JPS59226056A - 高摺動性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
高摺動性熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS59226056A JPS59226056A JP10094083A JP10094083A JPS59226056A JP S59226056 A JPS59226056 A JP S59226056A JP 10094083 A JP10094083 A JP 10094083A JP 10094083 A JP10094083 A JP 10094083A JP S59226056 A JPS59226056 A JP S59226056A
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- Japan
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- aromatic
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- blending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は摺動性と耐熱性の優れた摺動性熱可塑性樹脂組
成物に関するものである。
成物に関するものである。
芳香族ポリアミドイミド樹脂、芳香族ポリエーテルイミ
ド樹脂及び芳香族ポリアミド樹脂などのアミド基及び/
又はイミド基を含有する芳香族熱可塑性重合体は優れた
耐熱性及び機械的性質を有しており、高温下で使用する
電気・電子機器部品、宇宙・航空機器部品、自動車部品
及び事務機器部品などへの適用が期待されている。しか
しながらこれらの芳香族熱可塑性重合体類は優れた耐熱
性及び機械的強度を有してし)る反面、耐4耗性及び自
己潤滑性に欠けているためこれらを摺動用素材として活
用する際には、通常グラファイトや二硫化モリブデンな
どの耐摩耗性付与剤を添加配合することにより改質を行
なってい−る。しかるにこれら耐摩耗性付与剤は過酷な
雰囲気下における使用に問題があり、例えばグラフアイ
′トは真空中や還元性雰囲気下で潤滑能が著しく低下し
、二硫化モリブデン(Mo S 2)は空気中で酸素と
反応して三硫化モリブデン(MoS、) となり潤滑
能を失うという欠点がある。また、これら付与剤を利用
する場合、摺動用素材として十分な耐摩耗性を確保する
には、耐摩耗性付与剤をIO重量%以上添加配合する必
要があるため、配合物の機械的強度がバランスの悪いも
のになりやすいという難点があった。
ド樹脂及び芳香族ポリアミド樹脂などのアミド基及び/
又はイミド基を含有する芳香族熱可塑性重合体は優れた
耐熱性及び機械的性質を有しており、高温下で使用する
電気・電子機器部品、宇宙・航空機器部品、自動車部品
及び事務機器部品などへの適用が期待されている。しか
しながらこれらの芳香族熱可塑性重合体類は優れた耐熱
性及び機械的強度を有してし)る反面、耐4耗性及び自
己潤滑性に欠けているためこれらを摺動用素材として活
用する際には、通常グラファイトや二硫化モリブデンな
どの耐摩耗性付与剤を添加配合することにより改質を行
なってい−る。しかるにこれら耐摩耗性付与剤は過酷な
雰囲気下における使用に問題があり、例えばグラフアイ
′トは真空中や還元性雰囲気下で潤滑能が著しく低下し
、二硫化モリブデン(Mo S 2)は空気中で酸素と
反応して三硫化モリブデン(MoS、) となり潤滑
能を失うという欠点がある。また、これら付与剤を利用
する場合、摺動用素材として十分な耐摩耗性を確保する
には、耐摩耗性付与剤をIO重量%以上添加配合する必
要があるため、配合物の機械的強度がバランスの悪いも
のになりやすいという難点があった。
そこで本発明者らは芳香族ボリアζトイミド樹脂、芳香
族ポリエーテルイミド樹脂及び芳香族ポリアミド樹脂な
どで代表されるアミド基及び/又はイミド基を含有する
芳香族熱可塑性重合類の耐熱性及び機械的強度を犠牲に
することなく、あらゆる雰囲気中での耐摩耗性を確保す
べく鋭意検討した結果、フッ化黒鉛を溶融配合すること
が極めて効果的であることを見出し本発明に到達した。
族ポリエーテルイミド樹脂及び芳香族ポリアミド樹脂な
どで代表されるアミド基及び/又はイミド基を含有する
芳香族熱可塑性重合類の耐熱性及び機械的強度を犠牲に
することなく、あらゆる雰囲気中での耐摩耗性を確保す
べく鋭意検討した結果、フッ化黒鉛を溶融配合すること
が極めて効果的であることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、アミド基及び/又はイミド基を含有
する芳香族熱可塑性重合体50〜99.99重量部に対
し、フッ化黒鉛0.01〜50重量部を配合し加熱溶融
してなる高摺動性熱可塑性樹脂組成物を提供するもので
ある。
する芳香族熱可塑性重合体50〜99.99重量部に対
し、フッ化黒鉛0.01〜50重量部を配合し加熱溶融
してなる高摺動性熱可塑性樹脂組成物を提供するもので
ある。
本発明で用いられるアミド基及び/又はイミド基を含有
する芳香族熱可塑性重合体とは、その主鎖を構成する芳
香核の連結基の一部としてアミド基及び/又はイミド基
を含有し、なおかつ熱可塑性の特徴を有するものであり
、その代表例として芳香族ポリアミドイミド樹脂、芳香
族ポリエーテルイミド樹脂及び非品性芳香族ポリアミド
樹脂があげられる。
する芳香族熱可塑性重合体とは、その主鎖を構成する芳
香核の連結基の一部としてアミド基及び/又はイミド基
を含有し、なおかつ熱可塑性の特徴を有するものであり
、その代表例として芳香族ポリアミドイミド樹脂、芳香
族ポリエーテルイミド樹脂及び非品性芳香族ポリアミド
樹脂があげられる。
以下、これらの樹脂についてさらに詳細に説明する。
本発明の芳香族熱可塑性゛重合体の一つとして用いられ
るポリアミドイミド樹脂(以下FAI樹脂と略称する)
は一般式 で表わされる繰返し単位を主要構成単位として3O−1
00(好ましくは50〜1Oo)モル%を有し、その他
70 (好ましくは50)モル%未満の量で次の(1)
又は(31)の一般式を有することのあり得る芳香族重
合体のうちの熱可塑性的性質を有するものである。
るポリアミドイミド樹脂(以下FAI樹脂と略称する)
は一般式 で表わされる繰返し単位を主要構成単位として3O−1
00(好ましくは50〜1Oo)モル%を有し、その他
70 (好ましくは50)モル%未満の量で次の(1)
又は(31)の一般式を有することのあり得る芳香族重
合体のうちの熱可塑性的性質を有するものである。
HH
1
U U
この構造(1)及び(1)の中でのイミド結合の一部が
その閉環前駆体としてのアミド酸結合1 れる。ここでArは少なくとも−っの炭素6員環を含む
3価の芳香族基であり、そのうちの2価は2個のカルボ
ニル基がAr基のベンゼン環内の隣接する炭素原子に結
合していることによって特徴づけナトの構造を具体的に
列挙することができる。Ar’(式中Yハ0. S、
Co、 SOx 、SO,炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基を示す)などがあげられる。Ar’は少なくとも一
つの炭素6員環を含む4価のカルボニル基が連結した芳
香族基であり、そのうち2個づつがAr’基のベンゼン
環内の隣接する炭素原子に結合している事によって特徴
づけられ、たとえば、 などがあげられる。Rは2価の芳香族及び/又は脂環族
残基であり、具体例としては、 などがあげられる。これらのPAI樹脂はジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、クレゾールなどの極性有機溶媒させることによって
製造することができる。また主要成分としての構造単位
(1)に必要に応じて部分的に共重合結合させることの
できる構造単位(鳳)ポリアミド単位及び/又は■ポリ
イミド単位の導入は、構造単位(1)のFAI樹脂の製
造の際に、で置換して反応させることにより達成される
。
その閉環前駆体としてのアミド酸結合1 れる。ここでArは少なくとも−っの炭素6員環を含む
3価の芳香族基であり、そのうちの2価は2個のカルボ
ニル基がAr基のベンゼン環内の隣接する炭素原子に結
合していることによって特徴づけナトの構造を具体的に
列挙することができる。Ar’(式中Yハ0. S、
Co、 SOx 、SO,炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基を示す)などがあげられる。Ar’は少なくとも一
つの炭素6員環を含む4価のカルボニル基が連結した芳
香族基であり、そのうち2個づつがAr’基のベンゼン
環内の隣接する炭素原子に結合している事によって特徴
づけられ、たとえば、 などがあげられる。Rは2価の芳香族及び/又は脂環族
残基であり、具体例としては、 などがあげられる。これらのPAI樹脂はジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、クレゾールなどの極性有機溶媒させることによって
製造することができる。また主要成分としての構造単位
(1)に必要に応じて部分的に共重合結合させることの
できる構造単位(鳳)ポリアミド単位及び/又は■ポリ
イミド単位の導入は、構造単位(1)のFAI樹脂の製
造の際に、で置換して反応させることにより達成される
。
なかでも典型的なFAI樹脂は米国アモコ社より発売さ
れており の分子構造を有している。これらの製造方法は、スタン
ダードオイル社より出願された英国特許第1.056,
564号、アメリカ特許第3,661,832号などに
詳細に開示されている。
れており の分子構造を有している。これらの製造方法は、スタン
ダードオイル社より出願された英国特許第1.056,
564号、アメリカ特許第3,661,832号などに
詳細に開示されている。
本発明の芳香族熱可塑性重合体の一つとして用いられる
芳香族ポリエーテルイミド樹脂(以下PEI樹脂と略称
する)は一般式 で表わされる繰返し単位を主要単位とし、エーテル結合
とイミド結合の2者を必須の結合単位として構成される
芳香族重合体である。ここでいうAr。
芳香族ポリエーテルイミド樹脂(以下PEI樹脂と略称
する)は一般式 で表わされる繰返し単位を主要単位とし、エーテル結合
とイミド結合の2者を必須の結合単位として構成される
芳香族重合体である。ここでいうAr。
Ar’及びRは上記(1)式及び(1)式で示すものと
同じである。その代表的な例としては、次のような構造
式からなるものがあげられる。
同じである。その代表的な例としては、次のような構造
式からなるものがあげられる。
OO
本発明の芳香族熱可塑性重合体の一つとして用いられる
非晶質芳香族ポリアミド樹脂(以下、PA樹脂と略称す
る)は一般式 %式% で表わされる繰返し単位を主要構成単位とする芳香族重
合体(ここでいうR及びAr′はいずれも(II)式で
定義されたものと同じである)のうち熱可塑性的性質を
有するものである。その代表例として次のような構造式
からなるものが挙げられる。
非晶質芳香族ポリアミド樹脂(以下、PA樹脂と略称す
る)は一般式 %式% で表わされる繰返し単位を主要構成単位とする芳香族重
合体(ここでいうR及びAr′はいずれも(II)式で
定義されたものと同じである)のうち熱可塑性的性質を
有するものである。その代表例として次のような構造式
からなるものが挙げられる。
本発明で耐摩耗性付与剤として用いられるフッ化黒鉛と
は炭素及びフッ素を史学成分とし、かつグラファイトK
M造を内蔵する化合物であり、通常平均粒径o、 i〜
50μ及び摩擦係数0.02〜0.05の特性を有する
微粉末形態をしている。このようなフッ化黒鉛は例えば
、天然黒鉛を直接フッ素化させることにより合成するこ
とができ、その好適な例としては、セントラルガラス(
株)で製造されている(CF)n及び(C2F)nなど
があげられる(その詳細は例えば渡辺、東原著、[色材
J 、56(1)28〜38(1983)に開示されて
いる)。
は炭素及びフッ素を史学成分とし、かつグラファイトK
M造を内蔵する化合物であり、通常平均粒径o、 i〜
50μ及び摩擦係数0.02〜0.05の特性を有する
微粉末形態をしている。このようなフッ化黒鉛は例えば
、天然黒鉛を直接フッ素化させることにより合成するこ
とができ、その好適な例としては、セントラルガラス(
株)で製造されている(CF)n及び(C2F)nなど
があげられる(その詳細は例えば渡辺、東原著、[色材
J 、56(1)28〜38(1983)に開示されて
いる)。
本発明の組成物はアミド基及び/又はイミド基を含有す
る芳香族熱可塑性重合体(以下、耐熱性熱可塑性樹脂と
略称する)50〜99.99(好ましくは60〜999
)重量部とフッ化黒鉛0.01〜50 (好ましくは0
.1〜40)重量部から14成される。フッ化黒鉛重合
体の配合による耐摩耗性改良効果は比較的大きいのでそ
の配合下限値は0.01重量部が設定できる。又フッ化
黒鉛の配合量が50重量部より多くなると、組成物の機
械的強度が著しく低下するため好ましくない。
る芳香族熱可塑性重合体(以下、耐熱性熱可塑性樹脂と
略称する)50〜99.99(好ましくは60〜999
)重量部とフッ化黒鉛0.01〜50 (好ましくは0
.1〜40)重量部から14成される。フッ化黒鉛重合
体の配合による耐摩耗性改良効果は比較的大きいのでそ
の配合下限値は0.01重量部が設定できる。又フッ化
黒鉛の配合量が50重量部より多くなると、組成物の機
械的強度が著しく低下するため好ましくない。
本発明の組成物は通常加熱溶融混合により調製される。
この混合には、通常のゴム又はプラスチックを溶融ブレ
ンドするのに用いられる装置、例えば、熱ロール、バノ
バリーミキサー、ブラベンダー、押出機などを利用する
ことができる。混合操作は、均一な配合物が得られるま
で継続される。
ンドするのに用いられる装置、例えば、熱ロール、バノ
バリーミキサー、ブラベンダー、押出機などを利用する
ことができる。混合操作は、均一な配合物が得られるま
で継続される。
混合温度は230〜400(好ましくは250〜360
)℃が適当である。
)℃が適当である。
又、本発明の組成物は、耐熱性熱可塑性樹脂の溶液重合
原液中にフッ化黒鉛重合体を配合した後、沈殿剤を加え
て樹脂組成物を回収して乾燥するか、又は、耐熱性熱可
塑性樹脂粉末とフッ化黒鉛重合体をトライブレンドし、
次いで加熱プレスで溶融することによっても調製するこ
とができる。
原液中にフッ化黒鉛重合体を配合した後、沈殿剤を加え
て樹脂組成物を回収して乾燥するか、又は、耐熱性熱可
塑性樹脂粉末とフッ化黒鉛重合体をトライブレンドし、
次いで加熱プレスで溶融することによっても調製するこ
とができる。
かくして得られる本発明の組成物は主として射出成形又
は圧縮成形による耐摩擦、摩耗性成形品の製造に適用さ
れる。そして本発明の組成物を溶融成形して得られる成
形品は耐熱性、機械的性質及び摺動特性のバランスが極
めて優れており、ピストンリング、ベアリング、コンプ
レッサーベーン、スラストワッシャー、回転体断熱スリ
ーブ、プリンタ一部品など各種の摺動部品用として有用
である。
は圧縮成形による耐摩擦、摩耗性成形品の製造に適用さ
れる。そして本発明の組成物を溶融成形して得られる成
形品は耐熱性、機械的性質及び摺動特性のバランスが極
めて優れており、ピストンリング、ベアリング、コンプ
レッサーベーン、スラストワッシャー、回転体断熱スリ
ーブ、プリンタ一部品など各種の摺動部品用として有用
である。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳述する。
なお、本実施例に示す%、比及び部の値は特にことわら
ない限りそれぞれ重量%、重量比及び重量部を意味する
。
ない限りそれぞれ重量%、重量比及び重量部を意味する
。
実施例1〜3及び比較例1〜2
で示されるPEI樹脂(ゼネラルエレクトリック社鉛微
粉末(セントフルガラス(株)製)を第1表の組成でト
ライブレンドしたのち、フルフライト型スクリューを備
えた3offφ押出機(処理温度320〜360℃)に
より溶融混練して押出す掃作を行なって均一配合組成物
ペレットを得た。
粉末(セントフルガラス(株)製)を第1表の組成でト
ライブレンドしたのち、フルフライト型スクリューを備
えた3offφ押出機(処理温度320〜360℃)に
より溶融混練して押出す掃作を行なって均一配合組成物
ペレットを得た。
次にこのペレットを射出成形機(バレル温度330〜3
70℃、射出圧力1,000〜1,500に9/cd、
金型温度120℃)にかけて物性試験片を作成し、その
機械的特性及び摺動特性を測定したところ、次の第1表
のような結果が得られた。
70℃、射出圧力1,000〜1,500に9/cd、
金型温度120℃)にかけて物性試験片を作成し、その
機械的特性及び摺動特性を測定したところ、次の第1表
のような結果が得られた。
第1表の結果から明らかなように、フッ化黒鉛を含有せ
しめた実施例1〜3の組成物は実施例1のPEI樹脂単
独の値と比較して、摺動特性の点で優れた改良効果を示
した。
しめた実施例1〜3の組成物は実施例1のPEI樹脂単
独の値と比較して、摺動特性の点で優れた改良効果を示
した。
又実施例1.2.3の順にフッ化黒鉛添加量を増加して
いくと、添加量に応じて、摺動特性は向上するが、アイ
ゾツト衝撃強さ及び曲げ特性が徐々に低下する傾向を示
す。そして比較例2のようにフッ化黒鉛添加量が50%
以上になると、アイゾツト衝撃強さ及び曲げ特性が大巾
に低下してしまい、実用価値のないものになってしまう
。
いくと、添加量に応じて、摺動特性は向上するが、アイ
ゾツト衝撃強さ及び曲げ特性が徐々に低下する傾向を示
す。そして比較例2のようにフッ化黒鉛添加量が50%
以上になると、アイゾツト衝撃強さ及び曲げ特性が大巾
に低下してしまい、実用価値のないものになってしまう
。
第 1 表
比較例3
実施例1と同一のPE’I樹脂90部及びグラファイト
(日本黒鉛社’CP’)10部をトライブレンドしたの
ち、実施例1と同様の方法で溶融押出しして均一配合組
成物ペレットを得た。
(日本黒鉛社’CP’)10部をトライブレンドしたの
ち、実施例1と同様の方法で溶融押出しして均一配合組
成物ペレットを得た。
次にこのペレットを射出成形機にかけて物性試験片を作
成し、その摺動特性と機械的特性を測定したAころ、前
記第1表の結果を得た。
成し、その摺動特性と機械的特性を測定したAころ、前
記第1表の結果を得た。
第1表の結果から明らかなように、この組成物の乾燥ア
ルゴン雰囲気下における摺動特性は実施例2と比較して
大巾に悪く、グラファイトそのものよりも、フッ化黒鉛
の方が耐摩耗性付与効果が大きい。
ルゴン雰囲気下における摺動特性は実施例2と比較して
大巾に悪く、グラファイトそのものよりも、フッ化黒鉛
の方が耐摩耗性付与効果が大きい。
実施例4
で示されるFAI4iJ脂粉末(アモコ社′トーロン4
000T’)及び実施例1と同一のフッ化黒鉛を第2表
の組成でトライブレンドしたのち、圧縮比2.6のスク
リューを備えた40nφ押出様(処理温度290〜36
0℃)に供給し、溶融混練して均一配合ペレットを得た
。
000T’)及び実施例1と同一のフッ化黒鉛を第2表
の組成でトライブレンドしたのち、圧縮比2.6のスク
リューを備えた40nφ押出様(処理温度290〜36
0℃)に供給し、溶融混練して均一配合ペレットを得た
。
次に上記で得た均一配合ペレットをプレス成形(2)度
360℃、圧力120 bi/c4) シたのち切削加
工して物性試験片を作成し、その機械的特性と摺動特性
を測定したところ、第2表のような結果が得られた。
360℃、圧力120 bi/c4) シたのち切削加
工して物性試験片を作成し、その機械的特性と摺動特性
を測定したところ、第2表のような結果が得られた。
第2表の結果から明らかなように、本組成物は特に摺動
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの侵れたもの
であった。
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの侵れたもの
であった。
実施例5
4.4′−2,2−プロピルビス(p−フェニレンオキ
シ)ジアニリンとイソフタル酸ジクロリドとの等モル混
合物から溶液重合により合成した式で示され、相対粘度
L30(溶媒ニジメチルホルムアミド、ポリマ濃度:0
.5%、測定温度=30℃)の特性を有するPA樹脂及
び式+czp:h、で示されるフッ化黒鉛(セントラル
ガラス(株)製)を第2表の組成でトライブレンド後、
実施例1と同一の30寵φ押出機にかけて均一配合ペレ
ットを得た。
シ)ジアニリンとイソフタル酸ジクロリドとの等モル混
合物から溶液重合により合成した式で示され、相対粘度
L30(溶媒ニジメチルホルムアミド、ポリマ濃度:0
.5%、測定温度=30℃)の特性を有するPA樹脂及
び式+czp:h、で示されるフッ化黒鉛(セントラル
ガラス(株)製)を第2表の組成でトライブレンド後、
実施例1と同一の30寵φ押出機にかけて均一配合ペレ
ットを得た。
次に上記均一配合ペレットを射出成形機にかけて物性試
験片を作成し、機械的物性を測定したところ4次の第2
表のような結果が得られた。
験片を作成し、機械的物性を測定したところ4次の第2
表のような結果が得られた。
第2表の結果から明らかなように、本組成物は特に摺動
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
で示され、相対粘度120(溶媒:クロロホルム、ポリ
マ濃度=θ、517dl、測定温度:30℃)の特性を
有する)’E Ii脂及び実施例1と同一のフッ化黒鉛
を第4表の組成でトライブレンド後、20關φのブラベ
ンダーブラストグラフエクストルダ−(処理温度330
〜340℃)により、溶融混練して押出す操作を行なっ
て配合組成物ペレットを得た。
マ濃度=θ、517dl、測定温度:30℃)の特性を
有する)’E Ii脂及び実施例1と同一のフッ化黒鉛
を第4表の組成でトライブレンド後、20關φのブラベ
ンダーブラストグラフエクストルダ−(処理温度330
〜340℃)により、溶融混練して押出す操作を行なっ
て配合組成物ペレットを得た。
次に、このペレットを圧縮成形(温度340℃、成形圧
カニ100#/d)L、て物性試験片を作成し、摺動特
性と機械的物性を測定したところ、第2表のような結果
が得られた。
カニ100#/d)L、て物性試験片を作成し、摺動特
性と機械的物性を測定したところ、第2表のような結果
が得られた。
第2表の結果から明らかなように、本組成物は特に摺動
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
実施例7
酸クロリド法による低温溶液重合で合成した式で示され
る対数粘度0.45(ポリマ濃度二0.5%、溶媒:N
−メチルピロリドン、測定温度:30℃)のPAI樹脂
及び実施例1と同一のフッ化黒鉛を第2表の組成でトラ
イブレンドしたのち、実施例6と同一のエクストルーダ
ーに供給し、溶融混線して均一配合ペレットを得た。
る対数粘度0.45(ポリマ濃度二0.5%、溶媒:N
−メチルピロリドン、測定温度:30℃)のPAI樹脂
及び実施例1と同一のフッ化黒鉛を第2表の組成でトラ
イブレンドしたのち、実施例6と同一のエクストルーダ
ーに供給し、溶融混線して均一配合ペレットを得た。
次に、上記均一配合ペレットを圧縮成形して物性試験片
を作成し、摺動特性と機械的物性を測定したところ、第
2表のような結果が得られた。
を作成し、摺動特性と機械的物性を測定したところ、第
2表のような結果が得られた。
第2表の結果から明らかなように、本組成物は特に摺動
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
特性に優れ、しかも機械的特性のバランスの優れたもの
であった。
第 2 表
Claims (1)
- アミド基及び/又はイミド基を含有する芳香族熱可塑性
重合体50〜99.99重量部に対しフッ化黒鉛o、o
i〜50重量部を配合し加熱溶融してなる高摺動性熱可
塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10094083A JPS59226056A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 高摺動性熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10094083A JPS59226056A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 高摺動性熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59226056A true JPS59226056A (ja) | 1984-12-19 |
Family
ID=14287344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10094083A Pending JPS59226056A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 高摺動性熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59226056A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60228557A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポリアリ−レンポリエ−テルポリイミドフイルム |
WO2021024624A1 (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-11 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 難燃性ポリイミド成形材料及び成形体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48103637A (ja) * | 1971-06-29 | 1973-12-26 | ||
JPS53124154A (en) * | 1977-04-06 | 1978-10-30 | Ishihara Chemical Co Ltd | Lubricant for warm plastic working |
-
1983
- 1983-06-08 JP JP10094083A patent/JPS59226056A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48103637A (ja) * | 1971-06-29 | 1973-12-26 | ||
JPS53124154A (en) * | 1977-04-06 | 1978-10-30 | Ishihara Chemical Co Ltd | Lubricant for warm plastic working |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60228557A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポリアリ−レンポリエ−テルポリイミドフイルム |
WO2021024624A1 (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-11 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 難燃性ポリイミド成形材料及び成形体 |
CN114207042A (zh) * | 2019-08-08 | 2022-03-18 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 阻燃性聚酰亚胺成形材料及成形体 |
CN114207042B (zh) * | 2019-08-08 | 2024-05-10 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 阻燃性聚酰亚胺成形材料及成形体 |
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