JPS5838640A - 薄板の連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発ＦＩＡＦｉ、薄板の連続鋳造装置に関し、造塊ヤ粗
圧延等の工ｓ１）経ることなく、溶湯から直接金属薄板
を連続鋳造する装置について提案するものである。

金属の薄板Ｙｒ、Ｉｌ！造する一般的な方法は、溶融金
属から鋳塊ｔたは鋳片を製造し、これを熱間および冷間
圧延して所定の厚さの薄板とするのが通常の製造方法で
ある０たとえば薄鋼板の製造を例にとって観明すると、
その厚さ０．５〜−２１１１１１１＆のものｆ得るとき
には、まず溶鋼から連続鋳造装置で厚さ７１０〜３００
１１１５度の鋳片を製造し、この鋳片を熱間圧延および
冷間圧延をすることによって製造している０この方法の
場合、造塊によって鋼塊を鋳造し、分塊圧延で鋳片を得
る方法と比較すると、均熱炉中分塊圧延を必要としない
ため、省力化と省エネルギーに優れている。

しかし、前述の例でいう連続鋳造で製造された鋳片は、
その表面濡厭が２０σ℃轡廖に低下したり。

あるいは常温近くまで冷却される場合も多いので、熱間
圧延を行なうに際し、圧延可能温度まで均熱あるいは加
熱するｆｔ必要とする欠点がある。さらに、連続鋳造で
得られた鋳片は、前述のような厚さを有するので、所望
の厚さの薄鋼板を製造するためには数回の粗圧延を必要
とし、それだけ圧延装置の設儂資も高額な４のとなる。

従って、溶鋼から厚さ数Ｉ程度の薄鋼板を前述のような
諸工程を経ることなく溶湯から覆接製造できれば、所期
の厚さまで圧下するに要する粗圧延工程や大型の加熱炉
も必要としないために、工程が著しく簡略化され設備費
や加工費を低減することができるｏｉた、溶鋼から直接
数關厚の薄鋼板を製造すれば、＃同組織が微細なものと
なり、成分偏析も極めて少ないために、例えば＃同組織
の不均一に起因子るような表面欠陥もなく、優れた性状
の薄鋼板が得られる。

従来このような見地に基づいて、溶鋼から直接薄鋼１！
Ｉｔ−製造する種々の試みがなされているが、未だ工業
的頬模には達していないのが現状であるＯその理由の一
つには、厚さ敢闘、幅数百から千数百鴎といった薄鋼ｆ
を安定して製造するには、その幅に対応した溶鋼全安定
して連続的に供給することが重要となる０ところが、厚
みが小さく幅の広い薄鋼板の製造に際し、その要請に応
えるために例見はスリット型のノズルを用いると、厚さ
が敷部という薄いものであるために、溶湯がこのノズル
部で凝固して＃ｉＩＤを生じ易く、また侵食が激しく長
時間の連続使用に耐えられないなどの致命的な欠陥があ
った◎ この発明は、前述のような従来のスリット型ノズルなど
を用いる薄鋼板の直接製造技術の欠点を有利に吏服でき
る製造装置の提供を主たる目的とするもので、それにあ
わせ薄板の引き抜きに際し特に破断ヤパルジングあるい
はブレイクアウト等を起すおそれのない円滑な連続鋳造
をするのに好適な装置を提供することを目的とする０以
下にその構成の詳細を薄鋼板〜連続鋳造の好適実施例に
基づき説明する。

図面の第７図は本発明装量の概略を示すもので、図示の
／、Ｊけ一定の距離にわたって鋳造金属？保持するため
の間隙を維持して循墳する一対の対向転置したエンドレ
スベルト状の循環体を示す０それらの循環体１．−２の
両１ｌＩＩｋＫは先細り状の固定９１１１板３′ｆｔ配
雪し、前記循環体／、−とあわせて鋳造空間全形成させ
る０ 前記鋳造９間のうち溶湯溜夛に当る上部の溶融金属保持
領域４ｔａは板厚面に肖る断面形状が、略三角形の先＃
Ｉり形状をなし、その最も細まる最小断面積の部分に一
対の厚み調整ロール！、！Ｉが配置しである０該厚み調
整ロール！、！′の間隔は製品板厚に略等しくしである
０ 一方、前記溶融金属保持領域４ｔａ下につづく部分は凝
固金属板冷却領域４１ｂであり、ここで循環体／、コ内
面に沿って生成し成長した凝固殻ｇが、急冷され薄鋼板
りとなって、循環体／、コの移動にあわせて順次に抽出
されていくのであるＯ上記循環体／、−の溶融金属保持
領域ダ１、凝固金属板冷却領域４ｔｂｙｃ尚る背面には
それぞれ水冷式の冷却盤？、ツが設営され、循環体／、
−２を冷却している０図示の７０は注入ノズルである０
以上説明した装置の場合、溶融金属保持領域４ｔ＆に当
る固定側板３が逆三角形になる鋳造空間をもつので、従
来問題となっていたスリット型ノズルを使用するものの
欠点が解消される０ただ、このような鋳造装置にあって
、生成した薄鋼板りが切断されたりバルジングを起した
りすることなく円滑に連続鋳造するには、固定側板から
の凝固殻成長が、前記厚み調整ロール！、！′設置の最
小間隙部の直前ないしはその直後の位置で開始すること
が望ましい０例えば、その凝固開始の位置が前記最小間
隙部よりもはるかに前ならば厚み調整ロール！、！′へ
の負荷が増大し、安定した連続鋳造が困ＩＩになる０ 上述した意味において、円滑な連続鋳造を端面形状に優
れたｆｎＩ板の製造に併せて達成するには、凝固開始位
ｔｔｐ節することがＩ！であり、そのためには鋼板端面
を規制する固定側板３の構造を究明することが必要であ
ることが判った。

そこで１本発明装置では第３図に示すように、鋳造９開
の全面ｆＭ火物／／を鉄製支持枠／コ内に堆付は友固定
側板３′ｆｔ用いて薄鋼板の連続鋳造をしたところ、薄
鋼板の厚さがＪ龍程度ならば比較的良好な端間形状を有
するものが得られたが、薄鋼板の厚さがｊ　ｙ、ｍを越
えると、端面形状が不揃いとなり、その劣化の９度は鋳
造する薄鋼板の厚みと共に劣化する傾向があり、薄鋼板
の厚さが３Ｑ順程度となると、時には短辺面よりの漏鋼
などの鋳造事故を生じるに到つ７ｔｏま次端面形状が不
揃いになると、仕上げ圧延ののち得られｔ薄鋼板の端面
は数Ｉ１１から十数龍程度の切断を要するので歩留低下
が著しい。

これに対し、前記固定側板Ｊを耐火物に代えて全体を水
冷構造を有する銅製のものにすると、厚みｖＩ４整ａ−
ル！、ｊ′部ＶＣ至る前に短辺面での凝固殻、の生成が
起り所定板厚にまで絞ることができなくなる等安定した
連続鋳造を不可能にする。

そこで、本発明者らは、第ダ図に示すような。

上部を耐火物部／３ａ１下部を内部に水冷構造を有する
鋼製の急冷金属部／Ｊｂにした固定側板Ｊを用いるよう
にした。しかも、耐火物部／Ｊａと急冷金属部／Ｊｂと
の境界を、前記厚み調整ロール！、！′が位置する最小
間隙部の直前ないしはその直後にわたる範囲内に設置し
た。そしてこのような固定側板３′を有する４のについ
て、種々の厚さを有する薄鋼板の直接鋳造実験を行った
ところ、比較的短時間の鋳造においては、厚さ３０關程
度の薄鋼板でも曳好な端間形状を有するものが得られた
。

しかしながら、長時間の鋳造を続けた場合には、前記耐
火物部／３ａがｆＩＩＩ損剥離し、いわゆる下部よりも
より後退することによって生じるコーナ一部／４ｔに凝
固殻が生成し、これが拘束点となって薄鋼板短辺面の凝
固殻を破断させるので漏鋼事故を生じ謳い欠点のあるこ
とが判った。

このことから、本発明装置では上記欠点を克服するもの
として、さらに次のような構造のものを提案する。それ
は前記固定側板３′について、上部の耐大物部／３１の
面を、下部の急冷金属部／ｊｂの表面よりも厚さＤに相
当する分だけ突出させた構造にしたものである０このよ
うな構造にすると、耐火物部のみが早期に溶損したとき
に生ずる常置を除去できるようになる０ 実施例によれば、厚み一〜Ｊｊ寵の３チＳ１鋼を鋳造し
たところ、いずれの場合にも極めて安定して連続鋳造す
ることができ、固定側板の急冷金属板部／３ｂで適当な
凝固殻が生成する究めに、鋳片短辺からの漏鋼が防止で
きるだけでなく、極めて１面形状に優れた薄鋼板が得ら
れた。

耐火物部／Ｊａとしては、マグネシア質、アルイナ質、
シリカ會アルミナ質、ジルコン質、ジルコニア質、　Ｂ
Ｎおよび８１．Ｎ４等の窒化物や、それらの混合物が用
いられ、またアルイナ・グラファイト質、マグネシアグ
ラファイト質およびシリカ質も有利に適用できる０ なお、本発明にもとづく固定側板Ｊによる短辺、面支持
の効果を発揮させるには、ＤとＨに／ｌ！＋あれば十分
であるが、耐火物の強度、寸法精度等を勘案すればＪｗ
ｎｓ以上が適当である・以上説明したように、本発明に
よれば、溶融金属から直接金属薄板を安定して製造する
ことができ、どくに端面形状に優れた薄板が得られるの
で製品歩留が高く安価な製品を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面の第７図は薄板連続鋳造装置の鋳造状態の路線図、
第一図は薄板連続鋳造装置本体の路線図、第３図は従来
の固定側板の斜視図、第７図は本発明固定側板の部分断
面図、第！図の（ＩＬ）、ｍ）はいずれも本発明固定側
板の他の実施例を示す部分断面図である。 ／、コ・・・循環体、３％３′−同定側板、ダミー溶融
金属保持領域、ｇｂ・・・凝固金属板冷却領斌、ｊ１ｊ
′・・・厚み調整クール、ｄ−凝固殻、７・・・薄板、
１％　タ・・・冷却板、１０・・・注入ノズル、／ハ・
ｉｔ火り。 ／２・・・支持枠、／ｊｆＬ・・・耐火物部、／３ｂ・
・・急冷金ｌｔ板部、／グ・・・コーナ一部。 第１図 第２Ｎ 第５図 ＜ａ）＜ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一定の距離にわたって鋳造金属を保持するための間
   Ｈｔｍ持して循積する一対の対向配置の循環体と、それ
   らの循墳体両１ｌｌＩ１部に沿って配！し７を固定＠板
   とで鋳造空間を構成してなる装置において、その鋳造９
   間上部に相当する溶融金属保持領域の固定側板を先細り
   形状の耐火物でもって形成するとともに、それにひきつ
   づく厚み調整ロール設置部の最小間隙部の直前亀しぐに
   直後以降の固定側板管急冷金属板にて形成したことを特
   徴とする薄板の連続鋳造装置。 ２、一定の距離にわ念って鋳造金属を保持するための間
   隙Ｙｒ維持して循環する一対の対向配置の循環体と、そ
   れらの循環体両ｌｌｌＩＩｉｋｍに沿って配置し友固定
   側板とで鋳造空間を構成してなる装置において、その鋳
   造９間上部に相当する溶融金属保持領域の固定側板を先
   細り形状の耐火物でもって形成するとともに、そｔにひ
   きつづく厚み調整ロール設置部の最小間隙部の直前もし
   くは直後以降の固定側板を負冷金属板にて形成し、かつ
   上記固定側板耐火物面を角冷金属板表面よりも内情に突
   出させたことを特徴とする薄板の連続鋳造装置。