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JPS644459Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS644459Y2
JPS644459Y2 JP16602485U JP16602485U JPS644459Y2 JP S644459 Y2 JPS644459 Y2 JP S644459Y2 JP 16602485 U JP16602485 U JP 16602485U JP 16602485 U JP16602485 U JP 16602485U JP S644459 Y2 JPS644459 Y2 JP S644459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
paint
round belt
notch
mirror
Prior art date
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Expired
Application number
JP16602485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6275876U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16602485U priority Critical patent/JPS644459Y2/ja
Publication of JPS6275876U publication Critical patent/JPS6275876U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS644459Y2 publication Critical patent/JPS644459Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、面取りされた鏡の裏面周縁部に塗料
を均一に施すための塗工機に関する。
〔従来の技術〕
鏡の縁部は、それが鋭角状に尖つていると危険
であるので、面取りされている。この面取り作業
の結果、鏡の裏面に貼られている銀膜を保護して
いる裏面の塗料が剥ぎ取られ、銀膜が裏面の塗料
から露出することになる。銀膜が露出すると、そ
れが大気に触れ腐食することになる。
この腐食を防ぐため、塗料が剥ぎ取られ銀膜が
露出した面取り部に、新たに塗料を塗り銀膜の保
護を図つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この面取り部への塗工は、従来手作
業により行われていたため、塗料を面取り部へ均
一に塗布することが困難であつた。また、手作業
による場合には、熟練した技術者を必要としてい
た。
この不均一な塗布状態を、第5図a及びbに例
示する。図中、aはガラス板であり、鏡としての
裏面にあたる個所には銀膜bが設けられている。
この銀膜bは、鏡の運搬,使用等のときに疵や剥
離が生じたり、酸化・腐食されたりすることを防
ぐためにその全面を保護塗料cで被覆している。
しかし、裏面周縁部dにおいては、面取りが行わ
れているので、その個所の保護塗料cは剥離され
ている。したがつて、保護塗料cの下にある銀膜
b1が露出することになるので、そこに別途周縁部
用の塗料c1を施す必要が生じる。この塗料c1は手
作業により施されるものであるため、周縁部に均
一に盛ることができず、たとえば局部的に塗料c1
の膜厚が大きくなり、欠けや剥離の原因を生じる
ことになる。あるいはまた、ガラス板aの側面に
タレc2を生じることになる。このタレc2は、特に
ガラス板aの四隅で生じやすい。このようなタレ
c2は、製品が鏡として使用されるものであるた
め、A方向から見たときにタレc2で光が遮られ周
縁部に黒い枠を感じることになるので、商品価値
を著しく下げるものである。
そこで、本考案は、このような不均一な塗料の
施工に起因する問題を解消すべく案出されたもの
であつて、局部的な膜厚部や塗料のタレを生じる
ことなく、面取りされたガラスの裏面周縁部に塗
料を均一に施すことができる装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の鏡面取り部用塗工機は、その目的を達
成するため、モータによつて駆動される駆動側プ
ーリと一部が塗料浴に浸漬された従動側プーリと
の間に丸ベルトを張設し、該丸ベルトが従動側プ
ーリから離間する位置で半円状切欠きを持ちその
切欠き部の中央に凹部を形成したドクターナイフ
と半円状切欠きをもつドクターナイフとを相対峙
させて丸ベルト通過用の空間を画成し、且つ該丸
ベルトの移送方向に対して面取りしたガラス板の
周縁部を直角に配置するようガラス板を載置する
作業台を設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
次いで、図面に示した実施例により本考案の特
徴を具体的に説明する。
第1図は本実施例の装置の全体構成を示す斜視
図であり、第2図はその要部を説明するものであ
り、また第3図は塗料搬送用の丸ベルトに塗料を
移行させるドクターナイフの配置状態を示す。
裏面に設けた銀膜を保護する塗料が施されたガ
ラス板1は、その周縁部を面取りされた後、回転
可能な作業台2に載置され、塗工機3に運ばれ
る。この塗工機3は、モータ4により回転される
駆動側プーリ5及び従動側プーリ6を備えてい
る。これらプーリ5及び6の間には、丸ベルト7
が張設されている。従動側プーリ6は、その回転
軸8より下方の部分がタンク9に溜められている
エポキシ樹脂等の塗料浴10に浸漬されている。
このタンク9内の塗料浴10は、プーリ5,6の
回転によつて矢印方向に動かされる丸ベルト7に
よりタンク9内から引き上げられる。
丸ベルト7は、次いで従動側プーリ6から離れ
た一対のドクターナイフ11a,11bで画成さ
れる空間を通過する。ドクターナイフ11aは、
第3図に拡大してしめすように、その先端に半円
状の切欠き13aが形成されている。この切欠き
13の中央部には、更に凹部14が設けられてい
る。他方のドクターナイフ11bは、その先端に
単純な半円状の切欠き13bが形成されている。
この一対のドクターナイフのうち、単純な切欠き
13bをもつドクターナイフ11bがまず丸ベル
ト7を摺擦し、塗料浴10から引き上げられ丸ベ
ルト7の下半分に付着している塗料10aを削ぎ
落とし、次いで片方のドクターナイフ11aによ
つて丸ベルト7に残留する塗料10aの大半を削
ぎおとすように、丸ベルトの進行方向に沿つて1
1b,11aの順に配設している。このような配
置により、凹部14に対応する所定の量及び形状
の塗料10bのみがドクターナイフ11a,11
bを通過した丸ベルト7によつて所定の塗工位置
へと搬送される。
このようにして搬送される塗料10bは、次い
で塗工位置でガラス板1の面取り部に塗布され
る。このとき、ガラス板1に対する丸ベルトの傾
斜角度θをガラス板1の面取り角度αより若干大
きく(たとえば、約2〜5度)しておくことが必
要である。塗料10bが塗布されるガラス板1
は、鏡の表面となる側を下にして、作業台2の上
に載置されている。この際、その鏡の表面となる
側に疵がつかないように、ガラス板1と作業台2
との間にはフエルト等の表面保護材15を介在さ
せている。この作業台2は、第1図に示されてい
るようにX軸方向に移動可能な台車16上に配置
されており、またその台車16上で案内軸17に
沿つてY軸方向に移動可能なように構成されてい
る。更に、作業台2は、塗工作業区域外でガラス
板1を所定角度回転させて、ガラス板1の他の周
辺を塗工位置に向けさせるように、回転する形式
とされている。
また、塗工位置側には、ガラス板1と丸ベルト
7との位置関係を一定に保つべく、ガラス板1の
縁部を台車16の移動方向に案内する複数の案内
具18が配置されている。この案内具18に沿つ
てガラス板1が移送されるので、ガラス板1と丸
ベルト7との位置関係が常に一定に保たれてお
り、安定した状態の下で塗料10bがガラス板1
の周縁部に移される。
このようにして、ドクターナイフ11a,11
bにより量を規制された塗料がガラス板1に塗布
されると、第4図a及びbに示すように、均一な
厚み及び幅でガラス板の周縁部に盛られることに
なる。すなわち、第4図a及びbは、第5図a及
びbにそれぞれ対応するものであるが、本実施例
の塗工機による場合には、塗料c1が露出した銀膜
b1を覆つて均一に塗布されている。しかも、その
塗料c1はガラス板aの側面にタレを生じることも
ない。したがつて、周縁部に施された塗料c1が鏡
の運搬や使用時に剥離することがなく、また鏡を
A方向から見た場合に光がタレによつて遮られる
ことによる黒枠が周辺部に生じることもない。
以上に述べた実施例においては、ガラス板の一
側部のみに塗料を自動的に塗布する工程を説明し
た。このような自動化によつても、従来の手作業
による塗工に比較して1.5倍程度の能率改善が行
われる。更に自動化率をあげるものとして、塗工
作業と同期したガラス板搬送機構の採用、ガラス
板の両側部を同時に塗工するための塗工機の併設
等によつて、大幅な能率改善が図られる。また、
丸ベルトの移送経路の角度を調節自在にしておく
ことにより、種々の面取り角度をもつたガラス板
の周縁部に対する汎用性が向上する。更に、案内
具18の配置経路に沿つてガラス板に被塗工側部
の形状に対応する形状をもつガイドを配置し、作
業台2自体をY方向に移動自在とする形式を採用
するとき、直線状の被塗工側部に限らず、波形,
湾曲形等種々の曲線或いは折れ曲がつた曲線をも
つ被塗工側部に対しても、塗料の塗布を自動的に
行うことができる。あるいはまた、作業台を回転
自在とするとき、円状、楕円状等の周回曲線をも
つガラス板の被塗工側部に対する塗料の塗布を連
続して行うことができる。
以上に説明したように、規制された量の塗料を
その表面に付着する丸ベルトを、面取りされたガ
ラス板の周縁部(第2図においては、ガラス板1
が丸ベルト7と接触する点を通り、紙面に対して
垂直に延びている)に対して直角となる方向(第
2においては、矢印で示したプーリ5,6を周回
する方向)に沿つて摺擦することにより、その面
取りされた周縁部に塗料を均一に付着させること
が可能となつた。この直角方向に塗料搬送ベルト
を移動させることは、本考案の最も特徴とする処
である。すなわち、面取りされたガラス板の周縁
部に塗料を塗布する作業を自動化しようとする場
合、まずその周縁部に沿つて搬送ベルトを移動さ
せる方式が考えられる。ところが、このような移
動方式を採用したときには、ガラス板の周縁部に
塗料を均一に塗布することができず、手作業の場
合に比較してもタレの発生が著しくなる。また、
本考案において使用する搬送ベルトが丸型である
ので、該搬送ベルトがガラス板の縁部に巻き込ま
れガラス板移送方向に持ち去られることがない。
このとき使用する丸ベルトの材質としては、塗
料,溶剤等の有機物質に対して耐性の優れたポリ
ウレタン等の合成樹脂等を用いる。また、その丸
ベルトの大きさは、直径約3〜6mmのものが実用
的である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の塗工機による
とき、何ら熟練した技術者を必要とすることな
く、面取りしたガラス板の裏面に塗料を均一に塗
布することができる。そして、従来の手作業でみ
られたような塗料の局部的な盛上りやタレを防止
することができるので、塗工されたガラス板を鏡
として使用するとき、面取り部に施された塗料に
欠けや剥離が生じることなく、またその周辺部に
黒枠が見えることもない。したがつて、商品価値
の高い明るい感じを受ける鏡を、安定して製作す
ることができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例における塗工機の全体構
成を示し、第2図はその塗工機の要部を説明した
ものであり、第3図は丸ベルトに移される塗料の
量を規制する機構を示し、第4図は当該実施例に
より製作された鏡を示す。他方、第5図は従来の
手作業により塗料が施された鏡を示すものであ
る。 1……ガラス板、2……作業台、3……塗工
機、4……モータ、5……駆動側プーリ、6……
従動側プーリ、7……丸ベルト、10……塗料
浴、11a,11b……ドクターナイフ、13
a,13b……切欠き、14……凹部、a……ガ
ラス板、b……銀膜、b1……露出銀膜、c……保
護塗料、c1……周縁部用塗料、c2……タレ、d…
…裏面周縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータによつて駆動される駆動側プーリと一部
    が塗料浴に浸漬された従動側プーリとの間に丸ベ
    ルトを張設し、該丸ベルトが従動側プーリから離
    間する位置で半円状切欠きを持ちその切欠き部の
    中央に凹部を形成したドクターナイフと半円状切
    欠きをもつドクターナイフとを相対峙させて丸ベ
    ルト通過用の空間を画成し、且つ該丸ベルトの移
    送方向に対して面取りしたガラス板の周縁部を直
    角に配置するようガラス板を載置する作業台を設
    けたことを特徴とする鏡面取り部用塗工機。
JP16602485U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPS644459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602485U JPS644459Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602485U JPS644459Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6275876U JPS6275876U (ja) 1987-05-15
JPS644459Y2 true JPS644459Y2 (ja) 1989-02-06

Family

ID=31096604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16602485U Expired JPS644459Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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JPS6275876U (ja) 1987-05-15

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