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JPH1189070A - ケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法 - Google Patents

ケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法

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Publication number
JPH1189070A
JPH1189070A JP9254107A JP25410797A JPH1189070A JP H1189070 A JPH1189070 A JP H1189070A JP 9254107 A JP9254107 A JP 9254107A JP 25410797 A JP25410797 A JP 25410797A JP H1189070 A JPH1189070 A JP H1189070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
cable sheath
power cable
sheath
cylindrical member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9254107A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiji Yamamoto
利治 山本
Naomi Ikegami
直美 池上
Takaharu Koyama
隆治 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP9254107A priority Critical patent/JPH1189070A/ja
Publication of JPH1189070A publication Critical patent/JPH1189070A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力ケーブル端末部におけるケーブルシース
の移動を防止させ、電力ケーブル端末部において良好な
防水性の維持と絶縁性能の劣化を防止することができる
ように電力ケーブル端末のケーブルシースのずれ防止の
ための突起形成方法を提供する。 【解決手段】 電力ケーブルの端末部分を固定するケー
ブルブラケット14を取り付ける位置のケーブルシース
11の表面を予め布ヤスリなどで荒らしておき、そこに
一端にフランジを有する半円筒状の二つ割りの円筒部材
15を被せてセットして粘着性ポリエチレンテープ13
を巻き付けて固定し、上記円筒部材と電力ケーブルのケ
ーブルシースとの間に常温硬化性のエポキシ系コンパウ
ンド12を充填し、この後、上記円筒部材のフランジと
反対側の開口部を絶縁テープ2を巻き付けて突起を形成
したケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブル用
端末のケーブルシース(外装)のずれ防止のための突起
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている代表的な電力ケーブ
ルの端末部の構成を、一部分を断面図として示した図5
を参照して説明する。即ち、初めに所定寸法で電力ケー
ブル20のケーブルシース11を剥ぎ取り介在物を除去
する。次に、電力ケーブル20の所定位置を図示しない
壁などにボルトにより固定されたケーブルブラケット1
4により挟持して固定し、ケーブルシース11内に水が
侵入しないように三叉分岐管5を挿入する。この三叉分
岐管5の挿入後、電力ケーブル20の端末部を段剥ぎ
し、ケーブル銅テープ10,ケーブル外部半導電層9,
ケーブル絶縁体8およびケーブル導体7をそれぞれ所定
寸法に露出させる。そして、ケーブル導体7を端子1に
接続する。続いて、ケーブル絶縁体8上に電界緩和のた
めに山形状に形成されたストレスコーン3を被せ、ケー
ブル銅テープ10からストレスコーン3の頂点に亘り遮
蔽銅テープ4を巻き付け、その後、防水のため端子1か
らケーブル絶縁体8の間,ケーブル外部半導電層9から
三叉分岐管5および三叉分岐管5からケーブルシース1
1に亘り絶縁テープ2を巻き付ける。即ち、ケーブルシ
ース11の移動を防止するためケーブルブラケット14
際のケーブルシース11上に絶縁テープ2を巻き付けて
電力ケーブル20よりも太い突起を形成し、電力ケーブ
ル端末部は形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
形成された電力ケーブル端末部は、布設環境,負荷条件
などにより製造時におけるケーブルシース11の内部応
力が解放され、ケーブルシース11が長手方向(図5で
は上下方向)に移動してしまう場合がある。その影響が
電力ケーブル端末部のケーブルシース11の端部に生じ
てしまい、ケーブルブラケット14のところに絶縁テー
プ2を巻き付けて突起を形成しもどうしてもケーブルシ
ース11の移動が生じてしまう。
【0004】このように電力ケーブル端末部でケーブル
シースの移動が発生すると、図5における絶縁テープ2
または遮蔽銅テープ4に巻きずれや亀裂が発生し、これ
が防水性能の低下やテープの亀裂となって絶縁破壊に至
る不具合がある。
【0005】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、電力ケーブル端末部におけるケーブルシースの
移動を防止させ、電力ケーブル端末部において良好な防
水性の維持と絶縁性能の劣化を防止することができるよ
うに改良した電力ケーブル端末のケーブルシースのずれ
防止のための突起形成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力ケーブ
ルの端末部分を固定するケーブルブラケットを取り付け
る位置のケーブルシース表面を予め布ヤスリなどで荒ら
しておき、そこに一端にフランジを有する半円筒状の二
つ割りの円筒部材を被せてセットして粘着性ポリエチレ
ンテープを巻き付けて固定し、上記円筒部材と電力ケー
ブルのケーブルシースとの間に常温硬化性のエポキシ系
コンパウンドを充填し、この後、上記円筒部材のフラン
ジと反対側の開口部を絶縁テープを巻き付けて突起を形
成したケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法
である。また、また、電力ケーブルの端末部分を固定す
るケーブルブラケット付近のケーブルシース表面を予め
布ヤスリなどで荒らしておき、その部分に常温硬化性の
エポキシ系コンパウンドを盛り付けながらガラステープ
を巻き付け、さらにエポキシ系コンパウンドを肉盛りし
たところを粘着性ポリエチレンテープを巻き付けて突起
を形成したケーブルシースのずれ防止のための突起形成
方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。図1(A),(B),(C)
は、一実施例の電力ケーブル端末におけるケーブルシー
スのずれ防止のための突起形成方法に適用する円筒部材
の構成を示す断面図,側面図および正面図である。即
ち、金属製の円筒部材15は、一端の内側に電力ケーブ
ルのケーブルシースの外径を内径とするフランジ部15
a´,15b´をそれぞれ形成した半円筒状の二つ割り
部材15a,15bを組み合わせて円筒状に形成する。
【0008】次に、図2(A),(B),(C)に基づ
いて図1に示す円筒部材を適用して電力ケーブル端末に
おけるケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法
を説明する。一部分を断面図として示した電力ケーブル
端末部の側面図である図3において、電力ケーブル20
の端末部は、段剥してケーブル導体7,ケーブル絶縁体
8,ケーブル外部半導電層9,ケーブル銅テープ10お
よびケーブルシース11がそれぞれ所定の長さ露出され
る。そして、ケーブルシース11の固定位置の表面を予
め布ヤスリなどで荒らしておく。そして、壁21などに
固定したブラケット本体14aとケーブルブラケット押
え金具14bから構成されケーブルブラケット14に挟
持させて固定する。
【0009】図2(A),(B),(C),は、ケーブ
ルブラケット部分の構成を示す拡大断面図、正面図、右
側面図である。即ち、ケーブルブラケット14は壁21
などにブラケット本体14aのボルト穴16にボルト1
7´をねじ込んで固定されている。ブラケット本体14
aの上部に設けられた半円筒部分からなる電力ケーブル
を載置する部分に電力ケーブル20のケーブルシース1
1を載せ、半円筒状のケーブルブラケット押え金具14
bを被せてボルト17をねじ込んで挟持して固定され
る。
【0010】次に、上記ケーブルブラケット14および
円筒部材15を適用したケーブルシースのずれ防止のた
めの突起形成方法を説明する。まず電力ケーブル20の
ケーブルブラケット14による固定位置のケーブルシー
ス11の表面は布ヤスリなどで荒らせておく。ここに上
記二つ割りの半円筒部材15a,15bを両側から被せ
て円筒部材15とする。この円筒部材15のフランジ部
15a´,15b´側のケーブルシース11上に粘着性
ポリエチレンテープ13を巻き付けて固定する。そし
て、この円筒部材15とケーブルシース11との間にフ
ランジ部15a´,15b´の反対側の開口部から常温
硬化性のエポキシ系コンパウンド12を充填させる。こ
のエポキシ系コンパウンド12を充填後、円筒部材15
の開口部側を絶縁テープ2を巻き付けて突起を形成して
塞ぐ。
【0011】従って、円筒部材15がエポキシ系コンパ
ウンドによりケーブルシース11にしっかりと接着固定
され、しかもケーブルブラケット14付近に絶縁テープ
2を巻き付けた突起が形成されているので、ケーブルシ
ースの応力開放による電力ケーブル端末部のケーブルシ
ース11は移動されず、簡単な作業でケーブルシースの
移動が確実に防止することが可能となる。
【0012】次に、他の実施例を図4(A),(B),
(C)に基づいて説明する。上記の実施例では二つ割り
の円筒部材を用いたものであるが、この実施例ではガラ
ステープと常温硬化性エポキシ系コンパウンドで突起を
形成するものである。図4(A),(B),(C)にお
いて、ケーブルブラケット14の構成は図3(A),
(B),(C)のものと同一構成である。また、電力ケ
ーブル20のケーブルシース11の固定する位置の外表
面を布ヤスリなどを使用して予め荒らしておくことも同
様である。
【0013】次に、ケーブルブラケット14のブラケッ
ト本体14aに電力ケーブル20のケーブルシース11
の外周に粘着性ポリエチレンテープからなる介在テープ
13を巻き付けて載せる。そして、ケーブルブラケット
押え金具14bを被せてボルト17をねじ込んで固定す
るように構成されている。次に、ケーブルブラケット1
4付近の布ヤスリで荒らされた部分のケーブルシース1
1上に、常温硬化性のエポキシ系コンパウンドを盛り付
けながらガラステープ12を巻き付けて突起を形成し、
ケーブルシース11上に接着させる。さらにその上に粘
着性ポリエチレンテープ13を巻き付けることにより強
固にケーブルシース11の移動を防止させることができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のケーブ
ルシースのずれ防止のための突起形成方法によれば、電
力ケーブルの希望する位置のケーブルシース上に容易に
突起を形成してケーブルシースのずれを防止することが
でき、しかも防水性の維持および電気性能低下の防止を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B),(C)は、一実施例の電力ケ
ーブル端末におけるケーブルシースのずれ防止のための
突起形成方法を適用する円筒部材の構成を示す断面図,
側面図および正面図、
【図2】(A),(B),(C),は、固定ブラケット
部の構成を示す拡大断面図、正面図、右側面図、
【図3】一実施例の電力ケーブル端末におけるケーブル
シースのずれ防止のための突起形成方法を適用した電力
ケーブル端末部の構成を示す説明図、
【図4】(A),(B),(C)は、他の実施例の固定
ブラケット部の構成を示す拡大断面図、正面図、右側面
図、
【図5】従来の電力ケーブルの端末部の構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 端子 2 絶縁テープ 3 ストレスコーン 4 遮蔽テープ 5 三叉分岐管 6 接地線 7 ケーブル導体 8 ケーブル絶縁体 9 ケーブル外部半導電層 10 ケーブル銅テープ 11 ケーブルシース 12 常温硬化性エポキシ系コンパウンド 13 介在テープ 14 ケーブルブラケット 14a ケーブルブラケット本体 14b ケーブルブラケット押え金具 15 円筒部材 16 ボルト穴 17,17´ ボルト 18 ガラステープ 20 電力ケーブル 21 壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの端末部分を固定するケー
    ブルブラケットを取り付ける位置のケーブルシース表面
    を予め布ヤスリなどで荒らしておき、そこに一端にフラ
    ンジを有する半円筒状の二つ割りの円筒部材を被せてセ
    ットして粘着性ポリエチレンテープを巻き付けて固定
    し、上記円筒部材と電力ケーブルのケーブルシースとの
    間に常温硬化性のエポキシ系コンパウンドを充填し、こ
    の後、上記円筒部材のフランジと反対側の開口部を絶縁
    テープを巻き付けて突起を形成したケーブルシースのず
    れ防止のための突起形成方法。
  2. 【請求項2】 電力ケーブルの端末部分を固定するケー
    ブルブラケット付近のケーブルシース表面を予め布ヤス
    リなどで荒らしておき、その部分に常温硬化性のエポキ
    シ系コンパウンドを盛り付けながらガラステープを巻き
    付け、さらにエポキシ系コンパウンドを肉盛りしたとこ
    ろを粘着性ポリエチレンテープを巻き付けて突起を形成
    したケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法。
JP9254107A 1997-09-04 1997-09-04 ケーブルシースのずれ防止のための突起形成方法 Pending JPH1189070A (ja)

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JP (1) JPH1189070A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237001A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Furukawa Electric Co Ltd:The ケーブル接続構造体
JP2019176709A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 住電機器システム株式会社 電力ケーブルの接続部、及び電力ケーブルの接続部の形成方法

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JP2008237001A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Furukawa Electric Co Ltd:The ケーブル接続構造体
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