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JPS5849291B2 - 液相反応装置 - Google Patents

液相反応装置

Info

Publication number
JPS5849291B2
JPS5849291B2 JP9210380A JP9210380A JPS5849291B2 JP S5849291 B2 JPS5849291 B2 JP S5849291B2 JP 9210380 A JP9210380 A JP 9210380A JP 9210380 A JP9210380 A JP 9210380A JP S5849291 B2 JPS5849291 B2 JP S5849291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
reaction tank
catalyst
settler
reaction
Prior art date
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Expired
Application number
JP9210380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5719033A (en
Inventor
直毅 根岸
栄次 大島
孝章 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOGYO KAIHATSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KOGYO KAIHATSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOGYO KAIHATSU KENKYUSHO KK filed Critical KOGYO KAIHATSU KENKYUSHO KK
Priority to JP9210380A priority Critical patent/JPS5849291B2/ja
Publication of JPS5719033A publication Critical patent/JPS5719033A/ja
Publication of JPS5849291B2 publication Critical patent/JPS5849291B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、液状成分に触媒の存在下でガス状成分を液
相で反応させるための液相反応装置に関するものである
水性あるいは油性液体の酸化、重油の水素添加、あるい
はスラリー状石炭の液化などを行うためには、液体に酸
素あるいは水素のようなガス状成分を触媒の存在下で反
応させることが必要である。
このような形態の反応を遂行するために従来から一般に
使用されている反応装置の1つに、粒状または粉状の触
媒を反応槽内にスラリー状で収容し、この反応槽の底部
からガス状成分を吸込んで接触反応させる構造のものが
ある。
この場合、液状成分中に吹込まれたガス状成分は、主と
して気泡の形態で存在しており、反応槽内は激しく攪拌
されているために、製品を取出すときには、スラリーの
一部を抜きとり、自然沈降によって触媒を分離したのち
、上澄液を製品として取得し、触媒を反応槽に戻すとい
う方法がとられている。
この発明の目的は、液状成分にガス状成分を触媒の存在
下で効率よく接触させ、比較的温和な条件下で所期の反
応を効果的に行わせつつ、同時に触媒を自動的に分離し
て製品のみを取得できる、固定化酸素を用いた工業反応
用などにも最適な液相反応装置を提供することである。
この発明の原理を第1図で説明する。
図中の符号1は反応槽、2はせき、3は気液接触装置、
5はバブラー、6はセトラーをそれぞれ示す。
バブラー5では、ガスが吹込まれ、スラリー液(流入口
5aを高くすれば上澄液とすることもできる)にガスが
溶けると同時に、液に湧昇力が与えられる。
これによって液は上昇し、連通W5bを通ってセトラー
6に入り、ここで気体が分離されたのち、反応槽1の下
部に運ばれる。
反応槽1内では、液に溶けたガス状成分と液状成分と触
媒とで所望の反応が行われ、液体は反応槽1内を上昇し
たのち、流入口 5aからバブラー5に戻って再びガス
状成分の補給が行われる。
この循環はバブラー5内の湧昇力のみで行われるため、
他の動力を要せず、ませ循環速度を上げるには、ガスの
吹込み速度を大きくすればよい。
以上のように液は、流入口5a、バブラー5、セトラー
6、反応槽1と激しく循環するが、ガス体を多量に発生
しない反応であれば、反応槽1内では、バブラー5での
次込みガスは液に同伴されないので、気泡の存在は少な
い。
一方、反応槽1上部の面積を、原料流入量または製品取
出量の上昇線速度が触媒粒子の沈降速度以下になるよう
に定めておけば、流入口5a以下ではいかに大きい線速
度であっても、反応槽1の上部は上澄液となり、原料の
流入量に見合う量の製品がせき2を溢流して取得されろ
なお第1図では、原料はバブラー5の下部から導入され
ている。
第2図および第3図に示すこの発明の他の実施例による
液相反応装置において符号1は、実質的に密閉された反
応槽を示す。
この反応槽1には、一定流量で供給される液状成分およ
び触媒が一定量だけ収容され、新たな液状成分の供給量
に応じて、上澄液がせき2をオーバーフローして外部に
排出されるようになって℃・る。
また反応槽1内に、液状成分にガス状成分を接触させる
ための気液接触装置3が収容されている。
この気液接触装置3は、反応槽1内の液面に沿って延び
るように、そして一部が液面下に位置するように配置さ
れたダクト4を有し、このダクト4に、一つのバブラー
5と一対のセトラー6とを1組とする2組のガス溶解機
構が設けられて℃・る。
図面には2組のガス溶解機構を有するものを示したが、
一つのダクト4に任意の数のガス溶解機構を設けること
ができ、また反応槽1の容積などに応じて、複数のダク
ト4を設けることもできる。
さらにダクト4には、液面下に位置する部分において多
数の取入口41が形成され、この取入口41を介して液
体がダクト4内に流入する。
なお符号7はダクト4を所定の位置に保持するためのビ
ームを示す。
第4図に詳細に示すように、ダクト4の内部は隔壁42
によって上下の室43.44に分離され、上記の取入口
41は下方の室44を外部に連通さセテいる。
バブラー5は、ダクト4を上下方向に貫通するほぼ垂直
に配置された円筒状の外筒51と、その内部に同心的に
挿入された円筒52およびガス供給管53とを備えてい
る。
外筒51は、内筒52との間に、隔壁42と同じ高さの
板54で閉じられた環状の室55を形成し、この室55
の上端部は、外筒51に形成されれ流入口56を介して
、ダクト4の下方の室44に連通している。
そしてこの室55は、内筒52の下端部に形成された連
通口57を介して内筒52の内部にも連通している。
また内筒52の上端は、ダクト4の上方の室43内に開
口している。
これによって取入口41から、室44、流入口56、室
55、連通口57および内筒52を通って上方の室43
に連なる流通路が形成される。
さらに内筒52の底部には、ガス供給管53に連なる散
気管58が配置されている。
この散気管58は、供給源からガス供給管53を介して
供給された、触媒の存在下で反応槽1内の液状成分と所
定の反応を行わせるガス、たとえば酸素ガスを、内筒5
2内に存在する液体中に細かい気泡の形態で次込むため
のものである。
一方、セトラー6は、上端部に円錐部61を有するパイ
プ状のもので、円錐部61で隔壁42に形成された開口
45を介して上方の室43に連通しているとともに、下
端に設けられた水平に延びる指向管62を介して槽本体
1の底部に連通している。
このように構成されたガス供給装置3において、槽本体
1内の液体の一部は、取入口41を通ってダクト4の下
方の室44内に取入れられたのち、流入口56から室5
5に入り、ついで連通口57から内筒52に入る。
散気管58から吹込まれたガス状成分は、この内筒52
内に収容されている液体中に小気泡の形態で分散され、
その中に効果的に吸収されると同時に、この液体に湧昇
力を与える。
この湧昇力によって、液体は内筒52内を上昇し、その
上端をオーバーフローして、ダクト4の上方の室43を
流入する。
ついでこの液体は、隔壁42上をダクト4の長さ方向に
流れ、開口45からセトラー6内に流入する。
そしてこの間に、液体に含まれている気泡の分離が行わ
れ、ついで液体が指向管62から反応槽1に戻される。
すなわち反応槽1内の液体は、取入口41から入り、上
記の流通路を通ったのちに指向管62から反応槽1内に
戻る間に、散気管58から吹込まれたガス状成分を吸収
する。
したがって多量のガス状成分を吸収した液状成分が反応
槽1内に戻されたとき、この反応槽1の底部に滞留して
いる触媒と接触し、反応槽1内を液面に向けてゆるやか
に上昇する過程で所定の反応が行われる。
ここで重要なことは、セトラー6から指向管62を経て
反応槽1に戻される液体が実質的に気泡を含有していな
いということである。
口たがって反応槽1内では、液体のゆるやかな上昇は起
るが、この液体を激しく移動させるような攪拌は起らな
い。
このため反応槽1内においては、触媒は全液状成分中に
均一に分散するのではなく、液状成分の底部にのみ懸濁
もしくはこれに近い状態で存在し、上層部には実質的に
触媒を含有しない上澄液、すなわち反応生成液が分離し
、この反応生成液だけがせき2を経て外部に取出される
ガス供給装置3は、第2図から第4図に示したものに限
らず、反応槽1内の液体の一部を取出してこれにガス状
成分を吹込んだのち気泡を分離し、このガス状成分を多
量に吸収した液体を反応槽1内に戻す機能を有するもの
であれば、どのような形態のものでも使用できる。
たとえば第5図に示すガス供給装置3は、はぼ鉛直に配
置された1本のパイプ状のセトラー111と、2本のバ
ブラー112とを有している。
各バブラー112は、両端が閉じたパイプ状をなし、連
通管113を介してセトラー111と連通しているとと
もに、その下端部から複数本(この例では4本)の吸込
管114が放射方向に斜め上方に延びている。
また液状成分を導入するための流入管115の先端がバ
ブラー112の下端部に接続されている。
さらに各バブラー112内の下端部には、その頂壁を貫
通して下方に延びるパイプ、116の先端に取付けた散
気管117が配置されている。
この散気管117は、バブラー112内の液体中に、パ
イプ116を通して供給されたガス状成分を吹込むため
のもので、液体中に吹込まれたガスは、気泡となって上
昇する間に、この液体に効果的に吸収され、同時にこの
液体にバブラー112内を上昇するような湧昇力を与え
る。
前述のようにバブラー112の内部は連通管113を介
してセトラー111の内部に連通している。
また反応槽1内の液面は、せき2によって一定の高さに
保持され、そして連通管113の内底面の高さはこの液
面とほぼ一致するように設定されている。
したがってバブラー112内の液体は、気泡の湧昇力の
作用を受けて連通管113の内底面よりも高い位置まで
上昇し、この頓着によって連通管113を通ってセトラ
ー111内に流入する。
ついでこの液体は、セトラー111内を徐々に下降して
、その下端の開口から反応槽1内に入り、この間に、液
体中に混在している気泡は液体から分離し、セトラー1
11内の頂部に集まる。
セトラー111で液体から分離されたガスは、パイプ1
20,121を経て外部に取出され、必要であれば再使
用される。
また反応槽1の底部に触媒の一部が沈積してしまうのを
防止する目的で、棒状の攪拌体118を有する攪拌機1
19を設けることが望ましい場合もある。
しかしこの場合にも、反応槽1内の液体が上層に上澄液
を分離させるように、攪拌体118の回転速度を低く設
定する必要がある。
以上に説明したようにこの発明によれば、液状成分に対
するガス状成分の供給は、反応槽から液状成分の一部を
取出してこれにガス状成分を吸収させることによって行
われ、このガス状成分を吸収した液状成分が反応槽内で
触媒と接触することによって所定の反応を行う。
したがって反応槽1内で触媒が激しく攪拌されることは
なく、反応生成物だけを上澄液として外部に取出すこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明するための縦断面図、第
2図はこの発明の一実施例による液相反応装置の一部切
欠平面図、第3図は第2図のA −A線における断面図
、第4図は第2図および第3図の例に用いられたガス供
給装置の一部切欠側面図、第5図は他の実施例による液
相反応装置の一部切欠側面図である。 1・・・・・・反応槽、2・・・・・・せき、3・・・
・・・ガス供給装置、4・・・・・・ダクト、41・・
・・・・取入口、42・・・・・・隔壁、5・・・・・
・バブラー、58・・・・・・散気管、6・・・・・・
セトラー、111・・・・・・セトラー、112・・・
・・・バブラー、113・・・・・・連通管、114・
・・・・・吸込管、115・・・・・・流入管、117
・・−・・・散気管、118・・・・・・攪拌体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 触媒が下層に浮遊した状態で液状成分を収容する反
    応槽と、この反応槽内の液体の一部を取出してこれにガ
    ス状成分を吹込むためのバブラーと、このバブラー内で
    上記ガス状成分を吸収した液体から気泡を分離したのち
    、この液体を上記触媒の浮遊状態を乱すことなく上記反
    応槽に戻すだめのセトラーと、上記反応槽の上層に分離
    した上澄液を反応生成物として上記反応槽から取出すた
    めに上記反応槽に設けたせきとを備えた液相反応装置。
JP9210380A 1980-07-04 1980-07-04 液相反応装置 Expired JPS5849291B2 (ja)

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JP9210380A JPS5849291B2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 液相反応装置

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JPS5719033A (en) 1982-02-01

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