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JPS5823876B2 - 1−スルホニルベンゾイミダゾ−ル化合物 - Google Patents

1−スルホニルベンゾイミダゾ−ル化合物

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Publication number
JPS5823876B2
JPS5823876B2 JP55167906A JP16790680A JPS5823876B2 JP S5823876 B2 JPS5823876 B2 JP S5823876B2 JP 55167906 A JP55167906 A JP 55167906A JP 16790680 A JP16790680 A JP 16790680A JP S5823876 B2 JPS5823876 B2 JP S5823876B2
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JP
Japan
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benzimidazole
amino
dimethylaminosulfonyl
ethyl
compound
Prior art date
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Expired
Application number
JP55167906A
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English (en)
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JPS57112388A (en
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ジエイムス・エイチ・ウイケル
ジエイムス・ダブリユ・チヤムベルリン
チヤールス・ジエイ・パジエツト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPS57112388A publication Critical patent/JPS57112388A/ja
Publication of JPS5823876B2 publication Critical patent/JPS5823876B2/ja
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    • C07D257/00Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D257/02Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D257/04Five-membered rings
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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    • C07D235/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
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    • C07D235/24Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 ウィルス性上気道感染症の数は無限である。
合衆国だけでも毎年約10億人の患者が出ると言われて
いる。
イギリスでの研究(TyrellとBynoe1966
)によれば、風邪をひいている人の74係はラインウィ
ルス(rhinovirus)に感染している。
今までに80株以上のラインウィルスが同定されている
ので実用的なラインウィルスワクチンの開発は不可能で
あり、また、化学療法の方が望ましい方法である。
生体外実験における化合物のウィルス成長阻止作用は、
ウィルス斑点抑制テスト(51m1nof f 。
Appl ied Microbiology、 9(
1) 、 66(1961)の類似法〕で容易に検定で
きる。
本発明の目的は、ウィルス、特にラインウィルス、ポリ
オウィルス、コックスサラキー(COxs−ackie
)ウィルス、エコー(echo’)ウィルス、およびメ
ンゴ(Mengo)ウィルスの成長を抑制する新規ベン
ゾイミダゾール化合物を得ることである。
抗かび剤1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノベ
ンゾイミダゾールは、米国特許第3853908号に開
示されている。
本発明は、一般式(1) 〔式中、Rは−NR3R4を表わし、R3およびR4は
独立シて01〜C3アルキルを表わす。
さらに、R2は1−(C1〜C3アルキル)テトラゾー
ル−5−イルまたは1,3.4−オキサジアゾール−2
−イルを表わす。
但し、R2は5位または6位に結合しているものとする
〕で表わされる薬理的に有用な1−スルホニルベンゾイ
ミダゾール化合物に関する。
一般式(n) 〔式中、R2は前記と同意義とする〕 で表わされる化合物を式(I) R8O2Cl (■) 〔式中、Rは前記と同意義とする〕 で表わされる塩化スルホニルと反応させると一般式(I
)で表わされる化合物を合成し得る。
゛互変異性ベンゾイミダゾール″とは、イスレの窒素原
子においても水素原子で置換し得るベンゾイミダゾール
化合物を意味する。
窒素原子に置換基がなく、且つ、ベンゼン環の5位に置
換基を有するベンゾイミダゾールには、6位に置換基を
有する互変異性体がある。
異性体混合物は5(6)というナンバリングで示すこと
ができる。
このような互変異性体があるので、5(6)一置換−ベ
ンゾイミダゾールをスルホニルクロリド(一般式III
)と反応させると異性体混合物5(6)一置換−スルホ
ニルベンゾイミダゾールを得る。
以下に、本明細書中で使用する用語を定義する。
1−(C1〜C3アルキル)−テトラゾール−5−イル
′°は5位で結合している1−メチル−11−エチル−
1または1−プロピル−テトラゾールラジカル;′”1
,3,4−オキサジアゾール−2−イル″は2位で結合
している1、3.4−オキサジアゾールラジカル;を意
味する。
″C1〜C3アルキルパは炭素数1〜3個の直鎖および
分校脂肪族ラジカル、具体的にはメチル、エチル、プロ
ピルおよびイソプロピルを意味する。
好ましい反応物(n)は、5(6)位に本反応条件下で
スルホニルクロリドと反応しない置換基を有するベンゾ
イミダゾール化合物である。
ベンゾイミダゾールとスルホニルクロリドは一般にほぼ
当量ずつ用いるが、必要であればいずれか一方を過剰に
用いてもよい。
反応は、アセトン、テトラヒドロフラン(THF)、N
、N−ジメチルホルムアミド(DMF)のような第三級
アミン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホル
ムなどの塩素化炭化水素のような非反応性溶媒中で実施
することができる。
反応媒質は酸結合剤として作用できるように、塩基を含
んでいてもよい。
この目的に適する塩基としては、ピリジン、トリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、炭酸水素す1−リウム
、水素化ナトリウムがある。
反応には、トリエチルアミンを含むアセトンまたは塩基
として水素化ナトリウムを加えたDMFを含むTHFが
好ましい。
反応は、室温と使用した溶媒の還流温度との間で実施す
るのがよい。
反応は還流温度で実施するのが好ましく、この温度にお
いては1〜48時間以内に反応は完了する。
反応生成物は1−スルホニルベンゾイミダゾール化合物
であり、以下スルホニルベンゾイミダゾール化合物と記
載する。
生成物は、混液を沖過してろ液を濃縮し、結晶を単離し
て得られる。
別法として、反応混液を蒸発乾固して残渣をアセトンま
たはメタノールなど適当な溶媒で処理し、不溶物を除去
して生成物を得る方法もある。
スルホニルベンゾイミダゾール化合物を含む溶液を濃縮
して生成物を結晶化させ、あるいは溶媒を留去して残渣
をメタノールに溶解し、スルホニルベンゾイミダゾール
化合物を結晶化によってメタノールから回収する。
互変異性ベンゾイミダゾール化合物とスルホニルクロリ
ドとの反応からは、5−および6−置換−スルホニルベ
ンゾイミダゾール異性体の混合物を、一般に1:1の割
合で得る。
異性体は分別結晶法またはカラムクロマトグラフィーに
よって分離できる。
一般には6−異性体の方が先に結晶化する。
例えば、トリエチルアミンを含むアセトン中でエチル−
2−アミノ−5−ベンゾイミダゾールカルボキシレート
をジメチルスルファモイルクロリドと反応させると、エ
チル−1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−6
−ベンゾイミダゾールカルボキシレートの方が先に混液
から結晶化する。
アセトン母液には、主にエチル−1−ジメチルアミノス
ルホニル−2−アミノ−5−ベンゾイミダゾールカルボ
キシレートと、少量の6−異性体が残存する。
異性体は、フェニルプロトン領域(7,0−8,3p−
)においてNMRにより同定し得る。
好都合な化学反応は、合成の任意の段階において実施す
ることができる。
ベンゾイミダゾールは化学的に修飾することができ、更
に、適当なスルホニルクロリドと反応させてスルホニル
ベンゾイミダゾールに変換できる。
別法としては、スルホニルベンゾイミダゾール中間体を
製造し、化学修飾によって最終生成物を得る方法もある
ベンゾイミダゾールとしては、適当なスルホニルクロリ
ドとの反応前、あるいは反応後に所望の(5X6)−置
換基に変換できるような置換基を有するものが適する。
この場合の反応物(I[)としては2一置換−3(6)
−ベンゾイミダゾールカルボン酸のエチルエステルが特
に好ましい。
これは後述するように、エステル基が最終生成物に変換
し得る中間体の製造に関与するからである。
スルホニルベンゾイミダゾールカルボン酸中間体のエチ
ルエステルあるいはその異性体混合物をカルビノール溶
媒中でヒドラジンと反応させると対応するヒドラジドを
得る。
例えば、エチル−1−ジメチルアミノスルホニル−2−
アミノ−3(6)−ベンゾイミダゾールカルホキシレー
トラメタノール中でヒドラジンハイドレートと反応させ
ると1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−3(
6)−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラジドを得る
ヒドラジド化合物を高温においてO−ギ酸エチルのよう
な0−エステルと加熱すると、反応工程式1に示したよ
うに対応する5(6)−1(1,3,+−オキサジアゾ
ール−5−イル)スルホニルベンゾイミダゾールに変換
され得る。
例えば、1−ジメチルアミノスルホニル−2−アセトア
ミド−3(6)−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラ
ジドを〇−ギ酸エチルと還流すると1−ジメチルアミン
スルホニル−2−アセトアミド−3(6)−(1,3,
4−オキサジアゾール−5−イル)ベンゾイミダゾール
を得る。
反応工程式■ 本発明の化合物(I)は、次のような方法でも製造し得
る。
以下の具体例で、本発明化合物である5(6)−(1−
アルキルテトラゾール−5−イル)スルホニルベンゾイ
ミダゾール(一般式I)の製法を示す。
まず、所望の2一置換−3(6)−(1−アルキルテト
ラゾール−5−イル)ベンゾイミダゾールを以下の方法
で製造する。
4−アミノベンゾニトリルをアシル化し、さらにニトロ
化して3−1ニトロ−4−アセトアミドフェニトリルと
し、塩化アンモニウムの存在下でアジ化すl−IJウム
とジメチルホルムアミド中で反応させて5−(3−ニト
ロ−4−アセトアミドフェニル)テトラゾールを得る。
このテトラゾール化合物をアセトンお;よびトリエチル
アミン中でヨウ化メチルと反応させて1(2)−メチル
−3−(3−ニトロ−4−アセトアミドフェニル)テト
ラゾール異性体混合物にアルキル化する。
混合物を室温において濃硫酸で数時間加水分解し、得ら
れた1(2)−メチル−3−1(3−ニトロ−4−アミ
ンフェニル)テトラゾールをパラジウム−炭素の存在下
で30℃においてエタノール−酢酸エチル中で水素化し
て1(2)−メチル−3−(3,4−ジアミノフェニル
)テトラゾールを得る。
ジアミノフェニルテトラゾールを;メタノール−水中で
臭化シアンと反応させると一方のメチル異性体、即ち、
2−アミノ−3(6)−(1−メチルテトラゾール−5
−イル)ベンゾイミダゾールを得る。
またベンゾイミダゾールをトリエチルアミンの存在下、
アセトン中でジメチルスルファモイルクロリドと反応さ
せると1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−3
(6)−(1−メチルテトラゾール−5−イル)ベンゾ
イミダゾールを得る。
前記スルホニルクロリドと適当な2一置換−3(6)−
(1−アルキルテトラゾール−5−イル)ベンゾイミダ
ゾールを反応させると本発明の他の5(6)−(1−ア
ルキルテトラゾール−5−イル)スルホニルベンゾイミ
ダゾールを製造し得る。
前記反応工程の出発物質として望ましいベンゾイミダゾ
ールは、多くの公知方法に従って製造できる。
ベンゾイミダゾールの製造法についてはワイスベルガー
が記載している(Weissberger 。
”The Chemistry of Heteroc
ylic Com−pounds、lm1dazole
and its Derivativ−es”、In
terscience Publishers Co、
New Yo r k ・、 1953)。
2−アミノヘンシイミダゾールは、イギリス特許第55
1524号およびButtle et al、、Bio
、Chem、J、、32,1101(1938)に記載
の方法に従って適当なO−フェニレンジアミンをシアン
プロミドで閉環して得られる。
エチル−2−アミノ−5(6)−ベンゾイミダゾールカ
ルボキシレートはPaget等によって詳述されている
(Paget et al、、J、Me Chem、。
口、1010(1969))。
適当なスルホニルクロリドと反応し得るベンゾイミダゾ
ールの具体例としては、5(6)位にホルミル、ケトな
どを有する2−アミノベンゾイミダゾールがあげられる
反応物としてはジメチルスルファモイルクロリドが用い
られる。
N、N−ジアルキルスルファモイルクロリドは、ビンプ
リ等が報告している方法に従って第二級アミンと塩化ス
ルフリルから製造できる( Bindely et a
l、、J、Am、Chem、Soc、。
61.3250(1939))。
別法として、式%式% で表わされるクロルアミンを二酸化硫黄と温度−5〜3
0℃において反応させる方法がある。
クロルアミン化合物は、対応する第二級アミンを五塩化
アンチモン、次亜塩素酸ナトリウム、または塩化スルフ
リルと反応させて得られる。
ベンゾイミダゾール化合物と反応させるスルファモイル
クロリドとしては、ジエチル−、ジプロピル−1N−メ
チル−N−エチル−1N−メチル−N−プロピル−1N
−エチル−N−プロピル−1N−メチル−N−イソプロ
ピル−1N−エチル−N−イソプロピル−1N−プロピ
ル−N−イソプロピル−およびジイソプロピルスルファ
モイルクロリドを用い得る。
命名法の一貫性を保つために、スルホニルベンゾイミダ
ゾール化合物はスルホニル誘導体として命名する。
例えば、ジメチルスルファモイルクロリドと2−アミノ
−3−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベ
ンゾイミダゾールから得られる化合物は、■−ジメチル
アミンスルホニルー2−アミノ−3(6)−(1、3、
4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾイミダゾール
と命名し、1−ジメチルスルファモイル−2−アミノ−
5(6)−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル
)ベンゾイミダゾールとはしない。
本発明化合物の製造に用い得るエステルおよびヒドラジ
ド中間体の具体例には以下のものが含まれる; エチル 1−イソプロパンスルホニル−2−アミ7−5
(6)−ベンゾイミダゾールカルボキシレート ; エチル 1−(N−エチル−N−7’ロピルアミノlス
ルホニル)−2−アミノ−5(6)−ベンゾイミダゾー
ルカルボキシレート; ■−ジイソプロピルアミノスルホニル−2−アミノ−3
(6)−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラジド: 1−ジエチルアミノスルホニル−2−アミノ−3(6)
−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラジドなど。
本発明の5(6)−異項環スルホニルベンゾイミダゾー
ル化合物(I)の具体例には以下のものが含まれる; 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−3(6)
−(1、3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾ
イミダゾール; 1−(N−メチル−N−エチルアミ/スルホニル)−2
−アミノ−3(6)−(1、3、4−オキサジアゾール
−2−イル)ベンゾイミダゾール;1−ジイソプロピル
アミノスルホニル−2−アミノ−3(6)−[1(2)
−エチルテトラゾール−5−イル〕ベンゾイミダゾール
; ■−ジエチルアミノスルホニルー2−アセトアミド−5
(6)−(1(2)−メチルテトラゾール−5−イル〕
ベンゾイミダゾール; 1’−(N−エチル−N−プロピルアミノスルホニル)
−2−アミノ−5(6)−CI (2)−プロピルテト
ラゾール−5−イル〕ベンゾイミダゾール。
以下の実施例は、本発明化合物の製法をさらに詳述する
ものである。
参考例 エチル 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−
6−ペンジイミダゾールカルホキシレー1〜 エチル 2−アミン−3(6)−ベンゾイミダゾールカ
ルボキシレート1409 (0,68mole)、アセ
トン500m1およびトリエチルアミン77m1から成
る混液を撹拌し、ジメチルスルファモイルクロリド10
0gをアセトン100mgに溶かした溶液を滴下炉斗に
より加えた。
混液を約100時間還流し、涙過して固体AをP取した
p液を冷却して一夜放置すると固体Bが結晶化した。
固体AとBを合して水洗し、トリエチルアミンの塩酸塩
を除去した。
生成物を約1.54の熱エタノールに溶解し、不溶物を
分離するために涙過した。
エタノール性のF液を冷却するとエチル 1−ジメチル
アミノスルホニル−2−アミノ−6−ベンゾイミダゾー
ルカルボキシレートが結晶化した。
収量23g。
mp215−217℃。
元素分析 C1□H1a N404 S (分子量31
2)計算値:C,46,14:H,5,16;N、17
.94実験値:C,45,87;H,5,05;N、1
8.21エタノール性のろ液を減圧下に濃縮すると5−
異性体、即ち、エチル 1−ジメチルアミノスルホニル
−2−アミノ−5−ベンゾイミダゾールカルボキシレー
トが得られた。
収量15g。mp 167−168℃。
5−異性体はNMRおよび元素分析によって特徴づけら
れている。
生成物の総収量は38.9(18係)である。
実施例 1 1−ジメチルアミンスルホニル−2−アミノ−3(6)
−(1、3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾ
イミダゾール 囚 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−5(
6)−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラジド エチル 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−
3(6)−ベンゾイミダゾールカルボキシレート3g、
メタノール50m1.およびヒドラジンハイドレート6
mlから成る混液を約100時間還流した。
この間に結晶化した生成物を炉取して1−ジメチルアミ
ノスルホニル−2−アミノ−5−ベンゾイミダゾールカ
ルボン酸ヒドラジドを得た。
この化合物はNMRで同定した。収量200η。
mp約229−230°C(分解) 元素分析 CIOHI3 N603 S (分子量29
8)計算値: C,40,30;H,4,70;N、2
8.20実験値: C,40,21;H,4,54;N
、28.33p液を冷却すると固体の酸ヒドラジド異性
体混合物が得られた。
P液を濃縮冷却して結晶を2回回収し、1−ジメチルア
ミノスルホニル−2−アミノ−6−ベンゾイミダゾール
カルボン酸ヒドラジドハイドレートを得た。
この化合物はNMRによって同定した。
収量3504゜卿 約205−206°C 元素分析 CIOHI3 N603S ” H20(分
子量316)計算値: C、37,97;H,5,06
;N、 26.58実1験値: C,38,40;H,
4,41;N、26.15(B)1−ジメチルアミノス
ルホニル−2−(エトキシメチレンアミノ)−5(6)
−(1、3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾ
イミダゾール 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−5(6)
−ベンゾイミダゾールカルボン酸ヒドラジド3 g(0
,01mole)を0−ギ酸エチル100m1に溶かし
た溶液を、ディーン・スクータ・トラップ(Dean−
8tark trap)を用いて24時間加熱還流した
反応混液を減圧下に蒸発乾固し、残渣を酢酸エチルに溶
解して混液を濃縮した。
混液を冷却し、結晶を炉取して1−ジメチルアミノスル
ホニル−2−(エトキシメチレンアミノ)−5(6)−
(1、3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾイ
ミダゾールを得た。
収量580m9゜ 元素分析 ”14 Hta Na 04 S (分子量
364)計算値: C、46,15;H,4,40;H
,2308実験値: C,46,19;H,4,38;
N、22.64(C) 1−ジメチルアミノスルホニ
ル−2−アミノ−3(6)−(1、3、4−オキサジア
ゾール−2−イル)ペンゾイミダゾール ■−ジメチルアミノスルホニルー2−(エトキシメチレ
ンアミノ−3(6)−(1、3、4−オキサジアゾール
−2−イル)ベンゾイミダゾール580■およびIN塩
酸10m1から成る混液を室温において1時間撹拌した
混液を濾過して1−ジメチルアミンスルホニル−2−ア
ミノ−3(6)−(1、3、4−オキサジアゾール−2
−イル)ベンゾイミダゾールの塩酸塩を得た。
収量230m9゜ mp 200°C(分解) 元素分析 C11H1□N603S−HCl(分子量3
44.5)計算値: C,38,32;H,380;N
、24.38実験値: C、38,54;H,4,07
;H,24,61前記(Qの酸性ろ液を、リドマス試験
紙が塩基性を示すまで炭酸ナトリウムで処理し、沈澱を
F9して1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−
3(6)−(1、3、4−オキサジアゾール−2−イル
)ベンゾイミダゾールを得た。
収量120〜。
mp230−231°C(分解) 元素分析 C71H1□N603S(分子量308)計
算値: C,42,85;H,4,19;N、27.0
3実験値: C,42,61;H,392;N;27.
26実施例 2 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミン=5(6)
−(1(2)−メチルテトラゾール−5−イル〕ベンゾ
イミダゾール (A)5−(3−ニトロ−4−アセトアミドフェニル)
テトラゾール 3−ニトロ−4−アセトアミドベンゾニトリル10.3
g(0,05mole)、ナトリウムアジド3.5g
、塩化アンモニウム3.9g、および’DMF1007
rLlから成る混液を16時間還流した。
混液を冷却してIN塩酸500m1に注ぎ込み、水30
0m1を加えて稀釈し、黄色の沈澱を炉取して5−(3
−ニトロ−4−アセトアミドフェニル)テトラゾールを
得た。
収量10g(81係)。mp210−213°C(分解
) (B) 1(2)−メチル−3−(3−二トロー4−
アセトアミドフェニル)テトラゾール 5−(3−ニトロ−4−アセトアミドフェニル)テトラ
ゾール31.7 g(0,13moleXニーアセトン
200m1に溶解し、トリエチルアミン23ml (0
,17mole彦加えて混液が均一になる式撹拌した。
室温においてヨウ化メチル30m1を加え、12時間後
に更に20m1を加えた。
反応を更に4時間続け、沈澱を炉取した。
泥液を減圧下に1/4容積に濃縮して1(2)−メチル
−3−(3−ニトロ−4−アセトアミドフェニン0テト
ラゾールの異性体混合物を得た。
収量20g(59係)。
元素分析 C1oH1oN603(分子量262)計算
値: C,45,80;H,3,84;N、32.05
実験値: C,45,64;H,384;N、32.1
8(C) 1(2)−メチル−3−(3−ニトロ−4
−アミノフェニル)テトラゾール 1(2)−メチル−3−(3−ニトロ−4−アセトアミ
ドフェニル)テトラゾール2gを室温において濃硫酸2
0m1に加え、除々に溶解して約2時間撹拌した。
この混液を注意深く冷水200m1に注ぎ、沈澱を炉取
して1(2)−メチル−3−(3−ニトロ−4−アミノ
フェニル)テトラゾールを得た。
収量1.6g(95%)。mp約200°C 元素分析 C3H8N60□(分子量220)計算値:
C,43,64;H,3,66;N、38.17実験
値: C,4337;H,370;N、37.890)
) 1(2)−メチル−3−(3,4−ジアミノフェ
ニル)テトラゾール 1(2)−メチル−3−(3−ニトロ−4−アミノフェ
ニル)テトラゾール14gを、酢酸エチル135m1お
よびエタノール350m1中、圧力60psiにおいて
1gのパラジウム−炭素で水素化した。
2時間で3当量の水素が吸収された。触媒を炉去し、ろ
液を減圧下に留去して1(2)−メチル−3−(3,4
−ジアミノフェニル)テトラゾールを得た。
収量12 jq (98% )。元素分析 C3H1o
N6(分子量190)計算値: C,50,52;H,
5,30;N、44.18実験値: C,50,79;
H,5,57;N、4395(E) 1 (2)−メ
チル−3−(2−アミノベンゾイミダゾール−3(6)
−イル)テトラゾール1(2)−メチル−3−(3,4
−ジアミノフェニル)テトラゾール5.7 g(0,0
3mole)、水300m1.およびメタノール30T
llから成るスラリーに、シアノプロミド3.29 (
0,03mo le)を加え、12時間撹拌して濾過し
た。
P液を炭酸カリウムで中和し、沈澱を戸数して1(2)
−メチル−3−(2−アミノベンゾイミダゾール−3(
6)−イル)テトラゾールを得た。
収量5.7g(88%)。
元素分析 C9H9N7(分子量215)計算値: C
、50,23;H,4,22;N、 45.56実験値
: C、49,56;H,4,34;N、 44.06
(F)1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミノ−5
(6)−(1(2)−メチルテトラゾール−5−イル)
ベンゾイミダゾール 1(2)−メチル−3−(2−アミノベンゾイミダゾー
ル−3(6)−イル)テトラゾール2.2g(0,01
mole)、アセトン50m1.t−リエチルアミン1
.5ml、およびジメチルスルファモイルクロリド1g
から成る混液を18時間還流した。
混液を冷却して未反応の出発物質を炉去し、ろ液を減圧
下に留去した。
赤色の油状残渣をメク/−ルで摩砕して1−ジメチルア
ミノスルホニル−2−アミノ−5(6)−(1(2)−
メチルテトラゾール−5−イル〕ベンゾイミダゾールを
得た。
収量300〜。
元素分析 C11H14N80□S(分子量322)計
算値: C、40,99;H,4,38;N、 34.
76実験値: C,40,72;H,4,38;N、3
4.51実施例 3 以下に記載する中間体および最終生成物は実施例2の方
法に従って製造した。
ヨウ化イソプロピルによるテトラゾール化合物のアルキ
ル化からは、1つの異性体しか得られなかった。
(A)■−イソプロピルー3−(3−ニトロ−4−アミ
ノフェニル)テトラゾール。
収率71係。mp126−128°C 元素分析 C1o HI3 N602 (分子量200
)計算値: C、48,38;H,4,87;N、 3
3.85実験値: C、48,19;H,4,93;N
、 33.61(B)■−イソプロピルー3−(3,4
−ジアミノフェニル)テトラゾール。
収率70fO0元素分析 C1oH14N6(分子量2
18)計算値: C、55,03;H,6,47;N、
38.50実験値: C,55,23;H,6,27
;N、38.73(C)1−イソプロピル−3−(2−
アミノベンゾイミダゾール−3(6)−イルコテトラゾ
ール。
収量7.3g(86%)。
mp232−233°C 元素分析 C11H13N7(分子量243)計算値:
C,54,31;H,5,39;N、40.30実1
験値: C,54,56;H,5,54;N、40.5
3G)) 1−ジメチルアミノスルホニル−2−アミ
ノ−3(6)−(1−イソプロピルテトラゾール−5−
イル)ベンゾイミダゾール mp211−213°C 元素分析 C13H18N80゜S(分子量350)計
算値: C,44,56;H,5,18;N、31.9
8実験値: C,44,83;H,5,33;N、31
.77・ 一般式(I)で表わされる化合物は、広範囲
の抗ウイルス作用スペクトルを示す。
この化合物はエコーウィルス、メンテ、コクサラキー(
A9.A21゜B5)、ポリオ(I、n、If型)、お
よびラインウィルス(25株)の成長を抑制するだけで
なく、種々のインフルエンザウィルス〔アン・アーバー
(Ann Arbor ) 、メリーランド)3(M
aryland B)、マサチューセッツB (Ma
ssachu−setts B)、ホンコンA、Pr−
8a、およびテーラ−C(Tay−1or C)A、B
型)〕の抑袖[にも効果的である。
□一般式(I)で表わされる化合物が、生体外実験にお
いて異なった種類のウィルス成長を抑制する作用をプラ
ク抑制テスト(51m1noff 、Appl ied
Mi−crobiology、 9(1)、 66−
72 (1961)に記載の方法に類似〕で調べた。
試験の詳細を以下に記載する。
試験方法 アフリカ産ミドリザルの腎細胞(BSC−1)またはH
eLa細胞(5−3)を、容積25CCのファルコン・
フラスコ(Falcon flask)で、37°G・
において5係非動化胎児牛型血清(FBS)、ペニシリ
ン(150単位/rul)、およびストレプトマイシン
(150mcg /mC)を含む培地199で培養した
単一層が形成されると上澄液を除去し、ウィルス(エコ
ー、メンテ、コクサラキー、ポリオ、またはラインウィ
ルス)を適当に稀釈した溶液Q、 3 mlを各フラス
コに加えた。
室温において1時間吸着させた後、ウィルスで感染した
細胞層を、薬物の含有量がそれぞれ100,50,25
,12.6゜3およびOmcg/mlであるFB81ペ
ニシリン、ストレプトマイシンを含む2倍濃度培地19
91部と1係イオンアガーA21部から成る培地に接種
した。
フラスコ内に薬物を含まないものはコントロール用に用
いた。
スルホニルベンゾイミダヅール化合物の貯蔵溶液は、ジ
メチルスルホキシト稀釈液中で濃度10 ’ mcg
/mlに調製した。
ポリオ、コクサラキー(Coxsackie )、エコ
ー、またはメンゴウイルスをフラスコ内に含むものは3
7℃において72時間、ラインウィルスを含むものは3
2℃において120時間培養した。
ウィルスで感染し、ウィルス増殖した細胞にはプラクが
現われた。
10%ホルマリンと2%酢酸ナトリウムから成る溶液を
各フラスコに加え、ウィルスを不活性化して細胞層をフ
ラスコ内壁に付着させた。
まわりの細胞をクリスタル紫で染色し、ウィルスプラク
を、その大きさにかかわりなく数えた。
プラク数は、各薬物濃度におけるコントロールのものと
比較した。
試験化合物の活性度はプラグ減少率または抑制率(係)
で表わした。
また、プラクを50係抑制する薬物濃度は活性度の尺度
と栄*り得る。
50係抑制率は■、。という記号で示した。試験結果は
、ポリオ■型ウィルスの抑制で示した。
ポリオウィルスを用いたのは、このウィルスが成長しや
すく、また一様な結果が得られるからである。
しかしながら、好ましい化合物の活性は他のウィルス、
即ち、コクサラキー(A9.A21゜B5)、エコーウ
ィルス(株1−4)、タンゴ、ラインウィルス(25株
)、およびポリオ(I。
■および■型)についても確認した。
いろいろなスルホニルベンゾイミダゾール化合物の試験
結果を表■にまとめた。
表1において、第1欄は実施例;第2欄は対応するベン
ゾイミダゾール化合物の5(6)位;第3−10欄は薬
物濃度0.75−75−1O0(/ml)におけるウィ
ルスのプラグ減少率(係);を表わす。
スルホニルベンゾイミダゾール化合物は純粋な化合物と
異性体混合物の両方についてテストした。
いずれの異性体もウィルスの成長を抑制するが、一般に
6−異性体の方が5−異性体よりも活性である。
前記式で表わされる化合物をウィルスの培養培地に加え
ると、多くのウィルスの成長を抑制する。
従って、本発明化合物は水溶液中で、好ましくは界面活
性剤と共に用いることができる。
界面活性剤はポリオ、コックスサラキー、ライノウィル
ス、または他のウィルスが存在する表面の汚染除去をす
るためである。
ここで言う表面には医療ガラス器具類、医療作業表面、
および食品製造における同様なものが含まれる。
更に、本化合物は人間を含めて温血動物に、体動1kg
あたり1〜3001n9の割合で経口投与することがで
きる。
投与は必要な期間だけ反復することができる。
実際には、抗ウィルス化合物を4〜6時間毎に投与する
ことができる。
本発明化合物は、特定の投与方法に適する1つ、あるい
は1つ以上の補助剤と組み合わせて用いるνのが好まし
い。
このように、経口投与の場合には、本化合物は薬理的な
稀釈剤またはラクトース、スクロース、澱粉、セルロー
ス、滑石、ステアリン酸マクネシウム、酸化マグネシウ
ム、硫酸カルシウム、アカシア粉末、ゼラチン、アルギ
ン酸ナト・リウム、安息香酸ナトリウム、ステアリン酸
など担体と組み合わせて用いるのが好ましい。
このような組成物は、投与に都合の良いように錠剤ある
いは密閉したカプセルに製剤できる。
更に、本化合物は非経口的にも投与し得る。
) 本化合物はまた、水溶液と混合して点鼻剤または鼻
内スプレーとして用いることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 。 で表わされる1−スルホニルベンゾイミダゾール化合物
    。 (式中、Rは−NR3R4を表わしR3およびRJま独
    立してC4〜C3アルキルを表わす。 さらに、R2は1−(C1〜C3アルキル)テトラゾー
    ル−5−イルまたは1,2,4−オキサジアゾール−2
    −イルを表わす。 但し、R2は5位または6位に結合しているものとする
    。 〕
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