JPS58101058A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明線凹版印刷機において凹版面に転移された余分の
インキを拭き取るワイピング装置に関するものである。

凹版印刷機による印刷作業は、インキ装置によって凹版
胴上の凹版面にインキを転移させ、この転移し九インキ
のうちの絵柄部分以外の箇所に付着し九インキを凹版面
に対接して回転するワイピングローラで拭き取ったのち
、凹版胴と圧胴との間管通過する紙に、残った絵柄部分
のインキを転写させて印刷を施すものである。そして、
ワイピングローラは液槽内に入れたトリクレンなどの洗
浄液に浸漬されて回転しているとと奄に、液内のワイピ
ングローラ周面にはその軸方向へ延びる複数個のブラシ
が対接されてお９、拭き取りによってワイピングルーラ
に転移し九インキは、このブラシと洗浄液との洗浄作用
で取り除かれて洗浄液で溶解される。また、ワイピング
ローラの周面には、ワイピングローラがつれ回ろうとす
る洗浄液を掻落す掻落し装置がワイピングμｍうの回転
方向に対するブラシの下流側に位置し液槽側に支持され
て設けられている。

このように構成され九ワイピング装置のうちの前記掻落
し装置は従来一般に上下２段に設けられており、先ず不
織布などで形成された下段のパッドで洗浄液をワイピン
グローラの局面に押し付けて洗浄液を概略ｆｉ１ｍした
のち、硬質ゴムで形成された上段のスクレーパで仕上け
の掻落しをするように構成されている。ところが従来に
おけるこれらパッドやスクレーパは、ワイピングローラ
のはｙ全長にわたる周面に対接されていて局面の洗浄液
のみを掻き落すものであって、ワイピングローラの両端
面がつれ回りする洗浄液についてはこれを掻落す機能を
有してぃなかった。したがって、両端面が洗浄液をつれ
回シしてこれが凹版胴に転移し、凹版面に付着して版面
のインキを分解させることにより、そのｍ所の印刷が薄
くなったフするなどの印刷障害が発生することがめった
。そこで、ローラの端面をしばしば拭き取らなければな
らないが、ワイピングローラは一般に軸方向へ往復動し
ているので、拭き取りのたびに機械を停止させる必要が
あって能率が悪く、運転再開後にインキ出し菫が変調す
るなど不具合な点が多かった。

また、この端面によるつれ回夛境象は、洗浄液の液面高
さＫよってその度合が大きく左右されるので、絶えず液
面高さを管理しなければならないという煩わしさがあっ
た。また、端面のつれ回シのみならず、掻落し作業にお
いてはどうしても中央部と比較して両端部が掻落し不良
となる傾向があ）、これによって両端部の着肉性が悪く
な夛、印刷障害が発生するという不具合があった。

本発明は以上のような点に鑑みなされ九もので、ワイピ
ングローラの端面と液槽壁との間に液僧儒の支持部材で
枢支され九アームを垂下してその下端部に掻落し部材を
支持させ、支持部材とアームとの間に介装したばね部材
によジアームに回動力を付４して掻落し部材をワイピン
グローラ端面の回転立上り端部に圧接させることにより
、ワイピングローラの往復動にか＼わらず２れに追従し
てローラ端面のつれ回９洗浄液を掻落し、かつ凹版側か
ら転移してローラ端部に堆積しようとするインキを掻落
すように構成し九凹版印刷機のワイピング装置を提供す
るものである。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。

１１１図ないし第４図は本発明に係るワイピング装置の
実施例を示し、第１図はその断面図、第２図は同じく要
部の拡大断面図、第３図はｗ、２図のＡＡ断面図、第４
図は掻落し部材の平面図である。

図において、印刷機の左右の機台フレーム間に鉱、図に
矢印Ｂで示す方向に回転する凹版Ｊｌｉ１．１１が軸支
されておシ、その周面には、絵柄部分を凹状に形成され
た凹版２が装着されている。３はユニット化されたワイ
ピング装置であって機台フレーム側の７ラケツトに支承
されておシ、洗浄液４を蓄える長尺箱状の液槽５を備え
ている。液槽５には、局面を凹版２に対接させて凹版胴
１と反対の矢印Ｃ方向に回転しかつ軸方向に往復動する
ソイピングローラ６が、下半部を洗浄液４に＆潰させて
軸支されている。また、液槽５側に揺動自在に支持され
た左右複数組のアーム（図示せず）間には、ソイピング
ローラ６とはｙ同長のブラシ軸？、８゜９．１０が回動
自在に軸架されてお９、各ブラシ軸？、Ｌ９．１０には
、ベース１１　ａ　、　１２ｍ　、　１３ｍ　。

１４ｍとこれに植立され九複数列のブラシ１１ｂ。

１２ｂ、１３ｂ、１４１とからなるプレブラシ１１、メ
ーンブラシ１２　、１３、およびリヤブラシ１４がそれ
ぞれ固定されている。符号１５，１＠、Ｉ？で示すもの
は、合成繊維製不織布によってワイピングローラ６とは
ソ同長く形成され九ワイパバッドであって、プレブラシ
１１、一対のメーンプラシ１２゜１３およびリヤブラシ
１４と、ワイピングローラ６０周面との関（介装されて
折曲端をベースｌｌａ〜１４ｍに固定されておシ、ブラ
シ１１ｂ〜１４ｋｌの毛先で層面から押圧されている。

１８は、液槽５の上面にハンド、；１１１付きのボルト
で固定されたドクタであって、その先端部には、先端を
ワイピングローラ６の回転立上シ側周面に対接させた硬
質ゴム製のドクタプレー）２Ｇが固定されており、ドク
タ１８はハンドル１１１を弛めて調節ねじ２１を回動さ
せることにより進退してその先端とワイピングローラ６
とのすき間が調節されるように構成されている。

全体を符号２２で示すものは掻落し装置であって、ワイ
ピングローラ６の両端面と液槽５の儒板との間に設けら
れている。この掻落し装置２２の支持部材としてのブラ
ケツ）２３１１１、液槽５の内面にボルト２４で取付け
られており、この取付は部からワイピングローラ６の端
面に平行して水平状に延びる水平部材２３１と、その先
端に直立する垂直部材２３ｂとでＬ字状に形成されてい
る。垂直ｉｔ（材２３ｂは、ワイピングローラ６端面の
回転立上り端部に対向して立設されており、その上端部
には、アーム２５がボルト２６によって揺動自在に枢支
されている。２Ｔは掻落し部材としてのブラシであって
、垂下するアーム２５の下端部にボルト２８で固定され
たＬ字状のベース２９と、これに植立された植毛群３０
とで形成されており、植毛群３０の掻落し端である毛先
をワイピングローラ６端面の回転立上９端部に対接させ
て折曲されているとともに、植毛＃３０の一部は折曲さ
れずにワイピングローラ６の周面端部に添接している。

ブラケット２３の垂直部材２３ｂとアーム２５との間に
は、圧縮コイルはね３１が介装されてお〕、アーム２５
にその下端部のブラシ２１をワイピングローラ６の端面
へ近接させる方向の回動力を付与している。し九がって
、ワイピングローラ６の往復動Ｋか＼わらず、ブラシ２
１の植毛＃＄３０は常時ワイピングローラ６に押圧され
ている。３２は、ブラケット２３の垂直部材２Ｓｂに回
動自在に枢着され、掻き落し装置２２の非使用時にアー
ム２５１１１のビン３３と係合し、ブラシ２１がワイピ
ングローラの端面から離関し良状態でアーム２５を保持
する引っ掛は異である。

以上のように構成されたワイピング装置３の動作をｌｓ
！明する。凹版胴１上の凹版２には、インキ装置によっ
て凹溝状の絵柄部分とそれ以外の部分とにインキが転移
され、絵柄部分以外のインキ扛凹版胴１と反対方向へ回
転するワイピングローラ６で拭き取られてその局面に付
着する。ワイピング四−ラ６は、その下半部を洗浄液４
内に浸漬されており、その局面には４個のブラシ１１．
１２゜１３．１４を覆うワイパパッド１５，１６．１７
が対接しているので、ワイピングによシワイピングロー
ラ・の両面に付着し九インキは、各ワイパパッド１５．
１６．１７に滲透した洗浄液４の溶解作用とワイパパッ
ド１５，１６．１７の抑圧作用とで取り除かれる。そし
て、インキを洗い落されたワイピングローラ６は、回転
立上９側において周面に洗浄液４′ｆｔ付着させてこれ
をつれ回すし、この洗浄液４は、局面に先端を対接させ
たドクタプレート２０によって掻−＃ｒされる。

そして、前述したように、ワイピングローラＳの回転に
よる洗浄液４のつれ回りは、周面だけではなく、ローラ
端面にも付着してつれ回シされ、ｌｐｊ転立上り側にお
いてその一部が周面端部へ回り込もうとする。しかしな
がら、本装置においては、ワイピングローラ６の端間外
周部に掻落し装置２２のブラシ２１がその植毛群３０１
ｉ一対接させており、また、植毛の一部はワイピング四
−ラ６の胸回端部に添接されているので、端面外局部お
よび局面端部へ回り込もうとする洗浄液４は、ブラシ２
１ＶＣよって掻落される。この場合、ワイピングローラ
６は、ワイピング効果を挙げるために軸方向へ往復動し
ているが、ｆｌｋ落し装置２２は、そのアーム２５が、
圧縮コイルはね３１により下端のブラシ２１をワイピン
グローラ６の端面へ近接させる方向の回動力を付勢され
ているので、アーム２５は、ワイピングローラ６から離
間することなくその往復動に追従して揺動し、ブラシ２
７は常時ワイピングローラ６の端面外局部と周面端部と
に圧接される。したがって、ワイピングローラ６が゛往
復動じても掻落し装置２２の掻落し効果が確保される。

を九、ワイピングローラ６の往復動により凹版２上のイ
ンキがワイピングローラ６の端面で凹版２の端部へ掻寄
せられて堆積し、これがワイピングローラ６の両端部に
も堆積しようきするが、そこに扛ブラシ２７が圧接され
ているので、このインキもブラシ２１で掻落される。

なお、掻落し装置２２ｔ−使用しないときは、アーム２
５を圧縮コイルばね３１の弾発力に抗して回動させ、引
っ掛は具３２ｔ−回動させてビン３３に引っ掛けること
によＬ　ｆｆｌ落し装置２２を収納状態とすることがで
きる。

第５図および第６図は本発明の他の実施例を第３図およ
び第４図にそれぞれ対応して示す断面図と平面図であっ
て、本実施例においては、掻落し装置２２Ａのアーム２
５下端に、前記実施例におけるブラシ２Ｔに代るスクレ
ーパ３４がボルト３５で装着されている。このスクレー
パ３４は、硬質ゴムにより長方形板状に形成されており
、その端縁はワイピングローラ６の周面にも一部が対接
するようＬ字状に切欠かれている。その他の構成および
作用効果は前記実施例と同じである。

以上の説明によシ明らかなように、本発明によれば凹版
印刷機のワイピング装置において、ワイピングローラの
端面と液槽壁との間に液槽側の支持部材で枢支されたア
ームを垂下してその下熾部に掻落し部材を支持させ、支
持部材とアームとの間に介装したばね部材によジアーム
に回動力を付与して掻落し部材をワイピングローラ端面
の回転立上り端部に圧接させるように構成することによ
り、ワイピングローラの回転でその端面に付着＼してつ
れ回シされる洗浄液および端面から局面端部に回シ込む
洗浄液を掻落し部材によって掻落すことができ、壕九、
ワイピングローラの往復動に掻落し部材を追従させてそ
の掻落し機能を確保する仁とができるので、ワイピング
ローラ両端部の湿潤でインキが乳化した９することによ
る版面への着肉不実等が無くなプ、全紙幅に対し均一な
着肉が可能となって印刷物の品質が著しく向上する。

また、この掻落し部材により、ワイピングローラの往復
動で掻寄せられてその両端部に堆積するインキを洗浄液
とともに掻落すことができるので、ワイピングローラお
よび凹版の両端部が清浄化され、印刷物の品質がさらに
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明に係る凹版印刷機のワイピ
ング装置の実施例を示し、第１図はその断面図、第２図
は同じく要部の拡大断面図、第３図は第２図のＡム断面
図、第４図は掻落し部材の平面図、第５図および第６図
は本発明の他の実施例を示し、第５図は第３図に対応し
て示す断面図、第６図は第４図に対応して示す掻落し部
材の平面図である。 １・・・・凹版胴、２・・・・凹版、３・・・・ワイピ
ング装置、４・・・・洗浄液、５・・・・液槽、６−・
゛・・ワイピングローラ、２２，２２Ａ・・・・掻落し
装置、２３・・・・ブラケット、２５・・・・アーム、
２７＠・・・ブラシ、３１・・・・圧縮コイルばね、３
４・・・・スクレーパ。 特許出願人　　小森印刷機械株式会社 代理人　山川政樹Ｃｆｕム１名） 第１図 ｄ　　　　　　　　　　　９ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 凹版胴上の凹版面に局面を対接させ液槽内の洗浄液に浸
   漬されて回転駆動されかつ軸方向へ往復駆動されるワイ
   ピングローラを備えたワイピング装置において、前記液
   槽側の支持部材に枢支されて前記ワイピングローラの端
   面と液槽壁との間に垂下され前記支持部材との間に介装
   したはね部材により下端部を前記ワイピングローラの端
   面に近接させる方向の回動力を付与されたアームと、こ
   のアームの下端部に支持され前記アームの付勢回動によ
   り前記ワイピングローラ端面の回転立上）端部に掻落し
   端を圧接させる掻落し部材とを設けたことを特徴とする
   凹版印刷機のワイピング装置。