JPS586483Y2 - 油水分離槽の万過ユニット - Google Patents
油水分離槽の万過ユニットInfo
- Publication number
- JPS586483Y2 JPS586483Y2 JP1979013908U JP1390879U JPS586483Y2 JP S586483 Y2 JPS586483 Y2 JP S586483Y2 JP 1979013908 U JP1979013908 U JP 1979013908U JP 1390879 U JP1390879 U JP 1390879U JP S586483 Y2 JPS586483 Y2 JP S586483Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- hollow body
- water separation
- separation tank
- path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油水分離槽のろ過ユニットに関するものである
。
。
工場や給油所等においては排水に油を含んでいる場合が
多いので、環境汚染を防止するために、このような排水
から油を分離除去するための油水分離槽を設けている。
多いので、環境汚染を防止するために、このような排水
から油を分離除去するための油水分離槽を設けている。
排水の浄化基準は年々厳しくなっているので、古くから
設置されている油水分離槽ではこの浄化基準に達しない
ものが多い。
設置されている油水分離槽ではこの浄化基準に達しない
ものが多い。
しかし既設の油水分離槽を高能力の新しい槽と、取換え
るのは多くの費用や時間を必要とする。
るのは多くの費用や時間を必要とする。
本考案はこの点にかんがみ既設の油水分離槽に着脱が容
易で安価なろ過(フィルター)ユニットヲ提案したもの
で、槽内を複数の互いに連通ずる室に区分し、上流室に
排水流入路を設け、下流室に流出路を設けた油水分離槽
の前記流出路の流入口に離脱可能に接続された側方開口
を有する中空体と、この中空体の下端開口に離脱可能に
装着されたろ過部材とからなり、前記中空体に、前記下
端開口より上方に延長する堰板と前記中空体の頂壁から
延長する垂下壁とによって前記ろ過部材を通らずに前記
中空体内へ流入するバイパス路を形成するとともに、前
記堰板の上端を前記下流室内の通常の液面よりも上方に
、また前記垂下壁の下端を前記堰板上端よりも下方にそ
れぞれ配置構成したことを特徴とする。
易で安価なろ過(フィルター)ユニットヲ提案したもの
で、槽内を複数の互いに連通ずる室に区分し、上流室に
排水流入路を設け、下流室に流出路を設けた油水分離槽
の前記流出路の流入口に離脱可能に接続された側方開口
を有する中空体と、この中空体の下端開口に離脱可能に
装着されたろ過部材とからなり、前記中空体に、前記下
端開口より上方に延長する堰板と前記中空体の頂壁から
延長する垂下壁とによって前記ろ過部材を通らずに前記
中空体内へ流入するバイパス路を形成するとともに、前
記堰板の上端を前記下流室内の通常の液面よりも上方に
、また前記垂下壁の下端を前記堰板上端よりも下方にそ
れぞれ配置構成したことを特徴とする。
以下図示実施例を詳細に説明する。
1は例えばコンクリートで作られた槽で地中に埋設され
、上流室2、中間室3、下流室4の3室からなる。
、上流室2、中間室3、下流室4の3室からなる。
5は室2と3の間の隔壁、6は室3と4の間の隔壁、7
は上流室3への排水流入路、8は下流室からの流出路で
ある。
は上流室3への排水流入路、8は下流室からの流出路で
ある。
流入路7から上流室2へ流入した油、ごみ、砂などを含
んだ排水中の比較的大きな粒子のごみ、砂などは沈殿し
て底に溜り、また比較的大きな油の粒子は表面に浮上す
る。
んだ排水中の比較的大きな粒子のごみ、砂などは沈殿し
て底に溜り、また比較的大きな油の粒子は表面に浮上す
る。
上流室2内の液は隔壁5をオーバーフローして中間室3
へ流入する。
へ流入する。
図示例ではこの中間室3内には油吸着材からなる複数の
プレート9が流れの方向に所定の間隔をおいて交互に上
下にずらして着脱自在に配設されている。
プレート9が流れの方向に所定の間隔をおいて交互に上
下にずらして着脱自在に配設されている。
従って、上流室2から流入した油水は最初の吸着プレー
ト9の下をくぐり、次の吸着プレートの上を通り、第3
の吸着プレートの下をくぐりというように上下に蛇行し
て流れていく間に砂、ごみ、油などの微小粒子はプレー
ト9に吸着捕捉され、次いで排水は隔壁6の下をくぐり
下流室4に入る。
ト9の下をくぐり、次の吸着プレートの上を通り、第3
の吸着プレートの下をくぐりというように上下に蛇行し
て流れていく間に砂、ごみ、油などの微小粒子はプレー
ト9に吸着捕捉され、次いで排水は隔壁6の下をくぐり
下流室4に入る。
この考案によれば、下流室4において流出路8の入口に
吸着材からなるろ過部材10を着脱自在に取付けるとと
もに、下流室4内の液面が所定レベルを越えたときにそ
の液がろ過部材10を通過しないで流出路8内に流入す
るためのバイパス路11を設ける。
吸着材からなるろ過部材10を着脱自在に取付けるとと
もに、下流室4内の液面が所定レベルを越えたときにそ
の液がろ過部材10を通過しないで流出路8内に流入す
るためのバイパス路11を設ける。
すなわち、13は下流室4内において流出路8の入口に
離脱可能に取付けた中空体で、この中空体の側方開口1
3Hに固定したソケット13bが流出路8の入口に離脱
可能に摺動嵌合される。
離脱可能に取付けた中空体で、この中空体の側方開口1
3Hに固定したソケット13bが流出路8の入口に離脱
可能に摺動嵌合される。
中空体13の下端の開口13Cには取付フランジ14に
よってろ過部材10が離脱可能に装着される。
よってろ過部材10が離脱可能に装着される。
バイパス路11は中空体13の下端開口13 Cより上
方に延長する壁ないし堰板11′と中空体13の頂壁1
3dから延長する垂下壁13 eとによって規定されて
いる。
方に延長する壁ないし堰板11′と中空体13の頂壁1
3dから延長する垂下壁13 eとによって規定されて
いる。
中空体13を流入口8の入口に設置したとき、堰板11
′の上端が下流室内の通常の液面りよりも上方に、また
垂下壁13 eの下端が堰板11′の上端よりも下方に
、それぞれ位置されるように構成する。
′の上端が下流室内の通常の液面りよりも上方に、また
垂下壁13 eの下端が堰板11′の上端よりも下方に
、それぞれ位置されるように構成する。
下流室4内の排水はろ過部材10を通過するとき、なお
残留している油、ごみ、砂の微粒子が吸着され、浄化さ
れた水は流出路8から下水溝などへ排出される。
残留している油、ごみ、砂の微粒子が吸着され、浄化さ
れた水は流出路8から下水溝などへ排出される。
ろ過部材10が目詰りしてくると下流室4内の液面が上
昇し、バイパス路の壁11′をオーバーフローして流出
路8に流れ込む。
昇し、バイパス路の壁11′をオーバーフローして流出
路8に流れ込む。
このような状態になるとろ過部材10を清掃しまたは新
しいものと取換える。
しいものと取換える。
この場合ろ過部材10とバイパス路11を含むユニット
12を流出路8の末端から取り外すようにしてもよいし
、またろ過部材10のみをユニット12から取り外すよ
うにしてもよい。
12を流出路8の末端から取り外すようにしてもよいし
、またろ過部材10のみをユニット12から取り外すよ
うにしてもよい。
なお、バイパス路11の堰板11′をオーバーフローす
る液はろ過部材10を通らないから残留している油等が
除かれないけれども、この状態はろ過部材10を清掃な
いし取換えるまでの比較的短期間であるし、また油等は
下流室4内の上昇した液面L′に浮上しこの液面L′は
垂下壁13eの下端(バイパス路11の人口)よりも高
い位置にあるから、浮上した油等を含む液面近くの液は
バイパス路11を通って流出路8へ排出されることはな
い。
る液はろ過部材10を通らないから残留している油等が
除かれないけれども、この状態はろ過部材10を清掃な
いし取換えるまでの比較的短期間であるし、また油等は
下流室4内の上昇した液面L′に浮上しこの液面L′は
垂下壁13eの下端(バイパス路11の人口)よりも高
い位置にあるから、浮上した油等を含む液面近くの液は
バイパス路11を通って流出路8へ排出されることはな
い。
以上本案の一実施例を説明したが本案は種々変形実施例
が考えられる。
が考えられる。
例えば、ろ過部材10の形状、大きさは自由であり、流
出路8への着脱手段も任意である。
出路8への着脱手段も任意である。
バイパス路11も下流室4内の液面が予め定めたレベル
を越えたとき液がろ過部材10をバイパスして流出路8
に流入するように構成されればその位置や形状は自由に
設計可能である。
を越えたとき液がろ過部材10をバイパスして流出路8
に流入するように構成されればその位置や形状は自由に
設計可能である。
以上のように本考案によれば、ろ過部材がユニット化さ
れて油水分離槽の流出路に取付けられるようになってい
るので、既設の油水分離槽の流出路にも簡単容易に着脱
することができ既設の油水分離槽の排液の浄化能力を大
幅に向上させることができ、しかも、ろ過部材が目づま
りを起しても排液はろ過ユニットのバイパス路から流出
することができるので油水分離槽の上部から排液があふ
れ出ることもなく、またこの場合ろ過部材を通らない排
出液も液面の下方からバイパス路に流入するから液面に
浮上滞留している油等が排出されることはない。
れて油水分離槽の流出路に取付けられるようになってい
るので、既設の油水分離槽の流出路にも簡単容易に着脱
することができ既設の油水分離槽の排液の浄化能力を大
幅に向上させることができ、しかも、ろ過部材が目づま
りを起しても排液はろ過ユニットのバイパス路から流出
することができるので油水分離槽の上部から排液があふ
れ出ることもなく、またこの場合ろ過部材を通らない排
出液も液面の下方からバイパス路に流入するから液面に
浮上滞留している油等が排出されることはない。
第1図は本案一実施例の概略構成を示す縦断面図、第2
図は要部の拡大縦断面図である。 1・・・・・・槽、2・・・・・・上流室、3・・・・
・・中間室、4・・・・・・下流室、5,6・・・・・
・隔壁、7・・・・・・流入路、8・・・・・・流出路
、9・・・・・・吸着プレート、10・・・・・・ろ過
部材、11・・・・・・バイパス路。
図は要部の拡大縦断面図である。 1・・・・・・槽、2・・・・・・上流室、3・・・・
・・中間室、4・・・・・・下流室、5,6・・・・・
・隔壁、7・・・・・・流入路、8・・・・・・流出路
、9・・・・・・吸着プレート、10・・・・・・ろ過
部材、11・・・・・・バイパス路。
Claims (1)
- 槽内を複数の互いに連通ずる室に区分し、上流室に排水
流入路を、また下流室に流出路をそれぞれ連設した油水
分離槽の前記流出路の流入口に離脱可能に接続された側
方開口を有する中空体と、この中空体の下端開口に離脱
可能に装着されたろ過部材とからなり、前記中空体に、
前記下端開口より上方に延長する堰板と前記中空体の頂
壁から延長する垂下壁とによって前記ろ過部材を通らず
に前記中空体内へ流入するバイパス路を形成するととも
に、前記堰板の上端を前記下流室内の通常の液面よりも
上方に、また前記垂下壁の下端を前記堰板上端よりも下
方にそれぞれ配置構成したことを特徴とする油水分離槽
のろ過ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979013908U JPS586483Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 油水分離槽の万過ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979013908U JPS586483Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 油水分離槽の万過ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55115306U JPS55115306U (ja) | 1980-08-14 |
JPS586483Y2 true JPS586483Y2 (ja) | 1983-02-04 |
Family
ID=28832849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979013908U Expired JPS586483Y2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 油水分離槽の万過ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586483Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50125361A (ja) * | 1974-03-20 | 1975-10-02 | ||
JPS5281073A (en) * | 1975-12-29 | 1977-07-07 | Tokico Ltd | Oillwater separation apparatus |
-
1979
- 1979-02-06 JP JP1979013908U patent/JPS586483Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50125361A (ja) * | 1974-03-20 | 1975-10-02 | ||
JPS5281073A (en) * | 1975-12-29 | 1977-07-07 | Tokico Ltd | Oillwater separation apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55115306U (ja) | 1980-08-14 |
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