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JPH1191418A - 自動車のシート装置 - Google Patents

自動車のシート装置

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Publication number
JPH1191418A
JPH1191418A JP27222897A JP27222897A JPH1191418A JP H1191418 A JPH1191418 A JP H1191418A JP 27222897 A JP27222897 A JP 27222897A JP 27222897 A JP27222897 A JP 27222897A JP H1191418 A JPH1191418 A JP H1191418A
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JP
Japan
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seat
lock pin
anchor plate
upper rail
lower rail
Prior art date
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Application number
JP27222897A
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English (en)
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JP3649425B2 (ja
Inventor
Jiyunichi Shimonagane
潤一 下長根
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションを前後方向に移動させたと
き、シートベルトの長さを調整する必要はなく、しかも
シートトラックのアッパレールの強度を特に高める必要
性をなくした自動車のシート装置を提案する。 【解決手段】 シートベルト6の一方の端部12をアン
カプレート13に係止し、そのアンカプレート13にロ
ックピン16を固定し、ロックピン16を、シートトラ
ック3のアッパレール8とロアレール7に、上下動可能
に嵌合すると共に、シートベルト6に大きな引張力が加
わったとき、ロックピン16の下部の膨隆部23をロッ
ク孔19の縁に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に配置され
る自動車のシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシート装置は、乗員の尻部を支
えるシートクッションと、背部を支えるシートバックと
を有し、当該シートクッションは、シートバックと共
に、前後方向に移動できるように、一対のシートトラッ
クを介して車体のフロアパネル上に支持されている。シ
ートトラックは、フロアパネルに固定されたロアレール
と、その長手方向に移動可能にロアレールに組付けられ
たアッパレールを有し、そのアッパレールにシートクッ
ションが固定支持されている。シートクッション上に着
座した乗員は、その体にシートベルトを装着して安全性
を確保する。
【0003】上述の如きシート装置において、そのシー
トベルトの一方の端部を車体のフロアパネルに直に係止
すると、シートクッションを前後に移動させるとき、一
旦、シートベルトを外した後、シートクッションを前後
に移動させ、シートクッションを停止させてから、再び
シートベルトの長さを調整しなければならず、その操作
が大変煩しいものとなる。そこで、シートベルトの一方
の端部をシートトラックのアッパレールに係止したシー
ト装置が公知である。この形式のシート装置によれば、
そのシートクッションを前後に移動させたとき、シート
ベルトの一方の端部もシートクッションと共に移動する
ので、シートクッションに着座した乗員がシートベルト
の長さを調整しなくともよく、その使い勝手が向上す
る。ところが、シートベルトには、例えば1トンにも及
ぶ程の大きな引張力が作用することがあり、このとき、
その一方の端部が係止されたアッパレールにも大きな外
力が作用する。このため、アッパレールの強度を高め、
これに大きな外力が作用したとき、当該アッパレールが
ロアレールから外れないように構成する必要がある。し
かしながら、このようにアッパレールの強度を高める
と、これが大型化して重量が増大し、しかもそのコスト
が上昇する欠点を免れない。
【0004】シートクッションのフレームにロックプレ
ートを回動可能に支持し、そのロックプレートにシート
ベルトの基端部を係止し、シートベルトに大きな引張力
が作用したとき、ロックプレートを回動させ、そのロッ
クプレートに設けたロックピンを、車体のフロアパネル
に固定した係止部材に係合させるように構成したシート
装置も公知であるが、この構成によると、大型の係止部
材をフロアパネルに固定配置しなければならないため、
増々重量が増大し、コストが上昇する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を全て除去した自動車のシート装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、車体のフロアパネルに固定されたロアレー
ル及び該ロアレールに対してその長手方向に移動可能に
組付けられたアッパレールを有するシートトラックと、
該シートトラックのアッパレールに固定支持されて当該
アッパレールと共に前後方向に移動可能なシートクッシ
ョンと、該シートクッションと共に前後方向に移動可能
なシートバックと、シートクッションに着座した乗員の
体に装着されるシートベルトとを具備する自動車のシー
ト装置において、前記シートベルトの一方の端部を、前
記シートトラックのアッパレール上に配置されるアンカ
プレートに係止し、該アンカプレートに固定されたロッ
クピンが、前記シートトラックのアッパレールに対して
上下動可能ではあるが、水平方向には実質的に移動しな
い状態で当該アッパレールを貫通し、かつロアレールに
対しては、上下動可能であると共に、当該ロアレールに
その長手方向に長く形成されたロック孔に沿って移動で
きるように当該ロアレールを貫通し、前記シートベルト
に引張力が作用しないとき、前記アンカプレートとロッ
クピンを、当該アンカプレートが前記アッパレール上に
圧接した状態の最下位置に保持すべく、当該ロックピン
を下方に向けて付勢する付勢部材を設け、シートベルト
に所定の大きさ以上の引張力が作用し、アンカプレート
とロックピンが前記付勢部材の作用に抗して、所定距離
上方に移動したとき、ロックピンが前記ロアレールに形
成されたロック孔の縁に係合して、当該ロックピンとア
ンカプレートがそれ以上上方に移動することを阻止すべ
く、前記ロック孔の幅よりも大きな幅を有する膨隆部を
ロックピンの下部に設けたことを特徴とする自動車のシ
ート装置を提案する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0008】図1は、自動車の車室内に配置されたシー
ト装置1の一例を示し、ここに示したシート装置1は助
手席を構成するものである。図1における符号Frは自
動車の前進方向を示し、符号Wはその車体2の幅方向
を、さらに符号Cは車体幅方向中心をそれぞれ示してい
る。
【0009】シート装置1は、車体2の前後方向に長く
延び、互いに離間した一対のシートトラック3,3a
と、着座した乗員の尻部を支えるシートクッション4
と、その乗員の背部を支えるシートバック5と、シート
クッション4に着座した乗員の体に装着されるシートベ
ルト6,6aとを有している。
【0010】図2及び図3にも示すように、シートトラ
ック3は、ロアレール7とアッパレール8を有してお
り、ロアレール7はその長手方向各端部が車体2のフロ
アパネル9にボルトによって強固に固定されている。ロ
アレール7はほぼU字形の横断面形状を有し、アッパレ
ール8はほぼ逆U字形の横断面形状を有していて、両者
のフランジ部7A,8Aの間にボール10が介設され、
当該ボール10と図示していないローラを介して、アッ
パレール8は、ロアレール7に対してその長手方向に移
動可能に組付けられている。以上が、シートトラック3
の基本構成である。
【0011】他方のシートトラック3aも、アッパレー
ル8aとロアレール7aを有していて、上述したシート
トラック3の基本構成と全く同じく構成されている。か
かる基本構成は従来より周知であるため、これ以上の説
明は省略する。
【0012】シートトラック3,3aのアッパレール
8,8aには、シートフレーム取付ブラケット11,1
1aがそれぞれ固着され、これらのシートフレーム取付
ブラケット11,11aにシートクッション4の図示し
ていないフレームが、例えばボルトによって強固に固定
されている。シートバック5は、図示していないリクラ
イナを介してシートクッション4の後部に支持されてい
る。このように、シートクッション4は、シートトラッ
ク3,3aのアッパレール8,8aに固定支持されて当
該アッパレール8,8aと共に前後方向に移動可能とな
っており、シートバック5はシートクッション4と共に
前後方向に移動可能である。
【0013】また、図示したシート装置1には2本のシ
ートベルト6,6aが設けられ、その一方は車体2の幅
方向中心側に設けられたシートベルト(以下、必要に応
じてインナベルトと記す)6であり、他方は車体の幅方
向外側に設けられたシートベルト(同じく、アウタベル
トと記す)6aである。本例のアウタベルト6aは、そ
の一方の端部12aがフロアパネル9に設けられたアン
カプレート13aに係止され、その他方の端部は、図示
していないシートベルトリトラクタに巻き付けられてい
る。かかるアウタベルト6aの中間部にタングプレート
14がスライド自在に取付けられている。
【0014】一方、インナベルト6の一方の端部12
は、図2及び図3に明示するように、シートトラック3
のアッパレール8上に配置されるアンカプレート13に
係止されている。一方の端部12をループ状に湾曲し、
その湾曲した部位をアンカプレート13に形成した孔1
5に通し、当該インナベルト6の末端部をインナベルト
自体に固着することにより、端部12をアンカプレート
13に係止する。またアッパレール8の上面に配置され
るアンカプレート13には、ロックピン16が固定され
ている。すなわち、このロックピン16の上部には雄ね
じが形成され、この雄ねじにナット17が螺着され、こ
れによってロックピン16の上部がアンカプレート13
に強固に固定されている。
【0015】上述のようにアンカプレート13に固定さ
れたロックピン16は、アッパレール8の上壁に形成さ
れた孔18を貫通すると共に、ロアレール7の底壁に形
成されたロック孔19を貫通して下方に延びている。ア
ッパレール8に形成された孔18とロックピン16の間
には、ほとんど遊びがないか、又はその遊びは小さなも
のに設定されている。従って、ロックピン16は、シー
トトラック3のアッパレール8に対して上下動可能では
あるが、水平方向には実質的に移動しない状態で当該ア
ッパレール8を貫通している。実質的に移動しないと
は、ロックピン16がアッパレール8に対して水平方向
に全く移動しないか又はロックピン16と孔18との間
に遊びがあるときは、当該ロックピン16がその遊びの
分だけアッパレール8に対して極くわずかに水平方向に
移動可能であることを示している。
【0016】一方、ロアレール7に形成されたロック孔
19は、そのロアレール7の長手方向に長く延びてい
る。従って、ロックピン16は、ロアレール7に対して
は、上下動可能であると共に、当該ロアレール7にその
長手方向に長く形成されたロック孔19に沿って移動で
きるように当該ロアレール7を貫通している。またロッ
クピン16の下部には、ロック孔19の幅よりも大きな
幅を有する膨隆部23が設けられているが、通常は、こ
の膨隆部23はロック孔19よりも下方に位置してい
る。
【0017】ロックピン16の長手方向中間部に突設さ
れたスプリングストッパ20とアッパレール8の上壁と
の間には、そのロックピン16のまわりに巻回された圧
縮コイルスプリング21より成る付勢部材が設けられ、
これによってロックピン16が下方に付勢され、当該ロ
ックピン16に固定されたアンカプレート13がアッパ
レール8の上壁上面に圧接し、この状態でアンカプレー
ト13とロックピン16がアッパレール8に対して停止
する。このときのロックピン16の上下方向位置は当該
ロックピン16の最下位置である。
【0018】図1に示すように、インナベルト6の他方
の端部には、バックル22が取付けられている。シート
クッション4に着座し、背部をシートバック5にもたれ
かけた乗員は、シートベルトリトラクタからアウタベル
ト6aを引き出しながら当該ベルト6aを自らの体の前
面に掛け、そのアウタベルト6aに取付けられたタング
プレート14を、インナベルト6の他方の端部に取付け
られたバックル22に挿入して両者を係止する。このよ
うにしてシートクッション4に着座した乗員の体にシー
トベルト6,6aがフィットした状態で装着される。
【0019】上述のようにシートベルト6,6aを装着
したまま、シートバック5と共にシートクッション4を
前後方向に移動させるとき、シートトラック3,3aの
アッパレール8,8aが、フロアパネル9に固定された
ロアレール7,7aに対して、その長手方向に移動す
る。このとき、インナベルト6の一方の端部12は、ア
ンカプレート13を介して、アッパレール8に水平方向
に実質的に移動しないように取付けられているので、イ
ンナベルト6もアッパレール8と共にシートクッション
4の前後方向に移動する。このため、インナベルト6の
長さや、シートベルトリトラクタから引き出されたアウ
タベルト6aの長さを調整しなくとも、シートベルト
6,6aは常に乗員の体に適正な力でフィットした状態
を維持する。
【0020】ここで、シートベルト6,6aに所定の大
きさ以上の引張力が加えられたとすると、アンカプレー
ト13とロックピン16は、図4に示すように、圧縮コ
イルスプリング21の作用に抗して、シートトラック3
に対して所定距離上方に移動する。このとき、ロックピ
ン16の下部に形成された膨隆部23がロック孔19の
縁に係合し、そのロックピン16とアンカプレート13
が図4に示した位置よりも上方に移動することを阻止す
る。これによって、乗員はシートベルト6,6aによっ
て体を保持され、乗員の安全性が確保される。図2に示
すようにロック孔19の縁に、所定間隔でロック溝19
aを形成しておき、ロックピン16が上方に移動したと
き、その膨隆部23がいずれかのロック溝19aに係合
して、ロックピン16の上方移動を阻止するように構成
すると、ロックピン16がロアレール7に対して、その
長手方向にずれ動くことをより確実に阻止できる。
【0021】上述のように、シートベルト6,6aに大
きな引張力が加えられると、その力はシートトラック3
のアッパレール8ではなく、フロアパネル9に強固に固
定されたロアレール7に伝えられ、次いで車体2を構成
するフロアパネル9に伝達される。このため、アッパレ
ール8の板厚やサイズを特に大型化して、その強度を高
めずとも、シートベルト6,6aに大きな引張力が作用
したときに、そのアッパレール8がロアレール7から上
方に離脱することはない。従来は、アッパレールに直に
アンカプレートを固定していたため、インナベルトに大
きな引張力が作用したとき、アッパレール自体に上方に
向く大きな荷重が加えられる。このため、アッパレール
がロアレールから離脱することを阻止すべく、そのアッ
パレールの強度を高める必要があり、このためアッパレ
ールが大型化して重量が増大したり、そのコストが上昇
する欠点を免れなかった。これに対し、本例のシート装
置1においては、シートベルト6,6aに大きな引張力
が加えられたとき、その力が、元々フロアパネルに強固
に固定されたロアレール7に伝えられ、最終的にフロア
パネル9に伝達されるので、アッパレール8の板厚を特
に大きくしたり、これを大型化する必要はなく、そのコ
ストと重量を低減できる。またシートクッションのフレ
ームにロックプレートを回動可能に支持し、シートベル
トに大きな引張力が加えられたとき、ロックプレートを
回動させ、これに付設されたロックピンを、フロアパネ
ルに強固に固定した係止部材に係合させる形式のシート
装置のように、重量の大なる多数の部品を設ける必要は
ない。
【0022】上述のように、本例のシート装置1におい
ては、シートベルト6,6aに引張力が作用しないとき
は、アンカプレート13とロックピン16を、当該アン
カプレート13がアッパレール8上に圧接した状態の最
下位置に保持すべく、当該ロックピン16を下方に向け
て付勢するスプリング21より成る付勢部材が設けら
れ、シートベルト6,6aに所定の大きさ以上の引張力
が作用し、アンカプレート13とロックピン16が上記
付勢部材の作用に抗して、所定距離上方に移動したと
き、ロックピン16がロアレール7に形成されたロック
孔19の縁に係合して、当該ロックピン16とアンカプ
レート13がそれ以上上方に移動することを阻止すべ
く、ロック孔19の幅よりも大きな幅を有する膨隆部2
3がロックピン16の下部に設けられている。
【0023】以上、2本のシートベルトのうちインナベ
ルト6の一方の端部を、本発明に従ってシートトラック
3に連結した例を説明したが、アウタベルト6aの一方
の端部12aを、上述したところと全く同様にして、シ
ートトラック3aに連結することもできる。図1に示し
た例のように、複数のシートベルト6,6aを有してい
るシート装置においては、その少なくとも一方のシート
ベルトを、前述のようにシートトラックに連結すれば本
発明の所期の目的を達成できる。
【0024】また本発明は、助手席を構成するシート装
置に限らず、運転席又はその後方に配置される後部座席
を構成するシート装置や、助手席のシートクッションと
一体に構成されたシートクッションを有するセンタ席を
構成するシート装置などにも広く適用できるものであ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る自動車のシート装置によれ
ば、シートバックと共にシートクッションを前後方向に
移動させたとき、シートベルトの一方の端部がそのシー
トクッションと共に前後方向に移動するので、シートベ
ルトの長さを調整する必要はなく、しかもシートベルト
に大きな引張力が作用したとき、その力は、フロアパネ
ルに強固に固定されたロアレールに受け止められるの
で、アッパレールの強度を過度に高める必要はなく、そ
の重量とコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート装置の一例を示す斜視図で
あって、そのシートクッションとシートバックを鎖線で
略示した図である。
【図2】アンカプレートとこれに固定されたロックピン
が設けられた部分を拡大して示す斜視図であって、アッ
パレールとロアレールの一部を破断して示した図であ
る。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】アンカプレートとロックピンが上方に移動した
ときの様子を示す、図3と同様な断面図である。
【符号の説明】
1 シート装置 2 車体 3 シートトラック 3a シートトラック 4 シートクッション 5 シートバック 6 シートベルト 6a シートベルト 7 ロアレール 7a ロアレール 8 アッパレール 8a アッパレール 9 フロアパネル 12 端部 12a 端部 13 アンカプレート 16 ロックピン 19 ロック孔 23 膨隆部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロアパネルに固定されたロアレ
    ール及び該ロアレールに対してその長手方向に移動可能
    に組付けられたアッパレールを有するシートトラック
    と、該シートトラックのアッパレールに固定支持されて
    当該アッパレールと共に前後方向に移動可能なシートク
    ッションと、該シートクッションと共に前後方向に移動
    可能なシートバックと、シートクッションに着座した乗
    員の体に装着されるシートベルトとを具備する自動車の
    シート装置において、 前記シートベルトの一方の端部を、前記シートトラック
    のアッパレール上に配置されるアンカプレートに係止
    し、該アンカプレートに固定されたロックピンが、前記
    シートトラックのアッパレールに対して上下動可能では
    あるが、水平方向には実質的に移動しない状態で当該ア
    ッパレールを貫通し、かつロアレールに対しては、上下
    動可能であると共に、当該ロアレールにその長手方向に
    長く形成されたロック孔に沿って移動できるように当該
    ロアレールを貫通し、前記シートベルトに引張力が作用
    しないとき、前記アンカプレートとロックピンを、当該
    アンカプレートが前記アッパレール上に圧接した状態の
    最下位置に保持すべく、当該ロックピンを下方に向けて
    付勢する付勢部材を設け、シートベルトに所定の大きさ
    以上の引張力が作用し、アンカプレートとロックピンが
    前記付勢部材の作用に抗して、所定距離上方に移動した
    とき、ロックピンが前記ロアレールに形成されたロック
    孔の縁に係合して、当該ロックピンとアンカプレートが
    それ以上上方に移動することを阻止すべく、前記ロック
    孔の幅よりも大きな幅を有する膨隆部をロックピンの下
    部に設けたことを特徴とする自動車のシート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006298104A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Shiroki Corp シートトラック装置
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CN111216604A (zh) * 2018-11-27 2020-06-02 马自达汽车株式会社 车辆用座椅构造

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