JPS58177973A - クロロニコチン酸系化合物の製造方法 - Google Patents
クロロニコチン酸系化合物の製造方法Info
- Publication number
- JPS58177973A JPS58177973A JP6068882A JP6068882A JPS58177973A JP S58177973 A JPS58177973 A JP S58177973A JP 6068882 A JP6068882 A JP 6068882A JP 6068882 A JP6068882 A JP 6068882A JP S58177973 A JPS58177973 A JP S58177973A
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- compound
- chloronicotinic acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、クロロ ニコチン酸系化合物(以下CNAと
略称)の製造方法に関する。
略称)の製造方法に関する。
従来、CNAの製造方法としては、種々のものが提案さ
れている。例えば、2−クロロ ニコチン酸の製造方法
として、 11+ = コfン酸N−オキシドとオキシ塩化リン及
びトリエチルアミンとを反応させ、反応混合物から2−
クロロ ニコチン酸クロリドを留出させ、この留出物を
加水分解する方法(特開昭52−122877号)。
れている。例えば、2−クロロ ニコチン酸の製造方法
として、 11+ = コfン酸N−オキシドとオキシ塩化リン及
びトリエチルアミンとを反応させ、反応混合物から2−
クロロ ニコチン酸クロリドを留出させ、この留出物を
加水分解する方法(特開昭52−122877号)。
(2)8−シアノピリジンN−オキシドとオキシ塩化リ
ンとを反応させて2−クロロ−8−シアノピリジンを生
成、次いでこれを加水分解する方法(特開昭56−16
9672号)などが提案されている。
ンとを反応させて2−クロロ−8−シアノピリジンを生
成、次いでこれを加水分解する方法(特開昭56−16
9672号)などが提案されている。
しかしながら、これらの方法は種々の欠点を有している
。すなわち、(1)の方法は塩素化剤として刺激性のあ
るオキシ塩化リンを用いる必要があること、塩素化の際
、異性体が生成すること、かつ2−クロロ ニコチン酸
クロリドが不安定な化合物であるため、加水分解の前に
精製を必要とし、更にその取扱いに慎重を要することな
どの欠点を有する。また(2)の方法は8−シアノピリ
ジンが高価であり、オキシ塩化リンも取扱い難いこと、
塩素化の際、異性体が生成すること、並びにアルカリに
よる加水分解後、酸を添加して目的物を分離するという
煩雑な操作を必要とすることなどの欠点を有する。
。すなわち、(1)の方法は塩素化剤として刺激性のあ
るオキシ塩化リンを用いる必要があること、塩素化の際
、異性体が生成すること、かつ2−クロロ ニコチン酸
クロリドが不安定な化合物であるため、加水分解の前に
精製を必要とし、更にその取扱いに慎重を要することな
どの欠点を有する。また(2)の方法は8−シアノピリ
ジンが高価であり、オキシ塩化リンも取扱い難いこと、
塩素化の際、異性体が生成すること、並びにアルカリに
よる加水分解後、酸を添加して目的物を分離するという
煩雑な操作を必要とすることなどの欠点を有する。
本発明者達はCNAの製造方法について検討したところ
、トリフルオロメチルビ9ジン系化合物(以下TFPと
略称)と塩化アルミニウムとを反応させるとTFP中の
トリフルオロメチル基がトリクロロメチル基に変り、対
応するトリクロロメチルピリジン系化合物(以下TCP
と略称)が生成、このTCPを硝酸或はリン酸の存在下
に加水分解すると目的のCNAが生成するという知見を
得、本発明を完成した。
、トリフルオロメチルビ9ジン系化合物(以下TFPと
略称)と塩化アルミニウムとを反応させるとTFP中の
トリフルオロメチル基がトリクロロメチル基に変り、対
応するトリクロロメチルピリジン系化合物(以下TCP
と略称)が生成、このTCPを硝酸或はリン酸の存在下
に加水分解すると目的のCNAが生成するという知見を
得、本発明を完成した。
すなわち、本発明は(1)
一般式(1)
(式中ん、Xs及びX−は水素原子或は塩素原子であり
、℃或はXlの少くともいずれか一方は塩素原子である
。)で表わされるトリフルオロメチルピリジン系化合物
と塩化アルミニウムとを反応させて、一般式(冒) (式中X1.Xs及びルは前述の通りである)で表わさ
れるトリクロロメチルピリジン系化合物を得、次いで前
記トリクロロメチルピリジン系化合物を硝酸或はリン酸
の存在下に加水分解して、一般式(釦 (式中Xt、X−及びXlは前述の通りである)で表わ
されるクロロ ニコチン酸系化合物を製造することを特
徴とする、クロロ ニコチン酸系化合物の製造方法並び
に(1)前述の加水分解反応によって前記トリクロロメ
チルピリジン系化合物からクロロ ニコチン酸系化合物
を製造することを特徴とする、クロロ ニコチン酸系化
合物の製造方法である。
、℃或はXlの少くともいずれか一方は塩素原子である
。)で表わされるトリフルオロメチルピリジン系化合物
と塩化アルミニウムとを反応させて、一般式(冒) (式中X1.Xs及びルは前述の通りである)で表わさ
れるトリクロロメチルピリジン系化合物を得、次いで前
記トリクロロメチルピリジン系化合物を硝酸或はリン酸
の存在下に加水分解して、一般式(釦 (式中Xt、X−及びXlは前述の通りである)で表わ
されるクロロ ニコチン酸系化合物を製造することを特
徴とする、クロロ ニコチン酸系化合物の製造方法並び
に(1)前述の加水分解反応によって前記トリクロロメ
チルピリジン系化合物からクロロ ニコチン酸系化合物
を製造することを特徴とする、クロロ ニコチン酸系化
合物の製造方法である。
本発明方法によれば下記の利点が得られる。
■
(1) 原料物質である前記一般式(@で表わされる
TFPは、すでに工業的に製造されているものであって
、経済的に入手できるものであるつ高純度で目的物が得
られる。
TFPは、すでに工業的に製造されているものであって
、経済的に入手できるものであるつ高純度で目的物が得
られる。
a)反応が簡便で、かつ反応時間も短かい。
本発明方法によれば、通常、TFPと塩化アルミニウム
を混合して反応させるが、TFPが常温で固体である場
合は徐々に加熱し、溶融してから反応させてTCPを得
る。TFPとしては、2−クロロ−8−トリフルオロメ
チルピリジン(融点89.1℃)、6−クロロ−8−ト
リフルオロメチルピリジン(融点80.2℃)、ち5ジ
クロロ−8−トリフルオロメチルピリジン(沸点11〜
121℃/90mHF )、2.6−ジクロロ−8−ト
リフルオロメチルピリジン(融点60〜6,5℃)、5
,6−ジクロロ−8−)Jフルオロメチルビリジン(融
点9〜lO℃)及びZ、5.6−)す)tロロー’F3
−トリフルオロメチルピリジン(融点48〜50℃)が
挙げられる。塩化アルミニウムの使用量は、TFP1モ
ルに対して1通05〜5モル、望ましくはl−1,5モ
ルであり、反応温度は一概に規定できないが通常θ〜1
80℃、望ましくは室温〜70℃である。反応時間は一
般的に05〜8時間である。
を混合して反応させるが、TFPが常温で固体である場
合は徐々に加熱し、溶融してから反応させてTCPを得
る。TFPとしては、2−クロロ−8−トリフルオロメ
チルピリジン(融点89.1℃)、6−クロロ−8−ト
リフルオロメチルピリジン(融点80.2℃)、ち5ジ
クロロ−8−トリフルオロメチルピリジン(沸点11〜
121℃/90mHF )、2.6−ジクロロ−8−ト
リフルオロメチルピリジン(融点60〜6,5℃)、5
,6−ジクロロ−8−)Jフルオロメチルビリジン(融
点9〜lO℃)及びZ、5.6−)す)tロロー’F3
−トリフルオロメチルピリジン(融点48〜50℃)が
挙げられる。塩化アルミニウムの使用量は、TFP1モ
ルに対して1通05〜5モル、望ましくはl−1,5モ
ルであり、反応温度は一概に規定できないが通常θ〜1
80℃、望ましくは室温〜70℃である。反応時間は一
般的に05〜8時間である。
上、記反応において、溶媒、例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、 F−112(CFC/1. CFCz*)
、エチレンクロライド等のへaゲン化炭化水素モノクロ
ロベンゼン、ニトロベンゼンナトの電子吸引性基を有す
る芳香族炭化水素などを用いてもよい。
ロホルム、 F−112(CFC/1. CFCz*)
、エチレンクロライド等のへaゲン化炭化水素モノクロ
ロベンゼン、ニトロベンゼンナトの電子吸引性基を有す
る芳香族炭化水素などを用いてもよい。
上記反応で得られた反応物を冷却後氷水中に投入した後
、通常の溶媒抽出、蒸留によってTCPを得ることがで
きるが、上記反応物をそのまま次の反応に供してもよい
。
、通常の溶媒抽出、蒸留によってTCPを得ることがで
きるが、上記反応物をそのまま次の反応に供してもよい
。
次いで、TCPを硝酸或はリン酸の存在下に加水分解し
て、CNAを得る。CNAとしては、2−クロロ ニコ
チン酸(融点196〜198℃)、6−クロロ ニコチ
ン酸(融点199〜201℃)、L5−9’Z 口C’
−”ニアテン酸(融点152〜155℃)、2.6−ジ
クロロニコチン酸(融点148〜150℃)、5.6−
ジクロロニコチン酸(M点166〜168℃)、及び2
.5.6− )ジクロロニコチン酸(融点150〜15
4℃)が挙dられる。
て、CNAを得る。CNAとしては、2−クロロ ニコ
チン酸(融点196〜198℃)、6−クロロ ニコチ
ン酸(融点199〜201℃)、L5−9’Z 口C’
−”ニアテン酸(融点152〜155℃)、2.6−ジ
クロロニコチン酸(融点148〜150℃)、5.6−
ジクロロニコチン酸(M点166〜168℃)、及び2
.5.6− )ジクロロニコチン酸(融点150〜15
4℃)が挙dられる。
硝酸或はリン酸の使用量は、TCP1モルに対して一般
的に1−100モル、望ましくは7〜80モルであり、
この酸の濃度は硝酸の場合通常1〜69%、望ましくは
lO〜8(lでありリン酸の場合通常10〜100%、
望ましくは80〜10(lであり、工業的には硝酸を用
いるのが好ましい。加水分解の反応温度は通常70〜1
20℃、望ましくは80〜100℃であり。
的に1−100モル、望ましくは7〜80モルであり、
この酸の濃度は硝酸の場合通常1〜69%、望ましくは
lO〜8(lでありリン酸の場合通常10〜100%、
望ましくは80〜10(lであり、工業的には硝酸を用
いるのが好ましい。加水分解の反応温度は通常70〜1
20℃、望ましくは80〜100℃であり。
また反応時間は一般的に0.5〜5時間である、上記反
応で得られた反応物を冷却した後1通常のr過、洗浄す
る操作によって高純度のCNAを得ることができる。
応で得られた反応物を冷却した後1通常のr過、洗浄す
る操作によって高純度のCNAを得ることができる。
以下の例により本発明方法をより詳しく説明する。
例
トリフルオロメチルピリジン系化合物及び塩化アルミニ
ウムを混合して反応させ2反応終了後1反応物を冷却し
た後氷水中に投入し、塩化メチレンを加えて抽出した。
ウムを混合して反応させ2反応終了後1反応物を冷却し
た後氷水中に投入し、塩化メチレンを加えて抽出した。
加熱したn−ヘキサンを用いて原料物質とトリクロロメ
チルピリジン系化合物とに分けた。
チルピリジン系化合物とに分けた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11一般式 (式中ん、xs及び凋は水素原子或は塩素原子でアjl
、 xlHはんの少くともいずれか一方は塩素原子で
ある)で表わされるトリクロロメチルピリジン系化合物
を硝酸或はリン酸の存在下に加水分解して、一般式 (式中凋、ん及びkは前述の通りである)で表わされる
クロロ ニコチン酸系化合物を製造することを特徴とす
る、クロロ ニコチン酸系化合物の製造方法。 (2) 一般式 (式中Xi、XP及びXiは水素原子或は塩素原子であ
り、xl或は)(sの少くともいずれ力・一方は塩素原
子である)で表わされるトリフルオロメゾルビリジン系
化合物と塩化アルミニウムとを反応させて、一般式 (式中ん、ん及びXIは前述の通り刃ある)で表わされ
るトリクロロメチルビリジン系化合物を得、次いで前記
トリクロロメチルピリジン系化合物を硝酸或はリン酸の
存在下ζ二加水分解して、一般式 (式中Xl、 X−及びXlは前述の通りである)で表
わされるクロロ ニコチン酸系化合物を製造することを
特徴とする、クロロ ニコチン酸系化合物の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068882A JPS58177973A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | クロロニコチン酸系化合物の製造方法 |
US06/482,535 US4504665A (en) | 1982-04-12 | 1983-04-06 | Process for producing chloronicotinic acid compounds |
EP83103409A EP0092117B1 (en) | 1982-04-12 | 1983-04-07 | Process for producing chloronicotinic acid compounds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068882A JPS58177973A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | クロロニコチン酸系化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58177973A true JPS58177973A (ja) | 1983-10-18 |
Family
ID=13149486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068882A Pending JPS58177973A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | クロロニコチン酸系化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58177973A (ja) |
-
1982
- 1982-04-12 JP JP6068882A patent/JPS58177973A/ja active Pending
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