JPS5941431Y2 - 二重管式熱交換器 - Google Patents
二重管式熱交換器Info
- Publication number
- JPS5941431Y2 JPS5941431Y2 JP12321081U JP12321081U JPS5941431Y2 JP S5941431 Y2 JPS5941431 Y2 JP S5941431Y2 JP 12321081 U JP12321081 U JP 12321081U JP 12321081 U JP12321081 U JP 12321081U JP S5941431 Y2 JPS5941431 Y2 JP S5941431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- tube
- exhaust gas
- exchange tube
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は二重管式熱交換器に関するものである。
内燃機関の排気より熱エネルギーを回収する装置として
、従来内部に低温流体を流すための熱交換チューブが挿
通された胴筒(シェル)内に排気を流し、排気を熱交換
チューブの表面に直接接触させることによって、熱交換
チューブ内の低温流体と排気との熱交換を行うようにし
た排気ガスの熱回収装置が知られている。
、従来内部に低温流体を流すための熱交換チューブが挿
通された胴筒(シェル)内に排気を流し、排気を熱交換
チューブの表面に直接接触させることによって、熱交換
チューブ内の低温流体と排気との熱交換を行うようにし
た排気ガスの熱回収装置が知られている。
ところで、前述のように熱交換チューブの表面に直接排
気を接触させた場合では、排気からの熱吸収率は良好で
あるが、排気中には亜硫酸ガスSO2と水蒸気が伝熱管
表面に結露して硫酸を生じて熱交換チューブが腐蝕され
孔があく。
気を接触させた場合では、排気からの熱吸収率は良好で
あるが、排気中には亜硫酸ガスSO2と水蒸気が伝熱管
表面に結露して硫酸を生じて熱交換チューブが腐蝕され
孔があく。
したがって熱交換チューブの硫酸腐蝕孔あきによる内燃
機関のシリンダ内への流木洩れ等の事故を防止するため
には、点検を頻繁に行って早めに熱交換チューブの交換
を行なう必要があるなど、保守などの点で問題があり、
熱交換チューブの腐蝕防止処置が要求されていた。
機関のシリンダ内への流木洩れ等の事故を防止するため
には、点検を頻繁に行って早めに熱交換チューブの交換
を行なう必要があるなど、保守などの点で問題があり、
熱交換チューブの腐蝕防止処置が要求されていた。
この考案は前記事情を考慮してなされたもので、熱交換
チューブの胴管内に露出する部分の外周を補護管で覆っ
た2重管構造とするとともに補護管と熱交換チューブと
の間の空間に熱伝導率のよい充填材を充填することによ
って熱効率を下げることなく熱交換チューブの保護を図
った熱交換器を提供することを目的とする。
チューブの胴管内に露出する部分の外周を補護管で覆っ
た2重管構造とするとともに補護管と熱交換チューブと
の間の空間に熱伝導率のよい充填材を充填することによ
って熱効率を下げることなく熱交換チューブの保護を図
った熱交換器を提供することを目的とする。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明する
。
。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、図中符号1
で示すものは、排気の流路となる胴筒(シェル)である
。
で示すものは、排気の流路となる胴筒(シェル)である
。
この胴筒1は中央筒部2とその両端に結合された連結用
筒部3とによって全体として筒状に形成されており、連
結用筒部3の端部側には排気管4と接続するためのフラ
ンジ部3aが設けられている。
筒部3とによって全体として筒状に形成されており、連
結用筒部3の端部側には排気管4と接続するためのフラ
ンジ部3aが設けられている。
前記中央筒部2には、その排気の流通方向に直角に低温
流体の流路となる熱交換チューブ5が多数本貫通してい
る。
流体の流路となる熱交換チューブ5が多数本貫通してい
る。
そしてそれぞれの熱交換チューブ5は、中央筒部2の外
部に突出した端部がフランジ6、U字管7等を介して適
宜連通されて、第1図において最上段に位置する熱交換
チューブ5の流入口5aから最下段に位置する熱交換チ
ューブ5の流出口5bまでが一連の流路となるように配
慮されるとともに、その中央筒部2内に露出する部分が
、熱交換チューブ5の外径よりも大きな内径を有しかつ
排気中の腐蝕性物質に対して耐蝕性の良い材質(例えば
ステンレス合金など)によって形成された保護管8によ
って同心円状に覆われた二重管構造になっている。
部に突出した端部がフランジ6、U字管7等を介して適
宜連通されて、第1図において最上段に位置する熱交換
チューブ5の流入口5aから最下段に位置する熱交換チ
ューブ5の流出口5bまでが一連の流路となるように配
慮されるとともに、その中央筒部2内に露出する部分が
、熱交換チューブ5の外径よりも大きな内径を有しかつ
排気中の腐蝕性物質に対して耐蝕性の良い材質(例えば
ステンレス合金など)によって形成された保護管8によ
って同心円状に覆われた二重管構造になっている。
そして熱交換チューブ5の外周面と保護管8の内周面と
保護管8の両端に設けられた蓋9とによって形成された
空間には、例えばアルミ粒のような熱伝導性のよい材料
からなる充填材10が充填されている。
保護管8の両端に設けられた蓋9とによって形成された
空間には、例えばアルミ粒のような熱伝導性のよい材料
からなる充填材10が充填されている。
以上のように構成された排気ガスの熱回収装置において
、排気は第1図の矢印イで示すように内燃機関側の排気
管4から胴筒1の下方に導入され、横方向に走る保護管
8の間を通り、胴筒1の上方から矢印口で示すように大
気側の排気管4に送られ、一方、昇温させるべき低温流
木は、第1図の矢印へで示すように、最上段の熱交換チ
ューブ5に設けられた流入口5aから導入されて、最下
段の熱交換チューブ5に設けられた流出口5bまで導か
れる間に排気から熱エネルギを受けて昇温され、昇温さ
れた流体は流出口5bから矢印二のように所定機器に供
給される。
、排気は第1図の矢印イで示すように内燃機関側の排気
管4から胴筒1の下方に導入され、横方向に走る保護管
8の間を通り、胴筒1の上方から矢印口で示すように大
気側の排気管4に送られ、一方、昇温させるべき低温流
木は、第1図の矢印へで示すように、最上段の熱交換チ
ューブ5に設けられた流入口5aから導入されて、最下
段の熱交換チューブ5に設けられた流出口5bまで導か
れる間に排気から熱エネルギを受けて昇温され、昇温さ
れた流体は流出口5bから矢印二のように所定機器に供
給される。
前記低温流体が昇温される際に、排気の熱エネルギは保
護管8および充填材、10および熱交換チューブ5を介
して低温流体に伝達されることになるが、充填材10と
して熱伝導性のよいものが使用されているから、熱交換
チューブと排気とを直接接触させている従来のものとく
らべてさほど熱効率が低下することがない。
護管8および充填材、10および熱交換チューブ5を介
して低温流体に伝達されることになるが、充填材10と
して熱伝導性のよいものが使用されているから、熱交換
チューブと排気とを直接接触させている従来のものとく
らべてさほど熱効率が低下することがない。
また、排気による腐蝕作用は保護管8によって受けるよ
うにしており、さらに保護管8と熱交換チューブ5との
間に充填材10を充填しであるから、たとえ保護管8に
腐蝕による孔あきが生じたとしても、短時間に熱交換チ
ューブ5まで腐蝕が進行することがないので、熱交換チ
ューブ5の排気による腐蝕を防止する効果が著しく高め
られ、ひいては、熱交換チューブ5の腐蝕孔あきによる
事故を防止するために行なわれる点検作業を頻繁に行う
必要がなくなるとともに熱交換チュ・−ブ5の寿命を著
しく増大させることができるなど種々の効果が生じる。
うにしており、さらに保護管8と熱交換チューブ5との
間に充填材10を充填しであるから、たとえ保護管8に
腐蝕による孔あきが生じたとしても、短時間に熱交換チ
ューブ5まで腐蝕が進行することがないので、熱交換チ
ューブ5の排気による腐蝕を防止する効果が著しく高め
られ、ひいては、熱交換チューブ5の腐蝕孔あきによる
事故を防止するために行なわれる点検作業を頻繁に行う
必要がなくなるとともに熱交換チュ・−ブ5の寿命を著
しく増大させることができるなど種々の効果が生じる。
図面は、この考案の一実施例を示すもので、部を省略し
た縦断面図である。 1・・・・・・胴筒(シェル)、2・・・・・・中央筒
部、5・・・・・・熱交換チューブ、8・・・・・・保
護管、9・・・・・・蓋、10・・・・・・充填材。
た縦断面図である。 1・・・・・・胴筒(シェル)、2・・・・・・中央筒
部、5・・・・・・熱交換チューブ、8・・・・・・保
護管、9・・・・・・蓋、10・・・・・・充填材。
Claims (1)
- 内部に低温流体を流すための熱交換用チューブが胴筒内
に配置され排気にさらされながら排気熱を熱交換チュー
ブ内の低温流体へと熱交換を行うようにした排気ガスの
熱交換器において、胴筒内に露出している熱交換チュー
ブの外周面を排気中の腐蝕性物質に対して耐蝕性の良い
材質によって形成された保護管で覆った2重管構造にす
るとともに、保護管と熱交換チューブとの間の空間に熱
伝導性の良い充填材を充填したことを特徴とする二重管
式熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12321081U JPS5941431Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 二重管式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12321081U JPS5941431Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 二重管式熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832295U JPS5832295U (ja) | 1983-03-02 |
JPS5941431Y2 true JPS5941431Y2 (ja) | 1984-11-29 |
Family
ID=29917114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12321081U Expired JPS5941431Y2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 二重管式熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941431Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12321081U patent/JPS5941431Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5832295U (ja) | 1983-03-02 |
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