JPS5830607B2 - ディジタル表示操作装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディジタル表示操作装置の改良に関するもの
である。

ディジタル表示操作装置は、表示用のディジタル・ナイ
スプレイ部と操作用のキーボード部を持つており、オペ
レータがキーボードを操作しである指令を与えると、そ
の指令に対応した表示がディスプレイ部に現われるよう
になっている。

オペレータが与える指令のうちには、データ番号を指定
して、その番号に該当するデータを表示させるものがあ
る。

データが１０個以上あるときは、データ番号は複数桁に
なるが、そのような場合に、ひと桁合のデータ番号を指
定するとき、従来は、たとえば００３のように規約され
たデータ番号の全部の桁を使って指定するか、あるいは
、ひと桁の番号を指定したのち別の表示起動キーを押し
て番号の完結を通知するようにしていた。

しかし、このような指定方法は、ひと桁のデータ番号に
対して複数回のキー操作を必要とするので不合理である
。

本発明の目的は、ひと桁合の番号のデータについては１
回のキー操作で指定できるディジタル表示操作装置を提
供することにある。

本発明は、１度キーが操作されたら、その後ただちに（
たとえば５００ｍ５以内）次のキーが操作されない限り
ひと桁のデータ番号と判断して、該当するデータを表示
し、この表示後ただちに（たとえば５００ｍ５以内）、
あるいは最初のキー操作の後ただちに、次のキーが押さ
れたときは、このキーと先のキーとで指定された２桁の
数値データ番号と判断してそれに該当するデータを表示
するようにしたものである。

以下、図面によって本発明を説明する。

第１図は本発明実施例の外殻図である。

第１図において、Ｄはディスプレイ部、Ｋはキーボード
部である。

ディスプレイ部りには、データ番号（ＮＯ）と、データ
の種類（ＴＹＰＥ）と、警報（ＡＬＭ）と、データ値（
ＤＡＴＡ）が、それぞれの表示位置に表示される。

キーボード部Ｋには、数字キーが含まれる。

本装置は、ティジタル式のプロセス制御装置（ＰＩＤ調
節計など）のための表示操作装置として構成されており
、８ル一プ分のプロセス制御装置を統括し、それらの入
出力データや設定値、およびＰＩＤ定数などの各種パラ
メータを表示または操作できるようになっている。

この表示操作装置および配下のプロセス制御装置の機能
は、ワイヤード・ロジック、または、マイクロ・プロセ
ッサのようなインテリジェンスによって実現される。

さて、このような装置において、表示させたいデータは
多数あるが、なかでもオペレータが最も頻繁に見たいの
は、プロセス制御上の主要な制御ループの現状を表わし
ている各種データ特に入力データである。

そこで、その主要なループには１〜８までの番号を割合
て、ひと桁の番号で所望の入力データを特定できるよう
にしである。

なおこれらデータ番号はループのタグ・ナンバと対をな
すから、各番号のキーの傍に該当のタグ・ナンノζを添
えておけば、ループとの対応が一目瞭然となり便利であ
る。

入力データ以外の、関連する設定値や出力値あるいは制
御パラメータ等は、それぞれのデータの種類に対応する
データ・タイプ・キーを合わせて押すことにより表示で
きる。

ひと桁の番号は主要な制御ループに割当て、補助的な制
御ループには２桁の番号を割当てる。

制御ループ数から見て、番号は２桁あれば十分である。

オペレータがデータ番号を指定したときのデータ表示動
作は次のようになる。

動作のフロー・チャートを第２図に示す。

数字キーが１度押されると、段階１においてそれが検出
され、段階２に分岐して５００ｍ５以内にもう１度キー
が押されるかどうかを監視する。

オペレータが２桁の番号を指定したときは、２度続けて
キーが押されるから、たいてい５００ｍ５以内にもう１
度キーが押されるが、ひと桁の番号を指定したときは、
その後しばらくはキーが押されない。

したがって段階２における判断によって、ひと桁の番号
が指定された場合と２桁の番号が指定された場合とが分
けられる。

ひと桁の番号が指定されたときは段階３に分岐し、２桁
の番号が指定された場合には段階５に分岐し７て、それ
ぞれ該当するデータを表示する。

データとともにその番号、種類、警報状況なども表示さ
れる。

オペレータが２桁の番号を指定するとき、ゆっくりした
キー操作のために１回目の操作と２回目の操作の間に時
間があくと、段階２により、ひと桁番号の指定とみなさ
れその番号のデータ表示が行われることがあるが、２回
目の操作がこのデータ表示後さらに５００ｍ５以内に行
われたときは、段階４における判断により、段階５にお
いて、２桁番号に該当するデータが表示される。

それ以上ゆっくりしたキー操作に対しては、２回目の番
号を新たなひと桁の番号とみなしてそれに対応するデー
タが表示される。

このような本発明によれば、最も頻繁に見たい各ループ
の人力データは、数字キーをひとつ押すだけで映し出す
ことができて便利である。

またキーを続けて２度押せば２桁の番号のデータを表示
させることができる。

このとき、キーの連続操作′を人間の普通の速度でやる
限りは、最初のキーに対応するひと桁番号のデータがむ
だに表示されることはなく、また、ゆっくりした操作に
対しても、あ乙限度以内ならば、最終的にはオペレータ
が意図した番号のデータが表示される。

このように、本発明によれば、キーの操作が合理化され
た表示操作装置が得られる。

もちろん、表示データはプロセス制御装置関連のデータ
に限られない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例の外観図、第２図は、第１図の
装置の動作説明図である。 Ｄ・−・−ティスプレィ部、Ｋ・−・−キーボード部、
（数字はデータ番号キー、英文字はデータ・タイプ・キ
ー、図形はデータ増減キーを示す）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ディジタル・データの表示部、数字キーを含むキー
   ボード部、数字キーが１度押されたらその後記１の所定
   時間内に数字キーが再度押されない限り最初に押された
   キーの数字をデータ番号とするデータを前記表示部に表
   示させる手段、および、この表示後記２の所定時間内に
   数字キーが再度押されたときまたは前記第１の所定時間
   内に数字キーが再度押されたときに最初に押されたキー
   の数字とその次に押されたキーの数字とで定まる２桁の
   数字をデータ番号とするデータを前記表示部に表示させ
   る手段を具備したディジタル表示操作装置。