JPS5830873Y2 - ダブルシンクの合流管 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流し金庫におけるダブルシンクの合流管に関
するものである。

従来のダブルシンクの合流管を第１，２図に示す。

すなわち流し金庫Ａに第１シンク１と、第２シンク２が
設けられ、これらは合流管３で連結され、一方（この場
合第２シンク）に合流し、該第２シンクのトラップ４を
経て、流し管５により排水される構成になっている。

しかしこの構成においては、合流管３は第１シンク１と
第２シンク２を直接結合するものであるため、流し金庫
内Ｂを横切り、その背後の該庫内にデ゛ツドスペース６
を作る欠点が有った。

本考案は、この欠点を除去する合流管の提供にある。

第３，４図において、第１シンク１の底部から流し金庫
の背面方向に曲げ合流管７が設けられる。

該合流管７は、流し金庫内の背面を横に走り、第２シン
ク２の背面１こおいて第２ンンク２の方に曲がり合流す
る。

第５，６図に該合流管７の詳細を示す。

排水管１４は、はぼＬ型に屈曲し、一端が第１シンク１
の底部排水口に取付けられるべき開口であり、該排水管
１４の他端には、それより外径のやや大きい管継手１３
の一端が、回転可能に取付けられている。

合流本管７′は、Ｌ型に屈曲し第１シンクと第２シンク
の各排水トラップ間長さにほぼ匹敵する長さの直管部１
１と、その一端に連結して屈曲し、第２シンクの排水ト
ラップに取付けられる短い連結部１０から成り、該連結
部１０は第２シンクの排水トラップに連結し、合流管他
端は、方向自在に屈曲するフレキシブル管１２を連設し
て或っている。

該フレキシブル管１２の他方端は、前記管継手１３に取
付けられている。

以上のようにＬ型の合流本管７′と短いＬ型の排水管１
４をフレキシブル管１２及び管継手１３で連結して成る
本案の合流管は、合流本管の連結部１０を庫内背部から
第２シンクの排水トラップに水平連結し、庫内背部を横
切る直管部１１の他端が前方へ屈曲するフレキシブル管
１２を介して、その先端の排水管１４により第１シンク
排水トラツプに垂直連結される。

尚、図中８は袋ナツトで、パツキン９を介して夫々、排
水管１４、連結部１０を第１．第２シンクの排水トラッ
プに取り付ける。

本考案は、以上の構成によって次の効果を有する。

（１）第１−シンク１の出口と、第２シンク２の取付は
部との上下方向の位置寸法を、フレキシブル管１２によ
って自在に調整可能である。

（２）排水管１４が第１シンクの直下で背面方向に屈曲
し、連結部１０までの管が流し金庫内背面に沿うように
設けられているか４流し金庫内にテ゛ットスペースが生
じない。

【図面の簡単な説明】

第１図はダブルシンク流し台庫に、従来の合流管を用い
た場合の側面図。 第２図は同上正面図。第３図はダブルシンク流し台庫に
、本考案の合流管を用いた場合の側面図。 第４図は同−Ｌ正面図。第５図は本考案の合流管の斜視
図。 第６図は同上詳細図。 １・・・・・・第１．シンク、２・・・・・・第２シン
ク、３・・・・・・合流管、４・・・・・・トラップ、
５・・・・・・流し管、６・・・・・・デッドスペース
、７・・・・・・曲げ合流管、７′・・・・・・合流本
管、８・・・・・・袋ナツト、９・・・・・・パツキン
、１０・・・・・・連結部、１１・・・・・・直管部、
１２・・・・・・フレキシブル管、１３・・・・・・管
継手、１４・・・・・・排水管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１シンクと第２シンクの排水口間にほぼ匹敵する長さ
   の直管部１１と、先端が第２シンクに連結される連結部
   １０から成るほぼＬ型の合流本管７′と、一端が該合流
   本管直管部１１の遊端に連結され、任意方向に折り曲げ
   自由なフレキシブル管１２と、該フレキシブル管に一端
   が連結された排水管１４とから成り、該排水管他端を第
   １シンクに、前記連結部１０の開口を第２シンクに連通
   ずるようにして成るダブルシンクの合流管。