JPS5925304Y2 - コ−ヒ−用ドリッパ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコーヒー用ドリッパ−に関するものである。

従来から市販されているコーヒー用ドリッパ−は本体側
が陶器或いはプラスチックス等で作られており、その形
状はコーヒーカップのような形状で底に孔を明けている
ようなものが多い。

これ等のものは非常に頑丈にできており、従って価格的
に高価で、半永久的で、一般に使い捨てにはならない。

又この従来のドリッパ−の本体は折り畳むことができず
、使用時の形状のままで持ち歩きしなければならず、嵩
張り、携帯に不向きであった。

本考案は斯かる問題に対処すべく為されたもので、非常
にコンパクトに折り畳んで持ち歩くことができて旅行等
の携帯に便利であり、又安価なコーヒー用ドリッパ−を
提供せんとする。

その目的を達成するために本考案はプラスチックフィル
ム等を素材としてこの素材を二枚重ねにして少なく共−
辺を開口部とし、残りの辺を封目し、前記開口部の一辺
近傍に沿って切り込み部を形成して綴部を設は且つ前記
封口部の適所に開口部を形成してなるドリッパ一本体と
、このドリッパ一本体内にセット可能に不織布等から作
られひきコーヒー粉末を受けるフィルターとから戊るこ
とを特徴とするものである。

以下本考案を実施の一例を示す図面に基づいて説明する
。

図において１はプラスチックフィルム例えばポリエステ
ルの７５μ程度の厚さのフィルムを素材として作られた
ドリッパ一本体である。

このドリッパ一本体１は前記素材を略正方形状に２つ折
りにし、折曲辺に隣接する一辺同志を熱溶着により接着
して、残りの二辺に開口部２を有すると共にこの二辺近
傍に沿ってＬ型に切り込み部３を形成してこの切り込み
部３の外側を綴部４としである。

又前記折曲辺とそれに隣接して接着される一辺とにまた
がってコーナ一部を三角形状に切除しである。

５はこの切除により形成された開口部である。

６は前記接着部で、斜線で示している。

７は前記ドリッパ一本体１内にセットされる袋で、この
袋７の中には適量のひきコーヒー粉末８が収納されてい
る。

ところでこの袋７は耐熱水性並びに通水性のある不織布
或いは紙等の素材を略正方形状に２つ折りにし、折曲辺
に隣接する一辺同志を熱溶着等により接着すると共に、
残りの二辺はこの二辺に対してわずかに離れた位置でこ
の二辺に沿って熱溶着等により接着している。

９はその接着部で、斜線で示している。

尚この残りの二辺において接着部９は二辺に対してわず
かに離れているため、この二辺の頂点部より二枚の板部
を引き剥すことにより袋７を第３図に示すように開くこ
とができる。

前記袋７の素材にはヒートシールが可能なように合成繊
維が含まれているが、袋７の素材としてはポリエステル
系、アクリル系、ポリプロピレン系等の耐熱水性、通水
性のある合成繊維を原料として作ったものでも良い。

次に前記ドリッパ一本体１及び袋７の使用方法について
説明する。

先ず前記ドリッパ一本体１を開口部２の頂点部を持って
第３図に示すように開き、このドリッパ一本体１内に前
記ひきコーヒー粉末８が収納されて開かれた袋７をセッ
トする。

その後ドリッパ一本体１を組部４で第４図に示すように
フック１０を吊り下げ゛たり、持ったりしてカップ１１
から浮かし、ドリッパ一本体１並びに袋７の一端より湯
を注げばドリッパ一本体１の開口部５からドリップ式に
コーヒーを入れることができる。

ところで以上の実施例においてドリッパ一本体１及び袋
７は一枚の素材を２つ折りにしているが、略正方形の二
枚の素材を重ねて、所定箇所を接着するようにしても良
い。

又ドリッパ一本体１及び袋７の形状としては略正方形の
他、例えば菱形等の変形四辺形や扇形等が考えられる。

扇形の場合−辺が円弧状であるので、その辺を開くよう
にすれば良く、ドリッパ一本体１においてはその辺に沿
って組部を形成すれば良い。

又ドリッパ一本体１の素材としてはプラスチックフィル
ムの他、耐熱水性並びに通水性のある不織布等を用いる
こともできる。

更に前記ドリッパ一本体１内にセットされる袋７は所謂
フィルターの役目を果たすもので、始めからひきコーヒ
ー粉末が入っている袋７を用いる代りに、第３図、第４
図に示すように開かれたドリッパ一本体１内にセット可
能で且つひきコーヒー粉末を受けることのできるフィル
ターを用いるようにしても良い。

本考案コーヒー用ドリッパ−は以上述べたように実施し
得るもので、次に述べるような効果が得られる。

■ ドリッパ一本体及びフィルターは非常にフンバクｌ
−に折ち畳まれるため、嵩張らず、保管と携帯に便利で
ある。

■ ドリッパ一本体及びフィルターは厚みが薄いため、
湯の熱がこれに取られることが無く、従って陶器等のド
リッパ−ように暖めてがら使う必要が無い。

■ ドリッパ一本体には組部が付いているので、使い勝
手が良く、又その組部を持って使い捨ても容易である。

■ 製袋機により多量に生査でき、安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１図はドリ
ッパ本体の平面図、第２図は袋の平面図、第３図はドリ
ッパ一本体及び袋を開いた状態を示す斜視図、第４図は
使用状態を示す斜視図である。 １・・・ドリッパ一本体、２・・・開口部、３・・・切
り込み部、４・・・組部、５・・・開口部、６・・・接
着部、７・・・袋、８・・・ひきコーヒー粉末、９・・
・接着部、１０・・・フック、１１・・・カップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プラスチックフィルム等を素材としてこの素材を二枚重
   ねにして少なく共−辺を開口部とし、残りの辺を封目し
   、前記開口部の一辺近傍に沿って切り込み部を形成して
   綴部を設は且つ前記封口部を適所に開口部を形成してな
   るドリッパ一本体と、このドリッパ一本体内にセット可
   能に不織布等から作られひきコーヒー粉末を受けるフィ
   ルターとから戊ることを特徴どするコーヒー用ドリッパ
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