JPS5918025Y2 - 埋栓兼用墨出し穴の型枠構造 - Google Patents
埋栓兼用墨出し穴の型枠構造Info
- Publication number
- JPS5918025Y2 JPS5918025Y2 JP4083478U JP4083478U JPS5918025Y2 JP S5918025 Y2 JPS5918025 Y2 JP S5918025Y2 JP 4083478 U JP4083478 U JP 4083478U JP 4083478 U JP4083478 U JP 4083478U JP S5918025 Y2 JPS5918025 Y2 JP S5918025Y2
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- JP
- Japan
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- hole
- marking
- plug
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、中、高層建築物の鉄筋コンクリート造り床
面に、下げ振りおよびトランシット等を用いて、芯出し
する際の柱芯の墨出し穴または材料の搬出人孔を形成す
ると共に、工事終了後の床仕上げ用穴埋栓を同一型枠で
成形する埋栓兼用墨出し穴の型枠構造に関するものであ
る。
面に、下げ振りおよびトランシット等を用いて、芯出し
する際の柱芯の墨出し穴または材料の搬出人孔を形成す
ると共に、工事終了後の床仕上げ用穴埋栓を同一型枠で
成形する埋栓兼用墨出し穴の型枠構造に関するものであ
る。
一般に建築物の鉄筋コンクリート造りにおける床面には
、墨出し穴を所定の位置に形成して、重錘の下げ振りお
よびトランシット等を用いて芯出しを行ない、積み重ね
る階の柱や壁面の基準を出す工法が採られている。
、墨出し穴を所定の位置に形成して、重錘の下げ振りお
よびトランシット等を用いて芯出しを行ない、積み重ね
る階の柱や壁面の基準を出す工法が採られている。
これまで、床面に形成する墨出し穴は第1図に示したよ
うに、ボール紙1などで円筒状の型をつくり、コンクリ
ート型枠2上に設置して床面3のコンクリート打ちを行
なうものであり、乾燥後に上記ボール紙1の型を抜きと
って墨出し穴4を形成していた。
うに、ボール紙1などで円筒状の型をつくり、コンクリ
ート型枠2上に設置して床面3のコンクリート打ちを行
なうものであり、乾燥後に上記ボール紙1の型を抜きと
って墨出し穴4を形成していた。
しかし、この墨出し穴4の使用後、コンクリートを流し
こんで穴埋めし、床面3を平滑に仕上げる際には第2図
に示すように、墨出し穴4の上端周縁部5を円環状に削
り取り、この上端周縁部5に鉄筋の骨材6を組み、さら
に墨出し穴4の底面から底板7を針金8により、床上面
の支持棒9にからげて固定したコンクリートを流し込む
のであって、墨出し穴4の穴埋め込み作業に多くの労力
をやらしていた。
こんで穴埋めし、床面3を平滑に仕上げる際には第2図
に示すように、墨出し穴4の上端周縁部5を円環状に削
り取り、この上端周縁部5に鉄筋の骨材6を組み、さら
に墨出し穴4の底面から底板7を針金8により、床上面
の支持棒9にからげて固定したコンクリートを流し込む
のであって、墨出し穴4の穴埋め込み作業に多くの労力
をやらしていた。
上記墨出し穴4は、床面3上に少なくとも4個以上形成
され、床面積が広い場合には相当数多くなると共に、材
料等の搬出入用に形成される作業穴まで含めると、墨出
し穴の形成、および穴埋め作業の簡素化、経済性および
労力軽減が望まれていた。
され、床面積が広い場合には相当数多くなると共に、材
料等の搬出入用に形成される作業穴まで含めると、墨出
し穴の形成、および穴埋め作業の簡素化、経済性および
労力軽減が望まれていた。
この考案は上述した要望に応えるものであり、簡単な構
造の型枠により、墨出し穴の形成と共に、この墨出し穴
の仕上げ用穴埋栓を同時に形成するようにした埋栓兼用
墨出し穴の型枠構造を提供せんとするものである。
造の型枠により、墨出し穴の形成と共に、この墨出し穴
の仕上げ用穴埋栓を同時に形成するようにした埋栓兼用
墨出し穴の型枠構造を提供せんとするものである。
以下、この考案の実施例を第3図ないし第7図にもとづ
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
第4図は、この考案の型枠10を用いて、床面3に墨出
し穴11を形成すると共に、この墨出し穴11の埋栓1
2を、床面3のコンクリート打ちと同時に成形する場合
を示したものである。
し穴11を形成すると共に、この墨出し穴11の埋栓1
2を、床面3のコンクリート打ちと同時に成形する場合
を示したものである。
上記型枠10の本体13は、鉄板または樹脂板等により
すり鉢形の逆円錐台形に成形され、底部14には本体1
3をコンクリート型枠2へ釘15などで固着する固着穴
16が穿設されている。
すり鉢形の逆円錐台形に成形され、底部14には本体1
3をコンクリート型枠2へ釘15などで固着する固着穴
16が穿設されている。
また上記本体13の開口部上方の外周には補強板17が
溶着されており、型枠10の持ち上げ用握手溝18が形
成されている。
溶着されており、型枠10の持ち上げ用握手溝18が形
成されている。
この握手溝18は二床面3のコンクリート打ち後に引き
抜く際に、図示しなし弓1き抜き棒を挿入して左右に回
動し、コンクリート部との接着を離すのに使用される。
抜く際に、図示しなし弓1き抜き棒を挿入して左右に回
動し、コンクリート部との接着を離すのに使用される。
さらに上記本体13の内部には仕切底板19が挿入され
るものであり、この仕切底板19は本体13の底部14
より所定の間隔を保持する脚19aが適宜固着されてい
る。
るものであり、この仕切底板19は本体13の底部14
より所定の間隔を保持する脚19aが適宜固着されてい
る。
上記仕切底板19の脚19 aの間隔は、床面3の墨出
し穴11に埋栓12を型枠10から取り出して第6図に
示すように嵌めたとき、床面3の底面が一直線になるよ
うに設定されるものであり、型枠10を形成する本体1
3の板厚および本体13のすり鉢形の傾斜角によっても
異なる。
し穴11に埋栓12を型枠10から取り出して第6図に
示すように嵌めたとき、床面3の底面が一直線になるよ
うに設定されるものであり、型枠10を形成する本体1
3の板厚および本体13のすり鉢形の傾斜角によっても
異なる。
なお上記型枠10の形状は、第7図の他の実施例に示し
たように、把手18′を本体13の外側面に固着した型
枠10’に形成しても良く、この考案による型枠10の
実施例と全く同様の機能を有するものである。
たように、把手18′を本体13の外側面に固着した型
枠10’に形成しても良く、この考案による型枠10の
実施例と全く同様の機能を有するものである。
以上のように、この考案によれば、第4図ないし第6図
に示すように、床面3に墨出し穴11を形成する場合は
、コンクリート型枠2上の所定位置に型枠10を釘15
などにより固着し、所定の厚さにコンクリート打ちを行
なって床面3を形成すると共に、上記型枠10内に仕切
底板19を挿入した上に埋栓12を成形するコンクリー
トを流し込む。
に示すように、床面3に墨出し穴11を形成する場合は
、コンクリート型枠2上の所定位置に型枠10を釘15
などにより固着し、所定の厚さにコンクリート打ちを行
なって床面3を形成すると共に、上記型枠10内に仕切
底板19を挿入した上に埋栓12を成形するコンクリー
トを流し込む。
コンクリートの乾燥後は、引き抜き棒を型枠本体13の
握手溝18に差し込んで、捩りながら型枠10を引き抜
く。
握手溝18に差し込んで、捩りながら型枠10を引き抜
く。
こうして形成された墨出し穴11を基準にして、下げ振
りおよびトランシット等を用いて芯出しを行ない、積み
重ねる階の柱や壁面の基準を出す作業を行なう。
りおよびトランシット等を用いて芯出しを行ない、積み
重ねる階の柱や壁面の基準を出す作業を行なう。
芯出し作業後は、前記型枠10内の埋栓12を取り出し
、墨出し穴11に挿入し、その上から仕上げコンクリー
ト20により床面3と均一な平面に仕上げればよい。
、墨出し穴11に挿入し、その上から仕上げコンクリー
ト20により床面3と均一な平面に仕上げればよい。
このようにすれば、墨出し穴の塑成と、この墨出し穴の
埋栓が、床面のコンクリート打ちと同時に成形できるの
で、常に一組として用意されており、従来の工法に比較
して、墨出し穴の形成、および穴埋め作業が著しく簡素
化できるうえ、作業性が良い。
埋栓が、床面のコンクリート打ちと同時に成形できるの
で、常に一組として用意されており、従来の工法に比較
して、墨出し穴の形成、および穴埋め作業が著しく簡素
化できるうえ、作業性が良い。
また労力が軽減できるなど経済的であり、実用上の効果
を奏する。
を奏する。
第1図は従来例の実施態様を示す縦断面図、第2図は同
上穴埋め作業を示す縦断面図、第3図イはこの考案の一
実施例を示す斜視図、第3図口はこの考案の実施例を組
立てた状態の縦断面図、第4図はこの考案の実施態様を
示す縦断面図、第5図は第4図の型枠を引き抜いた状態
を示す縦断面図、第6図は第5図の穴埋めした状態を示
す縦断面図、第7図はこの考案の他の実施例を示す斜視
図である。
上穴埋め作業を示す縦断面図、第3図イはこの考案の一
実施例を示す斜視図、第3図口はこの考案の実施例を組
立てた状態の縦断面図、第4図はこの考案の実施態様を
示す縦断面図、第5図は第4図の型枠を引き抜いた状態
を示す縦断面図、第6図は第5図の穴埋めした状態を示
す縦断面図、第7図はこの考案の他の実施例を示す斜視
図である。
Claims (1)
- 鉄筋コンクリート造り床面に、下げ振りおよびトランシ
ット等を用いて芯出しする際の柱芯の墨出し穴または材
料の搬出人孔を形成するものにおいて、すり鉢形の逆円
錐形の型枠本体の底部に固着穴を形成すると共に上記本
体の開口部上方に型枠の持ち上げ用握手溝を形成し、上
記型枠本体内部には、底部より所定の間隔を保持する脚
を固着した仕切底板を着脱自在に挿入し、上記型枠の外
形にて形成された穴に型枠本体内に成形された埋栓を嵌
め込むように構成したことを特徴とする埋栓兼用墨出し
穴の型枠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083478U JPS5918025Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 埋栓兼用墨出し穴の型枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083478U JPS5918025Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 埋栓兼用墨出し穴の型枠構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54144821U JPS54144821U (ja) | 1979-10-08 |
JPS5918025Y2 true JPS5918025Y2 (ja) | 1984-05-25 |
Family
ID=28910290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4083478U Expired JPS5918025Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 埋栓兼用墨出し穴の型枠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918025Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP4083478U patent/JPS5918025Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54144821U (ja) | 1979-10-08 |
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