JPH1191181A - プリンタ制御方法 - Google Patents
プリンタ制御方法Info
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- JPH1191181A JPH1191181A JP27063097A JP27063097A JPH1191181A JP H1191181 A JPH1191181 A JP H1191181A JP 27063097 A JP27063097 A JP 27063097A JP 27063097 A JP27063097 A JP 27063097A JP H1191181 A JPH1191181 A JP H1191181A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- deceleration
- carriage
- pulse motor
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- Prior art date
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- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 プログラムメモリ3に、印刷機構部9が
1走査区間印刷終了して、減速領域を移動中、その途中
で、減速加速度を一時的に一定時間変更する移動モード
を定める、電流値テーブル4及びタイマ値テーブル5を
格納しておく。制御部8はこの移動モードに基づいてパ
ルスモータ駆動制御部7を制御する。 【効果】 フレームの揺れ動く角度を少なくできるた
め、プリンタの高速化、高解像度化が可能になり、更に
小型化が可能になった。
1走査区間印刷終了して、減速領域を移動中、その途中
で、減速加速度を一時的に一定時間変更する移動モード
を定める、電流値テーブル4及びタイマ値テーブル5を
格納しておく。制御部8はこの移動モードに基づいてパ
ルスモータ駆動制御部7を制御する。 【効果】 フレームの揺れ動く角度を少なくできるた
め、プリンタの高速化、高解像度化が可能になり、更に
小型化が可能になった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの印刷ヘ
ッドを印刷媒体面に沿って走査させるための制御方法に
関するものである。
ッドを印刷媒体面に沿って走査させるための制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のプリンタでは、印刷ヘッドを搭載
したキャリッジを、印刷媒体を横切るように動作させて
主走査を実行する。この主走査中に、印刷ヘッドを所定
のタイミングで駆動して、印刷媒体に印刷を行ってい
る。こうした制御を行う部分をここでは、プリンタ制御
装置と呼ぶことにする。
したキャリッジを、印刷媒体を横切るように動作させて
主走査を実行する。この主走査中に、印刷ヘッドを所定
のタイミングで駆動して、印刷媒体に印刷を行ってい
る。こうした制御を行う部分をここでは、プリンタ制御
装置と呼ぶことにする。
【0003】近年こうしたプリンタに対して、高解像度
記録の必要性と共に、高速化、小型化の要請が強まって
いる。高速化、小型化を進めるためには、印刷ヘッド
が、1回の主走査を終了後、キャリッジが停止するまで
に移動する、減速領域を縮小することも重要な課題にな
ってくる。従来の技術では、この減速領域を縮小するた
めに、キャリッジを駆動しているパルスモータに、減速
時に一定の減速加速度を加えて減速していた。ここで減
速加速度とは、減速している時の負の加速度を意味して
いる。
記録の必要性と共に、高速化、小型化の要請が強まって
いる。高速化、小型化を進めるためには、印刷ヘッド
が、1回の主走査を終了後、キャリッジが停止するまで
に移動する、減速領域を縮小することも重要な課題にな
ってくる。従来の技術では、この減速領域を縮小するた
めに、キャリッジを駆動しているパルスモータに、減速
時に一定の減速加速度を加えて減速していた。ここで減
速加速度とは、減速している時の負の加速度を意味して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術では、以下に記すような、解決すべき課題
が残されていた。従来の装置では、印刷速度を上げ、か
つ、減速領域を縮小するためには、減速時にパルスモー
タに加える減速加速度を大きくする必要がある。一方、
その減速時に、キャリッジの運動エネルギは、その減速
加速度に比例した慣性力となってプリンタのフレームに
働く。その慣性力によって、フレームは、大きく揺れ動
く。その結果プリンタの振動が大きくなり、高解像度記
録ができなくなり、更には、小型化の弊害になる、とい
う解決すべき課題が残されていた。
な従来の技術では、以下に記すような、解決すべき課題
が残されていた。従来の装置では、印刷速度を上げ、か
つ、減速領域を縮小するためには、減速時にパルスモー
タに加える減速加速度を大きくする必要がある。一方、
その減速時に、キャリッジの運動エネルギは、その減速
加速度に比例した慣性力となってプリンタのフレームに
働く。その慣性力によって、フレームは、大きく揺れ動
く。その結果プリンタの振動が大きくなり、高解像度記
録ができなくなり、更には、小型化の弊害になる、とい
う解決すべき課題が残されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉パルスモータを駆動して、あらかじめ設定さ
れた移動モードに基づいて、用紙に画像を印刷するため
の印刷機構部を移動させる、パルスモータ駆動制御部を
備え、このパルスモータ駆動制御部は、上記駆動モード
中の減速領域において、印刷機構部に対し、所定の減速
加速度を一定時間継続して与え、その後一定時間減速加
速度を緩め、その後再び減速加速度を増加させて、印刷
機構部を所定の速度まで減速することを特徴とするプリ
ンタ制御方法。
決するために、次の構成を採用する。 〈構成1〉パルスモータを駆動して、あらかじめ設定さ
れた移動モードに基づいて、用紙に画像を印刷するため
の印刷機構部を移動させる、パルスモータ駆動制御部を
備え、このパルスモータ駆動制御部は、上記駆動モード
中の減速領域において、印刷機構部に対し、所定の減速
加速度を一定時間継続して与え、その後一定時間減速加
速度を緩め、その後再び減速加速度を増加させて、印刷
機構部を所定の速度まで減速することを特徴とするプリ
ンタ制御方法。
【0006】〈構成2〉パルスモータを駆動して、あら
かじめ設定された移動モードに基づいて、用紙に画像を
印刷するための印刷機構部を移動させる、パルスモータ
駆動制御部を備え、このパルスモータ駆動制御部は、上
記移動モード中の減速領域において、印刷駆動部に対
し、所定の減速加速度を一定時間継続して与え、その後
一定時間等速制御を行い、その後再び所定の減速加速度
を与えて、印刷機構部を所定の速度まで減速することを
特徴とするプリンタ制御方法。
かじめ設定された移動モードに基づいて、用紙に画像を
印刷するための印刷機構部を移動させる、パルスモータ
駆動制御部を備え、このパルスモータ駆動制御部は、上
記移動モード中の減速領域において、印刷駆動部に対
し、所定の減速加速度を一定時間継続して与え、その後
一定時間等速制御を行い、その後再び所定の減速加速度
を与えて、印刷機構部を所定の速度まで減速することを
特徴とするプリンタ制御方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。図1は、本発明によるプリン
タ制御装置の構成図である。本発明によるプリンタ制御
装置の説明をする前に、発明の理解を容易にするため
に、まず本発明によるプリンタ制御装置によって駆動さ
れる印刷機構部について図を用いて説明する。
について詳細に説明する。図1は、本発明によるプリン
タ制御装置の構成図である。本発明によるプリンタ制御
装置の説明をする前に、発明の理解を容易にするため
に、まず本発明によるプリンタ制御装置によって駆動さ
れる印刷機構部について図を用いて説明する。
【0008】(印刷機構部の構成と動作)図2は、印刷
機構部外観図である。印刷機構部は、パルスモータ1
1、キャリッジ21、シャフト22、ゴムベルト23、
フレーム24、プーリ25、用紙28、を備える。パル
スモータ11は、その回転力によってプーリ25、ゴム
ベルト23、を介してキャリッジ21を用紙28上を横
切る方向(以後この方向を主走査方向と記す)に褶動さ
せる部分である。
機構部外観図である。印刷機構部は、パルスモータ1
1、キャリッジ21、シャフト22、ゴムベルト23、
フレーム24、プーリ25、用紙28、を備える。パル
スモータ11は、その回転力によってプーリ25、ゴム
ベルト23、を介してキャリッジ21を用紙28上を横
切る方向(以後この方向を主走査方向と記す)に褶動さ
せる部分である。
【0009】キャリッジ21は、印刷ヘッド、及びイン
クタンクを搭載してシャフト22、上を褶動しながら用
紙28上に印刷する部分である。シャフト22は、その
両端をフレーム24に固定されている。これに沿ったキ
ャリッジ21の褶動方向が印刷の主走査方向となる。
クタンクを搭載してシャフト22、上を褶動しながら用
紙28上に印刷する部分である。シャフト22は、その
両端をフレーム24に固定されている。これに沿ったキ
ャリッジ21の褶動方向が印刷の主走査方向となる。
【0010】ゴムベルト23は、それぞれフレーム24
に固定されているプーリ25と、パルスモータ11の間
に適度な張力で張られている。このゴムベルト23を介
してパルスモータ11は、その回転力によってキャリッ
ジ21を褶動させる。フレーム24は、パルスモータ1
1、シャフト22の両端及び、プーリ25を固定して印
刷機構部全体をプリンタ本体上に支持している部分であ
る。
に固定されているプーリ25と、パルスモータ11の間
に適度な張力で張られている。このゴムベルト23を介
してパルスモータ11は、その回転力によってキャリッ
ジ21を褶動させる。フレーム24は、パルスモータ1
1、シャフト22の両端及び、プーリ25を固定して印
刷機構部全体をプリンタ本体上に支持している部分であ
る。
【0011】プーリ25は、2個備えられ、その1個を
パルスモータ11のシャフトに、他の1個をフレーム2
4に固定してゴムベルト23の回転運動を支える部分で
ある。用紙28は、キャリッジ21に備える印刷ヘッド
によって印刷される媒体である。
パルスモータ11のシャフトに、他の1個をフレーム2
4に固定してゴムベルト23の回転運動を支える部分で
ある。用紙28は、キャリッジ21に備える印刷ヘッド
によって印刷される媒体である。
【0012】次に、印刷機構部の動作について説明す
る。図3は、印刷動作開始時の拡大図である。印刷機構
部(図2)が印刷動作に入ると、パルスモータ11(図
2)が回転を開始する。その回転力によって、キャリッ
ジ21は、印刷行の文字の端29に加速領域30を加え
た、主走査開始位置33まで移動する。この位置に達す
ると、パルスモータ11(図2)が逆回転して、キャリ
ッジ21は印刷方向へ移動する。加速領域30の間一定
の加速度で加速する。印刷行の文字の端である、印刷開
始位置29に達すると、加速をやめて、以後印刷終了ま
で一定速度で用紙28上に印刷を続ける。
る。図3は、印刷動作開始時の拡大図である。印刷機構
部(図2)が印刷動作に入ると、パルスモータ11(図
2)が回転を開始する。その回転力によって、キャリッ
ジ21は、印刷行の文字の端29に加速領域30を加え
た、主走査開始位置33まで移動する。この位置に達す
ると、パルスモータ11(図2)が逆回転して、キャリ
ッジ21は印刷方向へ移動する。加速領域30の間一定
の加速度で加速する。印刷行の文字の端である、印刷開
始位置29に達すると、加速をやめて、以後印刷終了ま
で一定速度で用紙28上に印刷を続ける。
【0013】図4は、印刷動作終了時の拡大図である。
キャリッジ21は、印刷行の文字の端、印刷終了位置3
2に達すると、今度は一定の減速加速度で減速を開始
し、主走査終了位置34で停止する。この間が減速領域
31である。その後パルスモータ11(図2)が逆回転
して再度図3に戻る。以上の動作を繰り返して印刷動作
を実行する。次に上記動作中での問題点について図を用
いて説明する。
キャリッジ21は、印刷行の文字の端、印刷終了位置3
2に達すると、今度は一定の減速加速度で減速を開始
し、主走査終了位置34で停止する。この間が減速領域
31である。その後パルスモータ11(図2)が逆回転
して再度図3に戻る。以上の動作を繰り返して印刷動作
を実行する。次に上記動作中での問題点について図を用
いて説明する。
【0014】図5は、減速領域の減速加速度を示す説明
図である。縦軸にキャリッジの速度、横軸に時間を表し
ている。図上、折れ線グラフ(1)を通常のプリンタの
動作である、と仮定する。今、プリンタの印刷速度を高
速化し、かつ小型化すると仮定する。図上キャリッジ速
度を上昇させ、減速領域Aを減速領域Bに縮小させる必
要がある。従って減速加速度を大きくすることになる。
その様子を表したのが折れ線グラフ(2)である。
図である。縦軸にキャリッジの速度、横軸に時間を表し
ている。図上、折れ線グラフ(1)を通常のプリンタの
動作である、と仮定する。今、プリンタの印刷速度を高
速化し、かつ小型化すると仮定する。図上キャリッジ速
度を上昇させ、減速領域Aを減速領域Bに縮小させる必
要がある。従って減速加速度を大きくすることになる。
その様子を表したのが折れ線グラフ(2)である。
【0015】その結果、その時のキャリッジの運動エネ
ルギは、その減速加速度に比例した慣性力となってプリ
ンタのフレーム24に働く。その慣性力によって、フレ
ーム24は、大きく揺れ動く。図6は、フレームの動作
を示す想像図(その1)である。プリンタの主走査方向
と直角方向から観た、フレームが揺れ動く様子を示した
想像図である。
ルギは、その減速加速度に比例した慣性力となってプリ
ンタのフレーム24に働く。その慣性力によって、フレ
ーム24は、大きく揺れ動く。図6は、フレームの動作
を示す想像図(その1)である。プリンタの主走査方向
と直角方向から観た、フレームが揺れ動く様子を示した
想像図である。
【0016】(1)は静止時及び等速時におけるフレー
ムの位置状態を示し、(2)は上記、通常のプリンタの
減速領域A(図5)の時にフレームが倒れた角度β1を
示した想像図である。更に、(3)は、キャリッジ速度
を上昇させ、かつ、減速領域A(図5)を減速領域B
(図5)に縮小させた時にフレームが倒れた角度β2を
示した想像図である。このように減速加速度を増大する
ことにより、フレームが倒れる角度がβ1からβ2に増
大する。その結果、プリンタの振動が大きくなり、高解
像度記録ができなくなる。更には、小型化の弊害にな
る、という解決すべき課題が残されていた。
ムの位置状態を示し、(2)は上記、通常のプリンタの
減速領域A(図5)の時にフレームが倒れた角度β1を
示した想像図である。更に、(3)は、キャリッジ速度
を上昇させ、かつ、減速領域A(図5)を減速領域B
(図5)に縮小させた時にフレームが倒れた角度β2を
示した想像図である。このように減速加速度を増大する
ことにより、フレームが倒れる角度がβ1からβ2に増
大する。その結果、プリンタの振動が大きくなり、高解
像度記録ができなくなる。更には、小型化の弊害にな
る、という解決すべき課題が残されていた。
【0017】〈具体例の構成〉再度図1に戻って本発明
によるプリンタ制御装置の具体例について説明する。具
体例によるプリンタ制御装置は、外部とのインタフェー
ス1、データメモリ2、プログラムメモリ3、印刷ヘッ
ド制御部6、パルスモータ駆動制御部7、制御部8とを
備える。外部とのインタフェース1は、データ信号を外
部通信回線から入力する部分である。
によるプリンタ制御装置の具体例について説明する。具
体例によるプリンタ制御装置は、外部とのインタフェー
ス1、データメモリ2、プログラムメモリ3、印刷ヘッ
ド制御部6、パルスモータ駆動制御部7、制御部8とを
備える。外部とのインタフェース1は、データ信号を外
部通信回線から入力する部分である。
【0018】データメモリ2は、外部通信回線から入力
したデータ信号を受信後、一旦格納し、その後制御部8
の制御に従って、印刷ヘッド制御部6へ転送する部分で
ある。プログラムメモリ3は、その内部に電流値テーブ
ル4と、タイマ値テーブル5等、プリンタ装置全体の動
作を制御する、制御テーブルを格納する部分である。本
発明では、電流値テーブル4と、タイマ値テーブル5
に、後述するパルスモータ11の特殊な動作データを格
納してある。
したデータ信号を受信後、一旦格納し、その後制御部8
の制御に従って、印刷ヘッド制御部6へ転送する部分で
ある。プログラムメモリ3は、その内部に電流値テーブ
ル4と、タイマ値テーブル5等、プリンタ装置全体の動
作を制御する、制御テーブルを格納する部分である。本
発明では、電流値テーブル4と、タイマ値テーブル5
に、後述するパルスモータ11の特殊な動作データを格
納してある。
【0019】印刷ヘッド制御部6は、制御部8の制御に
従って、データメモリ2から画像データを受け取って印
刷ヘッド10を介して用紙28(図2)に印刷する部分
である。パルスモータ駆動制御部7は、制御部8の制御
に従って、プログラムメモリ3内部の電流値テーブル4
と、タイマ値テーブル5に基づいてパルスモータ11を
回転させて、キャリッジ21(図2)を移動させる部分
である。
従って、データメモリ2から画像データを受け取って印
刷ヘッド10を介して用紙28(図2)に印刷する部分
である。パルスモータ駆動制御部7は、制御部8の制御
に従って、プログラムメモリ3内部の電流値テーブル4
と、タイマ値テーブル5に基づいてパルスモータ11を
回転させて、キャリッジ21(図2)を移動させる部分
である。
【0020】〈具体例の動作〉図7は、1走査中でのキ
ャリッジ速度変化の説明図である。縦軸にキャリッジ速
度を横軸に時間を表している。時刻t1は、1走査のス
タートであり、位置で示すならば、既に説明した、主走
査開始位置33(図3)である。この時刻t1からプロ
グラムメモリ3の電流値テーブル4及び、タイマ値テー
ブル5に基づく制御部8の制御に従って、パルスモータ
駆動制御部7は、パルスモータ11の駆動を開始する。
ャリッジ速度変化の説明図である。縦軸にキャリッジ速
度を横軸に時間を表している。時刻t1は、1走査のス
タートであり、位置で示すならば、既に説明した、主走
査開始位置33(図3)である。この時刻t1からプロ
グラムメモリ3の電流値テーブル4及び、タイマ値テー
ブル5に基づく制御部8の制御に従って、パルスモータ
駆動制御部7は、パルスモータ11の駆動を開始する。
【0021】キャリッジは、時刻t1から時刻t2まで
等加速度で移動を続ける。時刻t2は、加速領域30
(図3)の終点であり、印刷開始位置29である。時刻
t2から印刷を開始し、等速度でt3まで移動する。時
刻t3は、印刷終了位置32(図4)であり、この時点
でキャリッジは等減速加速度で減速を開始する。時刻t
3から、時刻t4までの間、等減速加速度で移動する。
時刻t4から、時刻t5までの間は等速度で移動する。
時刻t5からキャリッジは、再度等減速加速度で減速を
開始し、時刻t6で停止する。この時刻t6は、主走査
終了位置34(図4)である。
等加速度で移動を続ける。時刻t2は、加速領域30
(図3)の終点であり、印刷開始位置29である。時刻
t2から印刷を開始し、等速度でt3まで移動する。時
刻t3は、印刷終了位置32(図4)であり、この時点
でキャリッジは等減速加速度で減速を開始する。時刻t
3から、時刻t4までの間、等減速加速度で移動する。
時刻t4から、時刻t5までの間は等速度で移動する。
時刻t5からキャリッジは、再度等減速加速度で減速を
開始し、時刻t6で停止する。この時刻t6は、主走査
終了位置34(図4)である。
【0022】以上で具体例による、1走査中の動作を説
明したので、次に本動作の特徴点について説明する。図
8は、減速制御の比較図である。縦軸にキャリッジ速度
を横軸に時間を表している。(a)は、従来の制御を表
し、(b)は、本発明の制御を表している。(a)で
は、キャリッジが時刻t3から時刻t6まで等減速加速
度α1で移動する。(b)では時刻t3から時刻t4ま
では、等減速加速度α1で移動するが、時刻t4から時
刻t5までは、等速度(加速度=0)で移動し、時刻t
5から時刻t6までは、再度等減速加速度α2で移動す
る。この減速制御がフレーム24の動作に及ぼす影響に
ついて説明する。
明したので、次に本動作の特徴点について説明する。図
8は、減速制御の比較図である。縦軸にキャリッジ速度
を横軸に時間を表している。(a)は、従来の制御を表
し、(b)は、本発明の制御を表している。(a)で
は、キャリッジが時刻t3から時刻t6まで等減速加速
度α1で移動する。(b)では時刻t3から時刻t4ま
では、等減速加速度α1で移動するが、時刻t4から時
刻t5までは、等速度(加速度=0)で移動し、時刻t
5から時刻t6までは、再度等減速加速度α2で移動す
る。この減速制御がフレーム24の動作に及ぼす影響に
ついて説明する。
【0023】図9は、フレーム動作を示す想像図(その
2)である。プリンタの主走査方向と直角方向から観
た、フレームが揺れ動く様子を示した想像図である。
(a)は、従来のフレーム動作であり、(b)は、本発
明のフレーム動作である。t3〜t6の各時刻でのフレ
ームが倒れた角度θを示している。(a)、(b)とも
時刻t3から時刻t4まで、キャリッジは、等減速加速
度α1で移動する(図8)従って時刻t4でのフレーム
が倒れた角度θ1は(a)、(b)とも等しい。
2)である。プリンタの主走査方向と直角方向から観
た、フレームが揺れ動く様子を示した想像図である。
(a)は、従来のフレーム動作であり、(b)は、本発
明のフレーム動作である。t3〜t6の各時刻でのフレ
ームが倒れた角度θを示している。(a)、(b)とも
時刻t3から時刻t4まで、キャリッジは、等減速加速
度α1で移動する(図8)従って時刻t4でのフレーム
が倒れた角度θ1は(a)、(b)とも等しい。
【0024】時刻t4からt5までは、(b)のキャリ
ッジは等速度(加速度=0)で移動する(図8)ため、
フレームは、角度θ3だけ戻る。時刻t5から時刻t6
までは、再度等減速加速度α2で移動する(図8)。従
ってフレームは再度角度θ4だけ倒れる。一方、この間
(a)のキャリッジは、時刻t4から時刻t6まで等減
速加速度α1で移動する(図8)ので、フレームはその
まま倒れ続けて、角度θ2まで倒れる。
ッジは等速度(加速度=0)で移動する(図8)ため、
フレームは、角度θ3だけ戻る。時刻t5から時刻t6
までは、再度等減速加速度α2で移動する(図8)。従
ってフレームは再度角度θ4だけ倒れる。一方、この間
(a)のキャリッジは、時刻t4から時刻t6まで等減
速加速度α1で移動する(図8)ので、フレームはその
まま倒れ続けて、角度θ2まで倒れる。
【0025】以上の結果、時刻t3から時刻t6までの
減速領域で、キャリッジを等減速加速度α1で移動させ
るよりも、その途中に(b)のように一定時間、等速度
(加速度=0)で移動する区間(図8の時刻t4から時
刻t5まで)を挿入することによって、フレームが揺れ
動く角度(図9上のフレームの倒れる角度)を小さくで
きることが理解できる。なお、図8の時刻t4から時刻
t5までの区間は必ずしも等速度(加速度=0)である
必要はなく、時刻t3から時刻t4間までの区間での等
減速加速度α1より小さい値であれば良い。図9(a)
と(b)で、フレームが揺れ動く、角度差の大小は、種
々の要因によって発生する。
減速領域で、キャリッジを等減速加速度α1で移動させ
るよりも、その途中に(b)のように一定時間、等速度
(加速度=0)で移動する区間(図8の時刻t4から時
刻t5まで)を挿入することによって、フレームが揺れ
動く角度(図9上のフレームの倒れる角度)を小さくで
きることが理解できる。なお、図8の時刻t4から時刻
t5までの区間は必ずしも等速度(加速度=0)である
必要はなく、時刻t3から時刻t4間までの区間での等
減速加速度α1より小さい値であれば良い。図9(a)
と(b)で、フレームが揺れ動く、角度差の大小は、種
々の要因によって発生する。
【0026】例えば、図8上でt3、t4、t5、t
6、間の時刻差、α1、α2、の値、フレーム24(図
2)を主走査方向に倒す時の弾性定数、更には、速度変
化点、A、B、C、D各点での瞬時加速度、等を挙げる
ことができる。本願発明者等は、通常市販のプリンタを
用いて種々の実験を繰り返した結果、t3、t4、t
5、t6、間の時刻差、α1、α2、の値、が大きな要
因になっており、発明者等の実験では、2(t6−t
5)=2(t5−t4)=t4−t3、及び2α1=α
2、の時に大きな角度差がえられることを確認してい
る。なお、具体例では、1走査区間終了時の減速領域に
限って説明しているが、印刷モードによっては、1走査
区間の途中に減速領域が挿入されることもあり得る。そ
の場合も同様の制御を行うことができる。
6、間の時刻差、α1、α2、の値、フレーム24(図
2)を主走査方向に倒す時の弾性定数、更には、速度変
化点、A、B、C、D各点での瞬時加速度、等を挙げる
ことができる。本願発明者等は、通常市販のプリンタを
用いて種々の実験を繰り返した結果、t3、t4、t
5、t6、間の時刻差、α1、α2、の値、が大きな要
因になっており、発明者等の実験では、2(t6−t
5)=2(t5−t4)=t4−t3、及び2α1=α
2、の時に大きな角度差がえられることを確認してい
る。なお、具体例では、1走査区間終了時の減速領域に
限って説明しているが、印刷モードによっては、1走査
区間の途中に減速領域が挿入されることもあり得る。そ
の場合も同様の制御を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、キャリッジの減速
領域途中に、一定時間の等速度領域(加速度=0)を挿
入することによって、以下の効果をえる。 1.フレームの揺れ動く角度を少なくできるため、プリ
ンタの高速化、高解像度化が可能になった。 2.更にプリンタの小型化が可能になった。
領域途中に、一定時間の等速度領域(加速度=0)を挿
入することによって、以下の効果をえる。 1.フレームの揺れ動く角度を少なくできるため、プリ
ンタの高速化、高解像度化が可能になった。 2.更にプリンタの小型化が可能になった。
【図1】本発明によるプリンタ制御装置の構成図であ
る。
る。
【図2】印刷機構部外観図である。
【図3】印刷動作開始時の拡大図である。
【図4】印刷動作終了時の拡大図である。
【図5】減速領域の減速加速度を示す説明図である。
【図6】フレームの動作を示す想像図(その1)であ
る。
る。
【図7】1走査中でのキャリッジ速度変化の説明図であ
る。
る。
【図8】減速制御の比較図である。
【図9】フレームの動作を示す想像図(その2)であ
る。
る。
1 外部とのインタフェース 2 データメモリ 3 プログラムメモリ 4 電流値テーブル 5 タイマ値テーブル 6 印刷ヘッド制御部 7 パルスモータ制御部 8 制御部 9 印刷機構部 10 印刷ヘッド 11 パルスモータ
Claims (2)
- 【請求項1】 パルスモータを駆動して、あらかじめ設
定された移動モードに基づいて、用紙に画像を印刷する
ための印刷機構部を移動させる、パルスモータ駆動制御
部を備え、 このパルスモータ駆動制御部は、前記駆動モード中の減
速領域において、 印刷機構部に対し、所定の減速加速度を一定時間継続し
て与え、 その後一定時間減速加速度を緩め、 その後再び減速加速度を増加させて、印刷機構部を所定
の速度まで減速することを特徴とするプリンタ制御方
法。 - 【請求項2】 パルスモータを駆動して、あらかじめ設
定された移動モードに基づいて、用紙に画像を印刷する
ための印刷機構部を移動させる、パルスモータ駆動制御
部を備え、 このパルスモータ駆動制御部は、前記移動モード中の減
速領域において、 印刷駆動部に対し、所定の減速加速度を一定時間継続し
て与え、 その後一定時間等速制御を行い、 その後再び所定の減速加速度を与えて、印刷機構部を所
定の速度まで減速することを特徴とするプリンタ制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27063097A JPH1191181A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | プリンタ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27063097A JPH1191181A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | プリンタ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191181A true JPH1191181A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17488771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27063097A Pending JPH1191181A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | プリンタ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191181A (ja) |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP27063097A patent/JPH1191181A/ja active Pending
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