JPS5913068Y2 - 精密成形装置 - Google Patents
精密成形装置Info
- Publication number
- JPS5913068Y2 JPS5913068Y2 JP10509379U JP10509379U JPS5913068Y2 JP S5913068 Y2 JPS5913068 Y2 JP S5913068Y2 JP 10509379 U JP10509379 U JP 10509379U JP 10509379 U JP10509379 U JP 10509379U JP S5913068 Y2 JPS5913068 Y2 JP S5913068Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cylindrical body
- molding
- plate
- lead frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば同時に多数のインサート製品ないしは
アウトサート製品を精密成形するのに適する精密成形装
置に関する。
アウトサート製品を精密成形するのに適する精密成形装
置に関する。
第1図イはICのパッケージングに用いられるノードフ
レームFであり、このリードフレームの中央G)支持部
1にIC素子を取付けた後、破線2で囲まれた部分を樹
脂でモールドし支持部1上の素子を被覆することにより
、IC素子の樹脂封止が行われる。
レームFであり、このリードフレームの中央G)支持部
1にIC素子を取付けた後、破線2で囲まれた部分を樹
脂でモールドし支持部1上の素子を被覆することにより
、IC素子の樹脂封止が行われる。
この成形作業は、0図のように成形機に多数の上型A・
・・と下型B・・・とを取付けて、一度に多数のモール
ドを行い、成形後リードフレームFの連続部が鎖線L−
L’およびR−R′上で切断分離される。
・・と下型B・・・とを取付けて、一度に多数のモール
ドを行い、成形後リードフレームFの連続部が鎖線L−
L’およびR−R′上で切断分離される。
このように成形後、リードフレームFが樹脂部3から外
へ突出する形のインサート成形や、逆に金属板等の一部
に樹脂を成形するアウトサート成形は、上型Aと下型8
間に、リードフレームF等の金属部を挾んだ形で、キャ
ビティ部に樹脂を充填することになる。
へ突出する形のインサート成形や、逆に金属板等の一部
に樹脂を成形するアウトサート成形は、上型Aと下型8
間に、リードフレームF等の金属部を挾んだ形で、キャ
ビティ部に樹脂を充填することになる。
そのため、上型や下型とリードフレームとの密着度がよ
くないと、隙間から樹脂が流れ出して、4で示されるよ
うなパリないしはフラッシュが発生してしまう。
くないと、隙間から樹脂が流れ出して、4で示されるよ
うなパリないしはフラッシュが発生してしまう。
パリが発生すると、後でパリ取り等の面倒な作業が増え
るので、従来から金型を高精度仕上げしたり、あるいは
リードフレームFが押潰される程強力に加圧して、隙間
を無くす等の工夫がなされて来たが、前者の金型の精密
仕上げには限度があり、また後者のリードフレームを押
潰す方法では、リードフレームを傷つけたり、リードフ
レームの板厚を変化させたりすることになるので、物に
よっては適用不可能であり、また材料も軟い金属に限定
されてくる。
るので、従来から金型を高精度仕上げしたり、あるいは
リードフレームFが押潰される程強力に加圧して、隙間
を無くす等の工夫がなされて来たが、前者の金型の精密
仕上げには限度があり、また後者のリードフレームを押
潰す方法では、リードフレームを傷つけたり、リードフ
レームの板厚を変化させたりすることになるので、物に
よっては適用不可能であり、また材料も軟い金属に限定
されてくる。
本考案は、従来のこのような問題を有効に解決すること
を目的とするものであり、そのために本考案は、各上型
および下型の少なくとも一方を、中空の筒状体で支持し
、上型と下型間にリードフレームを挟着したとき、筒状
体が軸方向に圧縮されることにより、リードフレームや
型面の寸法バラツキが吸収されるような構成を採ってい
る。
を目的とするものであり、そのために本考案は、各上型
および下型の少なくとも一方を、中空の筒状体で支持し
、上型と下型間にリードフレームを挟着したとき、筒状
体が軸方向に圧縮されることにより、リードフレームや
型面の寸法バラツキが吸収されるような構成を採ってい
る。
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案装置の縦断面図、第3図は第2図の要部
拡大図である。
拡大図である。
図において、5は下型のベースであり、下型Bを成形機
の定盤6に取付ける取付は板7、スペーサブロック8お
よび受は板9から戒っている。
の定盤6に取付ける取付は板7、スペーサブロック8お
よび受は板9から戒っている。
上型A側も同様に、取付け板7′、スペーサブロック8
′および受は板9′から成るベース5′を備えていて、
該ベース5′は取付は板7′で成形機のフレーム6′に
取付けられている。
′および受は板9′から成るベース5′を備えていて、
該ベース5′は取付は板7′で成形機のフレーム6′に
取付けられている。
そして、上型Aは、従来と同様に受は板9′にポル1〜
10で固定されているのに対し、下型Bは、中空の筒状
体11にボルト12で取付けられている。
10で固定されているのに対し、下型Bは、中空の筒状
体11にボルト12で取付けられている。
そして該筒状体11が、ポルI・13で取付は板7に固
定されている。
定されている。
筒状体11どしては、スウェーデン鋼と呼ばれるバネ鋼
等バネ性に富んだ材料が好ましい。
等バネ性に富んだ材料が好ましい。
このように、下型Bを剛体の受は板9に取付けないで、
筒状体の支柱11に取付けることにより、第2図のよう
に上下の型A、 Bを成形特と同じ条件で型締めすると
、筒状体11が軸方向の弾性で寸法Gだけ圧縮され、加
圧力を解除すると元の寸法に戻るので、下型Bは、寸法
Gだけ筒状体の軸方向に浮動できることになる。
筒状体の支柱11に取付けることにより、第2図のよう
に上下の型A、 Bを成形特と同じ条件で型締めすると
、筒状体11が軸方向の弾性で寸法Gだけ圧縮され、加
圧力を解除すると元の寸法に戻るので、下型Bは、寸法
Gだけ筒状体の軸方向に浮動できることになる。
従って、筒状体の圧縮時に、下型Bが受は板9に当たっ
て浮動性を阻害されないように、筒状体11は、少なく
とも寸法Gだけ受は板9から突出させ、受は板9から下
型Bを浮上がらせた構造になっている。
て浮動性を阻害されないように、筒状体11は、少なく
とも寸法Gだけ受は板9から突出させ、受は板9から下
型Bを浮上がらせた構造になっている。
中実の棒状体に軸方向の力を加えると、座屈を起こそう
とするが、筒状体の場合は、第4図鎖線で示すように軸
心に対して対称形に外側へ膨らむので、座屈を起こすこ
とは無く、下型の支持に支障を来たすこと無しに弾力を
得ることができる。
とするが、筒状体の場合は、第4図鎖線で示すように軸
心に対して対称形に外側へ膨らむので、座屈を起こすこ
とは無く、下型の支持に支障を来たすこと無しに弾力を
得ることができる。
第1図のような品物の成形にあたっては、第3図のよう
にリードフレームFを上下の型A、 B間に挾んで、
キャビティ部14.14’に樹脂を注入し成形するが、
その際、上下の型A、 B間に充分な型締力を加えると
、各筒状体11・・・が独立して軸方向へ圧縮される。
にリードフレームFを上下の型A、 B間に挾んで、
キャビティ部14.14’に樹脂を注入し成形するが、
その際、上下の型A、 B間に充分な型締力を加えると
、各筒状体11・・・が独立して軸方向へ圧縮される。
そのとき、リードフレームFの板厚の厚い部分の筒状体
の短縮量は大きく、板厚の薄い部分の筒状体の短縮量は
小さくなるため、J−ドフレームの板厚のバラツキが吸
収され、上下の型面とリードフレームFの面とがぴった
り密着される。
の短縮量は大きく、板厚の薄い部分の筒状体の短縮量は
小さくなるため、J−ドフレームの板厚のバラツキが吸
収され、上下の型面とリードフレームFの面とがぴった
り密着される。
同様にして型面の平面度不良も吸収される。
従って、従来のように型面とリードフレーム面との密着
不良により、隙間から樹脂が流出してパリを発生する恐
れがない。
不良により、隙間から樹脂が流出してパリを発生する恐
れがない。
従来の、受は板9に直接下型Bを搭載する構造では、受
は板9の反り等の変形によっても、成形精度不良を来た
したが、本考案の場合は、下型が受は板9から独立して
いるので、そのような恐れも無い。
は板9の反り等の変形によっても、成形精度不良を来た
したが、本考案の場合は、下型が受は板9から独立して
いるので、そのような恐れも無い。
しかも、平面度のバラツキ等は、筒状体の弾力による型
面の浮動で吸収されるため、従来のリードフレームを押
潰す方法と違ってリードフレームを傷めることが無く、
リードフレームの材料等による制約を受けることも無い
ので、非常に広い範囲にわたって適用できる。
面の浮動で吸収されるため、従来のリードフレームを押
潰す方法と違ってリードフレームを傷めることが無く、
リードフレームの材料等による制約を受けることも無い
ので、非常に広い範囲にわたって適用できる。
ICパッケージの成形を例示説明したが、金属板の一部
に樹脂成形するアウトサーI−成形においても、各板面
のバラツキを吸収でき、またインサー)・成形やアウト
サート成形以外の、キャビティ部から金属板等が突出す
ることの無い品物の成形にあたって、上下の型面同士の
密着度不良を防止するのにも有効である。
に樹脂成形するアウトサーI−成形においても、各板面
のバラツキを吸収でき、またインサー)・成形やアウト
サート成形以外の、キャビティ部から金属板等が突出す
ることの無い品物の成形にあたって、上下の型面同士の
密着度不良を防止するのにも有効である。
筒状体11・・・の本数は、同一型で成形される品物の
数等に応じて任意に設計でき、また第2図のように各下
型B・・・を独立させて別の筒状支柱に取付けることに
より、平面度バラツキ等をより有効に吸収できる。
数等に応じて任意に設計でき、また第2図のように各下
型B・・・を独立させて別の筒状支柱に取付けることに
より、平面度バラツキ等をより有効に吸収できる。
また筒状体は、上型側にも採用できることは勿論である
。
。
なお成形後は、上下金型が開く際に、下型側の主エジェ
クトピン15の上昇によって、主エジェクトピン16、
サブニジエフI・板17およびサブエジェクトピン18
・・・が押上げられて、下型のキャビティ部から品物を
突出し同様にして、上型側の主エジェクト板15′でサ
ブエジェクトピン18′が下降され、上型キャビティ部
から成形品が突出される。
クトピン15の上昇によって、主エジェクトピン16、
サブニジエフI・板17およびサブエジェクトピン18
・・・が押上げられて、下型のキャビティ部から品物を
突出し同様にして、上型側の主エジェクト板15′でサ
ブエジェクトピン18′が下降され、上型キャビティ部
から成形品が突出される。
19はパイロットピンである。
以上のように本考案によれば、上型Aまたは下型B等の
型部材を、筒状体に取付けて、筒状体の軸方向弾性によ
り、型締め状態における被成形材料や型面の平面度バラ
ツキを吸収する構成に或っているので、被成形材料を傷
めたりすることなしに確実にパリ等の発生を防止できる
。
型部材を、筒状体に取付けて、筒状体の軸方向弾性によ
り、型締め状態における被成形材料や型面の平面度バラ
ツキを吸収する構成に或っているので、被成形材料を傷
めたりすることなしに確実にパリ等の発生を防止できる
。
従って、型部材やインサートされる金属材料の面精度も
それほど高くしなくて済む。
それほど高くしなくて済む。
しかも、構造は簡単で、コスト高となる恐れが無く、筒
状体は皿バネ等より荷重計算が楽で、設計も容易である
。
状体は皿バネ等より荷重計算が楽で、設計も容易である
。
第1図はICパッケージの樹脂成形法を示す図、第2図
は本考案による精密成形装置の実施例を示す縦断面図、
第3図は第2図の要部拡大図、第4図は筒状体の伸縮動
作を示す図である。 図において、Aは上型、Bは下型、7は取付は板、9は
受は板、11は筒状体である。
は本考案による精密成形装置の実施例を示す縦断面図、
第3図は第2図の要部拡大図、第4図は筒状体の伸縮動
作を示す図である。 図において、Aは上型、Bは下型、7は取付は板、9は
受は板、11は筒状体である。
Claims (1)
- 上型と下型を付き合わせてアクチュエータで型締めを行
い、間に形成されたキャビティに樹脂等を充填して成形
を行う装置において、少なくとも片方の型を複数の金属
製の中空の筒状棒を介して金型取付は部材に、上型と下
型との締め付は力が各筒状棒の軸方向に作用するように
取り付け、かつこのように複数の筒状棒を介して取り付
けた型を、共通の金型取付は部材に複数組配設してなる
精密成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10509379U JPS5913068Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | 精密成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10509379U JPS5913068Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | 精密成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5621515U JPS5621515U (ja) | 1981-02-25 |
JPS5913068Y2 true JPS5913068Y2 (ja) | 1984-04-19 |
Family
ID=29337759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10509379U Expired JPS5913068Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | 精密成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913068Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2677757B2 (ja) * | 1993-12-22 | 1997-11-17 | 戸田建設株式会社 | 浄化槽におけるばっ気設備 |
-
1979
- 1979-07-30 JP JP10509379U patent/JPS5913068Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5621515U (ja) | 1981-02-25 |
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