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JPS58895A - L−トリプトフアンの製造方法 - Google Patents

L−トリプトフアンの製造方法

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Publication number
JPS58895A
JPS58895A JP9830281A JP9830281A JPS58895A JP S58895 A JPS58895 A JP S58895A JP 9830281 A JP9830281 A JP 9830281A JP 9830281 A JP9830281 A JP 9830281A JP S58895 A JPS58895 A JP S58895A
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JP
Japan
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solution
reaction
liquid
tryptophan
crystals
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JP9830281A
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JPH0365954B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Momotari
百足 嘉魏
Seiya Iguchi
征也 井口
Takeshi Noguchi
武 野口
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP9830281A priority Critical patent/JPS58895A/ja
Publication of JPS58895A publication Critical patent/JPS58895A/ja
Publication of JPH0365954B2 publication Critical patent/JPH0365954B2/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酵素又は微生物を用いてL −) IJブト7
アンを製造する際に生成する反応および精製に係る阻害
物質を有効に除去する改良されたL−トリプトファンの
製造方法に関する。
L−)リプトファンは、必須アミノ酸の1種として、医
薬品、栄養強化剤、催眠導入剤および飼料への添加剤な
どの広い用途に有用である。従来T、−)リプトファン
を得る方法としては化学合成法、発酵法および酵素法な
どの多くの方法が提示されてい・るが、化学合成法によ
る場合は生成物がラセミ体である為光学分割が必要であ
り、L−)リプトファンを直接生成する発酵法および酵
素法が注目されている。
本発明者らは、インドールおよびセリンを原料としてト
リプトファンシンセターゼ、トリプトファナーゼおよび
これらを酵素源としての生産菌を用いた酵素法によるt
反応を検討していた処、反応液又は粗結晶r液の反応系
への反復使用によってL−)リプトファンの蓄積濃度が
著しく低下するという現象を確認し、反応の経過に伴な
い反応を阻害する物質が副生ずると考えざるを得ないこ
とを認めた。而して反応阻害物質のこのような副生は、
L−ト!Jブトファンの反応溶液における高濃度蓄積及
び原料の有効利用の上で大きな障害となる為、この不純
物の除去方法について鋭意検討を行った。当初、種々の
単一処理による該不純物の除去方法について試行したが
有効な手段は見出せず、種々の処理を組合わせる方法を
検討していた処、驚くべき事に単一処理では殆んど効果
の認められなかった処理の組合わせである本発明の方法
により、粗結晶f液を反復使用しても当初の反応と殆ん
ど変らないL−)リプトファンの蓄積濃度を再現し、相
剰的な不純物の除去効果を確認して本発明の端緒を得、
更に検討を進めた結果、本発明提示の方法で除去される
不純物は、微生物や酵素を用いた場合に固有な現象であ
り、微生物からの分泌物、失活した酵素、副反応生成物
、暗褐色色素(フミン質等を含めた着色物質)、および
微生物並びに酵素に由来するコロイド性蛋白質、脂て形
成されているものとの判断に至り、当初反応の系に限ら
ず、他の酵素法あるいは発酵法にも幅広く応用出来る処
理法である事が判明した。
一方、一般的にアミノ酸の結晶は不純物の存在により晶
出の際に成長阻害を受は易い事が知られているが、本発
明者らは、前記反応により得た粗結晶の精製についても
検討を行った処、該反応で副生ずる不純物は、目的物で
あるL−トリプトファンの晶出時に同時に析出又は結晶
に吸着付1着するなど目的物に随伴し易い挙動を示し、
結晶の成長性だけでなく、結晶の形状不良、着色、除去
しにくい悪臭の付着等の現象を伴ない、このような性状
の結晶は再結晶などの通常の方法では容易に精製効果が
得られない事を確認した。
本発明者らは、本発明の方法による反応系に於ける不純
物の相剰的除去効果に注目し、前記反応により得られる
L−)リプトファンの回収および精製に係る工程液につ
いても本発明の方法を実施シタ処、前記L−)リプ、・
トファンと類似しり挙動を示す不純物が反応液の場合と
同様に除去され、分離取得される結晶の成長性、形状、
着色度および付着悪臭は大幅に改良され、そのま〜でも
飼料添加剤程度の用途に合致する品質のものが得られ更
に再結晶などの通常の方法で容易に高度精製品を得る事
が出来る事が確認された。
また、本発明の方法を実施しない場合、結晶をr液の反
復使用は分離結晶の品質低下を招くが、本発明の方法を
実施した後に得られる粗結晶(−次)P液は、粗結晶の
溶解工程に戻し反復使用しても分離結晶の品質低下は殆
んど認められず、回。
収および精製工程での品質維持、回収率などの面でも非
常な有効処理方法である事が確認され、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は(1)発酵法または酵素法によりL−ト
リプトファンを製造するに際し、反応液または回収およ
び精製に係る工程液に対し、非イオン交換性の多孔質性
樹脂による接液処理および限外f過膜によるf過処理す
る事を特徴とするL−)リプトファンの製造方法であり
、この方法を実施する事により、酵素又は微生物を用い
てL−)IJブトファンを得る場合の反応時に生ずる不
純物によってもたらされる、反応液又は粗結晶r液の反
復使用時に於ける反応阻害物質およびL−) IJブト
ファン結晶の分離取得時に於ける結晶性、品質に係る阻
害物質を除去することが可能であり、本発明の属する技
術分野における幅広い有用性を有するものである。
本発明で称するL−)リプトファンを製造するための発
酵法には、糖質およびアンモニアを出発物質とする直接
発酵法とアントラニル酸又はインドールまでを化学合成
し、これと糖質およびアンモニアを出発物質とする間接
発酵法とがある。
本発明で称する酵素法には、インドールおよびセリン又
はインドールおよびピルビン酸、アンモニアを出発物質
とし、トリプトファンシンセターゼ又はトリプトファナ
ーゼなどの酵素の働らきでL−)リプトファンを得る方
法があり、この際使用する酵素は精製品に限らず粗製品
、酵素源としての微生物、培養液、培養r液などの状態
でも使用され、要するに1鼠とする反応を進行させ得る
ものであればよい。
本発明で・称するL−)IJブトファンの反応液とは、
前記発酵法による発酵液、前記酵素法による合成反応液
を意味し、具体的には、 (イ)反応終了後L −トIJブトファンが溶解度以下
の濃度にある液まf3まその除菌液、 (ロ)反応終了後L−1!Jブトファンを溶解度以上に
含有し、析出するL〜トリプトファンの結晶を水で希釈
又は酸あるいはアルカリを加えて溶解した液またはその
除菌液、 などの状態にあるものを示し、本発明で称するL−トリ
プトファンの回収および精製に係る工程液とは、具体的
には前記反応液の反応終了時およびpH調整又は濃縮な
どの操作により析出したL−トリブトファンのスラリー
から結晶分離をした際の、 (ハ)粗結晶j1液またはその除菌液、に)和結晶に溶
解度以下になるように水を加え、または酸あるいはアル
カリを加えてpHを変動させる事により溶解した液また
はその除菌液、など或はこれらの状態から誘導された状
態にあるものを示す。
本発明で称する非イオン交換性の多孔質性樹脂とは、ジ
ビニルベンゼンを架橋剤としたポリスチレン又はポリア
クリルエステルを樹脂母体とし、巨大網状構造を持った
均一な孔径を有する多孔性樹脂で、極めて大きな比表面
を有するものであり市販のものとしてはアンバーライ)
XAD−2,4,7,8%(商品名:ローム、アンド、
ハウス社)、ダイヤイオ7HP−10,20,、30,
40,50等(商品名:三菱化成社)、レバチットoc
1o31(商品名:バイエル社)などがある。
本発明で称する限外沢過膜とは、種々のポリマーを特殊
な製膜法を用いて製造し、分子量分画の機能を持たせた
もので、ポリマーとしては、セルロース系、ポリアミド
系、ポリイミド系、ポリベンツイミダゾール系、ポリア
クリロニトリル系、ポリスルホン系、テフロン系などが
代表的であり分画分子量としては500〜200.00
0の範囲で種々の分画機能のものがあり、限外f過膜と
しての形状としては平膜、中空繊維、スパイラル型、管
状ノ有すなどのものが市#!され、例えば旭化成社HH
1110、I−■/リーズ(商品名、以下省略)、バイ
オエンジニャリング社Gシリーズ、ダイセル社DUY。
1)IJC/リーズ、東洋1紙社UH%UK、 UPシ
リーズ、湯浅電池社EDシリーズ、米・アミコン社UM
、PM、XMシリーズ、米・トルーオリパー社10FO
R−AP、 BP、 XP、 GP、 FPシリーズ、
米・ミリポア社P S A Opzjlf# c6rb
シリーズ、米・レイバク社RopAK−tJFシリーズ
、西独・ヘキスト社IJFOA1UFPA、デンマーク
・DDS社FS、GELシリーズ、等があげられる。
本発明の方法を実施する場合の処理順序には特に限定は
ないが、限外1過膜への不純物汚染による機能変化、処
理効果の維持性(ライフ)を重点的に配慮すれば、非イ
オン交換性の多孔質性樹脂+” k =’、接液処理を
先に実施する方が好ましく・。
また、本発明の方法を実施する前の液に於いても、通常
既知の遠心沈降、f過などの方法で微生物や沈澱物を除
去しておいた方が操作上からは好ましい。
尚、本発明の非イオン交換性の多孔質性樹脂による接液
処理に類似した例として、従来り一トリプトファンなど
の芳香族アミノ酸の吸着性を利用して、脂肪族アミノ酸
や無機塩類との分離を行ったり、または5−ヒドロキシ
−L−トリプトファンなどのL−トリプトファン誘導体
とL−トリプトファンとの吸着性の差を利用して分離−
する等の方法が知られているが、これらの例はL−)’
)ブトファンを非イオン交換性の多孔質性樹脂に一度吸
着させてから、回収すべき種々の溶出剤を用いて溶出回
収を行うものであり、本発明に於ける処理ではL−)リ
プトファンを吸着させる事による分離は必要でなく、対
象液はだだカラム通液又は攪拌しながらの接液を行う丈
でよい。
本発明の非イオン交換性の多孔質性樹脂による接液処理
を実施する際の液温は、該樹脂の耐熱性許容範囲から選
択されるが、通常は5〜60°0の範囲であり、またそ
の際のPHは強酸性から強塩基まで広範囲に亘って実施
可能で特に制限はなく、対象液中のI、−トリプトファ
ンを溶解させうる条件及び本発明の組み合わせた処理で
用いる後述の限外瀝過膜の材質等による指定の条件範囲
とから選択して同じ条件にしておいた方が操作上からは
好ましく・と言える。
また、本発明の非イオン交換性の多孔質性樹脂による処
理を行う際の該樹脂の使用形態としては対象液中に懸濁
攪拌しても、カラムに充填通液してもよいが、後者の方
が効率、操作の上から好ましい。力くムに充填通液する
際の通液速度は、通常5V=1〜10で好ましくは3〜
7の範囲であり該樹脂量に対する処理液量比は通常1〜
100、好ましくは5〜50の範囲である。
また、本発明の処理を行った後の非イオン交換性の多孔
質性樹脂は、希酸、希アルカリ及びアセトン、メタノー
ル、エタノール、イノプロピルアルコール、ブタノール
などの有機溶剤またはアセトン/水−50150などの
ごとき水混合物などを接液させる事で容易に再生され、
反復使用可能となり、経済的にも工業上十分実施可能で
ある。
本発明の限外f過膜によるf過処理を実施する際の液条
件、特にPH条件は、該r過膜を構成する樹脂により指
定の範囲があり、その範囲で実施すればよく、その際の
温度は通常5〜80°C1好ましくは10〜40°C程
度で指定査れている。
また限外r過膜によるf過処理を実施する際の処理条件
も膜の形態、物理的強度などにより指定されており、そ
の範囲で実施すればよい。このr過処理の終点に至る濃
縮度は、対象とする液中に含有する除去すべき成分の量
によって決まり、例えば使用する限外沢過膜に対して指
定されている圧力上限を超えなければ実質的f過処理が
不能になった時点を処理終了点と見做すことが可能であ
り、更にL−)リプトファンの回収率を上げる為には上
記f過処理による濃縮液を再希釈した後、再r過処理す
る事により可能である。
本発明の方法である二つの処理を組み合わせて行う事に
より前記反応液の場合には、 l)次回反応時への効率的反復使用が可能となり、2)
濃縮またはPH調整により高品質の結晶が動可能となり
容易に高度精製品へ導く事が出来、前記粗結晶f1液の
場合には、 3)次回反応時への効率的反復使用が可能となり、前記
粗結晶溶解液の場合には、 4)濃縮またはPH調整により高品質の結晶が入手可能
となり容易に高度精製品へ導く事が出来、さらに 5)(−次)精結晶f液は次回粗結晶溶解液として次回
(−次)精結晶の実質品質低下をきたす事なく反復使用
出来、容易に高度精製品へ導く事が出来る、 などの処理効果を得る事が出来る。
尚、前記2)、4)、5)で得られる(−次)精結晶は
、水又は有機溶媒あるいは水/有機溶媒を用いた再結晶
を行うだけで十分な高度精製品とする事が出来る。。
以下0 ) J、 i、’lj例により本発明を具体的
に説明する。
が、これらは何ら本発明を限定するものではない。
尚、以下の実施例に使用した微生物の培養は、下記の培
地を用いて304?の培養器でPH=7.0、温度35
°0で行ない、培養終了後、遠心沈降器を用いて集菌し
、−25°Cの冷凍庫内に凍結保存し、使用直前に室温
下に解凍して使用した。
(培地の重量%濃度組成) 肉エキス1チ、ペプトン05%、酵母エキス01係、K
H2PO40,2% また、以下の実施例に於けるL−トリプトファンの分析
は、高速流体クロマトグラフィーによって行った。
対照例1 L−セリン21%、硫安25チ、ピリドキサルー5′−
リン酸(以下PLPと略記) O,’01 %、NQ2
SO30゜1係及び前記解凍したトリプトファンシンセ
タの培養菌体05チ(乾燥菌体基準)を入れ、KOH水
溶液でPH= 8.5に調整した仕込液31を攪拌L しながら35°CでPH\8,5に保ち、インドールを
分割添加しながら反応を行った処、L−トリ18フフフ
本1.テ30.2 fl/’(lの蓄積濃度で反応の進
行が停止してしまった。この反応液を冷蔵庫で一晩冷却
後、遠心沈降により沈澱物および菌体を除去し、得られ
た上澄液から2.5eを採って次のような操作を行った
。尚、上澄液中のL−)リブトファン濃度は159/l
であった。
■、−化リン濃度を21チとなるよう調整し、p+、p
o、1g、N/2280319を加え、前記B * c
tylLMT−10232を05%(乾燥器) トナ;
6 ヨ5 K加えて、前記と同様な方法で反応を行った
処、L−トリプトファンとして25.79/lの蓄積濃
度で反応が停止(−2でしまった。次に前記と同様な操
作で得られた上澄液21について行った次回の反応は更
に蓄積濃度が低(、L −) IJブトファンとして1
q、 69/ lで停止してしまった。
対照例2 前記対照例1で行った3回の反復反応により得られた沈
澱物および菌体の全湿時重量は約436gで、この中の
L−4リプトフアンの濃度は22%(96g)であった
このうち200gを500mA’の水に懸濁し、6N−
N墨OHでPHを10.5に調整してL−トリプトファ
ンを溶解した後、全液量を750 mlにし、遠心沈降
により除菌した。この際、沈澱した菌を100m1の水
で洗浄した。除菌液及び洗浄成約810m1を約700
m1に濃縮した後、酢酸でPH6,0に調整して結晶を
析出させ、攪拌下水水浴で5°Cまで冷却した。6時間
攪拌を続行した後、静置した処、結晶は非常に細か((
顕微鏡写真にて観察した処、径は5〜25μで5〜10
μ・の範囲めものが多い。)、浮上する結晶と沈澱する
結晶が認められた。スラリーのま瓦今度は80°0で1
時間加温した後、放置徐冷して結晶の成長を試みた。結
果は、顕微鏡写真で二次凝集は認められたものの個々の
結晶の粒径は余り変らない上に、容器の底には球状の析
出物にL−1Jブトフアンの結晶が付着した・沈澱物が
認められ、沢過、水洗により得られた結晶は   。
湿時約55g(含水率50.5%)で黄褐色に着色し、
若モのインドール臭及び微生物由来の悪臭を伴なうもの
であった。
この結晶を湿時のま〜s o o mlの水/メタノー
ル−=so15o(容量比)混合液中に懸濁し、6゜0
Cで加温溶解した処、浮遊物が認められたので1紙(東
洋1紙社NO2)により熱時r過した。f液を攪拌ト室
温まで徐冷した後、氷水で5°Cまで冷却し、結晶粒径
を前記と同様に観察した処、平均約50μ程度に成長し
ていたが、r過、水/メタノール洗浄した後の結晶は湿
時約27g(含液率約40チ)で、黄褐色の着色がなお
認められた。
この結晶を暗所で風乾した後、乾燥器内55°Cで乾燥
する過程での乾燥器の臭気を調べた処、インドール臭は
消えていだが、微生物由来の臭気はなお認められた。
実施例1 前記対照例1と同様な組成および操作を最初の仕込液量
107?スケールで行った処、反復反応の終了時に於け
るL −トIJブトファンの蓄積濃度は1 回U 31
.0 g/l、2回目25.3g/116回目20、1
171であった。
6回目の反応終了後、遠心沈降により沈澱物および菌体
を除いて得た上澄液中のL−)’Jブトファン濃度は1
2.4g/lで、重量は約5.71であった。この液を
用いて以下の比較実験を行った。
比較実験1(無処理): 前記上澄液を11採り、液中のL−セリン濃度を2.1
%になるよう調整した後、PLPo、05g、N(22
SO30,s 9及びB @vtyl= M T  1
0232の培養菌体を05%(乾燥菌体基準)となるよ
うに入れKOH水溶液でPH8,5に再調整した。
比較実験2(接液処理): 前記上澄液を1.51採り、150m1の非イオン交換
性の多孔質樹脂であるレバチッ)001031のカラム
に5V=4で通液する。この際、初期のカラム充填液と
して200m1を除いた。この処理液から14を採り、
比較実験1と同様に組成の調整を行った。尚、この際液
中のL−トリプトファン濃度が’11.Bg/lとなっ
ていたので、o61のL−トリプトファンも加えた。
比較実験5(限外j4過処理): 前記」二澄液を151採り、デンマークDDs社限外1
過膜FSI!5OPP(分画分子量30.000)を小
型加圧l′過器で使用しe過を行ない、窒素ガスによる
加圧が13 kg /crRGに到達するまでに1.3
1のr過液を得た。このp過液から14を採り、比較実
験1と同様に組成の調整を行った。
比較実験4(ブランク): ■、−セリフ 21 、ji’、 PLP O,19,
Na2SO31fl及びIジ−トリプトファン124g
を水900m1に入れ、KollでPHを85にしだ後
更に水を加えて1eとし、これにE −c、cd−L 
MT−10232の培養菌体を05%(乾燥菌体基準)
となるように入れ再度KO1(でPHを8.5に調整し
た。
本発明の例: 前記上澄液の残り1.711を前記比較例2と同様に1
50m1のレバチッ) 001031カラムに通液し初
期充填液分及びカラム残液を除いて約1.51とし、次
いで比較実験6と同様にFS60PP膜によるf過を行
ない、約1.31の画処理をした液を得た。この処理液
11を採り比較例1と同様に組成の調整を行った。尚、
この際比較実験2と同様にL−)リプトファ/を0.8
 g加えた。
以上5例の反応は、前記対照例1の1回目の反応と同様
、攪拌ド35°CでPHを85に保ちながらインドール
を分割添加しながら行った。結果を下記表1に示した。
表1 実施例2 前記実施例1で行った3回の反復反応で、遠心沈降によ
り得た沈澱物及び菌体を用いて以下の実験を行った。
尚、該沈降物中のL −)リブトファンの濃度(ま23
1チであった。
比較実験5: 沈降物200g(L−)リプトファン46.2.9)を
水6(30mlに懸濁し、6N−NQOH水溶液でPH
を10.5に調整溶解した後、全液量を750 mlと
し遠心沈降により除菌し、沈降した菌を再度1oom7
!の水に苛濁区遠心沈降を行ない、除菌液及び洗浄液を
合わせ゛C約750m1に減圧で濃縮した。この液を酢
酸でP H6,0に調整し、結晶を析出させ攪拌下水水
浴で5°Cまで冷却した。
比較実験6: 比較実験5と同様にして除菌及び洗浄の合液を得た後、
ダイヤイオンIP−10のsomlのカラムを5V=5
で通液し、カラム洗浄液を合わせ約14の液を減圧で濃
縮し約75C]mlとし、以下は比較実験5と同様に処
理した。
比較実験7: 比較実験5と同様に(2て除菌及び洗浄の合液を得た後
、デンマークDDS社GIM11 PF(分画分子量2
z、ooo)膜を用いて小型加圧U過器で窒素カス圧s
 ka /ctl oで汐1過を行なった。
この際濃縮測的501nlに到達した処で希釈本釣20
0mA’を追加した。全透過液量約11を減圧で濃縮し
、約750m1とした後は比較例5と同様に処理した。
本発明の例: 比較実験5と同様にして除菌及び洗浄の合液を得た後、
ダイヤイオンHP−1050mlのカラムを5v−5で
通液し、カラム洗浄液を合わせ約11の液をデンマーク
DDS社0R61PP膜でf過を行ない、比較例7と同
様濃縮側の希釈による回収液を合わせ約124の液を減
圧で濃縮し約750m1とした。
以下は比較実験5と同様に処理を行った。
以上の実験に関する結果を下記表2にまとめた。
尚、評価の方法は前記対照例2に記載の方法と同様にし
て行った。
また、前記実施例2に於ける本発明の例の結晶を除いた
f液を次回精製のための溶解用液に用いろ循環使用を更
に6回(計4回)行なった。この際ダイヤイオンHP−
10のカラムはメタノール25ロ前記4回目の精製によ
る結晶も「飼料及び飼料添加物の規格等に関する省令」
(昭和54年農林水産省令第47号)にすべて合格して
いた。
まだ、前記表2本発明の例の水/メタノール再結晶品は
、策士改正日本薬局方による規格に合格していた。
実施例3 ピルビン酸ナトリウム6チ、酢酸アンモニウム3係、P
LPo.0i係、Nα2S0301%を含有し、PHを
KOH水溶液で85に調整した31の液にトリプトファ
ナーゼ生産菌であるE・6σI−L ( A, T。
c,O  N027325 )の培養菌体を0.5%(
乾燥菌体基準)となるように入れ、攪拌下35°CでP
H=8.5に保ちながらインドールを分割添加し反応を
行った。30時間後、■、−トリプトファン濃度が約2
 0 g/(l付近で反応の進行が停止してしまったの
で、K CI H水溶液でPII=9.5とした後、遠
・(−・沈降により除菌及び菌体洗浄を行ない約354
の液とV〜、次のような操作を行なった。
1)レバチットoa1o31(前出)300mlOカラ
ム通液 2 ) F S 6 0 P I) (前出)による限
外1過3)減土濃縮(約11まで) 4)酢酸をこよる等電一点晶析(PH=6.0)以上の
ようにして得た結晶は、水/イソプロパツール= 5 
075 0 (容欧比)で1回の再結晶を行うことで、
策士改正日本薬局方規格に合格した。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発酵法または酵素法によりL−トリプトファンを
    製造するに際し、反応液または回収および精製に係る工
    程液に対して非イオン交換性の多孔質性樹脂による接液
    処理および限外r過膜によるr過処理する事を特徴とす
    るL−)リプトファンの製造方法。
  2. (2)反応液から粗結晶を分離した後のr液に対して非
    イオン交換性の多孔質性樹脂による接液処理および限外
    f過膜によるf過処理を行ない、次いで処理液を反応に
    反復使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 (ロ)反応液から得た粗結晶を溶解した液に対して、非
    イオン交換性の多孔質性樹脂による接液処理および限外
    f過膜によるr過処理を行ない、次いで結晶を析出分離
    して得たf液を粗結晶の溶解に反復使用する特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
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