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JPH1190788A - 数値制御工作機械の工具刃先位置計測装置及び方法 - Google Patents

数値制御工作機械の工具刃先位置計測装置及び方法

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Publication number
JPH1190788A
JPH1190788A JP25891697A JP25891697A JPH1190788A JP H1190788 A JPH1190788 A JP H1190788A JP 25891697 A JP25891697 A JP 25891697A JP 25891697 A JP25891697 A JP 25891697A JP H1190788 A JPH1190788 A JP H1190788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
arm
edge
axis direction
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25891697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Shibata
英孝 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp, Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Corp
Priority to JP25891697A priority Critical patent/JPH1190788A/ja
Publication of JPH1190788A publication Critical patent/JPH1190788A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械の加工基準位置に対する計測センサ
の位置補正を、加工物を試験切削することなく行う機能
を有する工具刃先位置計測装置を提供。 【解決手段】 着脱アーム7がチャック3中心穴の前端
の基準リング4の基準穴4aに取り付けた状態で、基準
となる工具9の刃先9aを計測センサ8に当接させ、そ
のときのX軸方向およびZ軸方向の指令値と、既知であ
る工具刃先当接面位置8x’、8z’から、刃先9aの
X軸方向およびZ軸方向の位置を演算する。次に、着脱
アーム7を主軸台1の前端面に旋回可能に枢支されてい
る旋回アーム5の嵌合穴6に取り付けた状態で、前記の
工具9の刃先9aを計測センサ8に当接させ、そのとき
のX軸方向およびZ軸方向の指令値と、既に求めた刃先
9aのX軸方向およびZ軸方向の位置から、工具刃先当
接面位置8x、8zを演算することにより計測センサ8
の位置補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は数値制御旋盤等の数値制
御工作機械の工具刃先位置計測装置及び方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の数値制御旋盤における工具刃先位
置計測装置が図4に示されている。この従来装置におけ
る工具刃先位置の補正は、主軸台101に固定支持さ
れ、主軸軸心上へ回動可能な回動軸を有する工具刃先位
置計測装置本体102の計測センサ103に刃物台に固
定された刃先104を移動させて接触させ、刃先104
の位置を計測し、予め設定した正規位置との差異を求
め、補正するという方法が採られていた。しかしなが
ら、この従来の方法の場合、機械の加工基準位置に対す
る計測センサ103の位置補正は、基準とする工具刃先
によって加工物を試験切削し、その加工径をマイクロメ
ータなどにより計測した値と、基準とする工具刃先を計
測センサ103で位置計測した値との差を求めることに
より行う必要があり、補正に長時間を要していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的とするところは、機械の加工基準位置に対する計
測センサの位置の補正を、加工物を試験切削することな
く行う機能を有する工具刃先位置計測装置を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る工具刃先位置計測装置は、以下の特徴を
有する。タレット刃物台に取り付けた工具刃先の位置を
計測する計測装置において、主軸前面に位置決めされる
旋回アームと、旋回アームに嵌合可能に設けられた着脱
アームと、着脱アーム上に設けられ工具刃先当接面を有
する計測センサと、主軸に嵌着したチャック中心に設け
られ着脱アームを嵌合可能な基準リングとを含んでな
る。また、本発明に係る工具刃先位置計測方法は、前記
着脱アームを基準リングの基準穴に嵌合させ、この状態
で基準となる工具の工具刃先を工具刃先当接面に当接さ
せて第1位置を計測する第1計測工程と、次に着脱アー
ムを基準リングから取りはずして旋回アームに嵌合さ
せ、同様に工具刃先当接面を計測する第2計測工程と、
第1及び第2計測位置から工具刃先当接面の位置を補正
する補正工程とを含む。
【0005】
【作用】以上のように構成された本発明に係る工具刃先
位置計測装置によれば、着脱アームを基準リングに嵌合
した状態で計測センサにより基準とする工具の刃先位置
を計測し、工具刃先当接面の第1位置を求め、次に着脱
アームを旋回アームに勘合した状態で計測センサにより
前記の工具の刃先位置を計測することにより工具刃先当
接面の第2位置を求め、旋回アーム上での計測センサの
位置補正が行える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1には、本発明に係
る工具刃先位置計測装置の概略構成が示されている。N
C旋盤の主軸台1に主軸2が回転可能に支持されてお
り、主軸2の先端同心にチャック3が嵌着されている。
チャック3中心穴の前端には後述する計測センサを備え
た着脱アームを嵌合可能に受け入れる基準リング4が嵌
着されており、基準リング4の中心穴は工具刃先位置を
計測するための基準穴4aを形成している。一方、主軸
台1の前端面にはL形の旋回アーム5が旋回可能に枢支
されている。旋回アーム5の先端部には嵌合穴6が形成
されており、嵌合穴6に着脱アーム7が取り付けられて
いる。着脱アーム7の先端部には計測センサ8が取り付
けられ、計測センサ8上には工具刃先当接面8a、8
b、8c、8dが形成されている。次に、本実施形態に
係る工具刃先位置計測装置における工具刃先当接面8
a、8b、8c、8dと工具刃先との、当接位置計測制
御装置について説明する。図2は後述するように、着脱
アーム7が基準リング4の基準穴4aに取り付けられた
状態が示されている。この状態で、基準とする工具9の
刃先9aを計測センサ8の工具刃先当接面8a、8bに
当接すべく、前記工具9が取り付けられた刃物台10を
X軸方向およびZ軸方向に位置決めするサーボモータ1
1および12と、サーボモータ11および12を制御し
駆動するサーボプロセッサ13およびアンプ14が設け
られている。そして、装置は、前記工具9の刃先9aが
計測センサ8上の工具刃先当接面8a、8bに接触した
計測信号と、そのときのサーボプロセッサ13からのX
軸方向およびZ軸方向の現在位置から工具刃先位置を演
算する工具刃先位置演算部15を備えている。次に、本
実施形態における工具刃先位置計測装置で計測センサ8
の位置補正を行うときの計測方法について説明する。図
3は、本実施形態における工具刃先位置計測装置で計測
センサ8の位置補正を行うときの流れを示すフローチャ
ートである。まず、着脱アーム7を、旋回アーム5から
はずし、図2の様に基準リング4の基準穴4aに取り付
ける(S1)。次に、基準となる工具9の刃先9aを、
工具9が取り付けられた刃物台10をX軸方向およびZ
軸方向に移動することによって、計測センサ8の工具刃
先当接面8a、8bに当接させる(S2)。そして、刃
先9aが工具刃先当接面8a、8bに当接したときのX
軸方向およびZ軸方向の指令値と、既知である工具刃先
当接面位置8x’、8z’から、刃先9aのX軸方向お
よびZ軸方向の位置を演算する(S3)。本発明におい
て、基準リング4の基準穴4aは、主軸に嵌着したチャ
ック3の中心に設けられているので、ここに嵌着された
着脱アーム7の計測センサ8は旋盤の主軸回転基準位置
に設けられていると考えることができる。従って、この
状態で計測された工具刃先当接面8a,8bの第1位置
は旋盤の回転基準位置からの工具刃先当接面8a,8b
の位置誤差を示すこととなる。従って、前記S3で測定
された第1位置は、計測センサ8の工具刃先当接面8
a,8bの固有の位置誤差を示すこととなる。次に、着
脱アーム7を基準リング4の基準穴4aからはずし、図
1の様に旋回アーム5の嵌合穴6にとりつける(S
4)。そして、前記の工具9の刃先9aを、工具9が取
り付けられた刃物台10をX軸方向およびZ軸方向に移
動することによって、計測センサ8の工具刃先当接面8
a、8bに当接させる(S5)。そして、刃先9aが工
具刃先当接面8a、8bに当接したときのX軸方向およ
びZ軸方向の指令値と、既に求めた刃先9aのX軸方向
およびZ軸方向の位置から、工具刃先当接面位置8x、
8zを演算することにより計測センサ8の位置補正を終
了する(S6)。この第2計測位置は、計測センサ8が
旋回アーム5に着脱アーム7を介して取り付けられた状
態での工具刃先当接面8a,8bの誤差を伴っており、
このような誤差は、主軸台1に対する旋回アーム5の取
付誤差あるいは温度による誤差等を含む。従って、前記
第1及び第2計測位置から計測センサ8が着脱アーム7
を介して旋回アーム5に取り付けられた状態での工具刃
先当接面8a,8bの全体的な誤差を示すこととなり、
これを位置補正することによって、正しい基準位置から
の工具刃先当接面8a,8bの誤差補正を正確に行うこ
とが可能となる。なお、本実施形態の図では、着脱アー
ム7から旋回アーム5への計測信号の伝達は、伸縮可能
なケーブルにて行っているが、無線方式による方法も考
えられる。また、本発明では、着脱アーム7を基準リン
グ4の基準穴4aに取り付けるが、爪の繰り返し把握精
度が高いチャックであれば、このチャックを基準リング
として用い、着脱アーム7をチャック爪で把握する方法
も考えられる。また、本発明に係る工具刃先位置計測装
置において、着脱アーム7を基準リング4の基準穴4a
に取り付けた状態で、刃物台10に取り付けられた全て
の工具の刃先位置補正を行うことが可能であることは言
うまでもない。
【0007】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
主軸軸心に対する計測センサの位置補正を加工物を試験
切削することなく行う機能を有する工具刃先位置計測装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の工具刃先位置計測装置の概
略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の工具刃先位置計測装置の概
略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の作用の流れを示すフローチ
ャート図である。
【図4】従来の工具刃先位置計測装置の概略構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 主軸台、3 チャック、4 基準リング、5 旋回
アーム、7 着脱アーム、8 計測センサ、9 工具、
10 刃物台。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御工作機械の刃物台に取り付けた
    工具刃先の位置を計測する計測装置において、 主軸前面に位置決めされた旋回アームと、 前記旋回アームに嵌合可能に設けられた着脱アームと、 前記着脱アーム上に設けられ、工具刃先当接面を有する
    計測センサと、 前記主軸に嵌着したチャック中心に設けられ、前記着脱
    アームを嵌合可能に受け入れ工具刃先当接面の基準穴を
    形成する基準リングと、 を含む数値制御工作機械の工具刃先位置計測装置。
  2. 【請求項2】 工具刃先当接面を有する計測センサを備
    えた着脱アームを主軸に嵌着したチャック中心に設けら
    れた基準リングの基準穴に嵌合した状態で基準となる工
    具の刃先位置を計測センサの工具刃先当接面に当接させ
    て、工具刃先当接面の第1位置を計測する第1の計測工
    程と、 前記着脱アームを主軸前面に設けられた旋回アームに嵌
    合した状態で、前記基準となる工具の刃先位置を計測セ
    ンサの工具刃先当接面に当接させて工具刃先当接面の第
    2位置を計測する第2計測工程と、 前記第1及び第2計測位置から旋回アーム上における計
    測センサの工具刃先当接面位置を補正する補正工程と、 を含む数値制御工作機械の工具刃先位置計測方法。
JP25891697A 1997-09-24 1997-09-24 数値制御工作機械の工具刃先位置計測装置及び方法 Pending JPH1190788A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094061A1 (fr) * 2000-06-02 2001-12-13 Citizen Watch Co., Ltd. Procede et dispositif permettant de positionner un outil de coupe et dispositif electrique de positionnement d'outil
JP2012125901A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Ojima Shisaku Kenkyusho:Kk 工具セッター及び工具の刃先位置合わせ方法
US20130104707A1 (en) * 2009-11-02 2013-05-02 Murata Machinery, Ltd. Machine tool
JP2021084145A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 株式会社ツガミ 工具位置検出装置及び工作機械

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