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JPS598751A - 安定化されたポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 - Google Patents

安定化されたポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物

Info

Publication number
JPS598751A
JPS598751A JP57118141A JP11814182A JPS598751A JP S598751 A JPS598751 A JP S598751A JP 57118141 A JP57118141 A JP 57118141A JP 11814182 A JP11814182 A JP 11814182A JP S598751 A JPS598751 A JP S598751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyphenylene ether
resin
hydroxy
compound
tert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57118141A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Sugio
杉尾 彰俊
Masanobu Sho
升 政信
Katsuro Okabe
岡部 勝郎
Eiji Ukita
英治 浮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP57118141A priority Critical patent/JPS598751A/ja
Priority to CA000431747A priority patent/CA1195024A/en
Priority to EP83303918A priority patent/EP0099231B1/en
Priority to US06/511,085 priority patent/US4472546A/en
Priority to DE8383303918T priority patent/DE3374689D1/de
Publication of JPS598751A publication Critical patent/JPS598751A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3472Five-membered rings
    • C08K5/3475Five-membered rings condensed with carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/13Phenols; Phenolates
    • C08K5/132Phenols containing keto groups, e.g. benzophenones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/524Esters of phosphorous acids, e.g. of H3PO3

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性および耐候性に優れたポリフェニレン
エーテル系樹脂組成物に係わり、さらに詳しくは、(a
)ヒドロキシベンゾトリアゾール類およびヒドロキシベ
ンゾフェノン類よりなる群から選ばれた化合物の少なく
とも一種、(b)有機フォスファイト化合物および(C
)立体障害性フェノール化合物を配合したポリフェニレ
ンエーテル系樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンエーテルは、米国特許6306874号
、3306875号、3257357号、325755
8号および4011200号明細書あるいは日特開昭5
0−126800号公報等種々の公知文献に開示されて
いる公知の樹脂である。ある程度以上の分子量を有する
ポリフェニレンエーテルは高い軟化点を有するので、耐
熱性を要求される分野に有用である。
しかし、それだけに、ポリフェニレンエーテルを含有す
る樹脂組成物の製造に際しては、他の汎用的な樹脂に比
較して高温度での混練、押出が必要とされ、また成形加
工に於いても高温度での処理が要求される。さらに、成
形加工されたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は、
汎用的な樹脂と異なって比較的高い温度下で長期間に亘
って使用されることが多い。ところで、既によく知られ
ているように、ポリフェニレンエーテルは熱に対して比
較的不安定であり、高温度に於ける押出および成形加二
■二は、ポリフェニレンエーテルの劣化を招き、この熱
履歴はポリフェニレンエーテルを含有する樹脂組成物の
物性値の低下および/または着色の原因と1よる。
この様な物性値の低下および/または着色は、ポリフェ
ニレンエーテルを含有する樹脂組成物り広範囲な利用を
制限するものであり、これらの欠点の改善が望まれる。
また、ポリフェニレンエーテルを含有する樹脂組成物を
屋外で曝露して使用した時、曝露時間の増加に伴ってそ
の性能の低下が著しく、耐候性が優れているとは言い難
い。したがつで、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
を広範囲で利用するためには、耐候性の改善も望まれる
トコ口で、ポリフェニンフェーテルを含有する樹脂組成
物の安定化方法は既に種々提案されており、具体的には
、ポリフェニレンエーテル分子の末端に存在する水酸基
なアシル化等によりキャッピングする方法、或いは種々
の安定剤を添加する方法(+7よって安定化が試みられ
ている。
ポリフェニレンエーテルの安定化に効果がある安定剤と
しては、米国特許3379875号明細佛によってベン
ゾエート類が、米国特許64145 ろ 6 、 34
20792 、3429850.3465062.34
72814.6483271.3792121および3
815562号の各明細書によってヘキサアルキルフオ
スフオリンクトリアミドまたはこのフォスフォリツクl
−’)アミドと他の化合物との組み合せが、米国相許3
450670号明細書によってオクタアルキルビルフォ
スフオルアミドまたはこのピロフォスフオルアミドと他
の化合物との組み合せが、米国特許3563934およ
び3956423号明細書によってアミン類が、米国特
許3639554号明細書によってフォスファイト及び
ヒドラジン類が、米国特許5761541号明細書によ
ってアルカノールアミン類が、米国特許3792120
号明細書によってアリールフォスフオニツクジアミド類
が、米国特許4154719号明細書によってトリアジ
ン環またはインシアヌル環を有する立体障害性フェノー
ル類が、米国特許3954904号明細書によって置換
されたジカルボン酸ジヒドラジド類が、米国特許395
207−2号明細書によって高分子量フォスファイト類
または高分子量フォスファイト類と他の化合物との組み
合せが、特公昭44−29748号公報によってアミド
類が、特公昭45−19395号および特公昭45−8
352号公報によってジチオ力lし/(ミン酸の金属塩
が、特公昭44−29750号公報によってカルボン酸
無水物が、特公昭44−29751ff公報によって7
オスフアイト類が、特公昭46−43473号、特公昭
46−42029号、特公昭46−42030号、特公
昭46−42031号、特公昭46−42032号およ
び特公昭46−42033号公報によって立体障害性フ
ェノールまたは立体障害性フェノールと他の化合物との
組み合せが、特公昭46−24782U公報によって分
子内に一個のアミド結合を有する立体障害ulフェノー
ル1J−1特公昭48−38623号公報によって分子
内に一個のエステル結合を有する立体障害性フェノール
が、特開昭49−23846号、特開昭49−3175
5号および特開昭50−40476号公報によって高分
子量フォスファイトが、特開昭49−129750号公
報によって亜リン酸アミド類とホウ素化合物との組み合
せカー、特開昭56−125448号公報によって特定
の構造を有するジフオスフオナイト威し)は該ジフオス
フオナイトと立体障害性フェノールトノ組み合せが、特
開昭56−129249号公報によって特定の構造を有
する立体障害性フェノールが、特開昭56−14594
5号公報しでよってフォスフオニツク酸およびそのエス
テル或いはこれらと立体障害性フェノールとの組合せが
、特開昭57−3852号公報によってモノフオスフオ
ナス酸およびそのエステル威し・11これらと立体障害
性フェノールとの組合せカ;、特R昭57−21455
号公報によって秘定の構造を有するアミンの誘導体が、
特開昭57−70156号公報によってフォスフオニツ
ク酸の金属塩或いはこの金属塩と立体障害慴フェノール
との組み合せがそれぞれ開示されている。この様f多く
の安定剤が提供されているが、より一層のポリフェニレ
ンエーテル系樹脂組成物の熱安定性の改名・が望まれる
また、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の耐候性の
改善方法も幾つか提案されており、具体的には羽r1々
の紫外線吸収剤或いは耐光安定剤を添加する方法がある
。公表昭56−501881号公報によって特定の構造
式を有するピペリジン誘導体単独或いはピペリジン誘導
体とホスファイト、ヒドロギンベンゾ)・リアゾール或
いは立体障害性フェノールとの組合せを含有するポリフ
ェニレンエーテル樹脂が、特開昭55−1351599
公卯ニよって有機フォスファイト化合物とヒドロキシベ
ンゾトリアゾール類、ヒドロギンベンゾフェノン類とに
よるポリツユニレフェーテル系グラフ1共重合体樹脂用
安定剤が、特開昭5o−100153−e公報によって
オキシベンゾトリアゾール類、オキシベンゾフェノン類
と有機ニッケル錯体とを含有するポリフェニレンエーテ
ル樹脂がそれぞれ開示されている。
不発Φ]は、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の熱
安定性、特に成形品の比較的高温下での長期の使用とい
った長時間の熱履歴においてポリフェニレンエーテル系
樹脂の劣化が抑制された熱安定な樹脂組成物を提供する
ことを目的とし、加えて、耐候性の優れた樹脂組成物を
提供することを目的とする。
」二連の様な本発明の目的は、ポリフェニレンエーテル
系樹脂にヒドロキシベンゾトリアゾール類および/また
はヒドロキシベンゾフェノン類と有機フォスファイト化
合物と立体障害性ツユノール化合物とを配合することに
よって成就された。従って、本発明はポリフェニレンエ
ーテル系樹脂に特定の組合わされた安定剤を含有させて
なる新しい耐熱11−および耐候性に優れたポリフェニ
レンエーテル系樹脂組成物を提供する。
本発明の組成物において、ポリフェニレンエーテル系樹
脂の耐熱性および耐候性の向上に寄与する安定剤を構成
する化合物は、具体的に示すと次の通りである。先ず、
ベンゾトリアゾール類としては、具体的には、2−(2
’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリア
/ −ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−terj−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’、5’ −ジーtert−ブチル)工ニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3
’−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3/、S/−ジーtert−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒトpキシーS
/、5/−ジーtert−アミルフエニ7し)ベンゾト
リアゾール、2− (2’−ヒドロキシー4′−オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2− (2’−ヒ
ドロキシ−5’−(1゜1.3.3−テトラメチルブチ
ル)−フェニル〕ベンゾ1リアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−5ec−ブチル−5’−tert−ブ
チルフェニル)ヘンシトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−6′−α−メチルベンジル−57−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
6′−α−メチルベンジル−5′−メチルフェニル)−
5−りpI:Iベンゾトリアゾール、2−(2’、4’
−ジヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシ−4′−メトキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロギシ−4′−オクトキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシ−3′−メチル−5′−カルボメトキシエチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’、  5’−ジーtert−アミルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール等を挙げることかでき、こ
れらは所望に応じて混合して用いてもよい。
本発明の組成物において用いられるヒドロキシベンゾフ
ェノン類としては、具体的には、2゜4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロヤシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキン−4−ドデシルオキシベンゾフェ
ノン、2.2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2.2′−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5
−スルフオペンゾフエノン2−ヒドロキシ−4−デシル
オキシ−ベンゾフェノン、2−ヒFl−キシー4−ペン
ゾイルオキノペンゾフェノン、2,4.4’−) 9ヒ
トp =?ンベンゾフェノン、2.2′−ジヒドロキシ
−4゜4′−メトキシベンゾフェノン等を挙げることが
でき、これらは所望に応じて混合して用いてもよい。
また、本発明の組成物において用いられる有機フォスフ
ァイト化合物としては、トリフェニルフォスファイト、
トリクンジルフォスファイト、トリイソオクチルフォス
ファイト、トリデンルフオスファイト、トリー2−エチ
ルヘキシルフォスファイト、トリオクタデシルフォスフ
ァイト、トリ(オクチルフェニル イト、トリ (ノニルフェニル)フォスフアイ)・、ト
リドデシルチオフォスファイト、ツユニルジエチルフォ
スファイト、フェニルージ(2−エチルヘキシル)フォ
スファイト、インオクチルジフェニルフォスファイト、
ジイソオクチルモノフェニルフォスファイト、ジ(2−
エチルヘキシ/し)モノ(インオクチルフェニル)フォ
スファイト、ジステアリルベンタエリスリトールジフオ
スファイト、水添化ビスフェノールA・フォスファイト
樹脂等が挙げられる。とりわけ、水添化ビスフェノール
Aフォスファイト樹脂が好ましい。
さらに、本発明の組成物において用いられる立体障害性
フェノール化合物としては、2,6−シーtert−ブ
チル−p−クレゾール、2−tcrt−ブチル−4−メ
トキシフェノール、2。
4−ジノニルフェノール、オクタデシル−3−(3,5
−ジーtertーブチルー4ーヒトーキシフェニル)プ
ロピオネート、3,5−ジーtertーフチルー4ーハ
イドロキシベンジルフォスフオン酸ジエチルエステル、
2 − ( 3’, 5’ − シーtertーブチル
ー4′ーハイドロキシアニリノ)−4、6−シオクチル
チオー1.3.5−1リアジン等の一1曲フェノール;
2,2’−メチレンビス(4−メヂルー6 − ter
t−ブチルフェノール)、2.2’−メチレンビス(4
−エチル−6− tert−7’チルフエノール)、ブ
チリデンビス(メチル−ブチルフェノール)、4.4’
−チオビス( 6 − tert−ブチル−6−メチル
フェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)シクロヘキサン、1,6−ヘキサンジオール−ビスー
3−(3.5−ジーtertーブチルー4ーヒドロギシ
フエニル)プロピオネート、2.2’−チオジエチル−
ビス(3−(3.5−ジーtertーブチル−4−ヒド
ロギシフェニル)プロピオネート〕、N,N’−へギサ
メチレンービス(3。
5−ジーtertーブチルー4ーヒ1゛pキシヒドロシ
ンナマイド)等の二価フェノール;1,3。
5−トリス(4−tert−ブチル−5−ヒドロキシ−
2,6−シメチルベンジル)インシアヌル酸、2,4.
6−トリス(5’,5’−ジーtertーフチルー4′
ーヒドロキシベンジル)−1,5、 5−トリアジン、
5.5−ジーtertーブチルー4ーヒドロキンヒドロ
シナミンクアシッドと1.5.5−トリス(2−ヒトル
キシエチル−S−トリアジン−2.4.6 (IH,5
H。
5H)−)!Jオン)との三価エステル、1,1、5−
トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキ/−5’−te
rt−ブチルフェニル)ブタン等の三価フェノール;ペ
ンタエリスリチル−テトラキス(5−(5.5−ジーt
ertーブチルー4ーヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕等の四価フェノールが挙げられる。
本発明の組成物中における上記化合物の配合址は、ポリ
フェニレンエーテル系樹脂に対して熱安定化効果および
/または耐候性の向上に対する効果を与える限りに於い
て特に制限はないが、通常、当該樹脂組成物中の樹脂成
分io。
重量部に対してそれぞれ0.01〜5重量部の範囲内で
選ばれればよく、好ましくは0.05〜5重量部、さら
に好ましくは0.1〜2重量部の範囲である。さらに、
上記化合物それぞれの配合lの合計が10重証部以内に
調節されることが望ましい。上限を超えて使用しても、
樹脂組成物の熱安定性および/または耐候安定性はそれ
程向上しないばかりでなく、樹脂組成物の熱変形温度の
低下等、性能への望ましくない影響さえ認められる。ま
た、下限量以下の凰の添加では、樹脂組成物の熱安定性
および/または耐候性の向上が認められない。
前記安定剤を配合されるポリフェニレンエーテル系樹脂
とは、一般式(,1)で示される単環式フェノールの一
種以上を重縮合して得られるポリフェニレンエーテル 1−1 (ここlこ、R+は炭素数1〜5の低級アルキル基、R
2およびR5は水素原子または炭素数1〜5の低級アル
キル基であり、水酸基の少なくとも一方のオルト位には
必ず低級アルキル置換基が存在しなければならない。)
あるいはこのポリフェニレンエーテルにビニル芳香族化
合物をグラフト重合して得られる根幹1こポリフェニレ
ンエーテルを有するグラフト共重合体を包含する。この
ポリフェニレンエーテルは、単独重合体であっても共重
合体であってモヨイ。さらに、本発明におけるポリフェ
ニレンニーデル系W脂という定義は、前記ポリフェニレ
ンエーテルと他の樹脂成分および/またはエラストマー
成分(これらの成分の詳細については後述する。)を混
合して得られる組成物をも包括する。
前記一般式(1)で示される単環式フェノールとしては
、例えば、2,6−ジメチルフェノール、2.6−ジエ
チルフェノール、2,6−ジプロピルフェノール、2−
メチル−6−エチルフェノール、2−メチル−6−プロ
ピルフェノール、2−エチル−6−プロピルフェノール
、m−クレゾール、2,5−ジメチルフェノール、21
5−ジエチルフェノール、2.5−ジプロピルフェノー
ル、2−メチル−5−エチルフェノール、2−メチル−
6−プロピルフェノール、2−エチル−5−メチルフェ
ノール、2−エチル−5−プロピルフェノール、2−プ
ロピル−5−メチルフェノール、2−7’ロビルー5−
エチルフェノール、2,5.6−ドリメチルフエノール
、2,5.6−1−ジエチルフェノール、2゜5、ロー
トリブpピルフエ7−ル、2.6−シメチルー5−エチ
ル−フェノール、2.6−シメチルー5−プロピルフェ
ノール等が挙げられる。そして、これらのフェノールの
−[を以上の重縮合により得られるポリフェニレンエー
テルとしては、例えば、ポリ(2,6−シメチルー]、
4−フェニレン)エーテル、ポリ (2,6−シエチル
ー1,4−フェニレン)エーテル、ポリ (2,6−ジ
プロビルー1,4−フェニレン)エーテル、ポリ (2
−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル
、ポリ (2−メチル−6−プロビル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロピル−7
,4−フェニレン)エーテル、2.6−シメチルフエノ
ール/2,5.6−ドリメチルフエノール共重合体、2
16−シメチルフエノール/2,5.6−)!Jエチル
フェノール共重合体、2.6−ジエチルフェノール/2
,5.6−ドリメチルフエノール共重合体、2,6−ジ
プpビルフエノール/2,5.6−)リメチルフェノー
ル共重合体、ボl+(2,6−シメチルー7゜4−フェ
ニレン)エーテルにスチレンなりラフト重合したグラフ
ト共重合体、2,6−シメチルフエノール/2,5.6
−ドリメチルフエノール共重合体にスチレンをグラフト
重合したグラフト共重合体等が挙げられる。特に、ポリ
(2,6−シメチルー1.4−フェニレン)エーテル、
2,6−シメチルフエノール/2,3゜6−ドリメチル
フエノール共重合体および前二者(こそれぞれスチレン
をグラフト屯合したグラフト共重合体が本発明に用いる
ポリフェニレンエーテル系樹脂として好ましいものであ
る。
ポリフェニレンエーテルと混合する前掲の他の樹脂成分
および他のエラストマー成分としては、次のものが挙げ
られる。樹脂成分としてtまビニル芳香族樹脂が特に好
適であり、下記一般式(II)で示される半値体構造単
位を、その重合体4 (ここに、R4は水素原子又は低級アルキル基、Zはハ
ロゲン原子又は低級フルキル基を示し、p+ioまたは
1〜5の正の整数である。)中に少なくとも25重ji
L%以上有する樹脂であり、例えばポリスチレン、ゴム
変性ボリスチレ7(耐衝i性ボリスチレノ)、スチレン
−ブタジェンコポリマー、スチレン−ブタジェン−アク
リロニトリルコポリマー、スチレン−アクリル酸ゴム−
γクリロニトリルコボリマー、スヂレンーでX−メチル
スチレンコポリマー、スヂレンーブクジごンブロノクコ
ボリマー等が挙げられ、これらは2種以上を混合して用
いてもよい。
ii4記エラストマー成分とは、一般的な意味でのエラ
ス)・マーであり、例えばA 、 V 、 Tobol
sky4− Properties and 5tru
ctures of Poly−mers ” (Jo
hn Wiley & 5ons、  Inc、 、 
1960年刊)71〜78ページに採用された定義を引
用でき、エラストマーとは常温に於けるヤング率が10
5〜109dynes/c−ml(口、1〜1020k
g / cm′)である重合体を意味する。エラス)・
マーの具体例としては、A−B−A′gエラストマー状
ブロブロック共重合体リブタジェン部分の二重結合が水
添されたA−B−A′型エラストマー状フロック共重合
体、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ジエン化合物と
ビニル芳香族化合物との共重合体、ニトリルゴム、エチ
レン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
エン共ma体(EPDM) 、チオコールゴム、ポリス
ルフィドゴム、アクリル酸ゴム、ポリウレタンゴム、ブ
チルゴムとポリエチレンとのグラフト物、ポリエステル
エラストマー等が挙げられる。とりわけ、A−B−N型
エラストマー 状7’ qツク共重合体が望ましい。こ
のブロック共重合体の末端ブロックAおよびNは重合さ
り、たビニル系芳香族炭化水素ブロックであり、Bは重
合された共役ジエンブロックであり、Bブロックの分子
量はAおよびA′ブpツクの組み合わされた分子蓋より
も大であることが望ましい。末端ブロックAおよびNは
同一でも異なってもよく、かつ該ブロックは、芳香族部
分が単環でも多環でもよいビニル芳香族化合物から誘導
された熱可塑性単独重合体または共重合体である。かか
るビニル芳香族化合物の例は、スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチルビニ
ルキシレン、ビニルナフタレンおよびそれらの混合物が
挙げられる。中央ブロックBは、共役ジエン系炭化水素
、たとえば1,5−ブタジェン、2.5−ジメチルブタ
ジェン、イソプレンおよび1.5−ペンタジェンおよび
それらの混合物から誘導されたエラストマー状重合体で
ある。各末端ブロックAおよびNの分子量は、好ましく
は約2000〜約1oooooの範囲であり、一方中央
ブロックBの分子量は、好ましくは約25000〜約1
000000の範囲である。
本発明の樹脂組成物がポリフェニレンエーテル以外に前
述のビニル芳香族樹脂および/またはエラストマーを樹
脂成分として含有する場合には、4h」脂成分中に占め
るポリフェニレンエーテルの割合は、樹脂組成物を製造
する目的によって異なるが、通常は5重量%以上である
本発明の樹脂組成物において、所望にルじ:じて、ポリ
フェニレンエーテル系樹脂に対するtlij述の組合さ
れた安定剤に加えて、さらに公知の安定剤を併用しても
よい。
本発明の樹脂組成物は目的に応じて、各種添加剤、充填
材等信の成分を配合することが可能である。例えば、ポ
リエチレンワックスあるいはポリプルピレンワックス等
に代表される滑剤トシてのメレフインワソクス:トリフ
ェニル7オスフエート、トリクレジルフォスフェートあ
るいはイソプロピルフェノールとフェノールとの混合物
より得られるフォスフェートに代表されるフォスフェー
ト系難燃可塑剤;デカブロモビフェニル、ペソタプロモ
)・ルエンあるいはデカブロモビフェニルエーテル等に
代表される臭素系離燃剤:酸化チタン、硫化亜鉛あるい
は酸化亜鉛等に代表される顔料;ガラス繊維、アスベス
ト、ウオラストナイト、マイカ、タルク、銅、アルミニ
ウム、ニッケル等のフレークあるいはステンレス繊維等
に代表される無機充填材;炭素繊維に代表される有機充
填材等が挙げられる。これらの添加量は化合物によって
異なるが、本発明の樹脂組成物の耐熱性を損なわない範
囲でなければならない。
以下、実施例および比較例により本う6明の樹脂組成物
を具体的1こ説明するが、樹脂組成物の各構成成分の使
用量および%は特別のことわりかない限り、正値基準で
表わされている。
実施例1および比較例1.2 固有n度0 、52 de/y (25°C,りp+i
yl;ルム中)の2.6−シメチルフエノール(95モ
ル%)/2,5.6−ドリメチルフエノール(5モル9
6)共重合体 60部、耐衝撃性ポリスチレン(25℃
でクロロホルムを溶媒としてalll 定されたポリス
チレンマトリックスの固有粘度0 、89 dl!/y
、メチルエチルケトンを溶媒として分析されたゲル含有
i  12.9%)57部、ポリスチレンーポリブタジ
エンーボリスチレ7ブロック共重合体(ポリスチレン部
分とポリブタジェン部分との重量比が50/7 Dであ
り、かつ当該共重合体の20%トルエン溶液のブルック
フィールドモデルRVT粘度d(を用いて25℃で11
+り定した粘度が1500cps)2部、エチレン−プ
ロピレン共重合体(デカリンを溶媒として濃度0 、 
T ′?/)ni 、温度155℃で測定した還元比粘
度2,0、ガラス転移点−49”L:)1部、トリフェ
ニルフォスフェート6部、酸化チタン 2部、水添化ビ
スフェノールAフォスファイト樹脂 0.4部、2,2
′−メチレンービス(4−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)06部および2−(2’−ヒドロキン−
5’−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール 0.1部をヘソシエルミ
ギサーを用いて充分混合した。得られた混合物をシリン
ダーの最高温度が290°Cに設定されたAS−50二
軸押出機(中容機1(1住所製)にて押出してペレット
化し、次いでシリンダーの最高温度が280’Cに設定
された5J−55B射出成形機(各機製作所!iりを用
いて射出圧力1050’3uなる条件下に試験片(引張
衝撃強度測定用)を成形した。
得られた試験片を115℃に保持された熱風循環A−ブ
ン中で10日間保持し、熱エインングを施した。また、
別に、耐候安定性を調べる目1[]0時間曝露試験を試
験Nに施した。
水添化ビスフェノールAフォスファイト樹脂、2.2′
−メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチル
フェノール)および2−(2’−ヒドロキシ−5’−t
ert−ブチル−5′−メチルフェニル 使用しない以外は上記と全く同様の試験を行った(比較
例 1)。
さらに、水添化ビスフェノール八フォスファイト樹脂0
.44部および2.2′−メチレン−ビス(4−メチル
−6− tert−ブチルフェノール)0.66部を使
用し、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチ
ル−5′−メチルフェニル ることなく上記と全く同様の試験を行った(比較例 2
)。
試験前および各試験後の引張衝撃強度の値を表1に示す
表  1 ((ト)%単位で示されたカッコ内の数字は保持率であ
る。保持率は、次の式を用いて計算される。
試験前の値 表1の結果から判る様に、本発明の樹脂組成物では耐熱
性および耐候性が向上している。
実施例2および比較例5 実施例1において、2−(2’−ヒドロキシ−5’−1
erL−)′チルシー5′−メチルフエニル5−りpロ
ベノゾトリアゾールの代りに2−(2′−ヒドロキシ−
5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル0.5部を用いる以外は、実施例1と同様に試験を行
った。
また、水添化ビスフェノールAフォスファイト41脂0
 52部および2,2′−メチレン−ビス(4−メチル
−6 − tert−ブチルフェノール)0.78部を
使用し、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オ
クチルフェニル)ベンゾトリアゾールを使用しない以外
は、実施例2と同様の試験を行った(比較例 5)。
結果を表2に示す。
実施例 5 実施例1において、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t
ert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾールの代りに2−(2′−ヒドロキシ−
5′−オクチルオギ7フェニル)ベンゾトリアゾール0
,5部を用いる以外は、実施例1と同様に試験を行った
結果を表5に示す。
実施例4、5 実施例1において、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t
ert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾールの代りに、2ーヒドロキ7−4−オ
クトキシベンゾフェノン0。
5部(実施例4)或いは2−(2’−ヒドロキシ−ダ,
5′ージーtertーブチルフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾールo 、 si (実施例5)を用いる
以外は、実施例1と同様に試験を行った。
結果を表4に示す。
表  4 実施例 6 実施例1において、酸化チタン2部を1部におよび2−
(2’−ヒト−キン−5’,5’−ジーtert−7’
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾール0.1
部を1部に変える以外は実施例1と同様に試験を行った
結果を表5に示す。
表  5 実施例 7 固有粘度0 、5461/l  (25°c、りp口、
hルム中)の2.6−シメチルフエノール(95モル%
)/2,3.6−ドリメチルフエノール(5モル96)
共重合体 45部、実施例1で使用した耐衝撃性ポリス
チレン 54部、実施例1で使用したポリスチレンーポ
リプタジェンーボリスチレンブロック共重合体 2部、
実施例]で使用したエチレン−プロピレン共m 合体1
部、酸化チタン 1151−リフェニルフォス7−I−
−ト 8部、’)IJスス−ノニルフェニルフォスファ
イト0 、 5 4部、2.6−シーtertーブチル
ーp−クレゾール0.52部および2−(2′−ヒドロ
キシ−5’,5’−シーtertーブチルフェニル)−
5−クロロペッツトリアゾール 1部をヘノシエルミギ
ザーを用いて充分混合した。殉られた混合物をシリンダ
ーの最高温度が290℃tこ設定されたAS−50二軸
押出機にて押出してペレット化し、次いでシリンダーの
最高温度が250℃に設定されたSJ−55B射出成形
機を用いて射出圧力’1050%なる条件下イこ引張衝
撃強度測定用試験片を成形した。得られた試験片を95
℃に保持さhた熱風循環オーブンで10日間熱エイジン
グを施した。
また、別に、サンンヤインウエザーメ〜ターをた 用いて100時間曝露試験を試験片に施した。
試験前および各試験後の引張衝撃強度の値を表6に示す
表  6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリフェニレンエーテル系樹脂に(a)ヒドロキシベン
    ゾトリアゾール類およびヒト−キシベンゾフェノン類よ
    りなる群から選ばれた化合物の少なくとも一種、(bl
    有機フォスファイト化合物および(C1立体障害性フェ
    ノール化合物を含有させてなる安定化されたポリフェニ
    レンエーテル系樹脂組成物。
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