券などは
偽造による影響が大きい。

近時カラー複写機の発達によりこれら印刷物の偽造が比
較的面単に行なえるようになったので、偽造防止の必要
性が大きくなっている。

また偽造ではないが、秘密書類、重要書類など複写され
てその内容が漏洩すると困るものがたくさんある。

本健明は前記の点に鑑みて、複写による偽造の防止され
た印刷物、さらには複写の防止された印刷物を提供する
Ｇこある。

すなわち本発明は、支持体上に所望事項の印刷と虹彩層
とが設けられてなる偽造防止または複写防止印刷物に関
する。

虹彩層は見る角度により異なる色彩の虹彩層わ）かえら
れるものである。現在のカラー複写技術ではかかる虹彩
層の忠実なカラー複写像はえられない。たとえば現在市
販されているカラー複写梳で虹彩Ｒｊを複写すると一般
に治青色の複写像がえられるのみであり、実物の虹彩層
との差異は一見して明らかである。またカラー複写技術
が巴在以上ｆこ発達しても見る角度により異なる色彩の
ｑＬ彩模様を呈するごとき複写像は到底えられないもの
と考えられる。したがって虹彩層と印刷とが共に存在し
ている本発明の印刷物をカラーｔす写しても、少なくと
も虹彩ｔ＝の部分はそれに忠実な投写像かえられず、そ
れゆえ模写による偽造が防止できる。

また前記のごとく虹形ハｊを市販のカラー複写様で複写
しても濃青色の初写像かえられるのみである。一方通常
の黒色、青色の印刷インクを用いた印刷を前記カラー複
写楯で印刷するとやや青味がかった黒色の複写像かえら
れる。そのため虹彩層の部分と印刷の部分との複写像は
明瞭に判別できない。そのため虹彩Ｊｆ４を印刷と少な
くとも一部重なり合うかまたは印刷に密接もしくは近接
して設けてなる本発明の印刷物をカラー複写したばあい
、印刷の部分の複写像を虹彩層の部分の複写像から分離
して判別しえないため、内容を判読しえず、結局複写不
可能ということになる（ここで複写不可能とは内容を判
読できるような複写物かえられないことをいう、以下同
様）。

また現在の単色複写機の主流はｐｐｏなとの電子写真複
写イＳシであるが、これにより本発明の印刷物を複写し
たばあい、虹彩層の部分も印刷の部分も黒色の複写像か
えられるから、やはり４ｑ写不可能である。

本発明において、偽造防止のみを目的とするばあいは所
望ψ項の印刷を施した支持体面の少なくともいずれかの
部位に虹彩層を設ければ充分である。しかし複写防止を
も目的とするばあいは後記するごとく印刷位汀なと虹彩
層を設ける位置との関係を考慮する必要がある。

つぎに図面に基づいて本発明を説明する。

第１〜５ビ１はそれぞれ本発明の印刷物の各欅実施態様
を示す部分断＋ｆｉ図である。

第１図の印届１１物は、支持体（１）上に虹彩層（２）
を全面的に設け、そのうえに印刷（３）を設けたもので
ある。以下、支持体（１）上に全面的に設けた虹彩層を
虹彩層（２ｔｉ）という。

第２図の印刷物は支持体（１）上に印刷（３）をます許
゛け、そのうえから全面的に虹彩層ｉ　（２］ｉを設け
たものである。

ｚ　３７の印刷物は、支持体（１）上にまずｇｌｓｌ約
分虹彩１ｉＤ　０２ｉを設け、そのうえに該虹彩層（２
２＋と一部重なり合うように印刷（３）を設けたもので
ある。

第４図の印刷物は、支持体（１）上にまず印刷（３）を
設け、そのうえに該印刷（３）と−都電なり合うように
または該印刷（３）の全体を）ｖノうように部分的な虹
彩Ｊ臂（２３１を設けたものである。この態様Ｇこおい
て、部分的虹彩ｍ　（２３）を印刷（３）と完全に一致
させたばあい偽造防止効果はあるが、複写防止効果はな
くなる。

第５図の印刷物は印刷（３）と部分的虹彩Ｔ４　（２４
）とを平面方向に密接させてまたは近接させて設けたも
のである。この態様において複写防止効果をうるために
は、印刷（３）の複写像の内容が判読できないようにす
るため少なくとも印刷（３）と部分的虹彩層（２４）と
を部分的に密接させる必要がある。

本発明に用いる支持体（１）としては紙、合成紙、樹脂
フィルム、これらのラミネート物などがいずれも用いら
れる。

印刷（３）としては通常の凸版、凹版、グラビア、スク
リーンなどの方法でえられる印刷をすべて含む。また電
子写真複写法でえられるトナー像、感圧印刷法、感熱印
刷法でえちれる転写像などをも含む概念である。

虹彩層（２）としては各種のものが用いられうるが、そ
の主なものをあげればつぎのとおりである。

（１）ヨウ化銅、臭化鉛、フッ化マグネシウム、硫化亜
鉛、酸化アンチモン、フッ化アルミニウム、酸化チタン
、−ｉｔ化ケイ素、二酸化ケイ素などの虹彩物質の１種
または２種以上の単層薄膜または積層；；ケ膜。これら
薄膜は蒸着法（−真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンブレーティング法などを含む、以下間５　）によって
形成されるが、酸化チタンなどは四塩化チタンなどから
気相化学沈着法などによって形成してもよい。これら薄
膜の厚さは通常５〜５［］Ｏｍｐ程度である。

（２）前記（１）の虹彩物質の薄膜と金屈苅゛膜との組
み合せからなるもの。この種の虹彩層の例を第８〜１０
図に示す。第８〜１０図において、矢印はこの側に虹彩
光沢をうることを示している。

第８図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜田の裏面に充分に強
い反則能を有するように膜厚の大きい金属薄膜（３］、
１が積層されているものである。金属薄膜（３１）の厚
さは５０〜１５０ｍμ程度である。用いる金属としては
アルミニウム、亜鉛、クロム、ニッケル、ビスマス、錫
、銀、金、銅、白金、パラジウム、インジウム、ロジウ
ムなどがあげられる。金属薄膜Ｇｉ＋は通常蒸着法によ
って形成される。′ 第９図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜側のｎｉｔ面に光を
透過しうるような薄い半透明の金〃に薄Ｒ（１（３乃を
積層したものである。該金属薄膜Ｇカは厚さが１〜２０
　ｍμ程度、可視光線透過率が３０〜７０％程度のもの
である。金属薄膜＠に用いる金属、形成方法などは金属
薄膜（３１）と同様である。

第１０図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜（列の前面に金属
薄Ｖ、（財）を、裏面に金属薄膜０１１を積層したもの
である。

（３）第１１図に示されるごとく、前記第１０図の虹彩
層における虹彩物質薄膜（３０）を干渉樹脂膜ので僅き
換えた構造のもの。この構造の虹彩層は反射型干渉フィ
ルターの原理（透明ｐｊ７膜の光学的厚さが光線の１７
４波長の奇数倍に相当するとき、その波長の反射率が最
大となる）を応用したものであり、コーティング法によ
り形成した樹脂膜の膜厚の不均一性を利用して広帯域・
にわたって反射のピークかえられるようにしたものであ
る。干渉樹脂膜（３３）は未着色透明または着色透明な
ニトロセルロース、アクリル系ｔｄ　脂、アルキ・ンド
樹月旨、エポキシ樹脂などのコーティング層であり、そ
の厚さは通常１．５μ以下とされ、その光学的厚さを適
宜選択することにより所望の虹彩光沢をうろことができ
る。なお干渉樹脂膜（側に凹凸を設けるなどして私権的
に膜厚の不均一性を増大させることにより一層鮮やかな
虹彩光沢をうることかできる。

（４）屈折率の異なる樹脂膜を交互に多数層（たとえば
１００層以上）積層したもの。屈折率が一相互に異なる
樹脂の組合せとしては、たとえは、工ｆし７−酢Ｄビニ
ル共重合体とポリスチレン、ポリエステルとポリメチル
メタアクリレートなどの組合せがあけられる。

ＯＸｊ記（１）〜（４）の虹彩層はいずれも偽造防止効
果を有する。複写防止のためには前記（２）および（３
）の虹彩層が好ましい。

前記第２図および第４図の態様では印刷を透視できるよ
うに虹彩層Ｑυ、（２３）は透視可能である必要があり
、そのためには前記（１）および（４）の虹彩層が好ま
しい。

前記第１図および第２図の態様では虹彩層は全面に設け
られるので、支持体（１）、または印刷（３）を設けた
支持体（１）の全面に虹彩層をそのまま形成すればよい
。第３〜５図の態様では虹彩層を部分的に設ける必要が
あるが、虹彩層を部分的に形成するのは困難なばあいが
あるので、そのときは転写層として虹彩層を有する転写
箔を用いて部分的な虹彩層を形成するようにしてもよい
。

前記（４）の虹彩層は１１φ性の大きなものかえられる
ので、前記第１〜２図の１−秤においては別途作製した
虹彩層をラミネートしてもよい。

本発明においては虹彩層（２）の耐久性を同上するため
または虹彩層（２）の印刷適性を向上するため第６図に
示すごとく虹彩層（２）のうえに適宜の樹脂で透明なト
ップコート層（４）を形成し、そのうえに印刷（３）を
設けるようにしてもよい。才た虹彩層（２）および印刷
層（３）をとも化保護するために第７図に示すごとく虹
彩Ｒ”；ｊ　（２１および印刷層（３）を設けたうえに
全面に透明なトップコートＪ曹（５１を設けてもよい。

さらに転写箔を利用するばあいは転写層として虹彩層の
保護層となる層を有する転写箔を用いてもよい。虹彩層
（２）と支持体（１）との密層性がイっるいばあいは適
宜アンダーコｈ　ｂｔ層を設けてもよ・い。

つぎに実施例をあげて本発明を説明する。

実施例１ 坪ｆｉｃ　６０　ｆ／ｍ　のコート紙の片面全面に真空
蒸着法により厚さ１００ｍμのクロム蒸着「１を形成し
、そのうえＧ４フ空蒸着法により厚さ２５　ｍμのヨウ
化銅蒸着層を形成し、そのうえにグラビア印刷機で黒色
の文字を印刷して印刷物をえた。

実施例２ 厚さ１２μのポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面全面に真空蒸着法により厚さ１００ｍμのアルミニウ
ムＷ　Ｂ　Ｉ？Ｊ　、グラビアコーターにより厚さ０．
５μのポリメチルメタクリレートの塗布層および真空蒸
着法により厚さ２０　ｍμのアルビア印刷機により黒色
の文字を印刷して印刷物をえた。

実施例３ 坪ｆａ：　６０１７ｍ２のコート紙の片面にグラビア印
刷イ幾で黒色の文字を印刷し、該印刷が施されたコート
紙の全面に真空防着法により厚さ約４００ｍμの酸化チ
タンの蒸着ハ・）を設けて印刷物をえた。

実施例４ ヘー　スフイルム上に離型層を介して厚さ２０ｍμのア
ルミニウム蒸４胎、〃、さ０．５μのポリメチルメタク
リレート層、厚さ１００ｍμのアルミニウム延着層およ
びＪグさ２μの酢酸ビニル系接着剤層をこの順に形成し
てなる転写箔を用い、坪投６０　ｇ／ｍ　のコート紙上
に虹彩層を帯状に転写し、その帯状の虹彩ルｉのうえに
グラビア印刷機で黒色の文字を印刷して印刷物をえた。

実施例５ ベースフィルム上に離型層を介して厚さ約４００ｍμの
酸化チタン蒸着層および厚さ２μの酢酸ビニル系接着剤
肋をこの順に形成して転写箔を作ｉ７Ｊ　した。

一方坪−１’：ｔ、　６０　ｇ／ｍ　のコート紙の片面
にグラビア印刷機で黒色の文字を印刷し、ついでそのう
えに前記転写箔を用いて文字がかくれるように止効果お
よび複写防止効果を調べた。結果を第１表に示す。偽造
防止効果は市販のカラー複写機を用いて調べた。投写防
止効果は市販のｐｐａルミタイプ色電子写真被写機を用
いて調べた。

第１表 注１０印：虹彩層の部分は全体が濃青色を帯びてみえ、
虹彩光沢はほとんど呈 さなかった。

注２０印：虹彩層の部分および文字の部分とも黒色で文
字の判読が不可能であ った。

×印：文字の判読が可能であった。

実施例６ 実施例２において、厚さ２０　ｍμのアルミニウム％　
４？　ＪＦＪのうえに全面にメラミン−アルキッド樹脂
により厚さ１μのトップコート層を形成し、そのうえに
文字を印刷したほかは実施例２と同８４こして印刷物を
えた。

実施例７ 実施イ２］４において、印刷および虹彩層を設けたコー
ト紙の全面に実施例６とＨＤなトップコート層を設けた
ほかは実於；例４と同様にして印刷物をえた。

【図面の簡単な説明】

第１〜７図はそれぞれ本発明の印刷物の各実施態様を示
す部分断面図、第８〜１１図（まそれぞ”れ本発明に用
いる虹彩層の各態オ・）を示す部分子ｕｔ面図である。 （図面の主要符号） （１）：支持体 （２）、（２０）、ｔ２＋、ｌ、（２２）、ｔ２３１．
　ｔ２４１　：虹彩ＩＱ（３）：印刷 第１図 ″″１ 才２図 ２３画 第４図 才５図 第６図 ２７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　支持体上に所望事項の印刷と虹Ｗ　ｆｏとが設けら
   れてなる偽造防止印刷物。 ２　支持体上にその全面に虹彩層が設けられ、該虹彩１
   シ・ユのうえに印刷が設けらてなる特許請求の範囲第１
   項記載の印刷物。 ６　支持体上に印刷が設けられ、そのうえに全面に透視
   可能な虹彩層が設けられてなる特許請求の範囲第１項記
   載の印刷物。 ４　支持体上に虹彩層が部分的に設けられ、そのうえに
   該虹彩層と少なくとも一部が重なり合うように印刷が設
   けられてなる特許請求の範囲第１項記載の印刷物。 ５　支持体上に印刷が設けられ、そのうえに該印刷と少
   なくとも一部が重なり合うように部分的に透視可能な虹
   彩層が設けられてなる特許請求の範囲第１項記載の印刷
   物。