JPS5931153A - 表皮材層付成形体の製造方法 - Google Patents
表皮材層付成形体の製造方法Info
- Publication number
- JPS5931153A JPS5931153A JP57140687A JP14068782A JPS5931153A JP S5931153 A JPS5931153 A JP S5931153A JP 57140687 A JP57140687 A JP 57140687A JP 14068782 A JP14068782 A JP 14068782A JP S5931153 A JPS5931153 A JP S5931153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- material layer
- skin material
- layer
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表皮材層付成形体の製造方法に係り、特に、表
皮材層の材質・色相令柄等を成形体外面上部分的に異な
らせた形態の成形体を製造する方法に関する。
皮材層の材質・色相令柄等を成形体外面上部分的に異な
らせた形態の成形体を製造する方法に関する。
例えば車両用内装品であるドアトリムボード−フロント
シートパネル・天井内張り板・インスツルメントパネル
等は一般に、適当強度・剛性を有する硬質、半硬質の基
体層、当りの柔かいり・ンション材などその他所望性質
の中間材層、装飾−表面保護等のための表皮材層の3層
積層構成からなる複合成形体が利用されている。基体層
と表皮材層だけの2層構成のもの、4層以上の多層構成
のものもある。車両用各種内装品の他にも建築用各種内
装材、家具、電気器具外装部材等として上記のような層
構成よりなる複合成形体製品が多用されている。
シートパネル・天井内張り板・インスツルメントパネル
等は一般に、適当強度・剛性を有する硬質、半硬質の基
体層、当りの柔かいり・ンション材などその他所望性質
の中間材層、装飾−表面保護等のための表皮材層の3層
積層構成からなる複合成形体が利用されている。基体層
と表皮材層だけの2層構成のもの、4層以上の多層構成
のものもある。車両用各種内装品の他にも建築用各種内
装材、家具、電気器具外装部材等として上記のような層
構成よりなる複合成形体製品が多用されている。
このような複合成形体の工業的量産手段は各層一体積層
板成形方式と、各層別成形積層方式の2つに大別される
。
板成形方式と、各層別成形積層方式の2つに大別される
。
前者は予め各構成層を一体に貼合せた積層平板を作り、
これを素材にして熱圧成形法(真空成形法・圧空成形法
・プラグ成形法・熱プレス成形法等)、プレス成形法等
で所要の形状に成形加工するものである。
これを素材にして熱圧成形法(真空成形法・圧空成形法
・プラグ成形法・熱プレス成形法等)、プレス成形法等
で所要の形状に成形加工するものである。
後者は成形体の個々の構成層、ないしは各構成層をグル
ープ分けしてそれ等を夫々熱圧成形法・プレス成形法・
射出(圧送)成形法・樹脂ビーズ発泡成形法等で層別に
成形し、最終的にそれ等の各成形層を全体−1体積層化
して製品を得るもので、水出願人はこの製造方法に関し
種々の手順・方式のものを開発提案している(例えば特
開昭55−73532〜73536号公報、同55−1
00133・118837・158037・15993
4・159938・159937号公報、同56−10
8132・109133・111845φ111688
・154040φ157329号公報、特願昭55−1
8+1030、同56−22107・126873号等
)。この各層成形積層方式は前者の各層一体積層板成形
方式よりも複雑な凹凸形状の成形体も略設計通りに製造
できる、材料ロスが大幅に低減される等その他種々の利
点があり推奨される。
ープ分けしてそれ等を夫々熱圧成形法・プレス成形法・
射出(圧送)成形法・樹脂ビーズ発泡成形法等で層別に
成形し、最終的にそれ等の各成形層を全体−1体積層化
して製品を得るもので、水出願人はこの製造方法に関し
種々の手順・方式のものを開発提案している(例えば特
開昭55−73532〜73536号公報、同55−1
00133・118837・158037・15993
4・159938・159937号公報、同56−10
8132・109133・111845φ111688
・154040φ157329号公報、特願昭55−1
8+1030、同56−22107・126873号等
)。この各層成形積層方式は前者の各層一体積層板成形
方式よりも複雑な凹凸形状の成形体も略設計通りに製造
できる、材料ロスが大幅に低減される等その他種々の利
点があり推奨される。
ところで上記のような複合成形体についてデザイン上等
の観点から表皮材層に関1.その材質等を成形体外面上
部分的に異ならせた形態のものが設計され、製造が要求
されることも多い。
の観点から表皮材層に関1.その材質等を成形体外面上
部分的に異ならせた形態のものが設計され、製造が要求
されることも多い。
第1図(a) ・ (b)はその−例として基体層3・
中間材層2番表皮材層1の3層構成よりなる車両用ドア
トリムボードAについてその外面表皮材層1を領域1a
部分は例えば熱可塑性エラストマーシートやビニルシー
ト等の樹脂シート系表皮材にし、領域1b部分は例えば
織布・編布・不織布等の左系表皮材にした形態例を示す
。ここで便宜上領域1a部分の表皮材層を地表皮、領域
1b部分の表皮材層をパターン表皮という。
中間材層2番表皮材層1の3層構成よりなる車両用ドア
トリムボードAについてその外面表皮材層1を領域1a
部分は例えば熱可塑性エラストマーシートやビニルシー
ト等の樹脂シート系表皮材にし、領域1b部分は例えば
織布・編布・不織布等の左系表皮材にした形態例を示す
。ここで便宜上領域1a部分の表皮材層を地表皮、領域
1b部分の表皮材層をパターン表皮という。
従来、上記のように表皮材層1について外面」−材質Φ
色・柄等を部分的に異ならせた形態の複合成形体Aを製
造する場合は、外面全体を地表皮材層1aどした複合成
形体Aを一旦製造する。−・方パターン表皮領域lbの
外形形状に略一致する外形形状に加工した金属板・/\
−ドボード等の芯板4(第2図(a)・ (b))の外
面にパターン表皮用のシート材料をかぶせ、この場合必
要に応じて芯板外面とかぶせたシート材料裏面とを全面
的に接着し、シート材料の周縁は芯板4の裏面側へ折り
返して芯板裏面に接着して止めた形態のパターン表皮材
パッチ板を製造する。そしてそのパッチ板を成形体Aの
外面の所定面位置に接着して或はビス等の止め具7で止
めるものである(第2図(a))。この場合パッチ板の
全体的な肉厚がかなり厚手である場合には成形体Aとし
てその外面にi2図(b)のようにパッチ板が丁1隻嵌
り込む四部lCを有するものを製造し、その凹部ICに
パッチ板を嵌め入れて接着剤・止め具等で止めることに
より地表皮材層1aの面とパターン表皮材1bの面とを
路面−化させる。
色・柄等を部分的に異ならせた形態の複合成形体Aを製
造する場合は、外面全体を地表皮材層1aどした複合成
形体Aを一旦製造する。−・方パターン表皮領域lbの
外形形状に略一致する外形形状に加工した金属板・/\
−ドボード等の芯板4(第2図(a)・ (b))の外
面にパターン表皮用のシート材料をかぶせ、この場合必
要に応じて芯板外面とかぶせたシート材料裏面とを全面
的に接着し、シート材料の周縁は芯板4の裏面側へ折り
返して芯板裏面に接着して止めた形態のパターン表皮材
パッチ板を製造する。そしてそのパッチ板を成形体Aの
外面の所定面位置に接着して或はビス等の止め具7で止
めるものである(第2図(a))。この場合パッチ板の
全体的な肉厚がかなり厚手である場合には成形体Aとし
てその外面にi2図(b)のようにパッチ板が丁1隻嵌
り込む四部lCを有するものを製造し、その凹部ICに
パッチ板を嵌め入れて接着剤・止め具等で止めることに
より地表皮材層1aの面とパターン表皮材1bの面とを
路面−化させる。
しかしこれは外面全体を地表皮材層1aとした複合成形
体Aを一旦製造した後パターン表皮材パッチ板を取付け
る手順であるから工数が多くなり能率的なものとは云え
ない。パターン表皮領域lbが広くなる程パッチ板の芯
板4が大型となりそれだけ芯板材料の使用量が増加し、
又成形体A全体の重量も増す。パターン表皮材層領域1
bはその全領域が裏面側の芯板4の存在により当りが硬
いものとなる等の欠点がある。
体Aを一旦製造した後パターン表皮材パッチ板を取付け
る手順であるから工数が多くなり能率的なものとは云え
ない。パターン表皮領域lbが広くなる程パッチ板の芯
板4が大型となりそれだけ芯板材料の使用量が増加し、
又成形体A全体の重量も増す。パターン表皮材層領域1
bはその全領域が裏面側の芯板4の存在により当りが硬
いものとなる等の欠点がある。
そこで複合成形体Aの成形製造過程で成形体地表皮材層
1aの外面所定面位置にパターン表皮材層ibを接着さ
せるべく、成形体Aの表皮材層側の面を成形層は造形す
る成形型、即ち各層一体積層板成形方式或は各層別成形
積層方式に於ける成形体表皮材層側の面を成形層は造型
する真空成形型・圧空成形型・プラグ成形型・プレス成
形型・射出成形型等の有効成形面内所定位置に所定の外
形形状に裁断したパターン表皮用シート材を予め載置或
は仮止め的に添着して複合成形体Aの成形製造を実行す
る場合もある。即ち成形体表皮材層側の面の成形層は造
型過程で成形体地表皮材層1aの外面にパターン表皮材
層1bが同時接着される。
1aの外面所定面位置にパターン表皮材層ibを接着さ
せるべく、成形体Aの表皮材層側の面を成形層は造形す
る成形型、即ち各層一体積層板成形方式或は各層別成形
積層方式に於ける成形体表皮材層側の面を成形層は造型
する真空成形型・圧空成形型・プラグ成形型・プレス成
形型・射出成形型等の有効成形面内所定位置に所定の外
形形状に裁断したパターン表皮用シート材を予め載置或
は仮止め的に添着して複合成形体Aの成形製造を実行す
る場合もある。即ち成形体表皮材層側の面の成形層は造
型過程で成形体地表皮材層1aの外面にパターン表皮材
層1bが同時接着される。
しかしこの方法に於てはパターン表皮材層1bに位置ズ
レやシワを生じ易い。又地表皮材層1aとパターン表皮
材層1bの成形時の各部の伸び差によりパターン表皮材
層1bの輪郭線が不整直線或は不整曲線となり易く、そ
のため爾後パターン表皮材層lbの輪郭線に沿って化粧
モール材をウェルダ溶着等して不整直線・不整曲線を隠
蔽する等の後処理を必要とする場合が多い。
レやシワを生じ易い。又地表皮材層1aとパターン表皮
材層1bの成形時の各部の伸び差によりパターン表皮材
層1bの輪郭線が不整直線或は不整曲線となり易く、そ
のため爾後パターン表皮材層lbの輪郭線に沿って化粧
モール材をウェルダ溶着等して不整直線・不整曲線を隠
蔽する等の後処理を必要とする場合が多い。
本発明は上記後者のように成形型面に予めパターン表皮
材層を配置する方式であるが、上記のような欠点のない
即ちパターン表皮材層1bに位置ズレやシワを生じない
、パターン表皮材層1bの輪郭線に不体裁なくずれを生
じない、従って爾後化粧モール材添着加工を必要としな
い等の利点を有するこの種の表皮材層付成形体の製造方
法を提供することを目的とするものである。
材層を配置する方式であるが、上記のような欠点のない
即ちパターン表皮材層1bに位置ズレやシワを生じない
、パターン表皮材層1bの輪郭線に不体裁なくずれを生
じない、従って爾後化粧モール材添着加工を必要としな
い等の利点を有するこの種の表皮材層付成形体の製造方
法を提供することを目的とするものである。
即ち第3図例のように、パターン表皮材層1bとなるシ
ート材料1b’を、該層1bのパターン外形と略一致す
る外形形状の枠体5に展張保持させる。第3図例の枠体
5は薄肉の金属板打抜き枠で、枠の裏面側に枠に沿って
数多の細長三角形状の切り起し針51を形成してあり、
この切り起し針51に枠体裏側へ巻返したシート材料周
縁を突き刺すことによりシート材料1b’を枠体5に展
張保持させである。
ート材料1b’を、該層1bのパターン外形と略一致す
る外形形状の枠体5に展張保持させる。第3図例の枠体
5は薄肉の金属板打抜き枠で、枠の裏面側に枠に沿って
数多の細長三角形状の切り起し針51を形成してあり、
この切り起し針51に枠体裏側へ巻返したシート材料周
縁を突き刺すことによりシート材料1b’を枠体5に展
張保持させである。
枠体裏側へ巻返したシート材料周縁の係止手段は接着剤
、クリップ等の止め具、高周波又は超音波ウェルダ等に
よってもよい。」二記のような突き刺し針穴は簡単φ迅
速である。枠体5は合成樹脂製であってもよい。金属製
の場合は必要に応じて防錆処理する。シート材料1b′
は材料の無駄を可及的に除くために、枠体外形よりも必
要巻返し分だけ太きイした外形形状に裁断したものを用
いる。
、クリップ等の止め具、高周波又は超音波ウェルダ等に
よってもよい。」二記のような突き刺し針穴は簡単φ迅
速である。枠体5は合成樹脂製であってもよい。金属製
の場合は必要に応じて防錆処理する。シート材料1b′
は材料の無駄を可及的に除くために、枠体外形よりも必
要巻返し分だけ太きイした外形形状に裁断したものを用
いる。
而して上記シート材料1b’を展張保持した枠体5を第
4図示のように、成形体表皮材層側の面を成形する型6
の有効成形面内所定面位置に位置決めセットする。本例
の場合型6は真空成形型である。62は真空孔、63は
真空キャビティ、Pは真空ポンプを示す。又その型面に
対する枠体5の位置決めセットは枠体5を型面内の所定
面位置に載置したとき枠体5の切り起し針51の切り穴
52に対応する型面位置に予めピン針61を突出させて
設け、そのピン針61に枠体5の針切り起し穴52を突
入させた状態にすることにより枠体5を位置決めするよ
うにしである。成形型側のピン針61は枠体周囲の数多
の針切り起し穴52のうち適当間隔毎の4〜5個所分に
ついてだけ設ければ足りる。枠体5が鉄製等磁性体製の
ものであれば成形型側の所定面位置にマグネット片を埋
設しておき磁気吸着力で枠体5を型面に位置決めセット
するようにすることもできる。又第5図例のように成形
型側の枠体セット位置に枠体の外形形状に略対応する輪
郭形状に囲い枠64を型成形面から突出させて設け、そ
の囲い枠64内に枠体5を嵌入させることにより枠体5
を型6面に位置決めセットするようにしてもよい。
4図示のように、成形体表皮材層側の面を成形する型6
の有効成形面内所定面位置に位置決めセットする。本例
の場合型6は真空成形型である。62は真空孔、63は
真空キャビティ、Pは真空ポンプを示す。又その型面に
対する枠体5の位置決めセットは枠体5を型面内の所定
面位置に載置したとき枠体5の切り起し針51の切り穴
52に対応する型面位置に予めピン針61を突出させて
設け、そのピン針61に枠体5の針切り起し穴52を突
入させた状態にすることにより枠体5を位置決めするよ
うにしである。成形型側のピン針61は枠体周囲の数多
の針切り起し穴52のうち適当間隔毎の4〜5個所分に
ついてだけ設ければ足りる。枠体5が鉄製等磁性体製の
ものであれば成形型側の所定面位置にマグネット片を埋
設しておき磁気吸着力で枠体5を型面に位置決めセット
するようにすることもできる。又第5図例のように成形
型側の枠体セット位置に枠体の外形形状に略対応する輪
郭形状に囲い枠64を型成形面から突出させて設け、そ
の囲い枠64内に枠体5を嵌入させることにより枠体5
を型6面に位置決めセットするようにしてもよい。
次いでこの成形型を用いて地となる表皮材層la伺の成
形体Aを成形製造する。第4・5図例のものは基体層3
、クッション材等の中間材層2゜地表皮材層1aを予め
一体に貼合せてなる積層平板を素材にしてその積層平板
を加熱軟化処理して型5にかぶせて真空成形した状態の
要部の断面を示す(各層一体積層板成形方式)。そうす
るとこの成形体の成形と同時に成形体の地表皮材層18
面に成形型側の、枠体5に展張保持させたパターン表皮
材層たるシート材料lb′が枠体5と共に一体に被着し
、これにより成形体外面上地となる表皮材層1aを部分
的に所望パターンの異種材料の表皮材層1bとした形体
の表皮材層付成形体が得られるものである。
形体Aを成形製造する。第4・5図例のものは基体層3
、クッション材等の中間材層2゜地表皮材層1aを予め
一体に貼合せてなる積層平板を素材にしてその積層平板
を加熱軟化処理して型5にかぶせて真空成形した状態の
要部の断面を示す(各層一体積層板成形方式)。そうす
るとこの成形体の成形と同時に成形体の地表皮材層18
面に成形型側の、枠体5に展張保持させたパターン表皮
材層たるシート材料lb′が枠体5と共に一体に被着し
、これにより成形体外面上地となる表皮材層1aを部分
的に所望パターンの異種材料の表皮材層1bとした形体
の表皮材層付成形体が得られるものである。
枠体5に展張保持させたパターン表皮材層たるシーI・
材料tb’が通気性のものであればその裏面側の地表皮
材層1a部分が通気性シート材料1b′を通してシート
材料lb′の裏面に十分に吸引されて密着被着する。シ
ート材料1b’の裏面に予め材料1b’の通気性を保持
させて接着剤を施こしておくことによりシート材料1b
’と地表皮材層1aの被着は強固なものとなる。シート
材料1b’と地表皮材層1aが同系樹脂であるときは熱
融着で相互被着する。シート材料1b′が非通気性の材
料の場合でも大概の場合その材料1b′と地表皮材層1
aとが良好に密着被着した製品を得ることができる。
材料tb’が通気性のものであればその裏面側の地表皮
材層1a部分が通気性シート材料1b′を通してシート
材料lb′の裏面に十分に吸引されて密着被着する。シ
ート材料1b’の裏面に予め材料1b’の通気性を保持
させて接着剤を施こしておくことによりシート材料1b
’と地表皮材層1aの被着は強固なものとなる。シート
材料1b’と地表皮材層1aが同系樹脂であるときは熱
融着で相互被着する。シート材料1b′が非通気性の材
料の場合でも大概の場合その材料1b′と地表皮材層1
aとが良好に密着被着した製品を得ることができる。
各層別成形積層方式に於て表皮材層(地表皮)又は表皮
材層と中間材層との貼合せ材を熱圧成形する、或は表皮
材層を射出成形して造型する場合も上記と同様にその表
皮材層を成形又は造型する金型の所定面位置に予め上記
パターン表皮材層1bとなるシート材料1b’を展張保
持した枠体5を位置決めセットしておくことにより最終
的に上記と同様の表皮材層形態の成形体が得られる。
材層と中間材層との貼合せ材を熱圧成形する、或は表皮
材層を射出成形して造型する場合も上記と同様にその表
皮材層を成形又は造型する金型の所定面位置に予め上記
パターン表皮材層1bとなるシート材料1b’を展張保
持した枠体5を位置決めセットしておくことにより最終
的に上記と同様の表皮材層形態の成形体が得られる。
第6図(a)・(b)は枠体5の変形例を示すもので、
本例の枠体はパターン表皮材層1bの周縁を化粧するモ
ール材(玉縁材)を兼用させたものである。
本例の枠体はパターン表皮材層1bの周縁を化粧するモ
ール材(玉縁材)を兼用させたものである。
即ち、枠体5の枠辺を、肉厚内に装飾のためアルミニウ
ム箔53を封じ込んだブチラール樹脂等の透明樹脂製の
、内部を枠辺長手に沿って中空54とした横断面外形形
状略半円形状で、半円側を枠表側とし、平面側を枠表側
とし、その枠表側に長手に沿って枠辺の内部中空に連通
ずるスリット開口55を形成したものとしである。又そ
の枠体5の外縁長手に沿って要所要所に基部を枠体に一
体に接続させて枠辺の幅寸法より長さの長い外方張り出
しバンド片56を具備させである。各バンド片56は基
部の薄肉部57を中心に枠表側に折り返し自由である。
ム箔53を封じ込んだブチラール樹脂等の透明樹脂製の
、内部を枠辺長手に沿って中空54とした横断面外形形
状略半円形状で、半円側を枠表側とし、平面側を枠表側
とし、その枠表側に長手に沿って枠辺の内部中空に連通
ずるスリット開口55を形成したものとしである。又そ
の枠体5の外縁長手に沿って要所要所に基部を枠体に一
体に接続させて枠辺の幅寸法より長さの長い外方張り出
しバンド片56を具備させである。各バンド片56は基
部の薄肉部57を中心に枠表側に折り返し自由である。
又各バンド片56の位置の枠辺部には基部の大径座58
1を枠辺の中空54内に嵌入させ側部582をスリット
開口55から枠表側へ突出させてピン部材58を配設し
である。
1を枠辺の中空54内に嵌入させ側部582をスリット
開口55から枠表側へ突出させてピン部材58を配設し
である。
591はバンド片56を枠表側へ折り返したとき上記ピ
ン部材58の針部582の先端が対抗するバンド片面位
置に設けた小穴、592はその小穴59□の位置よりも
バンド片先端側に設けた第2の小穴である。
ン部材58の針部582の先端が対抗するバンド片面位
置に設けた小穴、592はその小穴59□の位置よりも
バンド片先端側に設けた第2の小穴である。
而して上記枠体5の外周形状に略一致させて裁断したパ
ターン表皮材層用のシート材料1b′を枠体5の裏側に
当てがってその周縁部を各ピン部材58の針部58□に
突き刺し、次いで各バンド片56を枠表側へ折り返して
小穴591を側部582に嵌合させてシート材料lb′
の縁部をピン部材58から扶は止めることによりシート
材料を枠裏面側に展張保持させる。そしてこの枠体5を
第7図示のように成形型6の成形面の所定位置に枠表側
を成形面側にして当てがい、予め成形型6面に枠体5側
の各折り返しバンド片56の第2の小穴592に対応す
る位置に突出させて設けたピンQ161にそれ等の小穴
592を合致させて突き刺し状態とすることにより位置
決め保持させる。
ターン表皮材層用のシート材料1b′を枠体5の裏側に
当てがってその周縁部を各ピン部材58の針部58□に
突き刺し、次いで各バンド片56を枠表側へ折り返して
小穴591を側部582に嵌合させてシート材料lb′
の縁部をピン部材58から扶は止めることによりシート
材料を枠裏面側に展張保持させる。そしてこの枠体5を
第7図示のように成形型6の成形面の所定位置に枠表側
を成形面側にして当てがい、予め成形型6面に枠体5側
の各折り返しバンド片56の第2の小穴592に対応す
る位置に突出させて設けたピンQ161にそれ等の小穴
592を合致させて突き刺し状態とすることにより位置
決め保持させる。
66は成形型面に予め形成した枠表側を入り込ませる凹
溝部である。
溝部である。
次いで上記枠体5をセットした成形型6を用いて地とな
る表皮材層la付の成形体Aを成形製造することにより
パターン表皮材層1bの外周を枠体5即ちモール材(玉
縁)で縁取り装飾した形態の製品が得られる。
る表皮材層la付の成形体Aを成形製造することにより
パターン表皮材層1bの外周を枠体5即ちモール材(玉
縁)で縁取り装飾した形態の製品が得られる。
以上本発明方法に依ればパターン表皮材層1bとなるシ
ート材1b’を枠体5に展張保持させたこと、又その枠
体5を成形型5面に位置決めセットさせたことから、パ
ターン表皮材層1bについて位置ズレやシワのない成形
体を常に製造することができる。
ート材1b’を枠体5に展張保持させたこと、又その枠
体5を成形型5面に位置決めセットさせたことから、パ
ターン表皮材層1bについて位置ズレやシワのない成形
体を常に製造することができる。
又パターン表皮材層1bの外周輪郭線は該層のシート材
料1b’が枠体5に保持されているから不整直線又は不
整曲線になることがなく常に体裁のよい所定輪郭線のパ
ターン表皮材層形態が得られる。シート材料lb′と地
表皮材層aの材質上成形体成形時に両材料の溶は込み現
象でパターン表皮材層ibの外周輪郭線に乱れを生じる
ときは第5図例のように囲い枠64方式でシーI・材料
lb’を展張保持させた枠体5を型6側に位置決めセン
トする形態を採用すれば成形体Aを表から見たときパタ
ーン表皮材層lbl!l−接することなく地表皮材層1
aを成形することができる。
料1b’が枠体5に保持されているから不整直線又は不
整曲線になることがなく常に体裁のよい所定輪郭線のパ
ターン表皮材層形態が得られる。シート材料lb′と地
表皮材層aの材質上成形体成形時に両材料の溶は込み現
象でパターン表皮材層ibの外周輪郭線に乱れを生じる
ときは第5図例のように囲い枠64方式でシーI・材料
lb’を展張保持させた枠体5を型6側に位置決めセン
トする形態を採用すれば成形体Aを表から見たときパタ
ーン表皮材層lbl!l−接することなく地表皮材層1
aを成形することができる。
パターン表皮材層1bたるシート材料1b′の保持体は
第2図(a)・ (b)のような板材4ではなく枠体で
あるから製品重量を重くすることがないし、パターン表
皮材層1b部分も枠体イ1在部分を除き当りの柔かいも
のとなる。
第2図(a)・ (b)のような板材4ではなく枠体で
あるから製品重量を重くすることがないし、パターン表
皮材層1b部分も枠体イ1在部分を除き当りの柔かいも
のとなる。
シート材料1b’を展張保持させた枠体5をセットする
型成形面部分を第5図示のように型木体に対し入子型に
しておくことにより枠体5の型5に対するセットは外段
取りとなり作業が容易となり、又複数個同時成形の場合
に有利で、成形製造サイクル時間を短くすることができ
る。また入子型をパターン表皮材層1bの製作冶具とし
て兼用すれば枠体5を材料歩留りよく分割することも段
取工数を多くすることなく可能である。65はスペーサ
部材を示す。
型成形面部分を第5図示のように型木体に対し入子型に
しておくことにより枠体5の型5に対するセットは外段
取りとなり作業が容易となり、又複数個同時成形の場合
に有利で、成形製造サイクル時間を短くすることができ
る。また入子型をパターン表皮材層1bの製作冶具とし
て兼用すれば枠体5を材料歩留りよく分割することも段
取工数を多くすることなく可能である。65はスペーサ
部材を示す。
成形体面が凸曲或は凹曲していたり、又段面となってい
る部分にもそれに対応させて枠体5を適当に屈曲させ、
それにシート材1b’を展張保持させるか、枠体5が熱
可塑性樹脂板であれば若干予備加熱することによって地
表皮材層1aの真空成形により、又枠体5が薄金属板で
も成形型6に対しパターン表皮材層1bの凹凸部に対応
するプレス型を用意しプレス成形すればわずかの力によ
り上記のような成形体面部分にもその面形状にならって
美麗に体裁よくパターン表皮材層ibを被着形成させる
ことができる。
る部分にもそれに対応させて枠体5を適当に屈曲させ、
それにシート材1b’を展張保持させるか、枠体5が熱
可塑性樹脂板であれば若干予備加熱することによって地
表皮材層1aの真空成形により、又枠体5が薄金属板で
も成形型6に対しパターン表皮材層1bの凹凸部に対応
するプレス型を用意しプレス成形すればわずかの力によ
り上記のような成形体面部分にもその面形状にならって
美麗に体裁よくパターン表皮材層ibを被着形成させる
ことができる。
第1図(a)は表皮材層の材質を部分的に異ならせた成
形体の一例の正面図、同図(b)は第1図(a)のb−
b線断面図、第2図(a)及び同図(b)は夫々従来法
によりパターン表皮材層を形成した成形体の一部拡大断
面図、第3図はパターン表皮材層用シート材料を枠体に
展張保持させた状態の斜視図、第4図・第5図は夫々枠
体を真空成形型面に位置決めセラi・して成形体用の積
層素材板を真空成形した状yrf、の一部の断面図、第
6図(a)は枠体の変形例の一部の斜視図、同図(b)
は第6図(a)のb−b線拡大断面図、第7図はその枠
体を真空成形型面にセットして成形体用の積層素材板を
真空成形した状yEの一部の断面図。 Aは基体層3・中間層2・表皮材層lからなる複合成形
体、laは地表皮材層、1bはパターン表皮材層、lb
′はパターン表皮材層用シート材料、5は枠体、6は成
形型。 特許出願人 盟和産業株式会社
形体の一例の正面図、同図(b)は第1図(a)のb−
b線断面図、第2図(a)及び同図(b)は夫々従来法
によりパターン表皮材層を形成した成形体の一部拡大断
面図、第3図はパターン表皮材層用シート材料を枠体に
展張保持させた状態の斜視図、第4図・第5図は夫々枠
体を真空成形型面に位置決めセラi・して成形体用の積
層素材板を真空成形した状yrf、の一部の断面図、第
6図(a)は枠体の変形例の一部の斜視図、同図(b)
は第6図(a)のb−b線拡大断面図、第7図はその枠
体を真空成形型面にセットして成形体用の積層素材板を
真空成形した状yEの一部の断面図。 Aは基体層3・中間層2・表皮材層lからなる複合成形
体、laは地表皮材層、1bはパターン表皮材層、lb
′はパターン表皮材層用シート材料、5は枠体、6は成
形型。 特許出願人 盟和産業株式会社
Claims (1)
- (1)表皮材層付成形体であって、表皮材層の材質・色
相・柄等を成形体外面上部分的に異ならせた形態の成形
体を得るに当り、 地の表皮材層(la)に対してパターン表皮材層(1b
)となるシート材料(ib’)を所定のパターン表皮制
層の外形形状と略一致する外形形状の枠体(5)に展張
保持させ、 該枠体(5)を成形体の表皮材層側の面を成形する型(
6)の有効成形面内所定面位置に位置決めセントし、該
成形型により地となる表皮材層(1a)付の成形体を成
形製造して前記成形型面にセットしたパターン表皮材層
シート材料(1b’)を枠体(5)と共に成形体の地表
皮材層(1a)の外面に一体に被着させる、 ことを特徴とする表皮材層付成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57140687A JPS5931153A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 表皮材層付成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57140687A JPS5931153A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 表皮材層付成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5931153A true JPS5931153A (ja) | 1984-02-20 |
JPS6154593B2 JPS6154593B2 (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=15274414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57140687A Granted JPS5931153A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 表皮材層付成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931153A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014156066A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Toyota Boshoku Corp | 内装成形体及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01102561U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 |
-
1982
- 1982-08-13 JP JP57140687A patent/JPS5931153A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014156066A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Toyota Boshoku Corp | 内装成形体及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154593B2 (ja) | 1986-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BRPI0712615A2 (pt) | artigo moldado incluindo elemento decorativo e método de unir um elemento decorativo a um componente de veìculo | |
RU2293018C2 (ru) | Формованные элементы с прерывистыми поверхностными участками отделочного материала и способы их изготовления | |
JPS6365492B2 (ja) | ||
JPS5829633A (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JPS596229B2 (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JPS6219430A (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JP2016087241A (ja) | 車両用内装部品 | |
JPS5931153A (ja) | 表皮材層付成形体の製造方法 | |
US6805928B2 (en) | Decorative component for use as a piece of trim of a vehicle | |
JPS5931934B2 (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JPS596230B2 (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JP2564597B2 (ja) | 加飾用部品の取付け構造 | |
JPH0229488B2 (ja) | Hyohizaibubunhariseikeitainoseizohoho | |
JPS59136255A (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JPH0712640B2 (ja) | ハニカム成形体を製造する方法 | |
JPH01275020A (ja) | 積層内装材の製造方法 | |
JPH0688326B2 (ja) | 表装材の製造方法 | |
JPS601193B2 (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
JPS63158220A (ja) | 内装パネルの製造方法 | |
JPH07266424A (ja) | 合成樹脂基材への加飾方法 | |
JPH0380616B2 (ja) | ||
JPH06270305A (ja) | ハニカム成形体を製造する方法 | |
JP2806988B2 (ja) | ドアトリムの表面加工方法 | |
JPS6384920A (ja) | オ−ナメント部を具備させた成形体の製造方法 | |
JPS6140555B2 (ja) |